JP2907595B2 - 気液混合流体の液体分離装置 - Google Patents

気液混合流体の液体分離装置

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JP2907595B2 JP3199590A JP19959091A JP2907595B2 JP 2907595 B2 JP2907595 B2 JP 2907595B2 JP 3199590 A JP3199590 A JP 3199590A JP 19959091 A JP19959091 A JP 19959091A JP 2907595 B2 JP2907595 B2 JP 2907595B2
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油冷式圧縮機や冷凍機、
ガス圧縮機などの液冷式圧縮機あるいは水分を含む空気
の配管から吐出、移送される油や水などの液体を含む圧
縮気体ないしその他の気液混合流体から上記液体を分離
する液体分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油や水などの液体を含む気液混合
流体の液体分離装置においては、例えば、ケーシングの
一部として構成されるレシーバタンク内に圧縮機の吐出
口を開口せしめると共に、レシーバタンクの上部に圧縮
気体中のオイルミストなどの微小な液体を気体と分離す
るセパレータエレメントを設け、該セパレータエレメン
トをレシーバタンクの上部に設けた排出口に連通してい
る。この排出口には圧縮気体の消費側へ供給する配管が
連結されており、前記排出口と前記セパレータエレメン
ト間には圧力調整弁が設けられている。さらに、前記セ
パレータエレメントと前記吐出管との間にプレセパレー
タを設けて構成されたものがある。
【0003】この液体分離装置が例えば油冷式圧縮機に
設けられている場合、圧縮機から吐出される圧縮気体は
空気と潤滑油との気液混合状態であり、この圧縮気体は
前記吐出口からレシーバタンク内に吐出され予め前記プ
レセパレータにより圧縮気体中の大粒の油滴が分離さ
れ、次いでセパレータエレメント内で圧縮気体中の微小
のオイルミストが分離され、前記圧力調整弁を経て排出
口から清浄な圧縮気体が消費側へ送給される。
【0004】なお、レシーバタンク内で圧縮気体から分
離された油はレシーバタンクの下部油タンクに溜り、こ
の油は油冷式圧縮機の圧縮室内に送給される。このよう
に圧縮機の圧縮室内には運転中常時潤滑油を供給するこ
とによって前記圧縮室内の潤滑、密封および冷却を行な
うように構成される。
【0005】より清浄な気体を消費側へ供給するために
は、前記プレセパレータの働きは大切な要素となってい
る。すなわち、セパレータエレメントで分離される以前
の圧縮気体に含まれる油や水などの液体をできるだけ除
去することにより、セパレータエレメントでの液体分離
性能が向上するからである。
【0006】従来の液体分離装置のプレセパレータに
は、下記の構成が提案されている。
【0007】(1)吐出管から吐出される圧縮気体をレ
シーバタンクの壁面に衝突させて油を分離し、さらに、
レシーバタンク内に略水平な仕切板を設けて圧縮気体の
流れの迂回路を設けて流路を長くすることにより、圧縮
気体中の比重の大きい油を仕切板やレシーバタンクの壁
面に流下させる。また、圧縮気体が前記迂回路を流れる
過程において仕切板に衝突することにより、圧縮気体中
の小さな油の気泡などを油滴として流下する。(実公昭
64−3825号公報参照) (2)レシーバタンク内に臨む吐出管の先端の吐出口を
荒目の金網で形成した一種のバスケットや断面円形の細
い線状のワイヤで構成するワイヤエレメントで覆うこと
により、吐出口からの圧縮気体の流速を低下させ、さら
に圧縮気体を拡散状態にし、圧縮気体中の大粒の油を分
離する。(特公昭52−26604号公報参照) (3)レシーバタンク内に圧縮気体の流れの方向を変え
る案内板を設け、この案内板により圧縮気体に旋回流を
生じさせ、圧縮気体中の油滴を遠心分離する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】[従来の技術]の項目
(1)及び(3)の従来の液体分離装置におけるプレセ
セパレータではレシーバタンクが小型になるほど圧縮気
体の流路が短くなるため、圧縮気体中の油滴自体の重力
での自然落下による分離を充分に行うことができないと
いう問題点があった。
【0009】さらに[従来の技術]の項目(2)のプレ
