JP2836594B2 - 強誘電性液晶表示装置ならびに反強誘電性液晶表示装置 - Google Patents
強誘電性液晶表示装置ならびに反強誘電性液晶表示装置Info
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Description
た強誘電性液晶表示装置あるいは反強誘電性液晶表示装
置に関するものである。
ワープロ、パソコンなど幅広い分野で用いられている。
これらの液晶ディスプレイに使用されている液晶相はネ
マティック相が一般的である。しかしネマティック液晶
を用いた液晶ディスプレイは、画面を見る者の位置によ
って画面の色が変わってしまったり、画面の色が変わら
ずに見える範囲が狭いという問題が存在する。すなわち
観測者がディスプレイを覗き込む角度(視角)によって
透過率が異なるという視角依存性の問題が存在する。
いて述べる。液晶分子は長い棒状の形をしており、液晶
を透過する光の透過率は、液晶分子の長軸と光線のなす
角によって決まる。TN液晶の場合、セル中央部の液晶
分子に注目して長軸と光線のなす角を考えると分かり易
い。電圧がかかってない状態では中央部の液晶分子は長
軸を基板に平行にして並んでいる。電圧を印加すると基
板に垂直な平面内を運動する。すなわち図8(a)に示
すように液晶分子の長軸の一端が基板に対して立ち上が
った状態になる。この時、液晶分子の長軸と光線のなす
角が画面と観測者の位置関係によって変わってくる。こ
のため左方向13aから見た場合と右方向13bから見
た場合とで透過率が異なってくる。このことがTN液晶
の視角依存性の原因である。
て、TN液晶を用いた液晶ディスプレイにおいては分割
配向によって視角特性を改善する方法がいくつか提案さ
れている。例えば特開昭63−106624号公報では
1画素内に液晶分子の配向方向を異なる二つの配向方向
を持つ領域に分けることを提案している。異なる視角特
性を持つ二つの領域を混在させることによって全体とし
ての視角特性を改善しようとするものである。
の視角特性を説明する断面図である。一方の基板上の画
素を180°異なった配向処理を施された二つの領域に
分割する。電圧を印加すると互いに異なる方向に立ち上
がる2種類の領域に分かれる。図8(b)から分かるよ
うに光線14aと液晶分子の長軸とのなす角と光線14
dと液晶分子の長軸とのなす角は等しく、光線14bと
液晶分子の長軸とのなす角と光線14cと液晶分子の長
軸とのなす角は等しい。左方向13aから見た場合、光
線14aと光線14cが、右方向13bから見た場合、
光線14bと光線14dが目に入ってくる。つまり互い
に異なる方向に立ち上がる2種類の領域を設けること
で、目には左方向13aから見た場合と右方向13bか
ら見た場合とで同じ光線が入ってくることになる。この
効果を用いてTN液晶の視角依存性を緩和させようとい
うものである。
ついて述べる。図9は極角θと方位角φの定義図であ
る。図9において、11は液晶セルであり、13は覗き
込む方向を示す。図の原点Oに液晶セル上の評価する点
を置く。観測者は図9に示すように所望のφ、θを選
び、その座標から評価点を覗き込み透過率を測定する。
図10は階調表示時のTN液晶セルにおいて方位角φを
90°に固定し、極角θを0°から70°まで変化させ
て測定した結果と方位角φを270°に固定して極角θ
を0°から70°まで変化させて測定した結果を示す図
である。ただしφを270°にして測定した結果は、図
10上ではθの値の符号を入れ替えたものに読み変えて
いる。以下このような測定方法を「方位角90°と27
0°を結んで極角θを変化させて透過率を測定する」と
いうように記述する。正面を中心として対称な透過率曲
線が得られる。視角(この場合はθ)を正面から±40
°の範囲内でふった時、階調の順序が保たれていること
が分かる。しかしそれ以上に視角をふった時には階調の
反転が起こる。しかも透過率曲線の間隔が一定となって
いない。分割配向によって補償しても視角依存性は依然
として存在する。
を実現する手段として、従来のネマティック液晶に変わ
り、スメクティックC* 相などの強誘電性液晶を用いた
液晶表示装置が注目されている。強誘電性液晶表示装置
