JP2829203B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2829203B2
JP2829203B2 JP4284468A JP28446892A JP2829203B2 JP 2829203 B2 JP2829203 B2 JP 2829203B2 JP 4284468 A JP4284468 A JP 4284468A JP 28446892 A JP28446892 A JP 28446892A JP 2829203 B2 JP2829203 B2 JP 2829203B2
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憲治 木村
裕二 大西
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動送風機よりの排気
圧力を電気掃除機本体の底部より排出する排気圧力を利
用して浮上するようにする電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より排気圧力を利用して掃除機本体
を浮上させ、走行性を改善した電気掃除機が存在したが
種々課題があった。図17及び図18に示す実公昭55
−9866号公報があり、他の例として図19及び図2
0に示す特公昭55−11336号公報がある。これら
実公昭55−9866号公報並びに特公昭55−113
36号公報に基づいて個々に説明する。
【0003】実公昭55−9866号公報(以下単に従
来技術1と称す)を図17及び図18に基づいて説明す
ると、電動送風機70によって接続ホース71,紙袋7
2等を経過して外気から吸引された空気は、上記電動送
風機70を通過して排気口へと排気される。従来の床移
動式掃除機の場合、排気された空気はそのまま掃除機本
体73の後部から排気されるが、図17及び図18のよ
うに排気圧浮上式掃除機の場合、排出された空気は、掃
除機本体73の底部に設けた吐出口74から床面78に
向かって排出される。
【0004】そして排出された空気の排圧によって掃除
機本体73を床面78から浮上させ走行性を良好にする
ものである。
【0005】上記掃除機本体73底部の下壁面73Aに
上記吐出口74が形成されており、底板73Bと下壁面
73Aとの間にブラシ76を植毛したブラシ保持体77
を上下に摺動するようにして装着している。上記ブラシ
保持体77は常に排気流により下方に押すように形成さ
れておりブラシ76は常に床面78と接触を保ってい
る。
【0006】また、上記ブラシ保持体77に植毛したブ
ラシ76と床面78の間に圧力室100を設けているこ
とになる。この圧力室100に空気が溜まるとことによ
って浮上圧力の確保及び外気への排気流速を遅くするよ
うにしている。なお、ブラシ76自身は当然のこととし
て通気性を有している。
【0007】次に特公昭55−11336号(以下単に
従来技術2と称す)を図19及び図20に基づいて説明
すると、80はボデー上、81はボデー下、82はボデ
ー蓋で、この三者により電気掃除機本体を構成してい
る。ボデー下81は上方を解放した形で、そのほぼ中央
には仕切板を設けて、集塵室と電動送風機室とに二分さ
れている。86は電動送風機で緩衝ゴム87,88で挟
持されている。89はボデー下81の下面で吸塵ノズル
体(図示しない)の後方で環状に突出した突部で、90
は環状に囲まれた突部内側91へ向かって排出する排気
口である。該排気口90は弁94によって常時自重又は
バネ等によって遮蔽されている。
【0008】92はローラ、92Aはローラ軸でローラ
92を回動自在に取り付けている。93はボデー上に設
けた排気口でその内側に弁94Aを設けている。弁94
Aは常時は自重又はバネ等によって排気口93を遮蔽
し、前記弁94が排気口90を遮蔽しているときは、弁
94Aは上方の排気口93を解放するように設けてい
る。95はローラ軸93と弁94との間に上下動自在に
設けられた連動棒で、ローラ軸92Aの動きにより上方
へ押し上げられ排気口90を塞いでいた弁94を押上げ
て、排気孔90を開き上方排気口93を閉じるように切
り替えられる。
【0009】従って、上記排気口90からの排気により
突部89の内側で排気による一定圧力を得て機体を浮か
すことができような構成にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1に記載され
ているように、掃除機本体73の底部に設けたと吐出口
74から床面に向かって直接排出される。環状のブラシ
76によって床面との間に圧力室100を形成している
が、上記ブラシ自身通気性を有しているため、排気圧は
この通気性部分より外部に逃げる従って浮上力にロスが
生じ、使用時ジュウタン上等にあっては、ブラシ76の
下端面の一部が床面に接触することになり、操作性に悪
影響を及ぼし、ブラシ76が掃除機本体73の自重等に
より完全に床面に接触してしまい、摩擦抵抗により操作
性が著しく悪くなる。
【0011】また、電動送風機70よりの騒音と排気圧
の騒音とが混同してブラシ通気性の部分より漏れ使用者
に著しく不快感を与えることになる。
【0012】さらに排気圧がブラシ76自身が通気性を
有しておりこの部分より外部へ逃げるため周囲のゴミを
飛散させてしまうことになる。
【0013】従来技術2に記載されているように排気口
90からの排気により環状に設けられた突部89の内側
