JP2843266B2 - メイクアップ化粧料 - Google Patents

メイクアップ化粧料

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JP2843266B2 JP25873594A JP25873594A JP2843266B2 JP 2843266 B2 JP2843266 B2 JP 2843266B2 JP 25873594 A JP25873594 A JP 25873594A JP 25873594 A JP25873594 A JP 25873594A JP 2843266 B2 JP2843266 B2 JP 2843266B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧塗膜が衣服に移ら
ず、メイクをつけたまま洗顔が行えるめメイクアップ化
粧料に関する。さらに詳しくは、微粒子粉体の凝集力、
付着力を利用することで、皮膚との強い結合力を持った
皮膜を形成させ、粉体が衣服などに転写することを抑制
し、またスポーツ後の洗顔をメイクをしたままで行える
メイクアップ化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、ファンデーションは、酸化鉄等の着色剤、酸化チタ
ン等の隠ぺい剤、タルク等の体質顔料、樹脂パウダーや
超微粒子酸化チタン等の機能性粉体、そして油剤からな
っている。
【0003】これらの粉体は、粉体自身の付着力や、油
剤の結合力により皮膚に固定されている。しかしなが
ら、これらの付着力や結合力は一般に弱いものであり、
化粧塗膜の衣類や手への転写を防止できるものではなか
った。
【0004】また、近年「ラスティングタイプ」化粧料
に多く用いられる、パーフルオロポリエーテルやフッ素
処理粉体等のフッ素化合物を利用した場合でも、基本的
に粉体と皮膚との間の結合力は弱く、化粧塗膜の衣類や
手への転写を防止できるものではなかった。
【0005】これに対して、本発明者らは微粒子粉体が
溶媒中に強分散され、より小さな二次粒子を形成してい
るスラリー系において、溶媒が蒸発する時に発生する微
粒子粉体の強い凝集力を利用すると、従来のバインダー
に代わる皮膚と顔料との間の強い結合力が得られるこ
と、この結合力を利用することで化粧塗膜が衣服に移ら
ず、メイクをつけたまま洗顔が行えるメイクアップ化粧
料が得られることを見いだした。
【0006】したがって、本発明は、化粧塗膜が衣服に
移らずメイクをつけたまま洗顔が行え、さらにうすづき
で透明感のあるメイクアップ化粧料を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明の請求項1は、一次粒子径が10100
mの範囲にある微粒子粉体であって、白色粉体および有
色粉体が含まれていることを必須とする微粒子粉体の2
種類以上が全粉体重量の25〜100重量%含む粉体
を、環状シリコーン、エタノール、イソパラフィンの1
種以上を含む溶媒中で、湿式媒体粉砕機またはローラー
ミルを用いて上記微粒子粉体の二次凝集体を破壊し解砕
して得られた分散スラリーまたはペーストが配合され、
水をメイクアップ化粧料100重量部に対して0〜5重
量部含み、かつ転写率が0〜25%の範囲にあることを
特徴とするメイクアップ化粧料である。
【0008】本発明の請求項2は、一次粒子径が10
100nmの範囲にある微粒子粉体であって、白色粉体
および有色粉体が含まれていることを必須とする微粒子
粉体の2種類以上が全粉体重量の25〜100重量%含
む粉体を、油性成分とともに、環状シリコーン、エタノ
ール、イソパラフィンの1種以上の溶媒中で、湿式媒体
粉砕機またはローラーミルを用いて上記微粒子粉体の二
次凝集体を破壊し解砕して得られた分散スラリーまたは
ペーストが配合され、水をメイクアップ化粧料100重
量部に対して0〜5重量部含み、かつ転写率が0〜25
%の範囲にあることを特徴とするメイクアップ化粧料で
ある。
【0009】本発明の請求項は、 微粒子粉体の配合
量が、メイクアップ化粧料100重量部に対して、5〜
40重量部であることを特徴とする請求項1または請求
2に記載のメイクアップ化粧料である。
【0010】本発明の請求項は、転写率が0〜20%
の範囲にあることを特徴とする請求項1または請求項
に記載のメイクアップ化粧料である。
【0011】本発明の請求項は、転写率が0〜10%
の範囲にあることを特徴とする請求項1または請求項
に記載のメイクアップ化粧料である。
【0012】本発明の請求項は、白色粉体が、酸化チ
タン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化珪素(無水珪
酸)、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウ
ム、硫酸バリウムから選ばれることを特徴とする請求項
