JP2909401B2 - 映像施設における投映画像の作成方法 - Google Patents

映像施設における投映画像の作成方法

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JP2909401B2
JP2909401B2 JP6334446A JP33444694A JP2909401B2 JP 2909401 B2 JP2909401 B2 JP 2909401B2 JP 6334446 A JP6334446 A JP 6334446A JP 33444694 A JP33444694 A JP 33444694A JP 2909401 B2 JP2909401 B2 JP 2909401B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビデオ画像投映機を用
いて画像を投映する方法に関し、特にイベント会場にお
ける映像パビリオンや、各種のシュミレータ、或いはプ
ラネタリウムにおいて映像を投映する上において有用な
投映方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような映像施設においては、通常
の劇映画の映像施設に比し次のような特殊性を有する。 通常の映像施設の場合は投映される映像は、連続した
映像として予め1巻(場合によっては数巻)のフィルム
に収録され、これを1つの投映機より連続投映するが、
上記の映像施設においては投映機は静止画の投映機を複
数台併用して同時に、或いは交互に投映したり、或いは
これに動画の投映機を併用する。
【0003】通常の映像施設の場合は投映されるべき
映像は予め決定しており、これを連続した映像として予
め1巻(場合によっては数巻)のフィルムに収録してお
くが、上記の映像施設においては投映されるべき映像は
シュミレーションの進行状況により千差万別に変化し、
事前に決定することはできない。
【0004】以上の特殊性及びそれにより生ずる問題点
の具体例をプラネタリウムの場合を例にとって説明すれ
ば次の通りである。
【0005】プラネタリウムにおいては恒星投映機によ
る星空の再現の他、例えば惑星や星雲、星団等の星、宇
宙船等の物体、或いは地上の風景等を投映することが演
出上要請される。
【0006】従来、このような画像はスライド原板を使
用するスライド投映機により投映することが一般的であ
り、最近ではVTRにより再生した画像をビデオ画像投
映機を用いて投映することも行われている。
【0007】ところで、天体(星空)を天文学的な根拠
に基づき科学的に再現するというプラネタリウムの本質
上、プラネタリウムで投映される内容はその性質上シミ
ュレーションの要素が強く、任意の日付、場所を設定す
ることでその日時、場所における天体の様子を科学的に
再現することが要請される。
【0008】いうまでもなく、本来ここで再現されるべ
き天体の様子のバリエーションは無限であり、様々なパ
ターンが存在し、このパターンは星の運行や月の満ち欠
けに留まらず、例えば木星の自転や、その周りの衛星の
位置の変化など実に様々である。
【0009】従来技術のプラネタリウムにおいては、恒
星投映機で恒星の運動を表現することはできるが、通常
装備された惑星投映機では演出のできない惑星の投映に
おいては位置の変化、更にその位置で実際の惑星のスラ
イド像を投映するに止まっていた。
【0010】又、それ以外の星雲、星団などの投映で、
通常装備されている星雲投映機や星団投映機では演出の
できない、一定範囲のものをスライド投映機やビデオ画
像投映機で投映するに止まっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】当然のことながら、ス
ライド原板は前もって撮影した静止画しか表現すること
ができない。このため、任意の日時、場所における投映
対象物を表現するには、例えば惑星ならすべての表面デ
ータを原板化して用意している必要があり、又、その周
りの衛星の様子も表現するなら、この組み合わせに応じ
た原板が必要になる。
【0012】ところが、前記したように、ここで表現さ
れるべきバリエーションは無限であり、これらに応じた
数の原板を用意しておくことは物理的に不可能である。
【0013】ところで、投映画像として動画像を投映す
ることはプラネタリウムにおいても演出上有用である。
この場合、VTRによるビデオ画像投映機では動きをも
った画像を示すことができるが、天文学的時間分の変化
を示すまでの画像を再現するには、現行のVTR機材で
は容量が到底足りず、また容量が足りても任意日時の指
