JP2916112B2 - 遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性を有する皮革の製造方法 - Google Patents
遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性を有する皮革の製造方法Info
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- JP2916112B2 JP2916112B2 JP26504796A JP26504796A JP2916112B2 JP 2916112 B2 JP2916112 B2 JP 2916112B2 JP 26504796 A JP26504796 A JP 26504796A JP 26504796 A JP26504796 A JP 26504796A JP 2916112 B2 JP2916112 B2 JP 2916112B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮革に遠赤外線放
射特性、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性を付与
せしめるようにした皮革の製造方法に関するものであ
る。
射特性、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性を付与
せしめるようにした皮革の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、皮革に遠赤外線放射特性、抗菌
性、脱臭性、防カビ性および防虫性を付与せしめるよう
にした皮革の製造方法は知られていなかった。
性、脱臭性、防カビ性および防虫性を付与せしめるよう
にした皮革の製造方法は知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、皮革に遠赤
外線放射特性、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性
を付与することにより、例えば靴に利用した場合、冬期
において暖かく、夏期においては足のむれを防ぐと共
に、雑菌の発生を防止し、且つ足の臭気を除去し、併せ
て防カビ作用およびノミやダニ等の衛生害虫が寄りつか
ないという防虫効果を有する皮革を製造することを課題
とする。
外線放射特性、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性
を付与することにより、例えば靴に利用した場合、冬期
において暖かく、夏期においては足のむれを防ぐと共
に、雑菌の発生を防止し、且つ足の臭気を除去し、併せ
て防カビ作用およびノミやダニ等の衛生害虫が寄りつか
ないという防虫効果を有する皮革を製造することを課題
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、粒径5μm以
下のマグネシア40〜60重量%、酸化亜鉛20〜30
重量%および硅石20〜30重量%を混合して得られた
複合セラミックスを、皮革の製造工程中の加脂工程にお
いて皮に含浸せしめるという製造方法、粒径5μm以下
のマグネシア40〜60重量%、硅石5〜15重量%、
角閃石20〜40重量%およびチタン5〜15重量%を
混合して得られた複合セラミックスを、皮革の製造工程
中の加脂工程において皮に含浸せしめるという製造方
法、粒径5μm以下のマグネシア40〜60重量%、硅
石5〜15重量%、角閃石5〜15重量%、蛇紋石20
〜40重量%およびチタン5〜15重量%を混合して得
られた複合セラミックスを、皮革の製造工程中の加脂工
程において皮に含浸せしめるという製造方法、粒径5μ
m以下のマグネシア10〜20重量%、硅石10〜20
重量%、蛇紋石40〜60重量%およびチタン15〜2
5重量%を混合して得られた複合セラミックスを、皮革
の製造工程中の加脂工程において皮に含浸せしめるとい
う製造方法、のいずれかを採用することにより、上記課
題を解決した。
下のマグネシア40〜60重量%、酸化亜鉛20〜30
重量%および硅石20〜30重量%を混合して得られた
複合セラミックスを、皮革の製造工程中の加脂工程にお
いて皮に含浸せしめるという製造方法、粒径5μm以下
のマグネシア40〜60重量%、硅石5〜15重量%、
角閃石20〜40重量%およびチタン5〜15重量%を
