JP2919345B2 - じゃかご用パネル材及びその組立方法 - Google Patents
じゃかご用パネル材及びその組立方法Info
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- JP2919345B2 JP2919345B2 JP9622496A JP9622496A JP2919345B2 JP 2919345 B2 JP2919345 B2 JP 2919345B2 JP 9622496 A JP9622496 A JP 9622496A JP 9622496 A JP9622496 A JP 9622496A JP 2919345 B2 JP2919345 B2 JP 2919345B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、護岸工事や宅地造
成工事等において使用される角形じゃかごを形成するた
めのパネル材とその組立方法に関するものである。
成工事等において使用される角形じゃかごを形成するた
めのパネル材とその組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、護岸工事や宅地造成工事等に使
用される角形じゃかごは、一般に、菱形金網によって直
方体状に形成され、内部に土石を充填した状態で現場に
設置される。設置に当って上記じゃかごは、分解した状
態で現場に輸送されたあと、所要の形に組み立てられる
が、その輸送及び組み立てをできるだけ簡単にするた
め、従来より、種々の方法が考えられている。
用される角形じゃかごは、一般に、菱形金網によって直
方体状に形成され、内部に土石を充填した状態で現場に
設置される。設置に当って上記じゃかごは、分解した状
態で現場に輸送されたあと、所要の形に組み立てられる
が、その輸送及び組み立てをできるだけ簡単にするた
め、従来より、種々の方法が考えられている。
【0003】即ち、図7に示すように、角形じゃかごの
6つの面に対応する6枚のパネル部材32a〜32fを
それぞれ別々に構成し、それらを現場に輸送して直方体
状に連結する方法や、図8に示すように、角形じゃかご
の四角筒状をなす胴網の部分を展開した形の1枚の胴網
用パネル部材31と、上記胴網の前後端の開口部に取り
付けられる2枚の蓋網用パネル部材32d,32eとを
用意し、これらを現場で組み立てる方法、あるいは図9
に示すように、上記胴網用パネル部材31と蓋網用パネ
ル部材32d,32eとを予め連結して1枚のパネル部
材30としておき、これを折り畳んだ状態で現場に輸送
し、それを現場で展開して所要の形状に組み立てる方法
(実開平2−89033号公報参照)等がある。
6つの面に対応する6枚のパネル部材32a〜32fを
それぞれ別々に構成し、それらを現場に輸送して直方体
状に連結する方法や、図8に示すように、角形じゃかご
の四角筒状をなす胴網の部分を展開した形の1枚の胴網
用パネル部材31と、上記胴網の前後端の開口部に取り
付けられる2枚の蓋網用パネル部材32d,32eとを
用意し、これらを現場で組み立てる方法、あるいは図9
に示すように、上記胴網用パネル部材31と蓋網用パネ
ル部材32d,32eとを予め連結して1枚のパネル部
材30としておき、これを折り畳んだ状態で現場に輸送
し、それを現場で展開して所要の形状に組み立てる方法
(実開平2−89033号公報参照)等がある。
【0004】これらのうち、前2者の方法は、全部又は
一部のパネル部材が完全に分離しているため、これらの
部材を現場で一から連結しなければならず、取り扱いが
煩雑で組み立てに手数がかかるという欠点がある。これ
に対して図9の方法は、完全に分離しているパネル部材
がないため現場における組み立て作業が比較的簡単であ
り、従って、これらの方法の中では最も好ましい方法と
いえる。
一部のパネル部材が完全に分離しているため、これらの
部材を現場で一から連結しなければならず、取り扱いが
煩雑で組み立てに手数がかかるという欠点がある。これ
に対して図9の方法は、完全に分離しているパネル部材
がないため現場における組み立て作業が比較的簡単であ
り、従って、これらの方法の中では最も好ましい方法と
いえる。
【0005】しかしながら、図9に示すものにおいて
も、 胴網用パネル部材31における底面パネル部32a
に蓋網用パネル部材32d,32e連結しているため、
該蓋網用パネル部材32d,32e及び連結用枠線3
3,33による制約を受けてパネル部材30を底面パネ
ル部32aの幅m以下に折り畳むことできず、梱包が大
形化して輸送に不便である。 現場でじゃかごを組み立てる際には、上記蓋網用パ
ネル部材32d,32eと底面パネル部32aの両側の
2つの側面パネル部32b,32cとを立ち上がらせた
状態に保持し、その状態で互いの対応辺同士を連結する
が、上記蓋網用パネル部材32d,32eも側面パネル
部32b,32cも自立できないため、一人の作業者が
それらを起立状態に支持した状態で他の作業者が連結作
業を行わなければならず、組み立てに手数がかかる。等
の欠点があり、このような欠点のないじゃかごの出現が
望まれている。
も、 胴網用パネル部材31における底面パネル部32a
に蓋網用パネル部材32d,32e連結しているため、
該蓋網用パネル部材32d,32e及び連結用枠線3
3,33による制約を受けてパネル部材30を底面パネ
ル部32aの幅m以下に折り畳むことできず、梱包が大
