JP2878957B2 - オフラインティーチングにおける自動検証方法 - Google Patents

オフラインティーチングにおける自動検証方法

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JP2878957B2
JP2878957B2 JP6027859A JP2785994A JP2878957B2 JP 2878957 B2 JP2878957 B2 JP 2878957B2 JP 6027859 A JP6027859 A JP 6027859A JP 2785994 A JP2785994 A JP 2785994A JP 2878957 B2 JP2878957 B2 JP 2878957B2
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克己 武石
貢 金子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ティーチングデータ作
成時に産業用ロボットのツールが作業位置に到着不可能
と判断された際にティーチングデータを自動的に検証す
るためのオフラインティーチングにおける自動検証方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】溶接等の作業を自動的かつ効率的に行う
ために、種々の産業用ロボットが採用されている。この
種のロボットでは、ティーチングデータの作成を実際の
ロボットによって行うと、ティーチング中にロボットの
ツールとワークとの干渉や、前記ロボットのツールと各
種治具等との干渉が生じてしまい、前記ロボットのツー
ルおよび各種治具等が破損する危険性がある。
【0003】そこで、ロボットのティーチングデータ
を、オフラインティーチングによって作成する方法が一
般的に用いられている。すなわち、グラフィックディス
プレイの画面上にロボットおよびワーク等を三次元画像
によって表示させ、この三次元画像上でツールのシミュ
レーションを行うものである。
【0004】この場合、目標である作業位置に対するロ
ボットのツールの最終的な到着座標(位置)および姿勢
(方向)を演算し、その解(複数の解が存在する際には
オペレータが任意に選択した一つの解)をロボットのテ
ィーチングデータとして設定している。ところが、オフ
ラインティーチングでは、通常、ロボットのツールが目
標に到着不可能である際に「解が存在しない」というメ
ッセージが出力されるが、実際上目標に完全に一致して
いなくてもツールの位置や方向を調節することによりこ
の目標に到着可能な場合がある。
【0005】このため、本出願人は、作業位置に関する
作業位置データを含む所定の許容範囲内に複数の許容作
業位置データを設定し、この複数の許容作業位置データ
に対応した各作業位置にシミュレーションを行って得ら
れた複数のシミュレーション結果から最適のティーチン
グデータを作成するティーチングデータ作成方法および
装置を提案している(特開平5−73122号公報参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の技術
では、目標に対して許容範囲を与えているものの、ロボ
ット自体の能力、例えば、回転角度の範囲や移動距離等
に起因してツールがこの許容範囲内に到着不可能な場合
が発生するおそれがある。その際、通常のオフラインテ
ィーチングでは、「解が存在しない」というメッセージ
が出力されてしまい、どの機能が足りないのか、どの位
届かないのか、等のティーチングデータの検証が不可能
となっている。従って、オペレータが、マニュアル操作
によって、作業位置データおよびツールの方向データを
許容される範囲において、単独、もしくは組み合わせて
変更する作業を行っており、この種の検証作業に相当な
時間と労力を必要とするという問題が指摘されている。
【0007】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、ティーチングデータの検証作業を効率的かつ高精
度に行うことができるとともに、オペレータの負担を一
挙に軽減することが可能なオフラインティーチングにお
ける自動検証方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、産業用ロボットのツールによる作業位置