混合して得られた複合セラミックスを、皮革の製造工程
中の加脂工程において皮に含浸せしめるという製造方
法、粒径5μm以下のマグネシア40〜60重量%、硅
石5〜15重量%、角閃石5〜15重量%、蛇紋石20
〜40重量%およびチタン5〜15重量%を混合して得
られた複合セラミックスを、皮革の製造工程中の加脂工
程において皮に含浸せしめるという製造方法、粒径5μ
m以下のマグネシア10〜20重量%、硅石10〜20
重量%、蛇紋石40〜60重量%およびチタン15〜2
5重量%を混合して得られた複合セラミックスを、皮革
の製造工程中の加脂工程において皮に含浸せしめるとい
う製造方法、のいずれかを採用することにより、上記課
題を解決した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明者は、単一成分のセラミッ
クスにつき、それぞれ遠赤外線放射率および抗菌率と脱
臭率を個々に測定し、遠赤外線放射率および抗菌率、脱
臭率において優れたものを抽出すると共に、前記各セラ
ミックスを3種以上を一定比率で混合攪拌し、然る後仮
焼して得られた遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌
性、脱臭性の外、防カビ性およびノミやダニ等の衛生害
虫に対する防虫性を有する複合セラミックスを、皮革製
造工程中の加脂工程において皮の表層部分に含浸させる
ことにより、遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌
性、脱臭性、防カビ性および衛生害虫に対する防虫性を
有する皮革を得た。以下本発明製造方法につき詳細に説
明する。
クスにつき、それぞれ遠赤外線放射率および抗菌率と脱
臭率を個々に測定し、遠赤外線放射率および抗菌率、脱
臭率において優れたものを抽出すると共に、前記各セラ
ミックスを3種以上を一定比率で混合攪拌し、然る後仮
焼して得られた遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌
性、脱臭性の外、防カビ性およびノミやダニ等の衛生害
虫に対する防虫性を有する複合セラミックスを、皮革製
造工程中の加脂工程において皮の表層部分に含浸させる
ことにより、遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌
性、脱臭性、防カビ性および衛生害虫に対する防虫性を
有する皮革を得た。以下本発明製造方法につき詳細に説
明する。
【0006】本発明に使用される遠赤外線放射特性を有
すると共に、抗菌性および脱臭性を有する複合セラミッ
クスを構成する単一成分のセラミックスの平均放射率お
よび抗菌率と脱臭率を測定したところ、表1,表2に示
す測定値を得た。
すると共に、抗菌性および脱臭性を有する複合セラミッ
クスを構成する単一成分のセラミックスの平均放射率お
よび抗菌率と脱臭率を測定したところ、表1,表2に示
す測定値を得た。
【0007】
【表1】
【0008】
【表2】
【0009】表1の測定結果から、平均放射率は最低の
チタンでも85%、その他はいずれも91〜96%で、
各セラミックスともに非常に放射率が高いことが判っ
た。
チタンでも85%、その他はいずれも91〜96%で、
各セラミックスともに非常に放射率が高いことが判っ
た。
【0010】また、表2の測定結果から、マグネシアは
大腸菌およびブドウ状球菌に対してほぼ100%近い抗
菌率を有するが、臭気の発生源であるアンモニアや硫化
水素に対しては脱臭性はほとんどなく、酸化亜鉛は硫化
水素に対して100%の脱臭率を有するが、アンモニア
に対してはほとんど脱臭性がなく、抗菌性もほとんどな
く、また硅石は硫化水素に対して100%、アンモニア
に対しては93%の脱臭率を有するが、抗菌性はほとん
どなく、角閃石は大腸菌に対して65%、ブドウ状球菌
に対して78%のある程度の抗菌率を有すると共に、ア
ンモニアに対して75%、硫化水素に対して89%の比
較的高い脱臭率を有し、そして、蛇紋石が大腸菌に対し
て86%、ブドウ状球菌に対して96%の抗菌率を有す
ると共に、アンモニアに対しては95%、硫化水素に対
して90%の脱臭率を有することが判った。なお、チタ
ンは、アンモニアに対しては60%と中程度の脱臭率し
かなく、硫化水素に対してはほとんど脱臭性がなく、大
腸菌およびブドウ状球菌に対してほとんど抗菌性がない
ことが判ったが、チタンは他のセラミックスと混合する
