JP2882647B2 - 杭打機 - Google Patents

杭打機

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JP2882647B2
JP2882647B2 JP27302389A JP27302389A JP2882647B2 JP 2882647 B2 JP2882647 B2 JP 2882647B2 JP 27302389 A JP27302389 A JP 27302389A JP 27302389 A JP27302389 A JP 27302389A JP 2882647 B2 JP2882647 B2 JP 2882647B2
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は杭打機に関するものである。
[従来の技術] 第7図から第11図は従来の杭打機1の一例を示し、第
7図及び第8図(イ)(ロ)(ハ)に示す如く、走行体
2に旋回台3を設け、該旋回台3にテレスコピック状の
伸縮ブーム4を垂直面内を回動し得るように支持してい
る。
伸縮ブーム4は、基端部が旋回台3幅方向に水平に延
びるピン6により旋回台3上のブラケット5に支持され
た中空四角棒状の第1のブーム4aと、該第1のビーム4a
内に軸線方向へ摺動し得るように挿入された中空四角棒
状の第2のブーム4bと、該第2のブーム4b内に軸線方向
へ摺動し得るように挿入され且つブーム先端部4dにシー
ブ7a,7b,7c,7dを有する四角棒状の第3のブーム4cとか
ら主に構成されている。
シーブ7a,7bはそれぞれ複数のシーブが並列に支持さ
れている。
伸縮ブーム4には伸縮用油圧シリンダ(図示せず)が
内装されていて、該伸縮用油圧シリンダを作動させるこ
とにより伸縮ブーム4の全長を調整できるようになって
いる。
前記旋回台3の前端部にはピン9aによって起伏用油圧
シリンダ8の本体、また、第1のブーム4aに設けたブラ
ケット10にはピン9aによって起伏用油圧シリンダ8のピ
ストンロッド8aが連結されており、起伏油圧シリンダ8
を作動させることにより伸縮ブーム4のブーム角を調整
できるようになっている。
ブーム先端部4dには、中空四角棒状の上部リーダー12
aが、垂直面内を回動し得るようにピン31に支持された
スイベル13を介して連結されていて、上部リーダー12a
の下端に中間部リーダー12bを、また中間部リーダー12b
の下端に下部リーダー12cを連結することによって、オ
ーガ、またはモンケン、ハンマー等のアタッチメント11
を上下方向へ案内するためのリーダー12を構成するよう
になっている。
中間部リーダー12b及び下部リーダ12cも前述した上部
リーダー12aと同形状の中空四角棒状の形態を有してお
り、第11図に示す如く、上部リーダー12aと中間部リー
ダー12bの下端部には作業孔19a,19cが、また中間部リー
ダー12bと下部リーダー12cの上端部には作業孔19b,19d
が設けられている。
作業孔19a,19b,19c,19dはワイヤ係止棒32が挿入でき
るようになっている(第9図から第11図参照)。
上部リーダー12aの下端部、中間部リーダー12bの上下
端部、下部リーダー12cの上端部には、第9図から第11
図に示す如く、複数のボルト孔14を有する連結用フラン
ジ15a,15b,15c,15dが固着されている。
各部リーダー12a,12b,12cの外周面各角部には、第7
図、第9図、第10図に示す如く、パイプ支持部材16a,16
b,16cを介してガイドパイプ17a,17b,17cが各部リーダー
12a,12b,12cの軸心と平行且つ各部リーダー12a,12b,12c
を互いに連結したときに、同軸上に位置するように取付
けられ、前記ガイドパイプ17b,17cの上端部にはガイド
パイプ17a,17bの下端部に嵌入可能な略円錐台形状のガ
イド部材18a,18bが設けられている。