に関する作業位置データと、前記産業用ロボットを含む
周辺装置の形状等の作業環境データと、前記産業用ロボ
ットに関する作動性能データとに基づき、前記ツールを
前記作業位置に移動させるためのシミュレーションを行
うオフラインティーチングにおいて、前記ツールが前記
作業位置に到着不可能と判断された際にティーチングデ
ータを検証する方法であって、前記作業位置を目標位置
に設定し、前記ツール中心点の座標と前記目標位置の座
標との間に仮想目標位置を設定する第1の工程と、前記
ツール中心点の座標と前記仮想目標位置の座標とを比較
して該ツールが該仮想目標位置に到着可能か否かを判定
する第2の工程と、前記第2の工程で前記ツールが前記
仮想目標位置に到着可能であると判定された後、該到着
可能な仮想目標位置が前記目標位置に基づいて設定され
た収束範囲内にあるか否かを判定する第3の工程と、前
記第3の工程で到着可能な前記仮想目標位置が前記収束
範囲内にあると判定された時に前記到着可能な仮想目標
位置における該ツール中心点の位置および方向を記憶す
る第4の工程と、前記第3の工程で前記到着可能な仮想
目標位置が前記収束範囲内にないと判定された時に前記
到着可能な仮想目標位置の座標と前記目標位置の座標と
の間に新たな仮想目標位置を設定して上記第2の工程以
降を行う第5の工程と、を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係るオフラインティーチングにおける
自動検証方法では、産業用ロボットのツールが作業位置
に到着不可能と判断されると、この作業位置が目標位置
に設定されて前記ロボットのツール中心点の座標と前記
目標位置の座標との間に仮想目標位置が設定される。次
いで、この仮想目標位置が到着可能であると判断される
と、前記仮想目標位置の座標と目標位置の座標との間に
新たな仮想目標位置が設定され、上記の工程が継続され
る。そして、仮想目標位置が所定の収束範囲内にあると
判定されると、この仮想目標位置におけるツール中心点
の位置および方向が記憶され、自動検証作業が終了す
る。これにより、ツールの到着限界位置が短時間で正確
かつ自動的に確認され、設備能力の検証等を効率的に行
うことができる。
【0010】
【実施例】本発明に係るオフラインティーチングにおけ
る自動検証方法についてこれを実施するための装置との
関連で実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
【0011】図1は、本発明方法を実施するオフライン
ティーチング装置の概略全体構成図であり、図2は、こ
のオフラインティーチング装置における制御回路の構成
を示すブロック図である。
【0012】図1において、参照数字10は、オフライ
ンティーチング装置を示す。このオフラインティーチン
グ装置10は、制御回路12と、文字や図形を表示する
CRTディスプレイ14と、文字や各種指示等を入力す
るキーボード16と、マウス18と、このマウス18を
制御回路12に接続するためのインタフェース20とを
備える。
【0013】図2に示すように、制御回路12は、CP
U22と、キーボード16、マウス18および作成され
た教示データ等をフレキシブルディスクの形態で入出力
するフレキシブルディスクドライバ24が接続される入
出力コントローラ26と、ロボット(後述する)やワー
ク等のデータを蓄えたデータベースが格納される外部記
憶装置であるハードディスク28を制御するハードディ
スクコントローラ30と、前記ロボットの作業位置デー
タや制御プログラム等を記憶するメインメモリ32と、
CRTディスプレイ14を制御するディスプレイコント
ローラ34とを備える。
【0014】図1に示すように、ロボット36は、ロボ
ット制御装置38により制御されるとともに、このロボ
ット制御装置38にティーチングボックス40が接続さ
れている。このティーチングボックス40は、必要に応
じてインタフェース20を介し制御回路12に接続可能
である。
【0015】以上のように構成されるオフラインティー
チング装置10によりティーチングデータを作成する作
業について、本実施例に係る検証方法との関連で図3お
よび図4に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0016】オペレータによってキーボード16および
マウス18等から教示ロボット、すなわちロボット36
