JP2881533B2 - ロールべーラー - Google Patents

ロールべーラー

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JP2881533B2
JP2881533B2 JP35585992A JP35585992A JP2881533B2 JP 2881533 B2 JP2881533 B2 JP 2881533B2 JP 35585992 A JP35585992 A JP 35585992A JP 35585992 A JP35585992 A JP 35585992A JP 2881533 B2 JP2881533 B2 JP 2881533B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圃場に刈り倒されてい
る牧草等を、ピックアップ装置により拾い上げ、ベール
チャンバーに供給して、ロール状のベールに圧縮成形し
ていくロールベーラーのうちで、ピックアップ装置によ
り拾い上げた牧草類を、ベールチャンバーに送り込む前
に、切断装置により切断処理してベールチャンバー内に
送給する形態のロールべーラーについての改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ロールベーラーAは、図1に示している
如く、トラクタ等の牽引車Tにより牽引されて走行する
被牽引型の機体1または駆動輪を具備して自走して走行
する機体に、圃場に刈倒されている牧草・穀稈等を拾い
上げるよう、回転軸20中心に回動する歯杆21…とピ
ックアップドラム22とで構成されるピックアップ装置
2と、拾い上げた牧草等を後方に移送する移送装置3
と、移送されてくる牧草等をロール状のベールに成形し
ていくベール成形室4とを装設し、それのベール成形室
4内には、そこに送り込まれてくる牧草類Gを、図2の
如く、順次ロール状に巻込みながら圧縮・成形していく
ためのタイトローラー80…を装設し、ピックアップ装
置2とベール成形室4との間には、図4に示している如
く、回転軸70により回転するドラム71の周面に設け
たホーク73…とこれに噛み合うように機体1に固定装
設する切断刃6よりなる切断装置aを、ピックアップ装
置2で拾い上げられた牧草類Gをベール成形室4に送り
込む前に切断処理するように装設することで構成してあ
る。
【0003】そして、送り込まれてくる牧草類Gが所定
の径のロール状に巻かれてそれの圧力が所定の値に達し
て、上部の枢支軸11を中心に後方に開放回動してベー
ル室4を開放する後部機枠10aが、機体1と一体の前
部機枠10bとの間を少し開き勝手としてきたときに、
機体1の走行を停めてベール室4に対する牧草類Gの供
給を止め、タイトローラー80を回動させて、成形した
ロールベールBを回転させながら結束装置(図示省略)
を作動させてトワインを巻き付け梱包し、次いで、後部
機枠10aを開放回動させてベール成形室4を図3の如
く開き、成形し終えたロールベールBを放出するように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
ロールベーラーAは、ピックアップ装置2で拾い上げる
牧草類Gの量が増減しても、その牧草類Gの全量が、そ
のまま、切断装置aに供給されていくことで、切断装置
aにとり込まれる牧草類Gの量の多い場合に、処理しき
れずに、図4の如く、切断装置a内に詰って、切断装置
aを動かない状態としてしまうことが多く、その度に、
作業を停止して、詰った牧草類Gを取り除く作業を行な
わなければならない問題がある。しかも、この切断装置
aが外部からは手が届きにくい場所にあることで、詰っ
た牧草類Gを取り除くのに時間がかかる問題がある。
【0005】また、ベール室4内で、タイトローラー8
0…によりロール状に成形されていくロールベールBの
回転方向と、切断装置aにより切断処理されてベール成
形室4に向け押し込まれる切断処理後の牧草類G’がホ
ーク73…により押出される方向とが、図5においてそ
