JP2876920B2 - 濾過器 - Google Patents
濾過器Info
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Links
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、濾過材の充填された
カートリッジを複数本組み合わせたカートリッジ式の濾
過器、特に既存の配管設備を改造することなく、処理能
力の増大が簡単に行なえる濾過器に関する。
カートリッジを複数本組み合わせたカートリッジ式の濾
過器、特に既存の配管設備を改造することなく、処理能
力の増大が簡単に行なえる濾過器に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】この種の
濾過器としては、濾過材が充填されたカートリッジ単体
を、被濾過流体の処理量に応じて必要な本数だけ配管に
よって並列的に接続したものが一般的である。
濾過器としては、濾過材が充填されたカートリッジ単体
を、被濾過流体の処理量に応じて必要な本数だけ配管に
よって並列的に接続したものが一般的である。
【0003】しかし、このような構造であれば、例えば
処理能力をアップする場合、その度ごとに配管を改造す
る必要があり、手間がかかると共にカートリッジ本数が
多くなると、配管自体が複雑となって工事費も増大す
る。
処理能力をアップする場合、その度ごとに配管を改造す
る必要があり、手間がかかると共にカートリッジ本数が
多くなると、配管自体が複雑となって工事費も増大す
る。
【0004】そこで、この発明の課題は、既存の配管設
備を改造することなく簡単に処理能力をアップすること
ができる濾過器を提供することにある。
備を改造することなく簡単に処理能力をアップすること
ができる濾過器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の濾過器は複数の筒状のカートリッジを、
その筒軸方向を上下方向として、並列的に配列して成る
カートリッジ群を、中間コネクタを介して上下方向に多
段に接続し、最上段のカートリッジ群は、各カートリッ
ジの上端を上部コネクタに接続し、最下段のカートリッ
ジ群は、各カートリッジを下部コネクタに接続し、前記
上部コネクタ、中間コネクタ及び下部コネクタには、接
続されたカートリッジ間を相互に連通する流路を形成
し、前記中間コネクタの流路には、最上段の中間コネク
タから下方に向って1つおきに、流路の一端側のカート
リッジとその隣りのカートリッジとの間を仕切る流路閉
鎖部材を設け、それ以外の中間コネクタには、他端側の
カートリッジとその隣りのカートリッジとの間仕切る流
路閉鎖部材を設け、前記各カートリッジには、流路閉鎖
部材によって仕切られた前記流路の端部側のカートリッ
ジを除いて濾過材を充填し、前記各コネクタの一端側の
濾過材の充填されていないカートリッジによって連通さ
れた流路に通じる流入口を、その流路を有するコネクタ
に設け、前記各コネクタの他端側の濾過材が充填されて
いないカートリッジによって連通された流路に通じる流
出口を、その流路を有するコネクタに設ける構成にした
ものである。
め、この発明の濾過器は複数の筒状のカートリッジを、
その筒軸方向を上下方向として、並列的に配列して成る
カートリッジ群を、中間コネクタを介して上下方向に多
段に接続し、最上段のカートリッジ群は、各カートリッ
ジの上端を上部コネクタに接続し、最下段のカートリッ
ジ群は、各カートリッジを下部コネクタに接続し、前記
上部コネクタ、中間コネクタ及び下部コネクタには、接
続されたカートリッジ間を相互に連通する流路を形成
し、前記中間コネクタの流路には、最上段の中間コネク
タから下方に向って1つおきに、流路の一端側のカート
リッジとその隣りのカートリッジとの間を仕切る流路閉
鎖部材を設け、それ以外の中間コネクタには、他端側の
カートリッジとその隣りのカートリッジとの間仕切る流
路閉鎖部材を設け、前記各カートリッジには、流路閉鎖
部材によって仕切られた前記流路の端部側のカートリッ
ジを除いて濾過材を充填し、前記各コネクタの一端側の
濾過材の充填されていないカートリッジによって連通さ
れた流路に通じる流入口を、その流路を有するコネクタ
に設け、前記各コネクタの他端側の濾過材が充填されて
