JP2875788B2 - チルト式ヒンジ装置 - Google Patents
チルト式ヒンジ装置Info
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- JP2875788B2 JP2875788B2 JP30408196A JP30408196A JP2875788B2 JP 2875788 B2 JP2875788 B2 JP 2875788B2 JP 30408196 A JP30408196 A JP 30408196A JP 30408196 A JP30408196 A JP 30408196A JP 2875788 B2 JP2875788 B2 JP 2875788B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- synthetic resin
- base end
- metal plate
- hinge device
- Prior art date
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Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】 本発明は各種機器の操作盤
の液晶モニター等を所要の傾斜角度に固定保持するため
に使用されるチルト式ヒンジ装置に関するものである。
の液晶モニター等を所要の傾斜角度に固定保持するため
に使用されるチルト式ヒンジ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 実開平４−４７０８０号公報に開示さ
れた従来のチルト式ヒンジ装置では、固定側翼板に固着
した板バネと回動側翼板の基端部との間にローラを挿入
し、該ローラと回動側翼板間の摩擦力によって回動側翼
板を所要の傾斜角度に固定保持している。
れた従来のチルト式ヒンジ装置では、固定側翼板に固着
した板バネと回動側翼板の基端部との間にローラを挿入
し、該ローラと回動側翼板間の摩擦力によって回動側翼
板を所要の傾斜角度に固定保持している。
【０００３】しかしながら、この従来装置では、ローラ
との摩擦面が回動側翼板の基端部外周の特定箇所に限定
されているために摩耗しやすく、板バネが劣化したとき
には所要の回転抵抗が得られなくなり耐久性に難点があ
る。また、板バネによるローラの押圧力は一定であるた
め、摩擦によって得られる回転抵抗も一定であり、当初
設計された以上の重量を有する物体を回動側翼板に装着
したときには、回転抵抗が不足し、当該物体を傾斜位置
に固定保持することができない。
との摩擦面が回動側翼板の基端部外周の特定箇所に限定
されているために摩耗しやすく、板バネが劣化したとき
には所要の回転抵抗が得られなくなり耐久性に難点があ
る。また、板バネによるローラの押圧力は一定であるた
め、摩擦によって得られる回転抵抗も一定であり、当初
設計された以上の重量を有する物体を回動側翼板に装着
したときには、回転抵抗が不足し、当該物体を傾斜位置
に固定保持することができない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、摩擦面が広く設定されているため耐久性に優
れ、装着物体の重量に対応して回転抵抗を増減調整でき
るチルト式ヒンジ装置を提供することである。
目的は、摩擦面が広く設定されているため耐久性に優
れ、装着物体の重量に対応して回転抵抗を増減調整でき
るチルト式ヒンジ装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明のチルト式ヒンジ装
置では、交互に配置した金属板１と合成樹脂板２とで固
定側翼板４を構成し、合成樹脂板２の基端部に割溝部１
１を設け、回動側翼板８の金属板５の基端部を割溝部１
１に嵌め入れ、金属板１の基端部の軸孔１６と合成樹脂
板２の基端部の軸孔１５と金属板５の基端部の軸孔１７
を通る枢軸ピン９によって固定側翼板４と回動側翼板８
を連結し、枢軸ピン９の端部のねじ軸部１８に嵌めた調
整用ナット１０によって、前記金属板５の基端部腹面と
合成樹脂板２の割溝部１１の内壁面とを面接触させて締
め付ける。
照符号を用いて説明すると、本発明のチルト式ヒンジ装
置では、交互に配置した金属板１と合成樹脂板２とで固
定側翼板４を構成し、合成樹脂板２の基端部に割溝部１
１を設け、回動側翼板８の金属板５の基端部を割溝部１
１に嵌め入れ、金属板１の基端部の軸孔１６と合成樹脂
板２の基端部の軸孔１５と金属板５の基端部の軸孔１７
を通る枢軸ピン９によって固定側翼板４と回動側翼板８