形化して輸送に不便である。 現場でじゃかごを組み立てる際には、上記蓋網用パ
ネル部材32d,32eと底面パネル部32aの両側の
2つの側面パネル部32b,32cとを立ち上がらせた
状態に保持し、その状態で互いの対応辺同士を連結する
が、上記蓋網用パネル部材32d,32eも側面パネル
部32b,32cも自立できないため、一人の作業者が
それらを起立状態に支持した状態で他の作業者が連結作
業を行わなければならず、組み立てに手数がかかる。等
の欠点があり、このような欠点のないじゃかごの出現が
望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、小さ
く折り畳んで現場に輸送することができ、且つ現場での
組み立ても容易な、角形じゃかごのためのパネル材とそ
の組立方法とを提供することにある。
く折り畳んで現場に輸送することができ、且つ現場での
組み立ても容易な、角形じゃかごのためのパネル材とそ
の組立方法とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、長さ≧幅>高さなる寸法関係を持
つ直方体状の角形じゃかごを展開した形状をなしてい
て、上記角形じゃかごの底面に対応する底面部と、左右
の側面に対応する第1側面部及び第2側面部と、前後の
側面に対応する第3側面部及び第4側面部と、上面に対
応する上面部とを備え、上記第1側面部の一つの長辺に
底面部と第2側面部及び上面部が順次連結されると共
に、第1側面部の相対する2つの短辺にそれぞれ第3側
面部及び第4側面部の短辺が回動自在に連結され、上記
第1側面部と第3側面部及び第4側面部は、周囲に取り
付けた枠線によってそれぞれ自己保形性を保持し、上記
底面部と第2側面部及び上面部は、上記第1側面部と少
なくとも同じ幅に折り畳み可能であることを特徴とする
じゃかご用パネル材が提供される。
め、本発明によれば、長さ≧幅>高さなる寸法関係を持
つ直方体状の角形じゃかごを展開した形状をなしてい
て、上記角形じゃかごの底面に対応する底面部と、左右
の側面に対応する第1側面部及び第2側面部と、前後の
側面に対応する第3側面部及び第4側面部と、上面に対
応する上面部とを備え、上記第1側面部の一つの長辺に
底面部と第2側面部及び上面部が順次連結されると共
に、第1側面部の相対する2つの短辺にそれぞれ第3側
面部及び第4側面部の短辺が回動自在に連結され、上記
第1側面部と第3側面部及び第4側面部は、周囲に取り
付けた枠線によってそれぞれ自己保形性を保持し、上記
底面部と第2側面部及び上面部は、上記第1側面部と少
なくとも同じ幅に折り畳み可能であることを特徴とする
じゃかご用パネル材が提供される。
【0008】上記パネル材においては、上記上面部が第
2側面部に連なることなく、第1側面部の底面部が連な
る辺とは反対側の辺に連なっていても良い。本発明の好
ましい構成態様によれば、上記底面部と第2側面部と上
面部とにおける第3側面部及び第4側面部を連結するた
めの辺に、それぞれ、列線の端部を折り曲げることによ
り連結用の環が形成されている。また、上記胴網部にお
ける各面部間の境界辺と先端辺とにそれぞれ枠線を挿通
し、これらの枠線の端部にも連結用の環を形成すること
が望ましい。本発明の好ましい具体的な構成態様によれ
ば、上記列線及び枠線の環に、これらの列線及び枠線の
出入りを防止するための紐が挿通されている。
2側面部に連なることなく、第1側面部の底面部が連な
る辺とは反対側の辺に連なっていても良い。本発明の好
ましい構成態様によれば、上記底面部と第2側面部と上
面部とにおける第3側面部及び第4側面部を連結するた
めの辺に、それぞれ、列線の端部を折り曲げることによ
り連結用の環が形成されている。また、上記胴網部にお
ける各面部間の境界辺と先端辺とにそれぞれ枠線を挿通
し、これらの枠線の端部にも連結用の環を形成すること
が望ましい。本発明の好ましい具体的な構成態様によれ
ば、上記列線及び枠線の環に、これらの列線及び枠線の
出入りを防止するための紐が挿通されている。
【0009】本発明の好ましい他の具体的な構成態様に
よれば、上記第3側面部及び第4側面部の四隅にも、枠
線を折り曲げることにより連結用の環が形成されてい
る。上記パネル材においては、上記第1側面部と底面
部、第2側面部、及び上面部のうち少なくとも第1側面
部と底面部と第2側面部とが、一枚の金網素材で一体に
形成されていることが望ましい。本発明においては、上
記パネル材における第1側面部の適所に、少なくとも一
つの保形用中枠を折り畳み自在に取り付けておくことが
できる。
よれば、上記第3側面部及び第4側面部の四隅にも、枠
線を折り曲げることにより連結用の環が形成されてい
る。上記パネル材においては、上記第1側面部と底面
部、第2側面部、及び上面部のうち少なくとも第1側面
部と底面部と第2側面部とが、一枚の金網素材で一体に
形成されていることが望ましい。本発明においては、上
記パネル材における第1側面部の適所に、少なくとも一
つの保形用中枠を折り畳み自在に取り付けておくことが
できる。
【0010】また、本発明の組立方法は、上記構成のパ
ネル材を所定の場所に広げる工程;第1側面部と第3側
面部及び第4側面部を起立させると共に、第3側面部及
び第4側面部を底面部の対応辺に沿う位置まで90度折
り曲げることにより、これらの第1側面部と第3側面部
及び第4側面部を自立させる工程;上記第3側面部及び
