JP2909366B2 - 防錆構造の電池 - Google Patents

防錆構造の電池

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JP2909366B2
JP2909366B2 JP5272231A JP27223193A JP2909366B2 JP 2909366 B2 JP2909366 B2 JP 2909366B2 JP 5272231 A JP5272231 A JP 5272231A JP 27223193 A JP27223193 A JP 27223193A JP 2909366 B2 JP2909366 B2 JP 2909366B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として電動車両や水
分の付き易い場所で使用する機器に組み込まれる防錆構
造の電池に関する。
【0002】
【従来の技術】素電池は、鉄の表面にニッケルメッキを
した金属ケースが使用される。金属ケースは、表面に水
分が付着すると、ニッケルが剥がれて鉄が露出して錆び
てしまう。電池の錆は接触不良の原因となり、接触抵抗
が増加し、さらに安全弁の正常な弁差動を阻害する原因
となる。この弊害を防止するために、屋外で使用する電
池は、複数の素電池をケースに収納し、このケースを水
密構造に密閉している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構造の電池は、ケ
ースで素電池を水密に保護できるので、屋外で安心して
使用できる特長がある。しかしながら、この構造は小容
量のものにしか採用できない。大電流を取り出す用途に
使用すると、素電池を有効に空冷できないからである。
電動車両等の電源に使用する電池は、放電電流が大きく
相当に発熱するので、いかに効率よく放熱できるかが極
めて大切である。電池が発熱して高温になると、熱によ
って電池性能が著しく低下する。電動車両等の用途に使
用される大電流用の電池は、容量が多く、しかも充電時
間を短縮するために、充電電流も相当に大きく、充電時
の発熱も有効に空冷することが大切である。したがっ
て、大電流で使用する電池は、たとえ屋外で使用するも
のであっても、複数の素電池を収納したケースを密閉構
造として防水することができない。このため、従来の大
電流用の電池は、防水構造として、しかも、効果的に冷
却することが難しい欠点があった。
【0004】電池は、外装缶の破裂を防止する安全弁を
備えている。安全弁は、電池の内圧が異常に上昇すると
開弁する。開弁した安全弁は、電池内部のガスを排気し
て外装缶の破裂を防止する。安全弁を備えることが、電
池の密閉水密構造を難しくしている。電池を防水するた
めに密閉構造に閉塞すると、安全弁が開弁したときに、
電池内のガスを速やかに排出できないからである。
【0005】本発明は、これ等の欠点を解決することを
目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、
安全弁の動作を阻害することなく、素電池を効率よく空
冷できる状態で防水構造にできる防錆構造の電池を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の防錆構造の電池
は、前述の目的を達成するために下記の構成を備える。 (a) 素電池1の外周側面1Aを被覆するために、素
電池1を加熱すると収縮する合成樹脂フィルムの熱収縮
チューブ2で被覆している。 (b) 外周側面1Aを被覆する熱収縮チューブ2は、
電池の安全弁側の電極端面1Bの周縁部分を被覆してい
る。熱収縮チューブ2は、素電池1の全長よりも長く切
断されて電極端面1Bから突出しており、突出部分が収
縮されて電極端面1Bの外周をリング状に被覆してい
る。 (c) 安全弁側電極端面1Bの周縁部分の熱収縮チュ
ーブ2は、圧力剥離接着層3を介して、シール板4を水
密に接着している。シール板4は、電極貫通孔4Aを開
口している。圧力剥離接着層3は、素電池1の安全弁が
開弁してシール板4にガス圧がかかると剥離する。圧力
剥離接着層3が剥離すると、シール板4と熱収縮チュー
ブ2との間に隙間ができて、ガスを排気する。 (d) シール板4の電極貫通孔4Aにリードタブ5を
挿入して、リードタブ5の端部を安全弁側の電極に接続
している。 (e) 電極貫通孔4Aとリードタブ5との隙間は、水
が侵入しないように、接着剤6を水密に塗布して、電極