を連結し、枢軸ピン９の端部のねじ軸部１８に嵌めた調
整用ナット１０によって、前記金属板５の基端部腹面と
合成樹脂板２の割溝部１１の内壁面とを面接触させて締
め付ける。
【０００６】使用に当たって固定側翼板４は例えば操作
盤本体の上面パネル１９に固着され、回動側翼板８は上
面パネルに装着される液晶モニター２０に固着される。
液晶モニター２０の重量に対応して調整用ナット１０の
締め付けを加減し、固定側翼板４の合成樹脂板２と回動
側翼板８の金属板５の間に必要十分な回転抵抗を設定し
て置く。
盤本体の上面パネル１９に固着され、回動側翼板８は上
面パネルに装着される液晶モニター２０に固着される。
液晶モニター２０の重量に対応して調整用ナット１０の
締め付けを加減し、固定側翼板４の合成樹脂板２と回動
側翼板８の金属板５の間に必要十分な回転抵抗を設定し
て置く。
【０００７】操作盤の使用者は目線の高さに対応して液
晶モニター２０を見易い角度位置に配置するために、枢
軸ピン９を中心にして回動側翼板８を固定側翼板４に対
して回転させる。所望の傾斜角度まで回転させた後、液
晶モニター２０から手を離すと、前記合成樹脂板２と金
属盤５間の摩擦力による回転抵抗によって、液晶モニタ
ー２０は当該設定位置に安定の固定保持される。
晶モニター２０を見易い角度位置に配置するために、枢
軸ピン９を中心にして回動側翼板８を固定側翼板４に対
して回転させる。所望の傾斜角度まで回転させた後、液
晶モニター２０から手を離すと、前記合成樹脂板２と金
属盤５間の摩擦力による回転抵抗によって、液晶モニタ
ー２０は当該設定位置に安定の固定保持される。
【０００８】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、固定側翼板
４は６枚の金属板１と５枚の合成樹脂板２から構成さ
れ、リベット型の連結部材３と枢軸ピン９によって組み
立てられている。外側の２枚の金属板１には取付板部１
ａが直角に連設され、取付板部１ａには固着用ビス孔１
２が設けられている。回動側翼板８は６枚の金属板５と
５枚の合成樹脂板６から構成され、２本のリベット型連
結部材７によって組み立てられている。外側の２枚の金
属板５には取付板部５ａが直角に連設され、取付板部５
ａには固着用ビス孔１３が設けられている。
４は６枚の金属板１と５枚の合成樹脂板２から構成さ
れ、リベット型の連結部材３と枢軸ピン９によって組み
立てられている。外側の２枚の金属板１には取付板部１
ａが直角に連設され、取付板部１ａには固着用ビス孔１
２が設けられている。回動側翼板８は６枚の金属板５と
５枚の合成樹脂板６から構成され、２本のリベット型連
結部材７によって組み立てられている。外側の２枚の金
属板５には取付板部５ａが直角に連設され、取付板部５
ａには固着用ビス孔１３が設けられている。
【０００９】回動側翼板８の金属板５の先端部は櫛歯状
に合成樹脂板６より突出し、固定側翼板４の合成樹脂板
２の割溝部１１に嵌め込まれている。調整用ナット１０
は袋ナットで構成され、金属板１と調整ナット１０の間
にはスプリングワッシャー１４が挿入されており、前記
合成樹脂板２と金属板５の接触面には、調整用ナット１
０の締付力に加えてスプリングワッシャー１４の弾性力
が作用しており、必要十分な回転抵抗が得られる。ねじ
軸部１８は枢軸ピン９の両端部に設けられ、２個の調整
用ナット１０が螺合されている。そのため、回転抵抗の
調整は使用状況に応じてどちらの調整用ナットからでも
行える。
に合成樹脂板６より突出し、固定側翼板４の合成樹脂板
２の割溝部１１に嵌め込まれている。調整用ナット１０
は袋ナットで構成され、金属板１と調整ナット１０の間
にはスプリングワッシャー１４が挿入されており、前記
合成樹脂板２と金属板５の接触面には、調整用ナット１
０の締付力に加えてスプリングワッシャー１４の弾性力
が作用しており、必要十分な回転抵抗が得られる。ねじ
軸部１８は枢軸ピン９の両端部に設けられ、２個の調整
用ナット１０が螺合されている。そのため、回転抵抗の
調整は使用状況に応じてどちらの調整用ナットからでも
行える。
【００１０】
【発明の効果】 以上のように本発明のチルト式ヒンジ
装置では、固定側翼板４の合成樹脂板２の割溝部１１の
内壁面と回動側翼板８の金属板５の基端部腹面とが面接
触するものであり、限定された一点や狭い部分で相接触
するものではないので、繰り返し使用しても摩耗に対し
て強く、耐久性に優れている。
装置では、固定側翼板４の合成樹脂板２の割溝部１１の
内壁面と回動側翼板８の金属板５の基端部腹面とが面接
触するものであり、限定された一点や狭い部分で相接触
