JP2869320B2 - 周波数安定化方法 - Google Patents

周波数安定化方法

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JP2869320B2 JP5326520A JP32652093A JP2869320B2 JP 2869320 B2 JP2869320 B2 JP 2869320B2 JP 5326520 A JP5326520 A JP 5326520A JP 32652093 A JP32652093 A JP 32652093A JP 2869320 B2 JP2869320 B2 JP 2869320B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力系統が系統分断
発生によって分離された場合に認められる周波数異常を
電源制限または負荷制限によって制御する周波数安定化
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば「電力系統の保護制御シ
ステム−太田宏次著、電気書院」に示された従来方法に
よる周波数異常制御装置の構成図である。図において、
1A,1Bは発電機(発電所)、2A〜2Dは系統内の
母線、3A〜3Dは送電線であり、送電線3Aは本系統
100との連系線となる。4Aは計測用端末、4B〜4
Eは制御端末、4Nは中央演算装置、5は連系線ルート
断検出用のセンサ、6A〜6Dは遮断器、7A〜7Eは
コントロール・ケーブル、8A〜8E,8Nは情報信号
伝送路、9は中央給電指令所、10A,10Bは負荷で
ある。
【0003】次に動作について説明する。連系線ルート
断事故が発生した場合に、センサ5,計測用端末4Aを
通しての情報から中央演算装置4Nが起動し、中央給電
指令所9からの情報と予め求めた系統定数(周波数が落
ち着いた時点でのもの)から以下の式によって必要制限
量を算出する。 (1)負荷制限の場合
【0004】
【数1】
【0005】 (2)電源制限の場合 QP =−P−KH ・ΔfH ・W0L :必要負荷制限量 QP :必要電源制限量 P :連系線事故前潮流(受電を正とする) W0 :系統容量 KL :負荷制限時の系統定数 KH :電源制限時の系統定数 ΔfL :定常周波数から落ち着き先周波数までの下降値
(負荷制限時) ΔfH :定常周波数から落ち着き先周波数までの上昇値
(電源制限時) 算出された制限量に基づいて、中央演算装置4Nは制御
端末4B〜4Eに指令し、制御端末4B〜4Eはコント
ロール・ケーブル7B〜7Eを通して、遮断器6A〜6
Dにトリップ信号を出し、落ち着き先周波数を制御す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の周波数安定化方
法は以上のように、落ち着き先周波数を基準にその時点
での系統定数によって行われるので、過渡的な周波数変
化に対応できず、そのために著しい需給アンバランス時
に認められる急激な周波数上昇または下降に対して適切
な制御ができないという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、過渡的に上昇または下降する
周波数を算出して、その予測最高値,最低値からそれぞ
れ電源制限量,負荷制限量を決定することで、発電機の
安定運転領域内に周波数を維持することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る周波数安
定化方法は、電力系統分断時に認められる周波数変化の
過渡的な変化に着目し、分断系統が発電力過剰の場合に
は周波数最高値を、発電力不足の場合には周波数最低値
を算出し、それぞれの値から発電機安定運転領域内に過
渡的な周波数を制御するようにしたものである。
【0009】また、請求項2では、等価発電機の出力を
その慣性定数で割った値(正規化発電量)及び系統間の
連系線潮流値と、周波数最高時および最低時の発電機系
統定数との関係が線形近似できることを利用して、系統
分断発生前の制御対象系統内発電量と連系線潮流値とに
基づき予め周波数最高時および最低時における等価発電
機の系統定数を求めておき、この系統定数を用いて系統
分断発生時の予測過渡周波数最高値,最低値を算出する
ものである。なお、等価発電機とは、系統内の複数の発
