JP2928469B2 - 携帯用マッサージ機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、一対の揉み玉が出没動
作と相対旋回動作を行い、使用者に擦りマッサージと揉
みマッサージと指圧マッサージを適宜に行い得るように
する携帯用マッサージ機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】この種従来の携帯用マッサージ機として
は、例えば図１１に示すようなものがあり、該携帯用マ
ッサージ機は、本体ケース１内に一対の平行な回転駆動
軸１２を設け、各駆動軸１２に所定傾斜角度で一対の揉
み玉２を装着し、各揉み玉がそれぞれ相対旋回動作をす
るよう構成して、モータ駆動により一対の回転駆動軸１
２を回転させ、これに連動する両揉み玉２間に使用者の
肩や腰などの任意の局所を挟み、擦って揉むようにした
ものがあり、一般家庭において広く利用されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記した従
来のマッサージ機は、モータ駆動により一対の回転駆動
軸１２を回転させ、これに連動する両揉み玉２間に使用
者の肩や腰などの任意の局所を挟み、一定圧で擦って揉
むように構成しているため、使用者に適当なマッサージ
効果を付与できるものではあるが、一定圧で擦って揉む
ため、単調な擦り揉みマッサージとなり易く、使用者に
充分なマッサージ効果が得られないという問題が有っ
た。

【０００４】そこで近年では、多種の変化有るマッサー
ジが行えるマッサージ機が要望されているが、複雑な動
作をするマッサージ機は、一般的に大型になり易く、通
常の家庭に常備するためには設置場所に問題が有るた
め、可及的に小型で携帯便利な高性能マッサージ機の開
発が望まれている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題及び要望に鑑みてなされたもので有り、一対の回
転駆動軸上に相対回転する揉み玉を備え、揉み玉を回転
させながら回転駆動軸心方向に摺動させる動作を付加す
ることにより、強弱のある擦り機能を付与し、使用者に
擦りマッサージと揉みマッサージに加え、指圧マッサー
ジを適宜に行い得るようにする携帯用マッサージ機を提
供することを目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の携帯用マッサー
ジ機は、一対の回転駆動軸を相対旋回運動させる駆動機
構と、各回転駆動軸と同調回転する従動軸を該軸心方向
に移動させる摺動機構とを設け、各従動軸の上部に装着
される一対の揉み玉が出没且つ相対旋回するよう構成す
ることを特徴とするものである。

【０００７】また本発明の携帯用マッサージ機は、一対
の回転駆動軸を相対旋回運動させる駆動機構と、各回転
駆動軸と同調回転する従動軸を該軸心方向に移動させる
摺動機構とを設け、各従動軸の上部に一対の揉み玉を各
々所定傾斜角度に装着し、各揉み玉が同調出没すると共
に相対旋回するよう構成することを特徴とするものであ
る。

【０００８】更に本発明の携帯用マッサージ機は、一対
の回転駆動軸を相対旋回運動させる駆動機構と、各回転
駆動軸と同調回転する一対の従動軸を筒状の従動軸に形
成し、各従動軸の内径空間部に棒状の小柱部材を内装す
ると共に各小柱部材を各回転駆動軸の上部に連結し、前
記各回転駆動軸の同心円状の外周囲に内底に凹凸曲面を
設けた環状の案内レールの一対を配置固定し、前記各従
動軸の下部にフランジを径方向外側に張出すよう設ける
と共に各フランジに前記案内レールの凹凸曲面に沿って
走行する転子の少なくとも１以上を配設してなる摺動機
構と、各従動軸の上部に各々所定傾斜角度で装着される
一対の揉み玉とで構成し、各揉み玉が同調出没すると共
に相対旋回することを特徴とする携帯用マッサージ機。

【０００９】更にまた本発明の携帯用マッサージ機は、
一対の回転駆動軸を相対旋回運動させる駆動機構を設
け、各回転駆動軸と平行に従動軸を配設し、前記各回転
駆動軸の上部に誘導縁を設けると共に該下部に歯車を設
け、前記各従動軸の上部に前記回転駆動軸の誘導縁に係
合する溝を設けた円盤を所定角度に傾斜して設けると共
に該下部に前記回転駆動軸の歯車に噛合する歯車を設
け、各従動軸の上部に一対の揉み玉を各々所定傾斜角度
に装着し、各揉み玉が同調出没すると共に相対旋回する
よう構成することを特徴とする携帯用マッサージ機。

