JP2895221B2 - ゴルフ型ゲーム装置 - Google Patents

ゴルフ型ゲーム装置

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JP2895221B2 JP2512085A JP51208590A JP2895221B2 JP 2895221 B2 JP2895221 B2 JP 2895221B2 JP 2512085 A JP2512085 A JP 2512085A JP 51208590 A JP51208590 A JP 51208590A JP 2895221 B2 JP2895221 B2 JP 2895221B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ゲームの改良に関し、特にゴルフ型ゲーム
及びゴルフ型ゲームをプレイするための装置に関する。
技術背景 今日、ゴルフゲームは非常に人気のあるゲーム(スポ
ーツ)であり、その人気は益々高まり、数多くのゴルフ
コースが建設中である。しかしながら、一般には、ゴル
フのプレイ費用が比較的高く、ゴルフコースによって占
有される土地が相当に広大である。更には、ゴルフを屋
外でプレイするのは、しばしば、そのときの天候条件に
よって左右される。屋内又は屋外でプレイすることがで
きる多数のゴルフ型ゲームが従来から提案されている
が、例えば「PUTT−PUTT」ゲームは、本来のゴルフゲー
ムには余り類似していない。他に、「CHIP AND PUTT」
というゲームが知られているが、このゲームは、屋外で
プレイされ、プレイのために広大な土地を必要とする。
更に別のゴルフゲームとして、ゴルフコースをシミュレ
ートしたコンピュータディスプレーを用いるものがある
が、このゲームも、本物のゴルフには余り類似していな
い。
屋内型のゴルフゲームとしては、オーストラリア特許
願第77036/87号、米国特許第4,437,672号、3,684,293号
及び1,574,596号に開示されたものがある。上記オース
トラリア特許願第77036/87号に開示された屋内ゴルフゲ
ームは、床面に複数のプレイ区域を設定し、特別製のゴ
ルフボールを使用してプレイするものである。しかし、
このゲームに使用されるゴルフボールは、ドライバーで
打っても遠くへは飛ばないように設計してあり、本物の
ゴルフボールのランも、飛行高さも得られないので、こ
のゲームは本物のゴルフゲームの真のシミュレーション
とはいえない。上記米国特許第4,437,672号は、ゴルフ
のホールの映像をスクリーン上に投影し、本物のゴルフ
ボールをスクリーンに向ってヒットするようにしたゴル
フゲームシミュレーション装置を開示している。スクリ
ーンは、凹面状の壁に固定されており、その壁が、ヒッ
トされたボールをバッティンググリーン上のホールカッ
プに向けて跳ね返すようになされている。この装置で
は、ゴルフシミュレーションが映像によってスクリーン
上に投影されるので、装置を制御するために複雑な電子
回路を必要とする。更に、凹面状の壁は常にボールをホ
ールカップの方に差し向けるので、所望の跳ね返り方向
を得るためにボールを壁の所要位置に目がけて当てる上
で真の技量が試されない。上記米国特許第3,684,293号
に開示されたゴルフゲーム装置は、囲い区域を設け、エ
ネルギー吸収性材のストリップによって画定された跳ね
返り面を使用するものであり、この跳ね返り面に向けて
ヒットされた通常の(本物の)ゴルフボールのエネルギ
ーを吸収するようになされている。この場合、ボールの
どの部位をヒットするかが、ボールの跳ね返り態様を決
定する重要な要素となる。
上記米国特許第1,574,596号に開示されたゴルフゲー
ムでは、プレーヤーは、自分と対置した転向減速プレー
トに向けてボールをヒットする。ボールは、転向減速プ
レートによって囲い区域内へ転向させる。この装置は、
主として、ゴルフの練習用であり、通常のゴルフゲーム
の真のシミュレーションではない。
発明の開示 本発明は、主として屋内向けであり、通常の(本物
の)ゴルフゲームに必要とされる技量に類似した技量を
必要とするゴルフ型ゲーム、及び、そのようなゴルフ型