ことにより、該セラミックスの効力を活性化させる活性
材として使用できるので、本発明に採用した。
大腸菌およびブドウ状球菌に対してほぼ100%近い抗
菌率を有するが、臭気の発生源であるアンモニアや硫化
水素に対しては脱臭性はほとんどなく、酸化亜鉛は硫化
水素に対して100%の脱臭率を有するが、アンモニア
に対してはほとんど脱臭性がなく、抗菌性もほとんどな
く、また硅石は硫化水素に対して100%、アンモニア
に対しては93%の脱臭率を有するが、抗菌性はほとん
どなく、角閃石は大腸菌に対して65%、ブドウ状球菌
に対して78%のある程度の抗菌率を有すると共に、ア
ンモニアに対して75%、硫化水素に対して89%の比
較的高い脱臭率を有し、そして、蛇紋石が大腸菌に対し
て86%、ブドウ状球菌に対して96%の抗菌率を有す
ると共に、アンモニアに対しては95%、硫化水素に対
して90%の脱臭率を有することが判った。なお、チタ
ンは、アンモニアに対しては60%と中程度の脱臭率し
かなく、硫化水素に対してはほとんど脱臭性がなく、大
腸菌およびブドウ状球菌に対してほとんど抗菌性がない
ことが判ったが、チタンは他のセラミックスと混合する
ことにより、該セラミックスの効力を活性化させる活性
材として使用できるので、本発明に採用した。
【0011】上記の結果より、本発明者は前記各単一成
分のセラミックスを3種以上混合することにより、遠赤
外線放射特性を有すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ
性およびノミやダニ等の衛生害虫に対する防虫性を併せ
有する複合セラミックスが得られるのではないかと考
え、マグネシア40〜60重量%、酸化亜鉛20〜30
重量%および硅石20〜30重量%を混合した複合セラ
ミックス、あるいはマグネシア40〜60重量%、硅石
5〜15重量%、角閃石20〜40重量%およびチタン
5〜15重量%を混合した複合セラミックス、またはマ
グネシア40〜60重量%、角閃石5〜15重量%、蛇
紋石20〜40重量%およびチタン5〜15重量%を混
合した複合セラミックス、そしてまたはマグネシア10
〜20重量%、硅石10〜20重量%、蛇紋石40〜6
0重量%およびチタン15〜25重量%を混合した複合
セラミックスの遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カ
ビ抵抗および衛生害虫に対する防虫性を示す忌避率を測
定したところ、それぞれよい測定結果が得られた。そし
て、表3に示す最も好ましい各セラミックスの混合比率
で混合した複合セラミックスの測定をしたところ、表4
に示すような測定値が得られた。表3の各混合比率で得
られた複合セラミックスを、それぞれ複合セラミックス
A〜Dとし、表4にもこれを適用した。
分のセラミックスを3種以上混合することにより、遠赤
外線放射特性を有すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ
性およびノミやダニ等の衛生害虫に対する防虫性を併せ
有する複合セラミックスが得られるのではないかと考
え、マグネシア40〜60重量%、酸化亜鉛20〜30
重量%および硅石20〜30重量%を混合した複合セラ
ミックス、あるいはマグネシア40〜60重量%、硅石
5〜15重量%、角閃石20〜40重量%およびチタン
5〜15重量%を混合した複合セラミックス、またはマ
グネシア40〜60重量%、角閃石5〜15重量%、蛇
紋石20〜40重量%およびチタン5〜15重量%を混
合した複合セラミックス、そしてまたはマグネシア10
〜20重量%、硅石10〜20重量%、蛇紋石40〜6
0重量%およびチタン15〜25重量%を混合した複合
セラミックスの遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カ
ビ抵抗および衛生害虫に対する防虫性を示す忌避率を測
定したところ、それぞれよい測定結果が得られた。そし
て、表3に示す最も好ましい各セラミックスの混合比率
で混合した複合セラミックスの測定をしたところ、表4
に示すような測定値が得られた。表3の各混合比率で得
られた複合セラミックスを、それぞれ複合セラミックス
A〜Dとし、表4にもこれを適用した。
【0012】
【表3】
【0013】
【表4】
【0014】すなわち、前記各複合セラミックスA〜D
のいずれも遠赤外線放射率は94%以上で極めて高い放
