JP2909051B1 - サイレントカッターの冷凍すり身解凍装置 - Google Patents
サイレントカッターの冷凍すり身解凍装置Info
- Publication number
- JP2909051B1 JP2909051B1 JP10017641A JP1764198A JP2909051B1 JP 2909051 B1 JP2909051 B1 JP 2909051B1 JP 10017641 A JP10017641 A JP 10017641A JP 1764198 A JP1764198 A JP 1764198A JP 2909051 B1 JP2909051 B1 JP 2909051B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frozen surimi
- dish
- cutter
- silent cutter
- electromagnetic induction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
- Fish Paste Products (AREA)
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 サイレントカッターにおける冷凍すり身の解
凍作用を簡易な構成で効率よく行って品質のよい水産練
製品を製造する。 【解決手段】 回動する環状凹陥部１を有する皿体２内
に設けたカッター５で冷凍すり身を細断撹拌しながら解
凍するようにしたサイレントッターにおいて、前記皿体
２を鉄鋳物で形成すると共に該皿体２の外側上部に微小
間隙をおいて電磁誘導発振機を対向設置して皿体２を電
磁誘導作用で加熱して冷凍すり身を解凍する。
凍作用を簡易な構成で効率よく行って品質のよい水産練
製品を製造する。 【解決手段】 回動する環状凹陥部１を有する皿体２内
に設けたカッター５で冷凍すり身を細断撹拌しながら解
凍するようにしたサイレントッターにおいて、前記皿体
２を鉄鋳物で形成すると共に該皿体２の外側上部に微小
間隙をおいて電磁誘導発振機を対向設置して皿体２を電
磁誘導作用で加熱して冷凍すり身を解凍する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は水産練製品を冷凍す
り身を解凍して製造するサイレントカッターに関する。
り身を解凍して製造するサイレントカッターに関する。
【０００２】
【従来の技術】サイレントカッターによって冷凍すり身
を解凍して水産練製品を製造する手段としては、回動す
る環状凹陥部を有する皿体の下側にジャケットを形成し
て蒸気をジャケットに注入するか、環状皿体内の冷凍す
り身に直接蒸気を噴射して解凍しているのが現状であ
る。
を解凍して水産練製品を製造する手段としては、回動す
る環状凹陥部を有する皿体の下側にジャケットを形成し
て蒸気をジャケットに注入するか、環状皿体内の冷凍す
り身に直接蒸気を噴射して解凍しているのが現状であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記ジャ
ケット方式による加熱方式はサイレントカッターのよう
な大型の皿体においては加熱効率が悪いと共にコストも
高くなり、また前記直接加熱方式は製品の品質を低下さ
せるだけでなく衛生的にも好ましくないなどの問題点が
ある。
ケット方式による加熱方式はサイレントカッターのよう
な大型の皿体においては加熱効率が悪いと共にコストも
高くなり、また前記直接加熱方式は製品の品質を低下さ
せるだけでなく衛生的にも好ましくないなどの問題点が
ある。
【０００４】これらの現状に鑑み、本発明はサイレント
カッターによる冷凍すり身の解凍を簡易な構成により効
率よくできるようにしたサイレントカッターにおける冷
凍すり身解凍装置を提供することを目的とするものであ
る。
カッターによる冷凍すり身の解凍を簡易な構成により効
率よくできるようにしたサイレントカッターにおける冷
凍すり身解凍装置を提供することを目的とするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、回動する環状凹陥部を有する皿体内で回転
するカッターにより冷凍すり身を細断撹拌するようにし
たサイレントカッターにおいて、前記皿体を鉄鋳物で形
成すると共に該皿体の外側に微小間隙で電磁誘導発振機
を対向設置して冷凍すり身を解凍することを特徴とする
ものであり、前記電磁誘導発振機には温度制御機構を設
