JP2903262B2 - 自動ねじ打器のねじ帯 - Google Patents

自動ねじ打器のねじ帯

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JP2903262B2
JP2903262B2 JP2149591A JP2149591A JP2903262B2 JP 2903262 B2 JP2903262 B2 JP 2903262B2 JP 2149591 A JP2149591 A JP 2149591A JP 2149591 A JP2149591 A JP 2149591A JP 2903262 B2 JP2903262 B2 JP 2903262B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、自動ねじ打器のねじ
帯に関し、具体的にはねじ帯に形成したねじ保持部に関
わるものであり、更に詳細には、前記ねじ保持部の形状
をねじ頭が抜け易く、しかも、ねじ頭部径の異なる複数
種類のねじに適用させることのできるような自動ねじ打
器のねじ帯に関する。
【0003】
【従来の技術】従来の自動ねじ打器のねじ帯は、米国特
許第4059034号明細書、実開昭61−10361
7号公報、および意匠登録第397267号公報にそれ
ぞれ技術開示されており、そのねじ帯の態様を説明すれ
ば、次のとおりである。
【0004】従来のねじ帯は、図8図示にように、ねじ
帯1′の送りに寄与する所定ピッチの切欠12′,1
2′を両側に形成した帯材11′表面に開口3′をのぞ
ませたねじの保持筒5′と、この保持筒の筒壁51′を
始端とし放射方向に延出する4本のスリット4′,4′
をX字型に形成しこのスリット4′の後端に孔45′を
形成した構成とされていた。
【0005】なお、保持筒5′を中心にして放射方向に
設けた4本のスリット4′,4′で区画されるスカート
部に関して長手方向に位置するものと、巾方向に位置す
るものとをそれぞれ符号42′,43′として示す。
【0006】このねじ帯の使用態様を説明すれば、次の
とおりである。
【0007】上記したねじ帯は、図9図示のように、自
動ねじ打器8の胯架脚部80,80に設けた案内溝8
1,81内に、ねじ帯1′を担持するように位置設定さ
れており、保持筒5′に挿着されたねじ6のねじ頭62
は、ねじ回具82の直下に位置するように、送歯に係合
するラチェット車83によって規正されている。
【0008】上記状態にあるねじ6は、ねじ回具82の
下方向への押出と回転によってねじ軸61を被締結部材
にねじ込みされるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のねじ帯における
ねじ打込時の作用態様を説明すれば次のとおりである。
【0010】図9図示のように、ねじ回具82の下方向
の押圧力によってねじ帯1′は、下方へのわん曲を強制
されるが、そのわん曲度は図10(a)から明らかなよ
うにねじ帯の両端は案内溝81,81で担持させている
ため、ねじ帯の長手方向のわん曲度は図10(b)図示
のように案内溝81,81によって巾方向全体を担持さ
れている巾方向のわん曲度に比べて極めて大である。
【0011】このことは、特に図11および図8(a)
図示のねじ頭部の裏面63と当接するねじ帯の巾方向の
スカート部43′、長手方向のスカート部42′への押
圧力に極めて大きな差を生ずることになり、結果として
図11図示のように巾方向と長手方向のスカート部4
3′と42′との間のスリット4′にはねじれ作用が生
じスリット41′のスリット末端の孔45′の交点で拡
開が充分に充分に行なわれないので、ねじ頭62による
前記スカート部に接続する保持筒5′の破断と通過方向
とを均整に行なえない欠点があった。
【0012】この発明は、従来のねじ帯の欠点を解消し
たねじ帯を提供しようとするものである。
【0013】
【発明の構成】この発明の基本構成を図1により説明す
れば、次のとおりである。
【0014】図1における符号1はねじ帯、2はねじ保
持部、3はねじ保持筒5の開口部、4は切溝、42はね