いないカートリッジによって連通された流路に通じる流
出口を、その流路を有するコネクタに設ける構成にした
ものである。
【0006】また、前記カートリッジ群を上下2段に接
続する場合には、前記中間コネクタの流路に、当該流路
の一端側のカートリッジとその隣りのカートリッジとの
間を仕切る流路閉鎖部材を設け、前記各カートリッジに
は、前記一端側のカートリッジを除いて濾過材を充填
し、濾過材の充填されていないカートリッジによって連
通された流路に通じる流入口又は流出口を、その流路を
有するコネクタに設け、前記中間コネクタには、前記流
路閉鎖部材によって仕切られた他端側の流路に通じる流
出口又は流入口を設ければよい。
続する場合には、前記中間コネクタの流路に、当該流路
の一端側のカートリッジとその隣りのカートリッジとの
間を仕切る流路閉鎖部材を設け、前記各カートリッジに
は、前記一端側のカートリッジを除いて濾過材を充填
し、濾過材の充填されていないカートリッジによって連
通された流路に通じる流入口又は流出口を、その流路を
有するコネクタに設け、前記中間コネクタには、前記流
路閉鎖部材によって仕切られた他端側の流路に通じる流
出口又は流入口を設ければよい。
【0007】
【作用】流入口から供給された被濾過流体は濾過材の充
填されていない一端側のカートリッジによって連通され
た各コネクタの流路を通って、濾過材が充填された各カ
ートリッジに送られる。
填されていない一端側のカートリッジによって連通され
た各コネクタの流路を通って、濾過材が充填された各カ
ートリッジに送られる。
【0008】そして、濾過材によって濾過された濾過流
体は、濾過材が充填されていない他端側のカートリッジ
によって連通された各コネクタの流路を通って流出口か
ら送り出される。
体は、濾過材が充填されていない他端側のカートリッジ
によって連通された各コネクタの流路を通って流出口か
ら送り出される。
【0009】濾過器の処理能力をアップする場合は、最
上段のカートリッジ群から上部コネクタを外して、その
カートリッジ群のカートリッジのうち、中間コネクタの
一端側又は他端側に位置する濾過材が充填されたカート
リッジに代えて濾過材が充填されていないカートリッジ
を取り付け、中間コネクタによってカートリッジ群を次
々と上方へ増設する。
上段のカートリッジ群から上部コネクタを外して、その
カートリッジ群のカートリッジのうち、中間コネクタの
一端側又は他端側に位置する濾過材が充填されたカート
リッジに代えて濾過材が充填されていないカートリッジ
を取り付け、中間コネクタによってカートリッジ群を次
々と上方へ増設する。
【0010】そして、新たに追加された中間コネクタの
流路には、既存の中間コネクタの流路に設けられた流路
閉鎖部材との関係で、流路の一端側、他端側といった具
合に交互に流路閉鎖部材を設けると共に増設されたカー
トリッジ群の流路閉鎖部材で仕切られた端部側のカート
リッジを濾過材の充填されていないカートリッジとし、
最上段のカートリッジ群の上端を上部コネクタに接続す
る。
流路には、既存の中間コネクタの流路に設けられた流路
閉鎖部材との関係で、流路の一端側、他端側といった具
合に交互に流路閉鎖部材を設けると共に増設されたカー
トリッジ群の流路閉鎖部材で仕切られた端部側のカート
リッジを濾過材の充填されていないカートリッジとし、
最上段のカートリッジ群の上端を上部コネクタに接続す
る。
【0011】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
【0012】図1に示すように、この濾過器は、複数の
円筒状カートリッジ10と、これらのカートリッジ10
を接続する上部コネクタ20、中間コネクタ30及び下
部コネクタ40と、各コネクタ20,30,40を相互
に締結するボルト51及びナット52とから構成されて
いる。
円筒状カートリッジ10と、これらのカートリッジ10
を接続する上部コネクタ20、中間コネクタ30及び下
部コネクタ40と、各コネクタ20,30,40を相互
に締結するボルト51及びナット52とから構成されて
いる。
【0013】前記カートリッジ10は、透明な樹脂によ
って形成された円筒体の内部に濾過剤として中空糸を充
填した中空糸カートリッジ10aと、濾過剤を充填して
いない、中空カートリッジ10bから成る。
って形成された円筒体の内部に濾過剤として中空糸を充