【００１０】更に本発明の携帯用マッサージ機は、各従
動軸の上部に装着される揉み玉の下部に少なくとも２以
上の結合穴を径方向に並べて設け、各従動軸に対する揉
み玉の取付け位置を可変できるようにし、一対の揉み玉
間の幅調整可能に構成することを特徴とするものでもあ
る。

【００１１】

【作用】本発明の携帯用マッサージ機は、上記のように
構成することで、以下のような作用をもたらすものであ
る。

【００１２】すなわち、本発明の携帯用マッサージ機
は、一対の回転駆動軸を相対旋回運動させる駆動機構
と、各回転駆動軸と同調回転する従動軸を該軸心方向に
移動させる摺動機構とを設け、各従動軸の上部に一対の
揉み玉を装着しているため、一対の回転駆動軸が回転す
ると、両揉み玉は相対旋回動作をして両揉み玉間で揉み
動作を行うと同時に従動軸は軸心方向に出没動作し、こ
れに伴って従動軸端の両揉み玉は使用者の身体の局所を
挟み、擦りながら揉みマッサージを行い、更に指圧マッ
サージを行うことになり、この場合、揉み玉が回転駆動
軸心方向上方へ摺動するに伴い身体の局所に対する漸次
圧迫力を強めながら擦り、回転駆動軸心方向下方への摺
動に伴い漸次圧迫力を弱めながら擦ることになり、強弱
のある揉み作用と指圧作用を得ることができる。

【００１３】また、本発明の携帯用マッサージ機は、各
従動軸の上部に装着される揉み玉の下部に複数の結合穴
を径方向に並べて設けて、各従動軸に対する揉み玉の取
付け位置を可変できるようにしているため、使用者が一
対の揉み玉間の揉み幅を任意に調整することができ、適
度な揉み幅による揉みマッサージや指圧マッサージを行
うことができる。

【００１４】

【実施例１】以下、本発明の携帯用マッサージ機を図面
に示す一実施例に基づきこれを詳細に説明する。

【００１５】図１乃至図４は本発明の携帯用マッサージ
機の一実施例を示すものであり、該携帯用マッサージ機
は、本体ケース１と、該ケース１内に、所定傾斜角度に
装着される一対の揉み玉４・４を相対旋回運動させる駆
動機構２と、該揉み玉を軸心方向の上下に移動させる摺
動機構３とを設け、且つ該ケース１の上面一部には、両
揉み玉突出部を覆い得る被覆カバー５を設けて、各揉み
玉が４・４が一定速度で且つ安全に同調出没すると共に
相対旋回するように構成している。

【００１６】前記本体ケース１は、図１に示したように
上面に開口部１２を有する合成樹脂製の上蓋１１と同樹
脂性の下ケース１３とを突き合わせてねじ等で一体的に
結合したものであり、その左右両側には、把持用の取手
１４・１４が張出状に一体的固着形成している。

【００１７】前記駆動機構２は、前記本体ケース１の内
底上、すなわち下ケース１３上に配備されるものであ
り、該駆動機構２は、モータ２１とこれに連結装備した
減速ギヤケース２２とをそれぞれ防振ゴム２３を介して
支持して構成している。

【００１８】また、前記減速ギヤケース２２の内部に
は、前記モータ２１によって駆動されるウォーム軸２４
と、該ウォーム軸２４に噛合する左右一対のウォーム歯
車２５・２５を内蔵すると共に、各ウォーム歯車２５・
２５の中心から前記開口部５に向けて、回転駆動軸２６
の一対がベアリング２７で支持されて夫々互いに平行す
るよう立設させており、モータ２１の駆動により、ウオ
ーム軸２４及びウォーム歯車２５を介して左右一対の回
転駆動軸２６・２６が同調して互いに相反方向に回転駆
動するようにしているのである。

【００１９】尚、モータ２１としては、正逆回転式のも
のが使用され、図１及び図３に示すように本体ケース１
の上面の開口部１２より手前側に設けた電源スイッチ１
５によってオン・オフでき、正逆回転スイッチ１６によ
って回転方向を任意に変えることができる。

【００２０】また、減速ギヤケース２２の内部には、グ
リース等の油剤が充填されており、ウオーム軸２４とウ
ォーム歯車２５間の噛合を可及的にスムースにすると共
に、両者間の噛合音や回転音を防止できるようにしてい
る。

