JP2878227B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2878227B2
JP2878227B2 JP4051097A JP4051097A JP2878227B2 JP 2878227 B2 JP2878227 B2 JP 2878227B2 JP 4051097 A JP4051097 A JP 4051097A JP 4051097 A JP4051097 A JP 4051097A JP 2878227 B2 JP2878227 B2 JP 2878227B2
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ink
ink cartridge
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cartridge
recording apparatus
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崇光 宮越
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YONEZAWA NIPPON DENKI KK
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特に遠心力を利用してインクカートリッジ
内のインクを噴射させ、記録紙に印字を行うインクジェ
ット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置は、イン
ク吐出駆動源の点で大きく二つに分類できる。
【0003】一つは、サーマルインクジェットまたはバ
ブルジェットと呼ばれる方式であり、例えば特公昭61
−59913号公報に開示されている。これは、複数の
サーマルエレメントが配列されたサーマルヘッド上に、
それぞれのサーマルエレメントに対応して圧力室が形成
され、その圧力室にはノズルとインク供給路が連通して
いる構造であり、印字時、サーマルエレメントに通電し
その上のインクを加熱して気泡を発生させ、その圧力に
よりインクをノズルから吐出させる方式である。
【0004】このタイプは、吐出源となるサーマルヘッ
ドをフォトリソグラフィ技術により製作できるため、高
密度で多ノズルの印字ヘッドを作ることができる。しか
しながら、気泡を発生させるためインクを300℃以上
に加熱する必要があり、長時間吐出を行うとインク中の
成分がサーマルエレメント上に堆積して吐出不良を起こ
し、また、熱応力による損傷、サーマルエレメントの保
護層のピンホールによる故障なども起き、長寿命の印字
ヘッドを得ることは難しい。
【0005】もう一つは、圧電式と呼ばれる方式であ
り、例えば特公昭53−12138号公報に開示されて
いる。これは、ノズルとインク供給路に連通する圧力室
とその圧力室に容積変化を生じさせる圧電素子とから構
成され、印字時、圧電素子に電圧を印加し圧力室に容積
変化を発生させてインクをノズルから吐出させる方式で
ある。
【0006】この方式は、インクを加熱しないためイン
ク選択の自由度が高く、また、長寿命であるが、多数の
圧電素子を高密度に配列することが難しかった。
【0007】上記二つの方式の欠点を解決する方式とし
て、遠心力を利用する方式が提案されている。
【0008】特開平6−286128号公報には、噴射
ヘッドを回転させ、記録信号に対応して噴射ヘッドのノ
ズルに所定の電気場を作る記録電位を印加して電気粘性
を有するインクの粘度を変化させることにより、インク
が所定量ずつ遠心力により噴射ヘッドから吐き出される
方式、および、噴射ヘッドを回転させ、記録信号に対応
して噴射ヘッドのノズルに所定の磁気場を作る記録電位
を印加して磁気粘性を有するインクの粘度を変化させる
ことにより、インクが所定量ずつ遠心力により噴射ヘッ
ドから吐き出される方式が提案されている。
【0009】また、特開平2−245337号公報に
は、容器内に収納された磁気によって影響を受けるイン
クと、インクを容器内で回転させる磁気を発生させる磁
気発生手段とを具備し、インクの回転による遠心力によ
りインクジェット記録用圧力を発生させる方式が提案さ
れている。
【0010】さらに、特開昭63−118263号公報
には、周縁部に沿って複数の発熱素子を配設した回転体
を回転し、その中心部に供給した高粘性インク、または
熱溶融性固体インクを遠心力により周縁部へ流動させる
と共に、複数の発熱素子を選択的に発熱させて低粘性化
したインクを、遠心力により回転体周縁部からインク滴
として飛翔させる方式が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェット記録装置は、サーマルインクジェットまたはバ
ブルジェットと呼ばれる方式においては、前述したよう
に、長寿命の印字ヘッドを得ることは難しいという問題
点がある。
【0012】圧電式と呼ばれる方式においても、前述し