けて環状凹陥部を有する皿体の結露の溜にくい外側縁か
ら１００〜１５０ｍｍ下方に可及的に少間隔である５〜
１０ｍｍの間隔をおいて設けると皿体を効率よく加熱で
き好適であり、また環状凹陥部を有する皿体は可及的に
同厚で２０ｍｍ前後に形成するのが好ましい。
するために、回動する環状凹陥部を有する皿体内で回転
するカッターにより冷凍すり身を細断撹拌するようにし
たサイレントカッターにおいて、前記皿体を鉄鋳物で形
成すると共に該皿体の外側に微小間隙で電磁誘導発振機
を対向設置して冷凍すり身を解凍することを特徴とする
ものであり、前記電磁誘導発振機には温度制御機構を設
けて環状凹陥部を有する皿体の結露の溜にくい外側縁か
ら１００〜１５０ｍｍ下方に可及的に少間隔である５〜
１０ｍｍの間隔をおいて設けると皿体を効率よく加熱で
き好適であり、また環状凹陥部を有する皿体は可及的に
同厚で２０ｍｍ前後に形成するのが好ましい。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例の図
面について説明すると、図示されていないが中心隆起部
下側に回転軸を設けた環状凹陥部１を有する皿体２は鉄
鋳物で可及的均一な肉厚に形成されて機枠３上に回動す
るように支持されると共に前記機枠３の一側には刃物回
転軸４が公知のように起伏自在に支持され、水平位置に
おいてはその先端部に設けられた複数のカッター５が環
状凹陥部１内の冷凍すり身を細断撹拌でき、回転軸４の
起立時にはカッター５を環状凹陥部１から上方に扛上し
て原料の出入を容易にできるように構成されている。
面について説明すると、図示されていないが中心隆起部
下側に回転軸を設けた環状凹陥部１を有する皿体２は鉄
鋳物で可及的均一な肉厚に形成されて機枠３上に回動す
るように支持されると共に前記機枠３の一側には刃物回
転軸４が公知のように起伏自在に支持され、水平位置に
おいてはその先端部に設けられた複数のカッター５が環
状凹陥部１内の冷凍すり身を細断撹拌でき、回転軸４の
起立時にはカッター５を環状凹陥部１から上方に扛上し
て原料の出入を容易にできるように構成されている。
【０００７】しかして前記皿体２の外側周縁部より稍下
方である１００〜１５０ｍｍ下方の位置に対応する機枠
３には微小間隙、例えば５〜１０ｍｍの間隔をおいて温
度制御機構を有する電磁誘導発振機６が設置され、通電
することにより皿体２に誘導電流を発生して冷凍すり身
の大きさ、量、温度に応じて適宜温度制御しながら加熱
解凍できるように構成されている。なお図中７は皿体２
の半部と刃物回転軸４部分に設けられた刃物カバーであ
る。
方である１００〜１５０ｍｍ下方の位置に対応する機枠
３には微小間隙、例えば５〜１０ｍｍの間隔をおいて温
度制御機構を有する電磁誘導発振機６が設置され、通電
することにより皿体２に誘導電流を発生して冷凍すり身
の大きさ、量、温度に応じて適宜温度制御しながら加熱
解凍できるように構成されている。なお図中７は皿体２
の半部と刃物回転軸４部分に設けられた刃物カバーであ
る。
【０００８】実験結果によると鉄鋳物よりなる皿体の厚
さ２０ｍｍのサイレントカッターにおいて皿体上部より
１００ｍｍの個所に７ｍｍの間隔で５ｋｗの電磁誘導発
振機を設置し、室温１７℃において環状凹陥部１を有す
る皿体２を加熱したところ、９０秒で解凍温度である９
５℃に加熱することができた。
さ２０ｍｍのサイレントカッターにおいて皿体上部より
１００ｍｍの個所に７ｍｍの間隔で５ｋｗの電磁誘導発
振機を設置し、室温１７℃において環状凹陥部１を有す
る皿体２を加熱したところ、９０秒で解凍温度である９
５℃に加熱することができた。
【０００９】本発明は上記のように構成されているの
で、皿体２を温度制御機構を有する電磁誘導発振機６で
その環状凹陥部１内の凍結すり身をその量、大きさ、凍
結温度に応じて加熱すると共にカッター５で細断撹拌し
ながら効率よく略均等に短時間で解凍することができ
る。
で、皿体２を温度制御機構を有する電磁誘導発振機６で
その環状凹陥部１内の凍結すり身をその量、大きさ、凍
結温度に応じて加熱すると共にカッター５で細断撹拌し
ながら効率よく略均等に短時間で解凍することができ
る。
【００１０】
【発明の効果】本発明は冷凍すり身を解凍するサイレン
トカッターの皿体を鉄鋳物で形成すると共に皿体に微小
間隙をおいて設置した電磁誘導発振機によって皿体を誘
導電流によって加熱して冷凍すり身を解凍するようにし
たので、皿体内の大量の冷凍すり身を簡易な構成により
