JP2843546B2 - 粒形調整機等のロータ - Google Patents

粒形調整機等のロータ

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JP2843546B2
JP2843546B2 JP11565096A JP11565096A JP2843546B2 JP 2843546 B2 JP2843546 B2 JP 2843546B2 JP 11565096 A JP11565096 A JP 11565096A JP 11565096 A JP11565096 A JP 11565096A JP 2843546 B2 JP2843546 B2 JP 2843546B2
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順四郎 大橋
朗 田村
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上方から供給され
る被処理物に遠心力を与えて接線方向へ水平に放出する
粒形調整機や衝撃式破砕機等のロータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の縦軸型のロータとして
は、例えば特公昭53−33785号公報記載の砕塊装
置のロータや特公平4−9097号公報記載の粒形調整
機等のロータが知られている。前者のロータは、電動機
によって回転される垂直回転軸の上端部に連設され、半
径方向の放出路を有する中空円板状のロータ本体と、ロ
ータ本体の中央部に取り付けられ、有底円筒内に中心側
ほど高くなる複数の円筒を同心状に立設したディストリ
ビュータとを備えており、上方かつ供給される被処理物
をディストリビュータにより階段状に落下させて放出路
に供給した後、ロータの周囲に設けた環状のハウジング
内における被処理物の堆積硬化体に衝突させて衝撃破砕
するため、遠心力により加速して放出路の放出口から水
平に放出するものである。又、後者のロータは、電動機
によって回転される垂直回転軸の上端部に連設され、半
径方向の放出路を有する中空円板状のロータ本体と、ロ
ータ本体の中央部に取り付けられる截頭円錐板状のディ
ストリビュータとを備えており、上方から供給される被
処理物をディストリビュータにより受けて放出路に供給
した後、ロータの周囲に設けた環状磨摺室の反発案内板
により円弧状に流動させて粒形調整するため、遠心力に
より加速して放出路の放出口から水平に放出するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
粒形調整機等のロータは、いずれもディストリビュータ
により放出路に供給される被処理物が主に放出路の底板
上に供給されるので、放出路の一部を被処理物のデット
ストックにより保護しているものの、底部ライナの摩耗
が側部ライナや天井部ライナのそれよりも激しくなる不
具合がある。そこで、本発明は、放出路の各ライナの摩
耗を均等にし得る粒形調整機等のロータを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の粒形調整機等のロータは、上方から
供給される被処理物に遠心力を与えて接線方向へ水平に
放出する粒形調整機等のロータであって、電動機によっ
て回転される垂直回転軸の上端部に連設され、半径方向
の放出路を有する中空円板状のロータ本体と、ロータ本
体の中央部に取り付けられ、上面が上記放出路の高さの
ほぼ中間に位置する円板状のディストリビュータとを備
、ディストリビュータの上面における前記放出路と対
向する周辺部に方形板状の複数の超硬チップが貼着され
ていることを特徴とする。又、第の粒形調整機等のロ
ータは、第のものにおいて、前記超硬チップの貼着
は、その上面をディストリビュータの上面より適宜突出
させてなされていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係るロータ
を備えた粒形調整機を示す断面図である。図中1は断面
コ字状をなす中空円輪板状の上部ハウジングで、この上
部ハウジング1は、底部中央に排出口2を設けた有底円
筒状をなし、図示しない架台に垂直に載置した下部ハウ
ジング3の上端に連設され、下部開口部4を介して下部
ハウジング3内と連通されている。上部ハウジング1の
上部開口部5には、被処理物(図示せず)の供給口6を
中央部に設けた円板状の蓋7が着脱可能に取り付けられ
ており、この蓋7には、フィード管8を底部中央に挿着
した有底円筒状のフィードボックス9がブラケット10
を介して同軸的に垂下されている。一方、上部ハウジン
グ1の下部開口部4の周囲には、後述するロータから放
