JP2904755B2 - 細片状物や粉状物のサイロ装置 - Google Patents
細片状物や粉状物のサイロ装置Info
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- JP2904755B2 JP2904755B2 JP8322541A JP32254196A JP2904755B2 JP 2904755 B2 JP2904755 B2 JP 2904755B2 JP 8322541 A JP8322541 A JP 8322541A JP 32254196 A JP32254196 A JP 32254196A JP 2904755 B2 JP2904755 B2 JP 2904755B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭より出され
る粗大ごみの廃棄家具や、建設現場や山地、公園から出
る間伐材、山地残材、剪定材、木箱等の木質系廃棄物、
事務所より出る事業関係のダンボールや紙の廃棄物や、
各種プラスチックシート等を粉砕して得られる細片状物
や石灰、クレー、タルク、石膏粉末、木粉、微粉炭等の
粉状物を一時貯蔵して適時底から排出するサイロ装置に
関する。
る粗大ごみの廃棄家具や、建設現場や山地、公園から出
る間伐材、山地残材、剪定材、木箱等の木質系廃棄物、
事務所より出る事業関係のダンボールや紙の廃棄物や、
各種プラスチックシート等を粉砕して得られる細片状物
や石灰、クレー、タルク、石膏粉末、木粉、微粉炭等の
粉状物を一時貯蔵して適時底から排出するサイロ装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、可燃性廃棄物から固形燃料を再生
する場合、２４時間フルに固形燃料製造機や油化機を連
続運転出来るように上述のような細片状物や粉状物を昼
間だけ破砕機や粉砕機を使用して製造し、例えば、ＰＰ
用、ＰＥ用、塩ビ用、石灰用と個別にサイロ１に貯蔵し
て、図５に示すように、各サイロの出口を固形燃料製造
機や油化機に原料供給するスクリュウコンベヤー２０に
成分調整可能に接続していた。然し従来より広く使用さ
れているサイロは、一般に出口近くにテーパ状（漏斗
状）の連結部を有している。
する場合、２４時間フルに固形燃料製造機や油化機を連
続運転出来るように上述のような細片状物や粉状物を昼
間だけ破砕機や粉砕機を使用して製造し、例えば、ＰＰ
用、ＰＥ用、塩ビ用、石灰用と個別にサイロ１に貯蔵し
て、図５に示すように、各サイロの出口を固形燃料製造
機や油化機に原料供給するスクリュウコンベヤー２０に
成分調整可能に接続していた。然し従来より広く使用さ
れているサイロは、一般に出口近くにテーパ状（漏斗
状）の連結部を有している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のサ
イロでは、貯蔵物を下から排出するに従って、特に出口
近くにテーパ状の連結部でブリッジ現象を起こし、貯蔵
物の排出が途中で停止してしまうことがしばしば起っ
た。このようなブリッジ現象を起こすと、上述のような
成分調整が出来なくなり、更に、固形燃料製造機や油化
機等次工程の運転を止めなければならなくなる。
イロでは、貯蔵物を下から排出するに従って、特に出口
近くにテーパ状の連結部でブリッジ現象を起こし、貯蔵
物の排出が途中で停止してしまうことがしばしば起っ
た。このようなブリッジ現象を起こすと、上述のような
成分調整が出来なくなり、更に、固形燃料製造機や油化
機等次工程の運転を止めなければならなくなる。
【０００４】本発明は、上記に鑑み案出されたものであ
って、貯蔵物の排出時にサイロ内で貯蔵物がブリッジ現
象を起すのを防止し、貯蔵物を下から上に撹拌対流させ
て底に向かって押し固まるのを防ぎ、排出時にはコンス
タントに貯蔵物が流出できるようにし、更に、螺旋体が
サイロの高さ変更に容易に対応できる保守の楽な細片状
物や粉状物のサイロ装置を提供することを目的としてい
る。
って、貯蔵物の排出時にサイロ内で貯蔵物がブリッジ現