または請求項2に記載のメイクアップ化粧料である。
【0013】本発明の請求項は、有色粉体が、黄色酸
化鉄、ベンガラ、黒色酸化鉄、鉄含有酸化チタン、低次
酸化チタン、酸化セリウム、酸化コバルト、チタン酸コ
バルト、チタン酸リチウムコバルト、チタン・酸化チタ
ン焼結体、銅クロロフィル、ポルフィリン系化合物、
金、白金、カーボンブラック、有機色素、有機染料から
選ばれることを特徴とする請求項1または請求項2に記
載のメイクアップ化粧料である。
【0014】本発明の請求項は、環状シリコーンがオ
クタメチルシクロテトラシロキサンおよび/またはデカ
メチルシクロペンタシロキサンから選ばれることを特徴
とする請求項1または請求項2に記載のメイクアップ化
粧料である。
【0015】本発明の請求項は、油性成分が、トリメ
チルシロキシケイ酸、アクリルシリコーン、HLB値1
〜6のポリエキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ン、HLB値1〜6のパーフルオロアルキル・ポリオキ
シアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、ジメチル
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、シリ
コーン生ゴム、フッ素変性オルガノポリシロキサン、ワ
セリン、スクワラン、オキシステアリン酸オクチル、エ
チレン・α−オレフィン・コオリゴマー、有機系紫外線
吸収剤から選ばれる1種以上を含むことを特徴とする請
求項2に記載のメイクアップ化粧料である。
【0016】以下に本発明の構成を詳説する。本発明で
用いる微粒子粉体は、一次粒子径が5nm未満の粉体は
活性に富み不安定であり、化粧料の変質などの問題が発
生する可能性があり、また一次粒子径が350nmを超
える粉体は微粒子粉体の凝集力が不足するため、配合料
に制限が必要となるため、特に10100nmの範囲
の一次粒子径を持つ。一次粒子径の測定方法としては、
透過型電子顕微鏡(TEM)観察もしくは走査型電子顕
微鏡(SEM)観察から得られる粒子径を用いる。微粒
子粉体の形状が球形の場合には球の直径を粒子径とし、
針状もしくは棒状の場合には短径を以て粒子径とする。
不定型の場合には、中心部からの平均粒径を以て粒子径
とする。また、粒度分布と一次粒子径の関係としては、
粒度分布が狭い場合には平均一次粒子径を以て粒子径と
して良いが、粒度分布の広い粉体では、上記範囲に入る
粉体と範囲外の粉体を区別する必要がある。
【0017】本発明で用いる微粒子粉体は、メイクアッ
プ化粧料100重量部に対して3〜60重量部、好まし
くは5〜40重量部の範囲で配合され
【0018】また、本発明で用いる微粒子粉体は、メイ
クアップ化粧料中に配合される全粉体重量の25〜10
重量%の範囲で配合されていることが必要である。微
粒子粉体の割合が低くなると、転写率が上昇し、発明を
完成させることができない。
【0019】本発明で用いる微粒子粉体は白色粉体およ
び有色粉体からなる。白色粉体としては、酸化チタン、
酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化珪素(無水珪酸)、
酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫
酸バリウム等が挙げられる。なお、酸化チタンとして
は、ルチル、アナターゼ、アモルファス等の結晶型、非
結晶型のいずれを用いても構わない。また、有色粉体と
しては、無機粉体、有機粉体を問わない。たとえば、黄
色酸化鉄、ベンガラ、黒色酸化鉄、鉄含有酸化チタン、
低次酸化チタン、酸化セリウム、酸化コバルト、チタン
酸コバルト、チタン酸リチウムコバルト、チタン・酸化
チタン焼結体、銅クロロフィル、ポルフィリン系化合
物、金、銀、白金、カーボンブラック、炭化珪素、有機
色素、有機染料等が挙げられる。
【0020】これらの素材は、それぞれ複合化が行われ
ていても、また酸化アルミニウム、酸化珪素(無水珪
酸)、酸化ジルコニウム等の粉体との複合化が行われて
いても構わない。さらに、シリコーン処理、フッ素化合
物処理、シランカップリング剤処理、アシル化リジン処
理、脂肪酸処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理等の表面
処理が施してあっても構わないが、活性の強い微粒子粉
体を用いることから、安全性を向上させるためにも、表
面処理もしくは複合化処理が行ってあることが好まし
い。
【0021】ただし、シリコーン処理(ペンダント化処
理を後処理として行ったものも含める)、フッ素化合物
処理については、微粒子粉体の分散性を向上させる効果
がありすぎるために、溶媒乾燥時の微粒子粉体の凝集力
を低下させ、その結果、転写率が上昇する場合がある。
したがって、これらの処理を用いる場合には、表面処理