出されて所要傾斜角の円錐面を有して堆積される被処理
物の硬化体11の高さを調整するため、短円筒状の調整
リング12が立設されている。そして、硬化体11の円
錐面と協働して断面ほぼC字状の環状磨摺室13を形成
するため、上部ハウジング1内の側面及び天井面並びに
フィードボックス9の下部外側方には、外側部ライナ1
4a及び天井部ライナ14b並びに内側部ライナ15が
取り付けられている。
【0006】前記下部ハウジング3内の軸心部には、垂
直回転軸16が軸受17、軸受ハウジング18及びブラ
ケット19により上端を上部ハウジング1内に臨ませて
配設されている。垂直回転軸1の上端には、上部ハウ
ジング1の下部開口部4より適宜小外径のロータ20が
連設されている。ロータ20は、上方のフィード管8か
ら供給される被処理物に遠心力を与え、硬化体11の円
錐面に向けて接線方向へ水平に放出するもので、次のよ
うに構成されている。すなわち、垂直回転軸16の上端
部には、図2、図3に示すように、テーパーリング21
が図示しないキー等を介して嵌合されており、このテー
パリング21には、被処理物の導入口22を上面中央部
に設けた中空円板状のロータ本体23が下面中央部に突
設したス24を介して嵌合され、かつトングプレート
25を介して取り付けられている。ロータ本体23に
は、前記硬化体11の円錐面と対向する周面における周
方向で3等分した3ヶ所を放出口26とするほぼ半径方
向の放出路27が設けられている。各放出路27は、被
処理物による摩耗を防止するため、半径方向でく字状に
屈曲してロータ20の回転方向(図2において矢印で示
す方向)後方の側面に被処理物のデッドストックを形成
するためのポケットを形成すると共に、回転方向後方の
側面の放出口26付近、底面及び天井面をそれぞれ超硬
チップ付き側部ライナ28、底部ライナ29及び天井部
ライナ30によって覆っており、底部ライナ29におけ
る放出口26付近の上面には、方形板状の複数の超硬チ
ップ31が貼着されている。
【0007】前記ロータ本体23の中央部には、ハイク
ロム鋳鉄からなる円板状のディストリビュータ32が載
置されていると共に、その中央部に設けた凹部33の底
部からボルト34を前記トングプレート25を挿通して
垂直回転軸16の上端部に螺入することにより、ロータ
本体23と一緒に垂直回転軸16に固定されており、こ
のディストリビュータ32の上面は、前記各放出路27
の高さのほぼ中間に位置している。ディストリビュータ
32は、導入口22から供給される被処理物を放出路2
7のほぼ中間の高さで水平方向へ方向変換して各放出路
27に分配するためのものであり、その上面の周辺部に
おける前記各放出路27と対向する3ヶ所には、図4、
図5に示すように、半月状に切り欠いた段部35がそれ
ぞれ形成されており、各段部35には、方形板状の複数
の超硬チップ36がその上面をディストリビュータ32
の上面より適宜に突出させて貼着されている。そして、
ディストリビュータ32の上面における上記隣り合う段
部35の間の周辺部には、この部分の摩耗を防止するた
め、被処理物をデットストックするための凹部37が設
けられている。
【0008】前記垂直回転軸16の下端部には、図1に
示すように、従動プーリ38が取り付けられており、こ
の従動プーリ32は、下部ハウジング3の外側方に配設
される電動機の回転軸に取り付けた原動プーリとベルト
(いずれも図示せず)により連動可能に設けられている
ものであり、従動プーリ32やベルトは、カバー39に
よって覆われている。なお、図2、図3において40と
41はそれぞれロータ本体23の上面と周面に設けた格
子状の肉盛りで、被処理物による摩耗を防止するための
ものである。
【0009】上記構成の粒形調整機により被処理物を粒
形調整するには、先ず、電動機を作動してロータ20を
36〜60m/s程度の先端周速で回転すると共に、供
給口6から被処理物を投入する。被処理物は、フィード
ボックス9のフィード管8を経て導入口22からロータ
20内に導入されてディストリビュータ32上に供給さ
れた後、水平方向へ方向変換されて各放出路27にその
高さのほぼ中間の高さで分配され、大部分がそれぞれの
放出路27の高さのほぼ中間付近をデッドストックと摺
接しながら遠心力により加速されて各放出口26から接
線方向へ水平に放出される。上記ディストリビュータ3
2による被処理物の分配に際し、ディストリビュータ3
2は、加速されつつ流動する被処理物の流動経路の終端
部が超硬チップ36によって被覆されているので、ディ
ストリビュータ32の上面がこれより適宜に突出した超
硬チップ36によって塞き止められる微粒子により覆わ
れることも相俟って、ディストリビュータ32の摩耗を
大幅に低減することができる。又、放出路27を通る被