象を起すのを防止し、貯蔵物を下から上に撹拌対流させ
て底に向かって押し固まるのを防ぎ、排出時にはコンス
タントに貯蔵物が流出できるようにし、更に、螺旋体が
サイロの高さ変更に容易に対応できる保守の楽な細片状
物や粉状物のサイロ装置を提供することを目的としてい
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項１記載の細片状物や粉状物のサ
イロ装置は、細片状物や粉状物の投入開口を上部に有し
且つ平坦底に排出開口を有したサイロ本体と、該サイロ
本体の排出開口の下方に設けられたコンベヤーと、上記
サイロ本体内においてその頂壁又は底壁の少なくても一
方に回転可能に軸承された下から上へ掻き揚げる螺旋体
と、該螺旋体の回転駆動手段とから構成されているもの
において、上記螺旋体は、スクリュウリボンから構成さ
れ、継手及び円板を介して複数上方又は下方に連結され
得る構造を有していることを特徴としている。
ために、本発明の請求項１記載の細片状物や粉状物のサ
イロ装置は、細片状物や粉状物の投入開口を上部に有し
且つ平坦底に排出開口を有したサイロ本体と、該サイロ
本体の排出開口の下方に設けられたコンベヤーと、上記
サイロ本体内においてその頂壁又は底壁の少なくても一
方に回転可能に軸承された下から上へ掻き揚げる螺旋体
と、該螺旋体の回転駆動手段とから構成されているもの
において、上記螺旋体は、スクリュウリボンから構成さ
れ、継手及び円板を介して複数上方又は下方に連結され
得る構造を有していることを特徴としている。
【０００６】請求項２記載のように、上記サイロ本体
は、円柱状又は角柱状をなし、その周囲壁に接した内部
空間で螺旋体の最大径相当空間以外の空間に、消火設備
等を付設した充填体を有しているのが好ましい。
は、円柱状又は角柱状をなし、その周囲壁に接した内部
空間で螺旋体の最大径相当空間以外の空間に、消火設備
等を付設した充填体を有しているのが好ましい。
【０００７】請求項３記載のように、上記サイロ本体
は、廃棄物の種類毎に複数設けられて各々上記螺旋体と
上記回転駆動手段を有し、一列の上記コンベヤーに上記
排出開口を介して接続される。
は、廃棄物の種類毎に複数設けられて各々上記螺旋体と
上記回転駆動手段を有し、一列の上記コンベヤーに上記
排出開口を介して接続される。
【０００８】
【０００９】
【００１０】
【００１１】
【００１２】上述の構成を有した請求項１記載の細片状
物や粉状物のサイロ装置では、細片状物や粉状物の投入
開口を上部に有し且つ平坦底に排出開口を有したサイロ
本体と、該サイロ本体の排出開口の下方に設けられたコ
ンベヤーと、上記サイロ本体内においてその頂壁又は底
壁の少なくても一方に回転可能に軸承された下から上へ
掻き揚げる螺旋体と、該螺旋体の回転駆動手段とから構
成されているために、サイロ内の貯蔵物は常に下から上
へ螺旋体によって撹拌強制対流され、サイロ平坦底の排
出開口からブリッジ現象を起こすこと無くコンスタント
に貯蔵物がコンベヤーへ排出される。作動部材も比較的
ゆっくりと回転する螺旋体だけで、が少なく、保守が楽
である。更に、螺旋体は、スクリュウリボンから構成さ
れ、継手及び円板を介して複数上方又は下方に連結され
得る構造を有しているために、螺旋体は、サイロの高さ
変更に応じて継手において容易に継ぎ足したり、取り外
したりでき、また円板によって貯蔵物を中間支持でき、
貯蔵物の底部での押し固まりを防ぐのを補助できる。
物や粉状物のサイロ装置では、細片状物や粉状物の投入
開口を上部に有し且つ平坦底に排出開口を有したサイロ
本体と、該サイロ本体の排出開口の下方に設けられたコ
ンベヤーと、上記サイロ本体内においてその頂壁又は底
壁の少なくても一方に回転可能に軸承された下から上へ
掻き揚げる螺旋体と、該螺旋体の回転駆動手段とから構
成されているために、サイロ内の貯蔵物は常に下から上
へ螺旋体によって撹拌強制対流され、サイロ平坦底の排
出開口からブリッジ現象を起こすこと無くコンスタント
に貯蔵物がコンベヤーへ排出される。作動部材も比較的