略均質かつ迅速に解凍でき、品質のよい水産練製品を製
造することができる。
トカッターの皿体を鉄鋳物で形成すると共に皿体に微小
間隙をおいて設置した電磁誘導発振機によって皿体を誘
導電流によって加熱して冷凍すり身を解凍するようにし
たので、皿体内の大量の冷凍すり身を簡易な構成により
略均質かつ迅速に解凍でき、品質のよい水産練製品を製
造することができる。
【００１１】また電磁誘導発振機を温度制御機構により
制御して皿体を加熱できるため皿体内の冷凍すり身の
量、塊の大きさ、冷凍温度等に応じた加熱を容易に行う
ことができ一層効率よく冷凍すり身を解凍することがで
きる。
制御して皿体を加熱できるため皿体内の冷凍すり身の
量、塊の大きさ、冷凍温度等に応じた加熱を容易に行う
ことができ一層効率よく冷凍すり身を解凍することがで
きる。
【００１２】更に電磁誘導発振機は環状凹陥部を有する
皿体の底部ではなく周縁部に設けるときは、皿体の結露
の発生による加熱作用の低下を防止でき、加熱作用を一
層効率よく行うことができる。
皿体の底部ではなく周縁部に設けるときは、皿体の結露
の発生による加熱作用の低下を防止でき、加熱作用を一
層効率よく行うことができる。
【図１】本発明の縦断正面図。
１ 環状凹陥部 ２ 皿体 ３ 機枠 ４ 刃物回転軸 ５ カッター ６ 電磁誘導発振機
Claims (3)
- 【請求項１】 回動する環状凹陥部を有する皿体内で回
転するカッターにより冷凍すり身を細断撹拌するように
したサイレントカッターにおいて、前記皿体を鉄鋳物で
形成すると共に該皿体の外側に微小間隙で電磁誘導発振
機を対向設置して冷凍すり身を解凍することを特徴とす
るサイレントカッターの冷凍すり身解凍装置。 - 【請求項２】 電磁誘導発振機を温度制御することを特
徴とする請求項１記載のサイレントカッターの冷凍すり
身解凍装置。 - 【請求項３】 電磁誘導発振機を皿体の外側上部に対向
設置したことを特徴とする請求項１又は２記載のサイレ
ントカッターの冷凍すり身解凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10017641A JP2909051B1 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | サイレントカッターの冷凍すり身解凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10017641A JP2909051B1 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | サイレントカッターの冷凍すり身解凍装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2909051B1 true JP2909051B1 (ja) | 1999-06-23 |
| JPH11196825A JPH11196825A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11949498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10017641A Expired - Lifetime JP2909051B1 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | サイレントカッターの冷凍すり身解凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2909051B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109046660B (zh) * | 2018-07-31 | 2020-07-17 | 广州海霸王食品有限公司 | 一种适用于块状冻肉绞碎机 |
| KR102264131B1 (ko) * | 2019-05-10 | 2021-06-10 | 권용재 | 비자성체 용기를 이용한 유도 가열식 튀김기 |
-
1998
- 1998-01-14 JP JP10017641A patent/JP2909051B1/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11196825A (ja) | 1999-07-27 |
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