JP2929615B2 - スポーツシューズ - Google Patents

スポーツシューズ

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JP2929615B2
JP2929615B2 JP1221959A JP22195989A JP2929615B2 JP 2929615 B2 JP2929615 B2 JP 2929615B2 JP 1221959 A JP1221959 A JP 1221959A JP 22195989 A JP22195989 A JP 22195989A JP 2929615 B2 JP2929615 B2 JP 2929615B2
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shoe
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stabilizer
sole
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忠利 山田
光彦 森本
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スポーツシューズに関する。
〔従来の技術〕
従来、テニス,バトミントン,バスケットボール用等
のスポーツシューズとしては、靴底がゴムによって形成
された靴が使用されている。このスポーツシューズとし
ては、走行、中速走行、ダッシュ、横への走行等のフッ
トワーク時に靴底が着地したときに生じる靴の横方向へ
の揺れを防止し、種々のスポーツプレーを安定に行なえ
るものであることが望ましい。即ち、スポーツシューズ
を履いてフットワークを行なった場合、靴底の着地時に
靴が縦方向(前後方向)に比べて横方向(左右方向)に
大きく揺れ、このように靴が横方向に揺れると安定なフ
ットワークが阻害される。また、このようなスポーツシ
ューズは、捻挫等の足の傷害を有効に防止し得るもので
あることが好ましい。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来のスポーツシューズは、靴底の着地時に
生じる靴の横方向への揺れを防止する機能が十分ではな
く、このためプレーヤーが思いどおりのプレーを行なえ
ないことがあった。また、従来のスポーツシューズは、
捻挫等の足の傷害に対する十分な配慮がなされていない
ものであった。
本発明は、上記事情に鑑みなされなもので、靴底の着
地時における靴の横方向への揺れを有効に防止、抑制
し、種々のフットワークを安定に行なわせることが可能
であると共に、足の傷害、特に捻挫を良好に防止するこ
とができるスポーツシューズを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明者は、スポーツプレーの種々のフットワーク時
における靴底の接地部分を調べ、上記目的の達成に有効
な靴底の構造を検討した結果、下側部が外方に突出した
フレア状のゴム製スタビライザーを靴底のかかと部外側
縁及び中足部外側縁にそれぞれ設けること、この際かか
と部外側縁のスタビライザーは外方並びに下方にそれぞ
れ1〜3mm突出する下側部並びに下面外縁部を形成する
ようにし、中足部外側縁のスタビライザーは外方に1〜
3mm突出する下側部を設けるようにすると共に、これら
スタビライザーの硬度を50〜70度(JIS−A硬度)と
し、しかも上記スタビライザーにその配置位置の下面外
縁部に直交するように延びる複数の溝を形成した場合、
これらスタビライザーにより靴の横方向への揺れが軽
減、防止されると共に、足の過回外(足の裏が内側を向
く状態を回外といい、足首が外側に折れて足の裏が極度
に内側の向く状態を過回外いう。この過回外が捻挫等の
足の傷害の原因となる。)が抑制されて足の傷害、特に
捻挫が良好に防止され、しかもこのスタビライザーによ
って走行時における蹴りだし力、推進力が低下しないこ
とを見い出した。即ち、本発明者は、靴底の着地時には
かかと部外側縁及び中足部外側縁に大きな力が加わり、
これによって靴の横方向への揺れや過回外が生じるもの
であるが、これら両箇所に上記構成のスタビライザーを
設けることにより、これらスタビライザーによってフッ
トワーク時に靴底のかかと部及び中足部の両側縁に加わ
る力が支えられ、上述した作用効果が生じることを知見
し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は、靴底のかかと部外側縁及び中足部
