JP2915176B2 - 磁気カード - Google Patents

磁気カード

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JP2915176B2
JP2915176B2 JP3174364A JP17436491A JP2915176B2 JP 2915176 B2 JP2915176 B2 JP 2915176B2 JP 3174364 A JP3174364 A JP 3174364A JP 17436491 A JP17436491 A JP 17436491A JP 2915176 B2 JP2915176 B2 JP 2915176B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カードに関し、特
に、透明基材の表面に対し可視表示領域として形成され
たマイクロカプセル層中の各マイクロカプセルに対し磁
性流体と磁性流体に比べて比重が大きくかつ磁性流体の
色彩に対しコントラストの高い色彩をもつ表示物質を収
容してなる磁気カードに関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の磁気カードとしては、た
とえば実公昭48-41221に開示された磁気カードのごと
く、オイルとともに磁性フレークの収容された複数のマ
イクロカプセルをバインダ中に分散することにより透明
基材の表面に対し可視表示領域として機能するマイクロ
カプセル層を形成しておき、磁性シートに含まれた磁気
記録領域の記録内容に応じて磁界を発生しマイクロカプ
セル層の各マイクロカプセル中に収容された磁性フレー
クの配向方向を変更することにより、その記録内容を視
認可能としてなるものが提案されていた。
【0004】
【解決すべき問題点】しかしながら、従来の磁気カード
では、透明基材の表面に対して配置したマイクロカプセ
ル層の各マイクロカプセル中に収容された磁気フレーク
の配向方向を磁性シートに含まれた磁気記録領域の記録
内容に応じて変更することにより可視表示していたの
で、(i) 磁性シートの磁気記録領域に対する磁気記録に
先立ち特定の外部磁界(予備配向磁界という)によって
各マイクロカプセル中の磁性フレークを一定方向に配向
(予備配向という)せしめなければならず、可視表示操
作が煩雑となる欠点があり、また(ii)磁性シートの磁気
記録領域に対する磁気記録ののち予備配向磁界とは異な
る外部磁界が印加されると磁性フレークの配向方向が攪
乱されてしまい、可視表示の内容が視認不能となる欠点
があった。
【0005】 そこで、本発明は、これらの欠点を除
去すべく、透明基材の表面に対して可視表示領域として
形成されたマイクロカプセル層中の各マイクロカプセル
に対し磁性流体と磁性流体に比べ比重が大きく磁性流体
の色彩に対しコントラストの高い色彩をもつ表示物質と
を収容してなる磁気カードを提供せんとするものであ
る。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【問題点の解決手段】本発明により提供される問題点の
解決手段は、「透明基材の表面に対して配置されたバイ
ンダ中に複数のマイクロカプセルを分散せしめてマイク
ロカプセル層を形成することにより磁性シートの発生す
る磁界に応じて可視表示をなす可視表示領域としてなる
磁気カードにおいて、各マイクロカプセル中に、(a) 磁
性流体(34)と、(b) 磁性流体(34)に比べて比重が大き
く、かつ磁性流体(34)の色彩に対しコントラストの高い
色彩をもつ表示物質(33)とを収容してなることを特徴と
する磁気カード」である。
【0008】
【作用】本発明にかかる磁気カードは、上述の[問題点
の解決手段]の欄に明示したごとく、透明基材の表面に
対して配置されたバインダ中に複数のマイクロカプセル
を分散せしめてマイクロカプセル層を形成することによ
り磁性シートの発生する磁界に応じて可視表示をなす可
視表示領域としてなる磁気カードであって、特に、各マ