第4側面部と底面部との相対応する辺同士を相互に連結
する工程;第2側面部を起立させて、該第2側面部と第
3側面部及び第4側面部との相対応する辺同士を相互に
連結する工程;を有することを特徴としている。
ネル材を所定の場所に広げる工程;第1側面部と第3側
面部及び第4側面部を起立させると共に、第3側面部及
び第4側面部を底面部の対応辺に沿う位置まで90度折
り曲げることにより、これらの第1側面部と第3側面部
及び第4側面部を自立させる工程;上記第3側面部及び
第4側面部と底面部との相対応する辺同士を相互に連結
する工程;第2側面部を起立させて、該第2側面部と第
3側面部及び第4側面部との相対応する辺同士を相互に
連結する工程;を有することを特徴としている。
【0011】本発明の組立方法においては、上記第1側
面部と第3側面部及び第4側面部を自立させるとき、こ
れらの第3側面部及び第4側面部の角部に形成された連
結用の環に、第2側面部と底面部との境界辺に挿通した
枠線の両端部を挿通して止着する工程を含むことができ
る。また、本発明においては、上記底面部の適所に矩形
状をした保形用の中枠を立設する工程を含むこともでき
る。
面部と第3側面部及び第4側面部を自立させるとき、こ
れらの第3側面部及び第4側面部の角部に形成された連
結用の環に、第2側面部と底面部との境界辺に挿通した
枠線の両端部を挿通して止着する工程を含むことができ
る。また、本発明においては、上記底面部の適所に矩形
状をした保形用の中枠を立設する工程を含むこともでき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明のじゃかご用パネ
ル材の第1実施例を示すもので、このパネル材1Aは、
図4に示すような長さL≧幅W>高さHなる寸法関係を
持つ直方体状の角形じゃかご1を展開した形状をなすも
ので、上記角形じゃかご1の底面2に対応する底面部2
aと、左右の側面3,4に対応する第1側面部3a及び
第2側面部4aと、前後の側面5,6に対応する第3側
面部5a及び第4側面部6aと、上面7に対応する上面
部7aとを有し、これらを菱形金網により形成したもの
である。
づいて詳細に説明する。図1は本発明のじゃかご用パネ
ル材の第1実施例を示すもので、このパネル材1Aは、
図4に示すような長さL≧幅W>高さHなる寸法関係を
持つ直方体状の角形じゃかご1を展開した形状をなすも
ので、上記角形じゃかご1の底面2に対応する底面部2
aと、左右の側面3,4に対応する第1側面部3a及び
第2側面部4aと、前後の側面5,6に対応する第3側
面部5a及び第4側面部6aと、上面7に対応する上面
部7aとを有し、これらを菱形金網により形成したもの
である。
【0013】上記第1側面部3aと底面部2aと第2側
面部4aと上面部7aとは、角形じゃかご1の四角筒状
の胴網を構成するもので、一枚の菱形金網を上述した順
序で区画することにより一体に形成されている。これに
対して第3側面部5a及び第4側面部6aは、上記胴網
部8とは別の部材として形成され、これらの第3側面部
5a及び第4側面部6aの短辺が、上記第1側面部3a
の相対する2つの短辺にそれぞれ回動自在に連結されて
いる。上記第1側面部3aと第3側面部5a及び第4側
面部6aは、それらの周囲に枠線11,12,13がそ
れぞれ取り付けられ、この枠線によって自己保形性を付
与されており、これにより、図3の如く、第1側面部3
aと第3側面部5a及び第4側面部6aを起立させてコ
字形に折り曲げたとき、それらが自立できるようになっ
ている。
面部4aと上面部7aとは、角形じゃかご1の四角筒状
の胴網を構成するもので、一枚の菱形金網を上述した順
序で区画することにより一体に形成されている。これに
対して第3側面部5a及び第4側面部6aは、上記胴網
部8とは別の部材として形成され、これらの第3側面部
5a及び第4側面部6aの短辺が、上記第1側面部3a
の相対する2つの短辺にそれぞれ回動自在に連結されて
いる。上記第1側面部3aと第3側面部5a及び第4側
面部6aは、それらの周囲に枠線11,12,13がそ
れぞれ取り付けられ、この枠線によって自己保形性を付
与されており、これにより、図3の如く、第1側面部3
aと第3側面部5a及び第4側面部6aを起立させてコ
字形に折り曲げたとき、それらが自立できるようになっ
ている。
【0014】上記第1側面部3aと第3側面部5a及び
第4側面部6aとの連結は、図2に示す方法により行わ
れている。この図2は、第1側面部3aと第3側面部5
aとの連結方法を代表的に示すもので、第1側面部3a
の短辺には、各列線14の端部を折曲することにより連
結用の環14aが形成され、一方、第3側面部5aの枠
線12の四隅にも、それぞれ連結用の環12aが形成さ
れており、この第3側面部5aの枠線12を第1側面部
3aの各列線14,14の端部間に挟み込み、その状態
で各列線端の環14aに、枠線11の一辺を構成する枠
線条11aを挿通して端部を止めると共に、第1側面部
3aの両長辺に挿通した枠線条11bの端部を第3側面
部5aの角の環12aに挿通してそれぞれ止着すること
により、これらの側面部3aと5aとが相互に連結され
ている。
第4側面部6aとの連結は、図2に示す方法により行わ
れている。この図2は、第1側面部3aと第3側面部5
aとの連結方法を代表的に示すもので、第1側面部3a
の短辺には、各列線14の端部を折曲することにより連
