JP2883974B2 - 防災用救助ジャッキ - Google Patents
防災用救助ジャッキInfo
- Publication number
- JP2883974B2 JP2883974B2 JP27697996A JP27697996A JP2883974B2 JP 2883974 B2 JP2883974 B2 JP 2883974B2 JP 27697996 A JP27697996 A JP 27697996A JP 27697996 A JP27697996 A JP 27697996A JP 2883974 B2 JP2883974 B2 JP 2883974B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jack
- lever
- grounding board
- disaster prevention
- lifting frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Emergency Lowering Means (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、震災等により倒
壊した構造物の下敷になった人を救出する為に使用する
ジャッキである。
壊した構造物の下敷になった人を救出する為に使用する
ジャッキである。
【0002】
【従来の技術】散乱した地面、複雑に重なり合った倒壊
物を除去する場合、従来のジャッキでは使用可能な高さ
の範囲、据付面と押上面の位置の制約等適用出来る条件
が限られ使用に手間がかかり不便で時間がかかった。
物を除去する場合、従来のジャッキでは使用可能な高さ
の範囲、据付面と押上面の位置の制約等適用出来る条件
が限られ使用に手間がかかり不便で時間がかかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明のジャッキは
狭隘な隙間しかない引離し面でも使用出来るように据付
面の状態にこだわらず据付出来る構造にし、又、ジャッ
キと梃子の両機能を具備することにより高率的な利用が
出来る構造とする。
狭隘な隙間しかない引離し面でも使用出来るように据付
面の状態にこだわらず据付出来る構造にし、又、ジャッ
キと梃子の両機能を具備することにより高率的な利用が
出来る構造とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に図2に示すように、組合せた接地盤(1)と持上枠
(2)の前部を鴨鳥のくちばし状に合せ先端部を尖らか
し扁平状にする。接地盤(1)の両側に内蔵した握り手
(7)を引出しこれを持って尖端部を倒壊物の下面に押
し当てる。
に図2に示すように、組合せた接地盤(1)と持上枠
(2)の前部を鴨鳥のくちばし状に合せ先端部を尖らか
し扁平状にする。接地盤(1)の両側に内蔵した握り手
(7)を引出しこれを持って尖端部を倒壊物の下面に押
し当てる。
【0005】倒壊物の下面の空隙が少なく尖端部が入り
にくい時は、接地盤(1)の両側にあるハンマー受
(8)をハンマーで叩打し扁平部を強引に押し込む。こ
の操作で僅かな隙間でもジャッキを働かす用意が出来
る。
にくい時は、接地盤(1)の両側にあるハンマー受
(8)をハンマーで叩打し扁平部を強引に押し込む。こ
の操作で僅かな隙間でもジャッキを働かす用意が出来
る。
【0006】倒壊物の引離し点の位置が高い場合、或い
は接地盤(1)の先端部の受になる適当なものが見当ら
ない場合は、接地盤(1)の先端部又は支点軸(4)等
の適当なところに木片、ブロック等の敷台Cを置く。支
点軸(4)はピン(5)の差込孔(19)の位置を変え
ることで変更出来る。(図2)
は接地盤(1)の先端部の受になる適当なものが見当ら
ない場合は、接地盤(1)の先端部又は支点軸(4)等
の適当なところに木片、ブロック等の敷台Cを置く。支
点軸(4)はピン(5)の差込孔(19)の位置を変え
ることで変更出来る。(図2)
【0007】接地盤(1)の両側面に取付けた梃子レバ
ー(3−1)を約180°矢aの方向に廻しレバーの握
り(3−2)を引延した後レバー溝(18)にレバーを
入れる。これにより接地盤(1)全体が支点軸を支点と
する梃子の作用が出来る。引延した握り(3−2)を人
力で操作しジャッキ全体のバランスをとる。
ー(3−1)を約180°矢aの方向に廻しレバーの握
り(3−2)を引延した後レバー溝(18)にレバーを
入れる。これにより接地盤(1)全体が支点軸を支点と
する梃子の作用が出来る。引延した握り(3−2)を人
力で操作しジャッキ全体のバランスをとる。
【0008】荷重が比較的軽い場合は持上枠(2)を操
作することなく梃子を利用する方が迅速に対処出来る。
作することなく梃子を利用する方が迅速に対処出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施形態を図面を
参考に説明する。本装置は接地盤(1)、持上枠(2)
から成り、持上枠(2)は接地盤(1)の上面に椀形の
蓋をした形で重ねる。上下に重なり合った鴨鳥のくちば
し状の先端は先尖りになっており狭隘な隙間でも押し入
れやすくなっている。この先端部を引離し箇所に入れ引
離し面に密着させる。次いで接地盤(1)に取付けたハ
ンドル(9)を廻す。
参考に説明する。本装置は接地盤(1)、持上枠(2)
から成り、持上枠(2)は接地盤(1)の上面に椀形の
蓋をした形で重ねる。上下に重なり合った鴨鳥のくちば
し状の先端は先尖りになっており狭隘な隙間でも押し入
れやすくなっている。この先端部を引離し箇所に入れ引
離し面に密着させる。次いで接地盤(1)に取付けたハ
ンドル(9)を廻す。