に、即ち直接床面に排出することになる。このとき排出
空気は、ローラ92と補助ローラ95を環状に設けられ
た突部89より突出した構成になっている。掃除機本体
を浮上させるために排気圧を利用し、該排気圧を床面に
直接吹きつけることで本体を浮上させているが、突部8
9が直接床面に当接していないためその隙間より排気圧
が外部へ逃げることになり周囲のゴミを飛散させてしま
う。
【0014】また隙間より排気圧が外部へ逃げるため圧
力が著しく低下することになり床面並びにジュウタン上
での操作性を妨げることになる。
【0015】さらに、隙間より排気圧が外部へ漏れるこ
とで電動送風機86よりの騒音と排気圧の騒音が混同し
て外部に漏れ著しく使用者に不快感を与える。
【0016】従来技術1並びに従来技術2の課題を解決
するために排気圧を外部に漏れないようにするため軟質
の材料で環状に設けたとすると、圧力の変化や本体の移
動,起伏等により、内圧力が低下し掃除機本体が沈むこ
とになり、環状に設けた軟質の材料が変形しその内圧力
が解放状態となり、掃除機本体底部が床面に接地し、操
作力の悪化となるばかりでなく周囲のゴミを飛散させて
しまう。
【0017】さらには電動送風機の騒音と排気圧の騒音
を混同して外部に漏れ使用者に著しく不快感を与えるこ
とになる。上記したように使用時の操作性、浮上性,ゴ
ミ飛散防止、騒音防止等確実に防止する方法が問題とな
っていた。
【0018】また、ゴミ飛散防止用機構の着脱を行う事
ができないため、清掃,修理等に問題があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明を解決する主たる
解決手段は以下のとおりである。解決するための手段の
と一つとして、 (1).集塵室と電動送風機等を内蔵した電気掃除機で
あって、上記電動送風機よりの排気を電気掃除機本体の
底部から排出し、この電動送風機よりの排気圧力により
浮上するようにしてなる電気掃除機において、電気掃除
機本体底部に第1排気口を設け、該第1排気口と掃除機
本体底部に設けた後車輪,補助ローラとを取り囲むよう
薄板状で可撓性の第1スカートを設け、該第1スカー
トの外周に薄板状で可撓性で該第1スカートより長い
2スカートを設け、前記第1スカートと第2スカートの
間の掃除機本体底部に前記排気を掃除機外部に排出する
ための第2排気口を複数個設け、該第2排気口と掃除機
外部とを連通する排気通路を設、前記後車輪及び補助
ローラの下端を前記第1スカートの下端より高く設け
る。
【0020】解決するための今一つの手段として、 (2).前記第2スカートの内側に吸音手段を設ける。
【0021】解決するための今一つの手段として、 (3).電気掃除機本体底部に設けた前記第1排気口を
覆う箱体を前記掃除機本体底部に設け、該箱体の側面周
辺に多数の開口を設け、前記箱体及び掃除機本体底部に
設けた後車輪,補助ローラを取り囲むように第1スカー
を設け、該第1スカート外周の外側に該第1スカート
より長い第2スカートを設け、前記第1スカートと第2
スカートの間の掃除機本体底部に前記排気を掃除機外
に排出するための第2排気口を複数個設け、該第2排気
口と掃除機外部とを連通する排気通路を設、前記後車
輪及び補助ローラの下端を前記第1スカートの下端より
高く設ける。
【0022】解決するための今一つの手段として、 (4).掃除機本体底部に設けた前記第1スカート及び
第2スカートを着脱自在にする。
【0023】解決するための今一つの手段として、 (5).掃除機本体底部に設けた前記第1スカート及び
第2スカートのうち少なくともいずれか一方を軟質材に
より形成する。
【0024】解決するための今一つの手段として、 (6).前記掃除機本体底部に設けた第2スカートは、
第1スカートより長く設け、前記第1スカートの下端が
床面に接触していなくても常に第2スカートを床面に接
触させる。
【0025】解決するための今一つの手段として、 (7).前記第1スカート及び第2スカートのうち、少
なくともいずれか一方を軟質材からなる筒状とし、該筒
の中に柔軟材を挿入する。
【0026】
【作用】
(1).掃除機本体の底部に設けた排気口並びに走行用
の車輪を取り囲むように第1スカートその外側に第2ス
カートをそれぞれ設けることにより排気空気を外側スカ
ートで第1スカートと床面と間を通過する排気流を第2
スカートで捕捉し、上記第1スカート内の圧力上昇に寄
与し掃除機本体の浮上力の向上並びに左右への移動がス
ムーズになし得ることが容易となる。また、排気空気を
第1スカートと第2スカートの間に排気孔を形成し、そ
の上方に形成した排気通路を経る構成により上方へ排出
することで圧力を安定させスカートが常に床面に密閉し
たシール状態が保つことになる。
【0027】(2).第1スカート並びに第2スカート
の少なくとも第1スカートの内側或いは排気空気が通過
する排気通路中にフエルト等の吸音手段を設けると排気
空気より発生する乱流騒音を吸収するので静かな操作が
可能となる。
【0028】(3).掃除機本体の底部に設けた第1排
気口を覆う箱体を前記掃除機底部に設け、該箱体の側面
周辺に多数の開口を設け、前記箱体及び掃除機本体底部
に設けた後車輪、補助ローラを取り囲むように第1スカ
ートを設け、該第1スカートの外周に第2スカートを設
け、前記第1スカートと第2スカートの間の掃除機本体
底部に、排気を掃除機本体外部に排出する第2排気口を
設け、該第2排気口と掃除機本体の外部を連通する排気
通路を設けているので、一定した負圧により浮上力が安