れぞれ二重線の矢印で示しているように、略逆方向とな
るために、この切断装置aで切断されてベール成形室4
に送込まれる切断処理後の牧草類G’の流れが悪く、切
断装置aによる切断長さを短く設定すると、ベール成形
室4で回転するロールベールBによる引込み作用が殆ん
どなくなってくることで、切断装置aとベール成形室4
とをつなぐ通路w内に、切断処理後の牧草類G’が固く
詰ってきて、ベール成形を不能にしてしまう問題があ
り、また、このことから、切断装置aによる切断長さ
を、牧草類の切断による効果が十分に得られるまでに短
く設定することができない問題がある。
【0006】また、切断処理後の牧草類G’の流れを良
くするために、切断装置aに設定する切断長さが、どう
しても長くなることと、切断装置aの周面にホーク73
…を設けたドラム71の回転方向とベール室4内のタイ
トローラー80…の回転方向とが逆向きで、かつ、タイ
トローラー80…の周面には送りを良くするために凸部
80a…を設けていることで、切断装置aのドラム71
の周面とそのドラム71のすぐ上方に位置するタイトロ
ーラー80’との間において、切断処理後の牧草類G’
を図6の如く、前方(図6において左方)に持ち出すよ
うになり、この持ち出された切断処理後の牧草類G’が
ドラム71の周面に巻き付いて生長し、ホーク73…に
より牧草類Gを掻き込む作動を阻害するようになる問題
がある。
【0007】
【目的】本発明は、従来手段に生じている上述の問題を
解決するためになされたものであって、ピックアップ装
置2とベール室4との間に設ける切断装置aにより切断
処理されてベール室4内に向う切断処理後の牧草類G’
の流れを円滑にして、通路内に生ずる切断処理後の牧草
類G’の詰りを効果的に解消せしめるとともに切断装置
aの切断長さを短く設定し得るようにし、かつ、切断装
置aの周面にホーク73…を設けたドラム71への牧草
類の巻き付きを効果的に防止し得る新たな手段を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、牧草・藁
稈等を、機枠の前端部に横架軸支せる回転軸に設けた歯
杆と機枠に装架せるピックアップドラムからなるピック
アップ装置で拾い上げて、前記機枠に装設したベールチ
ャンバーに供給して、ロールベールを成形するロールべ
ーラーにおいて、ピックアップ装置とベールチャンバー
の入口部との間に、回転軸中心に回転するドラムに取付
けられて回動するホークとこれに噛み合うように配設さ
れて石等の異物との接触により前記ホークの回動方向の
逃げが可能な回転しない切断刃とよりなる切断装置を、
それの回転軸の回動方向が前記ピックアップ装置の回転
軸の回転方向と同方向となるよう設定して装設したこと
を特徴とするロールべーラーを提起するものである。
【0009】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、同効の構成部材については、従前手段のもの
と同一の符号を用いるものとする。
【0010】図8は本発明を実施せるロールベーラーA
の全体の縦断した概要側面図で、同図において、10は
機体1を構成する機枠、2はその機枠10の前端側(同
図において左端側)に装架したピックアップ装置、3は
ピックアップ装置2で拾い上げた牧草類を機体1の後方
に向けて移送する移送装置、4は機体1の後端側に装架
したベールチャンバー(ベール成形室)、5はベールチ
ャンバー4内に装設したベール成形用のタイトチェン、
aはピックアップ装置2とベールチャンバー4との間に
装設した切断装置、bは切断装置aの入口を制限するよ
うピックアップ装置2の上方に設けた規制部材を示す。
【0011】機体1を構成する機枠10は、従来公知の
ものと変わりなく、細部を省略した輪郭だけを鎖線によ
り示してあり、それのベールチャンバー4の後半側を形
成する後部機枠10aは、ヒンジ11により後方上方に
向け開放回動が自在となるよう機体1の前部機枠10b
に軸支してある。
【0012】ピックアップ装置2は、機枠10の前端部