【0010】ハンドル(9)を廻すと接地盤(1)に内
蔵したかさ歯車(10−1、10−2)歯車(11−
1、11−2)が回転し、送りねぢ(12)が回り、ス
ライダー(13)がスライダーガイド(14)に案内さ
れて起点bからcに移動しリンク(16−1)の持上枠
取付軸(17−1)は矢dの線上を上り、節点軸(1
5)に取付けたリンク(16−2)の取付軸(17−
2)は矢eの線上を上り両リンクの作動により持上枠
(2)は上昇する。
蔵したかさ歯車(10−1、10−2)歯車(11−
1、11−2)が回転し、送りねぢ(12)が回り、ス
ライダー(13)がスライダーガイド(14)に案内さ
れて起点bからcに移動しリンク(16−1)の持上枠
取付軸(17−1)は矢dの線上を上り、節点軸(1
5)に取付けたリンク(16−2)の取付軸(17−
2)は矢eの線上を上り両リンクの作動により持上枠
(2)は上昇する。
【0011】そして支点軸(4)は接地盤(1)の底面
に軸の上面が滑動出来る構造にし両側のつば孔を支点ピ
ン(5)で差通してあり、敷台の位置によって位置を変
える。
に軸の上面が滑動出来る構造にし両側のつば孔を支点ピ
ン(5)で差通してあり、敷台の位置によって位置を変
える。
【0012】
【実施例】図3はこの発明のジャッキの一つの使用例を
示すもので、基礎Bと倒壊物Aの空隙に先端部を押し入
れたもので、ハンドル(9)を廻すと持上枠(2)が上
り倒壊物Aが持上った状態を示す。
示すもので、基礎Bと倒壊物Aの空隙に先端部を押し入
れたもので、ハンドル(9)を廻すと持上枠(2)が上
り倒壊物Aが持上った状態を示す。
【0013】図4はこの発明のジャッキの他の使用例を
示すもので、梃子として使用した場合のもので敷台Cの
上に支点軸(4)を置き、本体を傾けて先端部を押し込
んだ状態を示す。梃子レバー(3−1、3−2)を矢f
の方向に押し下げると全体が梃子として機能し倒壊物を
押し上げる。
示すもので、梃子として使用した場合のもので敷台Cの
上に支点軸(4)を置き、本体を傾けて先端部を押し込
んだ状態を示す。梃子レバー(3−1、3−2)を矢f
の方向に押し下げると全体が梃子として機能し倒壊物を
押し上げる。
【0014】
【発明の効果】複雑、多様な状態の倒壊物の除去に即応
出来る対策の選択、操作が可能となり寸刻を争う人命救
助に役立つ。
出来る対策の選択、操作が可能となり寸刻を争う人命救
助に役立つ。
【図1】この発明の防災用救助ジャッキの組立斜視図。
【図2】同ジャッキの断面図。
【図3】同ジャッキの使用例を示す側面図。
【図4】同ジャッキの他の使用例を示す側面図。
1 接地盤 2 持上枠 3−1,3−2 梃子レバー 4 支点軸 7 握り手 8 ハンマー受 9 ハンドル 10−1,10−2 かさ歯車 11−1,11−2 歯車 12 送りねぢ 13 スライダー 14 スライダーガイド 15 節点軸 16−1,16−2 リンク A 倒壊物 C 敷台
Claims (1)
- 【請求項1】 接地盤(1)と持上枠(2)の前部を鴨
鳥のくちばし状に重ね合せ、重なり合った扁平状の尖端
部を側面から倒壊物の引離し面に押し入れ、押し入れた
尖端部と接地盤(1)に設けた支点軸(4)、梃子レバ
ー(3−1、3−2)の組合せたことを特徴とする防災
用救助ジャッキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27697996A JP2883974B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 防災用救助ジャッキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27697996A JP2883974B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 防災用救助ジャッキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10101297A JPH10101297A (ja) | 1998-04-21 |
JP2883974B2 true JP2883974B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=17577083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27697996A Expired - Lifetime JP2883974B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 防災用救助ジャッキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2883974B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6524550B2 (ja) * | 2015-04-10 | 2019-06-05 | 株式会社インザライフ | 救助用ジャッキ |
JP6800507B1 (ja) * | 2020-07-17 | 2020-12-16 | 浜崎製材株式会社 | 救助装置 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP27697996A patent/JP2883974B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10101297A (ja) | 1998-04-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981208 |