JP2909625B1 - 三次元動画データ圧縮方法および三次元動画データ転送方法 - Google Patents

三次元動画データ圧縮方法および三次元動画データ転送方法

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Abstract

【要約】 【課題】 より効率的に三次元動画データを転送できる
ようにする。 【解決手段】 差分作成ルーチン111において、フレ
ーム間の差分を量子化することで発生する量子化誤差の
累積がしきい値以上となったところで、そこを基準フレ
ームとしてそこから新たに差分をとっていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータグ
ラフィックスにおける三次元動画データを変換する三次
元動画データ圧縮方法および三次元動画データ転送方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】三次元動画データを転送して送信先で表
示する方法の1つとして、シーンが変わる部分に基準フ
レームとして完全な三次元形状データを配置し、受信側
では始めに基準フレームを受け取り、次の基準フレーム
までは差分データを複合化して表示する方法がある。転
送エラーによる影響を少なくするために、一定間隔で基
準フレームを配置することも行われる。また、転送量の
削減のため、ある区切りを用いて量子化することによ
り、差分データを非可逆的に圧縮する方法がある。この
量子化により動きの精度が悪くなるが、転送量を少なく
することができる。
【0003】ここで、その差分データを用いる方法につ
いて簡単に説明する。三次元動画データが、フレーム1
からフレーム10までの10個のフレームから構成され
ている場合を考える。この場合、まずフレーム1が基準
フレームとなる。そして、転送元では、そのフレーム1
を示す画像データ1とフレーム2を示す画像データ2と
の差分をとることで差分データ2を作成する。加えて、
それを量子化して差分データ2’を作成する。また、フ
レーム2を示す画像データ2とフレーム3を示す画像デ
ータ3との差分をとり、それを量子化して差分データ
3’を作成する。これを繰り返すことで、差分データ
4’〜差分データ10’を作成する。この、画像データ
1と差分データ2’〜10’を転送先に転送する。
【0004】そして、転送先では、まず、受け取った画
像データ1でフレーム1を表示する。次に、受け取った
画像データ1と差分データ2’とで画像データ2’を再
現し、これによりフレーム2を表示する。次に、受け取
った画像データ1と差分データ2’および差分データ
3’とで画像データ3を再現し、これによりフレーム3
を表示する。以上のことを繰り返し、フレーム1からフ
レーム10までの10個のフレームを表示していくこと
で、三次元動画を再現する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像データ
2’は、差分データ2を用いて再現すれば画像データ2
と同一である。しかし、量子化が行われた差分データ
2’を用いて再現しているので、画像データ2’と画像
データ2との間には、量子化による誤差が存在してい
る。そして、転送先で表示するフレーム10に用いる画
像データ10’は、画像データ1と差分データ2’,差
分データ3’,・・・,差分データ9’,差分データ1
0’により再現されている。したがって、差分データ
2’,差分データ3’,・・・,差分データ9’,差分
データ10’それぞれにおいて存在している誤差が、転
送先で表示するフレーム10に用いる画像データ10’
に累積していることになる。
【0006】以上説明したように、量子化した差分デー
タによる転送の場合、量子化による誤差が蓄積してしま
う。このため、従来では、一定間隔で基準フレームをも
うけるようにしている。たとえば、三次元動画データが
100フレームの画像データから構成されている場合、
10フレーム毎に基準フレームを設けるようにしてい
た。しかし、三次元動画には、あるシーンにおけるフレ
ーム間の差分データの量子化誤差と、違うシーンにおけ
るフレーム間の差分データの量子化誤差とが、量子化の
間隔の設定によっては異なってくる場合がある。
【0007】ここで、一定間隔で基準フレームを配置し
たとき、誤差はその一定間隔の中で累積されていくの
で、量子化誤差が大きいシーンでは、その一定の間隔の
