JP2876314B2 - ガードル、ボディスーツ等のインナーウェア - Google Patents

ガードル、ボディスーツ等のインナーウェア

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JP2876314B2
JP2876314B2 JP5551397A JP5551397A JP2876314B2 JP 2876314 B2 JP2876314 B2 JP 2876314B2 JP 5551397 A JP5551397 A JP 5551397A JP 5551397 A JP5551397 A JP 5551397A JP 2876314 B2 JP2876314 B2 JP 2876314B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガードル(ショー
ト及びロングの両方を含む)や、ボディスーツ等の、特
に体形を整える機能を有するインナーウェアに関する。
【0002】
【従来の技術】体形、特にヒップの形を整えるインナー
ウェアとして、従来、ヒップアップガードルが存在す
る。このヒップアップガードルは、腰のサイドから後の
ヒップの下部にかけて斜めに伸縮性かつ弾力性のある帯
状布をガードル本体の外布の内側に重ね合せた構造を有
して、その帯状布がヒップの下部を支えてヒップアップ
状態を維持するようになっている。
【0003】ところで、上記のヒップアップガードルを
着用する場合、ヒップがうまく帯状布の上に位置せず、
ヒップの下端部が帯状布の下にはみ出すことが多い。そ
のため手でヒップの肉を帯状布の上まで寄せ集めるとい
う調整作業が必要であった。しかしながら、従来のヒッ
プアップガードルは、手でヒップを上方へ寄せ集める作
業がしにくいという問題があった。
【0004】そこで本出願人は、手でヒップの肉を上方
へ寄せ集めて帯状布の上まで移動させるという調整のや
りやすいインナーウェアーを考案して先に出願した。
【0005】この先の出願に係るインナーウェアは、登
録実用新案公報第3024009号に開示されているよ
うに、ウェア本体の外布の後側におけるヒップの上方箇
所に切欠部を設け、その外布の内側におけるサイドから
バックのヒップの下部にかけて伸縮性かつ弾力性を有し
てヒップの下部を支える帯状布を重ね合せ、同じく外布
の内側におけるサイドからバックにかけて上記の切欠部
の内側を塞ぐ内布を配して、その内布の後側の下端部を
外布に対して遊離させ、その内布の遊離した下端部とそ
の外側に被さった切欠部より下側の外布との間に、ウェ
ア本体の外側から内側へと手を挿入可能な開通部を設け
たことを特徴とする構成を具えるものであった。
【0006】しかしながら、上記のような構造にする
と、ヒップの下部を支える帯状布の他に、外布の切欠部
を内側から塞ぐ内布が必要で、それぞれ別個に外布に対
し縫着しなければならず面倒であるという不満がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
の不満を解消するために更に改良を加えて、ヒップアッ
プ状態を維持することができ、かつ、手で尻肉を上方へ
寄せ集める調整作業がしやすく、更に、構成部材の縫着
作業が面倒でないガードル、ボディスーツ等インナーウ
ェアの提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によっ
て、すなわち、ヒップの下部を支える帯状部2と、その
帯状部2の上にヒップの肉を収める穴部3を設けた内布
1を外布4の中に重ね合せ、外布4の後側におけるヒッ
プの上方位置に設けた開口部11から手を挿入可能で中
は上記の内布1の穴部3と開通するポケット5を外布4
の内側に設けたことを特徴とするガードル、ボディスー
ツ等のインナーウェアによって解決することができる。
【0009】なお、帯状部2によるヒップの支持が安定
するように、上記の構成に加えて、内布1の帯状部2の
中間部に上方へ向かう吊紐部6を連設するのが好まし
い。
【0010】
【作用】本発明のインナーウェアは、帯状部2の上にヒ
ップが載った格好となってヒップアップ状態が維持され
る。また、手で尻肉を寄せ集めて帯状部2の上まで移動
させる調整作業は、外布4に設けたポケット5に手を挿
入することによって容易に行うことができる。また、ヒ
ップの下部を支える帯状部2を内布1に設けたので、内
布1と帯状部2を別々に設けた場合に比べて縫着作業が
面倒でない。
【0011】
【実施例】図は本発明の一実施例であるショートガード
ルを示したものであり、以下この実施例について説明す
る。まず、図中、符号1が内布であり、この内布1は外
布4の内側に重ね合せている。この内布1は弾力性かつ
伸縮性にすぐれた生地を使用している。この内布1は後