貫通孔4Aを水密に安全弁側電極端面1Bに接着する共
に、シール板4の周縁部分を、電池の安全弁側電極端面
1Bをリング状に被覆している熱収縮チューブ2に圧力
剥離接着層3を介して水密に接着している。 (f) 安全弁側電極端面1Bと反対側の電極端面1B
は、この部分にも水が侵入しないように、水密構造に被
覆している。この電極端面1Bは安全弁が設けられない
ので、熱収縮チューブ2とリードタブ5との間に接着剤
を塗布して水密に被覆することができる。また、安全弁
側電極端面1Bと同じように、シール板4を接着してシ
ール板4とリードタブ5との間に接着剤を塗布して被覆
することもできる。ただ、安全弁のない電極端面は、圧
力剥離接着層、または圧力がかかっても剥離しない接着
剤でシール板を熱収縮チューブに接着することができ
る。
【0007】さらに、本発明の電池は、好ましくは下記
の構造を備える。電池は、リードタブ5を被覆チューブ
11で被覆している。被覆チューブ11はリードタブ5
の全体を被覆しない。リードタブ5の端部は、被覆チュ
ーブ11から突出する。被覆チューブ11から突出する
リードタブ5の端部は、接着剤圧入孔12を開口してい
る。接着剤圧入孔12は、電極に溶接されるリードタブ
5の溶接部の近傍に位置する。接着剤圧入孔12のある
リードタブ5は、接着剤圧入孔12に接着剤を注入し
て、リードタブ5の裏面に接着剤を充填できる。リード
タブ5の端部に塗布された接着剤6は、被覆チューブ1
1から突出するリードタブ5の表面を水密に被覆してい
る。
【0008】さらに、本発明の電池は、リードタブ5に
クラッド材を使用することができる。クラッド材には、
銅と、銅よりも電気伝導性の低い低導電率金属層、例え
ば、ニッケルを積層したものが使用できる。さらにま
た、本発明の電池は、リードタブ5の端部を折曲して溶
接部5Bとし、溶接部5Bの折曲角(α)を鈍角とし
て、振動によってリードタブ折曲部分の破損を防止して
いる。
【0009】
【作用】本発明の防錆構造の電池は、素電池1の外周側
面1Aと安全弁側電極端面1Bとを、熱収縮チューブ2
とシール板4と接着剤6とで水密に被覆している。この
ため、素電池1を効果的に空冷できる状態として水密構
造にできる。さらに、安全弁側電極端面1Bを被覆する
シール板4は、圧力剥離接着層3を介して熱収縮チュー
ブ2に接着しているので、安全弁が開弁してシール板4
にガス圧がかかると、シール板4が熱収縮チューブ2か
ら剥離して、安全弁を通過したガスを外部に排気する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための電池を例示するものであって、本発
明は、電池を構成する部品の材質、形状、構造、配置を
下記のものに特定するものでない。
【0011】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0012】図1の断面図と、図2の斜視図と、図3の
分解斜視図に示す防錆構造の電池は、素電池1の外周側
面1Aに熱収縮チューブ2を被着している。これ等の図
に示す素電池1は、円筒状をしている。ただ、本発明
は、素電池1の形状を円筒状に特定しない。例えば、素
電池1は、四角柱や楕円柱状とすることもできる。素電
池1は、図4に示すように、安全弁7を内蔵している。
安全弁7は、電池内のガス圧が異常に上昇した時に開弁
する。この図に示す素電池1は、+側に安全弁7を内蔵
している。
【0013】素電池1の外周側面1Aを被覆する熱収縮
チューブ2は、加熱すると収縮する合成樹脂フィルムで
ある。熱収縮チューブ2は、収縮させない状態では、素
電池1よりも太い筒状をしている。筒状の熱収縮チュー
ブ2に素電池1を挿入し、熱収縮チューブ2を加熱収縮
させてこれを素電池1の外周側面1Aに密着させる。熱
収縮チューブ2は、図1と図3とに示すように、素電池
1の外周側面1Aのみでなく、電極端面1Bの周縁部分
も被覆する。熱収縮チューブ2が電極端面1Bの周縁部
分を被覆する幅(W)は、ここにシール板4を接着する
ために、例えば2mm〜20mm、好ましくは3mm〜
10mmの範囲に設定される。熱収縮チューブ2が電極
端面1Bの周縁部分を被覆する幅(W)は、熱収縮チュ
ーブ2の全長で調整できる。熱収縮チューブ2の全長
を、素電池1の全長よりも長くすると、電極端面1Bを
被覆する幅(W)は広くなる。熱収縮チューブ2は、加
熱すると収縮するので、図3に示すように、電極端面1