間に、元の画像との違いが許容以上に異なったものとな
っていく。一方、量子化誤差が小さいシーンでは、その
一定の間隔で基準フレームを配置すると、冗長になって
しまい、データ圧縮率を損なってしまう。すなわち、従
来では、三次元動画データ転送の効率が最適でなく、無
駄があるという問題があった。
【0008】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、より効率的に三次元動画
データを転送できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の三次元動画デ
ータ圧縮方法は、三次元座標上の複数の頂点を結ぶこと
で構成される三次元形状データから構成された複数のフ
レームからなる三次元動画データを、基準フレームデー
タとこの基準フレームデータに続く複数のフレームを圧
縮して形成した圧縮データ群とに変換して圧縮するよう
にし、基準フレームデータは、そのフレームを構成する
三次元形状データそのものであり、圧縮データ群のそれ
ぞれは、直前のフレームとの間でそれぞれを構成する三
次元形状データの対応する頂点同士の関係より差分デー
タを求め、この差分データの各成分の絶対値を、所定の
間隔で区切ってその間隔の中心値未満は前の区切りの値
に切り下げ中心値以上は次の区切りの値に切り上げるこ
とにより量子化差分データとして形成され、これら量子
化差分データを用いて再現した近似三次元形状データと
その元となる三次元形状データとの間の誤差を圧縮デー
タ群の中で累積した累積値が所定の値を超えたときは、
再び基準フレームから圧縮を行うようにした。したがっ
て、次の基準フレームまでの圧縮データ群は、それぞれ
フレーム数が異なる場合がある。
【0010】また、この発明の三次元動画データ転送方
法は、三次元座標上の複数の頂点を結ぶことで構成され
る三次元形状データから構成された複数のフレームから
なる三次元動画データを、基準フレームデータとこの基
準フレームデータに続く複数のフレームを圧縮して形成
した圧縮データ群とに変換して転送するようにし、基準
フレームデータは、そのフレームを構成する三次元形状
データそのものであり、圧縮データ群のそれぞれは、直
前のフレームとの間でそれぞれを構成する三次元形状デ
ータの対応する頂点同士の関係より差分データを求め、
この差分データの各成分の絶対値を、所定の間隔で区切
ってその間隔の中心値未満は前の区切りの値に切り下げ
中心値以上は次の区切りの値に切り上げることにより量
子化差分データとして形成され、これら量子化差分デー
タを用いて再現した近似三次元形状データとその元とな
る三次元形状データとの間の誤差を圧縮データ群の中で
累積した累積値が所定の値を超えたときは、再び基準フ
レームから転送を行うようにした。したがって、次の基
準フレームまでの圧縮データ群は、それぞれフレーム数
が異なる場合がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は、この発明の実施の形態にお
ける三次元動画データ転送装置の構成を示す構成図であ
る。この三次元動画データ転送装置は、CPU101と
ディスプレイ102と外部記憶部103と外部入力部1
04およびメモリ105から基本的な部分が構成され、
それらは、バス106により接続されている。また、バ
ス106は接続端子107を介してネットワーク108
に接続されている。これは、一般的なコンピュータの構
成と同様である。
【0012】ここで、外部記憶部103には、三次元動
画データを構成する多数の時系列三次元形状データをフ
ァイルとして格納し、また、CPU101が実行するプ
ログラムなどが格納されている。そして、利用者が、外
部入力部104であるマウスやキーボードなどより処理
指示を入力することで、CPU101の指示により外部
記憶部103に格納されているプログラムがメモリ10
5にロードされ、このプログラムによりCPU101
が、外部記憶部103に格納されている三次元動画デー
タに対する処理を行う。
【0013】そして、三次元動画圧縮プログラム109
がメモリ105にロードされ、これがCPU101に実
行されることで、三次元動画データの処理が行われる。
この三次元動画圧縮プログラム109は、次の部分から
構成されている。まず、外部記憶部103から三次元動
画データを読み込む(メモリ105にロードする)読み
込みルーチン110。読み込まれた三次元動画データの
頂点を比較して差分を作成し、その差分データより量子