定する。
【0029】(4).第1スカートおよび第2スカート
の掃除機本体底部への取り付けを例えば面ファスナー等
による着脱構造とすることによりスカートの組み立てお
よび消耗破損時の交換が極めて容易にすることができ
る。
【0030】(5).第1スカートおよび第2スカート
を軟質材とすることにより床面への密閉状態が一層安定
して浮上力の相乗効果に寄与する。
【0031】(6).電気掃除機本体底部に設けた第2
スカートを第1スカートより長くして、常に第2スカー
トを床面に接触させているので、掃除機本体から排出さ
れた排気は第2スカートより漏れることがないので、掃
除機本体の浮上が安定する。
【0032】(7).第1スカートが柔軟性に優れた三
重構造になっていることから、第1スカート内の圧力が
何等かの影響によって低下した場合でもスカートの変形
やたわみなどがなく圧力を均一に保つことができる。
【0033】
【実施例】本発明を図示した一実施例にしたがって詳細
に説明する。なお、同一構成部分は同一符号を付して説
明する。まず、図1,図2,図3の一実施例に基づき説
明すると、1は電気掃除機本体であって、その内部の所
定位置に電動送風機2と集塵室3を内蔵している。上記
集塵室3の前方適所に吸込ホース4を着脱自在に装着さ
れている。上記集塵室3内にはごみ集塵用の紙袋3Aを
装着している。
【0034】掃除をする場合、図示しないが電源スイッ
チを投入すると電動送風機2が駆動され、上記吸込ホー
ス4より空気が吸い込まれ集塵室3の紙袋3Aを経て上
記電動送風機2から排出された空気は、上記電動送風機
2より送風され、この排気空気は上記掃除機本体底部5
に設けた第1排気口7へのみ排出されるように構成して
いる。
【0035】従って排気空気は上記電動送風機2より第
1排気口7へ矢印のように導かれるのである。6は従来
と同様上記掃除機本体1の後方に設けた排出口である。
上記掃除機本体底部5の後方に2個の後車輪8と前方に
舵取が自在となる1個の補助ローラ9を設け、掃除機使
用時の走行が容易となるようにしている。上記第1排気
口7並びに後車輪,補助ローラ9を取り囲むように第1
スカート10を設け、この第1スカート10の外周に第
2スカート11をそれぞれ設けている。
【0036】また、上記第1スカート10及び第2スカ
ート11は軟質の材料より形成している。従って、床面
の凹凸や敷居等にも柔軟に順応でき、ごみの撒き散らし
に対して極めて有効である。
【0037】上記第1排気口7よりの排気空気は床面に
排出され、上記第1スカート10により流れが妨げられ
圧力が発生し、上記掃除機本体1を持ち上げ、上記第1
スカート10と床面の間から流出する。流出した空気は
上記第2スカート11が上記第1スカート10よりもL
1だけ長く設けているので、流出した空気をこの第2ス
カート11より外部への流出を防ぎ、上記第1スカート
10と第2スカート11の間、即ち掃除機本体底部5に
図2のように複数の第2排気口12を形成し、この第2
排気孔12より上部に導かれ掃除機本体1内に設けた排
気通路1Bを通り排出口6より大気中へ排気される。
【0038】そして、上記掃除機本体1の浮上力は上記
第1スカート10によって得られ、図に示されているよ
うに第2スカート11は常に床面に接触しているので一
定圧力を保つことになる。さらに上記第1スカート10
と床面の間に吹き出された空気は周辺のごみを撒き散ら
す事なく再び掃除機本体1内部の排気通路1Bに入る。
【0039】上記第2スカート11は複数であってもよ
く、この場合その外周を取り巻くように形成するのでそ
れぞれのスカートの間に第2排気口12の形成が必要と
なる。
【0040】走行性を安定させるため、図1にL2で示
すように後車輪8及び補助ローラ9の高さを第1スカー
ト10より高くしておけば何らかの原因で浮上力が弱く
なったときに上記第1スカート及び第2スカート11が
撓み車輪が床面に接し車輪で走行するため走行性がよく
なる。
【0041】次に、図4及び図5の一実施例に基づき説
明すると、図4は本発明の一実施例縦断面図,図5は図
4のA−A断面図である。上記図1,図2,図3と構成
部分同一の部分は説明を省略する。
【0042】掃除機本体1の内部に設けられた電動送風
機2から排出された空気は、上記掃除機本体底部5の所
定位置に第1排気口7を設けている。この第1排気口7
を覆う箱体5Aが前記掃除機本体底部5に13を形成す
るようにして設けられている。そして、上記箱体5Aの
内面には排気流音や電動送風機2の騒音を吸収するため
フエルト等の吸音材14を貼りつけている。
【0043】上記箱体5A内の空間13周辺側面には図
のごとく格子状もしくはノズル状の開口15を全周にわ
たって多数形成している。上記箱体5Aの周辺に近接し
て第1スカート10を配設している。この第1スカート
10の外側に第2スカート11を取り囲むように配設し
ている。上記第1スカート10及び第2スカート11の
内側にフエルト等の吸音材14Aを貼りつけしている。
【0044】上記電動送風機2から排出された空気は、
掃除機本体底部5の所定位置に設けられた第1排気口7
から箱体5Aの空間13内へ流れ、上記空間13に入っ
た空気は多数の開口15から噴出し第1スカート10の
内側上部に当たる。
【0045】上記第1スカート10の内側上部に当たっ
た空気は略くの字形状に沿って内側に曲げられ掃除機本
体底部5と床面の間に流れる。流入した空気は出口がな