定などでランダムアクセスさせる場合、テープ媒体では
即時性にかける。
【0014】一方、上記のような問題点を解消するもの
としてコンピュータグラフイックスによる動画像の生成
が挙げられるが、この場合は膨大な計算量を必要とし、
よほど大型の計算機を使用しないと画質及び生成時間に
おいて実用性がなく、コスト的なネックが生じた。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の問題点
に鑑みて、映像の無限のバリエーションを再現できる映
像施設における投映画像の作成方法を提供することを目
的として創作されたものである。
【0016】この発明の投映画像作成方法においては、
各種の画像をビデオ画像データとして供給する画像供給
手段を先ず用意する。そして、与えられた演出情報より
所望の投映画像の作成に必要とされる画像を解析し、こ
れらを供給する指示を右画像供給手段に与えることによ
り所望の投映画像を作成する。
【0017】この場合、画像供給手段としては各種の画
像を予めデータ化して記憶媒体に保存し、これを演出情
報に基づく指示により呼び出すものの他、各種の画像を
計算により生成する手段を備え、演出情報に基づく指示
によりこの生成を行うもの、或いは撮影装置による外界
の景色の画像を入力する手段を備え、演出情報に基づく
指示によりこの撮影を行うもの等が挙げられる。
【0018】
【作用】上記のように構成されるこの発明によれば、画
像供給手段を複数個用意し、所望の投映画像を複数の画
像の合成により作成すれば、一つの画像は複数の画像の
合成により構成されることなる。よって、この発明によ
れば画像供給手段より供給される画像の組み合わせによ
り膨大な種類の画像を作成することができるので、画像
を予めデータ化して記憶媒体に保存する場合でもデータ
量を軽減することができる作用を生じる。
【0019】一方、各種の画像を計算により生成する場
合でも、各種の画像を予めデータ化して記憶媒体に保存
する画像供給手段と組み合わせることにより、計算量が
軽減され、反面、データ化して記憶媒体に保存すベき画
像のデータ量も軽減することができる作用も生じる。
【0020】更に、各種の画像を計算により生成する画
像供給手段同士を組み合わせる場合でも、個々の画像に
分散して計算するので計算量を軽減することができる作
用を生じる。
【0021】又、一こまづつの静止画像を画像供給手段
により用意し、これを連続して供給すれば、動画像を投
映することができる作用を生じ、この場合、コンピュー
タグラフイックスによる動画像の生成に比し計算量が極
めて少なくすみ、一方即時性に優れ、ランダムアクセス
も可能な作用を生じる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。 (第1実施例)図1はこの発明の第1実施例の要部のブ
ロック回路図である。図中符号1は演出装置であり、投
映すべき対象の特定、対象の観察位置、観察日時等の天
文学的な観測データからなる演出情報(以下の実施例に
おいては観測データをもって演出情報とするので、両者
は同義語として使用することとする。)を入力する部分
である。この演出情報はプラネタリウムの運転に伴いオ
ペレーターが操作卓より入力する場合もあるし、プラネ
タリウムの演出プログラムの一部として組み込まれプロ
グラムの進行に伴って入力される場合もある。
【0023】図中符号2は制御装置であり、演出装置1
に天文学的なデータとして与えられた演出情報より目的
の投映画像の作成に必要とされる複数の画像とこれらの
合成方法を解析し、これらを供給する指示を画像供給手
段に与えると共に、供給された複数の投映画像を合成す
る指示を画像合成手段に与える。
【0024】画像供給手段はここでは2個設けられる
が、この実施例ではコンピュータグラフィックスのよう
に、与えられたデータに基づいて計算を行い画像を生成
する画像生成装置3、3を採用している。
【0025】図2はこの画像生成装置3の回路の一例を
示すブロック図である。この画像生成装置3は観測デー
タや、描画に必要な数値データが入力され、描画のため
の数式にこの入力データを代入して計算する計算部3
A、右の計算結果に基づいた画像を描画する描画部3
B、描画された画像データを合成装置に出力する画像出
力部3Cより構成される。
【0026】図中符号5は画像合成装置であり、画像生
成装置3、3から得られた画像を制御装置2より指示さ
れた手順で合成する。
【0027】図中符号6は投映装置であり、上記の画像
合成装置5より出力された画像をドーム上に投映するも
