JP2881120B2 - 水中ポンプのストレーナ装置 - Google Patents

水中ポンプのストレーナ装置

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JP2881120B2
JP2881120B2 JP13408195A JP13408195A JP2881120B2 JP 2881120 B2 JP2881120 B2 JP 2881120B2 JP 13408195 A JP13408195 A JP 13408195A JP 13408195 A JP13408195 A JP 13408195A JP 2881120 B2 JP2881120 B2 JP 2881120B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水底又は海底土砂を
効果的に吸引又は掘削吸引する水中ポンプのストレーナ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記のような水中ポンプの一例として、
図7に示すようなものが従来から知られている。この水
中ポンプ51はインペラケーシング52の中間部から上方を
省略してその下端部側のみ図示しているが、インペラケ
ーシング52の底壁中心部に土砂吸引口53が開口して形成
され、さらにこの吸引口53の外側におけるインペラケー
シング52の下端に底板54付き筒状ストレーナ55が連結し
て設けられている。底板54には中央開口57が設けられ、
該開口を通して図示しない回転モータの出力軸58が下方
へ伸延している。出力軸58にはインペラケーシング52内
においてインペラ59が固着され、かつ底板54下部におい
てカッターファン60が固着されている。62はストレーナ
55の下端に連結されたポンプ支持脚である。ストレーナ
55の周壁には図示省略したがインペラ59を通過すること
ができる土砂の粒径に合わせて多数の吸引用透孔が穿設
されている。底板54の中央開口57の径はカッターファン
60の径よりも小さく、同カッターファンのボス部64が回
転するのに支障をきたさない最小の径に押えられてい
る。このボス部64は、そのねじ嵌合に際し、内周面に形
成のめねじ孔が出力軸58の外周面に形成のおねじに螺合
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
水中ポンプ51では、摩耗などにより底板54などの接液部
品を交換する等、分解する必要が生じた場合、前記のよ
うに底板54の中央開口57の径がカッターファン60の径よ
りも小さいために、ストレーナ55と底板54の固定を外し
てもストレーナ55内に底板54が残り、かつ支持脚62に周
りを囲まれた状態で、あるいはストレーナ55の基部56を
取り外してもカッターファン60とインペラケーシング52
の間に底板54が挾まって残った状態となり、該状態で出
力軸58にねじ結合されているカッターファン60の取付部
をハンマー等によってたたいて緩ませてカッターファン
60を取り外したりして底板54を交換せざるを得ず、分解
作業にハンマー等を操る高度な技術と多大な作業時間が
必要となって、その作業に困難性を伴うという問題点が
あった。
【0004】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、接液部品を交換する等、水中ポンプを分
解する必要が生じた場合であっても、カッターファンを
取り外したりすることなく、容易に分解作業を行うこと
ができるストレーナ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、前記のような水中ポンプにおい
て、底板の中央開口をカッターファンの径よりも大きい
径に形成し、かつこの中央開口の大きさをポンプの分解
時には少なくともカッターファンの径よりも大きく、非
分解時にはカッターファンの径よりも小さくなるように
調整可能なプレートを底板に設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、プレート
が、相対向する方向にスライド可能に設けられた1対の
スライドプレートからなり、該プレートの相対向する側
に互いに当接するとカッターファンの径よりも小さく、
かつ出力軸の径より大きい径の円となる半円形状の切欠
き部が形成されている。
【0006】
【作用】前記の構成により、ポンプの分解時にはプレー
トにより底板の中央開口の大きさをカッターファンの径
よりも大きくすることができるので、その大きくなった
中央開口を介してカッターファンに邪魔されずに底板付
きストレーナを取り外すことが可能となる。したがっ
て、その後に行うハンマー等によるカッターファンの取
り外しや底板の交換は容易になる。
【0007】
【実施例】図1は図7と対応するこの発明の一実施例の
水中ポンプを示す要部破断の正面図である。1は水中ポ
ンプ、2はインペラケーシング、3は土砂吸引口、5は
底板4付き筒状ストレーナ、8は出力軸、9はインペ
ラ、10はカッターファン、12はポンプ支持脚、14はカッ
ターファン10のボス部であり、これらは従来とほぼ同様
な構成となっている。
【0008】ストレーナ5における底板4の中央開口7
はカッターファン10の径よりも大きい径に形成されてい
る。図2(B)に示すように底板4には多数の円形透孔21
が環状に連なって複数列にわたり穿設されているととも
に、中央開口7を挾んで相対向する底板4には直線状の
長孔22が1対、中央開口7の中心に対して等間隔をおい
て互いに平行となるように穿設されている。底板4より
上のストレーナ5の周壁にも図2(A)に示すように多数
の円形透孔23が環状に連なって複数列にわたり穿設され
ている。25はストレーナ取付用孔である。底板4上には
図3に点線で示すように半円形状に形成された1対のス
ライドプレート27が、その脚部となるボルトナット28を
長孔22に挿入し、該長孔に沿って移動可能で、かつ該長
孔の所定位置で締め付け固定が可能なように設けられて