ゆっくりと回転する螺旋体だけで、が少なく、保守が楽
である。更に、螺旋体は、スクリュウリボンから構成さ
れ、継手及び円板を介して複数上方又は下方に連結され
得る構造を有しているために、螺旋体は、サイロの高さ
変更に応じて継手において容易に継ぎ足したり、取り外
したりでき、また円板によって貯蔵物を中間支持でき、
貯蔵物の底部での押し固まりを防ぐのを補助できる。
【００１３】請求項２記載の細片状物や粉状物のサイロ
装置では、サイロ本体が、円柱状又は角柱状をなし、そ
の周囲壁に接した内部空間で螺旋体の最大径相当空間以
外の空間に、消火設備等を付設した充填体を有してお
り、比較的余裕のある上下空間に大きな貯蔵容積を確保
することが出来、また充填体によって内部空間での貯蔵
物の滞留ケ所を出来るだけ少なくすることが出来、更に
火災時には即座に消火作業を行うことができる。
装置では、サイロ本体が、円柱状又は角柱状をなし、そ
の周囲壁に接した内部空間で螺旋体の最大径相当空間以
外の空間に、消火設備等を付設した充填体を有してお
り、比較的余裕のある上下空間に大きな貯蔵容積を確保
することが出来、また充填体によって内部空間での貯蔵
物の滞留ケ所を出来るだけ少なくすることが出来、更に
火災時には即座に消火作業を行うことができる。
【００１４】請求項３記載の細片状物や粉状物のサイロ
装置では、サイロ本体が、廃棄物の種類毎に複数設けら
れて各々上記螺旋体と上記回転駆動手段を有し、一列の
上記コンベヤーに上記排出開口を介して接続されている
ことで、各種の細片状又は粉状の廃棄物をコンベヤー上
で必要に応じて混合することが出来る。
装置では、サイロ本体が、廃棄物の種類毎に複数設けら
れて各々上記螺旋体と上記回転駆動手段を有し、一列の
上記コンベヤーに上記排出開口を介して接続されている
ことで、各種の細片状又は粉状の廃棄物をコンベヤー上
で必要に応じて混合することが出来る。
【００１５】
【００１６】
【００１７】
【００１８】
【００１９】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施形態の
細片状物や粉状物のサイロ装置を添付図を参照にして以
下に詳細に説明する。図１は本発明に係る代表的な実施
形態の細片状物や粉状物のサイロ装置の縦断面図、図２
は図１におけるＩＩ−ＩＩ線に沿った水平断面図、図３
は同サイロ装置の螺旋体の下方からの斜視図、図４は別
の実施形態の細片状物や粉状物のサイロ装置の図２相当
図、図５は本発明に係る細片状物や粉状物のサイロ装置
を複数コンベヤーに接続した立面図である。
細片状物や粉状物のサイロ装置を添付図を参照にして以
下に詳細に説明する。図１は本発明に係る代表的な実施
形態の細片状物や粉状物のサイロ装置の縦断面図、図２
は図１におけるＩＩ−ＩＩ線に沿った水平断面図、図３
は同サイロ装置の螺旋体の下方からの斜視図、図４は別
の実施形態の細片状物や粉状物のサイロ装置の図２相当
図、図５は本発明に係る細片状物や粉状物のサイロ装置
を複数コンベヤーに接続した立面図である。
【００２０】図１から図３において、ロータリプレスク
ラッシャー等の粉砕機で粉砕されたプラスチック細片や
木粉等を貯蔵するサイロ装置１は、そのような細片や粉
状物の投入開口１１を頂壁１２に有し且つ平坦底１３に
排出開口１４を有したサイロ本体１０と、該サイロ本体
１０の排出開口１４に連結されたスクリュウコンベヤー
２０と、サイロ本体１０内においてその頂壁１２上に固
定された防塵スラスト軸受４３によって回転可能に吊ら
れた状態で軸承された螺旋体３０と、下から上へ貯蔵物
を掻き揚げるように螺旋体３０を回転駆動する回転駆動
手段４０とから構成されている。
ラッシャー等の粉砕機で粉砕されたプラスチック細片や
木粉等を貯蔵するサイロ装置１は、そのような細片や粉
状物の投入開口１１を頂壁１２に有し且つ平坦底１３に
排出開口１４を有したサイロ本体１０と、該サイロ本体
１０の排出開口１４に連結されたスクリュウコンベヤー
２０と、サイロ本体１０内においてその頂壁１２上に固
定された防塵スラスト軸受４３によって回転可能に吊ら