のであり、ビデオ画像投映機が採用されている。
【0028】この実施例における処理の流れを図3のフ
ローチャートに基づき説明すれば次の通りとなる。 (手順S1)演出装置1において投映すべき対象の特
定、対象の観察位置、観察日時等の天文学的な観測デー
タを入力する。 (手順S2)制御装置2において上記のデータから投映
すべき対象の画像の生成と合成方法を解析する。 (手順S3)制御装置2において、解析結果に基づき各
画像生成装置3に生成すべき画像の指示を与える。 (手順S4)上記の指示に基づき、各画像生成装置3に
おいて画像を生成し、画像合成装置5に出力する。 (手順S5)制御装置2において、解析結果に基づき画
像合成装置5に合成方法の指示を与える。 (手順S6)上記の指示に基づき、画像合成装置5にお
いて各画像生成装置3より出力された画像を合成し、投
映装置6に出力する。 (手順S7)制御装置2の指示に基づき、画像合成装置
5より出力された合成結果(所望の画像)を投映装置6
で投映する。
【0029】尚、この発明の要旨ではないので、この実
施例では記載を省略しているが、現実の装置においては
制御装置2より投映装置6の投映位置を制御するための
投映位置情報が投映機姿勢制御装置2(図示せず)に与
えられることはいうまでもない。
【0030】図4は以上の実施例による投映画像の作成
の実例を示す図である。ここでは、木星周辺の画像を作
成することを想定している。木星は自転周期が早いため
その都度様子が違い、又、その周りを回るガリレオ衛星
もまた各衛星の自転周期が違うため毎回様子が変わる。
このため、木星の周りの様子の画像を一度に生成するに
は、画像生成に大量の計算が伴い、従来技術の方法では
正確な再現が困難であった。ここでは、木星周辺を木星
とその衛星というパーツに分け、それら別々に生成し合
成することで、計算能力や、一度に扱えるデータの量を
減らすことを可能としている。又、その他の例として土
星とその環等の場合も同様である。
【0031】図中符号PIは木星本体の画像であり、同
じくP2はガリレオ衛星の画像であり、これらを合成し
て目的の画像Pを得る。
【0032】尚、理解をより容易にするために、この場
合の処理の流れを図5のフローチャートに基づき以下説
明することとする。 (手順S11)演出装置1において投映すべき対象とし
て木星を特定し、その観察位置、観察日時等の天文学的
な観測データを入力する。 (手順S12)制御装置2において上記のデータから投
映すべき対象の画像の生成と合成方法を解析し、各画像
生成装置3に生成すべき画像の指示を与える。即ち、日
時に応じた木星の表面の状態、観測位置に基づいた木星
を眺める位置が決まり、又、ガリレオ衛星も同様に日
時、観測位置からその見えかたが決まるので、これらが
解析され、指示が与えられる。 (手順S13)上記の指示に基づき、一方の画像生成装
置3においてガリレオ衛星の画像を生成し、画像合成装
置5に出力する。 (手順S14)上記の指示に基づき、他方の画像生成装
置3において木星の表面の画像を生成し、画像合成装置
5に出力する。 (手順S15)制御装置2において、解析結果に基づき
画像合成装置5にガリレオ衛星の画像と木星の表面の画
像の合成方法の指示を与える。 (手順S16)上記の指示に基づき、画像合成装置5に
おいてガリレオ衛星の画像と木星の表面の画像を合成
し、投映装置6に出力する。 (手順S17)制御装置2の指示に基づき、画像合成装
置5より出力された木星周辺の画像を投映装置6で投映
する。
【0033】(第2実施例)図6はこの発明の第2実施
例の要部のブロック回路図である。この実施例は前記第
1実施例において画像供給手段として計算により画像を
生成する画像生成装置3を採用していたのに対し、各種
の画像を予めデータ化して記憶媒体に保存し、これを演
出情報に基づく指示により呼び出す画像記憶装置を採用
しているものであり、その余の構成は第1実施例の場合
と同様であるので、ここでは回路中の相違する箇所の説
明に止める。
【0034】図中符号4、4は画像記憶装置でありここ
では2個設けられる。図7はこの画像記憶装置4の回路
の一例を示すブロック図である。この画像記憶装置4は
画像データを保管する画像記憶部4E、この画像記憶部
4Eにおける画像データの場所(番地やインデックス番
号等)と、制御装置より指示される画像の名称、もしく
は観察位置などを対応させて記憶し、後者より前者を対
照するテーブル4D、再生する画像の場所をテーブル4
Dにより参照して、画像再生部4Bに再生の指示を与え
る検索部4A、画像記憶部4Eより画像を呼び出して画
像を再生する画像再生部4B、画像を合成装置に出力す