結用の環14aが形成され、一方、第3側面部5aの枠
線12の四隅にも、それぞれ連結用の環12aが形成さ
れており、この第3側面部5aの枠線12を第1側面部
3aの各列線14,14の端部間に挟み込み、その状態
で各列線端の環14aに、枠線11の一辺を構成する枠
線条11aを挿通して端部を止めると共に、第1側面部
3aの両長辺に挿通した枠線条11bの端部を第3側面
部5aの角の環12aに挿通してそれぞれ止着すること
により、これらの側面部3aと5aとが相互に連結され
ている。
【0015】なお、第1側面部3aと第4側面部6aと
の連結方法も同様である。また、図2においては、列線
14より各枠線11,12,13が太く表示されている
が、それらは同じ太さであっても良い。上記胴網部8に
おける底面部2aと第2側面部4aとの間の境界辺、及
び該第2側面部4aと上面部7aとの間の境界辺、及び
上面部7aの先端の辺には、それぞれ枠線18,19,
20が挿通されている。また、上記底面部2aと第2側
面部4aと上面部7aとにおける、第3側面部5a及び
第4側面部6aを連結するための辺には、それぞれ、列
線14の端部を折り曲げることにより連結用の環14a
が形成され、上記各枠線18,19,20の両端部に
も、列線端の環14aと対応する位置に同様の環18
a,19a,20aがそれぞれ形成されている。
の連結方法も同様である。また、図2においては、列線
14より各枠線11,12,13が太く表示されている
が、それらは同じ太さであっても良い。上記胴網部8に
おける底面部2aと第2側面部4aとの間の境界辺、及
び該第2側面部4aと上面部7aとの間の境界辺、及び
上面部7aの先端の辺には、それぞれ枠線18,19,
20が挿通されている。また、上記底面部2aと第2側
面部4aと上面部7aとにおける、第3側面部5a及び
第4側面部6aを連結するための辺には、それぞれ、列
線14の端部を折り曲げることにより連結用の環14a
が形成され、上記各枠線18,19,20の両端部に
も、列線端の環14aと対応する位置に同様の環18
a,19a,20aがそれぞれ形成されている。
【0016】この場合、第2側面部4aと底面部2a及
び上面部7aとの間に挿通した枠線18,19は、図示
したように、両端が環18a,19aよりも若干外方に
突出していることが望ましい。そして、上記各列線14
と枠線18,19,20とに形成した環14a,18
a,19a,20aには、パネル材1Aを折り畳む際や
展開する際の列線の出入りや枠線の脱落等を防止するた
め、可撓性ある紐21を挿通しておくことが望ましい。
この紐21は、必要な可撓性さえ備えていれば材質は何
でも良く、例えば繊維製でも合成樹脂製でも金属製でも
良い。
び上面部7aとの間に挿通した枠線18,19は、図示
したように、両端が環18a,19aよりも若干外方に
突出していることが望ましい。そして、上記各列線14
と枠線18,19,20とに形成した環14a,18
a,19a,20aには、パネル材1Aを折り畳む際や
展開する際の列線の出入りや枠線の脱落等を防止するた
め、可撓性ある紐21を挿通しておくことが望ましい。
この紐21は、必要な可撓性さえ備えていれば材質は何
でも良く、例えば繊維製でも合成樹脂製でも金属製でも
良い。
【0017】上記胴網部8においては、第1側面部3a
がその周囲の枠線11により自己保形性を付与されてい
て折り畳むことができないが、それ以外の底面部2aと
第2側面部4a及び上面部7aは、菱形金網の特性を利
用して幅方向(図1の左右方向)に自由に折り畳むこと
ができるようになっている。従って、上記第1側面部3
a上に、第3側面部5aと第4側面部6aとを折り重ね
ると共に、底面部2aと第2側面部4a及び上面部7a
を少なくともこの第1側面部3aと同じ幅に折り畳んで
同様に折り重ねることにより、上記パネル材1Aを、第
1側面部3aと同じ幅に折り畳むことができる。この場
合、上記底面部2aと第2側面部4a及び上面部7aを
折り畳んだものを、第1側面部3aの第3側面部5a及
び第4側面部6aを折り重ねた側と同じ側に折り重ねて
も良いが、その反対側の面に折り重ねても良い。
がその周囲の枠線11により自己保形性を付与されてい
て折り畳むことができないが、それ以外の底面部2aと
第2側面部4a及び上面部7aは、菱形金網の特性を利
用して幅方向(図1の左右方向)に自由に折り畳むこと
ができるようになっている。従って、上記第1側面部3
a上に、第3側面部5aと第4側面部6aとを折り重ね
ると共に、底面部2aと第2側面部4a及び上面部7a
を少なくともこの第1側面部3aと同じ幅に折り畳んで
同様に折り重ねることにより、上記パネル材1Aを、第
1側面部3aと同じ幅に折り畳むことができる。この場
合、上記底面部2aと第2側面部4a及び上面部7aを
折り畳んだものを、第1側面部3aの第3側面部5a及
び第4側面部6aを折り重ねた側と同じ側に折り重ねて
も良いが、その反対側の面に折り重ねても良い。
【0018】かくして、パネル材1Aを幅の狭い第1側
面部3aと同じ幅に小さく折り畳むことができるため、
このようなパネル材を、底面部2a又は上面部7aの大
きさにしか折り畳むことができなかった従来品に比べ、
非常にコンパクトに梱包して現場に輸送することがで
き、その梱包及び輸送等に際しての取り扱いが非常に便
利になる。
面部3aと同じ幅に小さく折り畳むことができるため、