射率を有し、且つ抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率
も極めて高いことが判った。
のいずれも遠赤外線放射率は94%以上で極めて高い放
射率を有し、且つ抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率
も極めて高いことが判った。
【0015】次に、本発明に採用する遠赤外線放射特性
を有すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫
性を有する複合セラミックスの製造方法について詳細に
説明する。前記複合セラミックスを構成する各単一成分
の各セラミックスの粒径は、5μm以下の微粉末を使用
する必要があり、そしてこれら各セラミックスを混合す
ると、各セラミックスの比重、水分、湿度等の物理的特
性が夫々異なると共に、これら原材料である前記各セラ
ミックスは粒径が5μm以下の微粉末であるため、凝集
化が安易に作用して、前記各セラミックスを均一に混合
することは極めて容易ではない。
を有すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫
性を有する複合セラミックスの製造方法について詳細に
説明する。前記複合セラミックスを構成する各単一成分
の各セラミックスの粒径は、5μm以下の微粉末を使用
する必要があり、そしてこれら各セラミックスを混合す
ると、各セラミックスの比重、水分、湿度等の物理的特
性が夫々異なると共に、これら原材料である前記各セラ
ミックスは粒径が5μm以下の微粉末であるため、凝集
化が安易に作用して、前記各セラミックスを均一に混合
することは極めて容易ではない。
【0016】そこで本発明者は、表3に示すような好ま
しい混合比率により前記3種以上の単一成分のセラミッ
クスを夫々所定比率で混合機に投入して混合攪拌した
後、その混合物を粉砕機に投入して粉砕し、更に、前記
粉砕したものを再び混合機に投入して混合攪拌し、その
後また粉砕機に投入して粉砕するという工程を順次約3
0分間繰返すという手段を採用することにより、均一に
混合された複合セラミックスを製造することができた。
しい混合比率により前記3種以上の単一成分のセラミッ
クスを夫々所定比率で混合機に投入して混合攪拌した
後、その混合物を粉砕機に投入して粉砕し、更に、前記
粉砕したものを再び混合機に投入して混合攪拌し、その
後また粉砕機に投入して粉砕するという工程を順次約3
0分間繰返すという手段を採用することにより、均一に
混合された複合セラミックスを製造することができた。
【0017】そして、前記均一に混合された複合セラミ
ックスの化学特性の安定化を図るため、複合セラミック
スを200〜500℃の仮焼温度で焼成機により焼成し
て、遠赤外線放射特性を有すると共に抗菌性、脱臭性、
防カビ性および防虫性を有する複合セラミックスとする
のである。
ックスの化学特性の安定化を図るため、複合セラミック
スを200〜500℃の仮焼温度で焼成機により焼成し
て、遠赤外線放射特性を有すると共に抗菌性、脱臭性、
防カビ性および防虫性を有する複合セラミックスとする
のである。
【0018】なお、前記複合セラミックスの材料である
各セラミックスの水素イオン濃度は、表5に示すように
アルカリ性状を呈している。また、前記各セラミックス
より成る複合セラミックスも表6に示すようにアルカリ
性状を呈している。
各セラミックスの水素イオン濃度は、表5に示すように
アルカリ性状を呈している。また、前記各セラミックス
より成る複合セラミックスも表6に示すようにアルカリ
性状を呈している。
【0019】
【表5】
【0020】
【表6】
【0021】表5記載の水素イオン濃度を有する各セラ
ミックスを複合した本発明に採用される複合セラミック
スの水素イオン濃度は、前記のように200℃〜500
℃で焼成されているので、表6に示すように非常に安定
してアルカリ性状を呈している。更に、これら複合セラ
ミックスは仮焼によって結晶化されて、電界エネルギー
(陽イオン)を発生する機能を有する複合セラミックス
になる。前記複合セラミックスがアルカリ性状を呈する
のは、その焼成加工中に不純物がガス化されるので、単
一成分のセラミックスよりもアルカリ性に移行するから
である。
ミックスを複合した本発明に採用される複合セラミック
スの水素イオン濃度は、前記のように200℃〜500
℃で焼成されているので、表6に示すように非常に安定
してアルカリ性状を呈している。更に、これら複合セラ