ゲームをプレイするための装置、及び、そのゲームをプ
レイするのに特に適したボールを提供することを目的と
する。本発明のその他の目的及び利点は、以下の記載か
ら明らかになろう。
上記及びその他の目的を念頭において、本発明は、い
ずれも地面又は床面上に設けられる。ティーグランド区
域と、該ティーグランド区域から離隔した位置に配置さ
れた実質的に平坦な剛性の跳ね返り面と、該ティーグラ
ンド区域を含み、該跳ね返り面に終端し、かつ、ホール
カップを含むホールレイアウト区域と、通常の(本物
の)ゴルフボールの感触を与えるように比較的硬い外表
面を有するが、前記跳ね返り面に当ったとき弾性的に変
形して運動エネルギーを相当に失うように通常のゴルフ
ボールより相当に低いレジリエンス(反撥弾性)を有す
るボールとから成り、前記ティーグランド区域から前記
跳ね返り面に向けてヒットされたボールが該跳ね返り面
に当って前記ホールカップに向けて跳ね返されるように
したことを特徴とするゴルフ型ゲーム装置を提供する。
前記ホールレイアウト区域の両側に、ティーグランド
区域又はその他の場所から打ち出されたボールがホール
レイアウト区域から飛び出すのを防止するとともに、ボ
ールを跳ね返すか、あるいは転向させることができる可
撓性のバリヤーとしても機能するように、ネット等から
成る直立壁又はバリヤーを設けることが好ましい。又、
やはりボールが飛び出すのを防止するために、ホールレ
イアウト区域の頂部を覆う頂部壁又はバリヤーを設ける
ことが好ましい。やはり、この頂部壁又はバリヤーもネ
ットで構成するのが適当である。
ホールレイアウト区域は、グリーン、フェアウエイ及
びラフ等の通常のゴルフコースにみられる特徴を有する
ように構成することができる。そのようなグリーン、フ
ェアウエイ及びラフは、いろいろな深さ及び密度の人口
芝で適当に形成することができる。ホールレイアウト区
域には、更に、必要に応じてバンカーをもうける子もで
き、又、樹木やブッシュをシミュレートする人口緑樹を
設置してもよい。
一実施形態においては、前記ボールは、内部弾性コア
と、硬い、又は比較的硬い材料で形成された外面層とで
構成し、内部コアの少くとも一部分は外面層のない外面
層欠落部分とし、それによって、ボールがヒットとされ
たとき又は他の表面にぶつかったときボールが弾性的に
変形するようにする。
上記外面層欠落部分は、該外面層にほぼ円周方向に延
長する複数のスリット又はスロットを設けることによっ
て、あるいは、外面層に複数の孔又は穴を設けることに
よって形成することができる。
上記内部コアは、スカッシュテニスに使用されている
ものと同じ、又はそれに類似した天然ゴム又は合成ゴム
で造られた中空ボールによって形成するのが好適であ
る。特に好ましい実施例では、外面層は、ポリウレタン
で形成する。
別の実施形態においては、前記ボールは、通常のゴル
フボールの感触を与えるが、前記跳ね返り面に当ったと
き弾性的に変形するような所要の硬度を有する材料でで
きた壁を有する中空ボールとする。所要の特性を得るに
は、このボールの壁は、未加硫合成ゴム材と、補強又は
硬化剤との混合物で形成する。この合成ゴム材は、ブタ
ジエンアクリルニトリル共重合体ゴムとし、補強又は硬
化剤は、カーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウム、
シリケート、及びクレーから選択された1つ又は2つ以
上の材料とするのが適当である。そのような補強又は硬
化剤は、該合成ゴム材中に50〜200pphr(ゴム材100部に
対する部数)の割合で存在させるのが適当である。又、
ボールを形成する材料は、70〜100の範囲のジュロメー
ター硬度を有することが好ましく、特に95のジュロメー
ター硬度を有するのが適当である。上記後者の実施形態
のボールにはフォームのような軽量の充填材を充填して
もよく、その外表面には、通常のゴルフボールの外観に
似せるようにディンプルを設けてもよい。
上記いずれの実施形態のボールの場合も、その重量
は、通常のゴルフボールと同様の態様で転がるが、跳ね
返り面に当って運動量及びエネルギーを失った後は通常
のゴルフボールより遅い速度で転がるような重量とす
る。この目的のために適当な重量は、通常のゴルフボー