として以下のようなものが開発されている。まずエヌ・
エー・クラーク(N.A.Clark)とエス・ティー
・ラガーウォール(S.T.Lagerawall)に
よってアプライド フィジックス レター(Appli
ed Physics Letter)vol.36
(1980)、pp899において発表された表面安定
化(サーフェススタビライズド フェロエレクトリック
リキッド クリスタル、Surface Stabi
lized Ferroelectric Liqui
d Crystal:SSFLC)モードがある。この
モードは狭いセルギャップ中に強誘電性液晶を注入し、
螺旋構造を解消した構造を用いる。この構造では印加電
圧によって2つの安定な構造をとる。
2126号公報に記載の液晶ダイレクタが双安定せず、
単安定化しているモードがある。さらに螺旋を解消しな
いモード、デフォームドヒーリックス フェロエレクト
リック(DeformedHelix Ferroel
ectric:DHF)モードもある。このモードの基
本的な原理についてはアドバンシズ イン リキッドク
リスタル リサーチアンド アプリケーションズ(Ad
vances in Liquid Crystal
Research and Application
s)、1980年、オックスフォード・ブダペスト、4
69ページに記載されている。また反強誘電性液晶を用
いた液晶表示装置も、フェロエレクトロニクス(Fer
roelectronics)vol.149、pp2
55に記載されている。
下の理由による。通常、強誘電性液晶、反強誘電性液晶
は液晶の分子長軸方向を揃えるために平行または反平行
に配向処理を施したセルに注入される。また反強誘電性
液晶表示素子の中には液晶分子長軸の方向を揃えるため
に上基板に施されたラビング方向と下基板に施されたラ
ビング方向を交差させているものもある(特開平4−3
71925号公報)。そのため強誘電性、反強誘電性液
晶表示装置は一軸性を持った複屈折体として扱うことが
できる。このモデルにおいては代表的な液晶分子はその
長軸と基板と平行にして横たわっている。電圧を印加ま
たは除去することにより長軸が基板法線を軸として基板
平面内を回転する。構造の模式図を図11に示す。TN
液晶の場合同様、強誘電性、反強誘電性液晶表示素子の
光の透過率も液晶分子と光線のなす角によって決まる。
液晶分子と光線14aのなす角と液晶分子と光線14b
のなす角とは等しい。そのため左方向13aと右方向1
3bとでは同じ量の光を見ていることになる。つまり視
線が左または右に傾いても、透過率は対称的に変化する
ことが分かる。このことは階調表示した場合においても
同様で、階調時においても透過率は対称的に変化する。
階調時の視角−透過率特性を図12に示す。縦軸が透過
率を表し、横軸はディスプレイを覗き込む角度を表す。
またV1、V2、V3は印加電圧を表し、0<V1<V
2<V3となっている。図12は各電圧値において、方
位角0°と180°を結んで極角θを変化させた時の視
角−透過率特性を示したものである。0°から−70°
までの透過率の変化の仕方は0°から70°までの透過
率の変化の仕方と同じである。また正面を中心として対
称な透過率特性を示すだけでなく、±70°の範囲では
階調の反転が起きない。
的な値の電圧V2を印加した時の透過率が一定になって
おらず、±50°で透過率が最大となり、正面に近づく
につれて透過率が低下していき、正面が最も透過率が低
くなるのが分かる。最大値に比べ、最小の透過率は10
%近く減少している。すなわち視線を左右に振った際に
は透過率は正面を中心に対称に変化するものの、中間調
を出した時は正面の透過率が最も悪く、左または右に傾
けていくと透過率が大きくなっていくという視角依存性
が依然として存在する。
いて述べる。一般に液晶を用いた表示素子は直流成分に
よる液晶の破壊を防ぐため、一定時間ある電圧Vを印加
したらその反対の極性の電圧−Vを同じ時間印加すると
いう駆動方法を用いている。以下この方法を交流駆動と
呼ぶことにする。強誘電性液晶表示装置あるいは反強誘
電性液晶表示装置は液晶の持つ自発分極と電界の相互作
用を利用しており、電圧の極性によって液晶の配向状態
が変わる。これを光学応答の面から見ると先述のように
