JP2836603B2 - ローカルエリアネットワーク - Google Patents

ローカルエリアネットワーク

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JP2836603B2
JP2836603B2 JP25642596A JP25642596A JP2836603B2 JP 2836603 B2 JP2836603 B2 JP 2836603B2 JP 25642596 A JP25642596 A JP 25642596A JP 25642596 A JP25642596 A JP 25642596A JP 2836603 B2 JP2836603 B2 JP 2836603B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はローカルエリアネッ
トワーク(Local Area Network:L
AN)に関し、特にCSMA/CD(Carrier
Sense Multiple Access wit
h Collision Detection:キャリ
ア検出多重アクセス衝突検出)方式のローカルエリアネ
ットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】LANは、通信回線を利用したデータ交
換網(DDX)など広域ネットワークと計算機の内部バ
スとの中間に位置付けらる。すなわち、構内など比較的
限られた場所に設置され、コンピュータとその関連機器
を高速伝送路で結ぶ構内用データ通信ネットワークであ
る。
【0003】LAN等のネットワークは、異るノード内
の複数のプロセス間で単なるメッセージの転送だけでは
なく、相手ノードの持つファイルやデータベース等の共
用資源に対するアクセスや、ジョブの申し込み等までを
含めた幅広い通信機能を実現するため、種々の制御情報
授受に関する約束事をプロトコル(通信規約)として厳
密に規定する必要がある。このプロトコルは通信機能の
拡張や新しい通信技術の導入を容易にするため、適切な
機能単位でプロトコル層と呼ばれる階層に分割され、各
ノードの対応するプロトコル層毎に独立にプロトコルが
設定される。プロトコルの階層構成は基本的には、デー
タ転送に関する階層である下位層と転送に伴なう通信処
理に関する階層である上位層とに分離されている。
【0004】通信回線の制御から業務に依存する通信機
能までをいくつかの層に階層化し、それぞれの層が上位
層に提供するサービスと各層の機能を定めたものを参照
モデルと呼ぶ。ISO(国際標準化機構)では上記プロ
トコルに関して、通信機能を7層に階層化したOSI
(Open Systm Interconnecti
on:開放型システム間相互接続)参照モデル(Bas
ic Reference Model:The Ba
sic Model Second Edition,
ISO7498−1,1994年11月)を規格化して
いる。
【0005】LANのモデルを、上記OSI参照モデル
に対比すると、OSIのデータリンク層が2つのサブ層
すなわち論理リンク制御サブ層(以下論理リンク制御
層)と、メディアアクセス制御サブ層とに分けられるこ
とである。
【0006】従来、LANにおいては、非同期時分割多
重方式の一つであり、IEEEで規格化され広く知られ
ているプロトコルであるCSMA/CD方式(ANSI
/IEEE802.3,1993年改訂)(規格1)が
広く普及している。この方式は、ステーションであるデ
ータ端末(DTE:Data Terminal Eq
uipment)が自身の判断でランダムにデータフレ
ームを送出する方式であり、送信要求の発生したDTE
は、まず共通伝送路を監視し、他の端末が送信中である
か否かを調べる(Carrier Sense)、共通
伝送路が使用中であれば送信を待ち合せるが空いていれ
ばデータフレームを送出する。このように、複数のDT
Eが共通の伝送路を使用してデータフレームを送出する
(Multiple Access)。データフレーム
の伝搬遅延があるために、共通伝送路の空を検出するだ
けでは複数のデータ端末が同時にデータフレームを送出
すると衝突が発生し、正常なデータフレームが宛先に送
達されない。衝突の生じたデータフレームの伝送路占有
時間を短縮するため、各DTEは送信中に衝突の有無を
監視し(Collision Detection)、
衝突検出時は送信を中止して一定時間待ち合せた後再送
のため再度同一手順を反復する。この方式では、伝送路
に接続されたDTEに対しては全て平等にアクセスする
権利をもつ。
【0007】このCSMA/CD方式のLANのDTE