化差分データをする差分作成ルーチン111。再構成さ
れた差分データ(量子化差分データ)などを転送するた
めのデータ転送ルーチン112。
【0014】ここで、ルーチン110では、外部記憶装
置103内に格納されている三次元動画を構成する所定
の時系列三次元動画データのファイルを読み込み可能な
状態にオープンするここで読み込まれる三次元動画デー
タは、図2に示すように、(a)に示すフレームと、
(b)に示すフレームと、(c)に示すフレームとが、
それぞれ完全に独立して描画可能な完全形式で記述され
た動画である。また、ルーチン111では、三次元動画
データの連続する2フレーム間で、基準フレームと複数
の差分フレーム(圧縮データ群)からなる差分データ形
式へ変換する。そして、ルーチン112では、ルーチン
111において再構成された差分データ(量子化差分デ
ータ)などを転送する。もちろん、作成したデータ(基
準フレームデータ,圧縮データ群)を外部記憶装置10
2へ格納してもよい。
【0015】次に、図3のフローチャートを用い、図1
に示した差分作成ルーチン111についてより詳細に説
明する。まず、ステップ301で、基準フレームを設定
し直すのに必要なしきい値を設定する。次に、ステップ
302で、1フレームを取り出し、それを基準フレーム
として設定する。すなわち、完全形式のままとする。次
に、ステップ303で、ステップ302における基準フ
レームの設定ですべての三次元動画データ(フレーム)
の処理を行ったかどうかを判断する。ここで、すべての
処理を行ったものと判断した場合は一連の処理を終了す
る。これに対して、すべての処理が行われていない場
合、次のステップ304に進み、累積誤差Δをゼロにリ
セットする。
【0016】次に、ステップ305で、次に引き続くフ
レームを取り出して直前のフレームとの差分をとること
で差分データを作成する。次に、ステップ306で、そ
の差分データを量子化して圧縮する。次に、ステップ3
07で、量子化した結果と量子化前との誤差Eを計算す
る。この誤差Eは、量子化前と後で、X,Y,Zの各座
標毎に頂点同士の距離を測った総計とする。なお、量子
化前と後で、対応する頂点同士の距離を測った総計を量
子化誤差としてもよい。次に、ステップ308で、量子
化誤差を座標軸毎に用意してその量子化誤差の最大値を
代表値とし、これを累積誤差Δに加算する。
【0017】次に、ステップ309で、累積誤差Δとし
きい値とを比較する。このステップ309の比較で、し
きい値より累積誤差Δが大きい場合は、ステップ311
に進み、現在の差分フレームを破棄する。次に、ステッ
プ305で取り出したフレームを次の基準フレームとし
て設定し、再びステップ303へ戻る。これに対し、ス
テップ309の比較で、しきい値より累積誤差Δが小さ
い場合は、ステップ310に進み、量子化した差分デー
タを差分フレームとして設定する。次に、ステップ31
4で、ステップ313における差分フレームの設定です
べての三次元動画データ(フレーム)の処理を行ったか
どうかを判断する。ここで、すべての処理を行ったもの
と判断した場合は一連の処理を終了する。これに対し
て、すべての処理が行われていない場合、ステップ30
5に戻る。
【0018】ここで、図3のフローチャートのステップ
305における差分計算についてより詳細に説明する。
図4は、差分計算を示すフローチャートである。この差
分計算は、連続する2つのフレーム間において、配置さ
れている三次元画像データを構成している頂点座標の移
動距離を差分ベクトルとして表し、これを用いて差分を
とるようにした。まずステップ401で、現在のフレー
ムのデータと次のフレームのデータについて、同じ頂点
番号を持つ頂点の頂点座標を調べる。次にステップ40
2で、同じ頂点番号同士の間で、座標値が異なるかどう
かを判断する。ここで、同じ頂点番号同士の間で座標値
に差がない場合、ステップ401に戻り、他の同じ頂点
番号同士について調べる。これに対し、座標値が異なる
と判断された場合、ステップ403に進み、2つのフレ
ーム間の同じ頂点番号同士の各座標の差を計算し、これ
により差分ベクトルを求める。
【0019】次に、ステップ404で、全ての頂点につ
いて調べたかどうかを判断する。この判断で、全ての頂
点について調べていないと判断された場合、ステップ4
02に戻り、他の同じ頂点番号同士について調べる。こ
れに対し、全ての頂点について調べたと判断された場
合、ステップ405に進み、同じ差分ベクトル毎に頂点