イクロカプセル中に、(a) 磁性流体と、(b) 磁性流体に
比べて比重が大きく、かつ磁性流体の色彩に対しコント
ラストの高い色彩をもつ表示物質とを収容しているの
で、 (i) 磁性シートの磁気記録領域への磁気記録に先立ち
可視表示領域に対して予備配向処理を施す必要を排除す
る作用をなし、また (ii) 外部磁界によって可視表示の内容が攪乱されても
単に静置するのみで当初の状態を復元可能とする作用を
なし、ひいては (iii) 外部磁界によって可視表示の内容が視認不能と
されることを回避する作用をなし、結果的に (iv) 可視表示操作を簡潔化し、表示内容を長期間にわ
たり保持せしめる作用をなす。
【0009】
【実施例】次に、本発明にかかる磁気カードについて、
その好ましい実施例を挙げ、添付図面を参照しつつ、具
体的に説明する。
【0010】しかしながら、以下に説明する実施例は、
本発明の理解を容易化ないし促進化するために記載され
るものであって、本発明を限定するために記載されるも
のではない。
【0011】換言すれば、以下に説明される実施例にお
いて開示される各要素は、本発明の精神ならびに技術的
範囲に属する全ての設計変更ならびに均等物置換を含む
ものである。
【0012】(添付図面の説明)
【0013】図1は、本発明にかかる磁気カードの一実
施例を示すための部分断面斜視図であって、透明基材20
の一面に対し可視表示領域として機能するマイクロカプ
セル層30が配置され、かつマイクロカプセル層30の表面
に対し可視表示のための磁界を形成する磁性シート40
配置されている。
【0014】図2は、図1に示した実施例の部分拡大断
面図であって、磁性シート40の磁化状態とマイクロカプ
セル層30中のマイクロカプセル32に収容された磁性流体
34の分散状態との関係を示している。
【0015】図3は、図1に示した実施例の部分拡大断
面図であって、磁性シート40の磁化状態とマイクロカプ
セル層30中のマイクロカプセル32に収容された磁性流体
34の分散状態との関係を示している。
【0016】図4は、図1に示した実施例の製造要領を
示すためのフローチャート図である。
【0017】(実施例の構成)
【0018】まず、図1ないし図3を参照しつつ、本発
明にかかる磁気カードの一実施例について、その構成を
詳細に説明する。
【0019】10は、本発明にかかる磁気カードであっ
て、透明基材20の少なくとも一表面に対し可視表示領域
を形成するために配置されたマイクロカプセル層30と、
可視表示のための磁界を形成するようマイクロカプセル
30の表面上に配置された磁性シート40とが包有されて
いる。
【0020】透明基材20は、適宜の肉厚の透明材料 (た
とえば透明プラスチックフィルムなど) によって作成さ
れており、マイクロカプセル層30の保持体として機能し
ている。
【0021】マイクロカプセル層30は、バインダ31中に
分散せしめられた複数のマイクロカプセル32と、各マイ
クロカプセル32中に適宜の表示物質33とともに収容され
た磁性流体34とを包有している。
【0022】マイクロカプセル32は、磁性シート40に含
まれた磁気記録領域の記録内容を視認可能に表示するに
際して明瞭に表示できるよう、その大きさが30μm〜 1
00μm程度であることが好ましい。
【0023】表示物質33は、磁性流体34よりも比重が大
きく、かつ可視表示の際のコントラストおよび美観を確
保するために磁性流体34の色彩に対し高いコントラスト
を示す色彩を有している。表示物質33は、磁性流体34が
通常黒色であるので、白色液体 (たとえばアルミナ微粉
あるいは二酸化チタン微粉などの白色微粉の水溶液ある
いは懸濁液) もしくは白色微粉 (たとえばアルミナ微粉
あるいは二酸化チタン微粉など) であれば、好ましい。
マイクロカプセル32に対する表示物質33の収容量は、可
視表示を明瞭とする観点からすれば、マイクロカプセル
32の容積の50%に相当する量以下である必要があるが、
磁性シート40の磁気記録領域の磁化に伴なって発生され
た磁界による表示物質33の移動特性を確保するために、