処理物の大部分がそのほぼ中間の高さにおいてデッドス
トックと摺接しながら流動されるので、底部ライナ29
が偏摩耗することはない。なお、上述したロータ20
は、耐久寿命が従来のものの3〜4倍であった。特に、
摩耗の激しい湿式方式(泥分の多い被処理物を水と一緒
に投入するもので、泥分が分離されて製品品質が格段に
向上する。)の粒形調整等に使用することが可能とな
る。次に、ロータ20の放出口26から放出された被処
理物は、環状磨摺室13の硬化体11に衝突して上方へ
跳ね返されると共に、外側部ライナ14a、天井部ライ
ナ14b及び内側部ライナ15に案内され、環状磨摺室
13内を下方から上方に向けてスパイラル状に強制流動
された後、運動エネルギの減少により自然落下する。上
記流動過程において被処理物は、相互の衝突磨摺及び硬
化体11等との衝突により強度的に弱い鋭角尖突部が磨
砕され、丸味を帯びた粒形の処理物に調整される。一
方、環状磨摺室13内の上部から自然落下する処理物
は、一部がロータ20の放出口26から放出される後続
の被処理物と衝突し、後続の被処理物と共に再度流動さ
れ、又、後続の被処理物と衝突しないで自然落下する処
理物は、ロータ20と調整リング12との間を経て下部
ハウジング3内に自然落下し、その排出口2から製品と
なって落下排出される。
【0010】なお、上記実施の形態においては、環状磨
摺室13を硬化体11の円錐面、外側部ライナ14a、
天井部ライナ14b及び内側部ライナ15によって形成
する場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、硬化体11の円錐面に代え、円錐面を有する底
部ライナを用いてもよい。又、被処理物を粒形調整する
粒形調整機のロータとして用いる場合に限らず、被処理
物をその堆積硬化体又は衝撃板(アンビル)等に衝突さ
せて衝撃破砕する縦軸型の衝撃破砕機のロータとして用
いてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の粒
形調整機のロータによれば、被処理物の大部分がディス
トリビュータによって放出路にそのほぼ中間の高さを水
平に流動するように供給されるので、従来のように底部
ライナが偏摩耗することがなく、各ライナの摩耗を均等
にすることができ、かつ、加速されつつ流動する被処理
物のディストリビュータにおける流動経路の終端部が超
硬チップで覆われているので、ディストリビュータの摩
耗を大幅に低減することができる。又、第の粒形調整
機等のロータによれば、第のものの作用効果の他、被
処理物の流動経路となるディストリビュータの上面が、
超硬チップによって塞き止められる微粒子によって覆わ
れるので、その摩耗を一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロータを備えた粒形調整機を示す
断面図である。
【図2】本発明に係るロータの実施の形態の一例を示す
一部を破断した平面図である。
【図3】図2におけるIII −III 線断面図である。
【図4】図2のロータのディストリビュータの平面図で
ある。
【図5】図4におけるV−V線断面図である。
【符号の説明】
16 垂直回転軸 23 ロータ本体 27 放出路 32 ディストリビュータ 36 超硬チップ
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−132737(JP,U) 登録実用新案3008134(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B02C 13/00 - 13/31

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方から供給される被処理物に遠心力を
    与えて接線方向へ水平に放出する粒形調整機等のロータ
    であって、電動機によって回転される垂直回転軸の上端
    部に連設され、半径方向の放出路を有する中空円板状の
    ロータ本体と、ロータ本体の中央部に取り付けられ、上
    面が上記放出路の高さのほぼ中間に位置する円板状のデ
    ィストリビュータとを備え、ディストリビュータの上面
    における前記放出路と対向する周辺部に方形板状の複数
    の超硬チップが貼着されていることを特徴とする粒形調
    整機等のロータ。
  2. 【請求項2】 前記超硬チップの貼着は、その上面をデ
    ィストリビュータの上面より適宜突出させてなされてい
    ることを特徴とする請求項記載の粒形調整機等のロー
    タ。
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