をまとめて記述する。以下の表1は、その差分ベクトル
記述の1例を示すものである。表1に示すように、頂点
番号2,4は同じ差分ベクトルなので、まとめて記述さ
れている。
【0020】
【表1】
【0021】次に、図3のフローチャートのステップ3
06における差分データの量子化について説明する。こ
の量子化は、各差分ベクトルの各成分の絶対値を、所定
の間隔で区切り、その間隔の中心値未満は前の区切りの
値に切り下げ、中心値以上は次の区切りの値に切り上げ
るものである。例えば、小数第1位を四捨五入する。こ
れは、所定の間隔が1であり、その中心値が0.5,
1.5,・・・であり、区切りの値が0,1,2・・・
・の場合である。また、所定の間隔を5とすれば、差分
ベクトルの各座標値の値は、5の倍数である−10,−
5,0,5,10,15,・・・・にまとめられる。そ
して、この処理が終了した後は、差分ベクトル毎に頂点
を再構成する。
【0022】以上示した、この実施の形態における三次
元動画データ転送装置により、たとえば、図5(a)に
示すように、三次元動画データ500を転送するため
に、転送データ500aを作成する場合を考える。ここ
では、累積誤差判定のしきい値が25と設定されている
ものとする。まず、第1フレームが基準フレームとして
設定され、その完全形式データである第1画像データ5
01がそのまま設定される。次に、その第1画像データ
501と第2フレームの第2画像データ502の差がと
られ、これが量子化されて第2画像差分データ502a
が生成されて設定される。同様に、第3フレームの第3
画像データ503に対応して第3画像差分データ503
aが生成され、また、第20フレームの第20画像デー
タ504に対応して第20画像差分データ504aが生
成されて設定される。
【0023】その差分データが逐次生成されていく中
で、同時に、量子化による誤差が累積され、差分データ
が生成される毎に設定されているしきい値とその誤差の
累積が比較される。たとえば、第20画像差分データ5
04aが生成されたときは、累積誤差が20であった場
合、これはしきい値25より小さいので、そのまま差分
データが設定されていく。この段階では、図5(b)に
示すように、第20フレームにおける完全形式データに
よる表示画像511と差分データをもとに再現されたデ
ータによる転送表示画像512との間には、あまり大き
な差はない。
【0024】そして、第30フレームの第30画像デー
タ505に対応して第30画像差分データが生成された
ときに、累積誤差が26となった場合、この第30画像
差分データは破棄され、第30フレームが基準フレーム
として設定される。すなわち、その第30フレームの完
全形式データである第30画像データ505がそのまま
設定される。この段階では、図5(c)に示すように、
第30フレームにおける完全形式データによる表示画像
521と差分データをもとに再現されたデータによる転
送表示画像522との間の差が、顕著になっている。
【0025】以上示したように、この実施の形態では、
フレーム間の差分を量子化することで発生する量子化誤
差の累積がしきい値以上となったところで、そこを基準
フレームとしてそこから新たに差分をとっていくように
した。言い換えると、基準フレームから次の基準フレー
ムの前までで1つの圧縮データ群とし、その中の量子化
差分データを用いて再現した近似三次元形状データとそ
の元となる三次元形状データとの間の誤差の圧縮データ
群の中における合計が、あらかじめ設定されているしき
い値未満となっているようにした。
【0026】差分データを所定の区間で量子化したとき
に、量子化誤差が小さいシーンでは、多くのフレームに
渡って差分をとっていくようになる。しかし、その量子
化による量子化誤差が大きくなってしまうシーンでは、
少ないフレーム間隔で基準フレームが設定されていく。
したがって、必要なところでは、基準フレームを設定す
るフレーム間隔を小さくできるので、この領域では精度
を保証できるようになる。また、必要のないところで
は、基準フレームを設定するフレーム間隔を大きくでき
るので、全体として無駄がなくデータの圧縮を効率的に
行うことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、三
次元座標上の複数の頂点を結ぶことで構成される三次元
形状データから構成された複数のフレームからなる三次
元動画データを、基準フレームデータとこの基準フレー