填した中空糸カートリッジ10aと、濾過剤を充填して
いない、中空カートリッジ10bから成る。
【0014】前記中空糸カートリッジ10aは、図2に
示すように、半透膜から成る中空糸12の束をU字状に
曲げ、その両端面が前記透明樹脂製の円筒体11の一端
に揃うように、中空糸12の端部外周面と円筒体11の
端部内周面とをウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂13によ
って接着して、円筒体11の一端側の内外を仕切ったも
のである。
示すように、半透膜から成る中空糸12の束をU字状に
曲げ、その両端面が前記透明樹脂製の円筒体11の一端
に揃うように、中空糸12の端部外周面と円筒体11の
端部内周面とをウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂13によ
って接着して、円筒体11の一端側の内外を仕切ったも
のである。
【0015】従って、開放された円筒体11の他端側か
ら液体又は気体等の被濾過流体を供給すると、中空糸1
2の半透膜を通って中空糸12内に流れ込み、円筒体1
1の他端側から流出する。このとき、被濾過流体に含ま
れる粒子のうち、半透膜に多数形成されている小孔
(0.1〜0.2μm)より大きな粒子は捕捉される。
ら液体又は気体等の被濾過流体を供給すると、中空糸1
2の半透膜を通って中空糸12内に流れ込み、円筒体1
1の他端側から流出する。このとき、被濾過流体に含ま
れる粒子のうち、半透膜に多数形成されている小孔
(0.1〜0.2μm)より大きな粒子は捕捉される。
【0016】なお、このように開放された円筒体11の
他端側から被濾過流体を供給するようにしたのは、被濾
過流体中のゴミ等の異物の捕捉量は、中空糸膜の表面積
に比例するので、中空糸内径面より表面積が50%程度
大きい外径面側から供給したほうが、捕捉効果がよいか
らである。
他端側から被濾過流体を供給するようにしたのは、被濾
過流体中のゴミ等の異物の捕捉量は、中空糸膜の表面積
に比例するので、中空糸内径面より表面積が50%程度
大きい外径面側から供給したほうが、捕捉効果がよいか
らである。
【0017】前記上部コネクタ20及び下部コネクタ4
0は、同一の樹脂成形品であって、図3,図6及び図7
に示すように、基部21、41の中央部に一方向に直線
状に延びる流路23,43を形成する筒状体22,42
が設けられており、その筒状体22,42の両側には、
前記流路23,43と直交する方向に延びる前記カート
リッジ10a,10bの接続口24,44が流路23,
43と連通するように並列に形成されている。
0は、同一の樹脂成形品であって、図3,図6及び図7
に示すように、基部21、41の中央部に一方向に直線
状に延びる流路23,43を形成する筒状体22,42
が設けられており、その筒状体22,42の両側には、
前記流路23,43と直交する方向に延びる前記カート
リッジ10a,10bの接続口24,44が流路23,
43と連通するように並列に形成されている。
【0018】また、前記基部21,41の両側部には、
前記ボルト51の受け口となる複数の切り欠き25,4
5が形成されており、前記筒状体22,42の両端部の
外周面には雄ねじ22a,42aが形成されている。
前記ボルト51の受け口となる複数の切り欠き25,4
5が形成されており、前記筒状体22,42の両端部の
外周面には雄ねじ22a,42aが形成されている。
【0019】前記中間コネクタ30は、図4,図6及び
図7に示すように、上述の上部コネクタ20及び下部コ
ネクタ40と同様の基部31,流路33を形成する筒状
体32,カートリッジ10の接続口34,ボルト51の
受け口となる切り欠き35及び前記筒状体32の両端部
の雄ねじ32aを有しているが、前記接続口34が一方
側だけでなく、上下双方に形成されている点で異なる。
図7に示すように、上述の上部コネクタ20及び下部コ
ネクタ40と同様の基部31,流路33を形成する筒状
体32,カートリッジ10の接続口34,ボルト51の
受け口となる切り欠き35及び前記筒状体32の両端部
の雄ねじ32aを有しているが、前記接続口34が一方
側だけでなく、上下双方に形成されている点で異なる。
【0020】この濾過器は、図7に示すように、合計8
