JP2907817B1 - 水中動物威嚇システム - Google Patents

水中動物威嚇システム

Info

Publication number
JP2907817B1
JP2907817B1 JP10169388A JP16938898A JP2907817B1 JP 2907817 B1 JP2907817 B1 JP 2907817B1 JP 10169388 A JP10169388 A JP 10169388A JP 16938898 A JP16938898 A JP 16938898A JP 2907817 B1 JP2907817 B1 JP 2907817B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
underwater
light
dye
fish
threatening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10169388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000000052A (ja
Inventor
謙二 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAYA SANGYO KK
Original Assignee
YAMAYA SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YAMAYA SANGYO KK filed Critical YAMAYA SANGYO KK
Priority to JP10169388A priority Critical patent/JP2907817B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2907817B1 publication Critical patent/JP2907817B1/ja
Publication of JP2000000052A publication Critical patent/JP2000000052A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 魚類等の水中動物を威嚇し、水中動物の通行
等を阻止する。 【解決手段】 巻網操業で網の両端を閉じる際の網口付
近の海面1等に、連結式フロート101 〜10n に繋留
ロープ201 〜20n で吊着された威嚇灯302,30
4 ,…と、染料収納装置501 〜50m が取付けられた
威嚇灯301 ,303 ,…,30n とを、海中1aに投
下する。各威嚇灯301 〜30n は、降下中に任意の周
期で断続的にストロボ光を発生する。染料収納装置50
1 〜50m内には、発泡性の蛍光染料が充填されている
ので、これが放出されて煙幕2が形成される。威嚇灯3
1 〜30n から発生したストロボ光が煙幕2を照射す
るので、海水を媒介してストロボ光と煙幕2が乱反射の
現象を起して光が拡散及び拡大し、煙幕全体が光源化し
て発光する。これにより、網内の魚群が威嚇され、網口
からの魚群の逃逸を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、巻網操業
等において網から魚群が逃逸することを防止したり、生
簀等に入っている魚を狙うしゃち、さめ等を威嚇した
り、あるいは原子力発電所のタービン等に魚群が吸込ま
れるといったトラブル等を防止するため、魚類等の水中
動物を威嚇して遊泳方向を制御する水中動物威嚇システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、網を用いた漁獲方法の1つであ
る巻網操業では、さば、あじ、いわし、かつお、まぐろ
等の魚群を発見すると、漁船から海中に投網してその魚
群を包囲し、網の上部のトウライン(TOW LINE)を巻き
締めて該網の上部の両端を閉じる。次に、網の最下部の
環(PURSE RING)に通した環巻きワイヤ(PURSE LINE)
を巻き締めて(PURSING )、網底を閉鎖する。このよう
な環締め作業を行った後、漁船上に網を引き揚げ、魚を
取込むようにしている。このような巻網操業では、網の
上部の両端を閉じ、さらに該網の最下部の環締めの際
に、網口から多くの魚が逃げ出して漁獲量が減少するお
それがある。そこで、これを防止するため、従来、次の
(a)〜(c)のような種々の方法が提案されている。 (a) 環締め作業が行われている間、ボートや運搬船
等で網口近辺を縦横に旋回して波や飛沫を起こしたり、
エンジン音やスクリュウ音で威嚇する。漁船の本船及び
スキフボート上で、舷側をハンマで叩いて音響で威嚇す
る。又、小型ダイナマイト等を投下して衝撃音で威嚇
し、網口からの魚群の通行を阻止する。 (b) 染料を付着させた砕石、固形物、古米等を網口
付近に投下し、海中に煙幕を作って威嚇する。又、漁船
上のエアホースを舷側から海中に注入し、気泡によって
遮断幕を作って威嚇し、網口からの魚群の通行を阻止す
る。 (c) 網口付近の海中にランプを投下し、印加電圧を
変えることによってランプを明滅させて威嚇し、網口か
