JP2846591B2 - 搬送物品の仕分け装置 - Google Patents

搬送物品の仕分け装置

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JP2846591B2
JP2846591B2 JP32211494A JP32211494A JP2846591B2 JP 2846591 B2 JP2846591 B2 JP 2846591B2 JP 32211494 A JP32211494 A JP 32211494A JP 32211494 A JP32211494 A JP 32211494A JP 2846591 B2 JP2846591 B2 JP 2846591B2
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利彦 田中
英二 川口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メインコンベア上の特
定の分岐位置に配置され、該メインコンベア上を搬送さ
れる物品を、所定の仕分け情報に基づいて前記メインコ
ンベア上から分岐・仕分けする搬送物品の仕分け装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の自動仕分けシステムが製品
化され実用に供されている。これを分類すると、大型の
機種として、搬送物品を連絡トレー台車で搬送し、仕分
け分岐点に達すると該トレー台車が傾斜して、それまで
載置していた物品を重力で仕分けシュート側に滑らせて
仕分けるものと、コンベア型で分岐地点における仕分け
装置と組合せ、搬送物品をメインコンベアから分岐・仕
分けるもの、等がある。
【0003】前記トレー台車を用いるものは、該トレー
台車がトレー下部のレール上を少なくとも2個以上のサ
イドローラで案内され、水平状態で搬送された後仕分け
分岐点に到達すると当該分岐点に対応するシュート口に
おいてエア又は電磁石でそのレールが下面にレベル変更
される。その結果上部のレールに水平状態でガイドされ
ていたトレー台車が左右のいずれかに傾斜され、物品が
シュート口から重力によって落下し仕分けが実現され
る。
【0004】一方、メインコンベアと仕分け装置との組
合せによるタイプのものは、搬送方向と直角な方向に若
干の隙間を空けた状態で多数の駆動ローラを配置し、分
岐時点に相当する位置に仕分けすべき物品が到達する直
前にこの多数のローラの隙間の下側から複数のガイドを
突出させ、この突出されたガイドによって搬送されてい
た物品がメインコンベアの横に用意されたシュート口に
方向転換されるような構成とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の物品の仕分けシステムは、いずれも、所望する分
岐位置に物品が到達した時に所望するシュート口に物品
を方向転換させるための機構が搬送面の下部に内蔵され
るようになっていたため、その点検・保守作業が極めて
困難であるという問題があった。
【0006】なお、この点に着目したものとして、メイ
ンコンベアと仕分け機構の組合せに係るタイプの中に
は、メインコンベア上部の両側面に水平回転アームを設
置し、メインコンベア上を搬送されてきた物品をそのア
ームに沿ってガイドしながら仕分け方向に移送するタイ
プのものも提案されている。
【0007】しかしながら、このメインコンベア上部の
両側面に水平回転アームを設置するタイプのものは、当
該水平回転機構に関しては確かにメインコンベアの上部
に存在しているため点検保守作業が比較的容易という利
点があるものの、このタイプのものはメインコンベアと
90°交差する方向に物品を仕分けるのは原理的に不可
能で、実際には仕分けシュートは45°〜60°に斜行
させることが必要となり、設置面積の増大につながると
いう問題があった。
【0008】又、例えばビデオカセットのように搬送さ
れる全物品が同一形状であり、しかも縦横の比率が異な
っているような場合には、仕分けられた時に縦横がきち
んと揃えられた状態でシュート口から取出せるのがその
後の作業性の観点から望ましいが、このように水平回転
アームによってシュート口に導くタイプのものは、搬送
されている物品の載置角度を不変としたままシュート口
に導くことが不可能であり、そのため仕分けられた後の
物品の整理・整頓が難しく、これを人手によって行う場
合には多くの労力を必要とし、又、これを自動化しよう
とする場合にも困難性が伴うという問題があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、メインコンベアに対して仕分け