ルが40gであるのに対して、好ましくは20〜60g、最も好
ましくは30〜50gの範囲とする。又、このボールは、75
%〜80%のレジリエンスを有する通常のゴルフボールよ
り相当に低い10%〜40%のレジリエンスを有することが
好ましく、より好ましくは15%〜25%のレジリエンスを
有するものとする。このボールのサイズは、通常のゴル
フボールのサイズと実質的に同じとする。上述した特性
を有する本発明のボールは、ヒットされたときティーグ
ランド区域から跳ね返り面まで通常のゴルフボールより
飛行速度は遅いが、通常のゴルフボールと実質的に同じ
弾道を有する。
以下に添付図を参照して本発明の実施例を説明する。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明によるゲームの代表的なレイアウト
を示す平面図である。
第2図は、第1図のゲームのための代表的な1つのホ
ールレイアウトの平面図である。
第3図は、第1図のゲームの1つのホールのためのホ
ールレイアウトの一実施例の透視図である。
第4図は、本発明のゲームに用いられる代表的なボー
ルの側面図である。
第5図は、第4図のボールの断面図である。
第6図は、第5図の線A−Aに沿ってみた断面図であ
る。
第7図は、第4及び5図のボールが跳ね返り面に当っ
たときに受ける変形態様を示す概略図である。
第8図は、第1図のゲームに使用するためのボールの
変型実施例を示す透視図である。
第9図は、本発明の装置に使用するためのボールの更
に別の変型実施例を示す断面図である。
実施例 第1図を参照すると、本発明によるゲームの代表的な
構成即ちレイアウト10が示されている。この実施例にお
ける構成10は、一部分を観客区域12によって囲まれた9
つの隣接したホールレイアウト11を有する。各ホールレ
イアウト11は、第2図に示されるように、ティーグラン
ド区域13、バンカー14(好ましくは深さ15〜20cm)、フ
ェアウエイ15、ラフ16、及びホールカップ18を含むパッ
ティンググリーン区域17等の通常のゴルフホールに関連
する特徴を有するものとすることができる。図示の実施
例では、パッティンググリーン区域17は、ティーグラン
ド区域13の後にある。ティーグランド区域13から離隔し
た位置で、ホールレイアウト11の端部に、直立中実平坦
壁19が配置されている。この中実平坦壁19は、ティーグ
ランド区域13から打ち出されたボールを跳ね返すための
剛性の跳ね返り面を構成する。
ホールレイアウト11は、コンクリートスラブの上に設
置するのが適当であり、バンカー14は、コンクリートス
ラブの適当な箇所に凹所を設けることによって形成し、
その凹所内に砂を入れる。ティーグランド区域13、フェ
アウエイ15、ラフ16、及びパッティンググリーン区域17
を構成するホールレイアウト11の表面は、衝撃吸収性の
下敷きの上に敷設した人口芝で形成するのが好ましく、
人口芝は、ティーグランド、フェアウエイ、ラフ、及び
パッティンググリーンにそれぞれ適するように異なる長
さ及び密度のパイルから成るものとする。例えば、パッ
ティンググリーンを構成するカーペット(人口芝)は、
ボールが自由に転がることができるようにに短い細いパ
イルで形成し、ラフはボールの転がりを阻止するように
長いパイルの人口芝で形成する。
第3図に明示されているように、ホールレイアウト区
域11の両側には、防護用ネット20が設けられ、頂部もネ
ット21で覆われる。これらのネットは、織成布ネット又
はメッシュで構成することができ、側部ネット20の場合
は、その上縁と下縁を地面に固定したケーブル22によっ
て伸張して支持し、屋根から懸架するか、あるいは他の
任意の態様で架設し支持することができる。ホールレイ
アウト11の、ティーグランド区域13に近い側の端部も、
ネット23によって閉鎖することができる。このネット23
は、観客を防護するためと、ボールが障害物を回避する
ように、あるいは、ホールカップ18に対するボールの位
置関係を良好にするためにボールを跳ね返すことができ
る跳ね返り区域を形成するためのものである。この後壁
ネット23には、プレーヤーがホールレイアウト区域11へ
出入りするための縦開口24を形成し、縦開口24には、ボ