る画像出力部4Cより構成される。尚、画像データの記
憶手段としては、この実施例ではVTRのようなアナロ
グ磁気記録媒体、磁気ディスクのようなデジタル磁気記
録媒体、光ディスクのような光記憶媒体等を想定してい
る。
【0035】この実施例における処理の流れを図8のフ
ローチャートに基づき説明すれば次の通りとなる。 (手順S21)演出装置1において投映すべき対象の特
定、対象の観察位置、観察日時等の天文学的な観測デー
タを入力する。 (手順S22)制御装置2において上記のデータから投
映すべき対象の画像の再生と合成方法を解析する。 (手順S23)制御装置2において、解析結果に基づき
各画像記憶装置4に再生すべき画像の指示を与える。 (手順S24)上記の指示に基づき、各画像記憶装置4
において画像データの検索を行う。出力する。 (手順S25)各画像記憶装置4において検索した画像
を再生し、画像合成装置5に出力する。 (手順S26)制御装置2において、解析結果に基づき
画像合成装置5に合成方法の指示を与える。 (手順S27)上記の指示に基づき、画像合成装置5に
おいて各画像記憶装置より出力された画像を合成し、投
映装置6に出力する。 (手順S28)制御装置2の指示に基づき、画像合成装
置5より出力された合成結果(所望の画像)を投映装置
6で投映する。
【0036】図9は以上の実施例による投映画像の作成
の実例を示す図である。ここでは、月の裏に星が隠れる
掩蔽の現象の画像を作成することを想定している。月の
裏に隠れる星、即ち恒星の位置関係の変化は人類の時間
を基準とした場合極めて緩慢であり、殆ど変化しないも
のと扱っても正確な天体の再現を妨げることにはならな
い。このためこの画像を前もって作成して記憶装置に保
管しておけば、高い計算能力をもつ画像生成装置は不要
となる。又、月等の常に同じ様子を示している天体につ
いても同じことがいえる。
【0037】図中符号PIは恒星の画像であり、同じく
P2は月の画像であり、これらを合成して目的の画像P
を得る。
【0038】(第3実施例)この実施例においては、画
像供給手段として第1実施例のような画像生成装置と、
第2実施例のような画像記憶装置を併用するので、回路
の詳細はこれらの実施例の説明によることとして、ここ
では説明は省略する。
【0039】図10は以上の実施例による投映画像の作
成の実例を示す図である。ここでは、三日月の画像を作
成することを想定している。月の見え方は満月が基本で
あり、それに影が付くことで三日月や半月に見える。こ
のことを利用して、ここでは満月の画像を前もって作成
して記憶装置に保管し、影の部分は画像生成装置で月と
太陽の位置関係からつくられる影を計算により生成し、
これらを合成することで三日月や半月などの月の位相変
化を表現している。
【0040】図中符号PIは満月の画像であり、同じく
P2は影の画像であり、これらを合成して目的の画像P
を得る。
【0041】いままで月の映像を表現するにはすべての
月の見えかたを持つ大量のスライド原板の必要があった
が、これによって満月の時のデータのみでよく、影のデ
ータを生成、合成するだけで一通りの位相の月を表現で
きる。
【0042】又、金星、木星など他の惑星にも公転によ
る位相変化が存在するため、この影の生成部は利用で
き、写真では惑星を一面でしか表現できなかったもの
が、より正確な惑星の表面の様子を表すことができるよ
うになる。更に、日食のような映像も地球の影のデータ
を合成される位置と大きさを考慮して生成していくこと
によって、部分日食や金環食など正確に再現できる。
【0043】又、制御装置より投映装置の投映位置を制
御するための投映位置情報を投映機姿勢制御装置に与え
る場合には、太陽の高度の変化を機械軸で投映機の位置
を変化させることで実現し、日食など影の変化を高い演
出効果をもって再現することができる。
【0044】(第4実施例)図11はこの発明の第4実
施例の要部のブロック回路図である。この実施例は前記
の第3実施例により得られる画像を更に別の画像記憶装
置8により得られる画像と別の画像合成装置9により合
成するものであり、その余の構成は第1乃至第3実施例
の場合と同様であるので、回路の詳細はこれらの実施例
の説明によることとして、ここでは説明は省略する。
【0045】この実施例における処理の流れを図12の
フローチャートに基づき説明すれば次の通りとなる。 (手順S31)演出装置1において投映すべき対象の特
定、対象の観察位置、観察日時等の天文学的な観測デー
タを入力する。 (手順S32)制御装置2において上記のデータから投