側の下端部に帯状部2を有している。この帯状部2はヒ
ップの下部を下から支えるものである。
【0012】内布1の後側の帯状部2の上には穴部3を
設けている。この穴部3はヒップの肉を帯状部2の上へ
寄せ集めたときに、その肉を収めてヒップに丸みを付け
るためのものである。
【0013】帯状部2の中間位置には吊紐部6を連続的
に設けている。この吊紐部6は左右の穴部3を分断する
ように上方へ延びて、穴部3の上で内布1と連続してい
る。この吊紐部6は帯状部2の中間部を上方へ引っ張る
ので、帯状部2が弛んで垂れ下がるのを防止する。
【0014】次に、外布4は後側のヒップの上方箇所に
切欠部を7を設けている。この切欠部7の内側は内布1
によって塞がれている。切欠部7はテープ8で縁取られ
ている。外布4は内布1に対して、切欠部7の両横の縁
に沿って上下方向に一体的に縫着されるが、更に、切欠
部7の下側の縁の両端位置から下方へ向って内布1と一
体的に縫着されている。図中、符号9がその縫着線を示
す。又、外布4は内布1に対して、吊紐部6の位置で一
体的に縫着されている。図中、符号10がその縫着線を
示す。そして、それら縫着線9,10の間では外布4と
内布1は互いに分離している。すなわち、外布4と内布
1の間は切欠部7の下側の縁に沿った箇所が開口部11
となって、そこから手を挿入可能なポケット5となって
いる。そして、このポケット5の中は内布1の穴部3と
開通している。
【0015】なお、上記の実施例はショートガードルに
本発明を実施したものであるが、本発明はロングガード
ル、ボディスーツなどヒップアップを図るその他のイン
ナーウェアにも実施することが可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明のガードル、ボディスーツ等のイ
ンナーウェアは上記の構成を具えるものであり、帯状部
2でヒップの下部を支えてヒップの肉を穴部3に収める
ことによってヒップアップ状態を維持し且つヒップに丸
みをつけることができる。そして、帯状部2の下側へ尻
肉がはみ出した場合は、ポケット5へ手を挿入すること
により帯状部2の下側へはみ出した尻肉を、直接手で上
方へ寄せ集めて、帯状部2の上の穴部3に収めるという
調整作業が容易にできる。また、帯状部2を内布1と別
々にしないで一体化したので、縫着作業の面倒が少な
い。また、請求項2記載のように吊紐部6を設けること
により、帯状部2が上方へ引っ張られるので弛んで垂れ
下がるということがなく、ヒップアップ状態が安定す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】背面図である。
【図2】側面図である。
【図3】図1のA−A線における断面図である。
【図4】図3の断面図においてポケットの開口部を開い
た状態の断面図である。
【符号の説明】
1 内布 2 帯状部 3 穴部 4 外布 5 ポケット 6 吊紐部 7 切欠部 8 テープ 9 縫着線 10 縫着線 11 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−252703(JP,A) 特開 平8−260205(JP,A) 実開 昭58−65308(JP,U) 実開 平7−19303(JP,U) 実開 昭60−156105(JP,U) 実開 昭60−147603(JP,U) 実開 昭57−192906(JP,U) 登録実用新案3024009(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A41C 1/00 - 1/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒップの下部を支える帯状部2と、その
    帯状部2の上にヒップの肉を収める穴部3を設けた内布
    1を外布4の中に重ね合せ、外布4の後側におけるヒッ
    プの上方位置に設けた開口部11から手を挿入可能で中
    は上記の内布1の穴部3と開通するポケット5を外布4
    の内側に設けたことを特徴とするガードル、ボディスー
    ツ等のインナーウェア。
  2. 【請求項2】 内布1の帯状部2の中間部に上方へ向か
    う吊紐部6を連設した請求項1記載のガードル、ボディ
    スーツ等のインナーウェア。
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AU720319B3 (en) * 1999-12-02 2000-05-25 Kathleen Margaret McLean An undergarment
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