Bの周縁部分に密着する。熱収縮チューブ2は、素電池
1の外周側面1Aと電極端面1Bの隅角で90度折曲さ
れる状態で素電池1の表面に密着する。
【0014】電池は、電極端面1Bの周縁部分に、シー
ル板4を接着している。シール板4は、絶縁性を有し、
かつ水が通過しないプラスチック等の板材である。シー
ル板4は、素電池1の電極端面1Bを閉塞できるよう
に、電極端面1Bの外形にほぼ等しい形状に形成され
る。シール板4の中心部分には、リードタブ5を通過さ
せる電極貫通孔4Aを設けている。電極貫通孔4Aに
は、リング8を水密に接着している。リング8は、リー
ドタブ5と電極貫通孔4Aとの隙間に塗布される接着剤
6の漏れのを防止する。リング8のあるシール板4は、
少量の接着剤6でリードタブ5とシール板4とを確実に
水密構造にできる。電極端面1Bを綺麗に仕上げること
もできる。シール板4は、圧力剥離接着層3を介して、
電極端面1Bの周縁部分を被覆する熱収縮チューブ2の
表面に接着される。
【0015】圧力剥離接着層3は、素電池1の安全弁が
開いたときに、少なくともシール板4の一部を熱収縮チ
ューブ2から剥離させる。ニッケルカドミウム電池に内
蔵される安全弁は、内圧が約20kg/cmに上昇す
ると開弁するように設計される。したがって、圧力剥離
接着層3は、安全弁が開弁して外装缶の外部に排出され
たガス圧で、シール板4が押圧されると剥離する強度に
設計される。たとえば、圧力剥離接着層3には、両面に
粘着性接着剤を塗布した両面接着テープが使用できる。
両面接着テープを使用すると、シール板を簡単に熱収縮
チューブに接着できる。圧力剥離接着層には、両面接着
テープに代わって、粘着性の接着剤も使用できる。粘着
性の接着剤は、熱収縮チューブとシール板の接着面の何
れかまたは両面に塗布してシール板を熱収縮チューブで
接着する。さらに、圧力剥離接着層には、粘着性の接着
剤にかわって、安全弁が開弁してガス圧がかかるとシー
ル板を熱収縮チューブから剥離する全ての接着剤を使用
できる。
【0016】圧力剥離接着層3は、安全弁が開弁したと
きに、シール板4を熱収縮チューブ2から剥離する。し
たがって、安全弁側電極端面1Bのシール板4は、圧力
剥離接着層3を介して熱収縮チューブ2に接着する必要
がある。それは、安全弁を通過して電極内のガスをシー
ル板4と熱収縮チューブ2の間から排気するためであ
る。
【0017】電池は、電極端面1Bの熱収縮チューブ2
にシール板4を接着した後、リードタブ5を素電池1の
電極にスポット溶接して接続する。リードタブ5の端部
は、シール板4の電極端面1Bを通過して素電池1の電
極に接続される。リードタブ5は金属板で、シール板4
のリング8を通過しやすいように、図3に示すように折
曲されている。
【0018】リードタブ5が電極に接続された後、リー
ドタブ5と電極貫通孔4Aとの間に接着剤6が塗布され
る。接着剤6は、リング8内に塗布されて、リードタブ
5と電極貫通孔4Aとの隙間を水密に閉塞する。接着剤
6には、例えばエポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤、
フェノール系接着剤、アクリル系接着剤等が使用でき
る。
【0019】図1に示す防錆構造の電池は、+−両側の
電極を同じ構造で水密に閉塞している。安全弁側の電極
端面1Bは、圧力剥離接着層3を介してシール板4を熱
収縮チューブ2に接着する必要がある。それは、安全弁
が開弁したときに、電池内のガスをシール板4と熱収縮
チューブ2との間から排気するからである。しかしなが
ら、安全弁を内蔵しない側の電極端面1B(普通の電極
は−側)は、完全な密閉構造とすることができる。言い
かえると、電極内の加圧ガスを排気する機能が要求され
ない。したがって、この面のシール板4は、必ずしも圧
力剥離接着層3を介して熱収縮チューブ2に接着する必
要はない。安全弁のない電極端面1Bは、電極内の加圧
ガス圧では剥離できない強靭な接着層を介して、シール
板4を熱収縮チューブ2に接着することもできる。さら
に、安全弁のない電極端面は、図示しないが、シール板
を使用することなく、熱収縮チューブが電極端面を被覆
する幅を広くし、リードタブと熱収縮チューブとの間に
接着剤を塗布して水密に被覆することもできる。
【0020】このような構造で水密に被覆された大容量
の電池は1個で使用されることは少ない。多くの場合、
複数個を直列に接続して出力電圧を調整し、あるいは、