に横架軸支せる回転軸20に、側面視において放射方向
に突出する歯杆21…を、軸方向に所定の間隔をおいて
多数並列させて取付け、回転軸20の周囲には、前記歯
杆21…が突出して回動するのを許容するスリット状の
間隙を前記並列する歯杆21…に対応させて軸方向に並
設したピックアップドラム22を、機枠10に装架する
ことで構成される従来公知のものである。
【0013】移送装置3は、前記ピックアップ装置2の
ピックアップドラム22の後端側とベールチャンバー4
の入口部4aとの間に、多数の条片状の棚板30…を、
移送装置3に併設する後述の切断刃6…の並列間隔に対
応させて、間隔をおき並列させ、機枠10に固定装架す
ることで構成してあり、前述のピックアップ装置2の歯
杆21…が、牧草類の掻き上げ作動を行なった後の後方
への回動作動の際に、掻き上げてきた牧草類を棚板30
…の下面に沿い後方に向け誘導し、後端の移送ロール3
1でベールチャンバー4内に送込むようにしてある。
【0014】ベールチャンバー4は、従来公知のもので
あり、軸線方向を左右方向とした円筒状の内腔を持つ室
に形成してあって、前面側の下部に軸線方向に沿う左右
に巾広の入口部4aが開放し、その入口部4aが前述の
棚板30…で形成される移送装置3の終端たる後部方に
位置している。該ベールチャンバー4の内部には、それ
の内周面の左右の両側部で後部機枠10a内に位置する
部位に、図8にあるよう側面視において前記内周面に沿
いエンドレスに回動するよう張架せるタイトチェン5
が、左右に一対に対向するように装設してあり(図面上
一方は省略してある)、それらタイトチェン5・5間
に、多数のタイトバー50…がタイトチェン5の回動方
向に一定の間隔をおいて渡架装着してある。また、ベー
ルチャンバー4内で、前部機枠10b内に位置する部位
には、周面に凸部を設けたタイトローラー80…が、半
円弧状に配列されて軸架してある。そして、このタイト
バー50…がタイトチェン5の駆動により図8において
矢印に示している如く回動すること、および前記前部機
枠10b内に軸架したタイトローラー80…が同図8で
矢印で示す方向に回動することで、入口部4aに送り込
まれてくる牧草類をロール状に巻込みながら圧縮成形し
ていくように作用し、また、それにより成形されるロー
ルベールBが所定の径に達して前述のタイトチェンに所
定の圧力がかかってきたことを検出手段が検出すること
で、機体1の走行を停止し、タイトチェン5を駆動しな
がら結束装置(図示省略)を作動させてトワインを繰り
出して梱包し、その梱包が終了したところで後部機枠1
0aを開放回動させて、成形したロールベールBを放出
する通常のものである。
【0015】切断装置aは、ピックアップ装置2とベー
ルチャンバー4の入口部4aとの間に装設した移送装置
3の棚板30…の移送方向における中間部位に、図7に
示している如く、その棚板30の下方に突出する切断刃
6…を、並列する各棚板30…の下面側からそれぞれ下
方に突出するように左右に櫛歯状に並列させて、取付機
枠60に固定装着した左右の側板間に渡架する支軸61
に、それぞれの基端部を回動自在に嵌合し、図11に示
している如く、調節ネジ62および規制アーム63を介
して刃先側が下降するようバネ64により付勢するとと
もに、図12に示す如く、ドラム71の回転方向の逃げ
が可能な形態として機枠10に対し固定装設する。そし
て、それら切断刃6…の下方には、図9に示している如
く、回転軸70中心に回転するドラム71を横架軸支
し、それの周縁部近くに多数の支軸72…を側面視にお
いて前記回転軸70を環状に取り囲むよう配位して取付
け、それら支軸72…のそれぞれに、図10に示してい
る如く、複数の歯杆730…を具備するホーク73の基
端ボス部73aを、それぞれ回転自在に軸支するととも
に、それら各ホーク73の基端ボス部73aから図10
の如く、歯杆730…とほぼ反対側に延出させたリンク
杆731の延出端部を、前記ドラム71の回転軸70に
対して後方に偏位させて機枠10に支架せる位置固定の