本のカートリッジ10から成るカートリッジ群aを、中
間コネクタ30を介して上下3段に接続し、最上段のカ
ートリッジ群aは、各カートリッジ10の上端を上部コ
ネクタ20に接続し、最下段のカートリッジ群aは、各
カートリッジ10の下端を下部コネクタ40に接続した
ものを1つのブロックAとし、4つのブロックAを各コ
ネクタ20,30,40部分で、継手28,38,48
を介して左右に接続したものである。
本のカートリッジ10から成るカートリッジ群aを、中
間コネクタ30を介して上下3段に接続し、最上段のカ
ートリッジ群aは、各カートリッジ10の上端を上部コ
ネクタ20に接続し、最下段のカートリッジ群aは、各
カートリッジ10の下端を下部コネクタ40に接続した
ものを1つのブロックAとし、4つのブロックAを各コ
ネクタ20,30,40部分で、継手28,38,48
を介して左右に接続したものである。
【0021】前記カートリッジ群aは、ほとんどが中空
糸カートリッジ10aによって構成されているが、左側
のブロックAの中段及び下段のカートリッジ群aと、右
のブロックAの上段及び中段のカートリッジ群aは、そ
れぞれ、左端又は右端のカートリッジ10が中空カート
リッジ10bによって構成されている。
糸カートリッジ10aによって構成されているが、左側
のブロックAの中段及び下段のカートリッジ群aと、右
のブロックAの上段及び中段のカートリッジ群aは、そ
れぞれ、左端又は右端のカートリッジ10が中空カート
リッジ10bによって構成されている。
【0022】なお、各コネクタ20,30,40の流路
23,33,43は、継手28,38,48を介して隣
り合うブロックA間で相互につながっており、中間コネ
クタ30には、上下のカートリッジ10の樹脂部13又
は中空糸12のU字部が対面するように接続されてい
る。。
23,33,43は、継手28,38,48を介して隣
り合うブロックA間で相互につながっており、中間コネ
クタ30には、上下のカートリッジ10の樹脂部13又
は中空糸12のU字部が対面するように接続されてい
る。。
【0023】また、各コネクタ20,30,40は、上
下のコネクタの切り欠き25,35,45に両端部を嵌
め込んだボルト51を、基部21,31,41の上面側
及び下面側からナット52で締め付けることによって連
結されており、隣接するブロックA間の継手28,3
8,48による接続は、ブロックA相互間で隣り合うボ
ルト51の端部を挿通して互いに連結する連結部材53
によって補強されている。
下のコネクタの切り欠き25,35,45に両端部を嵌
め込んだボルト51を、基部21,31,41の上面側
及び下面側からナット52で締め付けることによって連
結されており、隣接するブロックA間の継手28,3
8,48による接続は、ブロックA相互間で隣り合うボ
ルト51の端部を挿通して互いに連結する連結部材53
によって補強されている。
【0024】右側のブロックAには、上部コネクタ20
にエア抜き26が、下段の中間コネクタ30及び下部コ
ネクタ40に濾過流体の流出口36及び被濾過流体の流
入口46が、それぞれ、前記筒状体22,32,42の
端部に形成された雄ねじ22a,32a,42a部分に
ねじ込んで取り付けられている。なおこの流入口46及
び流出口36は、それぞれ外周面に雄ねじ36a,46
aが形成された接続部を有しており、配管接続ができる
ようになっている。
にエア抜き26が、下段の中間コネクタ30及び下部コ
ネクタ40に濾過流体の流出口36及び被濾過流体の流
入口46が、それぞれ、前記筒状体22,32,42の
端部に形成された雄ねじ22a,32a,42a部分に
ねじ込んで取り付けられている。なおこの流入口46及
び流出口36は、それぞれ外周面に雄ねじ36a,46
aが形成された接続部を有しており、配管接続ができる
ようになっている。
【0025】また、左側のブロックAの各コネクタ2
0,30,40及び右側のブロックAの上段の中間コネ
クタ30には、各流路23,33,43を閉鎖するキャ
ップ27,37,47が、上記流入口46及び流出口3
6等と同様に雄ねじ22a,32a,42a部分にねじ
込んで取り付けられており、左側のブロックAの下段及
び右側のブロックAの上段の中間コネクタ30の流路に
は、上下に接続された中空糸カートリッジ10aと中空
カートリッジ10bとの間を仕切る流路閉鎖板37a