このようなパネル材を、底面部2a又は上面部7aの大
きさにしか折り畳むことができなかった従来品に比べ、
非常にコンパクトに梱包して現場に輸送することがで
き、その梱包及び輸送等に際しての取り扱いが非常に便
利になる。
【0019】上記構成を有するパネル材1Aは、上記の
如くそれを第1側面部3aと同じ幅に折り畳んで梱包
し、現場に輸送したあと、梱包を解いて所定の場所に置
き、それを図1のように広げる。このパネル材1Aの展
開は、その端部を持って引っ張るだけで一人でも簡単に
行うことができる。特に、各列線端及び枠線端の環に紐
21が挿通されている場合には、この紐21がこれらの
列線及び枠線の出入りを防止するため、より簡単且つ迅
速に展開させることができる。
如くそれを第1側面部3aと同じ幅に折り畳んで梱包
し、現場に輸送したあと、梱包を解いて所定の場所に置
き、それを図1のように広げる。このパネル材1Aの展
開は、その端部を持って引っ張るだけで一人でも簡単に
行うことができる。特に、各列線端及び枠線端の環に紐
21が挿通されている場合には、この紐21がこれらの
列線及び枠線の出入りを防止するため、より簡単且つ迅
速に展開させることができる。
【0020】次に、図3に示すように、第1側面部3a
と第3側面部5a及び第4側面部6aを起立させると共
に、第3側面部5a及び第4側面部6aを底面部2aの
端辺に沿う位置まで90度折り曲げる。こうすることに
より、これらの第1側面部3aと第3側面部5a及び第
4側面部6aがそれぞれ枠線11,12,13により保
形性を付与されているから、これらの側面部はその状態
に自立する。
と第3側面部5a及び第4側面部6aを起立させると共
に、第3側面部5a及び第4側面部6aを底面部2aの
端辺に沿う位置まで90度折り曲げる。こうすることに
より、これらの第1側面部3aと第3側面部5a及び第
4側面部6aがそれぞれ枠線11,12,13により保
形性を付与されているから、これらの側面部はその状態
に自立する。
【0021】このとき、枠線18の両端部が環18aよ
り更に外方に延びている場合には、その両端を第3側面
部5a及び第4側面部6aの角部に形成された環12
a,13aに挿通させて止着することが望ましく、これ
により、自立状態をより安定的且つ確実に保持させるこ
とができる。かくして、上記第1側面部3aと第3側面
部5a及び第4側面部6aを自立させることができるた
め、それらを起立状態に保持する人手が全く必要なく、
その後の組立作業を全て一人で簡単にしかも迅速に行う
ことができる。
り更に外方に延びている場合には、その両端を第3側面
部5a及び第4側面部6aの角部に形成された環12
a,13aに挿通させて止着することが望ましく、これ
により、自立状態をより安定的且つ確実に保持させるこ
とができる。かくして、上記第1側面部3aと第3側面
部5a及び第4側面部6aを自立させることができるた
め、それらを起立状態に保持する人手が全く必要なく、
その後の組立作業を全て一人で簡単にしかも迅速に行う
ことができる。
【0022】次に、上記の如く側面部を自立させたら、
上記第3側面部5a及び第4側面部6aと底面部2aと
の相対応する辺同士を相互に連結する。この連結は、図
2に示す第1側面部3aと第3側面部5aとの連結と同
様に、第3側面部5a及び第4側面部6aの枠線12,
13を底面部2aの列線14,14端に挟み込み、該列
線端の環14aに図示しない連結用枠線を挿通して止着
する方法により、行うことができる。
上記第3側面部5a及び第4側面部6aと底面部2aと
の相対応する辺同士を相互に連結する。この連結は、図
2に示す第1側面部3aと第3側面部5aとの連結と同
様に、第3側面部5a及び第4側面部6aの枠線12,
13を底面部2aの列線14,14端に挟み込み、該列
線端の環14aに図示しない連結用枠線を挿通して止着
する方法により、行うことができる。
【0023】続いて、第2側面部4aを起立させ、その
上端の枠線19を第3側面部5a及び第4側面部6aの
角の環12a,13aに挿通止着すると共に、該第2側
面部4aの短辺と第3側面部5a及び第4側面部6aの
短辺とを上記の方法により相互に連結することにより、
上面部7aが開放した状態の角形じゃかご1が形成され
る。なお、上記各面部の連結に当って連結用枠線を環へ
挿通する際に、挿通してある紐21が邪魔になる場合は
それを抜き取るようにし、邪魔にならない場合は特に抜
き取る必要はない。
上端の枠線19を第3側面部5a及び第4側面部6aの
角の環12a,13aに挿通止着すると共に、該第2側
面部4aの短辺と第3側面部5a及び第4側面部6aの
短辺とを上記の方法により相互に連結することにより、
上面部7aが開放した状態の角形じゃかご1が形成され
る。なお、上記各面部の連結に当って連結用枠線を環へ
挿通する際に、挿通してある紐21が邪魔になる場合は
それを抜き取るようにし、邪魔にならない場合は特に抜
き取る必要はない。
【0024】上記じゃかご1には、必用に応じて保形用
の中枠23(図3参照)が1個又は複数個取り付けられ
る。この中枠23は、針金を矩形状に折曲して形成した
もので、じゃかご1の内部の所定の位置に立て、適宜の
連結金具で各面部に固定される。上記中枠23は、パネ
ル材1Aにおける第1側面部3aの所定の位置に予め折
り畳み自在に取り付けておいても良い。かくして組み立
てられた上記じゃかご1は、その内部に土石を充填した