支点軸74に、それぞれ連繋リンク75…を介して連繋
し、これにより、回転軸70の駆動で環状に配位した多
数の支軸72…が、ピックアップ装置2の回転軸20の
回転方向と同方向となる図9において矢印に示している
時計方向に回動することで、それら支軸72…に基端ボ
ス部73aを軸支してある多数のホーク73のそれぞれ
が、同図9にあるように、側面視において前半側(図に
おいて左半側)を上昇回動するときは回転軸70から放
射方向に突出する姿勢を保持し、後半側を下降回動する
ときは略垂直な姿勢を保持するようになって、棚板30
の下面側に左右に並列している多数の切断刃6…の間
を、該ホーク73の歯杆730…が通り抜けながら回転
軸70の軸心線のまわりを回動するようにしてある。
【0016】そして、このホーク73…の回動で、棚板
30の下面側にピックアップ装置2で拾い上げられてく
る牧草類を上方後方に掻き送り、その間に牧草類を棚板
30の下面側に左右に並列している前述の切断刃6…に
押し付けて切断していくようになっている。
【0017】規制部材bは、上述の切断装置aに対して
供給される牧草類の量を規制する部材で、ピックアップ
装置2のピックアップドラム22の上面と対向する誘導
板状に棚設してある。そして、該規制部材bの下面とピ
ックアップドラム22の上面との間に形成される上下の
間隔を、切断装置aの入口部となる該切断装置aに近接
する側において狭くなるようにしてあって、これによ
り、該規制部材bの後端部をピックアップドラム22の
後端部との間を通過した牧草類だけが、切断装置aにと
り込まれていくようにしてある。
【0018】7…はこのホーク73…で掻き送る牧草類
をガイドするよう、ホーク73…の歯杆730…の回動
軌跡の間においてドラム71の周囲をとり囲むように設
けたガイドである。
【0019】また、90は、前記ガイド7…の間からこ
ぼれ落ちる牧草類G…を受け止めるように、そのガイド
7…の下方に設けたカバーで、前記ガイド7…の下周側
に突出して前方に回動する前述のホーク73…の先端の
回動軌跡に沿うよう側面視において円弧状に装設してあ
り、それの前端側は、ピックアップ装置2のピックアッ
プドラム22の後端側に位置させてあって、受け止めた
牧草類を、ホーク73…の回動作動で前方に誘導し、ピ
ックアップ装置2により後送されてくる牧草類に合流さ
せて、再度ベールチャンバー4に送り込ますように作用
する。
【0020】このように構成せる実施例装置は次のよう
に作用する。ロールベーラーAの機体1を走行させれ
ば、それの前端部に設けてあるピックアップ装置2の作
動で、牧草類を拾い上げ、それをベールチャンバー4内
に送り込んで、そのベールチャンバー4内を回動するタ
イトチェン5に設けたタイトバー50…によりロールに
巻き込み、圧縮してロールベールBを成形していくよう
になるが、ピックアップ装置2で拾い上げられてロール
ベールBに成形される牧草類は、ベールチャンバー4内
に送り込まれる前に、ピックアップ装置2とベールチャ
ンバー4の入口部4aとの間に設けた切断装置aを通過
することで、ここで切断処理を受け、その状態でベール
チャンバー4内に送り込まれるようになる。
【0021】このとき、切断装置aで切断処理されてホ
ーク73により、切断装置aとベールチャンバー4の入
口部4aとの間の通路w内をベールチャンバー4に向け
て押し込まれる牧草類は、切断装置aのホーク73の押
し込み位置における回動方向と、ベールチャンバー4内
のロールベールBの入口部4aに臨む部位の回動方向と
が、図7の矢印イおよびロに示している如く、略同一方
向となることで、ロールベールBの周面に合流するよう
に円滑に流れ、この通路wに詰るのが防止されるように
なる。
【0022】また、切断装置aによる切断作用が、規制
部材bにより量が規制されて送り込まれてくる牧草類だ
けを、ホーク73…が下方からときほぐすように掬い上
げて、切断刃6…にそれの下面側から押し付けていくこ
とで行なわれることにより、詰りを発生させることなく
行なわれるようになる。
【0023】また、ピックアップ装置2により拾い上げ