れた状態で軸承された螺旋体３０と、下から上へ貯蔵物
を掻き揚げるように螺旋体３０を回転駆動する回転駆動
手段４０とから構成されている。
【００２１】サイロ本体１０は、６個の支持脚１９で支
えられた円柱状をなし、その周囲壁１５に接した内部空
間で螺旋体３０の最大径に略相当する空間以外の空間に
充填体１６を有し、比較的余裕のある上下空間に大きな
貯蔵容積を確保するようにしている。充填体１６は、中
実体でもよいが、金属板で中空に形成され、サイロ内部
空間での貯蔵物の滞留箇所を出来るだけ少なくするため
に適宜設けられ、消火設備等を充填体１６の中空部に付
設される。充填体１６は、貯蔵物の性状に応じて省くこ
とも出来て貯蔵物容積を大きく取ることも出来る。
えられた円柱状をなし、その周囲壁１５に接した内部空
間で螺旋体３０の最大径に略相当する空間以外の空間に
充填体１６を有し、比較的余裕のある上下空間に大きな
貯蔵容積を確保するようにしている。充填体１６は、中
実体でもよいが、金属板で中空に形成され、サイロ内部
空間での貯蔵物の滞留箇所を出来るだけ少なくするため
に適宜設けられ、消火設備等を充填体１６の中空部に付
設される。充填体１６は、貯蔵物の性状に応じて省くこ
とも出来て貯蔵物容積を大きく取ることも出来る。
【００２２】螺旋体３０は、円板３１と、その上方に垂
直に固定された中心軸３２の周りに上からみて時計方向
に旋回するように円錐状に設けられたスクリュウリボン
３３とから構成され、継手３８を介して上下２組連結さ
れている。螺旋体３０は、サイロ１の規模に応じて設置
数を増減できるが、デッドスペースを少なくするために
バランス良く排出開口１４の周りに３組配置されてい
る。スクリュウリボン３３は、中間部で支持棒３４を介
して中心軸３２に支持されている。スクリュウリボン３
３に代えてスクリュウ羽根を使用してもよい。
直に固定された中心軸３２の周りに上からみて時計方向
に旋回するように円錐状に設けられたスクリュウリボン
３３とから構成され、継手３８を介して上下２組連結さ
れている。螺旋体３０は、サイロ１の規模に応じて設置
数を増減できるが、デッドスペースを少なくするために
バランス良く排出開口１４の周りに３組配置されてい
る。スクリュウリボン３３は、中間部で支持棒３４を介
して中心軸３２に支持されている。スクリュウリボン３
３に代えてスクリュウ羽根を使用してもよい。
【００２３】下方の螺旋体３０では、その円板３１の下
面には、排出促進用の４枚のパドル羽根３５（上から見
て時計方向回転用）が取り付けられており、サイロ底部
に有る貯蔵物を排出開口１４へ効率的に送り出すことが
出来るようになっているが、上方の螺旋体３０の円板３
１の下面にはパドル羽根は設けられていない。３組又は
４組の螺旋体３０が設けられている場合は、それらの中
央や中間位置に排出開口１４が一つ設けられることが多
い。上下に竪長のサイロ内でも螺旋体３０を継手３８で
継ぎ足してサイロ平坦底１３上の貯蔵物を下から上へ効
率的に撹拌強制対流させてブリッジ現象を防ぐことが出
来る。
面には、排出促進用の４枚のパドル羽根３５（上から見
て時計方向回転用）が取り付けられており、サイロ底部
に有る貯蔵物を排出開口１４へ効率的に送り出すことが
出来るようになっているが、上方の螺旋体３０の円板３
１の下面にはパドル羽根は設けられていない。３組又は
４組の螺旋体３０が設けられている場合は、それらの中
央や中間位置に排出開口１４が一つ設けられることが多
い。上下に竪長のサイロ内でも螺旋体３０を継手３８で
継ぎ足してサイロ平坦底１３上の貯蔵物を下から上へ効
率的に撹拌強制対流させてブリッジ現象を防ぐことが出
来る。
【００２４】回転駆動手段４０は、サイロ本体１０の頂
壁１２上に据付けられた減速機付きモータ４１と防塵ス
ラスト軸受４３とから構成され、モータ４１の出力軸４
２を防塵スラスト軸受４３を介してサイロ本体１０内に
導入して螺旋体３０に接続されて０．１〜１．５ｒ．
ｐ．ｍ程の超低速度で上から見て時計方向に回転駆動す
る。細片状の貯蔵物に対しては防塵スラスト軸受４３の
運転条件が楽になり、また大きな減速比で比較的小さな