の伝送路(ネットワーク回線)側のインタフェースの下
位2層すなわち物理層とデータリンク層であるネットワ
ーク下位層をブロックで示す図7を参照すると、この従
来の第1のローカルエリアネットワークのDTEは、直
接伝送線であるネットワーク回線10上に伝送される信
号を物理的にドライブするかまたは受信するMAU(M
edia Attachment Unit)1と、出
力時に物理層信号として使用できるように物理アドレス
情報の付加や同期用のデータの付加を行いかつ受信時に
受信パケット内のアドレス識別や誤ったデータパケット
を検知したり衝突状態を検知し各状況に応じて制御する
MAC(Media Acsess Control)
2と、上位層である上位レイヤ9と論理的に接続制御を
行うLLC(Logical Link Contro
l)6とを備える。
【0008】次に、図7、DTE間のデータ転送を示す
図8及び回線上に流れるデータを時間軸上に表現した図
9を参照して、従来のローカルエリアネットワークの動
作について説明すると、図8は4台のDTE101〜1
04から構成された1セグメント分のネットワークの例
を示す。DTE101〜104の各々は上述のMAU1
とMAC2とLLC6とから成る下位層と、上位レイヤ
9とを備える。
【0009】説明の便宜上、DTE104からDTE1
01へのデータ転送を行うものとする。まず、DTE1
04では、LLC6を通してデータパケットがMAC2
へ渡され、MAC2は受信側の全DTEが受信クロック
を生成するためと信号同期用のデータであるプリアンブ
ルを付加情報としてデータパケットの先頭へ追加する。
次に各DTE101〜104が持つMAC2は各々ユニ
ークなアドレスを持っており、プリアンブルデータに続
いて発信元のDTEのMACアドレスすなわち始点アド
レスと転送先のMACアドレスすなわち終点アドレスと
を付加する。その次にデータ本体であるLLC層からの
データパケットを組み込み、最終的に始点アドレスデー
タからLLCデータパケット間のデータの誤り検出符号
であるフレームチェックシーケンスを付加してMACフ
レームを完成させ、MAU1へ引き渡す。MAU1は物
理信号に変換してネットワーク回線10上に出力する。
【0010】常時全てのDTE101〜104がネット
ワーク回線10に流れている全てのデータパケットを読
み取り、データパケット内の所定の領域に自分のDTE
宛てのアドレスであればデータを取り込み、他のDTE
宛てのアドレスがデータパケット内に記述されていた場
合は受信データを破棄する。
【0011】ネットワーク回線10上にデータが流れて
いない場合はどのDTEも等しい優先度でデータパケッ
トを出力することができる。もし同時にデータパケット
を出力するDTEが複数台あった場合は、同時に伝送線
上に出力信号が発生し、出力信号同志の衝突(Coll
ision)が発生する。衝突が発生した場合は、ある
一定の期間全てのDTE101〜104に対し衝突を確
実に検知させるため、衝突状態の信号を継続的に出力す
る。
【0012】各DTE101〜104は衝突状態である
ことを認識した後、ランダムに生成した時間信号送出を
控える。そして再び送信動作を試みる。
【0013】以上述べたように、基本的なデータパケッ
トの送信は全て優先順位が同等であり、ネットワーク回
線10上へのデータ送信は早い者勝ちとなる。他の出力
を希望するDTEにとっては待ち状態となる。
【0014】しかし、近年マルチメディア用のデータ等
の送受信を行う機会が増え、テキスト(文字)情報以外
のデータ、例えば音声や画像データを含む複合形式のパ
ケットデータ転送の需要が高まった。このようなデータ
パケットの形式に対しては、ある一定の期間内に所要の
データパケット数を受信できないとDTE上で動くアプ
リケーションにおいて再生音声の途切れや、動画像表示
の途切れを生じてしまう恐れがある。
【0015】図9を参照すると、ここで、パケットタイ
プA,Bが存在しこのうちのパケットタイプAが上記マ
ルチメディアデータパケットであるとする。従来のロー
カルエリアネットワークではパケットタイフA,Bを同
等に扱うため、時間的に競合した場合、例えば図示のよ
うに交互に伝送することになり上記不具合の要因とな
る。
【0016】そこで、各種サイズのパケットデータの組
み合わせ等により、最も遅延時間を少なくしかつ伝送効
率を損なわぬように転送条件を導き出す研究がなされて
きた。例えば、CSMA/CD方式のLANの性能限界
の研究について解説した、泉谷建司,LAN技術解説:
EthernetとFDDI,第329〜332頁,ソ
フトリサーチ・センター(1993年)(文献1)によ
ると、伝送効率はデータパケット長が長いほど高効率で
ある反面遅延時間が増大することが実験により明らかに
なった。さらにデータ長の長いパケットと短いパケット
の混在により伝送効率と遅延時間の双方を最良条件より
も少し劣る程度で良好な関係が得られることも判明し
た。
【0017】また、上述の転送条件の最適化を図った特
開平5−153132号公報(文献2)記載の従来の第
2のローカルエリアネットワークは、ネットワーク層以
上の上位レベルにおいて最適なパケット長を導き出すパ
ケット長計算アルゴリズムを含む。
【0018】また、特開平7−79250号公報(文献
3)記載の従来の第3のローカルエリアネットワーク
は、データパケット内にタイムスタンプ情報を付加して
ラウンドトリップ時間を求めてこのラウンドトリップ時
間対応の最大パケット長を計算し、この最大パケット長
以下のパケットデータを送信するというものであった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の第1の
ローカルエリアネットワークは、伝送効率を上げるため
にいずれのアプリケーションもパケット長の最大限のサ
イズを用いているので遅延時間が大きく、近年増加した
マルチメディアデータ転送において、上記遅延時間に起
因するデータ転送の遅延が生じ受信側におけるデータ再
生時に音声や動画像の断続などの支障が生じるという欠
点があった。
【0020】上記不具合の改善を図った従来の第2,第
3のローカルエリアネットワークは、ネットワークの上
位階層で使われるパケットに時刻情報等の付加情報を付
加し、時間遅延量に応じて適応的にパケットサイズを変
えているが、物理層からみたネットワーク階層が上位レ
ベルのため処理の間に時々刻々変化するネットワーク上
の流動データに対する対応が遅れることにより、処理が
複雑となったり対応が間に合わなかったりするという欠
点があった。
【0021】さらに、従来の第2,第3のローカルエリ
アネットワークは、自分自身のDTE転送を優先する思
想を基にした改善策であるため、データパケット同士の
競合は依然として低減しないという欠点があった。
【0022】本発明の目的は、下位レベルのネットワー
ク階層を用いてデータパケットを監視し、パケット長を
制御することにより遅延時間を減らすことと、自分自身
のDTE転送を控える思想を基本として、競合によりデ
ータ転送を妨害する機会を低減し、CSMA/CD方式
のネットワーク上でのマルチメディアデータ転送を一時
的に優先させたかのように振る舞わせることにより動画
像や音声データ等の断続を低減したローカルエリアネッ
トワークを提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明のローカルエリア
ネットワークは、ネットワーク回線に複数のデータ端末
を接続し送信要求の発生したデータ端末が前記ネットワ
ーク回線を監視し他のデータ端末が送信中であるか否か
を調べ送信中であれば送信を待ち合せるが空いていれば
データを送出するとともに、送信中に衝突の有無を監視
し衝突検出時には前記送信を中止して一定時間待ち合せ
た後再送のため再度同一手順を反復するキャリア検出多
重アクセス衝突検出方式のプロトコルを有するローカル
エリアネットワークにおいて、前記プロトコルが、前記
複数のデータ端末相互間で予め優先度の高いデータタイ
プである優先データタイプを設定しこの優先データタイ
プのデータの転送期間あるいはこの転送直後の一定期間
前記優先データタイプでない非優先データタイプのデー
タのパケット長を短く設定するデータリンク層を含むこ
とを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図7と共通の構成要素には共通の文字/数字を用いて
ブロックで示す図1を参照すると、この図に示す本実施
の形態のローカルエリアネットワークのDTEは、従来
と同様にCSMA/CD方式のDTEの下位2層すなわ
ち物理層とデータリンク層に対応し、従来と共通のMA
U1と、MAC2と、データリンク層の上位側すなわち
上位レイヤ9の論理接続制御を行うLLC6とに加え
て、データのタイプによりパケット長を決定し複数のパ
ケットへ分割する機能を持つパケット長決定部3と、ネ
ットワーク回線上を流れるデータパケットのデータタイ
プと予め登録されたデータタイプとを比較照合しパケッ
ト長決定部3に照合結果を伝達するデータタイプ照合部
4と、優先パケットかどうかを決定するためのデータタ
イプを上位層によって登録するデータタイプテーブル5
とを備える。
【0025】OSI参照モデルの最下層の物理層として