機構を該メインコンベアの上部に配置することを可能と
して点検保守作業を容易とし、搬送物品を90°の方向
にも又任意の方向にも自由に分岐・仕分けすることがで
き、しかも、搬送物品の載置角度を基本的に変えること
なくシュート口に導くことができるような搬送物品の仕
分け装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、メインコンベ
ア上の特定の分岐位置に配置され、該メインコンベア上
を搬送される物品を、所定の仕分け情報に基づいて前記
メインコンベア上から分岐・仕分けする搬送物品の仕分
け装置において、前記メインコンベアの前記分岐位置の
上方部に、該メインコンベアと交差するようにして配置
されたスライドレールと、該スライドレールに沿ってメ
インコンベアの搬送方向と交差した方向に移動可能なス
ライドベースと、該スライドベースに、上下方向に延在
して取付けられたガイドバーと、該ガイドバーに沿って
上下方向に移動可能なガイドベースと、該ガイドベース
に取付けられ、前記ガイドバーに沿って搬送物品と接触
しない高さから接触する高さまで下降可能とされると共
に、前記スライドレールに沿って前記搬送物品をメイン
コンベアの搬送方向と交差する方向に押圧し、該搬送物
品を分岐・仕分け可能とされた押圧部材と、前記スライ
ドレールに沿って、上下方向を含む面内でループの形成
されたチェーン機構と、を備え、該チェーン機構のスラ
イドレールに沿った部分の動きにより、該スライドレー
ルに沿った前記スライドベースの駆動が実現され、該チ
ェーン機構の上下方向に沿った動きにより、前記ガイド
バーに沿ったガイドベースの駆動が実現されることによ
り、上記課題を解決したものである。
【0011】
【作用】本発明においては、メインコンベアの分岐位置
の上方部に、該メインコンベアと交差するようにしてス
ライドレールを配置すると共に、このスライドレールに
沿ってスライドベースが移動できるようにし、更にこの
スライドベースに上下方向にガイドバーを延在して取付
けることにより該ガイドバーに沿ってガイドベースが上
下方向に移動できるようにした。
【0012】その上で、このガイドベースに搬送物品を
分岐・仕分けるための押圧部材を取付けるようにしたた
め、該押圧部材をガイドバーに沿って搬送物品と接触し
ない高さから接触する高さまで下降させると共に、スラ
イドレールに沿って搬送物品をメインコンベアの搬送方
向と交差する方向に押圧することができる。
【0013】その結果、本発明においては、仕分け装置
をメインコンベアの「上方部」に配置することができる
ようになったため、点検・保守作業が従来のメインコン
ベアの下部に仕分け装置を備えるタイプに比べ格段に容
易になった。
【0014】又、本発明によれば、搬送物品を搬送方向
に対して90°を含め任意の方向に仕分けすることがで
きるため、機械の組立・据付をその設置エリアの大きさ
や形状に合せて自由に変更することができるようにな
り、いわゆる「システム設置の自由度」を非常に高める
ことができるようになった。
【0015】又、本発明によれば、コンベアによって搬
送されてきた物品に回転アーム等によって分力を発生さ
せ、その分力によって仕分けるものではなく、搬送物品
に直接的に仕分け方向の力を加えることができるもので
あるため、基本的に搬送物品を回転させることなく搬送
状態のままの載置角度でシュート口に取出すことがで
き、その結果例えばビデオカセットのような搬送物品の
大きさが決まっており、且つ縦横方向の長さが異なるよ
うな物品であっても、これを整然と整列した状態でシュ
ート口に取出すことができるようになった。
【0016】従って、このシュート口に取出されてきた
物品を人手によって取出す場合でもその労力は最小です
み、又、必要ならばこれを高さ方向に何段か積み重ねた
上で一度に取出せるように自動化することも非常に容易
にできるようになる。
【0017】更に、本発明では前記スライドレールに沿
って、上下方向を含む面内でループの形成されたチェー
ン機構を備え、該チェーン機構のスライドレールに沿っ
た部分の動きにより、該スライドレールに沿った前記ス
ライドベースの駆動が実現され、該チェーン機構の上下
方向に沿った動きにより、前記ガイドバーに沿ったガイ
ドベースの駆動が実現される。
【0018】これにより、1個のモータ及び1個のチェ
ーン機構によりスライドレールに沿ったスライドベース
の駆動とガイドバーに沿ったガイドベースの駆動とを一
度に実現できるようになる。
【0019】好ましい実施態様は、前記スライドレール