いため圧力が上がり掃除機本体1を浮上させる。そして
上記第1スカート10の下面を通り外側に向かって流れ
る。この空気は第1スカート10により内側に曲げられ
た空気とぶつかり流れが妨げられるため、圧力がさらに
上昇し掃除機本体1を一層強力に浮上させることにな
る。ここで第1スカート10には吸音材14Aが貼られ
ており、開口15から噴出し第1スカート10にぶつか
った乱流騒音を吸収することになる。
【0046】次に第1スカート10の下部先端部には平
面部10Aが設けられており、第1スカート10の下面
と床面の間を流れる空気は、くの字形状のままの場合に
比べ狭い流路を長い時間流れることになるので流路抵抗
が大きくなりさらに内部圧力をあげ掃除機本体1を持ち
上げ流路を広げる方向に作用する。また、第1スカート
10の平面部10A全体に空気膜が発生し極めて安定し
た浮上性が得られることになる。
【0047】上記第1スカート10の下面10Aを通過
した空気は、第1スカート10よりも長く形成されてい
る第2スカート11に遮られ第2排気口12より排気通
路1Bを通って掃除機本体1の後方所定位置に設けた排
出口6より大気中へ導かれる。
【0048】上記第2スカート11の内面にはフエルト
等の吸音材14Aが貼りつけられており第1スカート1
0を通過してきた高速気流の音を吸収することになる。
音の吸収は、まず、箱体5Aの内側に貼られた吸音材1
4により空間13内の音が吸収され、次に第1スカート
10の内側に貼られた吸音材14Aによっても床面との
間に発生する音を吸収するという三段がまえの吸音手段
を設けている。
【0049】実施例においては上記のように3ケ所に設
けた例を説明したがこれに限定する事なく音の出る箇所
に可能なかぎり吸音手段を設けることは何ら妨げるもの
ではない。
【0050】また、騒音を吸収する手段として、図示し
ないが騒音中から抽出した消音対象音波からは音波周期
の変化量だけ求め、消音対象波の周波長を検出する。こ
の検出された周波長に対応させて、予め波形データが記
憶された正弦波データ及び余弦波正弦波データが適応型
デジタルフィルタに出力される。適応型デジタルフィル
タは入力データに基づいて消音対象音波と逆位相の波形
を生成するので、これをアナログ信号に変換した能動消
音音波を音波出力手段から送出して消音対象音波と干渉
させる。従って吸収材を取り付けする変わりに電気的な
消音手段により騒音を消すことができるので実用化が高
いものとなる。
【0051】さらに掃除機本体1の走行性を容易にする
ため一実施例として、例えば図6,図7,図8,図9が
あり、この構成をその動きとともに詳細に説明する。図
6,図7において上記電動送風機2からの排出された排
気空気は矢印に従って必ず排気路7Aを通り軟質の弾性
体で形成された第1スカート10の内部に吹き込まれる
ように構成されている。そして、排気空気は上記排気路
7Aより第1排気口7をとおり上記第1スカート10の
内側方向で床面に向けて排出される。
【0052】非使用時あるいは比較的排気空気が少ない
とき、上記第1スカート10は図7のように普通の状態
すなわち内部に排気空気がないので図6のように上に上
がっており床面と第1スカート10の間が大きく開くた
め、第1スカート10,第2スカート11は床面に触れ
ず完全に後車輪8及び図示しないが補助ローラ9が床面
に接地し車輪走行となっている。
【0053】排気空気流量が多くなると図7に示すよう
に上記第1スカート10が膨らみ車輪より下部に突出す
るため、車輪が浮上し第1スカート10と床面との間を
流れる空気により床面より離れ掃除機本体1が浮上した
状態となる。
【0054】次に図8の横断面図に基づき説明すると、
電動送風機2からの排気空気は第1排気口7より第1ス
カート10と床面の間を流れ、第1スカート10の内側
に入り掃除機本体底部5に形成した排気通路中に形成し
ている第2排気口12を通り第2スカート11を膨らま
せるように構成している。このとき、第2スカート11
は掃除機本体1より外側に張り出しバンパーと同様の役
割を果たすことになる。勿論上記第1スカート10及び
第2スカート11は軟質の弾性体により構成しているこ
とは言うまでもない。
【0055】そして、排気空気を排気通路中の第2排気
口12を通り第2スカート11に強制的に流出させるた
めに掃除機本体1と掃除機本体底部5中に形成した排気
通路中の所定位置に仕切板を形成し第2スカート11に
入る排気と第2スカート11より排気通路へ排出が容易
とするように構成するとよい。従って第2スカート11
が膨らんだ状態で掃除をする場合、掃除機本体1は排気
圧により浮上しており、極めて軽く滑らかに走行するた
め横滑りして家具等に当たっても第2スカート11の膨
らみにより家具等に傷をつけることはない。
【0056】第2スカート11の内部を膨らませるバン
パー機能を持たせることが出来ないとき、図9のように
掃除機本体1の第2スカート11の上部にバンパー部1
Cを設け排気の負圧部分を部分を多く取る構成としても
よい。最終の排気通路1Bに入る前に上記バンパー部1
Cを膨らませることになり一層バンパー機能を向上させ
ることになる。上記バンパー部1Cを軟質の弾性体材料
にするとなおよい。
【0057】次に第1スカート10及びた第2スカート
11の構成並びに形状等について説明する。まず、図1
0,図11について詳細に説明する。なお、本発明の電
気掃除機の全体構成については前述しているのでその具
体的構成説明は省略する。図10は全体構成概略断面図