馬力のモータ４１を使用出来る。この回転駆動手段４０
はサイロ本体の平坦底１３の下に搭載することもでき
る。
壁１２上に据付けられた減速機付きモータ４１と防塵ス
ラスト軸受４３とから構成され、モータ４１の出力軸４
２を防塵スラスト軸受４３を介してサイロ本体１０内に
導入して螺旋体３０に接続されて０．１〜１．５ｒ．
ｐ．ｍ程の超低速度で上から見て時計方向に回転駆動す
る。細片状の貯蔵物に対しては防塵スラスト軸受４３の
運転条件が楽になり、また大きな減速比で比較的小さな
馬力のモータ４１を使用出来る。この回転駆動手段４０
はサイロ本体の平坦底１３の下に搭載することもでき
る。
【００２５】サイロ装置１内の貯蔵物は、回転螺旋体３
０によって常に下から上へ撹拌強制対流され、サイロ平
坦底１３の排出開口１４からブリッジ現象を起こすこと
無くコンスタントに貯蔵物がスクリュウコンベヤー２０
へ排出される。作動部材も比較的ゆっくりと回転する螺
旋体３０だけで、故障が少なく、保守が楽である。
０によって常に下から上へ撹拌強制対流され、サイロ平
坦底１３の排出開口１４からブリッジ現象を起こすこと
無くコンスタントに貯蔵物がスクリュウコンベヤー２０
へ排出される。作動部材も比較的ゆっくりと回転する螺
旋体３０だけで、故障が少なく、保守が楽である。
【００２６】スクリュウコンベヤー２０は、搬送中に撹
拌作用を加えることが出来、上記構成のサイロ装置１を
図５に示すようにＰＰ（ポリプロピレン）用、ＰＥ（ポ
リエチレン）用、ＰＶＣ（塩化ビニル）用、固形燃料の
カロリー調整に使用する石灰用と個別に設けて接続さ
れ、次工程での、例えば固形燃料製造機や油化機におい
てそれらに供給されるそれら原料の混合割合を調整しな
がら撹拌均一化を行う。従って、次工程での、撹拌均一
化作業を省くことが出来る。勿論、撹拌作用を必要とし
ない場合は、ベルトコンベヤーやチェンコンベヤーでも
よい。
拌作用を加えることが出来、上記構成のサイロ装置１を
図５に示すようにＰＰ（ポリプロピレン）用、ＰＥ（ポ
リエチレン）用、ＰＶＣ（塩化ビニル）用、固形燃料の
カロリー調整に使用する石灰用と個別に設けて接続さ
れ、次工程での、例えば固形燃料製造機や油化機におい
てそれらに供給されるそれら原料の混合割合を調整しな
がら撹拌均一化を行う。従って、次工程での、撹拌均一
化作業を省くことが出来る。勿論、撹拌作用を必要とし
ない場合は、ベルトコンベヤーやチェンコンベヤーでも
よい。
【００２７】サイロ本体１０’は、図４に示すように直
方体形状とすることが出来、その周囲壁１５’に接した
内部空間で螺旋体３０の最大径に略相当する空間以外の
空間に充填体１６’を有し、比較的余裕のある左右空間
に大きな貯蔵容積を確保するようにしている。排出開口
１４も、長方形平坦底１３’において６組の螺旋体３０
の中間位置に２つ設けられており、より大型のサイロの
場合、２組の螺旋体３０が追加される毎に排出開口１４
も一つずつ増やされる。
方体形状とすることが出来、その周囲壁１５’に接した
内部空間で螺旋体３０の最大径に略相当する空間以外の
空間に充填体１６’を有し、比較的余裕のある左右空間
に大きな貯蔵容積を確保するようにしている。排出開口
１４も、長方形平坦底１３’において６組の螺旋体３０
の中間位置に２つ設けられており、より大型のサイロの
場合、２組の螺旋体３０が追加される毎に排出開口１４
も一つずつ増やされる。
【００２８】
【発明の効果】上述の構成を有した請求項１記載の細片
状物や粉状物のサイロ装置によれば、細片状物や粉状物
の投入開口を上部に有し且つ平坦底に排出開口を有した
サイロ本体と、該サイロ本体の排出開口の下方に設けら
れたコンベヤーと、上記サイロ本体内においてその頂壁
又は底壁の少なくても一方に回転可能に軸承された下か
ら上へ掻き揚げる螺旋体と、該螺旋体の回転駆動手段と
から構成されているために、サイロ内の貯蔵物は常に下
から上へ螺旋体によって撹拌強制対流され、サイロ平坦
底の排出開口からブリッジ現象を起こすこと無くコンス
タントに貯蔵物がコンベヤーへ排出される。作動部材も