セパレータでは、圧縮気体の流速を低下させたり、拡散
状態にする効果はあるが、圧縮気体の衝突する表面積が
小さく、オイルミストの補促率も極めて小さいためこれ
だけではプレセパレータとしての液体分離効果が不充分
であるので前掲(1)あるいは(3)項のプレセパレー
タを併用しなければならない。特に、レシーバタンクを
小型にすると、前述と同様の理由で圧縮気体中の油滴を
充分に分離することができないという問題点があった。
【0010】したがって従来の液体分離装置では、特に
小型化を計ろうとすると、セパレータエレメントでの液
体分離性能が劣るという問題点があった。
【0011】本発明は、叙上の問題点を解決するために
開発されたもので、油や水などの液体を含む圧縮気体な
いしは、その他の気液混合流体の液体分離装置の液体分
離性能を向上することを目的とし、特に上記プレセパレ
ータの液体分離性能を向上することによりセパレータエ
レメントの液体分離性能の向上を計ることを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液体分離装置においては、油冷式もしくは
液冷式圧縮機等の圧縮気体68の吐出口15もしくはこ
の吐出口15に連通する吐出管、ないしは気液混合流体
を移送する空気配管の開口端縁に連通するレシーバタン
ク81内の下部に液体タンクを設け、且つ、上部空洞部
19に臨み前記圧縮気体68の消費側の配管に連通する
排出口を有し、この排出口にセパレータエレメント40
を備えるセパレータタンク8を設けている。そして前述
した油冷式もしくは液冷式圧縮機等の圧縮気体68の吐
出口15もしくは吐出口15に連通する吐出管、ないし
は前記空気配管の開口端縁に、後述するプレセパレータ
60の開口66を連通し、該プレセパレータ60を前記
レシーバタンク81内の前記空洞部19に設ける。前記
プレセパレータ60は、通気性を有する内筒63と、こ
の内筒63の外周に適宜間隔を介して設けた通気性を有
する外筒65間に断面方形の細長い帯状のストリップ6
4をこのストリップ64間に圧縮気体68が通過可能な
間隙を介して多数密集積層して収納している。さらに、
前記内筒63及び外筒65の前後両端面を前蓋61及び
後蓋62によりそれぞれ閉塞すると共に、前記後蓋62
に前記内筒63に連通する開口66を設けている。
【0013】また、本発明の液体分離装置においては、
油冷式圧縮機本体のケーシングの一部として構成される
上部に空洞部19を有するレシーバタンク81を備え、
このレシーバタンク81内の下部に油タンク7を形成
し、レシーバタンク81内の前記空洞部19に連通する
セパレータタンク8を設け、該セパレータタンク8の上
方に設けたセパレータエレメント40を介して圧縮気体
68を排出する排出口を備えると共に、前記レシーバタ
ンク81内の空洞部19に油冷式圧縮機から送給された
圧縮気体68を吐出する吐出口15を臨ませる。そし
て、通気性を有する内筒63と、この内筒63の外周に
適宜間隔を介して設けた通気性を有する外筒65を設
け、該外筒65と前記内筒63のうち少なくとも一方に
剛性を付与すると共に、前記外筒65と内筒63間に断
面が略方形の細長い帯状のストリップ64をこのストリ
ップ64間に圧縮気体68が通過可能な間隙を介して多
数密集積層して収納し、前記内筒63及び外筒65の前
端面及び後端面にそれぞれ前蓋61及び後蓋62を設け
て閉塞し、該後蓋62に前記内筒63内に連通する開口
66を設けると共に、該開口66を前記吐出口15に連
通せしめたものである。
【0014】さらに、前記レシーバタンク81内の吐出
口15に装着したプレセパレータ60とセパレータタン
ク8内のセパレータエレメント40間に可久的に長い空
洞部19の流路を設けると共に、前記空洞部19あるい
はセパレータタンク8内に圧縮気体68の流れを案内し
て迂回し、旋回せしめる案内板を設けると効果的であ
る。
【0015】また、前記プレセパレータ60のストリッ
プ64を不特定な方向に多重に積層することができ、さ
らに前記ストリップ64の断面寸法を不特定な寸法で形
成し、前記ストリップ64を種々異なる密度で多重に積
層してもよい。
【0016】さらに、前記ストリップ64がステンレス
などの耐蝕性金属材料又はテフロン(登録商標:以下省
略)などの耐蝕性非金属材料で製造するとよい。
【0017】なお、前記ストリップ64の帯幅寸法は2
〜50mmの範囲内である。
【0018】
【作用】油冷式もしくは液冷式圧縮機等の圧縮気体68
の吐出口15もしくはこの吐出口15に連通する吐出