が、図5及び図7に示すように、連結部材37bを介し
て前記キャップ37に連結された状態で設けられてい
る。
0,30,40及び右側のブロックAの上段の中間コネ
クタ30には、各流路23,33,43を閉鎖するキャ
ップ27,37,47が、上記流入口46及び流出口3
6等と同様に雄ねじ22a,32a,42a部分にねじ
込んで取り付けられており、左側のブロックAの下段及
び右側のブロックAの上段の中間コネクタ30の流路に
は、上下に接続された中空糸カートリッジ10aと中空
カートリッジ10bとの間を仕切る流路閉鎖板37a
が、図5及び図7に示すように、連結部材37bを介し
て前記キャップ37に連結された状態で設けられてい
る。
【0026】以上のように構成された濾過器は、右側の
流入口46から供給された被濾過流体が、下部コネクタ
40の流路43を通って下段の各カートリッジ群aに送
り込まれると共に左側のブロックAの中空カートリッジ
10bに送られる。左側のブロックAにおける下段の中
間コネクタ30の流路33は、流路閉鎖板37aによっ
て中空糸カートリッジ10aと中空カートリッジ10b
との間が仕切られているため、被濾過流体は、そのまま
中空カートリッジ10bを通って上段の中間コネクタ3
0に供給され、その流路33から上段及び中段の各カー
トリッジ群aに送り込まれる。
流入口46から供給された被濾過流体が、下部コネクタ
40の流路43を通って下段の各カートリッジ群aに送
り込まれると共に左側のブロックAの中空カートリッジ
10bに送られる。左側のブロックAにおける下段の中
間コネクタ30の流路33は、流路閉鎖板37aによっ
て中空糸カートリッジ10aと中空カートリッジ10b
との間が仕切られているため、被濾過流体は、そのまま
中空カートリッジ10bを通って上段の中間コネクタ3
0に供給され、その流路33から上段及び中段の各カー
トリッジ群aに送り込まれる。
【0027】そして、各カートリッジ群aで濾過された
濾過流体は、それぞれ上部コネクタ20及び下段の中間
コネクタ30の流路23,33に送り出され、流路23
の濾過流体は右側のブロックAの中空カートリッジ10
bを通って流路33の濾過流体と共に流出口36から送
り出される。
濾過流体は、それぞれ上部コネクタ20及び下段の中間
コネクタ30の流路23,33に送り出され、流路23
の濾過流体は右側のブロックAの中空カートリッジ10
bを通って流路33の濾過流体と共に流出口36から送
り出される。
【0028】なお、液体を濾過する場合には、中空糸カ
ートリッジ10b内に空気が留まると、濾過能力が低下
するため、運転開始前にエア抜き26を開き、徐々に加
圧しながら濾過器内の空気を十分に除去しておくのが好
ましい。
ートリッジ10b内に空気が留まると、濾過能力が低下
するため、運転開始前にエア抜き26を開き、徐々に加
圧しながら濾過器内の空気を十分に除去しておくのが好
ましい。
【0029】この濾過器は、上述のように、流入口46
と流出口36とを共に右側のブロックAに設けている
が、図8に示すように、配管ルートに応じて左右別個の
ブロックAに設けることもできる。
と流出口36とを共に右側のブロックAに設けている
が、図8に示すように、配管ルートに応じて左右別個の
ブロックAに設けることもできる。
【0030】また、上記実施例は、いずれも複数のブロ
ックが接続されたものであるが、図9及び図10に示す
ように、単一のブロックから成るものであってもよく、
上下方向のカートリッジ群aの接続段数も2段以上であ
れば特に限定されない。
ックが接続されたものであるが、図9及び図10に示す
ように、単一のブロックから成るものであってもよく、
上下方向のカートリッジ群aの接続段数も2段以上であ
れば特に限定されない。
【0031】但し、カートリッジ群aの接続段数が4段
以上の偶数段の場合は、図9に示すように、コネクタ2
0,30,40の一端側の中空カートリッジ10bを上
段と下段の中間コネクタ30の間に、他端側の中空カー
トリッジ10bを上部コネクタ20と下部コネクタ30
との間に、それぞれ連続的に設けると共に中間コネクタ
30には左右交互に流路閉鎖板37aを設ける必要があ
る。
以上の偶数段の場合は、図9に示すように、コネクタ2
0,30,40の一端側の中空カートリッジ10bを上
段と下段の中間コネクタ30の間に、他端側の中空カー