じ帯の長手方向の、43は同巾方向のそれぞれのスカー
ト部を示す。
【0015】ねじ帯1は、ポリプロエチレン等の合成樹
脂材を用いた柔軟性を有する断面長方形の帯材11とし
て形成されており、この帯材には所定ピッチPで切欠1
2が形成されており、この切欠は自動ねじ打器のラチェ
ット車の送歯に係合してねじ帯をワンピッチずつ間けつ
送りするためのものである。
【0016】また、ねじ帯1にはねじ保持部2が形成さ
れているが、このねじ保持部はねじ保持孔3と、このね
じ孔を開口部とするねじの保持筒5と4個の切溝4とこ
の切溝4,4で区画される4個のスカート部42,4
2、43,43とで構成されるものである。これ等の構
成態様を図1および特に図2を参照にして説明すれば、
次のとおりである。
【0017】ねじ保持孔3は、ねじ帯のそれぞれの切欠
12,12のほぼ中間位置に形成されており、この保持
孔を開口面としてねじ帯の裏面に円型の孔31を有する
ねじの保持筒5が設けられている。ねじの保持筒5の筒
壁51は、帯材11をしぼり加工によって帯材と一体成
形されている。
【0018】切溝4は、前記した筒壁51と帯材11と
の連接部の交点の切込32を始端として外方に延出する
外延開拡状の扇型40として形成されており、この扇型
40の切溝は、前記保持孔3を中心にしてほぼ等角度で
X字型に形成されている。
【0019】
【作用】この発明に係る自動ねじ打器のねじ帯はねじ打
器に装置されて使用されるが、その使用態様は公知の使
用態様と同じであって、その説明を省略する。
【0020】この発明に係るねじ帯は、ねじ帯に装着し
たねじがねじ帯から離脱する際、抜出方向とねじ帯から
離脱する際のねじの保持筒の破断状態とを均一にした点
に特徴を有するもので、以下にその作用を説明する。
【0021】図3は、図示しないねじ回具によって鎖線
で表示したねじ6が、ねじ帯1のねじ保持部2内に所定
深さに押込まれた状態を模形的に示したものであるが、
図3から明らかなように、ねじ頭部62の頭部裏面63
がスカート部42,43とに当接しながらねじの保持筒
5方向に進入すると初期段階でねじ頭部の外端64によ
って前記スカート部42,43とは円筒型に変形されな
がら下方に突出させられる。更にねじ頭部が下降する
と、ねじ軸6より大径のねじ頭部外端64によって、保
持筒の筒壁51と帯材11との交点の切込32部に強度
の引きさき力が加えられることになり、この部分から筒
壁51は破断53し(ギザギザとして示す)、この結果
ねじ頭部62は保持筒5から抜け出すことになる。
【0022】この際、ねじ帯に形成した切溝の形状を扇
形40として形成したので、両スカート部42,43の
それぞれの対向壁45,46は、ねじ頭部がスカート部
を通過する際、該部に対して偏対接を起すことがなく、
結果としてねじ6に対して偏荷重を加えることがない。
【0023】
【実施例】この発明に係る実施例を図4を参照にしなが
ら説明すれば、次のとおりである。なお、図4中の符号
で図1乃至図4示中の符号と同一符号は、いずれも同効
部材を示す。
【0024】ねじ帯1は、長方形状の連続した帯材11
として形成されており、ねじ保持部2はねじの保持孔と
して帯材上面に開口3した保持筒5とこの保持筒の筒壁
51の上端縁に形成した切込32を始端として外方に延
出する外延開拡状の扇型40として構成されている。ま
た、前記扇型40の外端は半円形40′として形成され
ており、しかも、この扇型40の切溝は前記保持孔3を
中心にして、ほぼ等角度でX字型に4個形成されてい
る。
【0025】この実施例の場合は、図5図示のように切
溝の形状を扇型40にすると共に、その外端を半円形4
0′として形成したので、鎖線図で示すねじ6の頭部6
2にするスカート部42,43の下方への押込みと拡開
とが前記半円形40′の頂点として行なわれる。
【0026】また、図6図示のようにスカート部42,
43の押込を開拡が半円形40′の頂部を基点として行
なわれるため、ねじ頭部の径の異なるねじm,nに適用
できるものである。この発明の他の実施が図7に示され
ており、この実施例の場合は切溝の扇型40の外端を突