液晶の長軸が基板法線を軸として基板平面内を回転する
ことに対応する。正面から見た場合は液晶の長軸が元の
位置から右に回った状態の透過率と左に回った状態の透
過率は変化しない。斜め方向から見た場合は液晶の長軸
が元の位置から右に回った状態の透過率と左に回った状
態の透過率は異なる。これは液晶の長軸が元の位置から
回転し、その状態を通過して観測者に入ってくる光の進
行方向と液晶の長軸とのなす角が、右に回った場合と左
に回った場合とで異なるためである。印加電圧の周波数
が60Hz程度だとフリッカーとして認識される。以上
のことはフルカラーの広視野角液晶表示装置を実現する
上で問題となる。
いは反強誘電性液晶表示装置の視角依存性を改善し同時
に交流駆動時におけるフリッカーの発生を抑える方法を
提供することを目的としたものである。
示装置あるいは反強誘電性液晶表示装置は、一対の基板
の双方に電極が形成され、前記電極上に配向処理を施さ
れた配向膜を有する一対の基板を前記配向膜が内側を向
くように対向配置された液晶セルに、強誘電性液晶ある
いは反強誘電性液晶が充填されてなる液晶層を有した液
晶セルの前後に、偏光軸の向きを直交または平行にして
配置された一対の偏光板を配置した強誘電性、反強誘電
性液晶素子において、前記配向処理方向が互いに直交し
ており、前記液晶層内に互いに直交する配向方向を持つ
小領域が混在しており、かつ電圧無印加時における前記
小領域のの一つの配向方向が一対の偏光板のうちいずれ
か一方の透過軸もしくは吸収軸と一致させることを特徴
とする。
いは反強誘電性液晶表示装置であって、一対の基板の片
側に画素電極がマトリクス状に複数形成されており、他
方の基板には前記画素電極に対向する対向電極が形成さ
れており、一対の基板の双方の電極上に配向処理を施さ
れた配向膜を有する一対の基板を前記配向膜が内側を向
くように対向配置された液晶セルに、強誘電性液晶ある
いは反強誘電性液晶が充填されてなる液晶層を有した液
晶セルの前後に、偏光軸の向きを直交または平行にして
配置された一対の偏光板を配置した強誘電性、反強誘電
性液晶表示素子において、一対の基板上の各画素を二つ
の小領域に分割し、隣り合う画素上の配向処理の方向を
互いに直交させ、一方の基板上の小領域の配向処理方向
が向かい合う他方の基板上の小領域の配向処理方向と平
行になっており、かつ電圧無印加時における液晶層の一
つの配向方向が一対の偏光板のうちいずれか一方の透過
軸もしくは吸収軸と一致させることにより問題の解決を
図った。
るいは反強誘電性液晶表示装置では、一方の基板上の小
領域の配向処理方向が向かい合う他方の基板上の小領域
の配向処理方向と反平行とすることもできる。ここで配
向処理方向が反平行というのは、平行でかつ向きが反対
方向を向いているということである。
形成され、前記電極上に配向処理を施された配向膜を有
する一対の基板を前記配向膜が内側を向くように対向配
置された液晶セルに、強誘電性液晶あるいは反強誘電性
液晶が充填されてなる液晶層を有した液晶セルの前後
に、偏光軸の向きを直交または平行にして配置された一
対の偏光板を配置した強誘電性、反強誘電性液晶表示素
子において、上側基板の配向処理方向が下側基板の配向
処理方向を基板法線を軸として右回りに90°+2αの
回転させた方向を向いており、前記液晶層内に互いに直
交する配向方向を持つ小領域が混在しており、かつ電圧
無印加時における前記小領域の一つの配向方向が一対の
偏光板のうちいずれか一方の透過軸もしくは吸収軸と一
致させることを特徴とする。ただしαは強誘電性、反強
誘電性液晶表示素子において下側基板上の配向膜のみ配
向処理したときに液晶の光学軸の方向が基板法線を軸と
して配向処理方向から傾いた角度である。使用する液晶
によっては上側基板の配向処理方向が下側基板の配向処
理方向を基板法線を軸として右回りに90°−2α回転
させた方向としたり、左回りに90°+2αもしくは9
0°−2α回転させた方向とすることができる。
と液晶分子は基板に垂直な平面内を立ち上がる。立ち上
がる方向は右上がりに立ち上がるか、左上がりに立ち上
がるか2通りある。そのため2分割配向して視角特性を
改善しようとするときには、右上がりに立ち上がる領域