マイクロカプセル32の容積の5〜30%程度とされている
ことが、好ましい。
【0024】磁性流体34は、可視入射光を好適に反射す
る必要があるので、磁性金属粉末 (たとえば酸化鉄ある
いは鉄コバルト合金などの粉末) を包有していることが
好ましい。
【0025】磁性シート40は、透明プラスチックテープ
などの適宜の基材41の表面に対し磁気被膜 (すなわち磁
性層)42 を配置せしめて周知の要領で作成されており、
マイクロカプセル層30の近傍に位置する磁気記録領域を
備えている。磁性シート40は、磁性流体34が通常黒色で
あるので、磁性層42の表面 (ひいてはマイクロカプセル
30の表面に対向する表面 (以下“一表面”という))の
色彩が可視表示のコントラストを確保するよう黒色とさ
れていることが好ましい。
【0026】(製造要領・・その1)
【0027】更に、図1ないし図4を参照しつつ、本発
明にかかる磁気カードの一実施例について、その製造要
領の一例を詳細に説明する。ここでは、表示物質が白色
液体(具体的にはアルミナ微粉の水溶液) であり、かつ
磁性流体がオイルベースであるものとして説明するが、
本発明をこれに限定する意図はない。
【0028】磁性流体34は、磁性流体34よりも比重が大
きい適宜の表示物質 (ここでは白色液体)33 と乳化剤
(たとえばスパン80;Span80) とともに攪拌装置に収容
され、攪拌せしめられる(結果物を“第1分散液”とい
う)。第1分散液は、w/o型エマルジョンであって、
磁性流体34中に白色液体33が微小な液滴として分散され
ている。
【0029】第1分散液は、適宜の乳化剤 (たとえばト
ウィーン20;Tween20)を含む水溶液とともに攪拌装置に
収容され、攪拌せしめられる (結果物を“第2分散液”
という) 。第2分散液は、 (w/o)/w型エマルジョ
ンであって、第1分散液 (すなわち白色液体33の液滴
分散された磁性流体34) が水溶液中に分散されている。
【0030】これに対し、水とゼラチン水溶液とアラビ
アゴム水溶液などを適宜の割合で混合して十分に攪拌す
ることにより、ゼラチンゴム混合液を作成する。ゼラチ
ンゴム混合液は、たとえば水 140ccと11重量%のゼラチ
ン水溶液(等電点pH4.5 の豚皮ゼラチン水溶液)30g
と、11重量%のアラビアゴム水溶液30gと、2重量%の
ドデシルスルホン酸ナトリウム水溶液5gと、界面活性
剤としてのスパン80の微少量とを互いに混合して十分に
撹拌することによって作成すればよい。以下、この場合
について例示するが、本発明は、これに限定されるもの
ではなく、マイクロカプセル層30が形成できる限り、所
望の素材を所望の割合で使用してもよい。
【0031】ゼラチンゴム混合液は、撹拌が適度に進行
したのち、適宜の温度まで加熱せしめられる
【0032】そののち、ゼラチンゴム混合液には、第2
分散液が混合されて撹拌されることにより、第2分散液
が分散される(結果物を“中間分散液”という)。
【0033】中間分散液には、撹拌を続行しつつ、酢酸
(たとえば10重量%)がpH4〜4.5となるまで滴下され
る。これにより、第1分散液 (具体的には磁性流体34)
の周囲に対してゼラチンおよびアラビアゴムの膜が形成
せしめられる。
【0034】酢酸の滴下された中間分散液は、第1分散
液 (具体的には磁性流体34) の周囲に対して配置された
ゼラチンおよびアラビアゴムの膜を凝固せしめるため
に、撹拌しつつ冷却せしめられる。
【0035】冷却された中間分散液には、更に、第1分
散液 (具体的には磁性流体34) の周囲に配置されたゼラ
チンおよびアラビアゴムの膜を一層凝固せしめるため
に、グルタルアルデヒド水溶液(たとえば25重量%)が
適当量だけ添加される。これにより、ゼラチンおよびア
ラビアゴム中にマイクロカプセル32が分散された状態と
なる(これを“マイクロカプセル液”という)。マイク
ロカプセル32には、第1分散液 (具体的には白色液体33
の分散された磁性流体34) が収容されている。