が、前記メインコンベアと直角に交差するように配置さ
れていることである。これにより、搬送装置の設置面積
を最小に抑えることができるようになる。
【0020】なお、前記スライドレールが、前記メイン
コンベアと直角に交差するように配置され、且つ、前記
チェーン機構が逆転駆動自在とされるように構成する
と、搬送物品を分岐位置においてメインコンベアの左右
いずれの側にも分岐・仕分けることができ、一層コンパ
クトな設置面積で仕分け装置を組付・据付けることがで
きるようになる。
【0021】一方、本発明においては、前記スライドレ
ールが前記メインコンベアと直角以外の角度で交差する
ように配置されるようにすることもできる。
【0022】このように配置することにより、当該仕分
け装置を設置しようとする建屋の形状、あるいは他の機
械装置との設置場所の干渉を避けながら自由に仕分けシ
ステムを組立てることができるようになり、設置の自由
度を非常に高く確保することができるようになる。
【0023】なお、この際、前記スライドレールが前記
メインコンベアと直角以外の角度で交差するように配置
され、且つ、該スライドレールに沿って設けられている
前記チェーン機構が、その駆動速度のメインコンベア搬
送方向成分がメインコンベアの搬送速度と一致するよう
に駆動されるようにすると、押圧部材を常に搬送物品の
同一位置に押し当てた状態で仕分けすることができるた
め、搬送物品を傷めることなく、且つその位置を回転さ
せることなく円滑にシュート口に導くことができる。
【0024】更に、好ましい実施態様は、前記チェーン
機構が2組平行に設けられると共に、この2組のチェー
ン機構が同期して駆動されるようにすることである。こ
のようにすると、当該2組のチェーン機構の間に幅広の
押圧部材を設けることができるようになるため、搬送物
品がかなり大型のものであっても、又かなり速い速度で
搬送されている物品を直角に仕分けるような場合であっ
ても、確実に且つ搬送物品の角度を変えることなくシュ
ート口に分岐・仕分けることができるようになる。
【0025】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0026】図1は本発明に係る搬送物品の仕分け装置
が組込まれた仕分けシステムの概略平面図である。この
仕分けシステムは、直線上に配置されたメインコンベア
2の両サイドに、該メインコンベア2の搬送方向と直角
にシュート口4a、4b、4c・・・(以降符号4で代
表させる)を設けたものである。
【0027】載置台11上に投入された搬送物品である
ビデオカセット6は、ガイド12によってメインコンベ
ア2のほぼ中心線上に整列され、次の導入コンベア14
によって等ピッチ間隔で搬送が開始される。従って、メ
インコンベア2上には等間隔毎に仕分けされるべきビデ
オカセット6が下流側に搬送されることになる。
【0028】基本的なシステムの構成としては、ビデオ
カセット6に添付されたラベルを予め光学的ラベルリー
ダ8で読取り、仕分け情報を自動仕分け制御計算機10
に入力する。自動仕分け制御計算機10においては、ビ
デオカセット6の投入順序と、各シュート口4に設定さ
れた検出センサ13の情報等から、(あるいは、メイン
コンベア2の搬送速度と導入コンベア14からの搬送時
間等から)各ビデオカセット6の現在位置をトレース
し、該当するビデオカセット6が分岐・仕分けられるべ
き位置に対応するシュート口4に到達したことを判断し
て当該分岐・仕分け位置における仕分け装置を駆動させ
る。
【0029】この光学的ラベルリーダ8の読取り、及び
ビデオカセット6の現在位置のトレース、及び該当する
分岐・仕分け位置における仕分け装置の駆動開始のトリ
ガを発生するまでの一連の制御は従来公知公用の方法と
特に変わりがないため、ここでは詳細な説明は省略す
る。
【0030】各分岐・仕分け位置における仕分け装置2
0a、20b、20c・・・(以降符号20で代表させ
る)の詳細を図2に示す。
【0031】この仕分け装置20は、メインコンベア2
と交差するようにして配置されたスライドレール22
と、該スライドレール22に沿ってメインコンベア2の
搬送方向Xと交差した方向Yに移動可能なスライドベー
ス24と、該スライドベース24に上下方向Zに延在し
て取付けられた一対のガイドバー26a、26bと、該
ガイドバー26a、26bに沿って上下方向Zに移動可
能なガイドベース28と、該ガイドベース28に取付け
られ、ビデオカセット6を分岐・仕分けするパドルバー
(押圧部材)30とを備え、スライドベース24及びガ