更に第7図及び第8図(イ)(ロ)(ハ)に示す如
く、旋回台3の前端部には、ピン20aによってリーダー1
2の下端部を支持するためのキャッチフォーク21の基端
部が垂直面内を回動し得るように連結され、またキャッ
チフォーク21の先端部は、ピン20bによって下部リーダ
ー12cに設けたブラケット22に連結できるようになって
いる。
なお、第7図及び第8図(イ)(ロ)(ハ)におい
て、23a,23bは旋回台3上に設けられたウインチドラ
ム、24a,24bはウインチドラム23a,23bより繰り出された
ワイヤロープ、25はアタッチメント11(オーガ)に取付
けられたアースドリル、26は下部リーダー12cに取付け
られアースドリル25の振れ止めをするドリルガイド、27
は上部リーダー12aに支持されたシーブ、28はキャッチ
フォーク21に支持されたシーブ、29a,29bはアタッチメ
ント11に取付けられ且つガイドパイプ17a,17b,17cに嵌
合可能なガイドジョー、30は地表、33はアタッチメント
11に支持されたシーブ、34a,34bは第1のブーム4aに固
着されたアイプレートを示す。
杭打機1をトレーラ等の輸送手段によって建設現場に
搬入するときには、第8図(イ)に示す如く、中間部リ
ーダー12b及び下部リーダー12cは取外され、伸縮ブーム
4は縮小且つブーム角が最も小さくなった状態(搬送状
態)になっている。
このとき、各ウインチドラム23a,23bよりワイヤロー
プ24a,24bが繰り出され、ワイヤロープ24aの中間部はシ
ーブ7a,7b,7c,27に掛けられ、またワイヤロープ24bの中
間部はシーブ7a,7b,7c,28に掛けられていて、更に各ワ
イヤロープ24a,24bの繰り出し側端部はアイプレート34
a,34bにそれぞれ係止されている。
従って、第8図(イ)に示す搬送状態においては、上
部リーダー12a及びキャッチフォーク21は、各ワイヤロ
ープ24a,24bによって吊下げ支持されている。
以下、従来方式の杭打機1の組み立て手順を述べる
と、予め杭打機1の近傍に中間部リーダー12b及び下部
リーダー12cを、第9図から第11図に示すワイヤ係止棒3
2を各作業孔19b,19c,19dに水平に挿入できるように横倒
し状態に置いておく(第8図(ロ)(ハ)参照)。
第8図(ロ)に示す如く伸縮ブーム4を縮小したまま
の状態で起伏用油圧シリンダ8を作動させて伸縮ブーム
4を所定の角度まで起立させるとともに、ウインチドラ
ム23a,23bを駆動してワイヤロープ24a,24bを繰り出し、
上部リーダー12aをブーム先端部4dより垂下させ、更に
キャッチフォーク21の先端部を地表30に当接させる。
第8図(ハ)に示す如く、アイプレート34a,34bより
ワイヤロープ24a,24bを取外し、ワイヤロープ24aの繰り
出し側端部を作業孔19aより上部リーダー12a内に挿入
し、更に繰り出し側端部が地表30に到達するまでワイヤ
ロープ24aを繰り出す。
ワイヤロープ24aの繰り出し側端部が地表30に到達し
たならば、第9図及び第11図に示す如く、中間部リーダ
ー12bの作業孔19bにワイヤ係止棒32を挿入し、ワイヤロ
ープ24aを一端開口部より中間部リーダー12b内に挿入し
て繰り出し側端部を前記ワイヤ係止棒32に係合する。
次いで伸縮ブーム4を適宜伸長させるとともに、ワイ
ヤロープ24aを巻き込むことによって中間部リーダー12b
を垂下させ、更にワイヤロープ24aを巻き込んでガイド
パイプ17aの下端部にガイド部材18aを嵌入させ、連結用
フランジ15a,15bを当接させた後、ボルト(図示せず)
により締結して上部リーダー12aに中間部リーダー12bを
連結する。
上部リーダー12aと中間部リーダー12bを連結したなら
ばワイヤローブ24aとワイヤ係止棒32の係合を解除して
該ワイヤ係止棒32を作業孔19aより抜き出す。
次いで、第9図及び第11図に示す如く、ワイヤロープ
24aの繰り出し側端部を作業孔19cより中間部リーダー12