【0036】マイクロカプセル液には、撹拌を続行しつ
つ、水酸化ナトリウム水溶液(たとえば20重量%)がpH
6〜7となるまで滴下される。
【0037】水酸化ナトリウム水溶液の滴下ののちも、
マイクロカプセル液は、更に十分の時間(たとえば3〜
5時間)にわたり撹拌が継続される。
【0038】攪拌終了ののち、マイクロカプセル液は、
透明基材20の表面上に適宜の肉厚(たとえば 400μm〜
500μm程度)となるよう塗布され、乾燥固化されるこ
とにより、マイクロカプセル層30とされる。
【0039】最後に、マイクロカプセル層30の露出面に
対し、別途作成された磁性シート40を接合したのち、適
宜の大きさに裁断することにより、本発明にかかる磁気
カード10が作成される。
【0040】(製造要領・・その2)
【0041】更にまた、図1ないし図4を参照しつつ、
本発明にかかる磁気カードの一実施例について、その製
造要領の一例を詳細に説明する。ここでは、表示物質が
白色微粉 (具体的にはアルミナ微粉) であり、かつ磁性
流体がオイルベースであるものとして説明するが、本発
明をこれに限定する意図はない。
【0042】磁性流体34よりも比重が大きい適宜の表示
物質 (ここでは白色微粉)33 が親油化されたのち、適宜
の乳化剤 (たとえばトウィーン20;Tween20)を含む水溶
液とともに攪拌装置 (たとえば超音波洗浄器) に収容さ
れ、攪拌せしめられる (結果物を“表示物質分散液”と
いう) 。表示物質分散液は、 (w/o)/w型エマルジ
ョンであって、白色微粉33が分散された磁性流体34が水
溶液中に分散されている。
【0043】表示物質分散液は、以下、上述の製造要領
にしたがってマイクロカプセル化され、本発明にかかる
磁気カード10が製造される。
【0044】(製造要領・・その3)
【0045】併せて、図1ないし図4を参照しつつ、本
発明にかかる磁気カードの一実施例について、その製造
要領の一例を詳細に説明する。ここでは、表示物質が白
色微粉 (具体的にはアルミナ微粉) であり、かつ磁性流
体がオイルベースであるものとして説明するが、本発明
をこれに限定する意図はない。
【0046】磁性流体34よりも比重が大きい適宜の表示
物質 (ここでは白色微粉)33 が親水化されたのち、乳化
剤 (たとえばスパン80;Span80) とともに攪拌装置(た
とえば超音波洗浄器)に収容され、攪拌せしめられる
(結果物を“表示物質分散液”という)。表示物質分散
液は、w/o型エマルジョンであって、磁性流体34中に
白色微粉33が分散されている。
【0047】表示物質分散液は、以下、上述の製造要領
にしたがってマイクロカプセル化され、本発明にかかる
磁気カード10が製造される。
【0048】(実施例の作用)
【0049】最後に、図1ないし図3を参照しつつ、本
発明にかかる磁気カードの一実施例について、その作用
を詳細に説明する。
【0050】可視表示動作
【0051】本発明にかかる磁気カード10では、マイク
ロカプセル層30の近傍に位置した磁性シート40の磁気記
録領域が磁化されていない場合(図2参照)、マイクロ
カプセル32中の磁性流体34が表示物質33との比重差に起
因した浮力によって磁性シート40の表面から離間した位
置へ移動して分布することとなる。このため、透明基材
20を介して入射された可視入射光Lは、マイクロカプセ
ル層30でマイクロカプセル32中の磁性流体34によって反
射され、可視反射光L* として透明基材20の外部に向け
て出射される。したがって、本発明にかかる磁気カード
10は、透明基材20の外部から視認する場合、磁性流体34
のもつ色彩(たとえば黒色)を呈することとなる。
【0052】これに対し、本発明にかかる磁気カード10
は、マイクロカプセル層30の近傍に位置した磁性シート
40の磁気記録領域がたとえば矢印で示したごとく磁化さ
れた場合(図3参照)、マイクロカプセル32中の磁性流
体34が表示物質33との比重差に起因した浮力に抗して磁
性シート40の表面に接近した位置へ移動して分布するこ
ととなる。このため、透明基材20を介して入射された可