であり、図11(a)(b)(c)(d)は図10の要
部断面図である。
【0058】上記掃除機本体1には、電動送風機2,紙
袋3A等が収納、掃除機本体底部5にはその所定位置に
後車輪8,補助ローラ9を設けている。後車輪8及び補
助ローラ9そして掃除機本体底部5の所定位置に形成し
た第1排気口7を取り囲むように第1スカート10をそ
の外周に第2スカート11を形成している。
【0059】上記第1スカート10の下面よりも後車輪
8,補助ローラ9が図に示すようにL2寸法だけ床面に
対して掃除機本体1内に収納された状態に短く取り付け
られている。上記電動送風機2により外部から吸込ホー
ス4,紙袋3Aを経由して吸引された空気は掃除機本体
底部5の所定位置に設けた第1排気口7から床面に向か
って排出される。
【0060】上記第1スカート10は上記第1排気口7
を環状に取り囲むよう設けられており、勿論軟質の材料
により形成している。上記第1スカート10の下端面に
は非常に滑りのよい樹脂成型品10aが設けられ第1ス
カート10と同一環状で且つ一体的に構成されている。
第2スカート11は軟質の材料で構成されており、そし
て上記第1スカート10の外周を環状に取り囲むよう設
けられ、第2スカート11は第1スカート10よりL1
寸法だけ床面方向に長く設けられている。
【0061】上記第1排気口7より排出された排気は上
記第1スカート10により流れが妨げられ第1スカート
10で圧力が発生され上記掃除機本体1を浮上させ床面
と第1スカート10の間から流出する。流出した排気は
第2スカート11により妨げられ第2排気口12を通り
上部へ導かれ掃除機本体内の排気通路1Bを経由して排
出口6から大気中へ排気される。
【0062】操作性については、使用状態であれば十分
に浮上力が得られ良好なる操作性を発揮し、また非使用
状態やジュウタン上のスカート摩擦抵抗による操作力悪
化も第1スカート10の下端面に滑りのよい樹脂成型品
10aを設けていることにより操作性においても、スカ
ート自身の摩擦抵抗が極端に小さく後車輪8及び補助ロ
ーラ9の動作により一層良好な操作性を保つことができ
る。
【0063】上記第1スカート10の先端部に図11
(a)のごとく断面コ字状にしたソリ部10bを環状に
取り付けする。上記第1スカート10の下端部に設けた
樹脂成型品10aに同環状形状を保ちながら図11
(b)のようにテーパー部を有したソリ部10bを外方
向に設けることにより障害物や敷居等を乗り越えたりす
る場合引っ掛かる事なく車輪動作とともにスムーズに移
動することができる。
【0064】また、図11(c)のごとく、同環状形状
を保ちながらテーパ部を有するソリ部10bの外方向一
部にローラー10cを形成することで障害物や敷居等を
乗り越えたりする場合引っ掛かったりする事なく一層ス
ムーズに移動が可能となる。さらに、図11(d)のご
とく、上記樹脂成型品10a,11aの内方向に同環状
形状の今一つのソリ部10b1,11b1を設けること
により左右いずれの方向に移動しても障害物や敷居等を
乗り越えたりする場合引っ掛かったりする事なく一層ス
ムーズに移動を行うことができる。
【0065】上記第1スカート10及び第2スカート1
1は掃除機本体底部5の取り付け部に取り付けられる。
この取り付け部となる掃除機本体底部5下面近傍に凹部
(図示せず)を設けると床面上の障害物や敷居等を乗り
越えたりする場合、上記第1スカート10及び第2スカ
ート11が上方に持ち上げられ上記凹部にはまり込み、
掃除機本体底部5と一体となることからスカートの先端
部の摩耗も少なくなる。
【0066】次に上記第1スカート10及び第2スカー
ト11の形状構成について図12,図13(a)(b)
(c)に従って説明する。上記掃除機本体1には、電動
送風機2,紙袋3A等を収納、掃除機本体底部5にはそ
の所定位置に後車輪8,補助ローラ9を設けている。ま
た、後車輪8及び補助ローラ9そして掃除機本体底部5
の所定位置に形成した第1排気口7を取り囲むように第
1スカート10をその外側に第2スカート11を形成し
ている。
【0067】上記電動送風機2により外部から吸込ホー
ス4,紙袋3Aを経由して吸引された空気は第1排気口
7から床面に向かって排出される。上記第1スカート1
0は上記第1排気口7を環状に取り囲むように設けられ
ている。上記第1スカート10は図13(a)のように
中間に発泡ウレタン17形状を保ちながら柔軟性に優れ
たものを用いその内外周を軟質材18により挟み込んだ
三層構造とし、そして外周,中間,内周にかけ垂直方向
の長さを短くし、各垂直方向の長さの異なる端面を内側
に円弧状になるよう湾曲させ一体形状にしている。
【0068】上記第1排気口7より排出された排気は、
上記第1スカート10により流れが妨げられ第1スカー
ト10内で圧力が発生し上記掃つ除機本体1を持ち上
げ、第1スカート10と床面の間から流出する。流出し
た空気は上記第2スカート11が第1スカート10より
図のようにL1だけ長く設けている。このため第2スカ
ート11により妨げられ第2排気口12を通り上部へ導
かれ掃除機本体内の排気通路1Bを通過して排出口6か
ら大気中へ排出される。
【0069】浮上力は上記第1スカート10の内側によ
って得られ、掃除機本体1の回りのごみを撒き散らす事
なく、第2スカート11の内側,排気孔12,排気通路
1B,排出口6を経由して大気中へ排気される。また、
上記第1スカート10は中間に形状を保ちながら柔軟性