並列に接続してさらに容量を大きくした電池パックとし
て使用される。このように、複数の電池を連結すること
によって、電動車両等の電源として最適な容量と電圧の
電池パックとすることができる。
【0021】この場合、複数の電池を効果的に冷却でき
る状態で連結することが大切である。とくに、大容量の
電池を多数個連結した電池パックは、総発熱量が多く、
効果的に冷却して電池の温度上昇をできる限り低くする
ことが極めて大切である。さらにまた、大きな電池を使
用した電池パックは、限られたスペースに収納できるよ
うに、コンパクトにすることも大切である。コンパクト
化と、効果的な放熱とは、互いに相反する特性で、両方
を同時に満足することは相当に難しい。コンパクトに集
合すると、放熱が難しくなって、電池温度が上昇し、温
度による電池性能の低下が心配になる。
【0022】図5と図6は、全体をコンパクトにすると
共に、効果的に放熱できるように改良した電池パックを
示している。この電池パックは、各々の電池の間に、空
冷ダクト10ができるように、ハニカムコアー9を使用
して、複数個の電池を連結している。電池パックの空冷
ダクト10を自由に空気が通過できるように、ハニカム
コアー9は、両端を開口している。この電池パックは、
ハニカムコアー9の六角柱に防錆構造の電池を挿入し
て、隣接する電池との間に空冷ダクト10を設けてい
る。
【0023】ハニカムコアー9には、変形できる可撓性
と、多少は伸縮性のあるシート材を使用する。ハニカム
コアー9は、電池を挿入した状態で多少伸長されるよう
に、多少小さく製作する。ハニカムコアー9の六角柱に
電池を挿入すると、図6に示すように、各々の電池の間
には、同じ形状の空冷ダクト10ができる。
【0024】空冷ダクト10は、電池パックの上下に貫
通して、空気を自由に通過できるようになっている。し
たがって、空冷ダクト10には冷却空気が流れやすく、
冷却空気でもって、各々の電池の表面を、均一にしかも
効果的に冷却できる。とくに、空冷ダクト10の内部で
は、ハニカムコアー9が電池の表面に密着されず、空冷
ダクト10を流れる空気によって、電池の表面は均一に
強制冷却される。それは、ハニカムコアー9が空冷ダク
ト10で電池の表面を被覆しないので、空冷ダクト10
に位置する電池の表面は、ハニカムコアー9を介するこ
となく、直接に空気に接触して冷却されるからである。
空冷ダクト10は電池パックの内部にできる。電池パッ
クの内部は放熱が難しく、とくに温度が上昇しやすい部
分である。ハニカムコアー9を使用した電池パックは、
各々の電池の間に、同じ形状の空冷ダクト10ができ
る。電池の表面は、隣接電池に接触する部分を除いて、
相当に広い面積を空冷ダクト10に位置させる。このた
め、ハニカムコアーで連結した電池パックは、空冷ダク
ト10に冷却空気を流すことによって、多数の電池を極
めて効果的に冷却できる特長がある。また、ハニカムコ
アー9を介して電池を一定の位置に綺麗に並べることが
できるので、外形をコンパクトにできる特長もある。
【0025】素電池の+−の電極を接続するリードタブ
は、図7に示す形状とすることもできる。この図に示す
リードタブ5は、両端部分を2分岐している。分岐部分
5Aは、シール板4の電極貫通孔4Aに挿入して電極に
溶接できるように、図8の側面図に示すように、リード
タブ5の端部を折曲して溶接部5Bを設け、溶接部5B
の折曲角(α)を鈍角としている。図に示すリードタブ
5は、溶接部5Bの境界を折曲し、さらに内側も鈍角に
折曲している。このように、リードタブ5の端部を2カ
所で折曲したものは、リードタブ5の中間を直線状にで
きる。ただ、リードタブは、図示しないが、溶接部の近
傍のからなずしも2カ所を折曲する必要はなく、たとえ
ば、溶接部との境界を鈍角に折曲し、全体をゆるくアー
チ状に折曲して両端を電池の電極に溶接することもでき
る。リードタブの端部を折曲して設けられる溶接部5B
は、電池の+−の電極に、スポット溶接される。
【0026】端部を分岐したリードタブ5は、効率よく
スポット溶接できる特長がある。それは、図7において
A、B点を電極に接触させてスポット溶接するときに、
破線で示す回路で流れる無効電流Iを少なくして、溶接
部5Bと、素電池の電極とに大電流を流すことができる
からである。
【0027】さらに、リードタブ5は、異なる金属を積
層したクラッド材を使用して、スポット溶接するときの
無効電流を少なくすることができる。クラッド材は、銅