映すべき対象の画像の生成と合成方法を解析する。 (手順S33)制御装置2において、解析結果に基づき
画像生成装置3に生成すべき画像の指示を与える。 (手順S34)上記の指示に基づき、画像生成装置3に
おいて画像を生成し、画像合成装置5に出力する。 (手順S35)制御装置2において、解析結果に基づき
画像記憶装置4に再生すべき画像の指示を与える。 (手順S36)上記の指示に基づき、画像記憶装置4に
おいて画像データの検索を行う。出力する。 (手順S37)画像記憶装置4において検索した画像を
再生し、画像合成装置5に出力する。 (手順S38)制御装置2において、解析結果に基づき
画像合成装置5に合成方法の指示を与える。 (手順S39)上記の指示に基づき、画像合成装置5に
おいて画像生成装置3及び画像記憶装置4より出力され
た画像を合成し、画像合成装置9に出力する。 (手順S40)制御装置2において、解析結果に基づき
画像記憶装置8に再生すべき画像の指示を与える。 (手順S41)上記の指示に基づき、画像記憶装置8に
おいて画像データの検索を行う。出力する。 (手順S42)画像記憶装置8において検索した画像を
再生し、画像合成装置9に出力する。 (手順S43)制御装置2において、解析結果に基づき
画像合成装置9に合成方法の指示を与える。 (手順S44)上記の指示に基づき、画像合成装置9に
おいて画像合成装置5及び画像記憶装置8より出力され
た画像を合成し、投映装置6に出力する。 (手順S45)制御装置2の指示に基づき、画像合成装
置9より出力された合成結果(所望の画像)を投映装置
6で投映する。
【0046】図13は以上の実施例による投映画像の作
成の実例を示す図である。ここでは、三日月が山並みに
かかる画像を作成することを想定している。図中符号P
Iは満月の画像であり、同じくP2は影の画像であり、
これらを合成して画像P3を得た後、今度はこれを山並
みの画像P4と合成して目的の画像Pを得る。
【0047】このように合成装置と画像記憶装置、また
は生成装置の組み合わせを複数段増やすことで、最終的
に合成できる映像の表現内容が増えてくる。
【0048】(第5実施例)図14はこの発明の第5実
施例の要部のブロック回路図である。この実施例は前記
の第1実施例において画像合成装置5に入力する画像の
一方を画像切り換え装置12により画像生成装置10又
は画像記憶装置11の何れかのものとして選択するもの
であり、その余の構成は第1実施例の場合と同様である
ので、回路の詳細はこれらの実施例の説明によることと
して、ここでは説明は省略する。
【0049】この実施例における処理の流れを図15の
フローチャートに基づき説明すれば次の通りとなる。 (手順S51)演出装置1において投映すべき対象の特
定、対象の観察位置、観察日時等の天文学的な観測デー
タを入力する。 (手順S52)制御装置2において上記のデータから投
映すべき対象の画像の生成と合成方法を解析する。 (手順S53)制御装置2において、解析結果に基づき
画像生成装置3に生成すべき画像の指示を与える。 (手順S54)上記の指示に基づき、画像生成装置3に
おいて画像を生成し、画像合成装置5に出力する。 (手順S55)制御装置2において、必要な画像が得ら
れる装置側に信号線を切り替える指示を画像切り替え装
置12に与える。〜以下、手順S58迄は画像記憶装置
を選択した場合 (手順S56)制御装置2において、解析結果に基づき
画像記憶装置11に再生すべき画像の指示を与える。 (手順S57)上記の指示に基づき、画像記憶装置11
において画像データの検索を行う。出力する。 (手順S58)画像記憶装置11において検索した画像
を再生し、画像合成装置5に出力する。〜以下、手順S
50迄は画像生成装置を選択した場合 (手順S59)制御装置2において、解析結果に基づき
画像生成装置10に生成すべき画像の指示を与える。 (手順S60)上記の指示に基づき、画像生成装置10
において画像を生成し、画像合成装置5に出力する。 (手順S61)制御装置2において、解析結果に基づき
画像合成装置5に合成方法の指示を与える。 (手順S62)上記の指示に基づき、画像合成装置5に
おいて画像生成装置3及び画像切り替え装置12より出
力された画像を合成し、投映装置6に出力する。 (手順S63)制御装置2の指示に基づき、画像合成装
置5より出力された合成結果(所望の画像)を投映装置
6で投映する。 (第6実施例)図16はこの発明の第6実施例の要部の
ブロック回路図である。この実施例は前記の第1実施例
において画像合成装置5に入力する画像の一方を外界の
景色の画像とするものであり、その余の構成は第1実施