と左上がりに立ち上がる領域を設けなければならない。
そのため一方の領域の配向処理方向はもう一方の領域の
配向処理方向と180°逆向きにする必要がある。
晶の場合、液晶分子は基板と平行な平面内で運動する。
そのため配向処理方向が互いに逆向きな二つの小領域を
設けても、両者の視角特性は同じになる。つまり二つの
小領域で配向処理方向を180°逆向きにしても視角特
性を補償し合うことはできない。
6内に互いに直交した配向方向を持つ二つの領域が混在
している構造によって視角依存性が改善される理由を強
誘電性液晶表示装置を例として説明する。
有する液晶セルに強誘電性液晶を注入する。光学軸の方
向はこの配向処理方向に一致する。また材料によっては
配向処理方向と光学軸の方向が異なる場合がある。注入
直後の電圧無印加時における光学軸の方向を初期配向状
態と呼ぶことにする。この液晶セルの初期配向方向を方
位角0°と180°を結んだ方向に一致させる。図13
はこの液晶セルに電圧を印加して、基板法線を回転軸と
して、強誘電性液晶の光学軸を基板面内で25°回転さ
せたときの等透過率曲線を示したものである。測定波長
は550nmである。試料をおかない状態で2枚の偏光板
を直交させた時の透過率を0とし、平行にした時の透過
率を1としている。なお、測定波長、透過率の基準は図
14、15、16においても同じである。方位角80°
と260°を結んだ方向に沿って覗き込む角度を変えて
いった場合、透過率曲線の間隔が密になっており、透過
率が急激に変化することが分かる。また方位角−10°
と170°を結んだ方向に沿って視角を変えていった場
合、透過率曲線の間隔は広くなり、この方向では透過率
が緩やかに変化しているのが分かる。図13から透過率
が緩やかに変化する方向と急激に変化する方向の2種類
あり、見る位置によって透過率が変化することが分か
る。この視角依存性は強誘電性液晶セルの一軸異方性に
起因している。
んだ方向に一致させる。図14は、この状態から電圧を
印加して強誘電性液晶の光学軸を25°回転させた時の
等透過率曲線を示したものである。図13の場合と比べ
て正面から見て90°回転している等透過率曲線が得ら
れる。図13の透過率曲線の間隔が密になっている方向
と図14の等透過率曲線の間隔が広くなっている方向が
一致している。また図13の領域の等透過率曲線の間隔
が広くなっている方向と図14の密になっている方向が
一致していることが分かる。この直交する配向方向を持
つ二つの領域の光学特性を重ね合わせることにより一軸
異方性が緩和され、図4のような視角特性になる。この
ことは二つの領域を直交させることにより液晶セルの評
価点の屈折率楕円体が球形に近づき、異なる二つの方向
の透過率が近い値になるためである。そのため視角依存
性が改善される。
説明する。液晶セルの初期配向方向を方位角0°と18
0°を結んだ方向に一致させる。このように配置した液
晶セルに印加電圧の極性を変えて強誘電性液晶の光学軸
を基板法線を回転軸として、基板面内で−25°回転さ
せる。その状態の等透過率曲線が図15である。次に初
期配向状態を90°と270°を結んだ方向に一致させ
て液晶の光学軸を初期配向方向から−25°回転させた
ときの等透過率曲線は図16となる。これらの初期配向
状態が直交した小領域が混在している領域の視角特性は
図4に似たものになる。そのため電圧の極性を変えても
その前後で視角特性は大きく変化しない。そのため斜め
から見た場合のフリッカーの発生を抑えることができ
る。
いは反強誘電性液晶表示装置においては上基板と下基板
の一軸配向処理の方向が直交している液晶セルに液晶を
注入する。このとき上下基板上の処理にムラがあるた
め、セルの一部においては上基板の配向処理の影響を受
け、別の部分においては下基板の配向処理の影響を受け
る。全体ではこれらの互いに直交した配向方向を持つ二
つの領域が混在した状態になる。
の配向方向のなす角が90°以外の場合、セルの光学特
性は一軸性に起因する視角依存性が十分には解消されな
い。しかも偏光軸が直交した二つの偏光子の間に置いた
時には二つの領域で液晶の光学軸の方向と偏光子の偏光
軸とのなす角が異なるため二つの領域で透過率が異な
り、十分な黒表示を得ることができない。しかし本発明