の表面に、銅よりも電気伝導性の低い低導電率金属層を
積層したものである。図9はリードタブ5として最適な
クラッド材の拡大断面図を示している。この図のクラッ
ド材は、銅の両面に、低導電率金属層としてニッケル層
を積層している。ニッケルと銅は、境界面で合金となっ
て接合されている。この図のクラッド材は、電極に溶接
される面に厚いニッケル層を、反対面に薄いニッケル層
を積層している。電極に溶接される面の厚いニッケル層
の膜厚は、例えば、0.1〜0.25mm、反対面の薄
いニッケル層は、例えば0.02〜0.1mmに設計さ
れる。中間に積層される銅の厚さは、例えば、0.1〜
0.4mmに設計される。数十Aの電流を流すリードタ
ブ5は、好ましくは、銅の厚さを0.2mm、電極に溶
接される面の厚いニッケル層を0.2mm、反対面の厚
いニッケル層を0.05mmとする。図9の断面構造の
クラッド材であるリードタブ5は、中間の銅を電極にス
ポット溶接できる。リードタブがスポット溶接されると
きに、溶接の熱でニッケル層が溶融してなくなって、銅
が電極に溶接されるからである。
【0028】さらに、図7に示すリードタブ5は、端部
の折曲部分の間に、接着剤圧入孔12を設けている。接
着剤圧入孔12は、リードタブ5の背面に接着剤を注入
するための孔である。接着剤圧入孔12のないリードタ
ブ5は、電極にスポット溶接されたリードタブ5の裏面
に注入する接着剤を確認できない。リードタブ5の裏面
は、図10に示すように、隙間なく接着剤を注入する必
要がある。リードタブ5の表面を、完全に被覆して空気
と遮断するためである。接着剤圧入孔12のないリード
タブ5は、リードタブ5の裏面に隙間なく接着剤を注入
するのに手間がかかる。また、隙間なく注入できたかど
うかが判りにくい。接着剤圧入孔12のあるリードタブ
5は、ここからリードタブ5の裏面に接着剤を注入す
る。注入された接着剤は、リードタブ5の裏面に隙間な
く充填された後、リードタブ5の両側から漏れてリード
タブ5を被覆する。いいかえると、リードタブ5の裏か
ら接着剤が漏れるようになると、リードタブ5の裏面は
接着剤で隙間なく満たされたことになる。
【0029】図7に示すリードタブ5は、接着剤圧入孔
12を、折曲部分の間に配設している。この構造のリー
ドタブ5は、接着剤圧入孔12によってリードタブ5折
曲部分の強度が低下しない特長がある。リードタブ5の
折曲部分は、振動によって破損しやすい。折曲部分の耐
振動強度は、図8に示すように、折曲角(α)を鈍角と
することによっても、増強される。直角に折曲したリー
ドタブ5は、折曲部分に大きなストレスが残り、これに
よって耐振動強度が低下する。図8に示すように、鈍角
に折曲したリードタブ5は、内部に残存するストレスが
小さく、耐振動強度を強くできる特長がある。
【0030】さらに、図8に示すリードタブ5は、被覆
チューブ11で被覆している。被覆チューブ11は、リ
ードタブ5の中間部分を被覆する。リードタブ5は、被
覆チューブ11で被覆されない端部を、接着剤で被覆し
ている。被覆チューブ11と接着剤とで、リードタブ5
は、表面全体を完全な水密構造に被覆している。被覆チ
ューブ11は、リードタブ5を外気から遮断できるすべ
てのチューブを使用できるが、最適なものは熱収縮チュ
ーブである。熱収縮チューブは、リードタブ5を挿入し
た後、加熱してリードタブ5の表面に密着できる。図8
に示すリードタブ5は、折曲部の一部を被覆して、接着
剤圧入孔12の部分を被覆しない。
【0031】図8に示すリードタブ5が、素電池の+電
極にスポット溶接された部分の構造を図10と図11
に、−電極に接続される部分の構造を図12と図13と
に示す。図10と図12は、リードタブ5の方向に切断
した断面図で、図11と図13はこれと直交する方向の
断面図である。これ等の図に示す電池は、シール板4の
上にケース13を配設している。ケース13の平面図を
図14に示す。この図に示すケース13は、プラスチッ
クの成形品で、12枚の円盤13Aを隙間ができるよう
に連結した形状をしている。円盤13Aは、素電池の外
径よりも多少大きな円形である。円盤13Aの下面に
は、素電池を挿入するための筒13Bを一体成形してい
る。筒13Bは、下端を開口して、素電池を挿入できる
ようになっている。
【0032】ケース13の円盤13Aは、中心に接着剤
充填孔14を設けている。接着剤充填孔14は、周縁
に、ガイド壁15を設けている。ただし、ガイド壁15