管、ないしは気液混合流体を移送する空気配管の開口端
縁から吐出される圧縮気体等の気液混合流体68は、プ
レセパレータ60の後蓋62に設けた開口66から内筒
63内に噴出して前方の前蓋61の内面に衝突し、気液
混合流体の流れ方向に対して90°方向に分散される。
次いで内筒63を通過してさらにストリップ64内を経
て外筒65を通過し、外筒65の外に流出する。
【0019】前記内筒63を通過した気液混合状態の圧
縮気体等の気液混合流体68が前記ストリップ64内を
通過する際に、ストリップ64の各単体は従来の細い線
状のワイヤからなるワイヤエレメントに比べて表面積が
大きく、また表面の向きが不特定に入り乱れているの
で、前記ストリップ64の表面に衝突する気液混合流体
68の量が多くなる。ストリップ64の表面に衝突した
気液混合流体68は不特定な方向に飛散し、飛散した気
液混合流体はさらに別のストリップ64の表面に衝突し
てさらに不特定な方向に飛散し、この衝突を繰り返して
気液混合流体68の持つ速度エネルギーは減少する。す
なわち、気液混合流体68中に含まれているミスト状の
液体は気体よりはね返り係数が小さいので、前記液体の
流速は低下するが、気体は動圧によって前記液体とは別
の軌跡をたどる。そして前記液体は気体より比重が大き
いので、気液混合流体68から分離してストリップ64
内を下方に流下し、プレセパレータ60の下方の液体タ
ンクに落下する。
【0020】さらに、前記気液混合流体中の液体はスト
リップ64へ繰り返し衝突するので、必然的にストリッ
プ64内を迂回し通過する距離が長くなり、気液混合流
体68からの液体分離効率が高くなる。
【0021】比重が小さい気液混合流体68はストリッ
プ64間の間隙を通過して外筒65から流出し、空洞部
19の空間を経てセパレータタンク8内を旋回しながら
上昇し、この気液混合流体68中に含まれる微細なミス
ト状の液体はセパレータタンク8の上方に設けたセパレ
ータエレメント40内で容易に分離される。すなわち気
液混合流体68中に含まれる液体は前記プレセパレータ
60で効率良く分離されるので、セパレータエレメント
40への液体の持ち込み量は少ない。そのためにセパレ
ータエレメント40での最終的な液体分離効率が高くな
る。
【0022】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1及び図2において、60はプレセパレータであり、レ
シーバタンク内に設けられ、油冷式の圧縮機や冷凍機、
ガス圧縮機などの液冷式圧縮機のように油や水などの液
体を含む圧縮気体を吐出する吐出口、あるいは水を含む
気液混合流体を移送する空気配管の開口端縁に連通され
る。
【0023】図1及び図2において、63は内筒であり
多孔板又は金網等から形成され、この内筒63の外周に
は適宜間隔を介して多孔板又は金網等でなる外筒65が
装着されており、内筒63及び外筒65はそれぞれ通気
性を有し、少なくとも一方が剛性を有している。そして
64はストリップで図3に示すように、断面長方形状
で、且つ薄く細長い帯状のストリップを略スパイラル状
にしたものを多数ランダムに絡ませ密集積層して通気性
を持たせて気液混合流体の通過許容間隙を介して形成し
たフィルタエレメントであり(以下「スクランブルスト
リップ」という)、このスクランブルストリップ64を
前記内筒63の外周面で前記内筒63と外筒65間の空
間内の全体に巻装して収納している。なお、前記内筒6
3と外筒65の軸線方向の前端面及び後端面をそれぞれ
前蓋61及び後蓋62で閉塞しており、前蓋61と後蓋
62を内筒63の軸線方向を貫通するボルト67で固定
している。したがって前記スクランブルストリップ64
は前蓋61及び後蓋62,内筒63で囲まれた空間内に
収納された状態となる。
【0024】さらに、前記後蓋62には内筒63内に連
通する開口66を設け、該開口66は油冷式の圧縮機や
冷凍機、ガス圧縮機などの液冷式圧縮機のように油や水
などの液体を含む圧縮気体を吐出する吐出口、あるいは
気液混合流体を移送する空気配管の開口端縁に連結され
る。
【0025】前記単体のストリップ64は帯状の幅寸法
が適用範囲として好ましくは2〜100mmである。す
なわちプレセパレータ60を装着するレシーバタンクの
大きさによってプレセパレータ60の大きさが異なり、
また吐出される気液混合流体の流速や流量が異なるの
で、レシーバタンクの大きさや圧縮気体の状態に応じて
前記ストリップ64の幅寸法を種々の寸法で形成するこ
とができる。例えば、直径が1mのレシーバタンクの場