bに挿入し、下部リーダー12cの作業孔19dに挿入したワ
イヤ係止棒32にワイヤロープ24aを係合するとともに、
以下前述した上部リーダー12aと中間部リーダー12bの連
結作業と同様の手順で中間部リーダー12bと下部リーダ
ー12cとを連結する。
各部リーダー12a,12b,12cを一体的に連結してリーダ
ー12を形成したならば、第7図に示す如く、起伏用油圧
シリンダ8を作動させて伸縮ブーム4のブーム角を調整
し、キャッチフォーク21の先端部をピン20bによってブ
ラケット22を連結してリーダー12の下端部を支持する。
更に第10図に示す如く、アタッチメント11に取付けた
上下部ガイドジョー29a,29bに介して上下方向へ摺動し
得るように嵌合し、ブーム先端部4dより垂下させたワイ
ヤロープ24aをシーブ33に掛け、繰り出し側端部をブー
ム先端部4dに係止する。
第7図に示す状態の杭打機1を建設現場より搬出する
ときには、前述した組み立て手順と逆に、アタッチメン
ト11をリーダ12より取外し、キャッチフォーク21とリー
ダー12の連結を解除した後、下部リーダー12c、中間部
リーダー12bを前述したワイヤ係止棒32を用いてワイヤ
ロープ24aにより吊下げ支持しつつ順次取外すととも
に、第8図(ハ)に示す如く、伸縮ブーム4を縮小す
る。
次いで第8図(ロ)に示す如く、ワイヤロープ24aを
繰り出してシーブ7a,7b,7c,27に掛け、またワイヤロー
プ24bを繰り出してシーブ7a,7b,7d,28に掛け、各ワイヤ
ロープ24a,24bの繰り出し側端部をアイプレート34a,34b
に係止し、伸縮ブーム4のブーム角を徐々に小さくする
とともに、各ワイヤロープ24b,24aを巻き取ってキャッ
チフォーク21及び上部リーダー12aを伸縮ブーム4に引
き寄せ、杭打機1を第8図(イ)に示す搬送状態にし、
トレーラ等の輸送手段を用いて建設現場より搬出する。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上述した従来方式の杭打機1では組み立て時
及び撤収時に下部レーダー12c、中間部リーダー12bを第
8図(ロ)(ハ)に示す如く、横倒し状態に仮置きする
ためのスペースを必要とし、狭い建設現場では他の作業
の妨げとなる。
また各部リーダー12a,12b,12cを連結、もしくは解放
する作業に手間がかかり、搬入した杭打機1を速やかに
稼動状態にしたり、同様に杭打機1を速やかに撤収する
ことができずまた下部リーダー12c、中間部リーダー12b
を搬入搬出するために、杭打機1本体を輸送するのと別
途に、トレーラ等を用意しなければならかった。
本発明は上述の問題点を解決するもので、組み立て及
び撤収作業が短時間のうちに容易に行うことができ、且
つリーダーを杭打機本体と一緒に搬送することのできる
杭打機を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の杭打機では、上下
に延びる第1のリーダーの内側に、複数のリーダーを順
次テレスコピック状にそれぞれ内接且つ軸線方向に摺動
可能に挿入し、第1のリーダーに内接する第2のリーダ
ーに第1のスペーサを、第2のリーダーの軸線方向に摺
動し得られ且つ第1のリーダーの上端部に当接し得るよ
うに外嵌し、第2のリーダーよりも内側にそれぞれ挿入
した各第nのリーダーに、当該第nのリーダーに外接す
る第n−1のリーダーと断面外形が同形状のスペーサ
を、各第nのリーダーの軸線方向に摺動し得られ且つ第
n−1のリーダーの上端部に当接し得るようにそれぞれ
外嵌し、各第nのリーダーに外嵌したスペーサに、各第
n−1のリーダーに外嵌したスペーサが当接し得る被押
し上げ部材を設け、前記第1のリーダーの外面に、アタ
ッチメントの把持部材を案内し得る部材主ガイドを第1
のリーダーの軸線方向に延設し、前記第1のスペーサ
に、副ガイド部材を主ガイド部材と同一軸に位置するよ