たように、多数の圧電素子を高密度に配列することが難
しいという問題点がある。
【0013】遠心力を利用する方式でも、特開平6−2
86128号公報に提案された方式においては、電気粘
性あるいは磁気粘性を有するインクを使用する必要があ
るという問題点がある。
【0014】また、特開平2−245337号公報に提
案された方式においては、磁性インクを使用する必要が
あるという問題点がある。
【0015】さらに、特開昭63−118263号公報
に提案された方式においては、高粘性インクあるいは熱
溶融性固体インクを使用する必要があるという問題点が
ある。
【0016】本発明の目的は、使用するインクの選択範
囲を広げ、長寿命で、構造が簡単で、低コストのインク
ジェット記録装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、インクカートリッジ内部の羽根を回転させ
て前記インクカートリッジ内部のインクに遠心力を与
え、記録信号に対応して磁化されたインク吐き出し電磁
石ヘッドが前記インクカートリッジ内側の板バネを持ち
上げることにより、前記インクカートリッジ側面の小穴
から前記インクを吐き出させて記録を行うようにしてい
る。
【0018】本発明のインクジェット記録装置は、イン
クカートリッジを回転させて前記インクカートリッジ内
部のインクに遠心力を与え、記録信号に対応して磁化さ
れたインク吐き出し電磁石ヘッドが前記インクカートリ
ッジ内側の板バネを持ち上げることにより、前記インク
カートリッジ側面の小穴から前記インクを吐き出させて
記録を行うようにしてもよい。
【0019】本発明のインクジェット記録装置は、前記
インクカートリッジが、前記インク吐き出し電磁石ヘッ
ドと前記板バネと前記小穴とを複数組有するようにして
もよい。
【0020】本発明のインクジェット記録装置は、イン
クカートリッジ内部の羽根を回転させて前記インクカー
トリッジ内部のインクに遠心力を与え、前記インクカー
トリッジ側面に取り付けた電子シャッタを記録信号に対
応して開くことにより、前記インクカートリッジから前
記インクを吐き出させて記録を行うようにしてもよい。
【0021】本発明のインクジェット記録装置は、前記
インクカートリッジが、前記電子シャッタを複数個有す
るようにしてもよい。
【0022】本発明のインクジェット記録装置は、前記
インクカートリッジを複数個有するようにしてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0024】図1は本発明の第1の実施の形態を示す構
成図であり、図1(a)は断面図、図1(b)は平面図
である。インクカートリッジ1の内部にはインク2があ
り、さらに、回転する羽根3とインク2の漏れを抑える
磁気を帯びた板バネ4がある。インクカートリッジ1の
側面にはインク2を吐き出すための小穴5がある。イン
クカートリッジ1の外部にはインク2の吐き出しを制御
するインク吐き出し電磁石ヘッド6が取り付けられてい
る。
【0025】次に動作について説明する。インクカート
リッジ1内部の羽根3をモータ(図示せず)で矢印方向
に回転させることにより、インク2がインクカートリッ
ジ1内部で回転する。このとき、磁気を帯びた板バネ4
はインクカートリッジ1の内壁に密着しており、インク
カートリッジ1の側面の小穴5を塞いでいるため、イン
ク2が外に漏れることはない。記録信号に対応してイン
ク吐き出し電磁石ヘッド6が磁化し、インクカートリッ
ジ1の内側面にある同極の磁気を帯びた板バネ4を持ち
上げる。このとき、小穴5から遠心力によりインク2が
吐き出される。吐き出されたインク2が記録紙(図示せ
ず)に付着して印刷が完了する。
【0026】図2は本発明の第2の実施の形態を示す構
成図である。インクカートリッジ11の内部にはインク
12があり、さらに、インク12の漏れを抑える磁気を
帯びた板バネ14がある。インクカートリッジ11の側
面にはインク12を吐き出すための小穴15がある。イ
ンクカートリッジ11の外部にはインク12の吐き出し
を制御するインク吐き出し電磁石ヘッド16が取り付け
られている。
【0027】次に動作について説明する。インクカート
リッジ11をモータ(図示せず)で矢印方向に回転させ
る。インクカートリッジ11の回転によりインクカート
リッジ11内のインク12に遠心力が生じる。このと
き、磁気を帯びた板バネ14はインクカートリッジ11
の内壁に密着しており、インクカートリッジ11の側面
の小穴5を塞いでいるため、インク12がインクカート
リッジ11の外に漏れることはない。記録信号に対応し
てインク吐き出し電磁石ヘッド16が磁化し、インクカ
ートリッジ11の内側面にある同極の磁気を帯びた板バ
ネ14を持ち上げる。このとき、小穴15から遠心力に
よりインク12が吐き出される。吐き出されたインク1
2が記録紙(図示せず)に付着して印刷が完了する。
【0028】図3は本発明の第3の実施の形態を示す構
成図であり、図3(a)は側面図、図3(b)は平面図