ールが飛び出すのを防止するとともに、観客を防護する
ために容易に閉鎖することができるジッパー25又はその
他の閉鎖手段を設けることができる。ホールレイアウト
区域11を囲む両側ネット20、頂部ネット21及び後部ネッ
ト23は、このゲームに使用されるボールが通抜けられな
いような網目とする。各ホールレイアウト区域11を囲う
ネットは、又、ゲームをプレイするための各区域を画定
する。
使用においては、ボールをティーグランド区域でティ
ーアップし、通常の(本物の)ゴルフクラブで壁19に向
って打つことによって本物のゴルフゲームと同じように
してプレイする。ボールは、壁19に当ると、ホールレイ
アウト11のグリーン区域17へ跳ね返り、プレーヤーは、
通常のパターを用いてそのボールをホールカップ18に向
ってパッティングすることができる。壁19からパッティ
ンググリーン上跳ね返ったボールの位置は、ボールが当
った壁19上の位置と、ボールに加えられた力によって定
められるので、プレーヤーがボールを正しくヒットし、
正しい方向に打ち出したかどうかを表示することにな
る。プレーヤーがティーグランド区域13から打ったボー
ルが壁19に達しなかった場合は、プレーヤーはそのボー
ルを例えばアイアンで再度ヒットし、壁19から跳ね返さ
れるようにすることができる。又、壁19から跳ね返され
たボールがパッティンググリーン区域17に届かなかった
場合は、ピッチングウエッジ等の他のクラブを用いてそ
のボールをヒットしパッティンググリーン区域17へ載せ
ることができる。同様に、ボールがバンカー14に捕まっ
たときも、サンドウエッジを用いてボールをパッティン
ググリーン区域17へ載せることができる。
第1図から明らかなように、各ホールのレイアウト
は、いろいろに変えることができ、場合によってはパッ
ティンググリーン区域17を壁19に近い位置に配置してシ
ョートホールに似せることもできる。その場合は、8番
又は9番アイアンを用いてボールをヒットすることがで
きる。パッティンググリーン区域17をティーグランド区
域13の近く又は後方に配置した場合は、ボールを壁19か
らパッティンググリーン区域17に向って十分に跳ね返す
ためにはドライバーを用いる必要があろう。ホールレイ
アウト区域11の数は、任意の数にすることができるが、
9つ、12又は18が好ましく、もちろん各ホールレイアウ
ト区域11のレイアウトは所望に応じて変更することがで
きる。
本発明、又、上述のゲームに使用するためのボールを
提供する。このボールは、クラブでヒットしたとき通常
の(本物の)ゴルフボールの感触を与えるように形成さ
れ、ボールの重量は、通常のゴルフボールと同様の態様
で転がるが、跳ね返り面19に当って運動量及びエネルギ
ーを失った後は通常のゴルフボールより遅い速度で転が
るような重量とする。このボールは、又、ホールレイア
ウト区域11の囲まれた空間内で使用することができるよ
うに通常のゴルフボールより相当に低いレジリエンス
(弾性)を有するボールとする。この目的のためのボー
ル26の一実施例は、第4〜6図に示されている。この実
施例のボールは、内部弾性コア(単に「内部コア」又は
「コア」とも称する)27と、それを包被した外面硬質層
(単に「外面層」又は「硬質層」とも称する)28とから
成る。
内部弾性コア27は、弾性のボール、好ましくはスカッ
シュテニスに使用されるボールのような天然ゴム又は合
成ゴム製のボールから成る。あるいは、内部コア27は、
中実弾性材、又は、スポンジゴム等のような他の任意の
弾性材で形成することができる。いずれにしても、内部
コア27を構成する材料は、55〜75のジェロメーター硬度
を有するのが好ましく、スカッシュテニスボールの材料
で形成する場合は、65のジェロメーター硬度を有するの
が最も好ましい。
ボール26の外面硬質層28は、例えば、ポリウレタン、
熱硬化性プラスチック又はポリ塩化ビニル(PVC)で構
成することができる。外面層28の厚さは、それに必要と
される硬度に応じて定める。例えば、外面層の素材がポ
リウレタンである場合は、その厚さは90〜95のジェロメ
ーター硬度が得られるように1〜3mmの範囲とするのが