トリッジ10bを上部コネクタ20と下部コネクタ30
との間に、それぞれ連続的に設けると共に中間コネクタ
30には左右交互に流路閉鎖板37aを設ける必要があ
る。
【0032】また、カートリッジ群aが上下2段の場合
は、図10に示すように、コネクタ20,30,40の
一端側のみ、中空カートリッジ10b及び流路閉鎖板3
7aを設ければ足りる。
は、図10に示すように、コネクタ20,30,40の
一端側のみ、中空カートリッジ10b及び流路閉鎖板3
7aを設ければ足りる。
【0033】なお、いずれの実施例についても、コネク
タ20,30,40の端部側の1本のカートリッジのみ
を中空カートリッジ10bとしているが、被濾過流体の
処理量が多い場合には、抵抗を少なくするため、端部側
の2本以上のカートリッジを中空カートリッジ10bと
することもできる。
タ20,30,40の端部側の1本のカートリッジのみ
を中空カートリッジ10bとしているが、被濾過流体の
処理量が多い場合には、抵抗を少なくするため、端部側
の2本以上のカートリッジを中空カートリッジ10bと
することもできる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明の濾過器は、濾
過剤が充填されたカートリッジ群を、上部コネクタ,中
間コネクタ及び下部コネクタによって多段に接続し、各
コネクタの端部側に設けた濾過剤が充填されていないカ
ートリッジと、各コネクタの流路を仕切る流路閉鎖部材
とによって、濾過器内における流入口から各カートリッ
ジへの被濾過流体の供給路及び各カートリッジからの流
出口への濾過流体の送出路を形成する構成を採用したた
め、中間コネクタを用いることにより、カートリッジ群
を上方に簡単に増設することができると共に濾過器の流
入口及び流出口に接続された既存の配線設備を改造する
ことなく低コスト処理能力をアップすることができる。
過剤が充填されたカートリッジ群を、上部コネクタ,中
間コネクタ及び下部コネクタによって多段に接続し、各
コネクタの端部側に設けた濾過剤が充填されていないカ
ートリッジと、各コネクタの流路を仕切る流路閉鎖部材
とによって、濾過器内における流入口から各カートリッ
ジへの被濾過流体の供給路及び各カートリッジからの流
出口への濾過流体の送出路を形成する構成を採用したた
め、中間コネクタを用いることにより、カートリッジ群
を上方に簡単に増設することができると共に濾過器の流
入口及び流出口に接続された既存の配線設備を改造する
ことなく低コスト処理能力をアップすることができる。
【図1】この発明に係る一実施例を示す一部切り欠き斜
視図である。
視図である。
【図2】同上の中空糸カートリッジを示す断面図であ
る。
る。
【図3】同上の上部コネクタ(下部コネクタ)を示す斜
視図である。
視図である。
【図4】同上の中間コネクタを示す斜視図である。
【図5】同上のキャップ及び流路閉鎖板を示す斜視図で
ある。
ある。
【図6】図1のX−X線に沿った断面図である。
【図7】図1のY−Y線に沿った断面図である。
【図8】他の実施例を示す断面図である。
【図9】他の実施例を示す概略図である。
【図10】他の実施例を示す概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 61/18 B01D 29/24 Z (56)参考文献 特開 昭55−75705(JP,A) 特開 平2−83006(JP,A) 特開 平4−227098(JP,A) 実開 昭58−18553(JP,U) 実開 昭63−189390(JP,U) 実開 昭57−76804(JP,U) 実開 平3−26324(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 63/02 B01D 27/00 B01D 29/50 B01D 46/00 B01D 46/54 B01D 61/18 C02F 1/28
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の筒状のカートリッジを、その筒軸
方向を上下方向として、並列的に配列して成るカートリ
ッジ群を、中間コネクタを介して上下方向に多段に接続
し、最上段のカートリッジ群は、各カートリッジの上端
を上部コネクタに接続し、最下段のカートリッジ群は、