に優れた三層構造となっていることから第1スカート1
0の圧力が、仮に何らかの影響によって低下した場合で
あっても変形たわみ等なく図13(b)のように内側に
掃除機本体荷重によってつぶれるため、第1スカート1
0内の圧力を逃がす事なく均一圧力を保つことができ
る。
【0070】また、上記第1スカート10を図13
(c)のように、略くの字形状としかつ三層構造とする
ことによって上記円弧状に形成した第1スカート10と
同様の性能を確保することが可能となる。
【0071】さらに、第1スカート10及び第2スカー
ト11ともに上記第1スカート10と同様に三層構造及
び同じ断面形状にすることで、軟質の材料を使用したス
カートに比べ中間に形状を保ちながら柔軟性に優れたも
のを用いていることから床面形状に関係なく、かつ急激
な圧力変化にも変形,たわみ等なく排気を外部へ流出す
る事なく確実に一定圧力を保ち、ごみを飛散させること
もなくなる。
【0072】次にスカートの形状並びに取り付け手段に
ついて、図14,15(a)(b)(c),図16
(a)(b)に従って説明する。先ず図14に基づき説
明すると、掃除機本体1には、電動送風機2,紙袋3A
等を収納、掃除機本体底部5にはその所定位置には後車
輪8,補助ローラ9を設けている。この後車輪8,補助
ローラ9そして掃除機本体底部5の所定位置に形成した
第1排気口7を取り囲むように第1スカート10をその
外側に第2スカート11を形成している。
【0073】上記後車輪8,補助ローラ9は上記第1ス
カート10よりも図のようにL2だけ床面に対して掃除
機本体内に収納された状態で短く取り付けられている。
また、上記第2スカート11は第1スカート10より床
面よりL1だけ長く形成していること言うまでもない。
【0074】掃除機本体1内に収納された電動送風機2
により外部から吸込ホース4,紙袋3Aを経由して吸引
された空気は掃除機本体底部5に形成された第1排気口
7のみを通過し床面に向かって排出される。上記第1ス
カート10は上記第1排気口7を環状に取り囲むように
設けられ、軟質の材料にて形成している。
【0075】上記第1スカート10下端面に滑りのよい
樹脂成型品10aを取り付けられている。勿論該樹脂成
型品10aは第1スカート10と同様に同一環状に形成
され一体に構成していること言うまでもない。上記第2
スカート11も第1スカート10と同様に軟質材料で構
成されており、上記第1スカート10を取り囲むように
環状に取り付けられている。
【0076】上記第2スカート11は第1スカート10
より図のようにL1分床面方向に長く設けられている。
上記第1排気口7より排出された排気は、上記第1スカ
ート10により妨げられ第1スカート10内で圧力が発
生し掃除機本体1を持ち上げ第1スカート10と床面の
間から流出する。
【0077】流出した排気は、上記第2スカート11に
より妨げられ掃除機本体底部5の周辺に多数形成されて
いる第2排気口12より上部の排気通路1Bを経由して
掃除機本体1の後部に設けられた排出口6より大気中へ
排気される。操作性については、使用時十分に浮上力が
得られ良好な操作性を発揮し第1スカート10下端面に
滑りのよい樹脂成型品10aを設けており非使用時スカ
ートの摩擦抵抗による操作性の悪化も解消されスカート
自身の摩擦抵抗が極端に少なくなる。
【0078】上記第1スカート10及び第2スカート1
1の取り付け構造について、図15(a)(b)(c)
に基づき説明すると、掃除機本体底部5に第1スカート
10及び第2スカート11を取り付けるためのリブ5
a,5bがスカートを取り付ける所定位置に環状に形成
している。このリブ5a,5bの内面に一般に市販され
使用されているマジックテープ(以下単に面ファスナー
と称し説明する)を取り付けしている。上記リブ5a,
5bのスカート取り付け部分に面ファスナー片側20,
20をそれぞれ取り付け、上記第1スカート10のリブ
5a及び第2スカート11のリブ5bそれぞれに面ファ
スナー21,21を取り付けしている。
【0079】従って、第1スカート10及び第2スカー
ト11の取り付けは掃除機本体底部5のリブ5a,5b
の面ファスナー20,20と第1スカート10及び第2
スカート11の面ファスナー21,21部分を接合する
ことによって簡単に取り付けるばかりでなくスカート交
換にも簡単に取り外すことができる着脱自在の構成とな
っている。
【0080】勿論この着脱自在の構成は掃除機の使用時
簡単に外れないようそれ相応の接着力を有していること
言うまでもない。
【0081】上記第1スカート10,第2スカート11
の下端面に取り付ける樹脂成型品のソリ部10a,11
aの接合部分にそれぞれにもスカート側の面ファスナー
22,22、ソリ部10a,11a側に面ファスナー2
3,23を設けることにより着脱自在の構成とすること
ができる。
【0082】上記第1スカート10側のソリ部10aは
外側方向に,第2スカート11側のソリ部11aは内側
方向となる形状としており排気空気がスムーズに流れ、
且つ外部に漏れないように構成しているのである。
【0083】上記第2スカート11のソリ部11aの先
端部分より排気空気が外部に漏れてごみが飛散しないよ
うに図15(b)に示すようなT字型の飛散防止用ゴム
リップ24を設ける。そしてこの飛散防止用ゴムクリッ
プ24を取り付けにための溝11bをソリ部11aの先
端に形成している。前記溝11bは断面四角形の形状と
して、挿入時容易セットした状態では容易に離脱しない