では、直交した配向処理方向を直交した二つの偏光子の
方向に一致させることにより、二つの小領域で透過率が
等しくなり十分な黒表示が得られる。
ときのフリッカーの発生を抑えられる。
いは反強誘電性液晶表示装置においては画素を二つの小
領域に分割し、隣り合う領域の一軸配向処理方向を互い
に直交させる。相対する基板の小領域の配向処理方向が
互いに平行になるように対向配置させ、これら基板間に
液晶を注入すると、直交した配向方向を持つ二つの小領
域に分かれる。この結果、請求項1と同じ作用により階
調時の視角−透過率特性において透過率が広い範囲で一
定となる。また十分な黒表示が得られる。また交流駆動
時において斜め方向から見たときのフリッカーの発生が
抑えられる。
いは反強誘電性液晶表示装置においては画素を二つの領
域に分割し、隣り合う領域の一軸配向処理方向を互いに
直交させる。相対する基板の小領域の配向処理方向が互
いに反平行になるように対向配置させ、これら基板間に
液晶を注入すると、直交した配向方向を持つ二つの小領
域に分かれる。この結果、請求項1と同じ作用により階
調時の視角−透過率特性において透過率が広い範囲で一
定となる。また十分な黒表示が得られる。また交流駆動
時において斜め方向から見たときのフリッカーの発生を
抑えられる。
いは反強誘電性液晶表示装置においては、上側基板の配
向処理方向が下側基板の配向処理方向を基板法線を軸と
して右回りに90°+2αの角度をなしているセルに液
晶を注入する。ただしこの液晶は、下側の基板上の配向
膜のみ配向処理したときに液晶の光学軸の方向が基板法
線を軸として配向処理方向から右回りに角度α傾くもの
とする。使用する液晶によっては上側基板の配向処理方
向が下側基板の配向処理方向を基板法線を軸として右回
りに90°−2αの角度としたり、左回りに90°+2
αもしくは90°−2αの角度としたりすることができ
る。セルのある部分では下側基板の配向処理の影響を受
け、またあるところでは上側基板の影響を受けて、全体
では互いに直交した配向方向を持つ小領域が存在した状
態になる。この結果、請求項1と同じ作用により階調時
の視角−透過率特性において透過率が広い範囲で一定と
なる。また十分な黒表示が得られる。
ときのフリッカーの発生を抑えられる。
コントラスト比を低下させることがなく、階調時の視角
−透過率特性において透過率を広い範囲で一定にするこ
とができる。また交流駆動時において斜めから見たとき
のフリッカーの発生を抑えることができる。
のガラス基板2に透明電極3としてスパッタ法によりI
TOを成膜する。その上に配向膜材料をスピン塗布した
後、焼成を行い配向膜4の形成を行う。上側基板上の配
向膜を一方向12aにラビングし、下側基板上の配向処
理方向12bを上側基板上での配向処理方向12aと直
交させ、スペーサー材料を散布しセルを組み立てる。強
誘電性液晶または反強誘電性液晶を等方相になる温度ま
で加熱してセルに注入し、室温まで徐冷する。液晶はあ
る部分では上側基板の配向処理方向12aの影響を受
け、別の部分では下側基板の配向処理方向12bの影響
を受け、セル全体では直交する配向方向を持つ領域が混
在した状態となる。
る。図1の形態と同様な方法で一対のガラス基板2に複
数の画素7を形成するためにマトリクス状の透明電極3
をITOで成膜する。その上に配向膜4の形成を行う。
その後一回目のラビング処理を行う。上側基板は12a
の方向に、下側基板は12bの方向に行う。次に基板上
にフォトレジスト膜を塗布形成する。このフォトレジス
ト膜に幅100μm のストリップパターン8を紫外線を
当てて露光後、マスク9となる場所以外の不要な部分を
現像して取り除く。その後、ベークしてマスク9を形成
する。直交した配向方向を持つ二つ領域の光学特性の重
ね合わせの効果を出すためにストリップパターン8の
幅、間隔を100μm にする。また直交する配向方向を
持つ2種類の領域の割合を等しくするため、ストリップ
パターンの幅と間隔を等しくする。ストリップパターン
を変更することによって、2種類の領域の割合を変える
ことができる。上側基板ではラビング処理12aを施し
た小領域8を覆い、かつ12aと垂直方向に帯状のマス
クを形成し、一方、下側基板ではラビング処理12bを