うに設け、前記第1のスペーサにアタッチメントが下方
から当接し得る昇降用ブラケットを設け、各リーダーの
うちの最も内側に位置するものの上端部を、起伏可能に
支持されたテレスコピック状の伸縮ブームの先端部に連
結している。
[作用] 杭打機を使用するときには、伸縮ブームを所定のブー
ム角まで起立させるとともに伸縮ブームの先端部より伸
縮リーダーを垂下させ、次いで伸縮ブーム及び伸縮リー
ダーを適宜伸長させる。
また、アタッチメントを上昇させると、該アタッチメ
ントの把持部材が、第1のリーダーに設けた主ガイド部
材から第1のスペーサの副ガイド部材に乗り移り、アタ
ッチメントが昇降用ブラケットに下方から当接して、ア
タッチメントと第1のスペーサとが一体的に上昇する。
更に、第n−1のスペーサが、第nのスペーサに設け
た被押し上げ部材に順に当接して第nのスペーサを押し
上げ、第nのリーダーに沿って摺動するスペーサにより
案内されながらアタッチメントが上昇する。
アタッチメントを下降させると、第nのリーダーに沿
って摺動するスペーサが、第n−1のリーダーの上端に
順に当接して、第n−1のスペーサが第nのスペーサか
ら第nのリーダーへ抜け出る。
更に、第1のスペーサが第1のリーダーの上端に当接
すると、アタッチメントの把持部材が第1のスペーサの
副ガイド部材から第1のリーダーの主ガイド部材に乗り
移り、アタッチメントだけが下降する。
杭打機を撤収するときには、伸縮ブーム及び伸縮リー
ダーを縮小させ、次いで伸縮リーダーを伸縮ブームに引
き寄せるとともに、該伸縮ブームのブーム角が小さくな
るように倒す。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図から第6図(イ)(ロ)は本発明の一実施例で
あり、図中第7図から第11図と同一の符号を付した部分
は同一物を表わしている。
第1図及び第2図(イ)(ロ)に示す如く、本発明は
伸縮ブーム4を有する杭打機51本体とテレスコピック状
の伸縮リーダー82とから主に構成され、杭打機51本体の
走行体2、旋回台3、伸縮ブーム4等の腫瘍構成部分は
前述した第7図及び第8図(イ)(ロ)(ハ)に示す従
来装置と同様の構成を有している。
第5図(イ)(ロ)(ハ)(ニ)及び第6図(イ)に
示す如く、中空四角棒状の第1のリーダー52内に中空四
角棒状の第2のリーダー53を軸線方向に移動可能に挿入
し、第1のリーダー52の上端部内周各面に、側方から見
て下方に向って先細り形状の上部ストッパー54aを固着
し、また第2のリーダー53の下端部外周各面に、側方か
ら見て上方に向って先細り形状の下部ストッパー55aを
前記上部ストッパー54aに楔合可能に固着する。
第1のリーダー52の上下端部及び第2のリーダー53の
下端部に、水平に貫通し且つ一端にフランジ部を有する
下部リーダー係合用ピン56を挿入可能なピン孔57,58,59
を穿設する。
ピン孔59,58は第5図(イ)(ロ)に示す如く、前記
第2のリーダー53が下降して第1のリーダー52内に収納
されたときに同軸に、またピン孔57,59は第5図(ハ)
(ニ)に示す如く第2のリーダー53が上昇突出して上下
部ストッパー54a,55aが楔合したときに同軸となるよう
に形成されている。
またピン56の他端反フランジ側端部は、径方向に割ピ
ン(図示せず)を挿入できるようになっていて、ピン56
をピン孔57,58に挿入したときに割ピンを差し込むこと
によりピン56が第1のリーダー52より脱落するのを防止
するようになっている。
第2のリーダー53内に中空四角棒状の第3のリーダー
60を軸線方向に移動可能に挿入し、第5図(イ)(ロ)
(ハ)(ニ)及び第6図(ロ)に示す如く、第2のリー
ダー53の状端部内周各面に前記上部ストッパー54aと同
様に下方に向って先細り形状の上部ストッパー54bを固
着し、また第3のリーダー60の下端部外周各面に前記下
部ストッパー55aと同様に上方に向って先細り形状の下