量や油剤の選択が限定される傾向があるので注意が必要
となる。
【0022】これらの微粒子粉体の内、酸化鉄・酸化チ
タン焼結物や色素染着粉体の様な着色粉体は、化粧料中
の色分離が起こりにくいことから好ましい。また、形状
については、強い凝集力が得られる点から、球形が好ま
しいが、針状、棒状、不定型等の形状であっても構わな
い。
【0023】また、微粒子粉体の製造方法の例として、
気相法、液相法、プラズマ法等種々の方法が挙げられる
が、いずれの方法を用いても構わない。さらに、製造方
法により微粒子粉体間の凝集力が異なる結果、二次粒子
径が大きく異なる場合が多いが、本発明では転写率が規
定の範囲に入っていることを条件に、一次粒子径のみ規
定の範囲に入っていれば二次粒子径の大きさは問題とし
ない。
【0024】本発明のメイクアップ化粧料では、「転写
率」という概念を提案している。本発明で言う転写率と
は、化粧料が他の物質に移っていく程度を示したもので
あり、下記の方法により測定することができる。
【0025】(転写率の測定方法) 濾紙(東洋濾紙製 定量濾紙5A 直径125mm)を
2枚用意し、濾紙Aの中心にメイクアップ化粧料0.1
gを半径1.5cmの円内に均一になるように滴下また
は塗布し、40℃にて10分間乾燥した後、中心部の色
を色差計を用いて測色した時のL値をL1とし、メイ
クアップ化粧料未塗布部位のL値をL0とする。つい
で、別の濾紙Bを濾紙Aに重ね、濾紙Bの中心の半径
1.5cmの範囲に1kgの重量をかけた状態で濾紙A
と濾紙Bを3cmゆっくりとずらして移動させる。濾紙
Aと濾紙Bをはがし、濾紙Aに接触していた側の濾紙B
の最も転写量の多い部位付近を数点測色した時のL
の平均値をL2とする。転写率をT(%)とすると、 T=〔(L2−L0)/(L1−L0)〕×100 で表すことができる。
【0026】転写率の測定は、村上色彩技術研究所製
CMS−1500型(測定プローブ径 3mm)を用い
た。
【0027】本発明で用いる転写率の範囲としては、0
〜25%が挙げられる。さらに好ましくは0〜10%で
ある。転写率が25%を超える値では、洋服などで何度
も擦れた場合には、洋服に色が移るが、0〜10%の範
囲にある場合では、洋服などで何度も擦れた場合でも、
色の移りが殆ど判らない。
【0028】粉体類の例としては、ナイロンビーズ、シ
リコーンビーズ、ウレタンビーズ等の樹脂粉体、黄酸化
鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、酸化コバル
ト、カーボンブラック、群青、酸化亜鉛、酸化チタン、
酸化ジルコニアム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化
セリウム、雲母チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネ
シウム、色素、レーキ色素等が挙げられ、さらにシリコ
ーン処理、フッ素化合物処理、シランカップリング剤処
理、シラン処理、有機チタネート処理、アシル化リジン
処理、脂肪酸処理、金属石鹸処理、油剤処理、アミノ酸
処理等の表面処理が施してあっても構わない。
【0029】ただし、セリサイト等の板状粘土鉱物は、
本発明のメイクアップ化粧料の転写防止効果を低下さ
せ、また色ぐすみの原因ともなるため使用量を少なくす
る必要がある。板状粘土鉱物の配合量としては、化粧料
100重量部に対して、好ましくは0〜5重量部、さら
に好ましくは0重量部である。
【0030】本発明で用いる溶媒としては、揮発速度と
凝集力の関係から、環状シリコーン(オクタメチルシク
ロテトラシロキサン(4量体環状シリコーン)、デカメ
チルシクロペンタシロキサン(5量体環状シリコーン)
が好ましい)、エタノール、イソパラフィンの1種また
は2種以上を含むことが必要であるが、この中でもオク
タメチルシクロテトラシロキサンが最も好ましい。その
他の溶媒成分としては、低級アルコール、6量体以上の
環状シリコーン、エーテル類、LPG、フルオロカーボ
ン、N−メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発
性直鎖状シリコーン、水等が挙げられるが、溶媒として
の機能を有し、安全性の問題がなければ特に限定されな
い。
【0031】ただし、水が入っていると、化粧料の皮膜
の成長方向が皮膚に対して垂直方向に伸びるため、転写
率が高くなってしまう傾向がある。したがって、水の配
合量は化粧料100重量部に対して、0〜5重量部、好
ましくは0重量部で用い。なお、微粒子粉体に吸着さ
れ、微粒子粉体の一部として配合された水分については
この値とは別に考えるものとする。
【0032】なお、この水分の影響を排除するため、事
前に粉体類を乾燥、脱水処理を行うことも可能である。
【0033】また、環状シリコーン、エタソール、イソ
パラフィンの1種以上を配合した溶媒成分の配合量は、