は、リードタブ5の下面を除く部分に設けられている。
ガイド壁15は、リードタブ5を定位置に案内するため
に、隣接する円盤13Aの接着剤充填孔14に延長して
設けられている。ガイド壁15のあるケース13は、リ
ードタブ5を正確な位置にセットできると共に、リード
タブ5の位置ずれを防止できる。
【0033】ケース13は、素電池1の両端に配設され
て、12本の素電池1を定位置に連結する。素電池1の
両端に位置するケース13は、互いに連結するために、
円盤13Aの隙間に連結ロッド16を一体成形してい
る。ケース13の筒13Bは、シール板4を接着した素
電池1を挿入して連結する。
【0034】リードタブ5は、折曲部分を、ケース13
の接着剤充填孔14とシール板4の電極貫通孔4Aに挿
入し、溶接部5Bを素電池の+電極にスポット溶接して
いる。被覆チューブ11で被覆されないリードタブ5の
端部は、接着剤充填孔14と電極貫通孔4Aに塗布され
た接着剤6に埋設して被覆される。リードタブ5の裏面
の接着剤6は、リードタブ5の接着剤圧入孔12から注
入される。接着剤6は、リードタブ5の上面にも塗布さ
れる。接着剤6は、接着剤充填孔14と電極貫通孔4A
とに充填されて、リードタブ5の被覆チューブ11突出
部分の全体を被覆する。
【0035】図1に示す電池は、−側を+側と同じ構造
で密閉している。この図に示す電池は、+側に安全弁を
設けている。このため、安全弁のない−側の電極端面
は、必ずしも圧力剥離接着層を介してシール板を接着す
る必要はない。−側の電極端面は、圧力が作用しても剥
離しない接着剤を介してシール板を接着することもでき
る。電池の+−両端の電極端面を圧力剥離接着層でもっ
てシール板を接着する構造は、電池の両端を同じ構造に
できるので、能率よく多量生産できる特長がある。
【0036】
【発明の効果】本発明の防錆構造の電池は、素電池を熱
収縮チューブとシール板と接着剤とで、防水構造に被覆
している。この構造の電池は、素電池ひとつひとつを防
水構造として、素電池の表面を外気で空冷でき、しかも
外気で直接に空冷できる状態として素電池に水分が接触
するのを防止できる。このように、ひとつひとつの素電
池を直接に空冷状態として防水できる電池は、従来のよ
うに複数の素電池を密閉したケースに収納するのに比較
すると、極めて効率よく冷却できる特長がある。それ
は、容量に対する実質空冷面積が相当に大きく、しか
も、素電池の表面から直接に空冷できるからである。こ
のように、防水構造として効率よく空冷できる本発明の
電池は、大電流で放電し、あるいは大電流で充電して電
池の温度上昇を低くおさえ、温度上昇による電池性能の
低下を防止できる特長がある。しかも、素電池ひとつひ
とつを防水構造とするので、内部に水が侵入して電食を
起こすのを極減できる特長もある。
【0037】さらにまた、本発明の防錆構造の電池は、
素電池を完全に被覆して防水構造とできるにもかかわら
ず、安全弁が開弁したときには、電池内のガスを排気で
きる特長がある。それは、本発明の電池が、素電池の外
周側面を被覆する熱収縮チューブを、安全弁側電極端面
の周縁部分に延長し、電極端面の周縁に位置する熱収縮
チューブの表面に、圧力剥離接着層を介してシール板を
接着しているからである。圧力剥離接着層を介して熱収
縮チューブに周縁を接着したシール板は、安全弁が開弁
してシール板と素電池との間の圧力が高くなると、圧力
剥離接着層が剥離して、シール板と熱収縮チューブの間
に隙間ができ、この隙間から電極内の加圧ガスが排気さ
れる。したがって、本発明の電極は、安全弁の差動を阻
害することなく、素電池を防水して効果的に空冷できる
特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる防錆構造の電池の具体
例を示す断面図
【図2】図1に示す防錆構造の電池の斜視図
【図3】図1に示す防錆構造の電池の+電極部分の分解
斜視図
【図4】安全弁を内蔵する素電池の断面図
【図5】複数の電池を接続した電池パックの具体例を示
す斜視図
【図6】図5に示す電池パックの平面図
【図7】リードタブの他の形状を示す平面図
【図8】図7に示すリードタブに被覆チューブを被着し
た状態を示す側面図および平面図
【図9】リードタブの拡大断面図
【図10】図7に示すリードタブを接続した電池の+側
の要部拡大断面図
【図11】図10の断面図と直交する方向の断面図
【図12】図7に示すリードタブを接続した電池の−側