形状が必要となる。
【0084】また、15(c)は前記飛散防止用ゴム
クリップ24の他の実施例で、該ゴムクリップ25は複
数個の突起25aを有し、該突起25aをソリ部11a
に設けられた孔11cに挿入することによって、取り付
けられる。上記突起25aの先端を図のように円錐形状
にすると挿入時容易、かつセットされると容易に離脱し
なくなるため取り付け手段としては適切と考える。
【0085】この取り付け手段はこのものに限定するも
のではなく可能なあらゆる構成が考えられる。例えば突
起部を逆にしたものにすることも考えられる。
【0086】また、飛散防止用ゴムリップ24,25を
第2スカート11のソリ部11aに取り付けすることで
床面とのシール性を向上させることができる。
【0087】また、図16(a)(b)のような上記第
2スカート11の先端部にソリ部11aを取り付ける。
ソリ部11a先端部にゴムリップ26を取り付けてい
る。上記ソリ部11aを第2スカート11に取り付ける
とき掃除機本体底部5の第2スカート11の取り付け部
と上記ソリ部11a間に図16(a)のようにスプリン
グ27設ける。このスプリング27は上記ソリ部11a
を排気圧力,床面等に関係なく常に一定に床面に押し付
けることが可能となりシール性を保つことになる。ま
た、このスプリング27は上記ソリ部11aを床面に押
し付けられるものであれば種類,形状に限定するもので
はない。
【0088】上記ゴムリップ26は図16(b)に示す
ごとく、ベロー状に変えてチーブ状ゴムクリップ28に
することも考えられる。即ち、上記ソリぶ11aの先端
にチーブ状ゴムリップ28を設けることにより床面との
シール性を保ち、且つチーブ状であれば滑らかな滑りが
可能となり一層送行性が安定する。
【0089】本発明を以上の実施例に基づき説明した
が、何らこれらの構成に限定されるものではない。
【0090】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、請求項
1によると床面のごみを排気空気で飛散させるという課
題を第1スカート並びに第2スカートにより解消する。
そして第1スカート並びに第2スカートにより浮上力を
一層安定させることができる。従って、操作時の送行が
軽くて移動が容易となる。さらに第1スカートと第2ス
カートの間に第2排気口を形成して、その上方の排気通
路へ導くことにより、内側スカート内の排気空気が高ま
ったときに余分な排気空気をこの排気孔より排気通路へ
導くため浮上力に必要な排気圧力が一層安定した状態と
するばかりか走行性も安定させる。さらにスカートが
板状で可撓性であるため、床面上に突起があってもスカ
ートが容易に撓むことにより、スカートと床面との間に
大きな隙間が生じることがなくなるため、床面の突起を
乗り越えるときに空気が漏れてにくくなり、常に床面に
密閉しシール状態を保つことができる。このことでごみ
の飛散を防止する。
【0091】請求項2によると排気空気により起こる乱
流騒音を吸収材で吸収するするため操作時における不愉
快さも解消される。相乗効果として電動送風機の騒音も
同時に減少させるばかりか浮上力並びに走行性も向上さ
せる。
【0092】請求項3によると多数の開口からの排気空
気が噴出されるので排気圧が一定に保たれ浮上力が安定
し、第1スカートと第2スカートの間に形成した第2排
気口より排気通路へ導くためスカートと床面のシール状
態を保ち一層浮上力が安定し軽い走行性並びに操作性が
向上する。シール状態を保つため騒音の防止そしてごみ
の飛散も勿論防止する。
【0093】請求項4によると第1スカート並びに第2
スカートの組み立て時そして消耗破損時等の交換が極め
て容易となる。
【0094】請求項5によるとスカートを軟質材である
ため床面への密閉状態が一層安定した浮上力をあげるば
かりでなくそして騒音も防止する。従って走行性が容易
となる。さらに床面の凸凹や敷居等にも柔軟に順応でき
ごみの飛散にも極めて有効である。
【0095】請求項6によると排気空気が必ず第1スカ
ートの下面を通り排気圧に必要な空気以外が第2スカー
トへ導くことになり浮上力を安定させる。さらに第2ス
カートからの外部への流出を防止する。従って操作時の
走行性が極めて容易となる。請求項7によると床面形状
並びにジュウタン等に関係なく、かつ急激な圧力変化に
も変形,たわみ等なく排気を外部へ流出する事なく常に
一定圧力の排気空気による排気圧を保ち、ごみの飛散さ
せる事もなくなる。走行性も極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す全体構成断面図で
ある。
【図2】図1に示す実施例の底面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す全体構成断面図で
ある。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】第3の変形実施例を示すもので、第1スカート
が縮んで車輪が設置している状態で図4のB−B断面図
である。
【図7】第3の変形実施例を示すもので、第1スカート
が膨らんで浮上した状態で図4のB−B断面図である。
【図8】第4の変形実施例を示すもので、図4のB−B
断面図である。
【図9】第4の変形実施例を示すもので、図4のB−B
断面図である。
【図10】第5の実施例を示す全体構成断面図である。
【図11】(a)、(b)、(c)、(d)共に図10
のスカート部先端部を示す実施形態を異にする矢視Aの