メイクアップ化粧料100重量部に対して好ましくは2
0〜95重量部、さらに好ましくは30〜85重量部で
ある。ただし、デカメチルシクロペンタシロキサンは単
独で用いても本発明の転写率などの規定は満たすもの
の、揮発速度が遅いため、化粧に時間がかかりすぎ好ま
しくない。デカメチルシクロペンタシロキサンを使用す
る場合には、より揮発速度の大きいオクタメチルシクロ
テトラシロキサンやエタノールとの併用が好ましい。そ
して、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラ
シロキサン等の環状シリコーンを併用することも有効で
ある。
【0034】本発明では、強い機械的粉砕力を用いて微
粒子粉体を解砕することが必要である。微粒子粉体は通
常、二次凝集体を形成して安定化しており、粒子間の凝
集力は一次粒子単独と比べて大幅に減少している。化粧
料使用時により強い凝集力を与えるためにこの二次凝集
体を破壊しておくことが必要である。機械的粉砕の手法
としては、一般的には連続式が好ましく、粉砕力の強い
湿式媒体型粉砕機またはローラーミルであり、たとえば
ローラーミル、ペイントシェーカー、ビーズミル、サン
ドミル、ダイノミル、マイクロス、ダイヤモンドファイ
ンミル等粉砕力の強い装置が挙げられる。湿式媒体型粉
砕機の粉砕媒体としては、たとえばアルミナ、ジルコニ
ア、ガラスビーズ等が挙げられるが特に限定されない。
【0035】本発明において、溶液状のメイクアップ化
粧料を得る場合には上記の湿式粉砕機をそのまま使用す
れば良いが、半固形状のメイクアップ化粧料を得る場合
には乾式粉砕では強い粉砕力が得にくい問題があるた
め、湿式粉砕の後、溶剤を置換するフラッシングや、溶
液状のバルクを容器に充填した後、溶剤を留去または吸
引する等の手法を用いることが好ましい。また、さらに
溶剤を除去することで、固形状のメイクアップ化粧料を
得ることも可能であるが、本発明で規定した転写率を超
えてしまうため問題がある。
【0036】また、本発明のメイクアップ化粧料の製造
方法としては、微粒子粉体の色別の強分散スラリーもし
くはペースートを作製しておき、それを製品の色別に配
合割合を変化させて混合する方法が好ましい。
【0037】本発明では、粉体以外に従来化粧品に使用
されてきた油剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、粘剤、殺
菌剤、防腐剤、酸化防止剤、抗炎症剤、ビタミン類、香
料、色素、染料を配合することが可能である。ここで、
化粧料に配合される各成分のうち、粉体、微粒子粉体、
溶媒、色素、染料以外の成分をまとめて油性成分と呼
ぶ。
【0038】微粒子粉体、樹脂粉体、粉体等の粉体成分
と油性成分の配合割合としては、たとえば、粉体成分1
00重量部に対して、油性成分は1〜70重量部が好ま
しく、さらに好ましくは5〜30重量部である。
【0039】油剤の例としては、たとえばセチルアルコ
ール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコー
ル、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等
の高級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン
酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリン、ソルビトー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリ
エチレングリコール等の多価アルコール、ミリスチン酸
ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、
ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシ
ルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエ
チル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシス
テアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、
ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラ
ノリン、カルナバロウ等のロウ、ミンク油、カカオ脂、
ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オ
リーブ油等の油脂、エチレン・α−オレフィン・コオリ
ゴマー等が挙げられる。
【0040】また、別の形態の油剤の例としては、たと
えばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエ
ーテル変性オルガノポリシロキサン、パーフルオロアル
キル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキ
サン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性
オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロ
キサン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシ
ロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリ
メチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等のシリ
コーン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッ
チ、フルオロカーボン、フルオロアルコール等のフッ素
化合物が挙げられる。
【0041】界面活性剤としては、たとえばアニオン界
面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、
ベタイン型界面活性剤を用いることができる。
【0042】有機系紫外線吸収剤としては、たとえばパ
ラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、パラジメチル
アミノ安息香酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハイ
ドロケイ皮酸 ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息
香酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキシプ
ロピルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸ホモ
メンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチ
ルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレ
ート、オクチルジメチルPABA、メトキシケイ皮酸オ
クチル、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベンズイ
ミダゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノールアミ
ン、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2,4
−ジヒドロキシベンゾフェニン、2,2’,4,4’−
テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロ
キシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4−イソ
プロピル ジベンゾイルメタン、ブチルメトキシジベン
ゾイルメタン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチ
レン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピ
オン酸 2−エチルヘキシル(ソフトシェード DH、
味の素製)等が挙げられる。
【0043】これらの油性成分の内、トリメチルシロキ
シケイ酸、アクリルシリコーン、HLB値1〜6のポリ
エキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、HLB
値1〜6のパーフルオロアルキル・ポリオキシアルキレ
ン共変性オルガノポリシロキサン、ジメチルポリシロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサン、シリコーン生ゴ
ム、フルオロシリコーン、ワセリン、スクワラン、オキ
システアリン酸オクチル、エチレン・α−オレフィン・
コオリゴマー、有機系紫外線吸収剤から選ばれる1種以
上をメイクアップ化粧料に配合してあることが好まし
い。これらの油性成分は、他の油性成分と比べて、転写
率を低下させたり、紫外線防御効果を高める傾向が強
い。
【0044】本発明のメイクアップ化粧料では、油剤、
界面活性剤、粘剤等の添加物と微粒子粉体の凝集力、付
着力の力関係で化粧料の耐久性、転写率が決定される。
たとえば、微粒子粉体と溶剤のみの系では、微粒子粉体
の凝集力、付着力が強すぎるために、使用した化粧料が
除去しにくい問題が発生する。化粧料の使用状態を考慮
し、クレンジングが可能な範囲にこれらのバランスをと
ることが必要である。
【0045】本発明のメイクアップ化粧料の例として
は、ファンデーション、化粧下地、アイシャドウ、フィ