合は、ストリップ64の帯幅寸法を100mmにするこ
とができるが、直径が200mmのレシーバタンクの場
合は、より小さい帯幅寸法とすることが好ましい。通常
のストリップ64の帯幅寸法は2〜50mmである。さ
らにスクランブルストリップ64の積層密度は上記と同
様の理由で用途に応じて種々の密度にすることができ
る。
【0026】また、前記ストリップ64の材質について
は例えばプレセパレータ60が油冷式の圧縮機に使用さ
れる場合はプレセパレータ60内を通過する圧縮気体が
高温であるので、好ましくはステンレスのような耐蝕、
耐熱性金属材料を使用する。プレセパレータ60が冷凍
機やドレン分離機のような低温の圧縮気体を扱う装置内
に使用される場合は、スクランブルストリップ64はテ
フロンなどのように耐蝕性のある非金属材料を用いるこ
とができ、これ以外にもプレセパレータの用途に応じて
種々の材料を使用することができる。
【0027】次に、前記プレセパレータ60を油冷式圧
縮機に装着した場合の実施例について図面を参照して説
明する。図4において、90は油冷式スクリュ圧縮機で
あり以下のように構成されている。
【0028】鋳造によって形成された油冷式スクリュ圧
縮機90の本体ケーシング1と一体にこの本体ケーシン
グ1内の下部には油タンク7が設けられている。さら
に、本体ケーシング1内の上部にはシリンダケーシング
2が設けられ、該シリンダケーシング2内には互いに噛
合する一対のスクリュロータ3a,3bを水平方向に並
設したロータ室4が形成されている。このロータ室4の
上部は前記シリンダケーシング2の上方に設けた吸入室
5に連通しており、一方、前記ロータ室4の下部はシリ
ンダケーシング2の下方に設けた吐出室6に連通してい
る。そしてこの吐出室6の下部には吐出口15が形成さ
れ、該吐出口15に開口66を介して連通するプレセパ
レータ60を前記シリンダケーシング2に着脱可能に装
着している。なお、前記シリンダケーシング2の下方に
は前記プレセパレータ60から吐出された圧縮気体の流
路を成す空洞部19が形成される。
【0029】さらに、前記シリンダケーシング2の側方
には略円筒状のセパレータタンク8が軸線を垂直方向に
して設けられており、該セパレータタンク8の下部と前
記空洞部19が連通している。上記セパレータタンク8
の外壁と本体ケーシング1は一体構造となっている。
【0030】さらに、前記セパレータタンク8の上部に
はセパレータタンク8内の圧縮気体を排出する排出口1
8が設けられており、この排出口18に消費側の空気配
管28が接続している。そしてセパレータタンク8内の
圧縮気体が前記排出口18に至る流路にセパレータエレ
メント40及び圧力調整弁10が設けられている。
【0031】なお、前記セパレータエレメント40の下
部にはセパレータエレメント40内で分離された油を溜
める油溜め41を設けており、この油溜め41内に回収
パイプ42の一端を連通し、該回収パイプ42の他端を
ロータ室4に連通している。すなわちセパレータタンク
8とロータ室4の圧力差により、油溜め41内に溜った
油は回収パイプ42を通過してロータ室4へと押し上げ
られロータ室4内に回収される。
【0032】さらに、前記セパレータエレメント40の
下方位置でセパレータタンク8内を上下に二分するよう
にセパレータタンク8の内壁面に水平方向に案内板44
を横架し、案内板44で少なくともセパレータタンク8
の直径の1/2以上を塞いでいる。この案内板44の設
置により、案内板44の下方のセパレータタンク8の空
間内で圧縮気体が旋回し、該圧縮気体の停滞時間が長く
なり、プレセパレータ60とセパレータエレメント40
との間に可及的に長い流路が形成される。
【0033】一方、前記吸入室5の上方にはアンローダ
装置9を設けており、該アンローダ装置9は前記セパレ
ータタンク8から供給される消費側の圧縮気体の消費量
に応じて図示せざる吸気用閉塞弁を開閉動作して前記ロ
ータ室4内に吸入される空気量の制御を行なっている。
【0034】22は油吸込パイプであり、この油吸込パ
イプ22の一端の油吸込口23が油タンク7に溜った潤
滑油に浸漬しており、油吸込パイプ22の他端はシリン
ダケーシング2の下部に設けられた油路24の一端に連
通しており、該油路24はロータ室4内のスクリュロー
タ3a,3bのそれぞれの両軸端を軸承する軸受内に連
通している。すなわち、油タンク7に溜った潤滑油は油
吸込口23から油吸込パイプ22内を通過して油路24
を経てロータ室4内の冷却・密封・潤滑を行うと共にス