【００２１】前記摺動機構３は、前記駆動機構２の各回
転駆動軸２６・２６と同調回転して前記揉み玉４・４を
軸心方向の上下に移動させるためのものであり、該摺動
機構３は、前記各回転駆動軸２６・２６と同調回転する
一対の従動軸３１・３１と、各従動軸３１・３１に連係
される棒状の各小柱部材３２・３２と、前記各回転駆動
軸２６・２６の同心円状の外周囲に配置固定され、内底
に凹凸曲面３３ａを設けた環状の案内レール３３の一対
と、前記各従動軸３１・３１の下部に設けられ、前記案
内レール３３に沿って走行する転子３５を備えたフラン
ジ３４とで構成したものである。

【００２２】前記従動軸３１は、前記各回転駆動軸２６
の上部に配備され、揉み玉２を回転駆動軸心に対し所定
角度で傾斜させて支持し、該揉み玉２を可回転可能且つ
上下に移動可能にするためのものであり、該従動軸３１
は、内径に空間部３１ａを有する筒状に形成されてお
り、該内径空間部３１ａに棒状の小柱部材３２が嵌入す
るようにしている。

【００２３】また、各従動軸３１と各小柱部材３２と
は、図５に示すように各小柱部材３２を、該周面に数個
のキー状の突起３２ａを穿設した棒軸状に形成し、各従
動軸３１の内径空間部３１ａには前記キー状の突起３２
ａに係合する嵌合溝３１ｂが形成されており、従動軸３
１と小柱部材３２の両者間を係合可能且つ摺動可能にし
ているのである。

【００２４】前記各案内レール３３は、前述したように
前記各回転駆動軸２６・２６の同心円状の外周囲に配置
固定されており、該案内レール３３は、例えば図６の展
開状態で示すように、内底を山と谷とが円周方向に交互
に現われる断面波形状等の凹凸曲面３３ａを有する環状
に形成されたものである。

【００２５】前記フランジ３４は、前記各従動軸３１・
３１の下部にこの径方向外側に張出すよう一体的に設け
られており、該フランジ３４の端部には、前記案内レー
ル３３の凹凸曲面３３ａに沿って走行する転子３５の少
なくとも１以上（図面では転子３５を２個を設けた例を
示した）を配設している。

【００２６】前記各揉み玉が４・４は、前記各従動軸３
１・３１の軸心に対し所定傾斜角度に装着されたもので
あり、該傾斜角度の設定により、左右の各揉み玉４・４
が相対旋回動作して、図２に示すような両先端が最も接
近させる回転位相にあるときは、両者間は先狭まり状態
となり、最も離間させる回転位相にあるときは、先広が
り状態となるように取付けられている。

【００２７】更に前記揉み玉４は、図７乃至図９に示し
たように、その下部に少なくとも２以上の結合穴４１を
径方向に並べて設けることにより、前記各従動軸３１・
３１に対する揉み玉４・４の取付け位置を可変できるよ
うにすることができ、例えば図示したように二個の結合
穴４１ａ・４１ｂを設け、このいずれかの結合穴４１ａ
または４１ｂに従動軸３１の上部を差込み結合すること
で、左右の揉み玉４・４間の揉み幅を変えて調整使用で
きるのである。

【００２８】前記被覆カバー５は、可撓性を有する有伸
縮性の布地等で構成されており、該カバー５は、前記本
体ケース１における開口部１２の両揉み玉４・４を覆う
ように張設されている。

【００２９】

【実施例１の作用】上記のように構成される本発明の携
帯用マッサージ機を使用するにあっては、本体ケース１
を床面に置き、使用者は寝ころんだ状態や座った状態
等、好みの状態で肩や腰あるいは足などの身体の局所を
被覆カバー５を介して各揉み玉４・４に当接するように
位置決めするか、若しくは、使用者或いは第三者が把持
用の取手１４・１４を握り、使用者がマッサージをした
い身体の局所に各揉み玉４・４が当接するように位置決
めし、電源スイッチ１５を入力するだけで良く、モータ
２１の起動により、左右一対の回転駆動軸２６が回転
し、同時に左右の従動軸３１が回転しながら回転駆動軸
２６の軸心方向に上下摺動すると同時に、左右の従動軸
３１・３１の上部に傾斜して取着された両揉み玉４・４
は、各駆動軸２６・２６の軸心に沿って相対的に回転
し、該局部に適度のマッサージを行うことができるので
ある。