の要部拡大断面図
【図13】図12の断面図と直交する方向の断面図
【図14】図10ないし図13に示すケースの平面図
【符号の説明】
1…素電池 1A…外周側面 1B
…電極端面 2…熱収縮チューブ 3…圧力剥離接着層 4…シール板 4A…電極貫通孔 5…リードタブ 5A…分岐部分 5B
…溶接部 6…接着剤 7…安全弁 8…リング 9…ハニカムコアー 10…空冷ダクト 11…被覆チューブ 12…接着剤圧入孔 13…ケース 13A…円盤 13
B…筒 14…接着剤充填孔 15…ガイド壁 16…連結ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥山 正雪 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 中澤 祥浩 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 仲森 正治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 伊藤 束 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 武居 史記 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 古瀬 彰宏 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 北岡 和洋 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−311558(JP,A) 特開 昭51−140133(JP,A) 特開 昭49−101832(JP,A) 特開 昭56−71728(JP,A) 実開 昭62−43462(JP,U) 実開 昭59−129163(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 2/02,2/08,2/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構成を有する防錆構造の電池。 (a) 素電池(1)は、外周側面(1A)を、加熱すると収
    縮する合成樹脂フィルムの熱収縮チューブ(2)で被覆し
    ている。 (b) 前記の熱収縮チューブ(2)は、電池の安全弁側
    電極端面(1B)の周縁部分をリング状に被覆している。 (c) 前記の安全弁側電極端面(1B)には、周縁部分の
    熱収縮チューブ(2)に、圧力剥離接着層(3)を介して、電
    極貫通孔(4A)のあるシール板(4)を水密構造に接着して
    いる。 (d) 前記シール板(4)の電極貫通孔(4A)にリードタ
    ブ(5)が挿入されて、リードタブ(5)の端部を安全弁側の
    電極に接続している。 (e) 前記シール板(4)は、電極貫通孔(4A)とリード
    タブ(5)との隙間に、接着剤(6)水密に塗布して、電極
    貫通孔(4A)を水密に安全弁側電極端面(1B)に接着する共
    に、シール板(4)の周縁部分を、電池の安全弁側電極端
    面(1B)をリング状に被覆している熱収縮チューブ(2)に
    圧力剥離接着層(3)を介して水密に接着している。 (f) 安全弁側電極端面(1B)と反対側の電極端面(1B)
    は、水密構造に被覆されている。
  2. 【請求項2】 リードタブ(5)が被覆チューブ(11)で被
    覆されており、被覆チューブ(11)から突出するリードタ
    ブ(5)の端部に接着剤圧入孔(12)が開口されており、こ
    の接着剤圧入孔(12)は電極に溶接されるリードタブ(5)
    の溶接部(5B)の近傍に位置し、被覆チューブ(11)から突
    出するリードタブ(5)の表面が接着剤(6)で水密に被覆さ
    れている請求項1記載の防錆構造の電池。
  3. 【請求項3】 リードタブ(5)が、銅と、銅よりも電気
    伝導性の低い低導電率金属層を積層してなるクラッド材
    である請求項1記載の防錆構造の電池。
  4. 【請求項4】 リードタブ(5)の端部が折曲されて溶接
    部(5B)が設けられており、溶接部(5B)の折曲角(α)が鈍
    角である請求項1記載の防錆構造の電池。
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