構成されるMAU1はハードウェアであり、回線駆動能
力を有する回線ドライバーICから成る。MAC2はメ
ディアアクセス規格に準じた機能を有するコントローラ
用ICにより構成する。
【0026】パケット長決定部3はハードウェアまたは
ソフトウェアのいずれかで構成する。ハードウェアによ
る場合はMAC2用のハードウェアと同一IC内に構成
するか、またはASICで実現する。ソフトウェアでの
実現化は後述のLLC6とともに実現する。
【0027】データタイプ照合部4はハードウェアまた
はソフトウェアのどちらかで構成する。ハードウェアに
よる場合はMAC2用のハードウェアと同一IC内に構
成するか、またはASICで構成する。ソフトウェアで
の実現化は後述のLLC6とともに実現する。
【0028】データタイプテーブル5はハードウェアま
たはソフトウェアのどちらかで構成される。ハードウェ
アによる場合はMAC2用のハードウェアと同一IC内
に構成するか、またはASICで構成する。ソフトウェ
アでの実現化は後述のLLC6とともに実現する。
【0029】LLC6はソフトウェアにより実現化す
る。実装場所としてはデバイスドライバと共に実装す
る。
【0030】次に、図1に示した構成を持つDTE11
〜14をネットワーク回線10に接続した1セグメント
分のネットワークの例を示す図3(A)〜(C)を参照
すると、この図ではDTE11〜14の4台から構成さ
れる例を示しているが、セグメントとして可能な構成と
しては1台から各種ネットワーク回線メディアに応じて
定められたそれぞれの接続台数制限(総配線長/配線間
隔=最大接続台数)の範囲で接続できる。
【0031】データパケットのデータ構造を示す図2を
参照すると、データパケットのデータ構造は、先頭から
8ビット(1オクテット)×8すなわち8オクテット=
64ビットの信号同期用のデータであるプリアンブル
と、発信元DTEのMACアドレスすなわち始点アドレ
ス6オクテット=48ビットと、転送先のMACアドレ
スすなわち終点アドレス6オクテット=48ビットと、
データタイプを示す2オクテット=16ビットを先頭に
付加したデータ本体であるLLCデータパケット46〜
1500バイト(オクテット)と、始点アドレスデータ
からLLCデータパケット間のデータの誤り検出符号で
あるフレームチェックシーケンス4オクテット=32ビ
ットとから成る。
【0032】次に、図1、図2、図3およびネットワー
ク回線上に流れるデータを時間軸上に表現した図4を参
照して本実施の形態の動作について説明すると、まず、
データの優先的な取り扱いを行うパケットタイプすなわ
ち優先データタイプを各DTE11〜14相互間で転送
する(ステップ1)。各DTE11〜14の優先データ
タイプはMAU1,MAC2とLLC6を経由して上位
層に渡される。
【0033】次に、各DTEの上位層はデータタイプテ
ーブル5へ優先データタイプを登録する(ステップ
2)。
【0034】データ転送を希望するDTE、この例では
DTE11はネットワーク回線上に他のデータが転送さ
れていない状態すなわち回線空状態であればデータパケ
ットの転送を開始する(ステップ3)。
【0035】その際に、データタイプ照合部4は、デー
タタイプテーブル5に登録済の優先データタイプと一致
するデータタイプのデータパケット、すなわち優先デー
タパケットの上記回線空状態の時点直前のある一定期間
内での転送実績の有無を常時確認判断し、この判断結果
DTをパケット長決定部3へ渡す。もし上記一定期間内
に優先データパケットの転送実績があれば、データタイ
プ照合部4は送信途中の他のデータパケットの方の優先
度が高いすなわち自データパケットが非優先と判断して
対応の判断結果DTを出力する。パケット長決定部3は
この判断結果DTに基づき自DTEが送出するデータパ
ケットを短いパケット長の複数のデータパケットPTに
分解し、このデータパケットPTをMAC2へ渡す。
【0036】逆にもし上記一定期間内に優先データタイ
プのデータパケットの転送実績が無ければ、データタイ
プ照合部4は送信途中の他のデータパケットの方の優先
度が高くないすなわち非優先と判断して対応の判断結果
DTを出力する。パケット長決定部3はこの判断結果D
Tに基づき自DTEが送出すようとするパケット長のパ
ケットデータPTをそのままMAC2へ転送する。
【0037】図4を参照すると、ここで、パケットタイ
プA,B,C,Dが存在しこのうちのパケットタイプA
が上記優先データパケットであるとする。また、パケッ
トタイプA,Cは他のDTEの送信すなわち他データ、
またパケットタイプB,Dは自DTE11の送信すなわ