ルターカラー等の補正化粧料、サンスクリーン等が挙げ
られる。さらに、部分染め(おしゃれ染め)等も可能で
ある。また、化粧料の形態としては、リクイド状であっ
ても、スプレー状、ムース状であっても構わない。
【0046】本発明のメイクアップ化粧料は、皮膚に緻
密な皮膜を形成するため、従来製品と比べても高い紫外
線防御効果を持つ。したがって、処方により、自由にS
PF値を設定することができる。
【0047】本発明のメイクアップ化粧料を使用する場
合、事前に汗や皮脂を洗顔によって除去してあることが
好ましい。洗顔せずに本発明のメイクアップ化粧料を使
用した場合、化粧料の転写が起こる問題がある。一方、
本発明のメイクアップ化粧料の内、ファンデーションに
限定して述べれば、従来の化粧下地(ローションタイ
プ)は、使用量を多くしない条件で組み合わせて使用し
ても構わない。化粧下地を多量に使用した場合には、前
述の汗や、皮脂の場合と同様に、本発明の化粧皮膜がう
まく形成されないため、ファンデーションの転写が起こ
る問題がある。
【0048】さらに、化粧下地には、トリメチルシロキ
シケイ酸、アクリルシリコーン、HLB値1〜6のポリ
エキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、HLB
値1〜6のパーフルオロアルキル・ポリオキシアルキレ
ン共変性オルガノポリシロキサン、ジメチルポリシロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサン、シリコーン生ゴ
ム、フルオロシリコーン、ワセリン、スクワラン、オキ
システアリン酸オクチル、エチレン・α−オレフィン・
コオリゴマー、有機系紫外線吸収剤から選ばれる1種以
上が配合されていることが好ましい。これらの成分によ
って、本発明のメイクアップ化粧料の転写性に及ぼす化
粧下地の影響を低下させることができる。
【0049】一方、本発明のメイクアップ化粧料の内の
化粧下地を使用した後、従来のファンデーションを使用
することが可能である。本発明の化粧下地は、肌の上に
緻密な膜を形成するため、従来のファンデーションのつ
きや保ちを改善する効果がある。ただし、従来のファン
デーションの転写率を低くする効果は有していない。
【0050】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
詳細に説明する。本発明で用いる実施例および比較例の
評価方法は以下の通りである。
【0051】転写率の測定 転写率の測定方法は前述の通りである。なお、後記比較
例4と比較例7はリクイド系ではないため、塗布量を
0.03gに変更して実施した。
【0052】官能評価 20〜40歳の女性パネラー20名に、実施例および比
較例で作製した化粧料を使用させ、化粧料のティッシュ
ペーパーへの転写性、水のみの洗顔が可能か否か、感
触、うすづき感の4項目についてアンケート形式での回
答を得た。なお、化粧料を使用する前に、ダブル洗顔を
行ってから、試作品の評価を実施した。
【0053】ティッシュペーパーへの転写性(ティッシ
ュオフ性)は、転写しない、および転写しにくいと答え
たパネラーの数の合計を以て転写性の指標とした。した
がって、数が多い程、転写しにくいことを示している。
【0054】洗顔性については、水のみの洗顔が可能か
否かについて、洗顔後に化粧料の崩れが感じられない、
と回答したパネラーの数を以て洗顔性の指標とした。し
たがって、数が多い程、洗顔が可能であることを示して
いる。
【0055】感触およびうすづき感については、化粧料
使用開始2時間後に、感触的に満足できると回答したパ
ネラーの数、およびうすづきであると回答したパネラー
の数を以て感触およびうすづき感の指標とした。したが
って、数が多い程、それぞれ感触的に満足いくものであ
る、化粧料がうすづきであると感じていることを示して
いる。
【0056】SEM−EPMA観察 実施例1および比較例1について、SEM−EPMA
(走査型電子顕微鏡−電子線マイクロアナライザー)に
よる粉体の付着性の観察を行った。
【0057】化粧用スポンジを用いて試料をヒト表皮に
塗布した。試料台の上に、導電性の両面テープを張り付
け、その上に試料を塗布したヒト表皮を張り付け、カー
ボン蒸着を行った。日立製作所製S−800型SEMを
用い、粉体が均一に付着しているか否かを観察した。さ
らに、チタン、鉄、アルミニウムおよび珪素のマッピン
グ分析を実施することで粉体の分布を観察した。
【0058】実施例1〜2(ファンデーション)
【0059】実施例1 表1の処方にて作製した。
【0060】
【表1】
【0061】(製造法) 各成分の混合物を、ダイノミルを用いて強分散した後、
密閉容器にステンレスボールと共に充填して製品とし
た。得られた製品は、紫外線防御能に優れ、青白さが少
なく、透明感に優れていた。
【0062】実施例2 表2の処方にて作製した。
【0063】