施した小領域8を覆い、かつ12bと垂直方向に帯状の
マスクを形成する。以上のようなフォトリソグラフィー
工程後、二回目のラビング処理を一回目のラビング方向
と垂直になるように施す。その後、マスク9となったフ
ォトレジストを剥離する。このような工程を経て画素7
を二つの小領域8に分割した。
に平行なセルと向かい合う基板のラビング方向が互いに
反平行なセルの2種類の液晶セルをスペーサー材を介し
て組み立てる。強誘電性液晶または反強誘電性液晶を等
方相になる温度まで加熱して注入し、室温まで徐冷す
る。図2は向かい合う基板のラビング方向が互いに平行
なセルの構造の模式図を、図3は向かい合う基板のラビ
ング方向が互いに反平行なセルの構造の模式図を示す。
1の形態と同様に一対のガラス基板2に透明電極3とし
てスパッタ法によりITOを成膜する。その上に配向膜
材料をスピン塗布した後、焼成を行い配向膜4の形成を
行う。使用する強誘電性液晶または反強誘電性液晶は下
側のみ配向処理した基板に注入すると液晶の光学軸が配
向処理方向から基板法線を軸として基板平面内で時計回
りに角度α傾いている。
ングする。このとき12aの方向は下側基板上の配向処
理方向が12bから基板法線を軸として時計回りに90
°+2αの方向を向くようにする。使用する液晶材料に
よっては、12aの方向は下側基板上の配向処理方向1
2bから基板法線を軸として時計回りに90°−2αの
方向を向くようにしたり、配向処理方向12bから基板
法線を軸として反時計回りに90°+2αもしくは90
°−2αの方向を向くようにしたりする。スペーサー材
を散布しセルを組み立てる。強誘電性液晶または反強誘
電性液晶を等方相になる温度まで加熱してセルに注入
し、室温まで徐冷する。液晶はある部分では上側基板の
配向処理方向12aの影響を受け、別の部分では下側基
板の配向処理方向12bの影響を受け、セル全体では直
交する配向方向を持つ領域が混在した状態となる。
いた液晶はホフマン ラ ロシュ(Hoffmann
La Roche)製のFLC−9200を用いた。こ
の液晶材はDHFモードで動作することがエスアイディ
ー 94 ダイジェスト 430ページに報告されてい
る。一対のガラス基板2に透明電極3としてスパッタ法
によりITOを成膜した。その上に日本合成ゴム社製の
AL−1051をスピン塗布した後、200℃、1時間
の焼成を行い配向膜4を形成した。上側基板上の配向膜
を一方向12aにラビングし、下側基板上の配向処理方
向12bを上側基板上での配向処理方向12aと直交さ
せ、スペーサー材を散布しセルを組み立てた。スペーサ
ー材として3μm のスペーサー材(ミクロパール、積水
化成製)を使用した。液晶材を76℃まで加熱してセル
に注入し、室温まで徐冷した。
向状態を確認した。液晶5が互いに直交した配向方向を
持つ二つの領域に分かれて配向していることが判明し
た。偏光顕微鏡下での観察結果を図5に示す。図におい
て、液晶の配向方向を線に示している。小領域の大きさ
は場所にもよるが25μm2程度である。
により、二つの領域の割合を変化させることが可能であ
る。本実施例では、上下の基板とも等しい強度でラビン
グを行った。その結果、直交した二つの領域が上側の基
板の配向処理方向に平行に配向している領域と下側の基
板の配向処理方向に平行に配向している領域が概ね等し
い割合で存在している配向状態を得た。
対の偏光板の間に配置し、液晶セル内に存在する直交す
る二つの配向方向のうちの一方を偏光板の吸収軸に一致
させた。この方向を図9における0°と180°を結ん
だ方向に一致するように座標を選んで、この液晶セルの
0°と180°を結んだ方向の視角−透過率特性を測定
した結果が図6である。階調表示をした時に正面の透過
率が低下することなく、±40°の範囲で一定となって
いることが分かる。このことから視角依存性が改善され
ていることが分かる。
を説明する。前記実施例1と同様な方法で一対のガラス
基板2に複数の画素7を形成するためにマトリクス状の
透明電極3をITOで成膜した。その上に配向膜4とし
てAL−1051(日本合成ゴム社製)の形成を行っ
た。その後一回目のラビング処理を行った。上側基板は
12aの方向に、下側基板は12bの方向に行った。次