例の場合と同様であるので、ここでは回路中の相違する
箇所の説明に止める。
【0050】図中符号20は例えば望遠鏡に接続された
カメラ等の撮影装置であり、界の景色の画像をリアルタ
イムで取り込み、画像合成装置5に出力される。この
際、制御装置2は演出データに基づいてこの撮影装置2
0の架台位置などを制御する。
【0051】このように、望遠鏡にカメラを接続してそ
の画像データと画像生成装置で生成された影と合成する
ことによって、天文現象の起きる暦を無視した形で日食
などの表現することができる。又、星夜の映像を外部か
ら入力し、それに星座線などの画像と合成することによ
って、実際の星を使った星座の解説を行うことができ
る。
【0052】この実施例における処理の流れを図17の
フローチャートに基づき説明すれば次の通りとなる。 (手順S71)演出装置1において投映すべき対象の特
定、対象の観察位置、観察日時等の天文学的な観測デー
タを入力する。 (手順S72)制御装置2において上記のデータから投
映すべき対象の画像の生成と合成方法を解析する。 (手順S73)制御装置2において、解析結果に基づき
各画像生成装置3に生成すべき画像の指示を与える。 (手順S74)上記の指示に基づき、各画像生成装置3
において画像を生成し、画像合成装置5に出力する。 (手順S75)制御装置2において、解析結果に基づき
撮影装置20を制御して必要とする画像を撮影し、これ
を画像合成装置5に出力する。 (手順S76)制御装置2において、解析結果に基づき
画像合成装置5に合成方法の指示を与える。 (手順S77)上記の指示に基づき、画像合成装置5に
おいて画像生成装置3及び撮影装置20より出力された
画像を合成し、投映装置6に出力する。 (手順S78)制御装置2の指示に基づき、画像合成装
置5より出力された合成結果(所望の画像)を投映装置
6で投映する。
【0053】(第7実施例)図18はこの装置の画像供
給手段に画像を連続して供給する指示を与えることによ
り、動画像を得る実施例を示す図である。この図は木星
を様々な方向から見た画像をある順番に並べたもので、
図中符号F1乃至F20は画像番号である、またこの画
像番号と並べ方はあくまでも例である。図1又は図6の
演出装置1から木星の観測位置と日時のデータが与えら
れた場合、制御装置2でどの画像データを再生するか順
番をあらかじめ決めて、連続的に再生することによっ
て、観測情報と実際に見える木星の様子を正しく表現す
ることができる。
【0054】又、観測者が木星の赤道の周りにそって視
線方向を木星にとって移動すると、木星の自転と同じ観
測結果が得られる。このことを利用して、木星に視線方
向をとりながら観測位置をある間隔で移動した画像デー
タを持ち、それを移動した順に連続して再生していけば
木星の自転の様子を表現できることになる。図18は木
星を経線と緯線に沿ってある間隔で画像データを作成し
たものであるが、もし自転の様子を再現するなら画像番
号F9、F10、F11、F12の順に連続して再生す
ればいい。又、この再生は、図19で示すAの軌道に沿
って木星Jの周りを移動しているのと同じで、たとえば
宇宙船から木星Jを見ながら周りを回るのと同じ意味で
ある。これを利用して、緯線にそって移動する場合(図
19の軌道B)は画像番号F1、F5、F9、F13、
F17の順に再生する。木星を斜めに移動する場合(図
19の軌道C)は画像番号F1、F6、F11、F16
の順の再生でよい。このように飛行データを演出装置よ
り任意に与えることによって、いままで演出ではできな
かった宇宙空間の任意に移動する時の惑星の表面の様子
の変化を表せるようになる。
【0055】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明は次の特有
の効果を奏する。 画像供給手段より供給される画像の組み合わせにより
膨大な種類の画像を作成することができるので、従来の
スライド投映機では用意できるスライド原板の種類から
極めて限定された画像しか投映できず、極めて限定され
た範囲の演出しか行えなかったプラネタリウムの演出を
飛躍的に向上させることができる。
【0056】投映する画像それ自体を一括に生成する
処理では、大容量、超高速の大型コンピュータが必要で
ありその実現が困難であったが、この発明は、複数の画
像データを分別処理方式で作成してから合成画像化する
ため、低価格の小型コンピュータでも短時間で処理する
ことができ、実現が容易である。
【0057】画像供給手段より供給される画像の組み
合わせにより膨大な種類の画像を作成することができる
ので、画像を予めデータ化して記憶媒体に保存する場合