である。インクカートリッジ21の内部にはインク22
と回転する羽根23とがある。インクカートリッジ21
の側面にはインク22の吐き出しを制御する複数の電子
シャッタ24が取り付けられている。電子シャッタ24
は電気信号により所定の速度で開閉動作を行う機械装置
である。図4(a)は電子シャッタ24が開いた状態を
示す図、図4(b)は電子シャッタ24が閉じた状態を
示す図である。
【0029】次に動作について説明する。インクカート
リッジ21内部の羽根23をモータ(図示せず)で矢印
方向に回転させることにより、インク22がインクカー
トリッジ21内部で回転する。このとき、電子シャッタ
24は閉じた状態にあるため、インク22が外に漏れる
ことはない。記録信号に対応して複数の電子シャッタ2
4の開閉制御を行う。電子シャッタ24が開いたとき遠
心力によりインク22が吐き出される。吐き出されたイ
ンク22が記録紙(図示せず)に付着して印刷が完了す
る。電子シャッタ24を複数設けることにより高速に印
刷を行うことができる。
【0030】なお、第1の実施の形態および第2の実施
の形態においても、板バネ、小穴、インク吐き出し電磁
石ヘッドを複数組設けることにより高速に印刷を行うこ
とが可能となる。また、インクカートリッジ自体を複数
個使用することによっても高速に印刷を行うことが可能
となる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、インク
カートリッジの小穴の開閉を制御して遠心力によりイン
クを吐き出させるため、使用するインクの選択範囲を広
げ、長寿命で、構造が簡単で、低コストとなる効果が有
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図4】電子シャッタの開、閉状態を示す図である。
【符号の説明】
1 インクカートリッジ 2 インク 3 羽根 4 板バネ 5 小穴 6 インク吐き出し電磁石ヘッド 11 インクカートリッジ 12 インク 14 板バネ 15 小穴 16 インク吐き出し電磁石ヘッド 21 インクカートリッジ 22 インク 23 羽根 24 電子シャッタ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクカートリッジ内部の羽根を回転さ
    せて前記インクカートリッジ内部のインクに遠心力を与
    え、記録信号に対応して磁化されたインク吐き出し電磁
    石ヘッドが前記インクカートリッジ内側の板バネを持ち
    上げることにより、前記インクカートリッジ側面の小穴
    から前記インクを吐き出させて記録を行うことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクカートリッジを回転させて前記イ
    ンクカートリッジ内部のインクに遠心力を与え、記録信
    号に対応して磁化されたインク吐き出し電磁石ヘッドが
    前記インクカートリッジ内側の板バネを持ち上げること
    により、前記インクカートリッジ側面の小穴から前記イ
    ンクを吐き出させて記録を行うことを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インクカートリッジが、前記インク
    吐き出し電磁石ヘッドと前記板バネと前記小穴とを複数
    組有することを特徴とする請求項1または2記載のイン
    クジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 インクカートリッジ内部の羽根を回転さ
    せて前記インクカートリッジ内部のインクに遠心力を与
    え、前記インクカートリッジ側面に取り付けた電子シャ
    ッタを記録信号に対応して開くことにより、前記インク
    カートリッジから前記インクを吐き出させて記録を行う
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記インクカートリッジが、前記電子シ
    ャッタを複数個有することを特徴とする請求項4記載の
    インクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インクカートリッジを複数個有する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の
    インクジェット記録装置。
JP4051097A 1997-02-25 1997-02-25 インクジェット記録装置 Expired - Lifetime JP2878227B2 (ja)

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JPH10235895A JPH10235895A (ja) 1998-09-08
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Effective date: 19981215