【表2】
【0064】(製造法) 各成分の混合物を、ダイノミルを用いて強分散した後、
密閉容器にステンレスボールと共に充填して製品とし
た。得られた製品は、紫外線防御能に優れ、青白さが少
なく、透明感に侵れていた。
【0065】実施例3〜4(ベースファンデーション)
【0066】実施例3 表3の処方にて作製した。
【0067】
【表3】
【0068】(製造法) 各成分の混合物を、ダイノミルを用いで強分散した後、
密閉容器にステンレスボールと共に充填して製品とし
た。得られた製品は、紫外線防御能に優れ、青白さが少
なく、透明感に優れていた。
【0069】実施例4 表4の処方にて作製した。
【0070】
【表4】
【0071】(製造法) 各成分の混合物を、ダイノミルを用いて強分散した後、
密閉容器にステンレスボールと共に充填して製品とし
た。得られた製品は、紫外線防御能に優れ、青白さが少
なく、透明感に優れていた。
【0072】実施例5 実施例3のベースファンデーション(化粧下地)を使用
した後、実施例1のファンデーションを使用した。
【0073】比較例1〜7(ファンデーション類)
【0074】比較例1 実施例1の処方はそのまま用い、ダイノミルを用いず
に、プロペラ撹拌を1分間実施した(機械的分散力を減
少させた比較例)。
【0075】比較例2 実施例1の処方の内、オクタメチルシクロテトラシロキ
サンの代わりに精製水を用い、ダイノミルの代わりにペ
イントシェーカーを用いた他は同様にして実施した(溶
媒を変更した場合の比較例)。得られた比較例は激しく
凝集していたため、評価試験は実施できなかった。
【0076】比較例3 市販の夏用リクイドファンデーション(耐皮脂性を主張
した商品)を用いて比較例とした。
【0077】比較例4 市販の夏用2ウェイパウダーファンデーション(耐皮脂
性を主張した商品)を用いて比較例とした。
【0078】比較例5 市販の(ラスティングファンデーション(リクイドタイ
プ、フッ素化合物(パーフルオロポリエーテル)の利用
により、耐皮脂性を主張した商品)を用いて比較例とし
た。
【0079】比較例6 市販のスポーツ用ファンデーション(リクイドタイプ、
トリメチルシロキシケイ酸を配合し、高SPF値を主張
した商品)を用いて比較例とした。
【0080】比較例7 市販のスポーツ用ファンデーション(油性タイプ、アク
リルシリコーンの利用により高い耐久性と高SPF値を
主張した商品)を用いて比較例とした。
【0081】実施例および比較例について、前記転写率
の測定結果を、表5に示す。
【0082】
【表5】
【0083】表5の結果から、本発明の実施例は、従来
のファンデーションと比較して、低い転写率を有してい
ることが判る。また、比較例1の結果から、粉砕力が弱
いと転写率が上昇することが判る。一方、比較例3〜7
は耐久性を重視した処方を用いた商品であり、従来のフ
ァンデーションの中では崩れにくく、落ちにくい特性を
有している商品であるが、転写率を測定してみるといず
れも25以上の値を示しており、衣類への転写を防止す
るまでには至っていないことが判る。
【0084】実施例および比較例について、前記官能評
価の結果を、表6に示す。
【0085】
【表6】
【0086】表6の結果から、本発明の実施例は、転写
性が低く、洗顔が可能であり、感触に優れ、うすづき感
も有していることが判る。実施例と比較して、比較例3
〜7の洗顔性をみるといずれも低いスコアとなってい
る。これは、洗顔が可能でも、タオル使用時に化粧料が
タオルに転写したために低いスコアとなっている。ま
た、感触については、実施例の感触が従来の化粧料の感
触と異なるため、違和感があるが嫌いではないと言う意
味での評価と言えるが、従来の商品と比較しても問題は
ないものと考えられる。最後に、うすづき感であるが、
従来の商品と比較してもやや良好な結果が得られている
ことが判った。さらに、実施例は従来商品と比較して透
明感に優れるという感想も得られた。
【0087】また、実施例5の結果より、化粧下地とフ
ァンデーションを組み合わせて使用しても、単品で使用
したときと同様に、転写性が低く、洗顔が可能であり、
感触に優れ、うすづき感も有していることが判る。
【0088】実施例および比較例について、前記SEM
−EPMA観察の結果を、表7に示す。
【0089】
【表7】
【0090】表7の結果は、表面分析の手法を用いて商
品の解析を行った例である。実施例1は比較例1と比較
して、皮膚上に均一に付着していることが判る。この均
一な付着性と、強い耐久性が紫外線防御を長時間持続さ
せているものである。
【0091】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、化粧塗膜が
衣服に移らず、メイクをつけたまま洗顔が行え、さらに
うすづきで透明感のある化粧塗膜を実現したメイクアッ