断面図である。
【図12】第6の実施例を示す全体構成断面図である。
【図13】図12の第1スカートの要部断面図を示し、
(a)は湾曲の状態を示す図、(b)は排気圧が低下し
たときのつぶれた状態を示す図、(c)は略くの字形状
を示す図。
【図14】第7の実施例を示す全体構成断面図である。
【図15】図14の矢視B部の要部拡大断面図であり、
(a)は第1スカート並びに外側スカート部の取り付け
状態を示す実施例を示し、(b)は第2スカート部の取
り付け状態を示す一実施例を示し、(c)は第2スカー
ト部の取り付け状態の他の実施例である。
【図16】図14の第2スカート部の要部拡大断面図あ
り、(a)は第2スカート部の先端部の状態を示す図
で、(b)は第2スカートの先端部の状態の他の実施例
である。
【図17】従来の排気圧浮上式電気掃除機の非使用時状
態を示した断面図である。
【図18】従来の排気圧浮上式電気掃除機の使用状態を
示した断面図である。
【図19】従来の今一つの排気圧浮上式電気掃除機の非
使用状態を示した断面図である。
【図20】従来の排気圧浮上式電気掃除機の使用状態を
示した断面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 1B 排気通路 2 電動送風機 3 集塵室 3A 紙袋 4 吸込ホース 5 掃除機本体底部 5A 箱体 5a,5b リブ 6 排出口 7 第1排気口 8 後車輪 9 補助ローラ 10 第1スカート 10a ソリ部 11 第2スカート 11a ソリ部 12 第2排気口 13 空間 14,14A 吸音材 15 開口 17 発泡ウレタン 18 軟質材 20,21,22,23 面ファスナー 27 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 9/00 A47L 9/00 102 A47L 7/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵室と電動送風機等を内蔵した電気掃
    除機であって、上記電動送風機よりの排気を電気掃除機
    本体の底部から排出し、この電動送風機よりの排気圧力
    により浮上するようにしてなる電気掃除機において、 電気掃除機本体底部に第1排気口を設け、該第1排気口
    と掃除機本体底部に設けた後車輪,補助ローラとを取り
    囲むように薄板状で可撓性の第1スカートを設け、該第
    1スカートの外周に薄板状で可撓性で該第1スカートよ
    り長い第2スカートを設け、前記第1スカートと第2ス
    カートの間の掃除機本体底部に前記排気を掃除機外部に
    排出するための第2排気口を複数個設け、該第2排気口
    と掃除機外部とを連通する排気通路を設、前記後車輪
    及び補助ローラの下端を前記第1スカートの下端より高
    く設けたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記第2スカートの内側に吸音手段を設
    けたことを特徴とする請求1記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 集塵室と電動送風機等を内蔵した電気掃
    除機であって、上記電動送風機よりの排気を電気掃除機
    本体の底部から排出し、この電動送風機よりの排気圧力
    により浮上するようにしてなる電気掃除機において、 電気掃除機本体底部に設けた前記第1排気口を覆う箱体
    を前記掃除機本体底部に設け、該箱体の側面周辺に多数
    の開口を設け、前記箱体及び掃除機本体底部に設けた後
    車輪,補助ローラを取り囲むように第1スカートを設
    け、該第1スカート外周の外側に該第1スカートより長
    第2スカートを設け、前記第1スカートと第2スカー
    トの間の掃除機本体底部に前記排気を掃除機外部に排出
    するための第2排気口を複数個設け、該第2排気口と掃
    除機外部とを連通する排気通路を設、前記後車輪及び
    補助ローラの下端を前記第1スカートの下端より高く設
    たことを特徴とする電気掃除機。
  4. 【請求項4】 掃除機本体底部に設けた前記第1スカー
    ト及び第2スカートを着脱自在にしたことを特徴とする
    請求項1乃至3の何れか一つに記載の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 掃除機本体底部に設けた前記第1スカー
    ト及び第2スカートのうち少なくともいずれか一方を軟
    質材により形成したことを特徴とする請求項1乃至4の
    何れか一つに記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 記第1スカートの下端が床面に接触し
    ていなくても常に前記第2スカートが床面に接触するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つ
    記載の電気掃除機。
  7. 【請求項7】 前記第1スカート及び第2スカートのう
    ち、少なくともいずれか一方を軟質材からなる筒状と
    し、該筒の中に柔軟材を挿入したことを特徴とする請求
    項1至6の何れか一つに記載の電気掃除機。
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