電機を等価一機に縮約して表したものであり、その慣性
定数は各発電機の慣性定数の和となる。また、周波数最
高時および最低時における等価発電機の系統定数とは、
従来の系統定数の概念を周波数最高時および最低時に適
用したもので、系統内の周波数が最高値または最低値に
達した時点での系統定数を意味している。
【0010】更に、請求項3では、前記過渡周波数最高
値の算出式を電源制限量を含むように変形して、予測過
渡周波数最高値が発電機の安定運転領域を越えた場合
に、周波数最高値を安定領域内に下げるために必要な電
源制限量を求めるものである。
【0011】また、請求項4では、前記系統内の発電機
(通常は主な代表発電機)を等価一機に縮約し、調速
機,すなわちガバナの時定数を一次遅れで近似し、さら
に前記系統内の系統定数から等価発電機の周波数過渡特
性式を導き、その極値を求めることで予測過渡周波数最
高値,最低値を算出するものである。
【0012】
【作用】この発明における周波数安定化方法は、電力系
統分断時の過渡的な周波数変化の最高値または最低値を
算出するので、従来の落ち着き先周波数(過渡的な周波
数動揺後に落ち着く周波数)に対する制御に比べて、よ
り精度の高い周波数安定化が可能となる。
【0013】また、請求項2においては、予め求めた周
波数最高時および最低時における発電機系統定数を用い
て過渡周波数最高値,最低値を算出するので、系統分断
発生時に容易に周波数最高値,最低値を求めることがで
きる。
【0014】更に、請求項3においては、前記予測過渡
周波数最高値の算出式を電源制限量を含むように変形し
て、周波数最高値を安定領域内に下げるために必要な電
源制限量を求めるので、系統分断発生時の最高周波数を
発電機の安定運転領域まで容易に下げることができる。
【0015】また、請求項4においては、前記周波数過
渡特性式の極値を求めることで、落ち着き先周波数に制
御対象系統固有の係数を掛けるだけで容易に予測周波数
最高値,最低値が算出できる。
【0016】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例1を図に基づいて説明する。ま
ず、本発明の基本原理について説明する。図1は、電力
系統分断時における周波数の変化波形である。図におい
て、tf 時点が系統分断発生を表し、分断系統が発電力
過剰の場合は、同図(a)のように過渡的な最高値を記
録したのちに、発電機の調速機(以下、ガバナと記す)
の時定数に従って落ち着き先周波数値に至る。同様に発
電力不足の場合は、同図(b)のように過渡的な最低値
を経て落ち着き先周波数値に至る。従来の落ち着き先周
波数値を基準とした制御とは異なり、過渡的な周波数最
高値または最低値を算出することにより、精度の高い周
波数制御が可能となる。
【0017】図2は、本発明の周波数安定化方法に基づ
いた周波数異常制御装置の構成例である。図において、
1A,1Bは発電機(発電所)、2A〜2Dは系統内の
母線、3A〜3Dは送電線であり、送電線3Aは本系統
100との連系線となる。4Aは計測用端末、4B〜4
Eは制御端末、4Nは中央演算装置であり、この中央演
算装置4Nは従来と異なり、後述する図3のフローチャ
ートに基づき動作して、本発明の周波数安定化方法を実
行するものである。5は連系線ルート断検出用のセン
サ、6A〜6Dは遮断器、7A〜7Eはコントロール・
ケーブル、8A〜8E,8Nは情報信号伝送路、9は中
央給電指令所、10A,10Bは負荷である。
【0018】次に本装置の動作について説明する。送電
線3Aの連系状態は常時センサ5で計測され、コントロ
ール・ケーブル7Aを通して計測用端末4Aに入力され
る。中央演算装置4Nは、常に計測用端末4Aからの情
報を伝送路8Aを通して取り込み、更に中央給電指令所
9から伝送路8Nを通して発電機1A,1Bの発電情
報,連系線潮流情報をある周期で取り込んでおく。中央
演算装置4Nは、必要に応じて電源制限信号,負荷制限
信号を制御端末4B〜4Eに出力し、制御端末4B〜4
Eでは、電源制限信号あるいは負荷制限信号に応じて、
受信した信号の内容から発電機1A,1B、負荷10
A,10Bを選択してトリップ信号を出力する。例え
ば、送電線3A(連系線)でルート断事故が発生した場
合、センサ5からの情報からルート断事故を検出したこ