ムデータに続く複数のフレームを圧縮して形成した圧縮
データ群とに変換して圧縮するようにし、基準フレーム
データは、そのフレームを構成する三次元形状データそ
のものであり、圧縮データ群のそれぞれは、直前のフレ
ームとの間でそれぞれを構成する三次元形状データの対
応する頂点同士の関係より差分データを求め、この差分
データの各成分の絶対値を、所定の間隔で区切ってその
間隔の中心値未満は前の区切りの値に切り下げ中心値以
上は次の区切りの値に切り上げることにより量子化差分
データとして形成され、これら量子化差分データを用い
て再現した近似三次元形状データとその元となる三次元
形状データとの間の誤差を圧縮データ群の中で累積した
累積値が所定の値を超えたときは、再び基準フレームか
ら圧縮を行うようにした。したがって、量子化差分デー
タを用いて再現される近似三次元形状データと元の三次
元形状データとの誤差が所定の値以上にはならない状態
で、三次元動画データが圧縮されるようになる。このよ
うに効率的に動画データを圧縮できるので、この発明に
よれば、より効率的に三次元動画データを転送できるよ
うになる。
【0028】また、この発明では、三次元座標上の複数
の頂点を結ぶことで構成される三次元形状データから構
成された複数のフレームからなる三次元動画データを、
基準フレームデータとこの基準フレームデータに続く複
数のフレームを圧縮して形成した圧縮データ群とに変換
して転送するようにし、基準フレームデータは、そのフ
レームを構成する三次元形状データそのものであり、圧
縮データ群のそれぞれは、直前のフレームとの間でそれ
ぞれを構成する三次元形状データの対応する頂点同士の
関係より差分データを求め、この差分データの各成分の
絶対値を、所定の間隔で区切ってその間隔の中心値未満
は前の区切りの値に切り下げ中心値以上は次の区切りの
値に切り上げることにより量子化差分データとして形成
され、これら量子化差分データを用いて再現した近似三
次元形状データとその元となる三次元形状データとの間
の誤差を圧縮データ群の中で累積した累積値が所定の値
を超えたときは、再び基準フレームから転送を行うよう
にした。したがって、量子化差分データを用いて再現さ
れる近似三次元形状データと元の三次元形状データとの
誤差が、所定の値以上にはならない状態で、冗長なく量
子化による圧縮が可能となる。この結果、この発明によ
れば、より効率的に三次元動画データを転送できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態における三次元動画デ
ータ転送装置の構成を示す構成図である。
【図2】 三次元動画データの一例を示す説明図であ
る。
【図3】 図1に示した差分作成ルーチン111を示す
フローチャートである。
【図4】 図3のフローチャートのステップ305の動
作を示すフローチャートである。
【図5】 三次元動画データの構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
101…CPU、102…ディスプレイ、103…外部
記憶部、104…外部入力部、105…メモリ、106
…バス、107…接続端子、108…ネットワーク、1
09…三次元動画圧縮プログラム、110…読み込みル
ーチン、111…差分作成ルーチン、112…データ転
送ルーチン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−261585(JP,A) 特開 平10−222698(JP,A) 西岡大祐ほか”三次元動画データの高 効率転送表示機能の検討”,情報処理学 会,第56回(平成10年前期)全国大会講 演論文集(4),平成10年3月17日,第 56巻,第4号,p.4.241−4.242 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 15/00 - 17/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元座標上の複数の頂点を結ぶことで
    構成される三次元形状データから構成された複数のフレ
    ームからなる三次元動画データを、 基準フレームデータとこの基準フレームデータに続く複
    数のフレームを圧縮して形成した圧縮データ群とに変換
    して圧縮するようにし、 前記基準フレームデータは、そのフレームを構成する三