プ化粧料を提供することは明かある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−247214(JP,A) 特開 昭63−215615(JP,A) 特開 昭61−218509(JP,A) 特開 平8−104606(JP,A) 光井武夫編「新化粧品学」 1993年1 月12日南山堂発行 第393頁 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次粒子径が10100nmの範囲に
    ある微粒子粉体であって、白色粉体および有色粉体が含
    まれていることを必須とする微粒子粉体の種類以上
    全粉体重量の25〜100重量%含む粉体を、環状シリ
    コーン、エタノール、イソパラフィンの1種以上を含む
    溶媒中で、湿式媒体粉砕機またはローラーミルを用いて
    上記微粒子粉体の二次凝集体を破壊し解砕して得られた
    分散スラリーまたはペーストが配合され、水をメイクア
    ップ化粧料100重量部に対して0〜5重量部含み、か
    つ転写率が0〜25%の範囲にあることを特徴とするメ
    イクアップ化粧料。
  2. 【請求項2】 一次粒子径が10100nmの範囲に
    ある微粒子粉体であって、白色粉体および有色粉体が含
    まれていることを必須とする微粒子粉体の2種類以上
    全粉体重量の25〜100重量%含む粉体を、油性成分
    とともに、環状シリコーン、エタノール、イソパラフィ
    ンの1種以上の溶媒中で、湿式媒体粉砕機またはローラ
    ーミルを用いて上記微粒子粉体の二次凝集体を破壊し解
    砕して得られた分散スラリーまたはペーストが配合さ
    れ、水をメイクアップ化粧料100重量部に対して0〜
    5重量部含み、かつ転写率が0〜25%の範囲にあるこ
    とを特徴とするメイクアップ化粧料。
  3. 【請求項3】 微粒子粉体の配合量が、メイクアップ化
    粧料100重量部に対して、5〜40重量部であること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のメイクア
    ップ化粧料。
  4. 【請求項4】 転写率が0〜20%の範囲にあることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のメイクアッ
    プ化粧料。
  5. 【請求項5】 転写率が0〜10%の範囲にあることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のメイクアッ
    プ化粧料。
  6. 【請求項6】 白色粉体が、酸化チタン、酸化亜鉛、酸
    化アルミニウム、酸化珪素(無水珪酸)、酸化ジルコニ
    ウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウムか
    ら選ばれることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のメイクアップ化粧料。
  7. 【請求項7】 有色粉体が、黄色酸化鉄、ベンガラ、黒
    色酸化鉄、鉄含有酸化チタン、低次酸化チタン、酸化セ
    リウム、酸化コバルト、チタン酸コバルト、チタン酸リ
    チウムコバルト、チタン・酸化チタン焼結体、銅クロロ
    フィル、ポルフィリン系化合物、金、白金、カーボンブ
    ラック、有機色素、有機染料から選ばれることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のメイクアップ化粧
    料。
  8. 【請求項8】 環状シリコーンがオクタメチルシクロテ
    トラシロキサンおよび/またはデカメチルシクロペンタ
    シロキサンから選ばれることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のメイクアップ化粧料。
  9. 【請求項9】 油性成分が、トリメチルシロキシケイ
    酸、アクリルシリコーン、HLB値1〜6のポリエキシ
    アルキレン変性オルガノポリシロキサン、HLB値1〜
    6のパーフルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変
    性オルガノポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、
    メチルフェニルポリシロキサン、シリコーン生ゴム、フ
    ッ素変性オルガノポリシロキサン、ワセリン、スクワラ
    ン、オキシステアリン酸オクチル、エチレン・α−オレ
    フィン・コオリゴマー、有機系紫外線吸収剤から選ばれ
    る1種以上を含むことを特徴とする請求項2に記載のメ
    イクアップ化粧料。
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