とをキックとして、中央演算装置4Nは起動状態に入
り、図3に示したフローチャートに従って、安定化制御
(電源制限,負荷制限)を行う。すなわち、図3におい
て、ステップST1は故障発生検出による装置起動ブロ
ック、ステップST2は故障発生時点を基準とするため
の時刻リセットの処理ブロック、ステップST3は故障
除去の検出ブロックである。ステップST4では、中央
給電指令所9から取り込んだ情報を基に、連系線潮流値
が制御対象系統から見て送電か受電(ゼロ値を含む)か
を判定し、送電であるならステップST5に、それ以外
の時はステップST11へ進む。ステップST5では、
中央給電指令所9から取り込んだ連系線潮流値を基に予
め設定しておいたデータから過渡的予測最高周波数値お
よび落ち着き先周波数値を求める。ステップST6で
は、前記ステップST5で求めた周波数値が電源制限の
必要な値を越えているか否かを判定し、電源制限が必要
であればステップST7へ、それ以外の時はステップS
T17へ進む。ステップST7では、安定化制御量(電
源制限量)を予め決めたアルゴリズムによって決定す
る。ステップST8では、ステップST7で決定した電
源制限量に応じた発電機パターンが存在するか否かを判
定し、存在すればステップST9に、存在しなければス
テップST17へ進む。ステップST9では、ステップ
ST7で決定した電源制限量に対応した遮断パターンを
発電機1A,1Bから選択する。ステップST10で
は、前記ステップST9で決定した選択パターンに従っ
て、制御端末4B,4Cから遮断器6A,6Bにトリッ
プ信号を出力して、ステップST17へ進む。一方、ス
テップST11では、中央給電指令所9から取り込んだ
連系線潮流値を基に、予め設定しておいたデータから過
渡的予測最低周波数値および落ち着き先周波数値を求め
る。ステップST12では、前記ステップST11で求
めた周波数値が負荷制限の必要な値を下回っているか否
かを判定し、負荷制限が必要であればステップST13
へ、それ以外の時はステップST17へ進む。ステップ
ST13では、安定化制御量(負荷制限量)を予め決め
たアルゴリズムによって決定する。ステップST14で
は、ステップST13で決定した負荷制限量に応じた負
荷パターンが存在するか否かを判定し、存在すればステ
ップST15に、存在しなければステップST17へ進
む。ステップST15では、ステップST13で決定し
た負荷制限量に対応した遮断パターンを負荷10A,1
0Bから選択する。ステップST16では、前記ステッ
プST15で決定した選択パターンに従って、制御端末
4D,4Eから遮断器6C,6Dにトリップ信号を出力
して、ステップST17へ進む。
【0019】以上のように、この発明の実施例1によれ
ば、電力系統間の連系線ルート断時に認められる需給ア
ンバランスによる周波数異常の過渡的な周波数最高値ま
たは最低値を計算し、かつそれに応じた制限量を算出す
るので、より精度の高い安定化制御が可能となる。
【0020】実施例2. 実施例2においては、実施例1の連系線ルート断時の最
高周波数値および最低周波数値算出のための具体的な手
法を説明する(最高周波数値算出手法を例にとって説明
する)。連系線潮流値が送電であった場合に連系線がル
ート断事故を起こすと、系統周波数は図1(a)のよう
な波形を示し、その最高値ΔFH1は次式によって求める
ことができる。
【0021】
【数2】
【0022】 ここに、KH1:最高周波数時の発電機(等価発電機)の系統定数 KHL:負荷の系統定数 WOP:制御対象系統内の総発電量(等価発電機の出力) WOL:制御対象系統内の総負荷量 Lin:連系線潮流値 ここで、負荷の系統定数KHLは予め適当な手段によって
求めておくこととし、最高周波数時の発電機系統定数K
H1は以下のように求める。最高周波数時の発電機系統定
数KH1は、制御対象系統内の発電機の稼働状態(発電
量)および連系線潮流値によって左右されるため、図4
に示すように、制御対象系統内の総発電量WOPを稼動発
電機の慣性定数合計値Mで正規化した値(以後、正規化
総発電量と記す)と連系線潮流値Linで最高周波数時の
発電機系統定数KH1を表すと、以下に示す直線式で近似
できる。
【0023】
【数3】
【0024】つまり、(2)式の係数aおよびbを予め
シミュレーションで設定しておけば、最高周波数時の発