各カートリッジを下部コネクタに接続し、前記上部コネ
クタ、中間コネクタ及び下部コネクタには、接続された
カートリッジ間を相互に連通する流路を形成し、前記中
間コネクタの流路には、最上段の中間コネクタから下方
に向って1つおきに、流路の一端側のカートリッジとそ
の隣りのカートリッジとの間を仕切る流路閉鎖部材を設
け、それ以外の中間コネクタには、他端側のカートリッ
ジとその隣りのカートリッジとの間仕切る流路閉鎖部材
を設け、前記各カートリッジには、流路閉鎖部材によっ
て仕切られた前記流路の端部側のカートリッジを除いて
濾過材を充填し、前記各コネクタの一端側の濾過材の充
填されていないカートリッジによって連通された流路に
通じる流入口を、その流路を有するコネクタに設け、前
記各コネクタの他端側の濾過材の充填されていないカー
トリッジによって連通された流路に通じる流出口を、そ
の流路を有するコネクタに設けた濾過器。 - 【請求項2】 複数の筒状のカートリッジを、その筒軸
方向を上下方向として、並列的に配列して成るカートリ
ッジ群を、中間コネクタを介して上下2段に接続し、上
段のカートリッジ群は、各カートリッジの上端を上部コ
ネクタに接続し、下段のカートリッジ群は、各カートリ
ッジを下部コネクタに接続し、 前記上部コネクタ、中間コネクタ、下部コネクタには、
接続されたカートリッジ間を相互に連通する流路を形成
し、前記中間コネクタの流路に、当該流路の一端側のカ
ートリッジとその隣りのカートリッジとの間を仕切る流
路閉鎖部材を設け、 前記各カートリッジには、前記一端側のカートリッジを
除いて濾過材を充填し、濾過材の充填されていないカー
トリッジによって連通された流路に通じる流入口又は流
出口を、その流路を有するコネクタに設け、前記中間コ
ネクタには、前記流路閉鎖部材によって仕切られた他端
側の流路に通じる流出口又は流入口を設けた濾過器。 - 【請求項3】 前記上部コネクタにエア抜きを設けた請
求項1記載の濾過器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4297979A JP2876920B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 濾過器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4297979A JP2876920B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 濾過器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06121917A JPH06121917A (ja) | 1994-05-06 |
JP2876920B2 true JP2876920B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=17853572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4297979A Expired - Lifetime JP2876920B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 濾過器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876920B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5730589B2 (ja) * | 2011-01-13 | 2015-06-10 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 管部材、流体移送管及び流体移送ユニット |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP4297979A patent/JP2876920B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06121917A (ja) | 1994-05-06 |
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