ミックスは仮焼によって結晶化されて、電界エネルギー
(陽イオン)を発生する機能を有する複合セラミックス
になる。前記複合セラミックスがアルカリ性状を呈する
のは、その焼成加工中に不純物がガス化されるので、単
一成分のセラミックスよりもアルカリ性に移行するから
である。
【0022】前記表4〜表6から前記製造方法によって
得られた複合セラミックスは、遠赤外線放射によって陽
イオンを発生する複合セラミックスであり、アルカリ域
の水素イオンになることが立証された。更に、脱臭機構
は分解作用であるという特性を有し、その結果前記製造
方法によって得られた複合セラミックスは、遠赤外線放
射特性を有する外に、抗菌性と脱臭性の両作用を兼ね備
えていることが判った。
得られた複合セラミックスは、遠赤外線放射によって陽
イオンを発生する複合セラミックスであり、アルカリ域
の水素イオンになることが立証された。更に、脱臭機構
は分解作用であるという特性を有し、その結果前記製造
方法によって得られた複合セラミックスは、遠赤外線放
射特性を有する外に、抗菌性と脱臭性の両作用を兼ね備
えていることが判った。
【0023】すなわち、前記複合セラミックスの抗菌メ
カニズムは、大腸菌、ブドウ状球菌等の一般生菌の表層
(壁)は陰イオンであって、そのため中性領域(pH
7.0〜7.5)でしか生息が不可能であるが、前記製
造方法によって得られた複合化された複合セラミックス
の最大の特性として陽イオンを発生するので、陰イオン
である菌体の表層(壁)が、前記複合セラミックスの陽
イオンによって破壊されると同時に、菌体蛋白質が変成
して、呼吸困難となり死滅するのである。
カニズムは、大腸菌、ブドウ状球菌等の一般生菌の表層
(壁)は陰イオンであって、そのため中性領域(pH
7.0〜7.5)でしか生息が不可能であるが、前記製
造方法によって得られた複合化された複合セラミックス
の最大の特性として陽イオンを発生するので、陰イオン
である菌体の表層(壁)が、前記複合セラミックスの陽
イオンによって破壊されると同時に、菌体蛋白質が変成
して、呼吸困難となり死滅するのである。
【0024】また、硫化水素およびアンモニア等に対す
る前記複合セラミックスの脱臭メカニズムは、物理的吸
着または化学的吸着等の一般的作用ではなく、分解作用
のため飽和状態にならないので、抗菌力と同様に、脱臭
力を半恒久的に有する。そして、前記複合セラミックス
は毒性を有していないのである。
る前記複合セラミックスの脱臭メカニズムは、物理的吸
着または化学的吸着等の一般的作用ではなく、分解作用
のため飽和状態にならないので、抗菌力と同様に、脱臭
力を半恒久的に有する。そして、前記複合セラミックス
は毒性を有していないのである。
【0025】更に、前記複合セラミックスの遠赤外線放
射によって発生する陽イオンによって、カビの発生また
は増殖を阻止し、防カビの機能を果たす。そして、前記
陽イオンによって、ノミやダニ等の衛生害虫に対する防
虫性を示す忌避効果を有するのである。
射によって発生する陽イオンによって、カビの発生また
は増殖を阻止し、防カビの機能を果たす。そして、前記
陽イオンによって、ノミやダニ等の衛生害虫に対する防
虫性を示す忌避効果を有するのである。
【0026】前記製造方法により製造された複合セラミ
ックスを用いた皮革の製造方法について説明する。本発
明製造方法は、従来の皮革製造工程中における加脂工程
中において、前記複合セラミックスを皮に含浸せしめる
工程が付加され、その他の工程は従来の皮革の製造工程
と同一である。
ックスを用いた皮革の製造方法について説明する。本発
明製造方法は、従来の皮革製造工程中における加脂工程
中において、前記複合セラミックスを皮に含浸せしめる
工程が付加され、その他の工程は従来の皮革の製造工程
と同一である。
【0027】すなわち、皮革の製造工程は大きく分け
て、準備工程、なめし工程および仕上げ工程に分けられ
る。
て、準備工程、なめし工程および仕上げ工程に分けられ
る。
【0028】準備工程は、原皮の塩分、汚物を水洗いで
落としながら、同時に吸水させ、次いで肉面の脂肪、肉
塊等を全部除去して、石灰と硫化ナトリウムの混合液に
漬け、皮を膨潤させて繊維をほぐして毛を取り除く(石
灰漬け、脱毛)。その後、裏すきまたは数枚に分割して
希望の厚さとし、酸やアンモニウムの塩溶液につけて石
灰を除去(脱灰)、同時に蛋白分解酵素を加えてコラー
ゲン以外の不要物を消化除去する(ベーチング)工程で
ある。