クリュロータ3a,3bの各軸受内に送給され各軸受を
潤滑する。
【0035】なお、前記本体ケーシング1の側壁面には
オイルフィルタ11が設けられ、該オイルフィルタ11
は前記油路24に連通しており、油路24内の潤滑油は
オイルフィルタ11内で清浄にされる。
【0036】次に、上記した油冷式スクリュ圧縮機の圧
縮気体の流れについて説明し、さらにプレセパレータ6
0における作用を説明する。図4において、アンローダ
装置9から吸入された空気はロータ室4内のスクリュロ
ータ3a,3bの回転により圧縮されて、ロータ室4か
ら吐出室6内に潤滑油と共に気液混合状態となって吐出
口15から吐出される。するとこの圧縮気体は図1に示
すようにプレセパレータ60の後蓋62に設けた開口6
6から内筒63内に噴出して前方の前蓋61の内面に衝
突し、圧縮気体の流れ方向に対して90°方向に分散さ
れる。次いで前記圧縮気体は内筒63の孔を通過してス
クランブルストリップ64の表面に衝突する。スクラン
ブルストリップ64の表面に衝突した圧縮気体は、動圧
により図3に示すように、不特定な方向に飛散し、飛散
した圧縮気体はさらに別のスクランブルストリップ64
の表面に衝突してさらに不特定な方向に飛散する。この
衝突を繰り返して圧縮気体の持つ速度エネルギーは減少
する。すると前記圧縮気体68中に含まれる比重が大き
い油の粒子は気体から分離して別の軌跡を辿りながら下
方に流下し、プレセパレータ60の下方の油タンク7に
分離油69となり落下する。
【0037】さらに詳しく説明すると、スクランブルス
トリップ64の各単体は従来の細い線状のワイヤからな
るワイヤエレメントに比べて表面積が大きく、また表面
の向きが不特定に入り乱れているので、オイルミスト状
の気液混合状態の圧縮気体68がスクランブルストリッ
プ64の表面に衝突する量が多く、それに伴って油滴の
飛散量も多い。
【0038】すなわち、圧縮気体68がスクランブルス
トリップ64間の間隙を通過するときに圧縮気体68は
スクランブルストリップ64の表面に激しく衝突してこ
の流れ方向が急変すると同時に速度エネルギーは減少す
る。圧縮気体68中のオイルミストの粒子は気体そのも
のより跳ね返り係数が小さいので、スクランブルストリ
ップ64の表面に衝突するオイルミストの粒子の速度は
低下し、一方、気体はその動圧によって方向転換する際
にオイルミストの粒子とは別の軌跡をたどることにな
る。すなわち前記オイルミストの粒子は気体より流速が
低下しかつ気体より比重が大きいので、圧縮気体68の
流れから分離されて下方へと集束され捕捉される。
【0039】さらに、前記オイルミストの粒子はスクラ
ンブルストリップ64へ繰り返し衝突するので、必然的
にスクランブルストリップ64内を迂回し通過する距離
が長くなり、圧縮気体68からの油の分離効率が高くな
る。
【0040】また、前記単体のストリップをその長手方
向あるいは幅方向で鋸歯状あるいは波形状に形成すると
前記圧縮気体の飛散方向がさらに不特定方向となり、分
散効率を向上できる。
【0041】また、前述したようにスクランブルストリ
ップ64内を通過する圧縮気体68とオイルミストの粒
子がスクランブルストリップ64に衝突する際の速度減
少率の差異、及びオイルミストの粒子自体の自重、さら
に気体68の動圧を利用して分離されるので、たとえス
クランブルストリップ64の積層密度を高めても、圧縮
気体68自体の通気抵抗が極めて小さいために圧縮気体
68の圧力損失を増すことにはならない。したがってプ
レセパレータ60を長期間使用する間に、分離された油
中に含まれるスラッジや他の不純物がスクランブルスト
リップ64に付着堆積したとしても、スクランブルスト
リップ64の肉厚が増える程度であるので圧縮気体68
の圧力損失を高めることにはならない。したがってプレ
セパレータ60を長期間使用しても高い気液分離効率が
維持される。
【0042】一方、比重が小さい気体はスクランブルス
トリップ64間を通過してスクランブルストリップ64
の外周の外筒65の孔から流出し、図4に示すように、
空洞部19の空間を経てセパレータタンク8内を旋回し
ながら上昇し、この圧縮気体68中に含まれる微細なオ
イルミストはセパレータタンク8の上方に設けたセパレ
ータエレメント40内で容易に分離される。したがって
油分離効率は高くなる。言いかえれば、従来と同一の油
分離効率を従来に比してより小さいセパレータエレメン
トによって得ることができる。
【0043】以上は圧縮機等の装置本体の吐出口15か
らの気液混合流体の流れ方向が垂直方向下向きの場合の