形40″に形成したものである。なお、この発明は上記
実施例に限定されるものでなく、扇型の形状の大きさ先
端形状あるいは切溝の本数を例えば3方向の3本にする
とかの設計を任意に行なえるものである。
【0027】
【発明の効果】この発明は、ねじ帯に形成するねじ保持
部を平帯上面に開口する保持筒と、この保持筒の筒壁の
上端縁に形成した切込を始端として外方に延出する外延
開拡状の扇型の切溝4本とで構成したので、自動ねじ打
器によるねじ打に際して、前記保持筒に装着したねじの
ねじ頭部に前記4本の切溝で区画される長手方向および
巾方向のスカート部に対する円筒形状の形成が、スカー
ト部の各側壁を直接対接されないので均整に行なわれ、
この結果、前記保持筒の筒壁の引きさきと破断を容易に
しかも均整に行なうことができる。
【0028】また、この発明に係るねじ帯は切溝の形状
を扇型に形成したので、ねじ頭部の下降に際して保持筒
の筒壁に対する引きさき力が均整であるため、筒壁全体
は4個の均一なスカート片として平帯と一連に連接した
状態を維持するので、筒壁の破断片がねじ頭部にからみ
着くことがなく、ねじのねじ込方向を偏向させることが
ない。
【0029】また、この考案のねじ帯は切溝を扇型に形
成すると共に、この扇型の外端を半円形、また突形に形
成したことにより、前記半円形および突形の頂点を基点
としてねじによるスカート部の円筒形成が行なわれるこ
とになるので、ねじ頭部径の異なる多種類のねじに適用
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るねじ帯の基本型を示し、(a)
は平面図、(b)は側面図である。
【図2】(a)は要部拡大図、同(b)は(a)I−I
線断面図である。
【図3】ねじ帯の作用を示すための要部断面図である。
【図4】この発明の実施例を示し、(a)は保持部の平
面図、(b)は(a)I−I線断面図である。
【図5】この発明の実施例の作用を示すための要部断面
図である。
【図6】この発明に係る図4で示した実施例の作用説明
図である。
【図7】この発明の他の実施例を示す要部平面図であ
る。
【図8】ねじ帯の従来例を示し、(a)は平面図、
(b)は(a)I−I線断面拡大図である。
【図9】従来のねじ帯の使用態様を示す要部断面説明図
である。
【図10】従来のねじ帯の作用説明図で、(a)は長手
方向の、(b)は巾方向の要部断面説明図である。
【図11】従来のねじ帯に対するねじの破断状態を示す
模示図である。
【符号の説明】
1 ねじ帯 2 ねじ保持部 3 開口部 4 切溝 5 保持筒 6 ねじ 8 ねじ打込器 11 帯材 12 切込 31 ねじ孔 32 切込 40 扇型 40′ 半円形 40″ 突形 42 長手方向のスカート部 43 巾方向のスカート部 51 筒壁 61 ねじ軸 62 ねじ頭部 63 ねじ頭部裏面 81 案内溝

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面長方形状の帯材の両側に所定ピッチ
    の切欠を形成し、また帯材表面に開口部を有するねじの
    保持筒を形成し、この保持筒の保持壁を始端とし、外方
    に延出する外延拡開状に形成される扇型の複数個の切溝
    を放射状に帯材に形成したことを特徴とする自動ねじ打
    器のねじ帯。
  2. 【請求項2】 請求項第1項の切溝の形状を扇型の外端
    を半円形に構成したことを特徴とする自動ねじ打器のね
    じ帯。
  3. 【請求項3】 請求項第1項の切溝の形状を扇型の外端
    を突形に構成したことを特徴とする自動ねじ打器のねじ
    帯。
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CN104061223B (zh) * 2010-03-04 2017-01-25 华为技术有限公司 紧固多个螺钉的螺钉支撑件、及包含所述螺钉支撑件的接地螺钉装置及电子装置
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