電機系統定数KH1は求めることができ、さらに(1)式
から容易に最高周波数値ΔFH1を求めることができる。
なお、上記では最高値の算出について説明したが、最低
値についても同様に算出することができる。
【0025】以上、この発明の実施例2によれば、連系
線ルート断時に容易に周波数最高値,最低値を求めるこ
とができる。
【0026】実施例3. 実施例3においては、実施例1の最高周波数に対する電
源制限量を算出する手法を説明する。実施例2で求めた
予測最高周波数値が発電機の安全運転周波数を越えた場
合に実施する電源制限量は次式によって算出することが
できる。
【0027】
【数4】
【0028】 このように、実施例2の(1)式を上記のように変形す
ることで、図5のように最高周波数ΔFH1をΔFH1’に
下げることができるので、その時の必要電源制限量Qを
求めることができる。
【0029】以上、本発明の実施例3によれば、連系線
ルート断時に最高周波数を発電機の安定運転領域まで容
易に下げることができる。
【0030】実施例4. 前記実施例2では、最高周波数時の系統定数を正規化総
発電量で一次近似して定式化することで最高周波数を求
めたが、系統内の代表発電機を等価一機で縮約し、発電
機のガバナの時定数を一次遅れで近似することで、より
容易に最高周波数を算出する手法を説明する。図6は、
制御対象系統を示したモデル系統図である。ここで、ガ
バナの時定数TG を一次近似で模擬すると、
【0031】
【数5】
【0032】で表せる。更に、連系線ルート断事故発生
後の発電機#1の動揺方程式は、
【0033】
【数6】
【0034】で表せる。ここで、(5)式をtで微分し
て、
【0035】
【数7】
【0036】(4)式を(6)式に代入すると、
【0037】
【数8】
【0038】更に、(7)式に(5)式を代入すると
【0039】
【数9】
【0040】よって、(10)式をΔfについて解くと
次式の周波数過渡特性式を得る。
【0041】
【数10】
【0042】更に、(11)式の極値を求めると、
【0043】
【数11】
【0044】(13)式を(11)式に代入すると
【0045】
【数12】
【0046】従って、(14)式より最高周波数は、落
ち着き先周波数に係数をかけることにより算出すること
ができる。なお、上記では最高値の算出について説明し
たが、最低値についても同様に算出することができる。
【0047】以上、本発明の実施例4によれば、落ち着
き先周波数に制御対象系統固有の係数を掛けることによ
って、容易に周波数最高値,最低値が算出でき、より精
度の高い制御が可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電力
系統分断時に認められる周波数変化の過渡的な変化に着
目し、分断系統が発電力過剰の場合には予測周波数最高
値を、発電力不足の場合には予測周波数最低値を算出
し、それぞれの値から発電機安定運転領域内に過渡的な
周波数を制御するようにしたので、従来の落ち着き先周
波数に対する制御に比べて、より精度の高い周波数安定
化が可能となる効果がある。
【0049】また、請求項2では、正規化発電量及び連
系線潮流値と、周波数最高時および最低時の発電機系統
定数との関係が線形近似できることを利用して、系統分
断発生前の発電量と連系線潮流値とに基づき予め周波数
最高時および最低時の系統定数を求めておき、この系統
定数を用いて系統分断発生時の過渡周波数最高値,最低
値を算出するので、系統分断発生時に容易に周波数最高
値,最低値を求めることができる効果がある。
【0050】更に、請求項3では、前記過渡予測周波数
最高値の算出式を電源制限量を含むように変形して、周
波数最高値を安定領域内に下げるために必要な電源制限
量を求めるので、系統分断発生時の最高周波数を発電機
の安定運転領域まで容易に下げることができる効果があ
る。
【0051】また、請求項4では、等価発電機の周波数
過渡特性式の極値を求めることで、落ち着き先周波数に
制御対象系統固有の係数を掛けるだけで容易に過渡予測
周波数最高値,最低値を算出することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本原理を示す連系線ルート断時の
周波数波形図である。
【図2】この発明の実施例1を示す周波数異常制御装置