実施例であるが、次に前記吐出口15からの圧縮気体の
流れ方向が水平方向の装置にプレセパレータ60を挿着
した場合の実施例について図5及び図6、図7を参照し
て説明する。
【0044】レシーバタンク81は、図5及び図6に示
すように、軸線が水平方向に延びる円筒形のタンクの上
部壁面に、垂直方向に延びる円筒形のセパレータタンク
8を設け、該セパレータタンク8の下部を前記レシーバ
タンク81内に突出しており、レシーバタンク81内の
セパレータタンク8の側壁面にガス流入口82が設けら
れており、このガス流入口82を経てレシーバタンク8
1内の圧縮気体がセパレータタンク8内に流入する。な
お、前記ガス流入口82は後述する圧縮機等の吐出口に
連通する吐出管ないしガス取入ダクト86の開口端縁の
設置位置に対して最も遠い位置に設けられている。
【0045】また、レシーバタンク8内には前記ガス流
入口82に圧縮気体をレシーバタンク8内で旋回せしめ
る案内板88が設けられている。この案内板88は例え
ば多数枚の金属板を等間隔にかつ案内板88の板面を垂
直方向に並設したものであり、ガス流入口82からレシ
ーバタンク8内に流入する圧縮気体をレシーバタンク8
の内壁面に沿って旋回するように前記案内板88の板面
を平面から見て斜めに設けている。
【0046】さらに、セパレータタンク8の下面には開
口が設けられているが、この開口は通常底蓋で閉塞され
ている。そして前記セパレータタンク8は前記油冷式圧
縮機のセパレータタンク8と同様にセパレータタンク8
内のガスを消費側へ排出する排出口に連通しており、こ
の排出口に至る流路にセパレータエレメント40及び圧
力調整弁10を設けている。さらにセパレータエレメン
ト40の下部には油溜め41を設け、該油溜め41内に
溜った油を油冷式圧縮機等の圧縮室に回収する回収パイ
プ42が設けられている。
【0047】なお、前記レシーバタンク81の下部は油
タンクになっており、レシーバタンク81の長手方向の
側壁面には看視窓から成るオイルレベルゲージ83が設
けられている。
【0048】前記レシーバタンク81の直径方向上部の
側壁面には、図5に示すように、後述するプレセパレー
タ60を挿入可能な径を有し、レシーバタンク81に端
縁を連通する円筒状のガス取入ダクト86を水平方向に
貫通して突設し、このガス取入ダクト86の先端の周面
にはフランジ76を突設している。そして前記ガス取入
ダクト86内に後端に吐出口85を備え、先端にフラン
ジ74を備えるガス吐出管84を挿着し、前記ガス取入
ダクト86のフランジ76にガス吐出管84のフランジ
74を当接して固定する。さらにガス吐出管84の先端
に圧縮機等の吐出口に連通する吐出管を連結する。
【0049】前記ガス吐出管84の後端の吐出口85に
は図7に示すようにプレセパレータ60が着脱可能に取
付けられている。この場合プレセパレータ60の基本的
な構造は前述の図1及び図2に示したプレセパレータ6
0と同様であるので、同様の部分は省略して説明する。
【0050】すなわちプレセパレータ60の内筒63の
先端外周面を前記ガス吐出管84の後端吐出口85内に
プレセパレータ60の後蓋62がガス吐出管84の後端
に係止する迄挿入してプレセパレータ60をガス吐出管
84に挿着する。さらにこの挿着状態を固定するため
に、ガス吐出管84から押えボルト87を突設し、該押
えボルト87を内筒63内に通過させて内筒63の端縁
の前蓋61を貫通してナット91でガス吐出管84に固
設している。
【0051】なお、プレセパレータ60をレシーバタン
ク81から取り出す場合は、図7においてガス吐出管8
4をガス取入ダクト86のフランジ76に固定している
ボルトを取外し、プレセパレータ60を装着した状態で
ガス吐出管84をガス取入ダクト86から抜脱し、次い
でナット91を弛めプレセパレータ60をガス吐出管8
4から取り出せばよい。
【0052】圧縮気体68はガス吐出管84の吐出口8
5から吐出され、さらに内筒63内を通過して前蓋61
に衝突し、前記圧縮気体68の流れ方向に対して反対方
向に分散される。そして圧縮気体68は油冷式の圧縮機
の実施例で説明した作用と同様に内筒63の孔を通過し
てスクランブルストリップ64の表面に衝突し、圧縮気
体68中に含まれる油は圧縮気体68と分離して下方に
流下し外筒65の下部の孔を通過してレシーバタンク8
1下方の油面に落下する。圧縮気体68は外筒65の孔
を通過してプレセパレータ60の外、つまりレシーバタ
ンク81の空洞部へ流出する。この圧縮気体68はレシ