らの魚群の通行を阻止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
前記(a)〜(c)の方法では、次のような課題があっ
た。前記(a)の方法では、海面近くで音や衝撃等によ
って魚群を威嚇しているため、海面に近い網口の上層部
での魚群の逃逸を防止できる。しかし、網口には、特に
魚が逃げやすい位置(例えば、水深120〜150m
位)があるといわれているが、このような位置において
魚群の逃逸を防止することが難しい。これを解決するた
め、例えば、水深120〜150m位まで小型ダイナマ
イトを投下して、魚群の逃逸を防止することも可能であ
るが、正確な水深位置まで小型ダイナマイトを投下して
爆発させることが困難なばかりか、危険も伴うので、適
切な方法とはいえない。
【0004】前記(b)の方法では、染料を付着させた
砕石、固形物、古米等を漁船上から網口付近にばらまく
ので、海面に近い網口の上層部付近に煙幕が形成され、
この煙幕の上層部付近において魚群の逃逸を防止するこ
とができる。しかし、海面及び海中には、速度が5〜6
Knot 程度、場所によっては10〜11Knot 程度の潮
の流れがあるので、このような厳しい条件下でばらまか
れた砕石、固形物等は、海中を降下していく過程で流さ
れ、網口で特に魚が逃げやすい水深120〜150m程
度の位置に、正確かつ素早く煙幕を形成することが困難
であり、この位置から多くの魚群が逃逸してしまう。こ
れを解決するため、多量の砕石、固形物等を海中にばら
まくことも考えられるが、これらの砕石等を多量に消費
する割には、水深120〜150m程度の箇所における
魚群の逃逸防止効果がそれ程期待できない。
【0005】前記(c)の方法では、海中に投下したラ
ンプを明滅させて魚群を威嚇しているが、海中において
は光の減衰が大きいので、魚群に対する威嚇範囲が狭
い。このため、網口付近の上層部から下層部にかけて多
数のランプを投下しなければならず、魚群威嚇システム
の規模が大型化すると共に取扱いが不利不便である。こ
れを解決するため、網口の上層部付近にのみランプを投
下するようにしてシステムの小型化を図ることも考えら
れる。しかし、このようなシステムでは、海面に近い網
口の上層部のみにしか威嚇効果がない。このように、前
記(a)〜(c)のいずれの方法も、海面に近い網口の
上層部のみにしか魚群逃逸防止効果が得られないのが実
情である。又、他の課題として、例えば、原子力発電所
のタービン等において、魚類等が吸込まれて故障の原因
になることがあるが、従来、これを防止するための適切
な解決方法が要望されていた。本発明は、前記従来技術
が持っていた課題等を解決し、魚類等の水中動物に対す
る威嚇効果の優れる水中動物威嚇システムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの請求項1に係る発明では、水中動物
威嚇システムにおいて、開口部を有し、1本又は複数本
の第1の繋留部材にそれぞれ接続されて水中の水中動物
通行阻止領域に投下される1個又は複数個の染料収納装
置と、前記各染料収納装置内にそれぞれ充填され、該染
料収納装置の開口部から浸入する水で溶解して発泡し、
該開口部から前記水中の水中動物通行阻止領域へ放出さ
れて煙幕を形成する発泡性の蛍光染料と、前記各第1の
繋留部材あるいはこれと異なる1本又は複数本の第2の
繋留部材にそれぞれ接続されて前記水中の水中動物通行
阻止領域に投下され、任意の周期で断続的にストロボ光
を発生して前記煙幕を照射し、該煙幕を発光させて魚類
等の水中動物を逸散させる1個又は複数個の威嚇灯と
を、備えている。このような構成を採用したことによ
り、蛍光染料入りの染料収納装置と威嚇灯とを水中(例
えば、海中)に投下すると、該染料収納装置の開口部か
ら海水が浸入して内部の発泡性の蛍光塗料が溶解して発
泡し、該染料収納装置外に放出されて水中動物通行阻止
領域に煙幕が形成されていく。この水中動物通行阻止領
域において威嚇灯から断続的にストロボ光が発生し、煙
幕が照射されて蛍光染料が発光し、海水が媒介役となっ
て乱反射を起して拡散され、該煙幕全体が光源の如く拡
大されて断続的に発光する。これにより、魚類等の水中
動物が威嚇されて逸散し、遊泳方向が制御される。
【0007】請求項2に係る発明では、請求項1の水中
動物威嚇システムにおいて、第1及び第2の繋留部材
は、繋留ロープで構成し、この繋留ロープを浮部材に吊
着する構造にしている。これにより、浮部材に繋留ロー
プを介して接続された染料収納装置及び威嚇灯は、水面
(例えば、海面)における波の振幅やうねり等によって
あたかもしゃっくりのように大きくあるいは小刻みに上
下及び左右に動き、発光する煙幕全体が上下及び左右に
揺れ動く。請求項3に係る発明では、請求項1又は2の
水中動物威嚇システムにおいて、染料収納装置は、威
灯に取付ける構造にしている。請求項4に係る発明で
は、請求項1、2又は3の水中動物威嚇システムにおい
、染料収納装置は、重り付きの網状の籠と、開口部を
有し、該開口部から蛍光染料が充填されて前記籠内に収
納される容器とで、構成している。請求項5に係る発明
では、請求項1、2、3又は4の水中動物威嚇システム