いる。両スライドプレート27には非分解時に図3(A)に
示すようにその相対向する側縁が互いに当接すると、カ
ッターファン10の径よりも小さく、かつ出力軸8やカッ
ターファン10のボス部14の径より大きい径の後記円形開
口部となる半円形状の切欠き部30が形成されている。
【0009】前記のような構成であるから、通常の運転
時(非分解時)には両スライドプレート27は図3(A)の
ようにその相対向する側縁が互いに当接しており、この
当接により両切欠き部30によって形成される円形開口部
35の大きさはカッターファン10の径よりも小さくなり、
中央開口7の大きさは両スライドプレート27の一部に覆
われて実質的に小さくなっている。一方、底板4の摩耗
による交換などに際して、ポンプを分解する必要がある
ときはボルトナット28を緩めて両スライドプレート27を
長孔22に沿って互いに離間する方向にスライド移動させ
る。これにより両スライドプレート27は図3(B)のよう
にその相対向する側縁が互いに離れた状態となり、両切
欠き部30によって形成される円形開口部35も2つに割
れ、中央開口7の大きさはカッターファン10の径よりも
大きい元の状態を現出する。そのため、図4に示すよう
にその中央開口7を介してカッターファン10からストレ
ーナ5を基部32のボルト33を緩めることにより取り外す
ことが可能となる。
【0010】したがって、従来のようにカッターファン
10を取り外すことなく、ストレーナ5を取り外すことで
容易に底板4の交換ができることとなる。しかも、その
後に行うハンマー等によるカッターファン10の取り外し
も容易になる。また、ストレーナ5内に異物が滞留して
も、中央開口7を大きくすることによりストレーナ5や
底板4を取り外すことなく除去することができる。
【0011】図5,6はそれぞれスライドプレートとス
トレーナの底板の別の例を示すものである。このスライ
ドプレート37は切欠き部30と反対側の円形縁におけるボ
ルトナット28の間に略半円形状の切欠き部40が複数個形
成されている点で前記のスライドプレート27と相違す
る。また、ストレーナ5の底板44に多数穿設した円形透
孔21の内側の透孔が中央開口7と連通し、かつ非分解時
に前記切欠き部40と開口が合致する切欠き部45に形成さ
れている点で前記の底板4と相違する。スライドプレー
ト37及び底板44とも、そのほかの構成はほぼ同様となっ
ている。
【0012】尚、前記の実施例で示したスライドプレー
ト27,37は好ましい一例を示したにすぎず、その具体的
な形状、構造等、細部の設計は実施に際して任意に変更
することができる。
【0013】
【発明の効果】請求項1,2の発明は、前記のような構
成からなるので、摩耗によって底板などの接液部品を交
換する等、水中ポンプを分解する必要が生じた場合で
も、カッターファンを取り外したりすることなく、底板
に設けたプレートによって中央開口の大きさを調整する
ことにより、容易に分解作業を行うことができる。ま
た、ストレーナ内に異物が滞留したときでも、前記のよ
うに中央開口を大きくすることによりストレーナや底板
を外さなくとも除去することができる。また、従来のよ
うに底板をカッターファンとインペラケーシングの隙間
に残さず、カッターファンの取外しやその他の作業性を
容易にすることができる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の水中ポンプを示す要部破
断の正面図である。
【図2】底板付きストレーナを示し、(A)は(B)のA−
A線に沿う断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う底面図
である。
【図3】(A)はストレーナの底板上にスライドプレート
が配された非分解時の状態の底面図、(B)は同分解時の
状態の底面図である。
【図4】分解時の作用説明図である。
【図5】スライドプレートの別の例を示し、(A)は底面
図、(B)は正面図である。
【図6】底板の別の例を示す底面図である。
【図7】従来の水中ポンプを示す要部破断の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 水中ポンプ 2 インペラケーシング 3 土砂吸引口 4,44 底板 5 ストレーナ 7 中央開口 8 出力軸 9 インペラ 10 カッターファン 21,23 透孔 22 長孔 27,37 スライドプレート 28 ボルトナット 30,40,45 切欠き部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インペラケーシングの底壁中心部に土砂
    吸引口が開口して形成され、この吸引口の外側における
    インペラケーシングの下端に底板付き筒状ストレーナが
    連結して設けられ、この底板に中央開口が設けられ、該
    開口を通して回転モータの出力軸がポンプ支持脚のある
    下方へ伸延し、前記出力軸にはインペラケーシング内に
    おいてインペラが固着されているとともに、底板下部に
    おいてカッターファンが固着されている水中ポンプにお
    いて、前記底板の中央開口をカッターファンの径よりも
    大きい径に形成し、かつこの中央開口の大きさをポンプ
    の分解時には少なくともカッターファンの径よりも大き
    く、非分解時にはカッターファンの径よりも小さくなる
    ように調整可能なプレートを底板に設けたことを特徴と
    するストレーナ装置。
  2. 【請求項2】 プレートが、相対向する方向にスライド
    可能に設けられた1対のスライドプレートからなり、該
    プレートの相対向する側に互いに当接するとカッターフ
    ァンの径よりも小さく、かつ出力軸の径より大きい径の
    円となる半円形状の切欠き部が形成されている請求項1
    記載のストレーナ装置。
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