ーバタンク81の空洞部を流れて、セパレータタンク8
の側壁面に設けたガス流入口82を経てセパレータタン
ク8内へ流入する。
【0053】なお、圧縮気体68中には微細なオイルミ
ストが含まれているが、セパレータタンク8のガス流入
口82は前記プレセパレータ60の位置に対してレシー
バタンク内の最も遠い位置に設けているので、レシーバ
タンク81内の流路を経る過程で圧縮気体68中の比較
的重い油はレシーバタンク81a下方に流下する効果が
ある。
【0054】さらに前記ガス流入口82からセパレータ
タンク8内に流入した圧縮気体68は、案内板88によ
り方向付けられてセパレータタンク8内を旋回しながら
上昇し、セパレータタンク8内のセパレータエレメント
40内に流入して圧縮気体68中の微細なオイルミスト
は容易に分離される。したがって、圧縮気体68がセパ
レータタンク8内を旋回する過程においても遠心分離作
用により油がセパレータタンク8内の下方に流下する効
果がある。
【0055】なお、レシーバタンク81の下部の油タン
クに溜った潤滑油は、レシーバタンク81の側壁面の底
面付近に設けた排油口から圧縮機等の圧縮室内に配管を
介して給送される。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0057】(1)本発明のプレセパレータ内に設けた
スクランブルストリップは従来の線状のワイヤエレメン
トに比べて表面積がはるかに大きく、またスクランブル
ストリップの表面の向きが不特定に入り乱れているの
で、このスクランブルストリップ間を通過する気液混合
流体中の液体のスクランブルストリップヘの衝突及び飛
散量が多くなり、また液体がスクランブルストリップを
迂回し、通過する距離すなわち流路が長くなり、液体分
離効率が高い。
【0058】(2)また、スクランブルストリップは気
液混合流体の通過量すなわち流速に応じて各単体のスト
リップの幅寸法や積層密度を容易に変更することがで
き、それにより用途に応じた高い液体分離効率を得るこ
とができる。
【0059】(3)上記(1),(2)項の理由から気
液混合流体中の微小なミスト状の液体を最終的に分離す
るセパレータエレメントでの液体分離効率を向上するこ
とができる。
【0060】さらに上記理由によりセパレータエレメン
トの大きさも小さくすることができるので、液体分離装
置全体を小型化することができ、本体ケーシングに一体
のレシーバタンクを大型化せずに、高い液体の分離効率
が得られる。
【0061】(4)本発明のプレセパレータ内に設けた
スクランブルストリップは気液混合流体中の気体と液体
がスクランブルストリップ64に衝突する際の速度減少
率の差異、及びオイルミストの粒子自体の自重、さらに
気体の動圧を利用して液体を分離する構造であるので、
スクランブルストリップの積層密度を高くしても、通気
抵抗が極めて小さく圧縮気体の圧力損失を大きくするこ
とはなく、かつ高い液体分離効率が得られる。
【0062】さらに、上記理由により分離された液体中
のスラッジや他の不純物がスクランブルストリップの表
面に付着して堆積しても、圧縮気体の圧力損失を高める
ことがないので、長期間の使用に耐え、かつメンテナン
スの手間を省くことができる。
【0063】(5)構造が簡単で、液体分離装置内に装
脱自在とすることが可能であり、かつ液体分離効率が高
いプレセパレータを提供することができたので、このプ
レセパレータを従来のレシーバタンクにも装着して液体
分離効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体分離装置におけるプレセパレータ
の縦断面図である。
【図2】本発明の液体分離装置におけるプレセパレータ
の分解斜視図である。
【図3】スクランブルストリップの部分斜視図である。
【図4】本発明の一実施例を示す液体分離装置の全体図
である。
【図5】本発明の他の実施例を示す液体分離装置の全体
図である。
【図6】図5のA−A線の要部断面図である。
【図7】図5の液体分離装置に装着したプレセパレータ
の詳細な要部断面図である。
【符号の説明】
1…本体ケーシング、2…シリンダケーシング、3a…
スクリュロータ、3b…スクリュロータ、4…ロータ
室、5…吸入室、6…吐出室、7…油タンク、8…セパ
レータタンク、9…アンローダ装置、10…圧力調整
弁、15…吐出口、18…排出口、19…空洞部、22
…油吸込パイプ、23…油吸込口、24…油路孔、28
…空気配管、40…セパレータエレメント、41…油溜
め、42…回収パイプ、44…案内板、60…プレセパ
