JP2884270B2 - 土中発生音検出センサ - Google Patents

土中発生音検出センサ

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JP2884270B2
JP2884270B2 JP3146706A JP14670691A JP2884270B2 JP 2884270 B2 JP2884270 B2 JP 2884270B2 JP 3146706 A JP3146706 A JP 3146706A JP 14670691 A JP14670691 A JP 14670691A JP 2884270 B2 JP2884270 B2 JP 2884270B2
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JP
Japan
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ground
microphone
container
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sound detection
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淳 中山
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Sakata Denki Co Ltd
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Sakata Denki Co Ltd
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  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は地すべり、或はがけ崩
れ等の地盤崩壊が起りそうな部分に予め埋設しておい
て、地盤内の異常音を測定し、その地盤崩壊の時期を予
測する際に使用する土中発生音検出センサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】金属、岩石、コンクリート等の変形、破
壊状況を把握するため物体内部で発生するAE(アコー
スティックエッミッション)の測定が一般化している。
AEの利用分野には地すべり、がけ崩れ等地盤の変形性
状を測定し、崩壊予測を行う分野があり、一般の固形物
体と異なりAEの伝播に際して減衰が激しいため検出方
法に問題が多いとされている。地盤内に音響検出方式あ
るいは振動検出方式センサを埋設してAEを検出する場
合、音源からセンサにAEが伝播する経路での減衰が激
しく、AEセンサ近傍に音源がないと検出が困難であ
る。従来この欠点を除くため、金属製の検出棒を地盤内
に打ち込み、検出棒に振動検査センサを取り付けること
によって検出棒が接する地盤内のAEを集めて検出する
方法(ウェーブガイドによる方法)が多く用いられてき
た。
【0003】この方法は検出棒周辺で発生するAEを収
集することにおいて優れた方法であるが、検出棒の材
質、構造によって決まる検出棒に卓越する振動成分が主
体となるため、地盤内で発生するAE本体とは異なる成
分を検出することになる可能性が大きいこと、検出棒に
よって軸方向に検出範囲を広げることができるが、軸方
向以外の範囲については収集範囲を広げる効果がないこ
とが欠点である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記従来例
のように金属製の検出棒を地盤内に打ち込み、その検出
棒に振動検出センサを取り付ける場合における上記欠点
を改良し、地盤内で発生するAE本体とは異なる成分を
検出しないようにするとともに、前記検出棒の軸方向以
外の範囲に発生する異常音についても、その収集範囲を
広げられるようにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては水を封
入した容器中にマイクロホンを取り付け、この容器を地
盤に埋設することによって地盤内で発生するAE容器壁
で捉え水中を伝播する音を容器中のマイクロホンで検出
しようとするものである。
【0005】
【実施例】本発明の土中音検出センサの一実施例を示す
図1に基いて本発明の詳細を説明する。図1において1
は水、油などの液体2を封入するための容器を示す。容
器1中にはマイクロホン3があり液体中に浸されてい
る。
【0006】マイクロホン3としては、コンデンサ型、
圧電型、電磁型等を用いることができ、振動板3aと液
体2が直接接する構造を有する。図2は振動板3aと間
隔3cを隔てて配置せる極板3bとからなるコンデンサ
型マイクロホンの一例である。
【0007】また封入液体2としては水、粘度の低い油
等音響伝動効率の高いものを用いる。
【0008】さらに容器1は金属、樹脂、ゴム等で例え
ば直径5〜10cm、長さ2m内外に作られ、AEを測
定しようとする土中に深さ約10m内外、場合によって
は100m位、埋め込まれ、マイクロホン3の出力線4
を地上に導く。周辺地盤5で生じたAEは容器1の壁に
達し、液体2の中を伝播してマイクロホン3の振動板3
aを駆動して電気変換される。
【0009】図3は図1の土中音検出センサと同様のも
のを複数個地盤中に設置する一つの実施例を示す。図中
6は地盤中に削孔されたボーリング孔であり、図1で述
べた複数のAEセンサ7、8、9等をそのボーリング孔
6中に入れ、各マイクロホン3の出力線10、11、1
2等を地上に引き出して埋め戻す。各マイクロホン3の
出力線10、11、12は増幅器、検出回路などで構成
される処理装置13に接続される。
【0010】このような設置条件において周辺地盤5中
滑り面14が生じた場合、その滑り面14付近で生じた
AEは周辺地盤5を伝播し、容器1中の液体2を介して
マイクロホン3を駆動し、センサ8が最も高レベルのA
Eを検出することになる。一般に水中を伝播する音波の
伝播効率は高いので、長いチューブ状液体容器1を用い
ることによって広範囲のAEを一個のセンサで検出する
ことができる。
【0011】
【発明の効果】がけ崩れ、地すべり等によって地盤に変
形が生じる条件では地盤の水分は飽和状態であることが
多く、音の伝播効率が高い状態であるので、検出手段と
して音響変換器(マイクロホン)を用いることが合理的
である。
【0012】音響検出にあたって重要な条件は音響伝播
媒体とマイクロホンの振動板の整合性をよくすることで
ある。地盤中に埋められた水とマイクロホンを封入した
容器においては、地盤を伝播する音は土と密接した容器
壁に伝わり、容器中の水を伝播する経路を経て水と密着
した振動板に達するため、地盤中のAEを損失無く検出
することができる。また、水封入容器を管状体とし、深
度方向の検出範囲を有効に広げることができることも大
きい利点である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土中発生音検出センサを地盤中に埋設
した状態の縦断面図である。
【図2】図1の一部分の拡大断面図である。
【図3】図1の土中発生音検出センサを複数個地盤中に
埋設した状態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 液体 3 マイクロホン 3a マイクロホン振動板 4 マイクロホン出力線 5 周辺地盤 6 ボーリング孔 7〜9 土中発生音検出センサ 10〜12 出力線 13 処理装置 14 すべり面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04R 1/00 321 H04R 1/00 321 1/02 106 1/02 106 1/34 320 1/34 320 29/00 320 29/00 320 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01H 17/00 E02D 31/08 E02D 33/00 H04R 1/00 H04R 1/02 H04R 1/34 H04R 29/00 G01D 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を満たした容器の中にマイクロホン
    を封入することを特徴とする土中発生音検出センサ
  2. 【請求項2】 液体を満した容器が可撓性の円筒状袋で
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の土中発
    生音検出センサ
  3. 【請求項3】 液体を満した容器が金属管で形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の土中発生音検出セ
    ンサ
JP3146706A 1991-05-22 1991-05-22 土中発生音検出センサ Expired - Lifetime JP2884270B2 (ja)

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JPH05112958A JPH05112958A (ja) 1993-05-07
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