が指定されるとともに(ステップS1)、データ読み込
み命令が入力され、CPU22は、ロボット36の形状
およびティーチングを行うために必要な周辺装置(図示
せず)の形状を示す作業環境データと、ロボット36の
軸数(本実施例では、4軸)、各軸間の距離および各軸
の加減速データ等の作動性能データと、ロボット36の
作業位置座標データ並びにツールの位置および方向デー
タからなる作業位置データとをハードディスク28から
読み出す(ステップS2)。
【0017】次いで、指定されたロボット36の収束方
法が設定される(ステップS3)。この場合、1回の補
間でロボット36の各軸の全体のシフト量および/また
は回転量の1/2の変化量を与えるものとする(後述す
る)。
【0018】さらに、ツールの到着許容条件が設定され
る(ステップS4)。この場合、設定される項目は、面
直度、進入角および干渉である。そして、最終到着目標
である作業位置が指定され(ステップS5)、この作業
位置に関する作業位置データがメインメモリ32に記憶
される。
【0019】以上のステップによって全ての設定が終了
し、キーボード16によってシミュレーション開始モー
ドが選択されると、ロボット36のシミュレーションが
開始され(ステップS6)、CRTディスプレイ14に
このシミュレーションが表示される。
【0020】ここで、図5および図6を参照して4軸ロ
ボット36のシミュレーションモデルを説明する。図5
に示すように、ロボット36は、X軸、Y軸、Z軸およ
びU軸の4軸を備えており、このロボット36の先端に
は、TCPF(ツールセンタ・ポイント・フレーム)が
設定されている。図5中、C0 は、ティーチング処理を
行う前のツールの初期位置および方向を示しており、C
T は、ワークWの作業姿勢、すなわち、ツールの到着位
置および方向を示している。
【0021】そこで、まず、U軸が動作されてベクトル
0 とベクトルZ1 とのなす角度を最小にした後、Z軸
が動作されてTCP(ツール中心点)がCRTディスプ
レイ14の表示面に直交する方向に揺動され、このTC
PのベクトルZ0 とベクトルX0 とで構成される平面内
にCT が含まれるように調整する。
【0022】次に、図6に示すように、TCPのベクト
ルV1 とC0 およびCT を結ぶベクトルV2 とのなす角
度αが0になるようにX軸が動作される。なお、場合に
よっては、角度αが180°になるようにX軸が動作さ
れる。さらに、Y軸が動作されてC0 をCT に一致させ
る。
【0023】上記シミュレーションに基づく到着判定処
理(ステップS7)の結果、ツールが作業位置に到着可
能であると判定されると(ステップS8中、YES)、
TCPの位置および方向がメインメモリ32に記憶され
るとともに、入出力コントローラ26からフレキシブル
ディスクドライバ24を介してフロッピィディスク(図
示せず)に記憶される(ステップS9)。そして、この
到着結果が、CRTディスプレイ14に表示される(ス
テップS10)。
【0024】ところで、ツールが作業位置に到着不可能
であると判定されると(ステップS8中、NO)、ステ
ップS11に進んで収束処理が行われる。まず、図4に
示すように、条件分枝のためのフラグがOFFに初期化
された後(ステップS21)、フラグが参照される(ス
テップS22)。フラグがOFFであると判定されると
(ステップS22中、YES)、ステップS23に進ん
で仮想目標生成処理1が実行される。
【0025】この仮想目標生成処理1を、図7A乃至図
7Cのモデルを参照して説明すると、図7Aにおいて、
0 は、ティーチング処理を行う前のロボット36の初
期位置および方向を示し、C0 は、ロボット36がP0
にある時のTCPの初期位置および方向を示す。また、
T は、最終到着目標にツールが到着する時のロボット
36の位置および方向を示すとともに、CT は、その際
のTCPの位置および方向を示し(図7C参照)、さら
にPK は、仮想目標にツールが到着する時のロボット3
6の位置および方向を、CK は、K番目(K≧0)に生
成される仮想目標を示す(図7B参照)。
【0026】そこで、CK からCT への変換をMとする
と、M=CK -1T となり、例えば、ツールの位置と方
向とを均等に変化させる場合には、 M=CTR(d) CROT (kr,θ) …(1)式 (但し、CTR(d) は、ベクトルd(位置)の並進変換を