でもデータ量を軽減することができる作用を生じる。
【0058】上記の及びの作用より、所望の画像
の作成に対して計算やデータ量の負荷が少ないので、多
数の静止画像を連続して再生すれば動画的な効果を得る
ことができ、コンピュータグラフィックスで一括して動
画を生成する場合に比し、計算やデータ量の負荷が極め
て少なくなる効果を得ることができる。
【0059】従来技術においては演出に必要な画像デ
ータ作成は、アナログ的処理のため、繁雑で多大な時間
を要したが、本発明は画像供給手段より供給される画像
の組み合わせにより膨大な種類の画像を作成することが
できるので、画像データ作成が短時間でできる。
【0060】VTRを用いて画像を投映する従来技術
の場合には、演出の修正、追加、変更は、その都度テー
プの煩雑な編集作業が必要であったが、この発明におい
ては演出プログラムの作成だけで済むので、編集作業が
簡便になり、且つ、映像演出の拡張性も高まった。
【0061】外部に設けた撮影器材から得た画像デー
タを用いて合成画像も作成できるので、天文現象をリア
ルタイムで効果的に画像投映することができる。
【0062】複数台の投映装置を連動することによっ
て、ワイド画像を得ることができる。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のブロック回路図。
【図2】同上、第1実施例の画像生成装置のブロック回
路図。
【図3】同上、第1実施例のフローチャート。
【図4】同上、第1実施例の作用を示す画像の平面図。
【図5】同上、第1実施例のフローチャート。
【図6】同上、第2実施例のブロック回路図。
【図7】同上、第2実施例の画像記憶装置のブロック回
路図。
【図8】同上、第2実施例のフローチャート。
【図9】同上、第2実施例の作用を示す画像の平面図。
【図10】同上、第3実施例の作用を示す画像の平面
図。
【図11】同上、第4実施例のブロック回路図。
【図12】同上、第4実施例のフローチャート。
【図13】同上、第4実施例の作用を示す画像の平面
図。
【図14】同上、第5実施例の画像記憶装置のブロック
回路図。
【図15】同上、第5実施例のフローチャート。
【図16】同上、第6実施例のブロック回路図。
【図17】同上、第6実施例のフローチャート。
【図18】同上、第7実施例の作用を示す画像の平面
図。
【図19】同上、第7実施例の作用を示す説明図。
【符号の説明】
1 演出装置 2 制御装置 3 画像生成装置 5 画像合成装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09B 27/00 H04N 7/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の静止画像をビデオ画像データとし
    て供給する画像供給手段を複数個用意すると共に、これ
    らから供給される静止画像を合成する画像合成手段を用
    意し、与えられた演出情報より所望の合成投映画像の作
    成に必要とされる複数の画像とこれらの合成方法を解析
    し、これらを供給する指示を右画像供給手段に与えると
    共に、供給された複数の投映画像を合成する指示を制御
    手段により右画像合成手段に与えることにより所望の画
    像を得る投映画像の作成方法において、撮影装置による
    外界の景色の画像を入力する手段を備え、演出情報に基
    づく指示によりこの撮影を行うことをもって一部の画像
    供給手段としたことを特徴とする映像施設における投映
    画像の作成方法。
  2. 【請求項2】 各種の静止画像をビデオ画像データとし
    て供給する画像供給手段を用意し、与えられた演出情報
    より必要とされる画像を解析し、これを連続して供給す
    る指示を右画像供給手段に与えることにより所望の動画
    像を得ることを特徴とする映像施設における投映画像の
    作成方法。
  3. 【請求項3】 各種の静止画像を計算により生成する手
    段を備え、演出情報に基づく指示によりこの生成を行う
    ことをもって画像供給手段とした請求項2記載の映像施
    設における投映画像の作成方法。
  4. 【請求項4】 各種の静止画像を予めデータ化して記憶
    手段に保存し、これを演出情報に基づく指示により呼び
    出すことをもって画像供給手段とした請求項2記載の映
    像施設における投映画像の作成方法。
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