【００３０】すなわち、使用者の局部に対し、両揉み玉
４・４間の相反方向への離脱と接近を繰り返しながら回
転すると当時に、回転駆動軸２６の軸心方向に上下摺動
するため、該局部に強弱のある適度な擦り揉みマッサー
ジと指圧マッサージを同時に行うことができるのであ
る。

【００３１】

【実施例２】次に、他の摺動機構３を採用する場合の実
施例を下記に示す。

【００３２】図１０は、他の摺動機構３を示す説明図で
あり、該摺動機構３を採用する形態用マッサージ機は、
一対の回転駆動軸２６を相対旋回運動させる駆動機構２
を設け、各回転駆動軸２６と平行に従動軸３１を配設
し、前記各回転駆動軸２６の上部に誘導縁２７を設ける
と共に該下部に歯車２８を設け、前記各従動軸３１の上
部に前記回転駆動軸２６の誘導縁２７に係合する溝３６
ａを設けた円盤３６を所定角度に傾斜して設けると共に
該下部に前記回転駆動軸２６の歯車２８に噛合する歯車
３７を設け、各従動軸３１の上部に一対の揉み玉４を各
々所定傾斜角度に装着し、各揉み玉４が同調出没すると
共に相対旋回するよう構成している。

【００３３】

【実施例２の作用】よって、該摺動機構３を採用した携
帯用マッサージ機を使用するにあっては、上記と同様
に、本体ケース１を床面に置き、使用者は寝ころんだ状
態や座った状態等、好みの状態で肩や腰あるいは足など
の身体の局所を被覆カバー５を介して各揉み玉４・４に
当接するように位置決めするか、若しくは、使用者或い
は第三者が把持用の取手１４・１４を握り、使用者がマ
ッサージをしたい身体の局所に各揉み玉４・４が当接す
るように位置決めし、電源スイッチ１５を入力するだけ
で良く、モータ２１の起動により、左右一対の回転駆動
軸２６が回転すると同時に回転駆動軸２６の歯車２８と
従動軸３１の歯車３７とが噛合して従動軸３１を回転さ
せながら、回転駆動軸２６の誘導縁２７と円盤３６の溝
３６ａが係合するため、該従動軸３１はその軸心方向に
上下摺動し、左右の従動軸３１・３１の上部に傾斜して
取着された両揉み玉４・４は、各従動軸３１・３１の軸
心に沿って相対的に回転し、該局部に適度のマッサージ
を行うことができるのである。

【００３４】すなわち、使用者の局部に対し、両揉み玉
４・４間の相反方向への離脱と接近を繰り返しながら回
転すると当時に、従動軸３１の軸心方向に上下摺動する
ため、該局部に強弱のある適度な擦り揉みマッサージと
指圧マッサージを同時に行うことができるのである。

【００３５】

【発明の効果】以上のように、本発明の携帯用マッサー
ジ機によれば、一対の回転駆動軸を相対旋回運動させる
駆動機構と、該駆動機構に連動して従動軸を該軸心方向
に移動させる摺動機構とを設け、各従動軸の上部に一対
の揉み玉を所定傾斜角度で装着しているため、単なる擦
り揉みマッサージのみを行う従来の携帯用マッサージ機
とは異なり、一対の回転駆動軸が回転すると、両揉み玉
の相対旋回動作による擦り揉みマッサージと、両揉み玉
間の出没動作による指圧マッサージが同時に行え、しか
も、身体の局所に対する漸次圧迫力を強めながらこれら
の両マッサージを行い得るものであり、強弱のある揉み
作用と指圧作用を得ることができるという利点を有する
ものである。。

【００３６】また、本発明の携帯用マッサージ機は、各
従動軸の上部に装着される揉み玉の下部に複数の結合穴
を径方向に並べて設けてあるため、各従動軸に対する揉
み玉の取付け位置を可変でき、従来のように、一定に設
定された揉み玉間の揉み幅で我慢して使用しなければな
らないという問題もなく、使用者が一対の揉み玉間の揉
み幅を任意に調整することができるため、適度な揉み幅
による揉みマッサージや指圧マッサージを無理なく行う
ことができる。

【００３７】よって本発明は、従来の要望に完璧に応え
ることができると共に、更なら充実感のあるマッサージ
を行うことができる画期的なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の携帯用マッサージ機の被覆カバーを取
り外した状態の一実施例を示す斜面図である。