において、威嚇灯は、電源電池を内蔵した構造にしてい
る。このように、請求項3〜5に係る発明によれば、海
中への投下作業や取扱いの簡単化及び容易化が図れる。
【0008】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示す水中動物威嚇シ
ステムの概略の構成図である。この水中動物威嚇システ
ムは、水面(例えば、海面)1に浮ぶ複数個の浮部材
(例えば、連結式のフロート)101 ,102 ,…,1
n を有し、これらが所定間隔で連結されている。各フ
ロート101 〜10n には、任意の長さ(例えば、10
0〜200m程度)の繋留部材(例えば、繋留ロープ)
201 ,202 ,…,20n が吊着され、これらの各繋
留ロープ201 〜20n の下端に、威嚇灯301 ,30
2 ,…,30n がそれぞれ接続されている。各威嚇灯3
1 〜30 n は、水中(例えば、海中)1aの所定の深
さの水中動物通行阻止領域に投下され、内蔵された電源
電池によって任意の周期(例えば、1.36〜0.62
回/秒)で断続的にストロボ光を発生するものであり、
これらの威嚇灯301 〜30 n の内のいくつか(例え
ば、301 ,303 ,…,30n )に、染料収納装置5
1 ,502 ,…,50m が取付けられている。各染料
収納装置501 〜50m内には、発泡性の蛍光染料が充
填され、この発泡性の蛍光染料によって海中1a中の水
中動物通行阻止領域に壁状の煙幕2を形成し、威嚇灯3
1 〜30n で発生したストロボ光を該煙幕2に照射す
るようになっている。
【0009】図2は、図1中の連結式のフロート(例え
ば、102 ,103 )を示す拡大図である。図1中の各
フロート(例えば、102 ,103 )は、これらに吊着
された繋留ロープ202 ,203 が寄添って絡まらない
ように該繋留ロープ202 ,203を所定間隔で吊着す
る構造になっており、両端が閉塞された中空のほぼ円筒
状をなすフロート本体11を有し、このフロート本体1
1のほぼ中央外周に補強バンド12が取付けられ、この
補強バンド12にステンリング13を介して各繋留ロー
プ202 ,203 が接続されている。フロート本体11
の両端には、ステンリング14,15が取付けられ、こ
れらのステンリング14,15に係合されるナスカン1
6を介して、隣接するフロート(例えば、102 ,10
3 )が相互に取外し自在に連結されている。
【0010】図3は図1中の威嚇灯(例えば、301
及び染料収納装置(例えば、501)を示す拡大図、及
び図4は図3の威嚇灯301 の一部を切欠いた拡大構造
図である。図1中の威嚇灯(例えば、301 )は、金属
等で形成された筒状のタンク31を有し、このタンク3
1の底面が閉塞されかつ上面が開口され、この開口部が
防水用Oリング32等を介して上蓋33によって着脱自
在に密封されるようになっている。タンク31の開口部
付近には、金属等で形成された支持部材34が立設され
ている。支持部材34の中間付近には、軸受部35が設
けられ、この軸受部35に押圧用ねじ36が螺着され、
該ねじ36の先端で上蓋33の上端を押圧することによ
ってタンク31の開口部を密封するようになっている。
支持部材34の上端には、ほぼ円板状の受皿37が螺着
され、この受皿37の外周に螺着された締付けリング3
8によって、プラスチック等で形成された光透過性のヘ
ッドカバー39が該受皿37上に密封状態で固定されて
いる。ヘッドカバー39の上部内周面には、例えば、複
数個の光拡散用レンズ部が形成され、このヘッドカバー
39の外側が、支持部材34に固定された破損防止用の
防護枠40によって囲まれている。
【0011】タンク31内には、例えば、2段に積み上
げられた直流(DC)24Vの電源電池41が並列接続
されて収納され、さらにこの電源電池41上に点灯回路
42が接続されて収納されている。点灯回路42には、
図示しないコードが接続され、このコードが支持部材3
4内を通って後述するソケット43側へ引回されてい
る。ヘッドカバー39内には、受皿37上に固定された
ソケット43が設けられ、このソケット43がコードを
介して点灯回路42に電気的に接続されている。ソケッ
ト43には、ランプ(例えば、光パワーの強いキセノン
ランプ)44の口金が着脱自在に挿着され、これらのソ
ケット43とランプ44とが電気的に接続されている。
ランプ44の口金付近には、閃光効率を上げるためにほ
ぼ逆円錐形をした光拡散用の反射ミラー45が装着され
ている。このような威嚇灯301 では、支持部材34の
軸受部35付近に繋留ロープ201 を掛けることによっ
て該威嚇灯301 を上向きにしたり、又は該繋留ロープ
201 を支持部材34の下部に掛けることによって該威
嚇灯301 を下向きにすることができるようになってい
る。
【0012】タンク31の外側には、ワイヤ等の固定部
材46によって染料収納装置501が取付けられるよう
になっている。染料収納装置501 は、固定部材46に
よってタンク31の外側に取付けられる籠51と、この
籠51内に収納される容器53とで構成されている。籠
51は、海面1への投下時において沈下を容易にした
り、あるいは引き揚げ時において水の抵抗を少なくして
水切りを良くするために、ステンレスワイヤ金網等によ