に基板上にフォトレジスト膜を塗布形成した。このフォ
トレジスト膜に幅100μm のストリップパターン8を
紫外線を当てて露光後、マスク9となる場所以外の不要
な部分を現像して取り除いた。その後、ベークしてマス
ク9を形成した。図7は本実施例で用いたストリップパ
ターン8の模式図である。直交した配向方向を持つ二つ
領域の光学特性の重ね合わせの効果を出すためにストリ
ップパターン8の幅、間隔を100μm にした。直交す
る配向方向を持つ2種類の領域の割合を等しくするため
に、ストリップパターンの幅と間隔を等しくした。スト
リップパターンを変更することによって、2種類の領域
の割合を変えることができる。上側基板ではラビング処
理12aを施した小領域8を覆い、かつ12aと垂直方
向に帯状のマスクを形成した。一方、下側基板ではラビ
ング処理12bを施した小領域8を覆い、かつ12bと
垂直方向に帯状のマスクを形成した。以上のようなフォ
トリソグラフィー工程後、二回目のラビング処理を一回
目のラビング方向と垂直になるように施した。その後、
マスク9となったフォトレジストを剥離した。このよう
な工程を経て画素7を二つの小領域8に分割した。
に平行なセルと向かい合う基板のラビング方向が互いに
反平行なセルの2種類の液晶セルを3μm のスペーサー
材(ミクロパール、積水化成製)を介して組み立てた。
液晶材FLC−9200(ホフマン ラ ロシュ製)を
76℃まで加熱して注入し、室温まで徐冷した。図2は
向かい合う基板のラビング方向が互いに平行なセルの構
造の模式図を、図3は向かい合う基板のラビング方向が
互いに反平行なセルの構造の模式図を示す。
種類のセルの両者において、液晶5が二つの直交した配
向方向を持つ二つの領域に分かれて配向していることが
確認された。これらのセルの視角特性を測定した。階調
表示をした時に正面の透過率が低下することなく、±4
0°の範囲で一定となっていることが判明した。また各
画素を正確に二等分割できるため、実施例1より視角特
性の正面を中心とした極角方向の対称性が良くなった。
るか反平行にするかは適用モードで使い分ければよい。
3に示す。使用した液晶はチッソ株式会社の反強誘電性
液晶CS−4001を用いた。この液晶は下側基板のみ
ラビングしたセルに注入すると液晶の光学軸の方向はラ
ビング方向から基板法線を軸にして右回りに5°傾いて
いる。
パッタ法によりITOを成膜した。その上に日本合成ゴ
ム社製のAL−1251をスピン塗布した後、180
℃、1時間の焼成を行い配向膜4を形成した。上側基板
上の配向膜を一方向12aにラビングし、下側基板上の
配向膜を一方向12bにラビングした。このときラビン
グ方向12aと12bの位置関係は上下両基板を重ね合
わせた状態で12bの方向を時計回りに100°回転さ
せたときに12aと重なるようにした。スペーサー材を
散布しセルを組み立てた。スペーサー材として2μm の
スペーサー材(ミクロパール、積水化成製)を使用し
た。液晶材を80℃まで加熱してセルに注入し、室温ま
で徐冷した。冷却速度は0.2°/minである。
配向状態を確認した。液晶5が互いに直交した配向方向
を持つ二つの領域に分かれて配向していることが判明し
た。
対の偏光板の間に配置し、液晶セル内に存在する直交す
る二つの配向方向のうちの一方を偏光板の吸収軸に一致
させた。この方向を図9における0°と180°を結ん
だ方向に一致するように座標を選んで、この液晶セルの
0°と180°を結んだ方向の視角−透過率特性を測定
した結果、階調表示をした時に正面の透過率が低下する
ことなく、±40°の範囲で一定となっていることが分
かった。またある電圧を印加した時の等透過率曲線を図
4に示す。曲線の間隔がどの方向から見ても一様になっ
ているのが分かる。印加電圧の極性を変えたときも同様
な結果が得られた。以上のことから交流駆動時のフリッ
カーの発生を抑えられることが分かった。
ビング方向をずらす角度は異なる。以下に上下の基板の
ラビング方向をなす角を決める手順を述べる。予備実験
で調べておくことは2点ある。
したとき、光学軸がラビング方向から基板法線を軸にし
て傾く角度αをラビング方向から右回りに回転している
場合を+α、反時計回りに回転している場合を−αとす
る。
板のラビングした向きをどちら回りに回転させたときに