【図２】本発明の携帯用マッサージ機の揉み玉が最上部
位置にある状態の一実施例を示す縦断正面図である。

【図３】本発明の携帯用マッサージ機の揉み玉が最下部
位置にある状態の一実施例を示す縦断正面図である。

【図４】本発明の携帯用マッサージ機の一実施例を示す
斜面図である。

【図５】本発明の携帯用マッサージ機における摺動機構
の一実施例を示す説明図である。

【図６】本発明の携帯用マッサージ機における摺動機構
の案内レールの一実施例を示す説明図である。

【図７】本発明の携帯用マッサージ機における揉み玉の
一実施例を示す説明図である。

【図８】本発明の携帯用マッサージ機における揉み玉と
従動軸との取付状態の一実施例を示す説明図である。

【図９】本発明の携帯用マッサージ機における揉み玉と
従動軸との取付状態の一実施例を示す説明図である。

【図１０】本発明の携帯用マッサージ機における摺動機
構の他の実施例を示す説明図である。

【図１１】従来の携帯用マッサージ機の説明図である。

【符号の説明】

１ 本体ケース ２ 駆動機構 ２６ 回転駆動軸 ２７ 誘導縁 ２８ 歯車 ３ 摺動機構 ３１ 従動軸 ３２ 小柱部材 ３３ 案内レール ３３ａ 凹凸曲面 ３４ フランジ ３５ 転子 ３６ 円盤 ３６ａ 溝 ３７ 歯車 ４ 揉み玉 ４１ 結合穴 ４１ａ 結合穴 ４１ｂ 結合穴 ５ 被覆カバー

Claims (5)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一対の回転駆動軸を相対旋回運動させる
   駆動機構と、各回転駆動軸と同調回転する従動軸を該軸
   心方向に移動させる摺動機構とを設け、各従動軸の上部
   に装着される一対の揉み玉が出没且つ相対旋回するよう
   構成することを特徴とする携帯用マッサージ機。
2. 【請求項２】 一対の回転駆動軸を相対旋回運動させる
   駆動機構と、各回転駆動軸と同調回転する従動軸を該軸
   心方向に移動させる摺動機構とを設け、各従動軸の上部
   に一対の揉み玉を各々所定傾斜角度に装着し、各揉み玉
   が同調出没すると共に相対旋回するよう構成することを
   特徴とする携帯用マッサージ機。
3. 【請求項３】 一対の回転駆動軸を相対旋回運動させる
   駆動機構と、各回転駆動軸と同調回転する一対の従動軸
   を筒状の従動軸に形成し、各従動軸の内径空間部に棒状
   の小柱部材を内装すると共に各小柱部材を各回転駆動軸
   の上部に連結し、前記各回転駆動軸の同心円状の外周囲
   に内底に凹凸曲面を設けた環状の案内レールの一対を配
   置固定し、前記各従動軸の下部にフランジを径方向外側
   に張出すよう設けると共に各フランジに前記案内レール
   の凹凸曲面に沿って走行する転子の少なくとも１以上を
   配設してなる摺動機構と、各従動軸の上部に各々所定傾
   斜角度で装着される一対の揉み玉とで構成し、各揉み玉
   が同調出没すると共に相対旋回することを特徴とする携
   帯用マッサージ機。
4. 【請求項４】 一対の回転駆動軸を相対旋回運動させる
   駆動機構を設け、各回転駆動軸と平行に従動軸を配設
   し、前記各回転駆動軸の上部に誘導縁を設けると共に該
   下部に歯車を設け、前記各従動軸の上部に前記回転駆動
   軸の誘導縁に係合する溝を設けた円盤を所定角度に傾斜
   して設けると共に該下部に前記回転駆動軸の歯車に噛合
   する歯車を設け、各従動軸の上部に一対の揉み玉を各々
   所定傾斜角度に装着し、各揉み玉が同調出没すると共に
   相対旋回するよう構成することを特徴とする携帯用マッ
   サージ機。
5. 【請求項５】 各従動軸の上部に装着される揉み玉の下
   部に少なくとも２以上の結合穴を径方向に並べて設け、
   各従動軸に対する揉み玉の取付け位置を可変できるよう
   にし、一対の揉み玉間の幅調整可能に構成することを特
   徴とする請求項１項乃至請求項４項記載の携帯用マッサ
   ージ機。