好ましく、より好ましくは2mmとする。外面層の素材が
ポリ塩化ビニルである場合は、その硬度は、80〜105の
ジェロメーター硬度の範囲とするのが好ましい。
いずれにしても、コア27の少なくとも一部分には、外
面層28を欠落させる。それは、外面層28に複数の円周方
向に延長するスリット又はスロット29を形成し、内部コ
ア27の一部分を露出させることによって達成するのが好
ましい。スリット又はスロット29は、外面層28を形成し
た後に、あるいは、外面層の成形工程中に形成すること
ができる。
別法として、第8図の実施例にみられるように外面層
28に円形の凹所30を設けて内部コア27の一部分を露出さ
せるようにすることもできる。要するに、外面層28は、
内部コア27の一部分を露出させるように他の任意の態様
及びパターンで切欠又は切除することができる。
どのようなパターンを用いたとしても、ボール26は、
ゴルフクラブでヒットしたとき、その外面硬質層28の存
在により通常のゴルフボールの感触が得られるように構
成する。ただし、ボール26が第7図に示されるように壁
19(跳ね返り面)又はその他の中実障害物に当ったとき
は、硬質層欠落部分が、内部コアの弾性変形を可能に
し、ボール26を弾性的に変形させて相当量の運動エネル
ギーを喪失させた後、グリーン区域17に向けて跳ね返ら
せる。この跳ね返り度合は、ボール26が壁19に当った衝
撃力の大きさによって決まる。
ボール26は、通常のゴルフボールと実質的に同じサイ
ズとし、例えば直径40〜46mmとし、重さは約30〜40gと
するのが好ましい。又、ボール26のレジリエンス即ち反
撥弾性は、17%〜25%の範囲とすることが好ましい。
本発明のボール26を使用すれば、通常のゴルフスイン
グの場合と同じ力をボールに加えることができるが、ボ
ール26の外面硬質層28の特性及び構成の故に跳ね返り度
合いが制限され、しかも、ボール26は、跳ね返った後通
常のゴルフボールのように転がる。かくして、本発明に
よるゲームをプレイするための所要面積は、相当に縮小
することができる。ボール26の外表面には、通常のゴル
フボールに似せるために通常のゴルフボールにみられる
ディンプル又は溝を設けてもよい。
ボール26は、例えば、内部コア27を形成し、そのコア
27を金型内に装填した後、コアの外表面に接着剤を塗布
し、その接着剤を塗布面上に、所要のスリット又はスロ
ット29を画定する金型により硬質層28を常温成形するこ
とによって製造することができる。あるいは別法とし
て、コア27を含むボール26全体を1回の金型成型工程に
よって形成することもできる。
上述したのと同様の特性は、第9図に示されるボール
31によっても得られる。このボール31は、中空内部空間
33を囲む外周壁32によって形成される。壁32は、ヒット
されたとき通常のゴルフボールと同様の感触を与えるの
に十分な硬度を有し、かつ、壁に当ったとき弾性的に変
形し、エネルギーを吸収して壁から跳ね返り、フェアウ
エイを転がるようなレジリエンス即ち弾性を有する。こ
の壁の厚さは、3〜4mmの範囲とするのが好ましい。
ボール31の壁32は、所望の硬度及び弾性を得るように
未加硫合成ゴム材と、補強又は硬化剤とを配合した混合
物で形成するのが好ましい。特に好ましい実施例では、
壁32は、ブタジエンアクリルニトリル共重合体ゴム材
と、カーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウム、シリ
ケート、及びクレーから選択された1つ又は2つ以上の
補強又は硬化剤とで形成し、その場合、該補強又は硬化
剤は、該重合体ゴム中に50〜200pphr(ゴム材100部に対
する部数)の割合で混合する。又、ゴム材とそれに配合
された補強又は硬化剤は、ボール全体として、70〜90の
範囲のジェロメーター硬度、及び、10%〜40%のレジリ
エンスを呈するように選定することが好ましい。レジリ
エンスは,15%〜25%の範囲とするのが極めて望まし
く、レジリエンスを18%〜23%の範囲とした場合に特に
好ましい特性が得られる。ボール31の重量は35〜45gの
範囲とするのが適当である。このボールの外表面にも、
通常のゴルフボールにみられるディンプルパターンを付