る牧草類の量が過大になったときは、切断装置aの入口
部を規制する規制部材bにより、ピックアップ装置2の
側に詰りが生じ、切断装置a側には詰りを生ぜしめない
ようになる。そして、ピックアップ装置2が機体1の前
端側に突出するように装設されることで、詰った牧草類
を除去する作業を簡単なものとする。
【0024】しかして、このようにして切断処理されて
ベールチャンバー4内に送り込まれる牧草類は、それに
より、粗い集積状態から孔隙率が小さい集積状態に変化
し、密度を高めてロールに成形されていくことで、格別
にロールベールBに圧力をかけることなく高密度のロー
ルベールBに成形されていき、タイトチェン5に所定の
張力が加わる状態となったときに、高密度のロールベー
ルBが成形されるようになる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるロー
ルベーラーは、ピックアップ装置2とベールチャンバー
4との間に設けられて、ピックアップ装置2で拾い上げ
た牧草類をベールチャンバー4内に送り込む前に切断処
理を行なう切断装置aの回転軸70中心に回動するホー
ク73…の回転方向が、該切断装置aの前方に位置する
ピックアップ装置2の回転軸20の回転方向と同方向に
設定してあることから、ピックアップ装置2の歯杆21
…によりピックアップドラム22の後端側に移送されて
きた牧草類を、回動するホーク73…が下からときほぐ
しながら掻き上げて、上方に位置する切断刃6に押し付
け、切断処理していくようになるので、安定して切断作
用を行なうようになる。そして、切断処理した牧草類を
ベールチャンバー4に向けて押し出していくときの押出
方向が、ベールチャンバー4内で回転しているロールベ
ールBの入口部4aに臨む部位の回動方向と略同方向と
なることで、ベールチャンバー4内への流入が円滑にな
り、切断装置aとベールチャンバー4との間の通路に、
切断処理されて押出される牧草類が詰まるようになるの
が解消される。そして、このことから、切断装置aに設
定する被切断物の切断長さを、極く短く設定できるよう
になるので、牧草類を切断してベールに成形する利益が
十分に得られるようになる。また、切断装置aのドラム
71への牧草類の巻付きを効果的に防止し得るようにな
る。
【0026】また、切断装置aとピックアップ装置2の
間に規制部材bを設けておくことで、ピックアップ装置
2で拾い上げられてくる牧草類の量が異常に多くなった
ときに、規制部材bによる規制で切断装置aの入口部の
手前のピックアップ装置2の側に、詰まりが生ずるよう
になって、このピックアップ装置2が機体の前端側に位
置することで、詰まりを生じたときの対処か簡単に行な
えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前のロールベーラーの全体の側面図である。
【図2】同上の要部の縦断側面図である。
【図3】同上のロールベーラーの成形したロールベール
を放出する作動の説明図である。
【図4】同上ロールベーラーの切断装置部位の詰り状態
の説明図である。
【図5】同上ロールベーラーの通路部位の詰り状態の説
明図である。
【図6】同上ロールベーラーの切断装置部位の巻き付き
状態の説明図である。
【図7】本発明を実施せるロールベーラーの要部の作業
状態時の説明図である。
【図8】同上ロールベーラーの全体の縦断側面図であ
る。
【図9】同上ロールベーラーの要部の縦断側面図図であ
る。
【図10】同上ロールベーラーの切断装置のホークの斜
視図である。
【図11】同上ロールベーラーの切断装置の部分の側断
面図である。
【図12】同上部分の作用の説明図である。
【符号の説明】
A…ロールベーラー、B…ロールベール、G・G’…牧
草類、T…牽引車、a…切断装置、b…規制部材、1…
機体、10…機枠、10a…後部機枠、10b…前部機
枠、11…枢支軸、2…ピックアップ装置、20…回転
軸、21…歯杆、22…ピックアップドラム、3…移送
装置、30…棚板、31…移送ロール、4…ベールチャ