って網状に形成され、例えばこの前面が、容器53を収
納するために開放可能な構造になっている。籠51を威
嚇灯301 と共に海面1aに投下する時にこれらの沈下
速度を早めたり、あるいは籠51を威嚇灯301 から切
離して単独で海面1aに投下する時にこの籠51の沈下
を容易にするために、該籠51の底部には鉛等の重り5
2が装着されている。籠51に収納される容器53は、
プラスチック等で形成され、底面が閉塞されかつ上面に
開口部53aを有し、この開口部53aから発泡性の蛍
光染料54が充填されるようになっている。発泡性の蛍
光染料54は、例えば、重曹と、酸と、緑色あるいは白
色等の任意の色の蛍光染料とからなる粉末剤で形成され
ており、容器53の開口部53aから浸入する海水にて
重曹と酸の反応液が作られ、この反応液にて生じた炭酸
ガスの圧力で任意の色の蛍光染料が海中1aに噴射さ
れ、水中動物通行阻止領域に壁状の煙幕2を形成するよ
うになっている。
【0013】図5は、図4中の点灯回路42の構成例を
示す回路図である。点灯回路42は、DC24Vの電源
電池41に接続される電源端子61a,61bを有し、
この電源端子61a,61bに、電源スイッチ62、発
振制御回路63、発振回路64、整流回路65、コンデ
ンサ66、及び発光回路67を介してキセノンランプ4
4が接続されている。発振回路64は、電源スイッチ6
2を介して供給される電源電池41からの直流電圧を、
トランジスタ64aによって交流電圧に変換し、この交
流電圧を変圧器64bで昇圧する回路であり、この出力
側に整流回路65が接続されている。整流回路65は、
変圧器64bで昇圧された交流電圧をダイオード65a
で整流し、この出力側に接続されたコンデンサ66を充
電する回路である。コンデンサ66の出力側及びトラン
ジスタ64aの入力側には、発振制御回路63が接続さ
れている。発振制御回路63は、発光電圧調整用の可変
抵抗63b及びサイダック63cによってトランジスタ
63aをオン/オフ動作させ、発振回路64の発振を制
御してコンデンサ66の充電電圧が一定になるように制
御する回路である。コンデンサ66に充電された電荷
は、キセノンランプ44の対向する一対の電極44a,
44bに印加される。コンデンサ66の出力側及びキセ
ノンランプ44のトリガ電極44cには、発光回路67
が接続されている。発光回路67は、トリガ周期を設定
するための抵抗67a、サイダック67b及びコンデン
サ67cと、変圧器67dとによってトリガ電圧を生成
し、このトリガ電圧をキセノンランプ44のトリガ電極
44cに印加する回路である。
【0014】このような構成の点灯回路42では、電源
スイッチ62をオン状態にすると、電源電池41からD
C24Vの電源電圧が発振回路64に供給され、コンデ
ンサ66が充電され、このコンデンサ66の充電された
電荷がキセノンランプ44の電極44a,44bに供給
される。抵抗67a、サイダック67b及びコンデンサ
67cで設定された周期(例えば、1.36〜0.62
回/秒)で変圧器67dからトリガ電圧が発生し、この
トリガ電圧がキセノンランプ44のトリガ電極44cに
印加される。これにより、コンデンサ66に充電された
電荷がキセノンランプ44の電極44a,44b間で放
電して、該キセノンランプ44が瞬時に発光し、断続的
に強烈なストロボ光が発生する。
【0015】図6は、図1の水中動物威嚇システムを用
いた水中動物(例えば、魚類)の漁獲方法(例えば、大
規模の巻網操業例)を示す説明図である。巻網漁船で
は、例えば、本船71上にスキフボート72、スピード
ボート73 1 ,732 ,733 、及び網80等が搭載さ
れている。網80は、上端に複数個の浮子(FLOAT )8
1が連結され、下端に複数個のブライドルチェーン(BR
IDLECHAIN)82、環(PURSE RING)83、及び沈子(C
HAIN )84が連結されている。複数個の浮子81はト
ウライン(TOW LINE)86で連結され、さらに複数個の
環83に環巻きワイヤ(PURSE LINE)85が通されてい
る。巻網操業では、例えば、本船71上で魚群を発見す
ると、該本船71がその魚群に急速接近する。本船71
上よりスピードボート731 〜733 を降下すると共
に、スキフボート72を投下し、このスキフボート72
に網80の一端を保持させる。本船71とスキフボート
72とで魚群の包囲を開始し、該スキフボート72が環
巻きワイヤ85を本船71に手渡す。迅速に網80の両
端を本船71の舷側に締め寄せ、トウライン86の巻き
締めを行う。そして、本船71上で環巻きワイヤ85を
巻き取り、海中1aの環83を巻き締める。潮や風に流
されて網80が変形すると、この網80をスキフボート
72やスピードボート731 で引っ張り、あるいは本船
71のバウスラスタ(BOW THRUSTER)で網80を遠ざけ
る。
【0016】このような環締め作業が行われている間、
予め投網前に降下されている2台のスピードボート73
2 ,733 によって網口付近に、電源ケーブル911
91 2 に接続された威嚇灯921 ,922 を海面1に投
下すると共に、複数個の連結式のフロート101 〜10
n に吊着された威嚇灯302 ,304 ,…と染料収納装