比較的ゆっくりと回転する螺旋体だけで、が少なく、保
守が楽である。更に、螺旋体は、スクリュウリボンから
構成され、継手及び円板を介して複数上方又は下方に連
結され得る構造を有しているために、螺旋体は、サイロ
の高さ変更に応じて継手において容易に継ぎ足したり、
取り外したりでき、また円板によって貯蔵物を中間支持
でき、貯蔵物の底部での押し固まりを防ぐのを補助でき
る。
状物や粉状物のサイロ装置によれば、細片状物や粉状物
の投入開口を上部に有し且つ平坦底に排出開口を有した
サイロ本体と、該サイロ本体の排出開口の下方に設けら
れたコンベヤーと、上記サイロ本体内においてその頂壁
又は底壁の少なくても一方に回転可能に軸承された下か
ら上へ掻き揚げる螺旋体と、該螺旋体の回転駆動手段と
から構成されているために、サイロ内の貯蔵物は常に下
から上へ螺旋体によって撹拌強制対流され、サイロ平坦
底の排出開口からブリッジ現象を起こすこと無くコンス
タントに貯蔵物がコンベヤーへ排出される。作動部材も
比較的ゆっくりと回転する螺旋体だけで、が少なく、保
守が楽である。更に、螺旋体は、スクリュウリボンから
構成され、継手及び円板を介して複数上方又は下方に連
結され得る構造を有しているために、螺旋体は、サイロ
の高さ変更に応じて継手において容易に継ぎ足したり、
取り外したりでき、また円板によって貯蔵物を中間支持
でき、貯蔵物の底部での押し固まりを防ぐのを補助でき
る。
【００２９】請求項２記載の細片状物や粉状物のサイロ
装置によれば、サイロ本体が、円柱状又は角柱状をな
し、その周囲壁に接した内部空間で螺旋体の最大径相当
空間以外の空間に、消火設備等を付設した充填体を有し
ており、比較的余裕のある上下空間に大きな貯蔵容積を
確保することが出来、また充填体によって内部空間での
貯蔵物の滞留ケ所を出来るだけ少なくすることが出来、
更に火災時には即座に消火作業を行うことができる。
装置によれば、サイロ本体が、円柱状又は角柱状をな
し、その周囲壁に接した内部空間で螺旋体の最大径相当
空間以外の空間に、消火設備等を付設した充填体を有し
ており、比較的余裕のある上下空間に大きな貯蔵容積を
確保することが出来、また充填体によって内部空間での
貯蔵物の滞留ケ所を出来るだけ少なくすることが出来、
更に火災時には即座に消火作業を行うことができる。
【００３０】請求項３記載の細片状物や粉状物のサイロ
装置によれば、サイロ本体が、廃棄物の種類毎に複数設
けられて各々上記螺旋体と上記回転駆動手段を有し、一
列の上記コンベヤーに上記排出開口を介して接続されて
いることで、各種の細片状又は粉状の廃棄物をコンベヤ
ー上で必要に応じて混合することが出来る。
装置によれば、サイロ本体が、廃棄物の種類毎に複数設
けられて各々上記螺旋体と上記回転駆動手段を有し、一
列の上記コンベヤーに上記排出開口を介して接続されて
いることで、各種の細片状又は粉状の廃棄物をコンベヤ
ー上で必要に応じて混合することが出来る。
【００３１】
【００３２】
【００３３】
【００３４】
【図１】本発明に係る代表的な実施形態の細片状物や粉
状物のサイロ装置の縦断面図である。
状物のサイロ装置の縦断面図である。
【図２】図１におけるＩＩ−ＩＩ線に沿った水平断面図
である。
である。
【図３】同サイロ装置の螺旋体の下方からの斜視図であ
る。
る。
【図４】別の実施形態の細片状物や粉状物のサイロ装置
の図２に相当する図である。
の図２に相当する図である。
【図５】本発明に係る細片状物や粉状物のサイロ装置を
複数コンベヤーに接続した立面図である。
複数コンベヤーに接続した立面図である。
１ サイロ装置 １０、１０’サイロ本体 １１ 投入開口 １２ 頂壁 １３ 平坦底 １４ 排出開口 １５、１５’周囲壁 １６、１６’充填体 ２０ コンベヤー ３０ 螺旋体 ３１ 円板 ３３ スクリュウリボン ３８ 継手 ４０ 回転駆動手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65G 65/30 - 65/48 B65D 88/68
Claims (3)