ンバー(ベール成形室)、4a…入口部、5…タイトチ
ェン、50…タイトバー、6…切断刃、60…取付機
枠、61…支軸、62…調節ネジ、63…規制アーム、
64…バネ、7…ガイド、70…回転軸、71…ドラ
ム、72…支軸、73…ホーク、73a…基端ボス部、
74…支点軸、75…連繋リンク、730…歯杆、73
1…リンク杆、80・80’…タイトローラー、80a
…凸部、90…カバー。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牧草・藁稈等を、機枠10の前端部に横
    架軸支せる回転軸20に設けた歯杆21…と機枠10に
    装架せるピックアップドラム22からなるピックアップ
    装置2で拾い上げて、前記機枠10に装設したベールチ
    ャンバー4に供給して、ロールベールを成形するロール
    べーラーにおいて、ピックアップ装置2とベールチャン
    バー4の入口部4aとの間に、回転軸70中心に回転す
    るドラム71に取付けられて回動するホーク73…とこ
    れに噛み合うように配設されて石等の異物との接触によ
    り前記ホーク73の回動方向の逃げが可能な回転しない
    切断刃6とよりなる切断装置aを、それの回転軸70の
    回動方向が前記ピックアップ装置2の回転軸20の回転
    方向と同方向で、かつ、ベールチャンバー4内のベール
    Bの回転方向に対し逆方向となるよう設定して装設した
    ことを特徴とするロールべーラー。
  2. 【請求項2】 切断装置aの切断刃6を、回転軸70中
    心に回転するドラム71の上方に配設したことを特徴と
    する請求項1記載のロールべーラー。
  3. 【請求項3】 切断装置aとピックアップ装置2との間
    に、ピックアップ装置2から切断装置aに送給される牧
    草類の量を規制する規制部材bを配設した請求項1記載
    のロールべーラー。
  4. 【請求項4】 ベールチャンバー4内に、周面に凸部を
    具備せしめた複数個のタイトローラー80…を、側面視
    において円弧状に配列せしめて軸支するとともに、それ
    らタイトローラー80…のうちの、ベールチャンバー4
    の入口部4aの上唇となる部位に軸支するタイトローラ
    ー80’を、周面に凹凸のない平滑なロールに形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のロールベーラー。
  5. 【請求項5】 回転軸70中心に回動するドラム71に
    取付けるホーク73…のそれぞれの基端ボス部73a…
    を、ドラム71のまわり環状に配列して該ドラム71と
    一緒に回転軸70中心に回動する支軸72…にそれぞれ
    回動自在に軸支するとともに、それら基端ボス部73a
    …からそれぞれホーク73と反対側に延出させたリンク
    杆731…の各延出端部を、前記回転軸70の後方に偏
    位させて機枠10に固定支架せる支点軸74に、それぞ
    れ連繋リンク75…を介し連繋して、それぞれのホーク
    73…が、上昇回動するときは回転軸70から放射方向
    に突出する姿勢を保持し下降回動するときは略垂直な姿
    勢を保持するよう制御せしめたことを特徴とする請求項
    1記載のロールベーラー。
  6. 【請求項6】 切断装置aの下方に、側面視において該
    切断装置aのホーク73…の先端の回動軌跡の下周側に
    沿う略円弧状のカバー90を設け、そのカバー90の前
    端側をピックアップ装置2のピックアップドラム22の
    後端側に位置せしめたことを特徴とする請求項1記載の
    ロールベーラー。
JP35585992A 1992-12-18 1992-12-18 ロールべーラー Expired - Lifetime JP2881533B2 (ja)

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