外側縁に、それぞれ下面が接地するゴム製のスタビライ
ザーを設けたスポーツシューズにおいて、上記中足部外
側縁に設けたスタビライザーは、外方に1〜3mm突出す
る下側部を形成し、またかかと部外側縁に設けたスタビ
ライザーは、外方に並びに下方にそれぞれ突出する下側
部並びに下側外縁部を形成すると共に、これらスタビラ
イザーは50〜70度のJIS−A硬度を有する一方、これら
スタビライザーにその配置位置の下面外縁部に直交する
ように延びる複数の溝を設けることを特徴とするスポー
ツシューズを提供する。
この場合、第1図に示すように、スタビライザーAの
下側部Bの外方への突出長さkは1〜3mmとする。な
お、図中Cは靴底である。
また、特にかかと部外側縁のスタビライザーは、第2
図に示すように下面外縁部Dを下方に突出させるもの
で、これにより靴底の着地時にこのかかと部外側縁のス
タビライザーAを他の部分より早く接地させることがで
き、靴底着地時における靴の横方向への揺れ及び過回外
の発生をより効果的に防止することができる。この場
合、スタビライザーAの下面外縁部Dの下方への突出長
さlは1〜3mmとする。
更に、スタビライザー1を形成するゴムの種類に限定
はないが、天然ゴム、合成ゴム等を用いることができ
る。また、硬度はJIS−Aで50〜70度とする。
なお、従来より接地面を大きくするという観点で靴底
の下側縁部を外方にフレア状に広げたジョギングシュー
ズ等は知られている。しかし、この靴は本発明のように
スタビライザーによって靴の横方向への安定性を得た
り、過回外等の傷害を防止したりすることを目的とする
ものではなく、従ってフレアは単に靴底の全周縁に設け
られているにすぎず、この点で靴底の特定箇所にスタビ
ライザーを設けた本発明の靴とは構成が異なる。また、
このようにしてフレアが単に靴底の全周縁に設けられて
いるため、着地時等にフレアに大きい重量が加わるとフ
レアが簡単に変形し、支持力が失われて靴の横方向への
揺動や過回外が抑制できなくなるもので、この点で本発
明のスポーツシューズとは作用効果が相違するものであ
る。
次に実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本
発明は下記実施例に限定されるものではない。
〔実施例〕
第3,4図は本発明の一実施例に係るスポーツシューズ
を示す。
図中1はゴム製ソール2にスポンジ等の充填材2を充
填した靴底、4は甲であり、このスポーツシューズは靴
底1のソール2のかかと部外側縁及び中足部外側縁にそ
れぞれJIS−A硬度が60度のゴムからなるスタビライザ
ー5及び6を設けたものである。この場合、かかと部外
側縁のスタビライザー5は、その下側部が1〜3mm外方
に突出していると共に、下面外縁部が下方に1〜3mm突
出しているものである(第2図参照)。また、中足部外
側縁のスタビライザー6は、その下側部のみが外方に1
〜3mm突出しているものである(第1図参照)。なお、
図中7はスタビライザー5,6に柔軟性を付与するために
形成された溝である。
また、本実施例においては、靴底1上面におけるつま
先部1aとかかと部1bとの高低差mが11〜16mmに形成され
ている。
本実施例のスポーツシューズは、靴底1のかかと部外
側縁及び中足部外側縁にそれぞれ下側部が外方に突出し
たスタビライザー5,6を設けたことにより、靴底1の着
地時における靴の横方向への揺れや過回外の発生が防止
される。この場合、かかと部外側縁のスタビライザー5
の下面外縁部を下方に突出させたことにより、上記効果
が確実に発揮される。即ち、フットワークにおける靴底
の着地時には通常の靴底のかかと部外側縁が最初に接地
するものであるが、この箇所のスタビライザー5の下面
外縁部を突出させてこの突出部分を少しでも早く接地さ
せることにより、横方向への揺動や過回外がいっそう確
実に防止されるものである。
また、本実施例においては、靴底上面におけるつま先
部とかかと部との高低差(以下ヒール高低差という)を
11〜16mmとしたので、地面や床面に対する蹴り出し力が
増大し、特に走行、走行の推進期における推進力が向上
するもので、これによりあらゆるフットワークを高速で
確実に行なうことができる。即ち、従来のスポーツシュ
ーズはヒール高低差を経験的に9mm程度でとしており、
このため種々のフットワークにおいて十分な蹴り出し力
及びダッシュタイムを得られないものであったのに対