部ストッパー55bを前記上部ストッパー54bと楔合可能に
固着し、前述した如く、第1、第2、第3のリーダー5
2,53,60でテレスコピック状の伸縮リーダー82の本体部
を形成する。
第2のリーダー53の上端部及び第3のリーダー60の上
下端部に、水平に貫通し且つ上部リーダー係合用ピン61
を挿入可能なピン孔62,63,64を穿設する。
ピン61は一端にフランジ部を有し、他端はピン孔62に
螺合できるようになっている。
ピン孔63,62は第5図(イ)(ハ)に示す如く、前記
第3のリーダー60が下降して第2のリーダー53内に収納
されたときに同軸に、またピン孔64,62は第5図(ロ)
(ニ)に示す如く、第3のリーダー60が上昇突出して上
下部ストッパー54b,55bが楔合したときに同軸となるよ
うに形成されている。
また、第5図(イ)(ロ)に示す如く、第2のリーダ
ー53が下降して第1のリーダー52内に収納されたとき
に、ピン孔62に前記ピン61を抜き差しすることができる
ように、前記第1のリーダー52には作業孔65が穿設され
ている。
第3図(イ)(ロ)(ハ)(ニ)に示す如く、第1の
リーダー52の周方向の一面に、上下方向に延びる2本1
対のアタッチメント用主ガイドパイプ66を主ガイドパイ
プ支持材67を介して平行に固着する。
第4図に示す如く、主ガイドパイプ66はアタッチメン
ト11に取付けた上下部ガイドジョー29a,29bが嵌合可能
な形状になっている。
第3図(イ)(ロ)及び第5図(イ)(ロ)(ハ)
(ニ)に示す如く、第2のリーダー53に、中空四角棒状
の下部第1のスペーサ68を軸線方向へ摺動可能且つ前記
第1のリーダー52の上端面に当接可能に外嵌し、更に前
記スペーサ68と同形状の上部第1のスペーサ69を軸線方
向へ摺動可能且つ前記スペーサ68の上端面に当接可能に
外嵌する。
各スペーサ69,68の周方向の一面に、上下方向に延び
る2本1対の上下部アタッチメント用副ガイドパイプ7
0,71を、上下部副ガイドパイプ支持部材72,73を介して
前記アタッチメント用主ガイドパイプ66と同軸と位置す
るように固着する。
前記スペーサ68の副ガイドパイプ71を固着した一面と
背中合わせの面に、被持ち上げ部材74を固着し、スペー
サ69の副ガイドパイプ70を固着した面と背中合わせの面
に、前記被持ち上げ部材74を貫通して下方に延びる持ち
上げ棒75を固着し、該持ち上げ棒75の下端部に持ち上げ
部材76を固着する。
持ち上げ部材76は、第3図(ハ)(ニ)に示す如く、
スペーサ69が上昇した際に被持ち上げ部材74の下面に当
接するようになっている。
スペーサ69の副ガイドパイプ70を固着した一面に隣接
する両面に、水平に延びる昇降用ブラケット77を固着す
る。
昇降用ブラケット77の下面には、第3図(ロ)に示す
如く、アタッチメント11が上昇した際に該アタッチメン
ト11に取付けた昇降用アーム81の先端上面が当接するよ
うになっている。
第3のリーダー60に、中空四角棒状の第2のスペーサ
78を軸線方向へ摺動可能且つ前記第2のリーダー53の上
端面に当接可能に外嵌する。
第2のスペーサ78の上端部に、第3図(ニ)に示す如
く、前記上部第1のスペーサ69が上昇した際にその上面
と当接可能な被押し上げ部材79を固着し、また前記第3
のリーダー60の上端部に第2のスペーサ78が上昇した際
にその上面と当接可能なストッパーを兼ねる連結用フラ
ンジ80を固着し、前述した第1、第2、第3のリーダー
52,53,60及びそれらに付帯する各部品により伸縮リーダ
ー82を形成する。
第1図及び第2図(イ)(ロ)に示す如く、連結用フ
ランジ80をブーム先端部4dに取付けられたスイベル13に
ボルト締結して、伸縮リーダー82を伸縮ブーム4に一体
的に連結する。
なお第1のリーダー52にはキャッチフォーク21と連結
可能なブラケット22と、シーブ27が設けられている。
以下、杭打機51の組み立て手順を説明する。