- 【請求項１】 細片状物や粉状物の投入開口を上部に有
し且つ平坦底に排出開口を有したサイロ本体と、該サイ
ロ本体の排出開口の下方に設けられたコンベヤーと、上
記サイロ本体内においてその頂壁又は底壁の少なくても
一方に回転可能に軸承された下から上へ掻き揚げる螺旋
体と、該螺旋体の回転駆動手段とから構成されている細
片状物や粉状物のサイロ装置において、上記螺旋体は、
スクリュウリボンから構成され、継手及び円板を介して
複数上方又は下方に連結され得る構造を有していること
を特徴とする細片状物や粉状物のサイロ装置。 - 【請求項２】 上記サイロ本体は、円柱状又は角柱状を
なし、その周囲壁に接した内部空間で上記螺旋体以外の
空間に、消火設備等を付設した充填体を有している請求
項１記載のサイロ装置。 - 【請求項３】 上記サイロ本体は、廃棄物の種類毎に複
数設けられて各々上記螺旋体と上記回転駆動手段を有
し、一列の上記コンベヤーに上記排出開口を介して接続
されている請求項１記載のサイロ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8322541A JP2904755B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 細片状物や粉状物のサイロ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8322541A JP2904755B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 細片状物や粉状物のサイロ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10167481A JPH10167481A (ja) | 1998-06-23 |
| JP2904755B2 true JP2904755B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=18144828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8322541A Expired - Lifetime JP2904755B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 細片状物や粉状物のサイロ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2904755B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101985269B1 (ko) * | 2017-11-29 | 2019-06-04 | (주)건호이엔씨 | 더스트 제거 기능 및 혼합 기능이 구비된 사일로 시스템 |
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| CN110316838A (zh) * | 2019-07-19 | 2019-10-11 | 国电浙江北仑第一发电有限公司 | 一种新型全自动碳酸钠干粉投加系统 |
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-
1996
- 1996-12-03 JP JP8322541A patent/JP2904755B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101985269B1 (ko) * | 2017-11-29 | 2019-06-04 | (주)건호이엔씨 | 더스트 제거 기능 및 혼합 기능이 구비된 사일로 시스템 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10167481A (ja) | 1998-06-23 |
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