    次元形状データそのものであり、 前記圧縮データ群のそれぞれは、直前のフレームとの間
    でそれぞれを構成する三次元形状データの対応する頂点
    同士の関係より差分データを求め、この差分データの各
    成分の絶対値を、所定の間隔で区切ってその間隔の中心
    値未満は前の区切りの値に切り下げ中心値以上は次の区
    切りの値に切り上げることにより量子化差分データとし
    て形成され、 これら量子化差分データを用いて再現した近似三次元形
    状データとその元となる三次元形状データとの間の誤差
    を前記圧縮データ群の中で累積した累積値が所定の値を
    超えたときは、再び基準フレームから圧縮を行うように
    したことを特徴とする三次元動画データ圧縮方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の三次元動画データ圧縮方
    法において、 近似三次元形状データとこの元となる三次元形状データ
    との間で、それぞれ対応する頂点の間の距離の総和を前
    記誤差とすることを特徴とする三次元動画データ圧縮方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の三次元動画データ圧縮方
    法において、 近似三次元形状データとこの元となる三次元形状データ
    との間で、それぞれ対応する頂点の間の距離を、前記三
    次元形状データが配置される空間座標のそれぞれ直行す
    る3つの軸方向それぞれについて求め、各軸の総和の内
    最大のものを前記誤差とすることを特徴とする三次元動
    画データ圧縮方法。
  4. 【請求項4】 三次元座標上の複数の頂点を結ぶことで
    構成される三次元形状データから構成された複数のフレ
    ームからなる三次元動画データを、 基準フレームデータとこの基準フレームデータに続く複
    数のフレームを圧縮して形成した圧縮データ群とに変換
    して転送するようにし、 前記基準フレームデータは、そのフレームを構成する三
    次元形状データそのものであり、 前記圧縮データ群のそれぞれは、直前のフレームとの間
    でそれぞれを構成する三次元形状データの対応する頂点
    同士の関係より差分データを求め、この差分データの各
    成分の絶対値を、所定の間隔で区切ってその間隔の中心
    値未満は前の区切りの値に切り下げ中心値以上は次の区
    切りの値に切り上げることにより量子化差分データとし
    て形成され、 これら量子化差分データを用いて再現した近似三次元形
    状データとその元となる三次元形状データとの間の誤差
    を前記圧縮データ群の中で累積した累積値が所定の値を
    超えたときは、再び基準フレームから転送を行うように
    したことを特徴とする三次元動画データ転送方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の三次元動画データ転送方
    法において、 近似三次元形状データとこの元となる三次元形状データ
    との間で、それぞれ対応する頂点の間の距離の総和を前
    記誤差とすることを特徴とする三次元動画データ転送方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の三次元動画データ転送方
    法において、 近似三次元形状データとこの元となる三次元形状データ
    との間で、それぞれ対応する頂点の間の距離を、前記三
    次元形状データが配置される空間座標のそれぞれ直行す
    る3つの軸方向それぞれについて求め、各軸の総和の内
    最大のものを前記誤差とすることを特徴とする三次元動
    画データ転送方法。
JP16959898A 1998-06-17 1998-06-17 三次元動画データ圧縮方法および三次元動画データ転送方法 Expired - Fee Related JP2909625B1 (ja)

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西岡大祐ほか"三次元動画データの高効率転送表示機能の検討",情報処理学会,第56回(平成10年前期)全国大会講演論文集(4),平成10年3月17日,第56巻,第4号,p.4.241−4.242

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