するものではないので、繰り返し使用しても摩耗に対し
て強く、耐久性に優れている。
【００１１】また、枢軸ピン９のねじ軸部１８に嵌めた
調整用ナット１０の締め付け程度を加減することによっ
て、前記合成樹脂板２と金属板５間の摩擦力を増減し、
必要十分な回転抵抗を確保することができるので、重量
の異なる各種物体の傾斜支持に広範に使用でき、汎用性
にも優れている。
調整用ナット１０の締め付け程度を加減することによっ
て、前記合成樹脂板２と金属板５間の摩擦力を増減し、
必要十分な回転抵抗を確保することができるので、重量
の異なる各種物体の傾斜支持に広範に使用でき、汎用性
にも優れている。
【００１２】合成樹脂板２と金属板５が擦れ合うため、
金属板同士が擦れ合う従来のヒンジ装置とは異なり、金
属の不快な擦れ音がなくなり、快適な作業環境が保たれ
るとともに、金属粉が発生して電気機器のショート事故
の原因となることがない。
金属板同士が擦れ合う従来のヒンジ装置とは異なり、金
属の不快な擦れ音がなくなり、快適な作業環境が保たれ
るとともに、金属粉が発生して電気機器のショート事故
の原因となることがない。
【図１】 本発明の一実施例に係るチルト式ヒンジ装置
の斜視図である。
の斜視図である。
【図２】 該ヒンジ装置の正面図である。
【図３】 該ヒンジ装置の平面図である。
【図４】 該ヒンジ装置の右側面図である。
【図５】 図４のＣ−Ｃ線断面図である。
【図６】 図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図７】 図２のＢ−Ｂ線断面図である。
１ 金属板 ２ 合成樹脂板 ３ 連結部材 ４ 固定側翼板 ５ 金属板 ６ 合成樹脂板 ７ 連結部材 ８ 回動側翼板 ９ 枢軸ピン １０ 調整用ナット １１ 割溝部 １２ 固着用ビス孔 １３ 固着用ビス孔 １４ スプリングワッシャー １５ 軸孔 １６ 軸孔 １７ 軸孔 １８ ねじ軸部 １９ 操作盤本体の上面パネル ２０ 液晶モニター
Claims (1)
- 【請求項１】 交互に配置した金属板１と合成樹脂板２
とで固定側翼板４を構成し、合成樹脂板２の基端部に割
溝部１１を設け、回動側翼板８の金属板５の基端部を割
溝部１１に嵌め入れ、金属板１の基端部の軸孔１６と合
成樹脂板２の基端部の軸孔１５と金属板５の基端部の軸
孔１７を通る枢軸ピン９によって固定側翼板４と回動側
翼板８を連結し、枢軸ピン９の端部のねじ軸部１８に嵌
めた調整用ナット１０によって、前記金属板５の基端部
腹面と合成樹脂板２の割溝部１１の内壁面とを面接触さ
せて締め付けたチルト式ヒンジ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30408196A JP2875788B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | チルト式ヒンジ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30408196A JP2875788B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | チルト式ヒンジ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10131595A JPH10131595A (ja) | 1998-05-19 |
| JP2875788B2 true JP2875788B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=17928807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30408196A Expired - Fee Related JP2875788B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | チルト式ヒンジ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2875788B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP30408196A patent/JP2875788B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10131595A (ja) | 1998-05-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |