JP2901024B2 - X線プロテクター回路 - Google Patents

X線プロテクター回路

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JP2901024B2 JP20399891A JP20399891A JP2901024B2 JP 2901024 B2 JP2901024 B2 JP 2901024B2 JP 20399891 A JP20399891 A JP 20399891A JP 20399891 A JP20399891 A JP 20399891A JP 2901024 B2 JP2901024 B2 JP 2901024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受像動作状態で受像管
から放射されるX線量が所定値以上になるのを防ぐX線
プロテクター回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばテレビジョン受像機のX線
プロテクター回路は図5に示す如く構成されており、1
は内蔵した水平発振回路2からの水平発振パルスを出力
端子1Aより出力する偏向用IC、3はその出力端子1
Aからの水平発振パルスを受けて水平偏向コイルに偏向
電流を流すと共にその際に帰線期間パルスを生じる水平
出力回路、4はその1次側の巻線4Aに供給される水平
出力回路3からの帰線期間パルスを昇圧してその2次側
の高圧巻線(図示せず)に高電圧を誘起するフライバッ
クトランス、5、6はフライバックトランス4の2次側
の巻線4Bに生じる誘起電圧を整流して断続的にカソー
ド側より出力しフライバックトランス4の1次側の巻線
4Aに直流電圧+B1として供給する並列接続された2
個のシリコン制御整流素子(以下、「SCR」という)
で、該各SCR5、6は電源投入時に商用交流電源を整
流して得られる直流電圧+B2がツェナーダイオード7
を介してゲートに供給されることで同時にターンオンさ
れ、以後はフライバックトランス4の2次側の巻線4B
に生じる誘起電圧にてターンオフとターンオンが繰り返
される、即ちその帰線期間にターンオフされその水平走
査期間にターンオンされることになる。そして、8、9
は夫々SCR5、6のアノード側の電圧状態の異常を検
知することにより各SCR5、6の異常状態(例えば、
アノード・カソード間の短絡等による故障)を検知する
異常検知回路で、該異常検知回路8、9は夫々各SCR
5、6のアノード側電圧からコンデンサ10、11、抵
抗12、13及び14、15を介して直流成分をカット
して交流成分を取り出すと共に、その交流成分をダイオ
ード16、17、抵抗18、19、コンデンサ20、2
1を介して直流化し、夫々検知用トランジスタ22、2
3のベースに供給してオン・オフ制御するようになって
いる。ここで、各検知用トランジスタ22、23はその
コレクタ・エミッタ路が縦続接続されており、何れがオ
フになっても後述するホトカプラーの発光ダイオードへ
の電圧供給を許容して発光させるようになっている。そ
して、24は発光ダイオード25の発光によってホトト
ランジスタ26がオンとなるホトカプラーで、このホト
トランジスタ26のオンによって偏向用IC1のプロテ
クター端子1Bに電圧供給がなされて、その偏向用IC
1内のプロテクター回路27が作動し水平発振回路2の
発振出力動作を停止させるようになっている。尚、28
はテストポイント用の端子部である。
【0003】従って、各SCR5、6が正常な状態にあ
る場合には、各SCR5、6のアノード側電圧から取り
出される交流成分により、各異常検知回路8、9の検知
用トランジスタ22、23がオンとなって、発光ダイオ
ード25への電圧供給を阻止し発光させないようになっ
ている。そのため、ホトトランジスタ26がオフとなっ
てプロテクター回路27が作動せず、フライバックトラ
ンス4による受像管へのアノード電圧の供給が引続き行
われることになる。そして、その後例えばSCR5のア
ノード・カソード間の短絡等により、そのSCR5のア
ノード側電圧状態が異常になると、即ち直流成分のみと
なりその交流成分がなくなると、異常検知回路8の検知
用トランジスタ22がオフとなって発光ダイオード25
への電圧供給が許容され発光することになる。そのた
め、ホトトランジスタ26がオンとなって偏向用IC1
のプロテクター端子1Bに電圧供給が行われ、プロテク
ター回路27が作動することになる。その結果、水平発
振回路2が発振出力動作を停止して、受像管へのアノー
ド電圧の供給が停止されることになり、受像管のアノー
ド電圧がSCR5の短絡によって異常に高くなり、その
受像管から放射されるX線量がアノード電圧の上昇に伴
って所定値(受像管のアノード電圧とアノード電流とに
より規定されるX線リミットカーブの値)以上になるの
が防止されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来構成のX線プロテクター回路では、各SCRに夫々
異常検知回路を設ける必要があるため、部品点数の増加
や回路構成の複雑化を来しコスト高になると共に、その
回路基板上での制約(例えば、基板スペースの制約)も
多くなり問題であった。本発明はこのような点に鑑み成
されたものであって、簡単な回路構成で、各SCRの異
常状態の確実な検知と、その検知時における受像管への
アノード電圧の供給停止を行わせるようにしたX線プロ
テクター回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、フライバックトランスに設けられた複数の
2次側コイルと、前記複数の2次側コイルの一端にそれ
ぞれアノードが接続されるとともに、カソードが共通に
接続されて、カソードに生じる整流出力を前記フライバ
ックトランスの1次側コイルの直流電源として供給する
複数のスイッチング素子と、前記複数の2次側コイルの
他端を他の直流電源に共通に接続する手段と、1つのス
イッチング素子のアノードに接続され、そのアノードの
交流電圧を整流回路で整流するとともに、その整流回路
の出力によって各スイッチング素子のアノード・カソー
ド間短絡の異常状態を検知する検知手段を設けるととも
に、前記検知手段による異常状態の検知時に、受像管へ
のアノード電圧の供給を停止する保護手段を設けたもの
である。具体的に、前記スイッチング素子はフライバッ
クトランスの2次側の巻線に生じる誘起電圧がアノード
側に供給されるSCRであり、前記検知手段は各SCR
1つの異常状態を検知する異常検知回路であり、また
前記保護手段は水平発振回路の発振出力動作を停止され
るプロテクター回路である。
【0006】
【作用】このような構成によると、各SCRのアノード
・カソード短絡の異常状態が、SCRの1つの異常状態
を検知する異常検知回路で検知されることになり、そし
てその検知時にプロテクター回路により直ちに水平発振
回路の発振出力動作が停止されて、受像管へのアノード
電圧の供給が停止されることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面と共に
説明する。尚、従来と同一部分については同一符号を付
すと共にその説明を省略する。本実施例では、フライバ
ックトランスの2次側の巻線に生じる誘起電圧を夫々整
流して断続的に出力しフライバックトランスの1次側の
巻線に直流電圧+B1として供給する各SCRの1つが
異常状態になると、その影響が残りのSCRのアノード
側電圧状態にも異常となって現れる点に着目し、図1に
示す如く各SCR5、6の1つの(この場合、SCR6
の)アノード側電圧状態の異常を検知することにより各
SCR5、6の異常状態(この場合、短絡)を検知する
異常検知回路9Aを設けたもので、この異常検知回路9
Aにはその検知用トランジスタ23のベースとコンデン
サ21との間にSCR5の短絡によるSCR6のアノー
ド側電圧状態の異常を判別するためのツェナーダイオー
ド29が設けられている。ここで、SCR5が短絡した
場合にはSCR6のアノード側電圧が直流成分のみとな
らず多少の交流成分が残存して、正常な場合よりも低い
電圧がコンデンサ21より検知用トランジスタ23のベ
ース側に加えられることから、このツェナーダイオード
29のツェナー電圧は正常な場合にコンデンサ21から
検知用トランジスタ23のベース側に加えられる電圧よ
りも低く、またSCR5が短絡した場合にコンデンサ2
1から検知用トランジスタ23のベースに加えられる電
圧よりも高く設定されている。
【0008】従って、各SCR5、6が正常な状態にあ
る場合には、SCR6のアノード側電圧(図2参照)か
ら取り出される交流成分により、コンデンサ21より検
知用トランジスタ23のベースに加えられる電圧がツェ
ナーダイオード29のツェナー電圧以上となるため、異
常検知回路9Aの検知用トランジスタ23がオンとなっ
て、発光ダイオード25への電圧供給を阻止し発光させ
ないようになっている。そのため、ホトトランジスタ2
6がオフとなってプロテクター回路27が作動せず、フ
ライバックトランス4による受像管へのアノード電圧の
供給が引続き行われることになる。そして、その後例え
ばSCR5のアノード・カソード間の短絡等により、そ
のSCR6のアノード側電圧状態が異常(図3参照)に
なりその交流成分が小さくなると、その交流成分がコン
デンサ11を介して図4のように取り出され、コンデン
サ21より検知用トランジスタ23のベースに加えられ
る電圧がツェナーダイオード29のツェナー電圧以下と
なるため、異常検知回路9Aの検知用トランジスタ23
がオフとなって発光ダイオード25への電圧供給が許容
され発光することになる。そのため、ホトトランジスタ
26がオンとなって偏向用IC1のプロテクター端子1
Bに電圧供給が行われ、プロテクター回路27が作動す
ることになる。その結果、水平発振回路2が発振出力動
作を停止して、受像管へのアノード電圧の供給が停止さ
れることになり、受像管のアノード電圧がSCR5の短
絡によって異常に高くなり、その受像管から放射される
X線量がアノード電圧の上昇に伴って所定値以上になる
のが防止されることになる。
【0009】尚、SCR6が短絡した場合にはSCR6
のアノード側電圧が直流成分のみとなり、コンデンサ2
1より検知用トランジスタ23のベースに加えられる電
圧が当然ツェナーダイオード29のツェナー電圧以下
(即ち、零)となるため、同様にプロテクター回路27
が作動することになる。
【0010】
【発明の効果】上述した如く本発明のX線プロテクター
回路に依れば、フライバックトランスの1次側の巻線へ
の直流電圧の供給を例えばSCRを介して行わせる際
に、その各SCRの短絡等の異常状態を、簡単な回路構
成で確実に検知することができ、またその異常検知時に
は受像管へのアノード電圧供給を直ちに停止させて、受
像管より放射されるX線量が過大にならないようにして
いるので、コスト面、安全面並びに回路設計面等におい
て優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回路構成例を示す図。
【図2】 その正常な状態でのSCRのアノード側電圧
波形を示す図。
【図3】 その短絡状態でのSCRのアノード側電圧波
形を示す図。
【図4】 そのアノード側電圧波形からコンデンサによ
り取り出される交流成分の電圧波形を示す図。
【図5】 従来の回路構成例を示す図。
【符号の説明】
2 水平発振回路 4 フライバックトランス 5、6 SCR 9A 異常検知回路 27 プロテクター回路 29 ツェナーダイオード

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フライバックトランスに設けられた複数の
    2次側コイルと、 前記複数の2次側コイルの一端にそれぞれアノードが接
    続されるとともに、カソードが共通に接続されて、カソ
    ードに生じる整流出力を前記フライバックトランスの1
    次側コイルの直流電源として供給する複数のスイッチン
    グ素子と、 前記複数の2次側コイルの他端を他の直流電源に共通に
    接続する手段と、 1つのスイッチング素子のアノードにのみ接続され、そ
    のアノードの交流電圧を整流回路で整流するとともに、
    その整流回路の出力によって各スイッチング素子のアノ
    ード・カソード間短絡の異常状態を検知する検知手段
    と、前記検知手段による異常状態の検知時に、受像管へのア
    ノード電圧の供給を停止する保護手段と、 を設けた ことを特徴とするX線プロテクター回路。
  2. 【請求項2】前記保護手段は、水平発振回路の発振出力
    動作を停止させるプロテクター回路であることを特徴と
    する請求項1に記載のX線プロテクター回路。
  3. 【請求項3】前記スイッチング素子はシリコン制御整流
    素子であることを特徴とする請求項1に記載のX線プロ
    テクター回路。
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