し、本実施例においてはヒール高低差を11〜16mmとする
ことにより、あらゆるフットワーク時に最適な蹴り出し
力を得ることができると共に、一定の距離をより高速で
ダッシュでき、種々のプレーを的確に高速で行なうこと
ができるものである。この場合、最適なヒール高低差は
約13mmである。
なお、上記実施例ではスタビライザーをかかと部外側
縁及び中足部外側縁の2箇所に設けたが、目的に応じ他
の場所にも設けることができる。また、その他の構成に
ついても本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して
差支えない。
次いで、上記スポーツシューズを用いた実験例を示
す。
〔実験例〕
上記実施例のスポーツシューズ及びスタビライザーを
設けない以外は同一構成のスポーツシューズ(比較例)
をそれぞれ作製し、横方向への揺動性指数及び蹴り出し
力指数をそれぞれ下記方法で測定した。この場合、種々
のヒール高低差を有するシューズを作製した。結果を第
5図に示す。なお、横方向への揺動性指数及び蹴り出し
力指数は下記方法で求めた。
横方向への揺動性指数 床反力計で約10km/hの中速方向時に靴底のかかと部が
着地したときの力を測定し、ヒール高低差9mmの比較例
のシューズの場合を100として算出した。
蹴り出し力指数 床反力計で約10km/hの中速走行時における靴底のつま
先部の蹴り出し力を測定し、ヒール高低差9mmの比較例
のシューズの場合を100として算出した。
従って、上記2つの指数は同時に測定されるものでは
ないが、互に密接な関係にある。
第5図において実線はヒール高低差と蹴り出し力指数
との関係、破線はヒール高低差と揺動性指数との関係を
示すが、この図からヒール高低差が増すにつれて蹴り出
し力と共に揺動性も増大することが分る。しかし、同じ
ヒール高低差(13mm)でもスタビライザーを設けた場合
には、蹴り出し力を確保したまま揺動性を約20%減少さ
せ、ヒール高低差が9mmの比較例のシューズよりも揺動
性を小さくすることが認められる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のスポーツシューズは、
靴底のかかと部と部外側縁及び中足部外側縁に下側部が
外方に突出した上記特定のスタビライザーを設けたこと
により、これらスタビライザーによってフットワーク時
に靴底のかかと部外側縁及び中足部外側縁に加わる力が
支えられ、従って靴底の着地時における靴の横方向への
揺動が防止、抑制され、種々のフットワークを安定に行
なうことができると共に、足の過回外が良好に防止、抑
制され、捻挫等の足の傷害が生じ難いものである。この
場合、本発明のスポーツシューズは、走行速度が高くな
るにつれて増大する横方向への揺動を効果的に抑制し得
るものであるため、特にテニス,バトミントン,バスケ
ットボール等の中高速での移動を要求されるスポーツに
有効に使用されると共に、過回外の防止という点であら
ゆる種類のスポーツシューズに利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はスタビライザーの一例を示す断面図、第2図は
スタビライザーの他の例を示す断面図、第3図は本発明
の一実施例を示す底面図、第4図は同例の断面図、第5
図は実施例及び比較例のスポーツシューズの揺動性指数
及び蹴り出し力指数を示すグラフである。 1……靴底、5,6,A……スタビライザー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】靴底のかかと部外側縁及び中足部外側縁
    に、それぞれ下面が接地するゴム製のスタビライザーを
    設けたスポーツシューズにおいて、上記中足部外側縁に
    設けたスタビライザーは、外方に1〜3mm突出する下側
    部を形成し、またかかと部外側縁に設けたスタビライザ
    ーは、外方並びに下方にそれぞれ突出する下側部並びに
    下面外縁部を形成すると共に、これらスタビライザーは
    50〜70度のJIS−A硬度を有する一方、これらスタビラ
    イザーにその配置位置の下面外縁部に直交するように延
    びる複数の溝を設けることを特徴とするスポーツシュー
    ズ。
  2. 【請求項2】靴底上面におけるつま先部とかかと部との
    高低差を11〜16mmとした請求項1記載のスポーツシュー
    ズ。
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