あと上面部7aを閉じ、該上面部7aの先端の辺と第1
側面部3aの上端の辺とを、挿通した枠線11と20と
を螺旋状連結線のような適宜の連結手段で連結すると共
に、上面部7aの両側の辺と第3側面部5a及び第4側
面部6aの上端の辺とを前述の方法で相互に連結するこ
とにより、設置が完了する。
の中枠23(図3参照)が1個又は複数個取り付けられ
る。この中枠23は、針金を矩形状に折曲して形成した
もので、じゃかご1の内部の所定の位置に立て、適宜の
連結金具で各面部に固定される。上記中枠23は、パネ
ル材1Aにおける第1側面部3aの所定の位置に予め折
り畳み自在に取り付けておいても良い。かくして組み立
てられた上記じゃかご1は、その内部に土石を充填した
あと上面部7aを閉じ、該上面部7aの先端の辺と第1
側面部3aの上端の辺とを、挿通した枠線11と20と
を螺旋状連結線のような適宜の連結手段で連結すると共
に、上面部7aの両側の辺と第3側面部5a及び第4側
面部6aの上端の辺とを前述の方法で相互に連結するこ
とにより、設置が完了する。
【0025】図5は本発明のじゃかご1用パネル材の第
2実施例を示すもので、このパネル材1Bは、上記第1
実施例のものとは、胴網部8における各面部の配列順序
が異なっている。即ち、上面部7aが第2側面部4a側
に連設されずに、第1側面部3a側に連設されている。
なお、その他の構成は第1実施例と同じであるから、同
一部分に第1実施例と同一符号を付してその説明は省略
する。
2実施例を示すもので、このパネル材1Bは、上記第1
実施例のものとは、胴網部8における各面部の配列順序
が異なっている。即ち、上面部7aが第2側面部4a側
に連設されずに、第1側面部3a側に連設されている。
なお、その他の構成は第1実施例と同じであるから、同
一部分に第1実施例と同一符号を付してその説明は省略
する。
【0026】上記第2実施例のパネル材1Bにおいて
は、図6に示すように、第1側面部3aと第3側面部5
a及び第4側面部6aを起立させると共に、第3側面部
5a及び第4側面部6aを底面部2aの環が形成されて
いる辺に沿う位置まで90度折り曲げることにより、こ
れらの第1側面部3aと第3側面部5a及び第4側面部
6aを自立させ、該第3側面部5a及び第4側面部6a
の下端の長辺と底面部2aの両側辺とを連結したあと、
第2側面部4aを起立させて両短辺を第3側面部5a及
び第4側面部6aの短辺と連結することにより、上面部
7aが開放した状態の角形じゃかご1が形成される。な
お、その他の中枠の取り付け工程や石詰め工程、上面部
7aの閉鎖工程等に関しては、全て上記第1実施例の場
合と同じであるから、それらの説明は省略する。
は、図6に示すように、第1側面部3aと第3側面部5
a及び第4側面部6aを起立させると共に、第3側面部
5a及び第4側面部6aを底面部2aの環が形成されて
いる辺に沿う位置まで90度折り曲げることにより、こ
れらの第1側面部3aと第3側面部5a及び第4側面部
6aを自立させ、該第3側面部5a及び第4側面部6a
の下端の長辺と底面部2aの両側辺とを連結したあと、
第2側面部4aを起立させて両短辺を第3側面部5a及
び第4側面部6aの短辺と連結することにより、上面部
7aが開放した状態の角形じゃかご1が形成される。な
お、その他の中枠の取り付け工程や石詰め工程、上面部
7aの閉鎖工程等に関しては、全て上記第1実施例の場
合と同じであるから、それらの説明は省略する。
【0027】上記第1側面部3aと第3側面部5a及び
第4側面部6aとの連結は、上記各実施例に示した方法
以外の適宜方法で行うこともできる。即ち、例えば、第
1側面部3aの両短辺の環14aに連結用枠線条11a
を挿通し、この枠線条11aと第3側面部5a及び第4
側面部6aの枠線12,13とを適宜の連結手段で連結
することにより行うこともできる。これは、第3側面部
5a及び第4側面部6aと他の面部との連結においても
同様である。
第4側面部6aとの連結は、上記各実施例に示した方法
以外の適宜方法で行うこともできる。即ち、例えば、第
1側面部3aの両短辺の環14aに連結用枠線条11a
を挿通し、この枠線条11aと第3側面部5a及び第4
側面部6aの枠線12,13とを適宜の連結手段で連結
することにより行うこともできる。これは、第3側面部
5a及び第4側面部6aと他の面部との連結においても
同様である。
【0028】また、上記各実施例では、胴網部8を構成
する第1側面部3aと底面部2aと第2側面部4aと上
面部7aとを、1枚の金網で一体に形成しているが、こ
れらは、底面部2aと第2側面部4a及び上面部7aが
全体として第1側面部3aと少なくとも同じ幅に折り畳
むことができるようになってさえいれば、必ずしもそれ
らの全部を1枚の金網で形成する必要はなく、その一
部、例えば上面部7aを別に形成して連結しても良い。
あるいは、全ての面部2a,3a,4a,7aを別々に
形成して連結しても良い。
する第1側面部3aと底面部2aと第2側面部4aと上
面部7aとを、1枚の金網で一体に形成しているが、こ
れらは、底面部2aと第2側面部4a及び上面部7aが
全体として第1側面部3aと少なくとも同じ幅に折り畳
むことができるようになってさえいれば、必ずしもそれ
らの全部を1枚の金網で形成する必要はなく、その一
部、例えば上面部7aを別に形成して連結しても良い。
あるいは、全ての面部2a,3a,4a,7aを別々に
形成して連結しても良い。