杭打機51をトレーラ等の輸送手段によって搬入すると
きには、第2図(イ)に示す如く、伸縮リーダー82及び
伸縮ブーム4は縮小させ、且つ該伸縮ブーム4はブーム
角が最も小さくなった状態(搬送状態)になっている。
伸縮リーダー82は、第5図(イ)に示す如く、第2の
リーダー53は第1のリーダー52内に、また第3のリーダ
ー60は第2のリーダー53にそれぞれ収納された状態にな
っており、第1、第2のリーダー52,53は下部リーダー
係合用ピン56により、また第2、第3のリーダー53,60
は上部リーダー係合用ピン61により係合されている。
更に、第2図(イ)に示す如く、前述した従来装置の
搬送状態(第8図(イ)参照)と同様に、ウインチドラ
ム23a,23bより繰り出されたワイヤロープ24a,24bの中間
部が第1のリーダー52に設けたシーブ27、キャッチフォ
ーク21に設けたシーブ28に掛けられ且つ繰り出し側端部
がアイプレート34a,34bにそれぞれ係止されていて、伸
縮リーダー82及びキャッチフォーク21は前記ワイヤロー
プ24a,24bによって吊下げ支持されている。
杭打機51を使用状態に組み立てる際には、第2図
(ロ)に示す如く、伸縮ブーム4を縮小したままの状態
で該伸縮ブーム4を所定の角度まで起立させるととも
に、ウインチドラム23a,23bよりワイヤロープ24a,24bを
繰り出して伸縮リーダー82をブーム先端部4dより垂下さ
せるとともに、伸縮ブーム4のブーム角を調整して伸縮
リーダー82の下端を地表30に当接させ、更にキャッチフ
ォーク21の先端部を地表30に当接させる。
次いで、第5図(イ)に示す如く、ピン孔62,63に挿
入されている上部リーダー係止用ピン61及びピン孔58,5
9に挿入されている下部リーダー係止用ピン56を引き抜
き、ワイヤロープ24a,24bをアイプレート34a,34bより取
外した後、伸縮ブーム4を伸長させるとともに、そのブ
ーム角を徐々に大きくして伸縮リーダー82を伸長させ
る。
このとき、ピン56のみを引き抜いて上下部ストッパー
54a,55aが楔合するまで伸縮リーダー82を伸長させた
後、ピン孔57,59にピン56を挿入すれば、第5図(ハ)
に示すような状態に、また、ピン61のみを引き抜いて上
下部ストッパー54b,55bが楔合するまで伸長させた後、
作業孔65よりピン孔62,64へピン61を挿入すれば第5図
(ロ)に示すような状態になる。
伸縮リーダー82が伸長して第5図(ニ)に示す如く、
上下部ストッパー54a,55a及び54b,55bが楔合したなら
ば、ピン孔57,59にピン56を、またピン孔62,64にピン61
を挿入し、伸縮リーダー82を伸長状態に固定する。
更に、第1図に示す如く、伸縮ブーム4の長さ及びブ
ーム角を調整して伸縮リーダー82をブーム先端部4dより
垂下させるとともに、キャッチフォーク21の先端部をピ
ン20bによってブラケット22に連結する。
従って、本発明では、伸縮ブーム4を縮小した状態
で、垂直面内を回動させ得るだけのスペースがあれば、
容易に伸縮リーダー82を立設することができる。
次に、第1図及び第3図(イ)に示す如く、上下部ガ
イドジョー29a,29bを介しアタッチメント11を主ガイド
パイプ67に嵌合し、ブーム先端部4dより垂下させたワイ
ヤロープ24aをアタッチメント11のシーブ33に掛けると
ともに、その繰り出し側端部をブーム先端部4dに係止す
る。
第3図(イ)に示す状態において、ワイヤロープ24a
が巻き取られてアタッチメント11が上昇すると、上下部
ガイドジョー29a,29bは主ガイドパイプ66に沿って上昇
する。
第3図(ロ)に示す如く、アタッチメント11の上昇に
伴って上部ガイドジョー29aは主ガイドパイプ66から副
ガイドパイプ71を経て副ガイドパイプ70へ乗り移り、や
がて昇降用アーム81が昇降用ブラケット77の下面に当接
して上部第1のスペーサ69が上昇しはじめ、次いで下部
ガイドジョー29bが副ガイドパイプ71へ乗り移る。