イドベース28の駆動手段としてチェーン機構32及び
モータ34を備える。
【0032】前記スライドレール22は、その横断面が
長方形とされ、メインコンベア2の搬送方向Xと直角に
交差する状態で固定プレート40に固着されている。
【0033】前記スライドベース24は、スライドレー
ル22の外周を取り囲む形状とされ、スライドレール2
2に沿って摺動できるようになっている。このスライド
ベース24には、舌部24aが設けられ、ここにガイド
バー26a、26bの一端が固定されている。
【0034】ガイドバー26a、26bは、スライドベ
ース24の舌部24aから上下方向真下に組付けられ、
他端において連結バー44にて連結されている。
【0035】前記ガイドベース28は、この2本のガイ
ドバー26a、26bをそれぞれ取り囲む円筒部46と
該円筒部46を連結するプレート部48とで構成され、
ガイドバー26a、26bに沿って上下方向Zに摺動で
きる構成とされている。
【0036】前記パドルバー30は、ガイドベース28
のプレート部48に固定・連結された上部フレーム49
と、この上部フレーム49の端部から下方に延在された
一対の側部フレーム50、50と、この側部フレーム5
0、50の最下部を連結する下部フレーム52とから構
成されている。この下部フレーム52は、ビデオカセッ
ト6に当接・押圧する時に該ビデオカセット6を傷付け
ないように、ゴム、あるいは軟質の合成樹脂等で形成さ
れるか、あるいは何らかの緩衝機構が組込まれた構成と
されている。又、側部フレームも可撓性のある部材で形
成されている。
【0037】前記チェーン機構32は、モータ34によ
ってプーリ60、62を介して動力が伝達される駆動用
スプロケット64、これと同じ大きさの従動用スプロケ
ット66、及び両スプロケット64、66に巻回された
チェーン68とから主に構成される。チェーン68の1
箇所はガイドベース28から突出されたピン70と連結
(一体化)されている。具体的には、このピン70をチ
ェーン68を構成するローラの1つとして利用してい
る。なお、図の符号70は正確にはこのピンからチェー
ン68が抜け出ないようにするためのキャップを示して
いる。
【0038】次に、この実施例装置の作用を説明する。
【0039】前述したように、ビデオカセット6がメイ
ンコンベア2上を搬送され、分岐・仕分け位置にまで到
達した時に該当する仕分け装置の仕分け機能のトリガが
かかるところまでは従来の仕分けシステムと特に変わる
ところはない。
【0040】このトリガがかかると、モータ34が所定
の方向に回転され、その結果駆動用スプロケット64が
所定の方向(例えば矢印で示した方向)に回転する。こ
の回転により図3(a)に示されるように、チェーン6
8が駆動されると共にピン70を介してガイドベース2
8が移動する。この移動は、スライドレール22上のス
ライドベース24の摺動によって実現される。やがて、
ピン70が従動側のスプロケット66の外周に沿ってチ
ェーン68の下側に移動してくると、図3の(b)から
(c)示されるようにこれに伴ってガイドベース28も
ガイドバー26a、26bに沿って下側に摺動してく
る。このガイドベース28の下側への移動により、パド
ルバー30の下側への移行が実現され、これ以降は図3
(d)に示されるようにチェーン68のY方向の動きに
沿って該パドルバー30がビデオカセット6をその載置
角度を変えることなく押圧しながらメインコンベア2と
直角方向(Y方向)に配置されているシュート口4に分
岐・仕分けする。その後、ガイドベース28はチェーン
68の動きと共に再び上側に移動し、図示せぬリミット
スイッチ、あるいは光学的位置検出センサ等により、メ
インコンベア2のほぼ中央位置にて停止される。
【0041】なお、ビデオカセット6を反対側のシュー
ト口に分岐・仕分けするときには、モータ34を逆回転
させることにより、上述した作用と全く対称な作用を得
ればよい。
【0042】上述した説明から明らかなように、パドル
バー30は少なくとも両スプロケット64、66の中心
間Wに相当する距離だけメインコンベア2の幅方向に移
動することができる。又、このパドルバー10は、チェ
ーン68の上下方向の高さ、即ち両スプロケット64、
66の直径Dに相当する分だけメインコンベア2の側端
部において上下動する。
【0043】従って、両スプロケット64、66の直径
Dは、最低でもパドルバー30の最下端がビデオカセッ
ト6の最上部に接触しない高さから確実に押圧するに足
る高さまで下がれるような大きさに設定される。好まし
くは、両スプロケット64、66の直径をD、ビデオカ