置501 〜50m が取付けられた威嚇灯301 ,3
3 ,…,30n とを海面1に投下する。威嚇灯9
1 ,922 は、例えば、図5のキセノンランプ44等
で構成され、電源ケーブル911 ,912 を介して、ス
ピードボート732 ,733 上に搭載された制御盤に接
続されている。この制御盤内には、例えば、図5の点灯
回路42の主要部分及び電源が設けられており、この制
御盤の出力によって、電源ケーブル911 ,912 に接
続された威嚇灯921 ,922 が任意の周期(例えば、
1.36〜0.62回/秒)で断続的に強烈なストロボ
光を発生する。電池内蔵の威嚇灯301 〜30n は、電
源スイッチ62をオン状態にして海面1に投下されるの
で、キセノンランプ44から光拡散用反射ミラー45及
びヘッドカバー39を介して任意の周期(例えば、1.
36〜0.62回/秒)で断続的に強烈なストロボ光を
発生しつつ、任意の深さ(例えば、100〜200m程
度)の水中動物通行阻止領域まで降下していく。
【0017】威嚇灯301 ,303 ,…,30n に取付
けられた各染料収納装置501 〜50m の籠51内に
は、発泡性の蛍光染料54が充填された容器53が収納
されているので、この容器53が海中1aを降下してい
くと、海水が浸入して内部で重曹と酸の反応液が作ら
れ、この反応液にて炭酸ガスが発生し、この炭酸ガスの
圧力で任意の色の蛍光染料が海中に噴射され、この噴射
された蛍光染料が発色して海中1aに拡散し、水中動物
通行阻止領域に任意の色の壁状の煙幕2が形成されてい
く。水中動物通行阻止領域において、複数個の威嚇灯3
1 〜30n ,92 1 ,922 がそれぞれ異なる周期で
断続的に強烈なストロボ光を発生し、煙幕2を上下方向
93あるいは左右方向94から重複して照射する。この
ため、海水を媒介してストロボ光と煙幕2が乱反射の現
象を起して光が拡散及び拡大し、煙幕全体が光源化して
発光し、しかも、これらを吊着しているフロート101
〜10 n 及びスピードボート732 ,733 が波の振幅
やうねり等によって揺れ動くので、その光源化した煙幕
全体が上下及び左右に揺れ動き、網口からの魚群の逃逸
が防止される。環締め作業によって環巻きワイヤ85を
完全に巻き締めると、本船71によって環83を持ち上
げてリングストッパに収容する。そして、海面1の網8
0の中からたも等によって魚を取込み、本船71に収納
し、巻網作業を終了する。
【0018】以上のように、この第1の実施形態では、
次の(a)〜(c)のような効果がある。 (a) 電池内蔵の威嚇灯301 〜30n 及びこれらの
いくつかに取付けられた染料収納装置501 〜50
m は、フロート101 〜10n に吊着されているので、
網口の上層部から下層部に亘って任意の位置の水中動物
通行阻止領域に投下することができる。さらに、各染料
収納装置501 〜50m の容器53に充填された発泡性
の蛍光染料54は、人畜無害で環境に優しい材料を使用
しており、しかも発泡性を有しているため、海中1aの
降下中に即座に噴射拡散して任意の色の壁状の煙幕2を
形成し、複数個の威嚇灯301 〜30n ,921 ,92
2 から断続的に強烈なストロボ光が発生して該煙幕2を
上下方向93あるいは左右方向94から重複して照射す
るので、光と煙幕2の相乗効果によって煙幕全体が光源
化してより強烈に発光する。その上、威嚇灯301 〜3
n ,921 ,922 を吊着しているフロート101
10n 及びスピードボート732 ,733 が波の振幅や
うねり等によって揺れ動くので、光源化した煙幕全体が
上下及び左右に揺れ動く。この結果、環締め作業中にお
ける網80内の魚群が威嚇され、網口からの逃逸を的確
に防止することができる。しかも、威嚇灯301 〜30
n ,921 ,92 2 から稲妻の如き鋭いストロボ光が発
生するので、魚の目が光に対して慣れ(即ち、学習効
果)が生じて防止効果が薄れるということがない。 (b) 光源として電池内蔵の威嚇灯301 〜30n
用い、網口の大きさに応じて所望の数だけ連結させて煙
幕2を照射できるので、取扱いが簡単である。 (c) 威嚇灯301 〜30n を吊着するために連結式
のフロート101 〜10 n を用いているので、各繋留ロ
ープ201 〜20n 間の間隔が一定となり、該繋留ロー
プ201 〜20n が相互に絡まることがない。しかも、
各繋留ロープ20 1 〜20n に1個ずつの威嚇灯301
〜30n を接続しているが、これらの繋留ロープ201
〜20n が相互に絡むことがないので、各繋留ロープ2
1 〜20 n にそれぞれ複数個の威嚇灯を直列に連結す
ることも可能である。
【0019】第2の実施形態 図7は、本発明の第2の実施形態を示す水中動物威嚇シ
ステムを用いた小規模の巻網操業例の説明図であり、第
1の実施形態を示す図6中の要素と共通の要素には共通
の符号が付されている。小規模の巻網操業では、例え
ば、漁船74によって環締め作業を行っている間、網口
付近に、この漁船74に繋留ロープ201 で接続された
1個又は複数個の電池内蔵の威嚇灯301 及び染料収納
装置501 を海面1に投下する。すると、任意の深さの
水中動物通行阻止領域において、染料収納装置501