落としながら、同時に吸水させ、次いで肉面の脂肪、肉
塊等を全部除去して、石灰と硫化ナトリウムの混合液に
漬け、皮を膨潤させて繊維をほぐして毛を取り除く(石
灰漬け、脱毛)。その後、裏すきまたは数枚に分割して
希望の厚さとし、酸やアンモニウムの塩溶液につけて石
灰を除去(脱灰)、同時に蛋白分解酵素を加えてコラー
ゲン以外の不要物を消化除去する(ベーチング)工程で
ある。
【0029】なめし工程は、前記準備工程を終わった皮
を、タンニンを含む植物の樹皮、木部、葉等から抽出し
たタンニンを水に溶かした液に漬けてなめす工程であ
る。なめし剤は重クロム酸塩をグルコース等の還元剤で
還元して、三価の塩基性クロム塩に調整する。
を、タンニンを含む植物の樹皮、木部、葉等から抽出し
たタンニンを水に溶かした液に漬けてなめす工程であ
る。なめし剤は重クロム酸塩をグルコース等の還元剤で
還元して、三価の塩基性クロム塩に調整する。
【0030】仕上げ工程は、前記なめし工程を終わった
皮を用途に応じて染色し、生油又は乳化油で脂肪分を加
え、乾燥後皮の銀面に仕上げ剤を塗って製品にする工程
である。
皮を用途に応じて染色し、生油又は乳化油で脂肪分を加
え、乾燥後皮の銀面に仕上げ剤を塗って製品にする工程
である。
【0031】そして、本発明製造方法は前記仕上げ工程
中の加脂工程中において前記複合セラミックスを皮に含
浸せしめるのである。前記加脂工程中において、前記複
合セラミックスを皮に含浸せしめるには、好ましくは次
のような方法を採ることが推奨される。
中の加脂工程中において前記複合セラミックスを皮に含
浸せしめるのである。前記加脂工程中において、前記複
合セラミックスを皮に含浸せしめるには、好ましくは次
のような方法を採ることが推奨される。
【0032】先ず、加脂器に乳化加脂剤および温水を注
入して80℃程度で溶解攪拌後、前記複合セラミックス
を所定量前記加脂器内に投入して攪拌懸濁する。
入して80℃程度で溶解攪拌後、前記複合セラミックス
を所定量前記加脂器内に投入して攪拌懸濁する。
【0033】次に、前記染色工程を終了した皮を投入さ
れた回転ドラム内に前記加脂器で攪拌懸濁された複合セ
ラミックス含有加脂液を注入して、前記回転ドラム内の
温度を50〜60℃に保持して50〜60分間ドラミン
グを行う。前記回転ドラム内は温水の温度を50〜60
℃に保持しているので、皮の組織が膨潤(緩む)し、こ
の膨潤状態で真皮の乳頭層内に複合セラミックス含有加
脂液を含浸せしめ、然る後回転ドラムより前記複合セラ
ミックス含有加脂液を含浸した皮を取り出して、蟻酸で
中和し加脂工程を完了するのである。
れた回転ドラム内に前記加脂器で攪拌懸濁された複合セ
ラミックス含有加脂液を注入して、前記回転ドラム内の
温度を50〜60℃に保持して50〜60分間ドラミン
グを行う。前記回転ドラム内は温水の温度を50〜60
℃に保持しているので、皮の組織が膨潤(緩む)し、こ
の膨潤状態で真皮の乳頭層内に複合セラミックス含有加
脂液を含浸せしめ、然る後回転ドラムより前記複合セラ
ミックス含有加脂液を含浸した皮を取り出して、蟻酸で
中和し加脂工程を完了するのである。
【0034】その後、普通の皮革の製造工程と同様、乾
燥工程、ステーキング工程およびトグリング工程を経
て、前記複合セラミックスを含浸した皮革の製造が完了
するのである。前記乾燥工程において皮が乾燥すること
により、皮が元の状態に復し、前記複合セラミックスが
皮内に完全に含有されるのである。
燥工程、ステーキング工程およびトグリング工程を経
て、前記複合セラミックスを含浸した皮革の製造が完了
するのである。前記乾燥工程において皮が乾燥すること
により、皮が元の状態に復し、前記複合セラミックスが
皮内に完全に含有されるのである。
【0035】前記加脂工程中において、加脂器に注入す
る加脂剤、温水および複合セラミックスの好ましい割合
は、皮の重量100%に対して、乳化加脂剤としての長
鎖ジアルキルスルフォコハク酸3.0〜5.0重量%、
同じく無水マレイン酸オレフィン共重合体5.0〜7.
0重量%、同じくジエチレングリコールモノブチルエー
テル3.0〜5.0重量%、温水6.0〜8.0重量
%、複合セラミックスA〜Dとも1.5〜4.0重量%
を注入することが推奨される。
る加脂剤、温水および複合セラミックスの好ましい割合
は、皮の重量100%に対して、乳化加脂剤としての長
鎖ジアルキルスルフォコハク酸3.0〜5.0重量%、
同じく無水マレイン酸オレフィン共重合体5.0〜7.