セット6の厚さをαとしたとき、パドルバー30の最下
端が(D−α/2)〜(D+α/2)の範囲内で動くよ
うに設定すると、最も円滑且つ確実な分岐・仕分けがで
きるようになる。
【0044】なお、この実施例では、チェーン機構32
の両スプロケット64、66のシャフト64a、66a
の位置を上下方向に移動できるようにしているため、パ
ドルバー30が最も下側にきたときの該パドルバー30
の最下端とメインコンベア2の上面との距離を調整する
ことができる。そのため、搬送物の高さ(厚さ)が異な
ってスプロケット64、66及びチェーン68を交換す
る場合でも良好に対応することができる。
【0045】又、上記実施例においては、スライドレー
ル22に沿ったスライドベース24の駆動、及びガイド
バー26a、26bに沿ったガイドベース28の駆動を
チェーン機構32によって一度に行うようにしていた
が、本発明では、このスライドベース24とガイドベー
ス28の駆動はこのようなチェーン機構32に限定され
るものではなく、例えばスライドベース用のモータとガ
イドベース用のモータを2個揃えるようにし、搬送物の
形状に応じそれぞれの駆動範囲等を独立に設定できるよ
うな構成としてもよい。
【0046】この場合には、公知のラックとピニオンの
駆動構造、あるいはラックとウォームの駆動構造等が採
用できる。このように、スライドベースとガイドベース
の駆動を独立して行うことができるようにしておくと、
例えば搬送物の大きさに応じてスライドベースやガイド
ベースの動く距離を最短に設定できると共に、それぞれ
が最適な速度で移動するように設定することができるよ
うになるため、それだけ効率的な仕分けができるように
なり、これに伴ってメインコンベアの搬送速度をより上
げることもできるようになる。
【0047】又、上記実施例においては、スライドレー
ルをメインコンベアの搬送方向Xと直角の方向Yに据付
けるようにし、左右いずれのシュート口にも分岐・仕分
けできるような構成としていたが、例えば図4に略示す
るように、このスライドレール122をメインコンベア
102と直角以外の角度θで据付けることも無論可能で
ある。この場合は、スライドレール122に沿ってスラ
イドベース124を摺動させる際にメインコンベア10
2の搬送方向Xの成分X1を発生させることができるた
め、この成分X1をメインコンベア2の搬送速度Vと一
致させるようにすると、パドルバー130を搬送物10
6に対してスリップさせないで押圧することができるよ
うにもなる。
【0048】このように、本発明では、仕分け装置によ
って搬送物が仕分けられる方向を自由に設定できること
から、仕分けシステムを組立てる際に、建屋の形状、あ
るいは他の機器との空間的干渉を考慮した自由な据付け
ができるようになるものであり、これも本発明の大きな
利点の1つとなっている。
【0049】なお、上記実施例においては、搬送物がビ
デオカセットでそれほど重量がないことに鑑み、1組の
チェーン機構のみを備え、パドルバー(押圧手段)は単
一のガイドベースに固定するようにしていたが、例えば
搬送物品206が搬送方向に長い物であったり重量物で
あったりするときには、図5に略示するように、チェー
ン機構232やこれに対応するガイドベース228等を
平行に2組備え、この2組のガイドベース228を利用
してパドルバー230を組付けるようにすると非常に安
定した分岐・仕分けができるようになる。
【0050】なお図4、図5において各符号は対応する
上述した実施例と下2桁を一致させてある。
【0051】なお、本発明では、シュート口以降の回収
構成が具体的にどのようになっているかについては特に
限定されない。従って、従来と全く同様なシュート口の
構造が採用されてもよいし、又、本発明では特に搬送物
品がその載置角度を変えずにシュート口に仕分けられて
くることに鑑み、これを利用して仕分けられた搬送物品
が自動的に整列、あるいは積み重ねられるような構成を
工夫してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
仕分け装置がメインコンベアの上部に備えられているた
め点検・保守作業が極めて容易であり、仕分け方向を自
由に設定することができるためシュート口の取付けを建
屋の形状等に合せて自由に変更でき、据付けの際の全体
形状に極めて大きな自由度を確保することができる。更
には、搬送物のメインコンベア上における載置角度を変
えることなくシュート口に分岐・仕分けることができる
ため、特に搬送物の大きさが決まっているような場合に
は、これを整列、あるいは重ね合わせた状態で蓄積する