の構成図である。
【図3】図2の装置における処理のフローチャートであ
る。
【図4】この発明の実施例2を示す正規化総発電量と最
高周波数時系統定数との関係を示す図である。
【図5】この発明の実施例3を示す電源制限時と無制御
時の波形図である。
【図6】この発明の実施例4を示すモデル系統図であ
る。
【図7】従来の周波数異常制御装置の構成図である。
【符号の説明】
1A,1B 発電機(発電所) 2A〜2D 母線 3A 送電線(連系線) 3B〜3D 送電線 4A 計測用端末 4B〜4E 制御端末 4N 中央演算装置 5 ルート断検出用センサ 6A〜6D 遮断器 7A〜7E コントロール・ケーブル 8A〜8E,8N 情報信号伝送路 9 中央給電指令所 10A,10B 負荷
フロントページの続き (72)発明者 白石 一雄 高松市丸の内2番5号 四国電力株式会 社内 (72)発明者 宮本 喜弘 高松市丸の内2番5号 四国電力株式会 社内 (72)発明者 吉備 和仁 神戸市兵庫区浜山通6丁目1番1号 三 菱電機エンジニアリング株式会社 神戸 事業所内 (72)発明者 押田 秀治 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三菱電機株式会社 制御製作所内 (72)発明者 中村 正則 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三菱電機株式会社 制御製作所内 (72)発明者 服部 俊樹 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三菱電機株式会社 制御製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−121916(JP,A) 特開 昭63−73832(JP,A) 特開 昭51−150040(JP,A) 特開 昭61−46123(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02J 3/00 - 5/00 H02H 3/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統に系統分断が生じて、分離され
    た系統における発電機の発電力と負荷の消費電力との間
    に不均衡が生じた場合に、その需給アンバランス量から
    発電力過剰時には過渡的な周波数上昇の予測最高値を、
    また発電力不足時には過渡的な周波数下降の予測最低値
    を求め、その周波数値が発電機のプラント特性から制限
    される安定運転領域を外れると判定される時に、ぞれぞ
    れに応じた電源制限,負荷制限を行うことを特徴とする
    周波数安定化方法。
  2. 【請求項2】 前記過渡周波数最高値,最低値を算出す
    るに際して、予め周波数最高時および最低時における等
    価発電機の系統定数を求めるために、前記等価発電機の
    出力をその慣性定数で割った正規化発電量及び系統間の
    連系線潮流値と前記系統定数値との関係が線形近似でき
    ることを利用し、系統分断発生前の制御対象系統内の発
    電量と連系線潮流値とに基づき得られる周波数最高時及
    び最低時における発電機系統定数を用いて予測過渡周波
    数最高値,最低値を算出することを特徴とする請求項第
    1項記載の周波数安定化方法。
  3. 【請求項3】 前記過渡周波数最高値が発電機の安定運
    転領域を越えた場合に、周波数最高値を安定領域内に下
    げるために、前記過渡周波数最高値の算出式を電源制限
    量を含むように変形して電源制限量を求めることを特徴
    とする請求項第2項記載の周波数安定化方法。
  4. 【請求項4】 前記過渡周波数最高値,最低値を算出す
    るに際して、前記系統内の発電機を等価一機に縮約し、
    調速機の時定数を一次遅れで近似し、さらに前記系統内
    の系統定数から等価発電機の周波数過渡特性式を導き、
    その極値を求めることで過渡周波数最高値,最低値を算
    出することを特徴とする請求項第1項記載の周波数安定
    化方法。
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