【0029】更に、上記胴網部8を1枚の金網で一体に
形成した場合、第1側面部3aの周囲に取り付けられて
いる枠線11を除くその他の枠線18,19,20につ
いては、扁平螺旋状に屈曲する列線14の屈曲部に挿通
することにより簡単に取り付けられるため、必ずしも胴
網部8に最初から取り付けておく必要はなく、現場での
組立時に取り付けるようにすることもできる。なお、上
記実施例のパネル材1A,1Bは菱形金網で形成されて
いるが、それ以外の折り畳み可能な網材、例えば亀甲金
網等で形成することもできる。
形成した場合、第1側面部3aの周囲に取り付けられて
いる枠線11を除くその他の枠線18,19,20につ
いては、扁平螺旋状に屈曲する列線14の屈曲部に挿通
することにより簡単に取り付けられるため、必ずしも胴
網部8に最初から取り付けておく必要はなく、現場での
組立時に取り付けるようにすることもできる。なお、上
記実施例のパネル材1A,1Bは菱形金網で形成されて
いるが、それ以外の折り畳み可能な網材、例えば亀甲金
網等で形成することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、
直方体状の角形じゃかごを展開した形状のパネル材にお
いて、第3側面部及び第4側面部を第1側面部の両側の
短辺に連結すると共に、これらの各面部にそれぞれ自己
保形性を保持させ、更に、底面部と第2側面部及び上面
部を幅狭の上記第1側面部と少なくとも同じ幅に折り畳
み可能としたので、このパネル材を上記第1側面部と同
じ幅に小さく折り畳んで現場に輸送することができ、ま
た、現場におけるじゃかごの組み立て時には、上記第1
側面部と第3側面部及び第4側面部を自立させることが
できるため、それらを起立状態に保持する人手が全く必
要なく、その組立作業を一人でも簡単且つ迅速に行うこ
とができる。
直方体状の角形じゃかごを展開した形状のパネル材にお
いて、第3側面部及び第4側面部を第1側面部の両側の
短辺に連結すると共に、これらの各面部にそれぞれ自己
保形性を保持させ、更に、底面部と第2側面部及び上面
部を幅狭の上記第1側面部と少なくとも同じ幅に折り畳
み可能としたので、このパネル材を上記第1側面部と同
じ幅に小さく折り畳んで現場に輸送することができ、ま
た、現場におけるじゃかごの組み立て時には、上記第1
側面部と第3側面部及び第4側面部を自立させることが
できるため、それらを起立状態に保持する人手が全く必
要なく、その組立作業を一人でも簡単且つ迅速に行うこ
とができる。
【図1】本発明に係るパネル材の第1実施例を示す展開
図である。
図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図1のパネル材による角形じゃかごの組み立て
方法を示す斜視図である。
方法を示す斜視図である。
【図4】角形じゃかごの完成品の斜視図である。
【図5】本発明に係るパネル材の第2実施例を示す展開
図である。
図である。
【図6】図5のパネル材による角形じゃかごの組み立て
方法を示す斜視図である。
方法を示す斜視図である。
【図7】従来の角形じゃかごを構成する部材の展開図で
ある。
ある。
【図8】従来の角形じゃかごを構成する他の部材の展開
図である。
図である。
【図9】従来の角形じゃかごを構成する更に他の部材の
展開図である。
展開図である。
1 じゃかご 1A,1B パネル
材 2 底面 2a 底面部 3,4,5,6 側面 3a 第1側面部 4a 第2側面部 5a 第3側面部 6a 第6側面部 7 上面 7a 上面部 11,12,13
枠線 12a,13a 環 14 列線 14a 環 18,19,20
枠線 18a,19a,20a 環 21 紐 23 中枠
材 2 底面 2a 底面部 3,4,5,6 側面 3a 第1側面部 4a 第2側面部 5a 第3側面部 6a 第6側面部 7 上面 7a 上面部 11,12,13
枠線 12a,13a 環 14 列線 14a 環 18,19,20
枠線 18a,19a,20a 環 21 紐 23 中枠
Claims (14)
- 【請求項1】長さ≧幅>高さなる寸法関係を持つ直方体
状の角形じゃかごを展開した形状をなしていて、上記角
形じゃかごの底面に対応する底面部と、左右の側面に対
応する第1側面部及び第2側面部と、前後の側面に対応
する第3側面部及び第4側面部と、上面に対応する上面
部とを備え、 上記第1側面部の一つの長辺に底面部と第2側面部及び
上面部が順次連結されると共に、第1側面部の相対する
2つの短辺にそれぞれ第3側面部及び第4側面部の短辺
が回動自在に連結され、 上記第1側面部と第3側面部及び第4側面部は、周囲に
取り付けた枠線によってそれぞれ自己保形性を保持し、 上記底面部と第2側面部及び上面部は、上記第1側面部
と少なくとも同じ幅に折り畳み可能である、ことを特徴
とするじゃかご用パネル材。 - 【請求項2】請求項1に記載のパネル材において、上記
上面部が第2側面部に連結されることなく、第1側面部
における底面部とは反対側の辺に連結されているもの。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載のパネル材におい
て、上記底面部と第2側面部と上面部とにおける第3側
面部及び第4側面部を連結するための辺に、それぞれ、
列線の端部を折り曲げることにより連結用の環が形成さ
れているもの。 - 【請求項4】請求項3に記載のパネル材において、上記