のが非常に容易になるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送物品の仕分け装置が適用され
た仕分けシステムの全体概略平面図
【図2】上記システムにおける仕分け装置の斜示図
【図3】上記仕分けシステムの作用を説明するための概
略正面図
【図4】本発明の他の実施例を示す略示平面図
【図5】本発明の更に他の実施例を示す略示平面図
【符号の説明】
2…メインコンベア 4a、4b、4c・・・…シュート口 6…ビデオカセット(搬送物品) 8…光学的ラベルリーダ 10…自動仕分け制御計算機 11…載置台 12…ガイド 14…導入コンベア 16…検出センサ 20…仕分け装置 22…スライドレール 24…スライドベース 26a、26b…ガイドバー 28…ガイドベース 30…パドルバー 32…チェーン機構 34…モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 定夫 大阪府大阪市西区江戸掘一丁目10番8号 住友重機械工業株式会社 大阪支社肥 後橋分室内 (56)参考文献 特開 昭55−21390(JP,A) 実開 平2−86928(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 47/46 F16H 19/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインコンベア上の特定の分岐位置に配置
    され、該メインコンベア上を搬送される物品を、所定の
    仕分け情報に基づいて前記メインコンベア上から分岐・
    仕分けする搬送物品の仕分け装置において、 前記メインコンベアの前記分岐位置の上方部に、該メイ
    ンコンベアと交差するようにして配置されたスライドレ
    ールと、 該スライドレールに沿ってメインコンベアの搬送方向と
    交差した方向に移動可能なスライドベースと、 該スライドベースに、上下方向に延在して取付けられた
    ガイドバーと、 該ガイドバーに沿って上下方向に移動可能なガイドベー
    スと、 該ガイドベースに取付けられ、前記ガイドバーに沿って
    搬送物品と接触しない高さから接触する高さまで下降
    能とされると共に、前記スライドレールに沿って前記搬
    送物品をメインコンベアの搬送方向と交差する方向に押
    圧し、該搬送物品を分岐・仕分け可能とされた押圧部材
    と、前記スライドレールに沿って、上下方向を含む面内でル
    ープの形成されたチェーン機構と、を備え、 該チェーン機構のスライドレールに沿った部分の動きに
    より、該スライドレールに沿った前記スライドベースの
    駆動が実現され、 該チェーン機構の上下方向に沿った動きにより、前記ガ
    イドバーに沿ったガイドベースの駆動が実現される こと
    を特徴とする搬送物品の仕分け装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記スライドレールが、前記メインコンベアと直角に交
    差するように配置された搬送物品の仕分け装置。
  3. 【請求項3】請求項において、 前記スライドレールが、前記メインコンベアと直角に交
    差するように配置され、且つ、前記チェーン機構が逆転
    駆動自在とされることにより、搬送物品が分岐位置にお
    いてメインコンベアの左右いずれの側にも分岐・仕分け
    可能とされたことを特徴とする搬送物品の仕分け装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記スライドレールが前記メインコンベアと直角以外の
    角度で交差するように配置された搬送物品の仕分け装
    置。
  5. 【請求項5】請求項において、 前記スライドレールが前記メインコンベアと直角以外の
    角度で交差するように配置され、且つ、該スライドレー
    ルに沿って設けられている前記チェーン機構が、その駆
    動速度のメインコンベア搬送方向成分がメインコンベア
    の搬送速度と一致するように駆動されることを特徴とす
    る搬送物品の仕分け装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記チェーン機構が2組平行に設けられると共に、この
    2組のチェーン機構が同期して駆動されることを特徴と
    する搬送物品の仕分け装置。
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