ち自データとする。上記回線空状態の直前に他データの
パケットタイプAが転送されたとき、データタイプ照合
部4はこれを検出して判断結果DTを出力し、自データ
であるパケットタイプBを複数のパケットデータに分割
しデータパケットPTとして出力する(A)。一方、上
記回線空状態の直前に他データのパケットタイプCが転
送されるとき、データタイプ照合部4はこれを検出して
判断結果DTを出力し、自データであるパケットタイプ
DをそのままデータパケットPTとして出力する
(B)。
【0038】MAC2は供給を受けたデータパケットP
Tを対応のメディアのコントロールを行いながら図2に
示したような最終的な形式の送出用パケットデータPD
に組み立ててMAU1に供給し、MAU1はこのパケッ
トデータPDを物理信号に変換しネットワーク回線10
へ出力する。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態を図1と
共通の構成要素には共通の文字/数字を用いて同様にブ
ロックで示す図5を参照すると、この図に示す本実施の
形態のローカルエリアネットワークは、図1の第1の実
施の形態の具体化例であり、CSMA/CD方式の一つ
として、同軸ケーブルをネットワーク回線10として使
用する規格1で規定した10BASE−2ネットワーク
方式の例を示したものである。また、本実施の形態は適
応対象DTEとしてパーソナルコンピュータに実装する
場合を示す。
【0040】図5を参照すると、本実施の形態のローカ
ルエリアネットワークのDTEは、物理層として同軸ケ
ーブルであるネットワーク回線10を電気的に駆動する
IC化駆動回路であるCTI21と、データリンク層の
下位側のMAC層に相当するIC化ネットワークインタ
ーフェースコントローラであるNIC22と、第1の実
施の形態と共通のパケット長決定部3とデータタイプ照
合部4と、データタイプテーブル5とLLC6とを含む
デバイスドライバ23とを備える。
【0041】本実施の形態では、デバイスドライバ23
は、これを構成するパケット長決定部3とデータタイプ
照合部4とデータタイプテーブル5とLLC6とを、パ
ーソナルコンピュータ上のオペレーティングシステムで
動作するデバイスドライバソフトウェアとして実装す
る。
【0042】次に、第1の実施の形態と共通の図3を参
照すると、1セグメント分のネットワークを構成するD
TE11〜14の各々は、4台のパーソナルコンピュー
タの各々を示す。
【0043】本実施の形態の動作は、図3において、M
AU1をCTI21に、MAC2をNIC22にそれぞ
れ読替える他は上述の第1の実施の形態と同一であるの
で、説明を省略する。
【0044】次に、本発明の第3の実施の形態を図5と
共通の構成要素には共通の文字/数字を用いて同様にブ
ロックで示す図6を参照すると、この図に示す本実施の
形態の第2の実施の形態との相違点は、パケット長決定
部3とデータタイプ照合部4とデータタイプテーブル5
とをMAC2と同一のIC内にハードウェアで構成した
NICIC31を備え、、ソフトウェアのデバイスドラ
イバ21AはLLC6のみを含むことである。
【0045】本実施の形態では、データタイプテーブル
5としてRAMを用い、パケット長決定部3とデータタ
イプ照合部4とは論理回路を用いて構成する。
【0046】他の構成要素は全て同一のものであり動作
も同じである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のローカル
エリアネットワークは、プロトコルが、優先データタイ
プを設定しこの優先データタイプのデータの転送期間あ
るいはこの転送直後の一定期間非優先データタイプのデ
ータのパケット長を短く設定するデータリンク層を含む
ので、マルチメディアデータ等の優先データタイプのデ
ータパケットがネットワーク回線上に転送されている場
合これを検出し、他のDTEの出力する非優先データタ
イプのデータパケット長を短縮してパケット送信待ち時
間を短縮させることにより選択的に上記優先データタイ
プのパケットデータに対する遅延時間を減少させ、音声
データや動画像データの断続による不自然さを解消する
という効果がある。
【0048】また、従来上位層のみで実施してきたパケ
ット長の決定処理並びにパケットの分割処理をデータリ
ンク層内での処理に置換することにより、ネットワーク
上の状況変化に対して対応を高速化することが可能とな
るという効果がある。
【0049】さらに、優先データタイプ以外のDTEか
らの転送パケットデータのパケット長を控えるという思
想を基にしているためデータパケット同士の競合を低減