上部第1のスペーサ69が上昇すると、第3図(ハ)に
示す如く、持ち上げ棒75の下端部の持ち上げ部材76が、
下部第1のスペーサ68に固着した被持ち上げ部材74の下
面に当接し、各スペーサ69,68はアタッメント11に同調
しながら第2のリーダー53に沿って上昇する。
更に、アタッチメント11が上昇すると、第3図(ニ)
に示す如く、各スペーサ69,68は順次第2のスペーサ78
に外嵌するとともにスペーサ69が被押し上げ部材79の下
面に当接し、第2のスペーサ78はアタッチメント11に同
調しながら第3のリーダー60に沿って上昇する。
また、第3図(ニ)に示す状態からアタッチメント11
が下降すると、各スペーサ69,68,78はアタッチメント11
に同調して下降し、第3図(ハ)に示す如く、第2のス
ペーサ78が第2のリーダー53の上端面に当接して下降を
停止すると、スペーサ68,69は順次第2のリーダー53に
外嵌する。
更にアタッチメント11が下降すると、第3図(ロ)に
示す如く、スペーサ68が第1のリーダー52の上端面に、
またスペーサ69がスペーサ68の上端面にそれぞれ当接し
て下降を停止し、次いで第3図(イ)に示す如く、下部
ガイドジョー29bは副ガイドパイプ71から主ガイドパイ
プ66へ乗り移り、また上部ガイドジョー29aが副ガイド
パイプ70から副ガイドパイプ71を経て主ガイドパイプ66
に乗り移る。
従って、本発明においては、上述した如く、伸縮リー
ダー82がテレスコピック状に形成されていても、何の支
障もなくアタッチメント11を上下方向に案内することが
できる。
次に杭打機51を撤収する際の手順について説明する。
第1図、第3図(イ)、第5図(ニ)に示す如く、伸
長状態の伸縮リーダー82を立設した杭打機51を建設現場
より搬送するときには、前述した組み立て手順と逆に、
アタッチメント11を伸縮リーダー82より取外した後、ピ
ン20bを引き抜いてキャッチフォーク21と第1のリーダ
ー52との連結を解除するとともに、伸縮ブーム4のブー
ム角を調整して伸縮リーダー82の下端を地表30に当接さ
せる。
次いで第5図(ニ)に示すように挿入されている上下
部リーダー係合用ピン61,56を引き抜いた後、伸縮ブー
ム4を縮小させるとともに、そのブーム角を適宜調整し
て第5図(イ)に示す如く伸縮リーダー82を縮小させ、
ピン孔58,59にピン56を、また作業孔65よりピン孔62,63
にピン61を挿入し、伸縮リーダー82を縮小状態に固定す
る。
伸縮リーダー82を縮小状態に固定したならば、第2図
(ロ)に示す如く、ワイヤロープ24a,24bの中間部をシ
ーブ27,28に掛けるとともに、その繰り出し側端部をア
イプレート34a,34bに係止し、伸縮ブーム4のブーム角
を徐々に小さくしつつ各ワイヤロープ24a,24bを巻き取
ってキャッチフォーク21及び伸縮リーダー82を伸縮ブー
ム4に引き寄せ、杭打機51を第2図(イ)に示す搬送状
態にし、トレーラ等の輸送手段を用いて建設現場より搬
出する。
従って、本発明では、伸縮ブーム4を縮小した状態で
垂直面内を回動させ得るだけのスペーサがあれば容易に
伸縮リーダー82を格納することができる。
なお、本発明の杭打機は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、伸縮ブーム及び伸縮リーダーを3段
以上に構成すること、その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の杭打機によれば、下記
の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(1) 長さ可変な伸縮リーダーを装着しているので、
短時間のうちに容易にリーダーを組み立てもしくは格納
することができる。
(2) 伸縮ブームを伸縮させつつ伸縮リーダーを伸縮
させるので、伸縮ブームを縮小させた状態で垂直面内を