与してもよい。
ホールレイアウト11は、例えば、幅6m×長さ30mから
幅8m×長さ40mの範囲とすることができ、天井ネットは
約8〜10mの高さのところに配置することができる。も
ちろん、ホールレイアウト11の構成及び寸法は、必要に
応じていろいろに変更することができる。
叙上のように、本発明は、通常の(本物の)ゴルフゲ
ームと同じ技術を必要とし、同じゴルフクラブを使用す
るゲームを提供する。しかしながら、このゲームは、屋
内でプレイするのに最も適するように構成されているの
で、日中でも、夜間でも、又どのような天候のときでも
プレイすることができる。更に、このゲームは屋内でプ
レイするのに特に適しているが、上述したゲーム装置を
使用して屋外でも同様にプレイすることができる。
このゲームは、通常のゴルフゲームと同じフルショッ
トを可能にし、通常のゴルフと同じように各ホールを順
次に回ってプレイすることができる。
以上、本発明を実施例に関連して説明したが、本発明
は、ここに例示した実施例の構造及び形態に限定される
ものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱すること
なく、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな変
更及び改変を加えることができることを理解されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63B 67/02 A63B 69/36 522 A63B 39/06 A63B 37/12 A63B 69/36 504

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴルフ型ゲーム装置であって、 (a)両端を有する地面又は床面上に設けられており、
    ティーグランド区域とホールカップを含むホールレイア
    ウト区域と、 (b)該ホールレイアウト区域の一端端近くに、前記テ
    ィーグランド区域及びホールカップから離隔して配置さ
    れた実質的に平坦な剛性の跳ね返り壁と、 (c)通常のゴルフボールの硬さに匹敵する硬度を有す
    る硬質層と、該硬質層の内部に囲包されており、該硬質
    層の弾性変形を可能にする内部コアとを含むボールとか
    ら成り、該ボールは、その硬質層と内部コアとの組み合
    わせにより、前記跳ね返り壁に当ったとき弾性的に変形
    して運動エネルギーを相当に失う作用を有し、それによ
    って、前記ティーグランド区域から前記跳ね返り壁に向
    けてヒットされたボールが該跳ね返り壁に当って前記ホ
    ールカップに向けて跳ね返されるようにしたことを特徴
    とするゴルフ型ゲーム装置。
  2. 【請求項2】前記内部コアは、ゴム材製の変形し易い中
    実内部ボールであることを特徴とする請求の範囲第1項
    に記載のゴルフ型ゲーム装置。
  3. 【請求項3】前記内部コアは、ゴム材製の変形し易い中
    空内部ボールであることを特徴とする請求の範囲第1項
    に記載のゴルフ型ゲーム装置。
  4. 【請求項4】前記内部コアは、前記硬質層の内方への変
    形を可能にするように該硬質層の内部に設けられた内部
    空間であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の
    ゴルフ型ゲーム装置。
  5. 【請求項5】前記ボールの前記硬質層は、70〜90の範囲
    のジュロメーター硬度を有する材料で形成されているこ
    とを特徴とする請求の範囲第1〜4項のいずれか1項に
    記載のゴルフ型ゲーム装置。
  6. 【請求項6】前記ホールレイアウト区域の頂部を覆う頂
    部バリヤーが設けられており、該ホールレイアウト区域
    の両側に直立バリヤーが設けられていることを特徴とす
    る請求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載のゴルフ
    型ゲーム装置。
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