レータ、61…前蓋、62…後蓋、63…内筒、64…
スクランブルストリップ、65…外筒、66…開口、6
7…ボルト、68…気液混合流体(圧縮気体)、69…
分離油、74…フランジ、76…フランジ、81…レシ
ーバタンク、82…ガス流入口、83…オイルレベルゲ
ージ、84…ガス吐出管、85…吐出口、86…ガス取
入ダクト、87…押えボルト、88…案内板、90…油
冷式スクリュ圧縮機、91…ナット

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油冷式もしくは液冷式圧縮機等の圧縮気
    体の吐出口もしくはこの吐出口に連通する吐出管、ない
    しは気液混合流体を移送する空気配管の開口端縁に連通
    するレシーバタンク内の下部に液体タンクを設け、且
    つ、上部空洞部に臨み消費側の配管に連通する排出口を
    有し、この排出口にセパレータエレメントを備えるセパ
    レータタンクを設けて成る液体分離装置において、通気
    性を有する内筒と、この内筒の外周に適宜間隔を介して
    設けた通気性を有する外筒間に断面方形の細長い帯状の
    ストリップをこのストリップ間に気液混合流体が通過可
    能な間隙を介して多数密集積層して収納し、前記内筒及
    び外筒の前後両端面を前蓋及び後蓋によりそれぞれ閉塞
    すると共に、前記後蓋に前記内筒に連通する開口を有す
    るプレセパレータを前記レシーバタンク内の空洞部に設
    け、このプレセパレータの前記開口を油冷式もしくは液
    冷式圧縮機等の圧縮気体の吐出口ないしは気液混合流体
    を移送する空気配管の開口端縁に連通したことを特徴と
    する気液混合流体の液体分離装置。
  2. 【請求項2】 上部に空洞部を有するレシーバタンクを
    備え、このレシーバタンク内の下部に油タンクを形成
    し、レシーバタンク内の前記空洞部に連通するセパレー
    タタンクを設け、該セパレータタンクの上方に設けたセ
    パレータエレメントを介して消費側の配管に連通する排
    出口を備えると共に、前記レシーバタンク内の空洞部を
    油冷式圧縮機の吐出口に連通する液体分離装置におい
    て、通気性を有する内筒と、この内筒の外周に適宜間隔
    を介して設けた通気性を有する外筒を設け、該外筒と前
    記内筒のうち少なくとも一方に剛性を付与すると共に、
    前記外筒と内筒間に断面が略方形の細長い帯状のストリ
    ップをこのストリップ間に圧縮気体が通過可能な間隙を
    介して多数密集積層して収納し、前記内筒及び外筒の前
    端面及び後端面にそれぞれ前蓋及び後蓋を設けて閉塞
    し、該後蓋に前記内筒内に連通する開口を設けると共
    に、該開口を前記吐出口に連通せしめたことを特徴とす
    る気液混合流体の液体分離装置。
  3. 【請求項3】 前記レシーバタンクが油冷式もしくは液
    冷式圧縮機の本体ケーシングの一部に構成される請求項
    1又は2記載の気液混合流体の液体分離装置。
  4. 【請求項4】 前記レシーバタンク内の吐出口に装着し
    たプレセパレータとセパレータタンク内のセパレータエ
    レメント間に可久的に長い空洞部の流路を設けると共
    に、前記空洞部あるいはセパレータ内に圧縮気体の流れ
    を案内して迂回し、旋回せしめる案内板を設けた請求項
    1又は2記載の気液混合流体の液体分離装置。
  5. 【請求項5】 前記プレセパレータのストリップを不特
    定な方向に多重に積層した請求項1又は2記載の気液混
    合流体の液体分離装置。
  6. 【請求項6】 前記ストリップの断面寸法を不特定な寸
    法で形成した請求項1、2又は5記載の気液混合流体の
    液体分離装置。
  7. 【請求項7】 前記ストリップを種々異なる密度で多重
    に積層した請求項1、2又は5記載の気液混合流体の液
    体分離装置。
  8. 【請求項8】 前記ストリップがステンレスなどの耐蝕
    性金属材料又はテフロンなどの耐蝕性非金属材料でなる
    請求項1、2、5、6又は7記載の気液混合流体の液体
    分離装置。
  9. 【請求項9】 前記ストリップの帯幅寸法が2〜50m
    mの範囲内である請求項1、2、5、6、7又は8記載
    の気液混合流体の液体分離装置。
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