表し、CROT (kr,θ)は、ベクトルKr回りの角度θの
回転変換を表す)と表すことができ、1回の補間で全体
のシフト量および回転量のそれぞれ1/2の変位量を与
える場合には、変換Mhは、 Mh=CTR(d/2) CROT (kr,θ/2) …(2)式 となり、 CK+1 =CK {CTR(d/2) CROT (kr,θ/2) } …(3)式 従って、C0 とCT との間に仮想目標であるCK が設定
された後、C0 とCK の位置および方向が比較されてツ
ールがCK に到着可能か否かが判定される(ステップS
24およびステップS25)。そして、ツールがCK
到着可能であると判定されると(ステップS25中、Y
ES)、収束判定処理が行われる(ステップS26)。
この収束判定処理は、(1)式中、CK とCT 間の位置
(d)および方向(θ)が、予め設定された収束範囲ε
d 、εθに対して、|d|<εd 、|θ|<εθとなる
時に収束していると判定する。
【0027】CK が収束していないと判定されると(ス
テップS27中、NO)、ステップS22に戻って再度
仮想目標生成処理1が実行される。その際、仮想目標で
あったCK が到着済目標となり、この到着済目標と非到
着目標(目標位置)であるC T との間に新たな仮想目標
であるCK (=CK+1 )が設定される。そして、この新
たな仮想目標であるCK に基づいてステップS24以降
の処理が遂行され、最終的にCK が収束していると判定
された時(ステップS27中、YES)、収束処理が終
了する。
【0028】上記仮想目標生成処理1を、図8を参照し
て具体的に説明すると、C0 がTCPの初期位置および
方向を示しており、到着済目標としてA0 に設定され、
最終到着目標であるCT が到着不可能であるため非到着
目標B0 (目標位置)に設定される。そして、A0 とB
0 の中間に仮想目標C1 が作成され、この仮想目標C 1
に到着可能と判断されると、ロボット36がこの仮想目
標C1 に到着されるとともに、前記仮想目標C1 が新た
な到着済目標A1 に設定される。
【0029】さらに、A1 とB0 の中間に仮想目標C2
が作成され、この仮想目標C2 に到着可能と判断される
と、ロボット36がこの仮想目標C2 に到着されるとと
もに、前記仮想目標C2 が新たな到着済目標A2 に設定
される。次いで、A2 とB0の中間に仮想目標C3 が作
成される。
【0030】上記仮想目標生成処理1が行われている
間、ツールがCK に到着不可能であると判定されると
(ステップS25中、NO)、ステップS28に進んで
フラッグがONされる。このため、ステップS22から
ステップS29に進んで仮想目標生成処理2が行われ
る。
【0031】すなわち、図8に示すように、仮想目標C
3 に到着不可能であると判断されると、ロボット36が
仮想目標C2 に停止された状態で、前記仮想目標C3
新たな非到着目標(新たな目標位置)B1 に設定され
る。次に、A2 とB1 の中間に仮想目標C4 が作成さ
れ、この仮想目標C4 に到着不可能であると判断される
と、ロボット36が仮想目標C2 に停止された状態で、
前記仮想目標C4 がさらに新たな非到着目標(さらに新
たな目標位置)B1 に設定されて上記の作業が繰り返し
行われる。そして、A2 とB2 の中間に作成された仮想
目標C5 が到着可能であると判定されるとともに、その
際の変換Mが十分に小さくなって|d|<εd 、|θ|
<εθとなる時(ステップS27中、YES)、収束処
理が終了する。
【0032】収束処理が終了後、ステップS9に進んで
該収束位置および方向がメインメモリ32に記憶される
とともに、入出力コントローラ26からフレキシブルデ
ィスクドライバ24を介してフロッピィディスク(図示
せず)に記憶される(ステップS9)。そして、この到
着結果が、CRTディスプレイ14に表示される(ステ
ップS10)。
【0033】このように、本実施例では、オフラインテ
ィーチング時にツールが作業位置に到着不可能であると
判定されると、収束処理に移行してロボット36のTC
P(ツール中心点)の位置および方向と目標位置である
T の位置および方向との間に仮想目標位置であるCK
が設定される。次いで、CK が到着可能であると判断さ
れると、この仮想目標位置であるCK と目標位置である
T との間に新たな仮想目標位置であるCK (=