0重量%、同じくジエチレングリコールモノブチルエー
テル3.0〜5.0重量%、温水6.0〜8.0重量
%、複合セラミックスA〜Dとも1.5〜4.0重量%
を注入することが推奨される。
【0036】
【表7】
【0037】表7に示すものは、加脂器に注入する加脂
剤、温水および複合セラミックスの最も好ましい注入割
合を示す表である。
剤、温水および複合セラミックスの最も好ましい注入割
合を示す表である。
【0038】表8〜表10は、それぞれ母材を牛皮、豚
皮および爬虫類皮とする皮革に、表3に示す好ましい配
合比率による複合セラミックスA〜Dを含浸せしめた本
発明製造方法により得られた皮革の特性を示す表であ
る。各表中のA〜Dは表3に示す複合セラミックスA〜
Dを使用したそれぞれの皮革を表示している。
皮および爬虫類皮とする皮革に、表3に示す好ましい配
合比率による複合セラミックスA〜Dを含浸せしめた本
発明製造方法により得られた皮革の特性を示す表であ
る。各表中のA〜Dは表3に示す複合セラミックスA〜
Dを使用したそれぞれの皮革を表示している。
【0039】
【表8】
【0040】
【表9】
【0041】
【表10】
【0042】前記表8〜表10はいずれも、母材を異に
する本発明製造方法によって得られた皮革の放射率、水
素イオン濃度、防カビ性を示す防カビ抵抗、ノミやダニ
等の衛生害虫に対する防虫性を示す忌避率、抗菌率およ
び脱臭率につき測定した表である。
する本発明製造方法によって得られた皮革の放射率、水
素イオン濃度、防カビ性を示す防カビ抵抗、ノミやダニ
等の衛生害虫に対する防虫性を示す忌避率、抗菌率およ
び脱臭率につき測定した表である。
【0043】表8〜10に示す測定結果より、各母材の
皮革とも複合セラミックスA〜Dのいずれを使用して
も、放射率は92〜95%を示し、遠赤外線放射率が高
く、防カビ抵抗も3で防カビ性が高く、また忌避率も9
1〜95%で防虫性が高く、大腸菌およびブドウ状球菌
に対する抗菌率も92〜97%で非常に高く、更にまた
アンモニアおよび硫化水素に対する脱臭率も93〜97
%と非常に高いことが判った。
皮革とも複合セラミックスA〜Dのいずれを使用して
も、放射率は92〜95%を示し、遠赤外線放射率が高
く、防カビ抵抗も3で防カビ性が高く、また忌避率も9
1〜95%で防虫性が高く、大腸菌およびブドウ状球菌
に対する抗菌率も92〜97%で非常に高く、更にまた
アンモニアおよび硫化水素に対する脱臭率も93〜97
%と非常に高いことが判った。
【0044】なお、汎用皮革の水素イオン濃度は、3.
5〜4.5の酸性を示すが、本発明製造方法によって得
られた皮革は、5.0〜6.5の弱酸性を示している。
これはアルカリ域に属する複合セラミックスをその製造
工程中に用いるので弱酸性に移行するからである。前記
汎用皮革はpH3.5〜4.5の酸性であるため、例え
ば靴に利用する場合、血流が悪くなり、鬱血して足がだ
るくなる等、生体に悪影響を与えるが、本発明製造方法
によって得られた弱酸性を示す皮革は、前記汎用皮革に
おけるような現象は発生しない。
5〜4.5の酸性を示すが、本発明製造方法によって得
られた皮革は、5.0〜6.5の弱酸性を示している。
これはアルカリ域に属する複合セラミックスをその製造
工程中に用いるので弱酸性に移行するからである。前記
汎用皮革はpH3.5〜4.5の酸性であるため、例え
ば靴に利用する場合、血流が悪くなり、鬱血して足がだ
るくなる等、生体に悪影響を与えるが、本発明製造方法
によって得られた弱酸性を示す皮革は、前記汎用皮革に
おけるような現象は発生しない。
【0045】更に、図1は本発明製造方法により得られ
た皮革の平均放射率と汎用皮革の平均放射率を示す分布
図であり、本発明製造方法により得られた皮革の放射率
が汎用皮革より高く、遠赤外線放射率が高いことが立証
できた。
た皮革の平均放射率と汎用皮革の平均放射率を示す分布
図であり、本発明製造方法により得られた皮革の放射率
が汎用皮革より高く、遠赤外線放射率が高いことが立証
できた。
【0046】前記表8〜表10および図1より、本発明
製造方法によって得られた皮革は、遠赤外線放射性を有
すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性を
有する複合セラミックスがその表層部に含浸されてお
り、前記複合セラミックスによって皮革に遠赤外線放射
特性、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性を付与し
ていることが立証できた。
製造方法によって得られた皮革は、遠赤外線放射性を有
すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性を
有する複合セラミックスがその表層部に含浸されてお
り、前記複合セラミックスによって皮革に遠赤外線放射
特性、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性を付与し
ていることが立証できた。
【0047】
【発明の効果】本発明は上述のようであるから、本発明
製造方法によって製造された皮革は、遠赤外線放射特性
を有すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫
性を有する複合セラミックスが皮革に含浸されているの
で、該皮革に遠赤外線放射特性、抗菌性、脱臭性、防カ
ビ性および防虫性が付与される。そして、本発明製造方
法により、遠赤外線放射特性、抗菌性、脱臭性、防カビ
性および防虫性が付与された皮革を、例えば靴に使用し
た場合、前記複合セラミックスは遠赤外線放射特性によ
り熱容量が大きいため、冬期においては人体の体温を温
める放熱作用が働き暖かく、更に、前記のように遠赤外
線放射特性により熱容量が大きいため、夏期においては
人体の体温を吸収する作用が働き涼しく足のむれを防
ぎ、且つ雑菌の発生を阻止すると共に、足の臭気を除去
し、更にカビの発生が阻止され、ダニ等の衛生害虫が寄
りつかず、快適な靴とすることができるのである。ま
た、本発明製造方法によって得られた皮革を、ジャンパ