底面部と第2側面部及び上面部の環に、列線の出入りを
防止するための紐が挿通されているもの。 - 【請求項5】請求項1に記載のパネル材において、上記
第2側面部と底面部との境界辺、第2側面部と上面部と
の境界辺、及び上面部の先端辺に、それぞれ枠線が挿通
されているもの。 - 【請求項6】請求項2に記載のパネル材において、上記
底面部と第2側面部との境界辺、第2側面部の先端辺、
及び上面部の先端辺に、それぞれ枠線が挿通されている
もの。 - 【請求項7】請求項5又は6に記載のパネル材におい
て、上記底面部と第2側面部と上面部とにおける第3側
面部及び第4側面部を連結するための辺に、列線の端部
を折り曲げることにより連結用の環が設けられると共
に、上記各枠線の両端部にも同様の環が形成されている
もの。 - 【請求項8】請求項7に記載のパネル材において、上記
底面部と第2側面部、上面部、及び枠線の環に、列線の
出入りを防止するための紐が挿通されているもの。 - 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかに記載のパネル
材において、上記第3側面部及び第4側面部の四隅に、
枠線を折り曲げることにより連結用の環が形成されてい
るもの。 - 【請求項10】請求項1乃至9のいずれかに記載のパネ
ル材において、上記第1側面部と底面部、第2側面部、
及び上面部のうち少なくとも第1側面部と底面部と第2
側面部とが、一枚の金網素材で一体に形成されているも
の。 - 【請求項11】請求項1乃至10のいずれかに記載のパ
ネル材において、上記第1側面部の適所に少なくとも一
つの保形用中枠が折り畳み自在に取り付けられているも
の。 - 【請求項12】請求項1又は請求項2に記載のパネル材
を所定の場所に広げる工程;第1側面部と第3側面部及
び第4側面部を起立させると共に、第3側面部及び第4
側面部を底面部の対応辺に沿う位置まで90度折り曲げ
ることにより、これらの第1側面部と第3側面部及び第
4側面部を自立させる工程;上記第3側面部及び第4側
面部と底面部との相対応する辺同士を相互に連結する工
程;第2側面部を起立させて、該第2側面部と第3側面
部及び第4側面部との相対応する辺同士を相互に連結す
る工程;を有することを特徴とするじゃかご用パネル材
の組立方法。 - 【請求項13】請求項12に記載の組立方法において、
上記第1側面部と第3側面部及び第4側面部を自立させ
るとき、該第3側面部及び第4側面部の角部に形成され
た連結用の環に、第2側面部と底面部との境界辺に挿通
した枠線の両端部を挿通して止着する工程を含むもの。 - 【請求項14】請求項12又は13に記載の組立方法に
おいて、上記底面部の適所に矩形状をした保形用の中枠
を立設する工程を含むもの。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9622496A JP2919345B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | じゃかご用パネル材及びその組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9622496A JP2919345B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | じゃかご用パネル材及びその組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09256343A JPH09256343A (ja) | 1997-09-30 |
JP2919345B2 true JP2919345B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=14159272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9622496A Expired - Fee Related JP2919345B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | じゃかご用パネル材及びその組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2919345B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2594985B (en) * | 2020-05-14 | 2022-05-18 | Shore Defence Ltd | Improvements in and relating to erosion prevention |
JP2023526340A (ja) | 2020-05-14 | 2023-06-21 | ショア ディフェンス リミテッド | 侵食防止の改善および侵食防止に関連する改善 |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP9622496A patent/JP2919345B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09256343A (ja) | 1997-09-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |