JP2907469B2 - 電離箱式検出器 - Google Patents

電離箱式検出器

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電離箱にバイアス電源から電圧を与えること
により、電離箱内に入射する放射線を検出する電離箱式
検出器、特にその構造に関する。
[従来の技術] 第3図には、従来における電離箱式検出器の概略構成
が示されており、電離箱10は外筒10a、集電極10b、絶縁
体10cから成り、外筒10aにバイアス電源12によって所定
の電圧が印加される。従って、外筒10aと集電極10b間に
所定電圧差が与えられ、これにより電離箱10内に入射し
た放射線強度に応じた電離(イオン)電荷を発生させる
ことができ、発生した電離電荷は集電極10bによって検
出される。
一方、上記集電極10bにはエレクトロメータ14及び指
示計16が接続されており、このエレクトロメータ14は集
電極10bで集電された電流を増幅し、このエレクトロメ
ータ14の出力電流値が放射線量として指示計16に表示さ
れる。
なお、上記のバイアス電源12には、乾電池又は商用電
源を整流した直流電源が用いられている。
そして、このバイアス電源12は、従来において外筒10
aにのみ接続されていた。
すなわち、集電極10bは周知のように、微弱電荷をエ
レクトロメータ14へ送り出すために、極めて高い絶縁抵
抗例えば1015Ωの絶縁抵抗で外部と絶縁され、このため
に、前述した絶縁体10cは例えばセラミックその他から
形成されている。
従って、このような優れた絶縁特性を付与しなければ
ならない集電極10bに対して通常の商用電源あるいは大
きな乾電池パック等でバイアス電圧を与えることは実際
上絶縁確保の問題で不可能であった。
特に、一般の電離箱においては、100〜1000V程度のバ
イアス電圧を必要とし、このような高電圧を集電極10b
に与えることは到底不可能であると考えられていた。
[発明が解決しようとする課題] 前記従来の電離箱式検出器では、電離箱10とエレクト
ロメータ14とは一体に形成されているが、バイアス電源
12と電離箱10との距離が比較的離れた構成となるので、
外来電波等の誘導により雑音が発生し指示値が変動する
という問題があった。
また、バイアス電圧を外筒10aに印加し、外筒10aが高
電位で接地より浮く形になるため、外部からの誘導で雑
音を拾い易いという問題があり、更に感電防止あるいは
バイアス電源のショートを防ぐために絶縁をしなければ
ならないという不便があった。
発明の目的 本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、外部からの誘導雑音の発生を防止し、かつ絶縁構
成を簡略化できる電離箱式検出器を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、放射線の入射
により発生した電離電荷を集電極により検出する電離箱
と、電離箱に電離電荷発生のためのバイアス電圧を与え
るバイアス電源と、前記集電極から出力される電離電流
を増幅し放射線量を測定するエレクトロメータとを有す
る電離箱式検出器において、前記バイアス電源を集電極
とエレクトロメータの間に接続し、かつバイアス電源を
集電極の中に収納することを特徴とする。
[作用] 上記の構成によれば、バイアス電圧は集電極に印加さ
れ、電離箱の外筒は接地電位となり、集電極で得られた
検出電流はバイアス電源を介してエレクトロメータで測
定される。
従って、外部からの誘導雑音は発生し難くなる。
また、前記バイアス電源を集電極内に収納すれば、集
電極自体は従来から十分に高い絶縁抵抗で外部と絶縁さ
れているので、特別な絶縁構造を採用することなく、バ
イアス電源の絶縁が可能となる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図には、電離箱式検出器の構成が示されており、
この例ではバイアス電圧を電離箱10の外筒10aに印加す
るのではなく、図のように、集電極10bとエレクトロメ
ータ14の中間にバイアス電源18を設けて、バイアス電圧
を集電極10bに印加する。この場合、実施例では電離箱1
0、バイアス電源18及びエレクトロメータ14を一体に形
成し、三者間の距離をできるだけ小さくし、第1図の鎖
線19で示される如く、電離箱10とエレクトロメータ14そ
してバイアス電源18を一体的に外部から絶縁する。
このような構成により、バイアス電源18を電離箱10に
近接させることができると共に、電離箱10の外筒10aを
零電位(接地)にすることができるので、外部からの誘
起雑音の発生を極めて少なくすることができる。また、
外筒10aが接地電位であるから電離箱10の外壁の絶縁が
不必要となり、感電の恐れもなくなる。
上記バイアス電源18は、小型電池を直列接続した構成
から成り、例えばリチウム電池を数十個直列接続して、
100V以上のバイアス電圧を得ている。周知の如く、エレ
クトロメータ14はそれ自体FETによる増幅回路から成
り、そのFET入力端子に集電極10bからの電荷電圧が供給
され、実際のFET入力側に流れる電流は極めて微弱であ
り、この結果バイアス電源18を集電極10bとエレクトロ
メータ14との間に設けた場合においても、バイアス電源
18の電流消費はほとんどその漏洩電流以下となる程小さ
い。
従って、バイアス電源18としても単に所要電圧のみが
得られれば、電流容量の小さいボタン形リチウム電池等
が十分に所望のバイアス電圧を得ることが可能となり、
このような小型電池の直列接続を用いることによって、
容易に電離箱とエレクトロメータ間にバイアス電源を配
置可能である。そして、バイアス電源18を電離箱10とエ
レクトロメータ14の間に入れることにより、電離電流を
高絶縁抵抗(〜1015Ω)で浮かせてエレクトロメータ14
にて検出することになる。
以上の構成によれば、電離箱10内に入射した放射線は
電離電荷(イオン電荷)を生じさせるので、集電極10b
には放射線の量に応じた電離電流が集められ、この電離
電流はバイアス電源18を介してエレクトロメータ14に供
給される。従って、エレクトロメータ14では前記電離電
流が増幅され、指示計16には放射線量(総量率)が表示
される。
次に、第2図により本発明の実施例を説明する。
この実施例は、バイアス電源を集電極とエレクトロメ
ータとの間に設けるだけでなく、第2図のように、バイ
アス電源20を集電極10dの中に組み入れる。従って、集
電極10dはバイアス電源20を収納できる大きさの円筒管
等を用いる。そして、エレクトロメータ14はバイアス電
源20に接続することは、第1実施例と同様であり、集電
極10dにはバイアス電圧を印加し、外筒10aは零電位に維
持する。従って、雑音の発生を防止できると共に、絶縁
構成を省略できる。
また、この実施例は、バイアス電源20を集電極10d内
に収納して、バイアス電源20を電離箱10内に収めること
ができ、検出器をコンパクトな構成にすることが可能で
ある。
この実施例でもバイアス電源20は小型リチウム電池を
直列に複数個接続した構成とすることが好適であり、前
記円筒管上の集電極10d内に容易に挿入可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、バイアス電源
を集電極とエレクトロメータとの間に接続したので、外
部からの誘起雑音の発生を防止でき、電離箱外筒が接地
電位となるので、電離箱外壁等の絶縁が不要となり、感
電の恐れもなくなる。
また、本発明によれば、バイアス電源を集電極とエレ
クトロメータとの間に接続し、かつバイアス電源を集電
極の中に収納するようにしたので、上記効果に加えて、
検出器をコンパクトに製作できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は電離箱式検出器の概略構成を示す説明図、 第2図は本発明の実施例に係る電離箱式検出器の概略構
成を示す説明図、 第3図は従来の電離箱式検出器の概略構成を示す説明図
である。 10……電離箱 10a……外筒 10b,10d……集電極 12,18……バイアス電源 14……エレクトロメータ 16……指示計。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線の入射により発生した電離電荷を集
    電極により検出する電離箱と、電離箱に電離電荷発生の
    ためのバイアス電圧を与えるバイアス電源と、前記集電
    極から出力される電離電流を増幅し放射線量を測定する
    エレクトロメータとを有する電離箱式検出器において、
    前記バイアス電源を集電極とエレクトロメータの間に接
    続し、かつバイアス電源を集電極の中に収納したことを
    特徴とする電離箱式検出器。
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