液晶の配向状態が良いのか。その回転の向きをCとし、
回転の向きが時計回りのときC=1、反時計回りのとき
C=−1とする。
在させるためにずらす角度βはβ=90°+C×2αで
決められる。実施例3においてはα=+5°、C=1で
あるのでずらす角度は90°+1×2×5=100°と
求められた。
ものの性質を利用しているので、DHFモード以外の一
軸配向する強誘電性液晶の表示モードにも適用可能であ
る。すなわちSSFLCモード、強誘電性液晶を単安定
化させたモード、反強誘電性液晶を使用したモードにも
適用可能である。
過率特性が得られ、フリッカーの発生を抑えられること
が分かった。
図である。
図である。
図である。
等透過率曲線を示す図である。
観察結果を示す図である。
示す図である。
る。
よび分割配向されたTN液晶の視角特性を説明するため
の断面図である。
過率特性を示す図である。
面図である。
角−透過率特性を示す図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】電極と前記電極上に配向処理を施された配
向膜を有する一対の基板を前記配向膜が内側を向くよう
に対向配置し、前記基板間に強誘電性液晶あるいは反強
誘電性液晶が充填されてなる液晶層を有した液晶セルと
を有する強誘電性液晶装置あるいは反強誘電性液晶装置
において、前記一対の基板間で配向処理方向が互いに直
交しており、前記液晶層内に互いに直交する配向方向を
持つ小領域が混在していることを特徴とする強誘電性液
晶表示装置あるいは反強誘電性液晶表示装置。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
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US09/626,119 US6344890B1 (en) | 1995-08-22 | 2000-07-26 | Ferroelectric liquid crystal display with a reduced light-transmittance dependency upon a visible angle |
US10/015,581 US6630981B2 (en) | 1996-08-16 | 2001-12-17 | Ferroelectric liquid crystal display with a reduced light-transmittance dependency upon a visible angle |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21344395 | 1995-08-22 | ||
JP7-213443 | 1995-08-22 | ||
JP8216433A JP2836594B2 (ja) | 1995-08-22 | 1996-08-16 | 強誘電性液晶表示装置ならびに反強誘電性液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2836594B2 true JP2836594B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=26519804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8216433A Expired - Fee Related JP2836594B2 (ja) | 1995-08-22 | 1996-08-16 | 強誘電性液晶表示装置ならびに反強誘電性液晶表示装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2836594B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-08-16 JP JP8216433A patent/JP2836594B2/ja not_active Expired - Fee Related
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