K+1 )が設定され、このCK が収束範囲内にあると判
断されるまで上記の工程が自動的に継続される。
【0034】さらに、ツールがCK に到着不可能である
と判定されると、このCK が目標位置に設定されて新た
な仮想目標位置が作成され、前記ツールが収束範囲内に
ある仮想目標位置に到着するまで上記の工程が遂行され
る。
【0035】これにより、本実施例では、ツールの到着
限界位置が短時間で正確かつ自動的に確認され、従来オ
ペレータの能力に依存されていたティーチングデータの
検証作業が自動的かつ効率的に遂行される。従って、テ
ィーチングデータの作成作業が一挙に効率化されるとと
もに、オペレータの負担を大幅に削減することができる
という効果が得られる。
【0036】しかも、ツールの到着限界位置が高精度に
検出されるため、溶接ガンの能力、レイアウトや打点配
分等の設備能力の検証が容易に可能となり、前記設備の
調整等による対応が迅速に遂行されるという利点があ
る。
【0037】また、収束処理において、位置(d)と方
向(θ)に優先度の差を与えることにより、位置優先や
方向優先の特質を持たせることができる。例えば、N回
で収束する場合、図9Aおよび図9Bに示す特性が与え
られた時には位置が優先される一方、図10Aおよび図
10Bに示す特性が与えられた時には方向が優先される
ことになる。なお、θ0 、d0 は、C0 からCT への変
化量を表している。
【0038】
【発明の効果】本発明に係るオフラインティーチングに
おける自動検証方法では、産業用ロボットのツールが作
業位置に到着不可能と判断されると、この作業位置が目
標位置に設定されて前記ロボットのツール中心点の座標
と前記目標位置の座標との間に仮想目標位置が設定され
る。次いで、この仮想目標位置が到着可能であると判断
されると、前記仮想目標位置の座標と目標位置の座標と
の間に新たな仮想目標位置が設定され、仮想目標位置が
所望の収束範囲内にあると判定されるまで上記の工程が
継続される。これにより、従来オペレータの能力に依存
されていたティーチングデータの検証作業が自動化さ
れ、ツールの到着限界位置が短時間で正確かつ自動的に
確認される。従って、オペレータの負担を軽減すること
ができるとともに、設備能力の検証等を効率的に行って
該設備の調整等を迅速に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検証方法を実施するためのオフラ
インティーチング装置の概略全体構成図である。
【図2】前記オフラインティーチング装置の制御回路構
成を示すブロック図である。
【図3】前記検証方法の全体フローチャートである。
【図4】図3に示すフローチャートの中、収束処理を説
明するフローチャートである。
【図5】CRTディスプレイに表示される4軸ロボット
のモデル図である。
【図6】図5に示す4軸ロボットのシミュレーションを
説明するモデル図である。
【図7】収束処理を説明するモデル図であり、図7A
は、初期位置のモデル図であり、図7Bは、仮想目標位
置のモデル図であり、図7Cは、最終目標位置のモデル
図である。
【図8】前記検証方法における仮想目標生成処理1およ
び2の具体的説明図である。
【図9】位置(d)を優先させるための特性図であり、
図9Aは、仮想目標生成回数と方向(θ)との特性図で
あり、図9Bは、仮想目標生成回数と位置(d)との特
性図である。
【図10】方向(θ)を優先させるための特性図であ
り、図10Aは、仮想目標生成回数と方向(θ)との特
性図であり、図10Bは、仮想目標生成回数と位置
(d)との特性図である。
【符号の説明】
10…オフラインティーチング装置 12…制御回路 14…CRTディスプレイ 16…キーボー
ド 22…CPU 28…ハードデ
ィスク 32…メインメモリ 36…ロボット 38…ロボット制御装置 40…ティーチ
ングボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 貢 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 平賀 敏文 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−16385(JP,A) 特開 昭64−84310(JP,A) 特開 昭64−35608(JP,A) 特開 平7−121215(JP,A) 特開 平7−230313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/42 B25J 9/22 G05B 19/4068 G05B 23/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】産業用ロボットのツールによる作業位置に