ら噴射された蛍光染料によって任意の色の煙幕2が形成
され、この煙幕2が威嚇灯301 から発生した強烈な断
続的ストロボ光によって照射される。このため、海水を
媒介してストロボ光と煙幕2が乱反射の現象を起して光
が拡散及び拡大し、煙幕全体が光源化して発光するの
で、第1の実施形態とほぼ同様に、網口からの魚群の逃
逸を防止できるといった効果等がある。
【0020】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(i)〜(v)のようなものがある。 (i) 図1及び図7では、浮部材として連結式フロー
ト101 〜10n 及び漁船74を用いたが、これに代え
て浮玉等を用いてもよい。 (ii) 図6において、電源ケーブル911 ,912
接続された威嚇灯921,922 を用いているが、これ
に代えて電池内蔵の威嚇灯をスピードボート73 2 ,7
3 から吊着するようにしてもよい。 (iii) 図3〜図5の威嚇灯301 は、他の形状や構造
等に変更してもよい。例えば、上蓋33等に液面スイッ
チを取付け、海中1aへの投下によって電源がオン状
態、該海中1aからの引き揚げによって電源がオフ状態
になるような回路構成にしてもよい。これにより、電源
のオン/オフの操作の手間が省ける。又、遠隔操作によ
って威嚇灯301 の電源をオン/オフ動作させる構成に
してもよい。例えば、図6のスピードボート732 ,7
3 や図7の漁船74等に無線送信機を設け、連結式フ
ロート101 ,…側に無線受信機を取付けると共に、こ
の無線受信機と威嚇灯301 ,…内に設けた電源スイッ
チ手段とを電線を介して電気的に接続し(なお、フロー
ト101 ,…側に無線受信機の受信アンテナ等を取付
け、この無線受信機の本体を威嚇灯301 ,…内に設け
てもよい)、無線送信機側から電源オン/オフ指令信号
を送信し、これを無線受信機で受信して電源スイッチ手
段を制御することにより、威嚇灯301 ,…を点灯又は
消灯するようにすれば、図4の電源電池41の無駄な消
耗を防止できる。電源ケーブル91 1 ,912 に接続さ
れた威嚇灯921 ,922 の場合は、スピードボート7
2,733 上に搭載された制御盤側で電源電力の供給
又は停止を制御すれば、無駄な電力消費を防止できる。
さらに又、図5のキセノンランプ44は、他の光源に置
き換え、これに対応するような電気回路構成に変更して
もよい。
【0021】(iv) 図1、図3及び図7等の染料収納
装置501 ,…は、他の形状や構造等に変更したり、あ
るいは威嚇灯301 ,…から切離して単独に他の繋留ロ
ープ等の繋留部材に接続して海面1に投下するようにし
てもよい。又、染料収納装置501 に充填される発泡性
の蛍光染料54は、重曹、酸及び任意の色の蛍光染料か
らなる粉末剤で形成する以外に、他の材料等で形成して
もよい。つまり、魚種によってストロボ光のパターンあ
るいは色の変化をつける等して、任意の仕様変更が可能
である。 (v) 図6及び図7では、水中動物威嚇システムを巻
網操業に適用した場合について説明したが、上記実施形
態の水中動物威嚇システムは巻網操業以外に、魚群の誘
導、遊泳方向の制御や囲い込み、あるいは追い込み漁法
等、他の漁業や養殖及び定置業、又は固定され隔離され
た定置網、養殖生簀等に入っている魚を狙うしゃち、さ
め、とど等の威嚇、あるいは原子力発電所等のタービン
に魚類等が吸込まれる等のトラブル防止等といった幅広
い適用が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
係る発明によれば、発泡性の蛍光染料が充填された染料
収納装置と、威嚇灯とを、水中に投下する構成にしたの
で、染料収納装置中に水が浸入して内部の発泡性の蛍光
染料が溶解して発泡し、該染料収納装置外に放出されて
水中の水中動物通行阻止領域に煙幕が形成される。この
水中動物通行阻止領域において、威嚇灯が任意の周期で
断続的にストロボ光を発生して煙幕を照射するので、水
を媒介してストロボ光と煙幕が乱反射の現象を起して光
が拡散及び拡大し、煙幕全体が光源化して発光する。こ
のため、魚類等の水中動物が威嚇されて逸散するので、
水中動物通行阻止領域において魚類等の水中動物の通行
を阻止して遊泳方向を簡単かつ的確に制御できる。請求
項2に係る発明によれば、染料収納装置と威嚇灯とを繋
留ロープを介して浮部材に吊着する構成にしたので、浮
部材が波の振幅やうねり等によって揺れ動き、これに伴
って光源化した煙幕全体も上下及び左右に揺れ動く。こ
のため、魚類等の水中動物に対する威嚇効果がより大き
くなる。
【0023】請求項3に係る発明によれば、染料収納装
置を威嚇灯に取付ける構成にしたので、水中への投下作
業や、水中からの引き揚げ作業が容易になる。しかも、
染料収納装置に充填された発泡性の蛍光染料により形成
される煙幕に対して、威嚇灯から発生する断続的なスト
ロボ光を該煙幕に的確に照射できる。請求項4に係る発
明によれば、重り付きの網状の籠と容器とで染料収納装
置を構成したので、蛍光染料の充填作業が容易になると
共に、水切りが良いので、水中への投下作業や、水中か
らの引き揚げ作業が容易になる。請求項5に係る発明に
よれば、威嚇灯に電源電池を内蔵させたので、取扱いが