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローカルエリアネットワークの第1の
実施の形態を示すブロック図である。
【図2】データパケットのデータ構成を示す説明図であ
る。
【図3】複数の本実施の形態のDTEをネットワーク回
線に接続した1セグメント分のネットワークの転送ステ
ップを示す説明図である。
【図4】本実施の形態の動作の一例としてネットワーク
回線上に流れるパケットデータを時間軸上に表現した説
明図である。
【図5】本発明のローカルエリアネットワークの第2の
実施の形態を示すブロック図である。
【図6】本発明のローカルエリアネットワークの第3の
実施の形態を示すブロック図である。
【図7】従来のローカルエリアネットワークの一例を示
すブロック図である。
【図8】複数の従来のDTEをネットワーク回線に接続
した1セグメント分のネットワークの転送ステップを示
す説明図である。
【図9】従来のネットワーク回線上のデータ
【符号の説明】
1 MAU 2 MAC 3 パケット長決定部 4 データタイプ照合部 5 データタイプテーブル 6 LLC 9 上位レイヤ 10 ネットワーク回線 11〜14,101〜104 DTE 21 CTI 22 NIC 23,23A デバイスドライバ 31 NICIC

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク回線に複数のデータ端末を
    接続し送信要求の発生したデータ端末が前記ネットワー
    ク回線を監視し他のデータ端末が送信中であるか否かを
    調べ送信中であれば送信を待ち合せるが空いていれば予
    め定めた様式の一連のデータであるデータパケットを送
    出するとともに、送信中に衝突の有無を監視し衝突検出
    時には前記送信を中止して一定時間待ち合せた後再送の
    ため再度同一手順を反復するキャリア検出多重アクセス
    衝突検出方式のプロトコルを有するローカルエリアネッ
    トワークにおいて、 前記プロトコルが、前記複数のデータ端末相互間で予め
    優先度の高いデータタイプである優先データタイプを設
    定しこの優先データタイプのデータパケットの転送期間
    あるいはこの転送直後の一定期間前記優先データタイプ
    でない非優先データタイプのデータパケットのパケット
    長を短く設定するデータリンク層を含むことを特徴とす
    るローカルエリアネットワーク。
  2. 【請求項2】 前記データ端末の各々が、前記プロトコ
    ルの物理層を構成し前記ネットワーク回線上に伝送され
    る信号を物理的に送信/受信するメディアアタッチメン
    トユニットと、 各々前記データリンク層を構成し、前記送信時に送信デ
    ータパケットに物理アドレス情報と同期用の各データの
    付加を行い受信時に受信データパケット内のアドレス識
    別及び誤データパケット及び衝突状態の各々を検知し各
    状況に応じて制御するメディアアクセセスコントロール
    と、 上位層である上位レイヤと論理的に接続制御を行う論理
    リンクコントロールと、 前記データタイプにより前記データの長さであるパケッ
    ト長を決定し複数のパケットへ分割するパケット長決定
    部と、 前記ネットワーク回線上を転送される前記データのデー
    タタイプと予め登録された前記優先データタイプとを比
    較照合し前記パケット長決定部に照合結果を伝達するデ
    ータタイプ照合部と、 前記優先データタイプを前記上位層によって登録するデ
    ータタイプテーブルとを備えることを特徴とする請求項
    1記載のローカルエリアネットワーク。
  3. 【請求項3】 前記データ端末が、前記ネットワーク回
    線である同軸ケーブルに接続したパーソナルコンピュー
    タに実装し、 前記メディアアタッチメントユニットに相当する同軸ケ
    ーブルを電気的に駆動するIC化駆動回路と、 前記メディアアクセセスコントロールに相当するIC化
    ネットワークインターフェースコントローラとを備え、 前記論理リンクコントロールと前記パケット長決定部と
    前記データタイプ照合部と前記データタイプテーブルと
    を前記パーソナルコンピュータ上のオペレーティングシ
    ステムで動作するデバイスドライバソフトウェアとして
    実装することを特徴とする請求項1記載のローカルエリ
    アネットワーク。
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