    関する作業位置データと、前記産業用ロボットを含む周
    辺装置の形状等の作業環境データと、前記産業用ロボッ
    トに関する作動性能データとに基づき、前記ツールを前
    記作業位置に移動させるためのシミュレーションを行う
    オフラインティーチングにおいて、前記ツールが前記作
    業位置に到着不可能と判断された際にティーチングデー
    タを検証する方法であって、 前記作業位置を目標位置に設定し、前記ツール中心点の
    座標と前記目標位置の座標との間に仮想目標位置を設定
    する第1の工程と、 前記ツール中心点の座標と前記仮想目標位置の座標とを
    比較して該ツールが該仮想目標位置に到着可能か否かを
    判定する第2の工程と、 前記第2の工程で前記ツールが前記仮想目標位置に到着
    可能であると判定された後、該到着可能な仮想目標位置
    が前記目標位置に基づいて設定された収束範囲内にある
    か否かを判定する第3の工程と、 前記第3の工程で到着可能な前記仮想目標位置が前記収
    束範囲内にあると判定された時に前記到着可能な仮想目
    標位置における該ツール中心点の位置および方向を記憶
    する第4の工程と、 前記第3の工程で前記到着可能な仮想目標位置が前記収
    束範囲内にないと判定された時に前記到着可能な仮想目
    標位置の座標と前記目標位置の座標との間に新たな仮想
    目標位置を設定して上記第2の工程以降を行う第5の工
    程と、 を有することを特徴とするオフラインティーチングにお
    ける自動検証方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動検証方法において、前
    記第2の工程で前記ツールが前記仮想目標位置に到着不
    可能であると判定された時、該到着不可能な仮想目標位
    置を新たな目標位置に設定し、前記ツールの最新の到着
    済仮想目標位置と該新たな目標位置との間に仮想目標位
    置を設定する第6の工程と、 前記到着済仮想目標位置のツール中心点の座標と前記仮
    想目標位置の座標とを比較して該ツールが該仮想目標位
    置に到着可能か否かを判定する第7の工程と、 前記第7の工程で前記ツールが前記仮想目標位置に到着
    可能であると判定された後、該到着可能な仮想目標位置
    が前記新たな目標位置に基づいて設定された収束範囲内
    にあるか否かを判定する第8の工程と、 前記第8の工程で前記到着可能な仮想目標位置が前記収
    束範囲内にあると判定された時に前記到着可能な仮想目
    標位置における該ツール中心点の位置および方向を記憶
    する第9の工程と、 前記第8の工程で前記到着可能な仮想目標位置が前記収
    束範囲内にないと判定された時に前記到着可能な仮想目
    標位置の座標と前記新たな目標位置の座標との間に新た
    な仮想目標位置を設定して上記第7の工程以降を行う第
    10の工程と、 前記第7の工程で前記ツールが前記仮想目標位置に到着
    不可能であると判定された時、該到着不可能な仮想目標
    位置をさらに新たな目標位置に設定し、前記ツールの最
    新の到着済仮想目標位置と該さらに新たな目標位置との
    間に仮想目標位置を設定して上記第7の工程以降を行う
    第11の工程と、 を有することを特徴とするオフラインティーチングにお
    ける自動検証方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の自動検証方法にお
    いて、前記記憶された産業用ロボットのツール中心点の
    位置および方向に基づいて前記作業環境データの良否を
    判定することを特徴とするオフラインティーチングにお
    ける自動検証方法。
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