視入射光Lは、マイクロカプセル層30でマイクロカプセ
ル32中の表示物質33によって反射され、可視反射光L**
として透明基材20の外部に向けて出射される。したがっ
て、本発明にかかる磁気カード10は、透明基材20の外部
から視認する場合、磁性シート40の表面近傍に磁性流体
34が分布された領域に対応して表示物質33の色彩(たと
えば白色)を呈することとなる。
【0053】以上により明らかなように、本発明にかか
る磁気カード10によれば、予備配向を実行することなく
可視表示を達成できる。
【0054】外部磁界による攪乱
【0055】本発明にかかる磁気カード10では、外部磁
界によって可視表示の内容が攪乱されても、単に水平方
向に静置するのみで当初の状態を復帰できるので、外部
磁界によって可視表示の内容が視認不能とされることを
回避できる。
【0056】
【発明の効果】上述より明らかなように、本発明にかか
る磁気カードは、[問題点の解決手段]の欄に明示した
ごとく、透明基材の表面に対して配置されたバインダ中
に複数のマイクロカプセルを分散せしめてマイクロカプ
セル層を形成することにより磁性シートの発生する磁界
に応じて可視表示をなす可視表示領域としてなる磁気カ
ードであって、特に、各マイクロカプセル中に、(a) 磁
性流体と、(b) 磁性流体に比べて比重が大きく、かつ磁
性流体の色彩に対しコントラストの高い色彩をもってお
り、磁性流体中に分散された表示物質とを収容している
ので、 (i) 磁性シートの磁気記録領域への磁気記録に先立ち
可視表示領域に対して予備配向処理を施す必要を排除で
きる効果を有し、また (ii) 外部磁界によって可視表示の内容が攪乱されても
単に静置するのみで当初の状態を復元できる効果を有
し、ひいては (iii) 外部磁界によって可視表示の内容が視認不能と
されることを回避できる効果を有し、結果的に (iv) 可視表示操作を簡潔化でき、表示内容を長期間に
わたり保持できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明にかかる磁気カードの一実施例を示すため
の部分断面斜視図である。
【図2】図1に示した実施例の部分拡大断面図である。
【図3】図1に示した実施例の部分拡大断面図である。
【図4】図1に示した実施例の製造要領を示すためのフ
ローチャート図である。
【符号の説明】10・・・・・・・・・・・・・・ 磁気カード20・・・・・・・・・・・・・・ 透明基材30・・・・・・・・・・・・・・ マイクロカプセル層 31・・・・・・・・・・・・バインダ 32・・・・・・・・・・・・マイクロカプセル 33・・・・・・・・・・・・表示物質 34・・・・・・・・・・・・磁性流体40・・・・・・・・・・・・・・ 磁性シート 41・・・・・・・・・・・・基材 42・・・・・・・・・・・・磁性層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基材の表面に対して配置されたバイン
    ダ中に複数のマイクロカプセルを分散せしめてマイクロ
    カプセル層を形成することにより磁性シートの発生する
    磁界に応じて可視表示をなす可視表示領域としてなる磁
    気カードにおいて、各マイクロカプセル中に、(a) 磁性
    流体(34)と、(b) 磁性流体(34)に比べて比重が大きく、
    かつ磁性流体(34)の色彩に対しコントラストの高い色彩
    をもつ表示物質(33)とを収容してなることを特徴とする
    磁気カード。
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JP3213241B2 (ja) * 1996-03-15 2001-10-02 日東紡績株式会社 磁性流体内包カプセルを含有した吸遮音並びに電波吸収用プラスチックシート材及び吸遮音並びに電波吸収用プラスチックパネル

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