ー、スカート等の被服や手袋、ソファーや自動車のシー
ト、またはカバン、袋物等に使用しても靴と同一の効果
を奏することができる。
製造方法によって製造された皮革は、遠赤外線放射特性
を有すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫
性を有する複合セラミックスが皮革に含浸されているの
で、該皮革に遠赤外線放射特性、抗菌性、脱臭性、防カ
ビ性および防虫性が付与される。そして、本発明製造方
法により、遠赤外線放射特性、抗菌性、脱臭性、防カビ
性および防虫性が付与された皮革を、例えば靴に使用し
た場合、前記複合セラミックスは遠赤外線放射特性によ
り熱容量が大きいため、冬期においては人体の体温を温
める放熱作用が働き暖かく、更に、前記のように遠赤外
線放射特性により熱容量が大きいため、夏期においては
人体の体温を吸収する作用が働き涼しく足のむれを防
ぎ、且つ雑菌の発生を阻止すると共に、足の臭気を除去
し、更にカビの発生が阻止され、ダニ等の衛生害虫が寄
りつかず、快適な靴とすることができるのである。ま
た、本発明製造方法によって得られた皮革を、ジャンパ
ー、スカート等の被服や手袋、ソファーや自動車のシー
ト、またはカバン、袋物等に使用しても靴と同一の効果
を奏することができる。
【図1】本発明製造方法により得られた皮革の平均放射
率と汎用皮革の平均放射率を示す分布図である。
率と汎用皮革の平均放射率を示す分布図である。
Claims (4)
- 【請求項1】粒径5μm以下のマグネシア40〜60重
量%、酸化亜鉛20〜30重量%および硅石20〜30
重量%を混合して得られた複合セラミックスを、皮革の
製造工程中の加脂工程において皮に含浸せしめたことを
特徴とする遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌性、
脱臭性、防カビ性および防虫性を有する皮革の製造方
法。 - 【請求項2】粒径5μm以下のマグネシア40〜60重
量%、硅石5〜15重量%、角閃石20〜40重量%お
よびチタン5〜15重量%を混合して得られた複合セラ
ミックスを、皮革の製造工程中の加脂工程において皮に
含浸せしめたことを特徴とする遠赤外線放射特性を有す
ると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性を有
する皮革の製造方法。 - 【請求項3】粒径5μm以下のマグネシア40〜60重
量%、硅石5〜15重量%、角閃石5〜15重量%、蛇
紋石20〜40重量%およびチタン5〜15重量%を混
合して得られた複合セラミックスを、皮革の製造工程中
の加脂工程において皮に含浸せしめたことを特徴とする
遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌性、脱臭性、防
カビ性および防虫性を有する皮革の製造方法。 - 【請求項4】粒径5μm以下のマグネシア10〜20重
量%、硅石10〜20重量%、蛇紋石40〜60重量%
およびチタン15〜25重量%を混合して得られた複合
セラミックスを、皮革の製造工程中の加脂工程において
皮に含浸せしめたことを特徴とする遠赤外線放射特性を
有すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性
を有する皮革の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26504796A JP2916112B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性を有する皮革の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26504796A JP2916112B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性を有する皮革の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1088200A JPH1088200A (ja) | 1998-04-07 |
JP2916112B2 true JP2916112B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=17411850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26504796A Expired - Lifetime JP2916112B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性および防虫性を有する皮革の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2916112B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU6025399A (en) * | 1998-09-04 | 2000-03-27 | Agion Technologies, Llc | Antimicrobial footwear and process of manufacture |
GB0023632D0 (en) * | 2000-09-27 | 2000-11-08 | Pittards Plc | Abrasion resistant leather |
KR100390621B1 (ko) * | 2001-04-06 | 2003-07-07 | 조광피혁 주식회사 | 원적외선을 방출하는 피혁의 제조방법 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP26504796A patent/JP2916112B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1088200A (ja) | 1998-04-07 |
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