回動させ得るだけのスペースがあれば、伸縮リーダーを
立設もしくは撤収することができる。
(3) 伸縮リーダーは伸縮ブームに一体的に連結され
ているので、トレーラを1台用意すれば杭打機を搬入搬
出することができる。
(4) アタッチメントの昇降に追従して、第n−1の
スペーサが第nのリーダーに沿って昇降するので、各ス
ペーサの昇降を別途に操作することなく、アタッチメン
トをリーダーの全長にわたって上下移動させることがで
き、よって、杭打作業を効率よく実施することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の杭打機の一実施例を表わす側面図、第
2図(イ)(ロ)は本発明の一実施例の搬送状態及び組
み立て途中を示す側面図、第3図(イ)(ロ)(ハ)
(ニ)は伸縮リーダーによって案内されるアタッチメン
トの状態を示す側面図、第4図は第3図(イ)のIV−IV
矢視図、第5図(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は伸縮リーダ
ーの縮小状態及び伸長状態を示す断面図、第6図(イ)
(ロ)は第5図(ニ)のVI(イ)部分及びVI(ロ)部分
の拡大図、第7図は従来の杭打機の側面図、第8図
(イ)(ロ)(ハ)は従来の杭打機の搬送状態及び組み
立て途中を示す側面図、第9図は従来のリーダーの連結
部分の側面図、第10図は第9図のX−X矢視図、第11図
は第9図のXI−XI矢視図である。 図中、2は走行体、3は旋回台、4は伸縮ブーム、4aは
第1のブーム、4bは第2のブーム、4cは第3のブーム、
4dはブーム先端部、8は起伏用油圧シリンダ、11はアタ
ッチメント、21はキャッチフォーク、23a,23bはウイン
チドラム、24a,24bはワイヤロープ、29a,29bは上下部ガ
イドジョー、51は杭打機、52は第1のリーダー、53は第
2のリーダー、60は第3のリーダー、66はアタッチメン
ト用主ガイドパイプ(主ガイド部材)、68は下部第1の
スペーサ、69は上部第1のスペーサ、70は上部アタッチ
メント用副ガイドパイプ(副ガイド部材)、71は下部ア
タッチメント用副ガイドパイプ(副ガイド部材)、77は
昇降用ブラケット、78は第2のスペーサ、79は被押し上
げ部材、82は伸縮リーダーを示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に延びる第1のリーダーの内側に、複
    数のリーダーを順次テレスコピック状にそれぞれ内接且
    つ軸線方向に摺動可能に挿入し、第1のリーダーに内接
    する第2のリーダーに第1のスペーサを、第2のリーダ
    ーの軸線方向に摺動し得られ且つ第1のリーダーの上端
    部に当接し得るように外嵌し、第2のリーダーよりも内
    側にそれぞれ挿入した各第nのリーダーに、当該第nの
    リーダーに外接する第n−1のリーダーと断面外形が同
    形状のスペーサを、各第nのリーダーの軸線方向に摺動
    し得られ且つ第n−1のリーダーの上端部に当接し得る
    ようにそれぞれ外嵌し、各第nのリーダーに外嵌したス
    ペーサに、各第n−1のリーダーに外嵌したスペーサが
    当接し得る被押し上げ部材を設け、前記第1のリーダー
    の外面に、アタッチメントの把持部材を案内し得る主ガ
    イド部材を第1のリーダーの軸線方向に延設し、前記第
    1のスペーサに、副ガイド部材を主ガイド部材と同一軸
    に位置するように設け、前記第1のスペーサにアタッチ
    メントが下方から当接し得る昇降用ブラケットを設け、
    各リーダーのうちの最も内側に位置するものの上端部
    を、起伏可能に支持されたテレスコピック状の伸縮ブー
    ムの先端部に連結したことを特徴とする杭打機。
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