容易になるばかりか、この威嚇灯を水中の任意の位置に
投下して煙幕を的確に照射できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す水中動物威嚇シ
ステムの概略の構成図である。
【図2】図1中の連結式のフロートを示す拡大図であ
る。
【図3】図1中の威嚇灯及び染料収納装置を示す拡大図
である。
【図4】図3の威嚇灯の一部を切欠いた拡大構造図であ
る。
【図5】図4中の点灯回路の構成例を示す回路図であ
る。
【図6】図1の水中動物威嚇システムを用いた大規模の
巻網操業例の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す水中動物威嚇シ
ステムを用いた小規模の巻網操業例の説明図である。
【符号の説明】
101 〜10n 連結式のフロー
ト 201 〜20n 繋留ロープ 301 〜30n ,911 ,912 威嚇灯 41 電源電池 42 点灯回路 44 キセノンランプ 501 〜50m 染料収納装置 51 籠 52 重り 53 容器 54 発泡性の蛍光染
料 71 本船 731 〜733 スピードボート 74 漁船 80 網

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有し、1本又は複数本の第1の
    繋留部材にそれぞれ接続されて水中の水中動物通行阻止
    領域に投下される1個又は複数個の染料収納装置と、 前記各染料収納装置内にそれぞれ充填され、該染料収納
    装置の開口部から侵入する水で溶解して発泡し、該開口
    部から前記水中の水中動物通行阻止領域へ放出されて煙
    幕を形成する発泡性の蛍光染料と、 前記各第1の繋留部材あるいはこれと異なる1本又は複
    数本の第2の繋留部材にそれぞれ接続されて前記水中の
    水中動物通行阻止領域に投下され、任意の周期で断続的
    にストロボ光を発生して前記煙幕を照射し、該煙幕を発
    光させて水中動物を逸散させる1個又は複数個の威嚇灯
    とを、備えたことを特徴とする水中動物威嚇システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水中動物威嚇システムに
    おいて、第1及び第2の繋留部材は、繋留ロープで構成
    し、この繋留ロープを浮部材に吊着する構造にしたこと
    を特徴とする水中動物威嚇システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の水中動物威嚇シス
    テムにおいて、染料収納装置は、威嚇灯に取付ける構造
    にしたことを特徴とする水中動物威嚇システム。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の水中動物威嚇
    システムにおいて、染料収納装置は、重り付きの網状の
    籠と、開口部を有し、該開口部から蛍光染料が充填され
    て前記籠内に収納される容器とで、構成したことを特徴
    とする水中動物威嚇システム。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の水中動物
    威嚇システムにおいて、威嚇灯は、電源電池を内蔵した
    構造にしたことを特徴とする水中動物威嚇システム。
JP10169388A 1998-06-17 1998-06-17 水中動物威嚇システム Expired - Fee Related JP2907817B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10169388A JP2907817B1 (ja) 1998-06-17 1998-06-17 水中動物威嚇システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10169388A JP2907817B1 (ja) 1998-06-17 1998-06-17 水中動物威嚇システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2907817B1 true JP2907817B1 (ja) 1999-06-21
JP2000000052A JP2000000052A (ja) 2000-01-07

Family

ID=15885681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10169388A Expired - Fee Related JP2907817B1 (ja) 1998-06-17 1998-06-17 水中動物威嚇システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2907817B1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2929967A1 (fr) * 2008-04-11 2009-10-16 Witteveen & Bos Raadgevende In Systeme de guidage de poissons.
RU2446683C2 (ru) * 2010-06-07 2012-04-10 Альберт Иванович Гореликов Подводный генератор отпугивающих звуков
RU2447658C2 (ru) * 2010-06-28 2012-04-20 Альберт Иванович Гореликов Экологический генератор отпугивающих звуков
CN103834189A (zh) * 2014-03-13 2014-06-04 湛江市海帆船舶新材料开发有限公司 一种驱鲨剂及其制备方法
CN111990351A (zh) * 2020-08-19 2020-11-27 中国水产科学研究院东海水产研究所 灯笼鱼诱捕装置及方法
CN114258883A (zh) * 2021-12-13 2022-04-01 明阳智慧能源集团股份公司 一种基于海上风电的海水养殖装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002223681A (ja) * 2001-01-29 2002-08-13 Marukin:Kk 釣り用浮きの接続具
JP2005245316A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Nichimo Co Ltd 引き網漁法
US7487614B1 (en) * 2005-01-27 2009-02-10 Seth Walker Radio controlled gill net recovery transmitters
US20140261149A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Ben Amini Contingency notification and assistance device for divers in distressed situations
JP6699224B2 (ja) * 2016-02-24 2020-05-27 沖電気工業株式会社 収納構造
CN109892299A (zh) * 2019-03-06 2019-06-18 国网山东省电力公司沂源县供电公司 一种鱼竿触电告警器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2929967A1 (fr) * 2008-04-11 2009-10-16 Witteveen & Bos Raadgevende In Systeme de guidage de poissons.
RU2446683C2 (ru) * 2010-06-07 2012-04-10 Альберт Иванович Гореликов Подводный генератор отпугивающих звуков
RU2447658C2 (ru) * 2010-06-28 2012-04-20 Альберт Иванович Гореликов Экологический генератор отпугивающих звуков
CN103834189A (zh) * 2014-03-13 2014-06-04 湛江市海帆船舶新材料开发有限公司 一种驱鲨剂及其制备方法
CN111990351A (zh) * 2020-08-19 2020-11-27 中国水产科学研究院东海水产研究所 灯笼鱼诱捕装置及方法
CN111990351B (zh) * 2020-08-19 2023-08-22 中国水产科学研究院东海水产研究所 灯笼鱼诱捕装置及方法
CN114258883A (zh) * 2021-12-13 2022-04-01 明阳智慧能源集团股份公司 一种基于海上风电的海水养殖装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000000052A (ja) 2000-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4257350A (en) Method and device for practicing marine aquaculture
JP2907817B1 (ja) 水中動物威嚇システム
KR100476554B1 (ko) 정박가능한이동식원주및링물고기가두리
WO2006021010A1 (en) Marine cage for pelagic fishing
CA1321514C (en) Spar buoy pen system
KR20210096616A (ko) 근해 양식 시스템
KR101845500B1 (ko) 잠수형 가두리장치
US4757631A (en) Fish lure
KR102347116B1 (ko) 해상풍력 발전 단지를 활용한 모듈식 생태통합 양식 시스템
US2767501A (en) Fishing device
JP2019104419A (ja) 洋上ウィンドファーム
FR2507436A1 (fr) Cage d'aquaculture a flottabilite variable
CN109090051A (zh) 水下诱捕装置
CN104429891B (zh) 一种藻基集中投放装置
US5943812A (en) Crab trap
US20200337283A1 (en) Crawfish trap bait guard system and method
US2721411A (en) Collecting device for live fish
CN104429895B (zh) 一种海洋生态礁
JP2004016118A (ja) 水中生物捕獲装置
CN106585891A (zh) 有电闸门式鱼笼的捕鱼船
US4473967A (en) Fish-trapping device
KR100896006B1 (ko) 낚시용 구멍찌
CN108712861A (zh) 养鱼围栏的浮力系统
CN209017702U (zh) 水下诱捕装置
RU2264098C1 (ru) Устройство и способ лова рыбы и морских беспозвоночных

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990316

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees