JP2828310B2 - 監視対象とする船舶を中心に表示する指示器 - Google Patents
監視対象とする船舶を中心に表示する指示器Info
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- JP2828310B2 JP2828310B2 JP2093951A JP9395190A JP2828310B2 JP 2828310 B2 JP2828310 B2 JP 2828310B2 JP 2093951 A JP2093951 A JP 2093951A JP 9395190 A JP9395190 A JP 9395190A JP 2828310 B2 JP2828310 B2 JP 2828310B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、監視対象とする物標を中心にする指示器に
関するものである。
関するものである。
[従来の技術] 従来の指示器は、陸上レーダ局あるいは特定の固定点
を中心にして、監視海域内の通航船舶を指示器に表示す
るが、特に指示器(一般にはCRTディスプレイ)に表示
された監視海域内の通航船舶に対し何等かの指示を行う
場合に、オペレータは指示器に表示された船舶映像又は
船舶を示すシンボルマーク(以下総称して船舶映像デー
タという)と監視海域内の実在する通航船舶と対応を取
るために、監視海域内の特定した航路入航時又は位置通
報ライン通過時に陸上レーダ側と通航船舶間でVHF電話
等により交信を行い、船名、位置及びその他の必要な情
報(以下通過船舶情報という)を得て指示器上の船舶映
像データとの対応を目視で推定していた。
を中心にして、監視海域内の通航船舶を指示器に表示す
るが、特に指示器(一般にはCRTディスプレイ)に表示
された監視海域内の通航船舶に対し何等かの指示を行う
場合に、オペレータは指示器に表示された船舶映像又は
船舶を示すシンボルマーク(以下総称して船舶映像デー
タという)と監視海域内の実在する通航船舶と対応を取
るために、監視海域内の特定した航路入航時又は位置通
報ライン通過時に陸上レーダ側と通航船舶間でVHF電話
等により交信を行い、船名、位置及びその他の必要な情
報(以下通過船舶情報という)を得て指示器上の船舶映
像データとの対応を目視で推定していた。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の指示器では、船舶に搭載されてい
る指示器と陸上局の指示器の表示画面が相違しているた
めその通航船舶と船舶映像データとの対応を取るために
交信している通航船舶が指示器に表示されたどの船舶映
像データであるかを判断することが困難であるという問
題点があった。
る指示器と陸上局の指示器の表示画面が相違しているた
めその通航船舶と船舶映像データとの対応を取るために
交信している通航船舶が指示器に表示されたどの船舶映
像データであるかを判断することが困難であるという問
題点があった。
また、例えば指示器に表示された通航船舶の周辺船舶
との相対位置関係又は該船舶が周辺船舶の針路等に影響
するかを判断する場合には、指示器に表示されたその船
舶の船舶映像データ及び交信により得られた通航船舶情
報並びに他の周辺の通航船舶の船舶映像データ及びその
通航船舶情報により、必要な指示を推定しなければなら
ないので、オペレータの負担は大きくまた十分な経験を
要するという問題点があった。
との相対位置関係又は該船舶が周辺船舶の針路等に影響
するかを判断する場合には、指示器に表示されたその船
舶の船舶映像データ及び交信により得られた通航船舶情
報並びに他の周辺の通航船舶の船舶映像データ及びその
通航船舶情報により、必要な指示を推定しなければなら
ないので、オペレータの負担は大きくまた十分な経験を
要するという問題点があった。
本発明は係る問題点を解決するためになされたもの
で、指示器に表示された船舶映像データと監視海域内の
通航船舶との対応を交信により判断する際に、交信して
いる通航船舶の指示器と同様な表示をしてその対象とす
る通航船舶とその周囲状況を容易に把握できる指示器を
得ることを目的とする。
で、指示器に表示された船舶映像データと監視海域内の
通航船舶との対応を交信により判断する際に、交信して
いる通航船舶の指示器と同様な表示をしてその対象とす
る通航船舶とその周囲状況を容易に把握できる指示器を
得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る監視対象とする船舶を中心に表示する指
示器は、監視対象とする船舶を指示する入力手段と、入
力手段により監視対象とする船舶の画面上の位置が指示
されると、監視対象とする船舶の位置又は識別コードを
読み出力する指示目標読込手段と、指示目標読込手段か
ら識別コード又は画面上の位置が入力すると、船舶の位
置、速力及び針路マップ等の表示データを第1の表示用
の座標データに変換した後に、指定された識別コードに
対応する監視対象とする船舶の座標地点を、その座標軸
の中心にすると共に、その座標変化量から他の表示用の
座標データを変換した第2の表示用の座標データとして
出力する表示変換手段と、第2の表示用の座標データに
基づいて映像データを作成すると共に、該映像データに
対応した船舶位置の変化量に相当するベクトル符号デー
タを作成して出力する映像データ作成手段と、映像デー
タ作成手段から入力する映像データ及びベクトル符号デ
ータに対応する映像を表示する表示部とを備えたもので
ある。
示器は、監視対象とする船舶を指示する入力手段と、入
力手段により監視対象とする船舶の画面上の位置が指示
されると、監視対象とする船舶の位置又は識別コードを
読み出力する指示目標読込手段と、指示目標読込手段か
ら識別コード又は画面上の位置が入力すると、船舶の位
置、速力及び針路マップ等の表示データを第1の表示用
の座標データに変換した後に、指定された識別コードに
対応する監視対象とする船舶の座標地点を、その座標軸
の中心にすると共に、その座標変化量から他の表示用の
座標データを変換した第2の表示用の座標データとして
出力する表示変換手段と、第2の表示用の座標データに
基づいて映像データを作成すると共に、該映像データに
対応した船舶位置の変化量に相当するベクトル符号デー
タを作成して出力する映像データ作成手段と、映像デー
タ作成手段から入力する映像データ及びベクトル符号デ
ータに対応する映像を表示する表示部とを備えたもので
ある。
[作用] 本発明によれば、入力手段により、監視対象とする船
舶を指示すると、指示目標読込手段は監視対象とする船
舶の画面上の位置を読み表示変換手段に出力する。
舶を指示すると、指示目標読込手段は監視対象とする船
舶の画面上の位置を読み表示変換手段に出力する。
そして、指示目標読込手段から識別コード又は画面上
の位置が表示変換手段に入力すると、指定された識別コ
ードに対応する監視対象とする船舶の座標を、その座標
軸の中心にすると共に、その座標変化量から他の表示用
の座標データを変換して第2の表示用の座標データとし
て映像データ作成手段に出力する。
の位置が表示変換手段に入力すると、指定された識別コ
ードに対応する監視対象とする船舶の座標を、その座標
軸の中心にすると共に、その座標変化量から他の表示用
の座標データを変換して第2の表示用の座標データとし
て映像データ作成手段に出力する。
すると、映像データ作成手段は第2の表示用の座標デ
ータに基づいて映像データを作成すると共に、その船舶
位置の変化量に相当するベクトル符号データを作成して
表示部に出力して表示させる。
ータに基づいて映像データを作成すると共に、その船舶
位置の変化量に相当するベクトル符号データを作成して
表示部に出力して表示させる。
[実施例] 第1図は本発明の監視対象とする船舶を中心に表示す
る陸上局の指示器の概略構成図である。
る陸上局の指示器の概略構成図である。
図において、(1)はアンテナ、(2)はアンテナ
(1)に所定のタイミングで電力を供給し、アンテナ
(1)からの反射波を受信し、物標のビデオ信号、基準
距離信号、方位信号等を出力するレーダ装置、(3)は
目標検出手段であり、レーダ装置(2)から出力する船
舶のビデオ信号により船舶の所在を検出した上で、その
船舶が存在する距離と方位角及びエコーの広がりを検出
し、この距離と方位角等をアンテナ(1)の毎回転毎に
得るものである。検出した位置はレーダ位置を基準とし
たものである。
(1)に所定のタイミングで電力を供給し、アンテナ
(1)からの反射波を受信し、物標のビデオ信号、基準
距離信号、方位信号等を出力するレーダ装置、(3)は
目標検出手段であり、レーダ装置(2)から出力する船
舶のビデオ信号により船舶の所在を検出した上で、その
船舶が存在する距離と方位角及びエコーの広がりを検出
し、この距離と方位角等をアンテナ(1)の毎回転毎に
得るものである。検出した位置はレーダ位置を基準とし
たものである。
(4)は位置・変化量算出手段であり、目標検出手段
(3)から出力する船舶データをタイマーで所定の時間
サンプリングし、目標位置記憶手段(5)から前回の船
舶データとの相関によりトラッキングフィルタを用いて
目標の今回の位置を算出すると共に前回との差分の位置
の変化量である速力及び針路を算出し出力するものであ
り、追尾機能を含んだものである。
(3)から出力する船舶データをタイマーで所定の時間
サンプリングし、目標位置記憶手段(5)から前回の船
舶データとの相関によりトラッキングフィルタを用いて
目標の今回の位置を算出すると共に前回との差分の位置
の変化量である速力及び針路を算出し出力するものであ
り、追尾機能を含んだものである。
(6)はマップデータメモリであり、例えば陸上局が
監視する監視海域及び航路等をレーダ局又は任意の固定
点を基準とした座標系のデータとして格納したものであ
る。
監視する監視海域及び航路等をレーダ局又は任意の固定
点を基準とした座標系のデータとして格納したものであ
る。
(7)は表示変換手段であり、監視対象とする船舶の
画面上の位置が指示目標読込手段(11)を介して入力さ
れると、監視対象船舶の位置を表示の中心に移し、その
座標変化量から他の表示用座標データを変換し第2の表
示用座標系のデータとする。また、マップデータをマッ
プデータメモリ(6)から読み、同様な座標変換の後に
出力するものである。
画面上の位置が指示目標読込手段(11)を介して入力さ
れると、監視対象船舶の位置を表示の中心に移し、その
座標変化量から他の表示用座標データを変換し第2の表
示用座標系のデータとする。また、マップデータをマッ
プデータメモリ(6)から読み、同様な座標変換の後に
出力するものである。
また、位置・変化量算出手段(4)から入力する位
置、変化量及びマップデータは、後述する指示目標読込
手段及び表示方法選択手段からの信号により変換される
ものである。
置、変化量及びマップデータは、後述する指示目標読込
手段及び表示方法選択手段からの信号により変換される
ものである。
(8)は映像データ作成手段であり、表示変換手段
(7)から出力する第2の表示用座標データから船舶を
示すシンボルマークを作成し、そのシンボルマークに変
化量に対応するベクトルデータΔx,Δyを作成付与し、
また、表示の中心位置に対応するマップデータを作成し
て出力するものである。また、座標軸は後述するCRTの
座標軸と対応している。
(7)から出力する第2の表示用座標データから船舶を
示すシンボルマークを作成し、そのシンボルマークに変
化量に対応するベクトルデータΔx,Δyを作成付与し、
また、表示の中心位置に対応するマップデータを作成し
て出力するものである。また、座標軸は後述するCRTの
座標軸と対応している。
(9)はCRTディスプレイ(以下CRTという)であり、
ランダムスキャン方式又はラスタースキャン方式のいず
れでもよいがこの場合はランダムスキャン方式で説明す
る。
ランダムスキャン方式又はラスタースキャン方式のいず
れでもよいがこの場合はランダムスキャン方式で説明す
る。
映像データ作成手段(8)からマップデータが入力す
ると、マップデータは線分の集合であるので各線分の起
点に相当する位置まで電子ビームを振ってから入力した
変化量に相当するマップデータをスクリーン上に描き、
さらに船舶座標位置、シンボルマークが出力されると、
船舶座標位置に相当する起点まで電子ビームを振り、作
成されたシンボルマーク、その識別符号を描く。
ると、マップデータは線分の集合であるので各線分の起
点に相当する位置まで電子ビームを振ってから入力した
変化量に相当するマップデータをスクリーン上に描き、
さらに船舶座標位置、シンボルマークが出力されると、
船舶座標位置に相当する起点まで電子ビームを振り、作
成されたシンボルマーク、その識別符号を描く。
そして、変化量のベクトル符号が出力すると、電子ビ
ームを再び船舶座標位置まで戻してからその変化量に相
当する線分を描くものである。
ームを再び船舶座標位置まで戻してからその変化量に相
当する線分を描くものである。
(10)は入力手段であり、キーボード、ローリングボ
ール、ジョイステック、マウス等があり、例えばキーボ
ードを使用する場合はCRT(9)画面上の対象とする通
航船舶を指示する識別コードを入力する。
ール、ジョイステック、マウス等があり、例えばキーボ
ードを使用する場合はCRT(9)画面上の対象とする通
航船舶を指示する識別コードを入力する。
また、ローリングボール、ジョイステック、マウス等
の場合は、ポインターを併用し、画面上の通航船舶に重
ねた後に位置確認用のキーを押して対象船舶を指示する
ものである。
の場合は、ポインターを併用し、画面上の通航船舶に重
ねた後に位置確認用のキーを押して対象船舶を指示する
ものである。
また、真運動の真方位表示(ノースアップ)、相対運
動の真方位表示(ノースアップ)、相対運動の相対表示
(コースアップ)、真運動の相対方位表示等の種類に対
応したキー(総称して表示選択キーという)等を有して
いる。
動の真方位表示(ノースアップ)、相対運動の相対表示
(コースアップ)、真運動の相対方位表示等の種類に対
応したキー(総称して表示選択キーという)等を有して
いる。
(11)は指示目標読込手段であり、入力手段(10)が
ポインターの場合はポインターをCRT(9)上の監視対
象船舶に合わした場合監視対象船舶の位置をポインター
の示したCRT(9)スクリーン上の座標におきかえ、こ
れを第1の表示用座標データとして変換するものであ
る。
ポインターの場合はポインターをCRT(9)上の監視対
象船舶に合わした場合監視対象船舶の位置をポインター
の示したCRT(9)スクリーン上の座標におきかえ、こ
れを第1の表示用座標データとして変換するものであ
る。
これは、ポインターにより、指示された通航船舶の位
置を映像データ作成手段(8)から読み記憶し、その位
置を(x0,y0)とすればCRT(9)の中心座標(X0,Y0)
との差(ΔX,ΔY)との加算により、新たに(ΔX+
x0,ΔY+y0)の座標を得て映像データ作成手段から出
力するものである。
置を映像データ作成手段(8)から読み記憶し、その位
置を(x0,y0)とすればCRT(9)の中心座標(X0,Y0)
との差(ΔX,ΔY)との加算により、新たに(ΔX+
x0,ΔY+y0)の座標を得て映像データ作成手段から出
力するものである。
(12)は表示方法選択手段であり、入力手段(10)か
らの表示選択キーにより、CRT(9)の表示画面をノー
スアップの真運動表示、ノースアップの相対運動表示又
はコースアップの相対運動等の画面に切替えるものであ
る。
らの表示選択キーにより、CRT(9)の表示画面をノー
スアップの真運動表示、ノースアップの相対運動表示又
はコースアップの相対運動等の画面に切替えるものであ
る。
これは、陸上局において北方向を角度目盛の0度に対
応させたノースアップの真運動表示の場合であり、表示
変換手段(7)に陸地、航路等の画面位置を固定させる
信号を出力して船舶等に対応する船舶符号のみをその船
舶の移動に合わせて可変させる。
応させたノースアップの真運動表示の場合であり、表示
変換手段(7)に陸地、航路等の画面位置を固定させる
信号を出力して船舶等に対応する船舶符号のみをその船
舶の移動に合わせて可変させる。
また、コースアップの相対運動表示とするコースアッ
プキーが押されると、指示された通航船舶の針路を指示
目標読込手段(11)から読み、表示される船舶映像及び
付与したベクトルの方向を回転させ本船針路が常にCRT
画面の上部になるように映像回転信号を出力すると共に
本船のベクトルを削除し、他船のベクトルを本船に対す
る相対値として出力するものである。
プキーが押されると、指示された通航船舶の針路を指示
目標読込手段(11)から読み、表示される船舶映像及び
付与したベクトルの方向を回転させ本船針路が常にCRT
画面の上部になるように映像回転信号を出力すると共に
本船のベクトルを削除し、他船のベクトルを本船に対す
る相対値として出力するものである。
さらに、真方位表示の相対運動方式にする場合は指定
された船舶の識別コード及び座標値を指示目標読込手段
(11)から読み、その船舶の識別コードに対応する座標
値をCRT画面の中心座標にして本船のベクトルを削除し
他船のベクトルを本船に対する相対値を示すものとして
映像データ作成手段(8)から出力する。
された船舶の識別コード及び座標値を指示目標読込手段
(11)から読み、その船舶の識別コードに対応する座標
値をCRT画面の中心座標にして本船のベクトルを削除し
他船のベクトルを本船に対する相対値を示すものとして
映像データ作成手段(8)から出力する。
上記のように構成された指示器について以下に動作を
図を用いて説明する。
図を用いて説明する。
第2図(a)は陸上固定局を中心とした真運動の真方
位(ノースアップ)表示を説明する図である。
位(ノースアップ)表示を説明する図である。
図において、(15)は特定航路、(16)は第1の位置
情報交信地点、(17)は第2の位置情報交信地点、(1
8)は第3の位置情報交信地点、A0はCRT(9)の中心に
表示された固定された陸上局、A01〜A04は船舶映像デー
タを識別する識別符号である。
情報交信地点、(17)は第2の位置情報交信地点、(1
8)は第3の位置情報交信地点、A0はCRT(9)の中心に
表示された固定された陸上局、A01〜A04は船舶映像デー
タを識別する識別符号である。
また、ノースアップとは指示器に表示される画面の上
部を常に北にすることであり、本実施例では、陸上局A0
を中心とした真運動の真方位表示(ノースアップ)とな
る。
部を常に北にすることであり、本実施例では、陸上局A0
を中心とした真運動の真方位表示(ノースアップ)とな
る。
第2図(b)は本発明による陸上固定局から見た対象
船舶を中心とした相対運動の真方位表示(ノースアッ
プ)を説明する図である。
船舶を中心とした相対運動の真方位表示(ノースアッ
プ)を説明する図である。
相対運動の真方位表示とは、常にCRT(9)の中心を
対象船舶として周囲の物標を表示するものである。
対象船舶として周囲の物標を表示するものである。
例えば、陸上局A0のCRT(9)の画面に第2図(a)
に示すように陸上固定局A0(以下A0という)を中心とし
た真運動の真方位表示(ノースアップ)しているとき
に、対象船舶A01(以下A01という)が第2の位置情報交
信地点(17)付近で交信して来て、第2図(b)に示す
ようにA01の指示器は自船を中心とする相対運動の真方
位表示(ノースアップ)であることを知らせて来たとす
ると、A0のオペレータは入力手段(10)により、A01を
指定し、対象船舶を中心とする相対運動の真方位表示
(ノースアップ)とする相対運動の真方位表示キーを押
す。
に示すように陸上固定局A0(以下A0という)を中心とし
た真運動の真方位表示(ノースアップ)しているとき
に、対象船舶A01(以下A01という)が第2の位置情報交
信地点(17)付近で交信して来て、第2図(b)に示す
ようにA01の指示器は自船を中心とする相対運動の真方
位表示(ノースアップ)であることを知らせて来たとす
ると、A0のオペレータは入力手段(10)により、A01を
指定し、対象船舶を中心とする相対運動の真方位表示
(ノースアップ)とする相対運動の真方位表示キーを押
す。
すると、指示目標読込手段(11)は入力手段(10)が
ポインターの場合は、指示された通航船舶の位置を映像
データ作成手段(8)から読み記憶し、その位置を
(x0,y0)とすればCRT画面中心座標(X0,Y0)との差
(ΔX,ΔY)との加算により、(ΔX+x0,ΔY+y0)
の座標値(以下指示船舶座標という)を映像データ作成
手段(8)から出力する。
ポインターの場合は、指示された通航船舶の位置を映像
データ作成手段(8)から読み記憶し、その位置を
(x0,y0)とすればCRT画面中心座標(X0,Y0)との差
(ΔX,ΔY)との加算により、(ΔX+x0,ΔY+y0)
の座標値(以下指示船舶座標という)を映像データ作成
手段(8)から出力する。
また、表示方法選択手段(12)は、相対運動の真方位
表示キーが押されると、相対運動の真方位表示(ノース
アップ)であることを表示変換手段(7)に知らせる。
表示キーが押されると、相対運動の真方位表示(ノース
アップ)であることを表示変換手段(7)に知らせる。
すると、表示変換手段(7)は位置・変化量算出手段
(4)から次のアンテナ回転によるA01の船舶位置と、
その変化量が入力すると、指示目標読込手段(11)から
出力されたA01の指示船舶座標が第2の表示座標データ
で、CRTの中心座標からの偏差(ΔX′,ΔY′)を求
め、A01が常に中心に表示されるように変換する。
(4)から次のアンテナ回転によるA01の船舶位置と、
その変化量が入力すると、指示目標読込手段(11)から
出力されたA01の指示船舶座標が第2の表示座標データ
で、CRTの中心座標からの偏差(ΔX′,ΔY′)を求
め、A01が常に中心に表示されるように変換する。
そして、指示船舶座標以外の各通航船舶の座標位置に
ついてΔX′,ΔY′だけ各通行船舶の座標(以下各船
舶座標という)を補正する。
ついてΔX′,ΔY′だけ各通行船舶の座標(以下各船
舶座標という)を補正する。
また、変化量ΔX′,ΔY′からマップを表示すると
きの変化量(以下マップ変化量という)を算出し、その
変化量に対応してマップデータメモリ(6)から読み込
んだマップデータを補正する。
きの変化量(以下マップ変化量という)を算出し、その
変化量に対応してマップデータメモリ(6)から読み込
んだマップデータを補正する。
そして、A01の船舶座標(中心座標)、識別コードと
各船舶座標、その識別コード及びその変化量と補正ずみ
のマップデータを順次、映像データ作成手段(8)に出
力する。
各船舶座標、その識別コード及びその変化量と補正ずみ
のマップデータを順次、映像データ作成手段(8)に出
力する。
映像データ作成手段(8)は、表示変換手段(7)か
らA01の識別コードとその座標が出力されると、座標の
位置に船舶を示すシンボルマークを作成し、識別符号を
そのシンボルマーク付近に作成する。
らA01の識別コードとその座標が出力されると、座標の
位置に船舶を示すシンボルマークを作成し、識別符号を
そのシンボルマーク付近に作成する。
また、同様な動作で、出力された各通行船舶の各船舶
座標の位置にシンボルマーク、その船舶の第1の変化量
に対応するベクトル符号をA01に対する相対値を示すも
のに変換したものをその船舶のベクトル符号に改めその
ベクトル符号とその船舶に対する識別符号を作成する。
座標の位置にシンボルマーク、その船舶の第1の変化量
に対応するベクトル符号をA01に対する相対値を示すも
のに変換したものをその船舶のベクトル符号に改めその
ベクトル符号とその船舶に対する識別符号を作成する。
さらに、マップ変化量に基づいて補正出力されたマッ
プデータを作成する。
プデータを作成する。
すると、CRT(9)はマップデータが入力すると、マ
ップデータは線分の集合であるので各線分の起点に相当
する位置まで電子ビームを振ってから入力したマップデ
ータをスクリーン上に描き、さらに中心にA01のシンボ
ルマーク及び識別符号並びに各通行船舶のシンボルマー
ク、ベクトル符号及び識別符号を電子ビームを振って描
き、第2図(b)に示すように表示する。
ップデータは線分の集合であるので各線分の起点に相当
する位置まで電子ビームを振ってから入力したマップデ
ータをスクリーン上に描き、さらに中心にA01のシンボ
ルマーク及び識別符号並びに各通行船舶のシンボルマー
ク、ベクトル符号及び識別符号を電子ビームを振って描
き、第2図(b)に示すように表示する。
このようにして対象船舶をCRT(9)の中心に表示さ
せる相対運動の真方位表示(ノースアップ)とすること
ができ、交信していた対象船舶の表示に合わせることが
でき、オペレータは対象船舶側の状況が把握しやすいと
共に、交信中の船舶がA01であることを容易に判断でき
る。
せる相対運動の真方位表示(ノースアップ)とすること
ができ、交信していた対象船舶の表示に合わせることが
でき、オペレータは対象船舶側の状況が把握しやすいと
共に、交信中の船舶がA01であることを容易に判断でき
る。
次に、交信している船舶のコースアップ表示である場
合について説明する。
合について説明する。
第3図は本発明による対象船舶を中心とした相対運動
の相対方位表示(コースアップ)を説明する図である。
の相対方位表示(コースアップ)を説明する図である。
同図は、陸上局が第2図(b)に示したように、対象
船舶を中心にした相対運動の真方位表示(ノースアッ
プ)で表示した後に、例えばA01の通行船舶が交信して
来て、コースアップ表示であった場合は、陸上局A0のオ
ペレータはA01を対象船舶として、入力手段(10)によ
りその通行船舶を指示すると共に表示方法選択手段(1
2)を用いコースアップの相対運動表示とするコースア
ップキーを押すと入力手段(10)を介して指示目標読込
手段(11)は、第2図(b)と同様にA01の位置を映像
データ作成手段(8)から読み、CRT画面上における位
置を表示変換手段(7)に出力する。
船舶を中心にした相対運動の真方位表示(ノースアッ
プ)で表示した後に、例えばA01の通行船舶が交信して
来て、コースアップ表示であった場合は、陸上局A0のオ
ペレータはA01を対象船舶として、入力手段(10)によ
りその通行船舶を指示すると共に表示方法選択手段(1
2)を用いコースアップの相対運動表示とするコースア
ップキーを押すと入力手段(10)を介して指示目標読込
手段(11)は、第2図(b)と同様にA01の位置を映像
データ作成手段(8)から読み、CRT画面上における位
置を表示変換手段(7)に出力する。
また、表示方法選択手段(12)は指示目標読込手段
(11)を介して映像データ作成手段(8)からA01のベ
クトル符号から針路を読む。
(11)を介して映像データ作成手段(8)からA01のベ
クトル符号から針路を読む。
そして、この針路が指示器画面で真上の向きになる角
度だけ映像データ作成手段(8)の船舶の座標を回転さ
せる映像回転信号を表示変換手段(7)で求め映像デー
タ作成手段(8)に出力する。
度だけ映像データ作成手段(8)の船舶の座標を回転さ
せる映像回転信号を表示変換手段(7)で求め映像デー
タ作成手段(8)に出力する。
表示変換手段(7)は位置・変化量算出手段(4)か
ら出力するA01の位置及び変化量を前記第2図(b)の
説明で行なったのと同じ方法に基づいて変換した後に、
上記第2図(b)で説明したように、表示変換手段
(7)から出力するA01の指示船舶座標をCRTの中心座標
にし、各通航船舶の座標位置を前記第2図(b)の説明
で行なったのと同じ方法で算出し、このとき対応するマ
ップデータを読込んだ後に、表示方法選択手段(12)か
ら出力された映像回転信号に基づいた角度だけA01を中
心にして第2の表示用座標系のX,Y軸を回転する。
ら出力するA01の位置及び変化量を前記第2図(b)の
説明で行なったのと同じ方法に基づいて変換した後に、
上記第2図(b)で説明したように、表示変換手段
(7)から出力するA01の指示船舶座標をCRTの中心座標
にし、各通航船舶の座標位置を前記第2図(b)の説明
で行なったのと同じ方法で算出し、このとき対応するマ
ップデータを読込んだ後に、表示方法選択手段(12)か
ら出力された映像回転信号に基づいた角度だけA01を中
心にして第2の表示用座標系のX,Y軸を回転する。
そして、映像データ作成手段(8)が上記第2図
(b)で説明した動作と同様に、表示変換手段(7)か
ら出力する対象船舶A01の船舶座標の位置に船舶を示す
シンボルマーク、識別符号を作成し、また、各船舶座標
にシンボルマーク、第1の変化量に対応するベクトル符
号に対しA01に対する相対値を示すものに変換したもの
をその船舶のベクトル符号に改め、その船舶に対する識
別符号を作成し、さらにマップデータを作成してCRT
(9)に出力すると、画面は第3図に示す対象船舶を中
心とする相対運動の相対方位表示(コースアップ)とす
ることができる。
(b)で説明した動作と同様に、表示変換手段(7)か
ら出力する対象船舶A01の船舶座標の位置に船舶を示す
シンボルマーク、識別符号を作成し、また、各船舶座標
にシンボルマーク、第1の変化量に対応するベクトル符
号に対しA01に対する相対値を示すものに変換したもの
をその船舶のベクトル符号に改め、その船舶に対する識
別符号を作成し、さらにマップデータを作成してCRT
(9)に出力すると、画面は第3図に示す対象船舶を中
心とする相対運動の相対方位表示(コースアップ)とす
ることができる。
従って、交信していた対象船舶の表示に合わせること
ができ、オペレータは対象船舶側の状況が把握しやすい
と共に、交信中の船舶がA01であることを容易に判断で
きる。
ができ、オペレータは対象船舶側の状況が把握しやすい
と共に、交信中の船舶がA01であることを容易に判断で
きる。
次に第2図(b)に示すごとく、当初画面の中心にA0
1を表示し、A01が移動しても画面の中心を変更しない
で、対象船舶A01を追尾監視する場合について説明す
る。
1を表示し、A01が移動しても画面の中心を変更しない
で、対象船舶A01を追尾監視する場合について説明す
る。
第4図は監視対象船舶としてA01を指定した場合の其
後における真運動の真方位表示(ノースアップ)を説明
する図である。
後における真運動の真方位表示(ノースアップ)を説明
する図である。
同図は例えば、20分後に対象船舶A01が周囲の海岸地
形に対してどの位の距離を移動したかを確認するために
表示するものである。
形に対してどの位の距離を移動したかを確認するために
表示するものである。
例えば第2図(b)に示すようにノースアップ表示で
A01を中心に表示した後に、オペレータが入力手段(1
0)により、対象船舶をA01として指示し、真運動の真方
位表示キーを押したとすると、先づ指示目標読込手段
(11)は入力手段(10)が指示されたA01の位置(この
場合は、ΔX+x0,ΔY+y0とする)を映像データ作成
手段(8)から読み記憶する。
A01を中心に表示した後に、オペレータが入力手段(1
0)により、対象船舶をA01として指示し、真運動の真方
位表示キーを押したとすると、先づ指示目標読込手段
(11)は入力手段(10)が指示されたA01の位置(この
場合は、ΔX+x0,ΔY+y0とする)を映像データ作成
手段(8)から読み記憶する。
そして、このA01の座標値(ΔX+x0,ΔY+y0)を指
示船舶座標として表示変換手段(7)に出力する。
示船舶座標として表示変換手段(7)に出力する。
次に、表示方法選択手段(12)は、真運動の真方位表
示キーが押されているので、真運動の真方位表示(ノー
スアップ)であることを表示変換手段(7)に知らせ
る。
示キーが押されているので、真運動の真方位表示(ノー
スアップ)であることを表示変換手段(7)に知らせ
る。
すると、表示変換手段(7)は上記第2図(b)の説
明と同様に位置・変化量算出手段(4)から次のアンテ
ナ回転による船舶位置と変化量が入力すると、指示目標
読込手段(11)から出力された前回のA01の指示船舶座
標に今回得た変位量ΔX′,ΔY′を加算して映像デー
タ作成手段(8)に出力する。
明と同様に位置・変化量算出手段(4)から次のアンテ
ナ回転による船舶位置と変化量が入力すると、指示目標
読込手段(11)から出力された前回のA01の指示船舶座
標に今回得た変位量ΔX′,ΔY′を加算して映像デー
タ作成手段(8)に出力する。
そして、各通航船舶の座標位置についても同様な演算
を行い、各船舶座標として算出する。
を行い、各船舶座標として算出する。
また、マップデータは真運動が指示された時点で固定
される。
される。
そして、各船舶の船舶座標(今回のA01の座標値含
む)、識別コード、変化量(今回のA01の変化量含む)
及びマップデータを順次、映像データ作成手段(8)に
出力する。
む)、識別コード、変化量(今回のA01の変化量含む)
及びマップデータを順次、映像データ作成手段(8)に
出力する。
映像データ作成手段(8)は、表示変換手段(7)の
各通行船舶の各船舶座標(今回のA01の座標値含む)の
位置にシンボルマーク、その船舶の変化量に対応するベ
クトル符号(今回のA01のベクトル符号含む)及び識別
符号を作成する。
各通行船舶の各船舶座標(今回のA01の座標値含む)の
位置にシンボルマーク、その船舶の変化量に対応するベ
クトル符号(今回のA01のベクトル符号含む)及び識別
符号を作成する。
さらに、出力されたマップデータを作成する。
すると、CRT(9)の中心より移動した位置にA01が表
示され、前回のA01の座標を中心にして、マップデー
タ、今回のA01のシンボルマークとベクトル符号及び識
別符号並びに各通行船舶のシンボルマーク及び識別符号
を電子ビームを振って描き、第4図に示すように表示す
る。つまり、表示する画面の中心位置を対象船位置とす
る操作を1度だけ実行しておけば、その対象とする通行
船舶の初回の座標を中心とした真運動の真方位表示(ノ
ースアップ)とすることが可能となる。
示され、前回のA01の座標を中心にして、マップデー
タ、今回のA01のシンボルマークとベクトル符号及び識
別符号並びに各通行船舶のシンボルマーク及び識別符号
を電子ビームを振って描き、第4図に示すように表示す
る。つまり、表示する画面の中心位置を対象船位置とす
る操作を1度だけ実行しておけば、その対象とする通行
船舶の初回の座標を中心とした真運動の真方位表示(ノ
ースアップ)とすることが可能となる。
従って、表示される画面は第4図に示すように指示時
におけるA01の位置を中心とした真運動の真方位表示
(ノースアップ)とすることができ、オペレータはA01
が当初の位置からどの位の距離にあるかが分かる。
におけるA01の位置を中心とした真運動の真方位表示
(ノースアップ)とすることができ、オペレータはA01
が当初の位置からどの位の距離にあるかが分かる。
第5図は監視対象船舶としてA01を指示した場合の真
運動の相対方位表示(コースアップ)を説明する図であ
る。
運動の相対方位表示(コースアップ)を説明する図であ
る。
例えば、第4図に示すように陸上局A01のオペレータ
が監視対象船舶としてA01を指定し、真運動の真方位表
示によりA01の移動距離を確認した後に、A01が陸上局A0
に交信してきた場合に、A01がヘッドアップ表示であれ
ば、オペレータはA01を指示し、真運動の相対方位表示
キーを押す。この場合、上記第3図の説明と同様な動作
により、対象船の速度ベクトルのうち、針路情報を利用
し、針路方向が指示器画面上で上向きになるように毎サ
ンプリング時に座標を回転すれば真運動のコースアップ
表示とすることができる。
が監視対象船舶としてA01を指定し、真運動の真方位表
示によりA01の移動距離を確認した後に、A01が陸上局A0
に交信してきた場合に、A01がヘッドアップ表示であれ
ば、オペレータはA01を指示し、真運動の相対方位表示
キーを押す。この場合、上記第3図の説明と同様な動作
により、対象船の速度ベクトルのうち、針路情報を利用
し、針路方向が指示器画面上で上向きになるように毎サ
ンプリング時に座標を回転すれば真運動のコースアップ
表示とすることができる。
従って、画面は第5図に示す対象船舶を中心とする真
運動の相対方位表示(コースアップ)とすることができ
交信していた対象船舶の表示に合わせることができ、オ
ペレータは対象船舶側の状況が把握しやすいと共に、交
信中の船舶がA01であることを容易に判断できる。
運動の相対方位表示(コースアップ)とすることができ
交信していた対象船舶の表示に合わせることができ、オ
ペレータは対象船舶側の状況が把握しやすいと共に、交
信中の船舶がA01であることを容易に判断できる。
なお、上記実施例では陸上局と通行船舶の場合に、通
行船舶側に立った表示をすることを説明したが、互いに
船舶である場合でもよい。
行船舶側に立った表示をすることを説明したが、互いに
船舶である場合でもよい。
第6図は相互に船舶の場合に監視対象とする船舶を中
心に表示する指示器の構成図である。
心に表示する指示器の構成図である。
図において、(1)〜(12)は第1図と同様なもので
あり、(20)は自船のジャイロコンパスから自船針路を
算出してジャイロコンパスデータ変換器、(21)は電磁
ログ等から対水速力又はドプラ船速計から対地速度を算
出して出力するログデータ変換器、(22)はNNSS、デッ
カ、オメガ、ロランA/C等の電波航法装置からの緯度、
経度等から自船の位置を算出して出力する船位データ変
換手段である。
あり、(20)は自船のジャイロコンパスから自船針路を
算出してジャイロコンパスデータ変換器、(21)は電磁
ログ等から対水速力又はドプラ船速計から対地速度を算
出して出力するログデータ変換器、(22)はNNSS、デッ
カ、オメガ、ロランA/C等の電波航法装置からの緯度、
経度等から自船の位置を算出して出力する船位データ変
換手段である。
上記のように構成された表示方法を選択できる指示器
について、以下に動作を説明する。
について、以下に動作を説明する。
例えば、自船が相対運動の相対方位表示(コースアッ
プ)であるときに、相手船舶との交信により、その船舶
も相対運動の相対方位(コースアップ)である場合につ
いて説明する。
プ)であるときに、相手船舶との交信により、その船舶
も相対運動の相対方位(コースアップ)である場合につ
いて説明する。
第7図(a)は自船を中心にしたときの相対運動のコ
ースアップの画面を説明する図である。
ースアップの画面を説明する図である。
図において、(25)は相手船、(26)はCRT(9)の
中心に表示された自船(以下本船という)であり、例え
ばその船首方位を90度としたものである。
中心に表示された自船(以下本船という)であり、例え
ばその船首方位を90度としたものである。
第7図(b)は相手船を中心にした相対運動のコース
アップ表示を説明する図である。
アップ表示を説明する図である。
例えば、本船舶が第7図(a)に示す本船を中心にし
た相対運動のコースアップ表示である場合に、相手船
(25)がコースアップであったとすれば、オペレータは
入力手段(10)により、相手船(25)を指示し、表示方
法選択手段(12)を用いコースアップの相対運動表示と
するコースアップキーを押す。この操作により指示目標
読込手段(11)は、第2図(b)と同様に相手船(25)
の位置を映像データ作成手段(8)から読み、指示船舶
座標として表示変換手段7に出力する。
た相対運動のコースアップ表示である場合に、相手船
(25)がコースアップであったとすれば、オペレータは
入力手段(10)により、相手船(25)を指示し、表示方
法選択手段(12)を用いコースアップの相対運動表示と
するコースアップキーを押す。この操作により指示目標
読込手段(11)は、第2図(b)と同様に相手船(25)
の位置を映像データ作成手段(8)から読み、指示船舶
座標として表示変換手段7に出力する。
また、表示方法選択手段(12)は指示目標読込手段
(11)を介して映像データ作成手段(8)から相手船
(25)のベクトル符号から針路βを読む。
(11)を介して映像データ作成手段(8)から相手船
(25)のベクトル符号から針路βを読む。
この場合は260度とする。即ち相手船(25)は260度の
コースを航行している。
コースを航行している。
従って、相手船(25)をCRT(9)の中心に表示させ
て反時計方向に170度画像を座標を回転させれば、疑似
的に相手船(25)の指示器の表示と同じ表示をすること
ができる。
て反時計方向に170度画像を座標を回転させれば、疑似
的に相手船(25)の指示器の表示と同じ表示をすること
ができる。
このようにして回転させる角度をαとした映像回転信
号を表示変換手段(7)に出力する。
号を表示変換手段(7)に出力する。
すると、表示変換手段(7)は位置・変化量算出手段
(4)から出力する位置及び変化量を第2の表示用座標
データに変換した後に、指示目標読込手段(11)から出
力する相手船の座標をCRT(9)の中心にし、各通航船
舶の座標位置を指示船舶座標のCRT(9)の中心からの
偏位だけ補正したときの各船舶座標を算出し、このとき
の本船舶位に対応するマップデータを読込んだ後各船舶
座標と同様な補正を行い、表示方法選択手段(12)から
出力された映像回転信号に基づいて角度αだけ相手船
(25)を中心にして第2の表示用座標データを回転す
る。
(4)から出力する位置及び変化量を第2の表示用座標
データに変換した後に、指示目標読込手段(11)から出
力する相手船の座標をCRT(9)の中心にし、各通航船
舶の座標位置を指示船舶座標のCRT(9)の中心からの
偏位だけ補正したときの各船舶座標を算出し、このとき
の本船舶位に対応するマップデータを読込んだ後各船舶
座標と同様な補正を行い、表示方法選択手段(12)から
出力された映像回転信号に基づいて角度αだけ相手船
(25)を中心にして第2の表示用座標データを回転す
る。
このとき、表示変換手段(7)はジャイロコンパスデ
ータ変換器(20)、ログデータ変換器(21)及び船位デ
ータ変換手段(22)により、本船(25)と相手船(26)
の相対位置情報と相対速度情報又は対地速度情報等を得
ていることとする。
ータ変換器(20)、ログデータ変換器(21)及び船位デ
ータ変換手段(22)により、本船(25)と相手船(26)
の相対位置情報と相対速度情報又は対地速度情報等を得
ていることとする。
そして、映像データ算出手段(8)が上記第2図
(b)で説明した動作と同様に、表示変換手段(7)か
ら出力する相手船(25)の船舶座標の位置(指示器画面
中心)に船舶を示すシンボルマーク、識別符号を作成
し、また、第2表示用座標を角度αだけ回転した各船舶
座標にシンボルマーク、第1の変化量に対応しかつαだ
け回転した本船及び他船のベクトルから相手船(25)の
ベクトルを減算したものを改めて本船及び他船のベクト
ルとするベクトル及び識別符号を作成し、さらに相手船
を中心に移動するための相手船の船位に対応した各船舶
の座標の平行移動と、相手船を中心としてαだけ回転し
たマップデータを作成してCRT(9)に出力すると、画
面は第7図(b)に示す相手船(25)を中心とする相対
運動のコースアップとすることができる。
(b)で説明した動作と同様に、表示変換手段(7)か
ら出力する相手船(25)の船舶座標の位置(指示器画面
中心)に船舶を示すシンボルマーク、識別符号を作成
し、また、第2表示用座標を角度αだけ回転した各船舶
座標にシンボルマーク、第1の変化量に対応しかつαだ
け回転した本船及び他船のベクトルから相手船(25)の
ベクトルを減算したものを改めて本船及び他船のベクト
ルとするベクトル及び識別符号を作成し、さらに相手船
を中心に移動するための相手船の船位に対応した各船舶
の座標の平行移動と、相手船を中心としてαだけ回転し
たマップデータを作成してCRT(9)に出力すると、画
面は第7図(b)に示す相手船(25)を中心とする相対
運動のコースアップとすることができる。
つまり、本船(26)の針路情報(ジャイロコンパスデ
ータ)、速力情報(本船ベクトルの大きさ)を加味して
サンプリング周期ごとの本船(26)との相対位置情報と
相対速度情報又は対地速度情報等を得て、指定した相手
船(25)のデータをCRT(9)の中心に移す処理により
通常の相対運動表示ではCRT(9)で中心にある本船位
置に相手船が表示され、本船は本船から見た相手船(2
5)の相対位置に対応する量だけ偏位し、また表示画面
全体が相手船(25)の速度ベクトル(ベクトル符号)の
向きと画面の上部が一致するように回転し、疑似的に相
手船の立場に立った第7図(b)に示す相対運動でコー
スアップ表示となる。
ータ)、速力情報(本船ベクトルの大きさ)を加味して
サンプリング周期ごとの本船(26)との相対位置情報と
相対速度情報又は対地速度情報等を得て、指定した相手
船(25)のデータをCRT(9)の中心に移す処理により
通常の相対運動表示ではCRT(9)で中心にある本船位
置に相手船が表示され、本船は本船から見た相手船(2
5)の相対位置に対応する量だけ偏位し、また表示画面
全体が相手船(25)の速度ベクトル(ベクトル符号)の
向きと画面の上部が一致するように回転し、疑似的に相
手船の立場に立った第7図(b)に示す相対運動でコー
スアップ表示となる。
また、相手船(25)が相対運動でノースアップ表示で
あれば、画面の上部が真北方向と一致するように回転す
れば疑似的に相手船の立場に立った相対運動でノースア
ップ表示となる。
あれば、画面の上部が真北方向と一致するように回転す
れば疑似的に相手船の立場に立った相対運動でノースア
ップ表示となる。
また、上記実施例では対水速力とした対地速力計から
の速力でもよい。
の速力でもよい。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、表示変換手段が指定さ
れた識別コードに対応する監視対象とする船舶の座標地
点を、その座標軸の中心にすると共に、その座標変化量
から他の表示用の座標データを変換して第2の表示用の
座標データとして映像データ作成手段に出力し、その第
2の表示用の座標データに基づいて映像データを作成す
ると共に、その船舶位置の変化量に相当するベクトル符
号データを作成して表示部に出力して表示させることに
より、交信している船舶の指示器と同様な表示とするよ
うにしたので、監視対象とする船舶の状況を容易に判断
できるという効果が得られている。
れた識別コードに対応する監視対象とする船舶の座標地
点を、その座標軸の中心にすると共に、その座標変化量
から他の表示用の座標データを変換して第2の表示用の
座標データとして映像データ作成手段に出力し、その第
2の表示用の座標データに基づいて映像データを作成す
ると共に、その船舶位置の変化量に相当するベクトル符
号データを作成して表示部に出力して表示させることに
より、交信している船舶の指示器と同様な表示とするよ
うにしたので、監視対象とする船舶の状況を容易に判断
できるという効果が得られている。
第1図は本発明の監視対象とする船舶を中心に表示する
陸上局の指示器の概略構成図、第2図(a)は陸上固定
局を中心とした真運動の真方位(ノースアップ)表示を
説明する図、第2図(b)は本発明による対象船舶を中
心とした相対運動の真方位表示(ノースアップ)を説明
する図、第3図は本発明による対象船舶を中心とした相
対運動の相対方位表示(コースアップ)を説明する図、
第4図は中心を特定座標に固定した場合の真運動の真方
位表示(ノースアップ)を説明する図、第5図は監視対
象船舶を指定した場合の真運動の相対方位表示(コース
アップ)を説明する図、第6図は相互に船舶の場合に監
視対象とする船舶を中心に表示する指示器の概略構成
図、第7図(a)は自船を中心にしたときの相対運動の
コースアップの画面を説明する図、第7図(b)は相手
船を中心にした相対運動のコースアップ表示を説明する
図である。 図において、(1)はアンテナ、(2)はレーダ装置、
(3)は目標検出手段、(4)は位置・変化量算出手
段、(5)は目標位置記憶手段、(6)はマップデータ
メモリ、(7)は表示変換手段、(8)は映像データ作
成手段、(9)はCRT、(10)は入力手段、(11)は指
示目標読込手段、(12)は表示方法選択手段、(15)は
特定航路、(16)は第1の位置情報交信地点、(17)は
第2の位置情報交信地点、(18)は第3の位置情報交信
地点、(25)は相手船、(26)は本船である。
陸上局の指示器の概略構成図、第2図(a)は陸上固定
局を中心とした真運動の真方位(ノースアップ)表示を
説明する図、第2図(b)は本発明による対象船舶を中
心とした相対運動の真方位表示(ノースアップ)を説明
する図、第3図は本発明による対象船舶を中心とした相
対運動の相対方位表示(コースアップ)を説明する図、
第4図は中心を特定座標に固定した場合の真運動の真方
位表示(ノースアップ)を説明する図、第5図は監視対
象船舶を指定した場合の真運動の相対方位表示(コース
アップ)を説明する図、第6図は相互に船舶の場合に監
視対象とする船舶を中心に表示する指示器の概略構成
図、第7図(a)は自船を中心にしたときの相対運動の
コースアップの画面を説明する図、第7図(b)は相手
船を中心にした相対運動のコースアップ表示を説明する
図である。 図において、(1)はアンテナ、(2)はレーダ装置、
(3)は目標検出手段、(4)は位置・変化量算出手
段、(5)は目標位置記憶手段、(6)はマップデータ
メモリ、(7)は表示変換手段、(8)は映像データ作
成手段、(9)はCRT、(10)は入力手段、(11)は指
示目標読込手段、(12)は表示方法選択手段、(15)は
特定航路、(16)は第1の位置情報交信地点、(17)は
第2の位置情報交信地点、(18)は第3の位置情報交信
地点、(25)は相手船、(26)は本船である。
Claims (1)
- 【請求項1】監視対象とする船舶を指示する入力手段
と、 前記入力手段により監視対象とする船舶が指示される
と、監視対象とする船舶の画面上の位置又は識別コード
を前記入力手段から読み、出力する指示目標読込手段
と、 前記指示目標読込手段から前記識別コード又は画面上の
位置が入力すると、船舶の位置、速力及び針路マップ等
の表示データを第1の表示用の座標データに変換した後
に、前記指定された識別コードに対応する前記監視対象
とする船舶の座標地点を、その座標軸の中心にすると共
に、その座標変化量から他の表示用の座標データを変換
した第2の表示用の座標データとして出力する表示変換
手段と、 前記第2の表示用の座標データに基づいて映像データを
作成すると共に、該映像データに対応した船舶位置の変
化量に相当するベクトル符号データを作成して出力する
映像データ作成手段と、 前記映像データ作成手段から入力する映像データ及びベ
クトル符号データに対応する映像を表示する表示部と、 を有したことを特徴とする監視対象とする船舶を中心に
表示する指示器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2093951A JP2828310B2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 監視対象とする船舶を中心に表示する指示器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2093951A JP2828310B2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 監視対象とする船舶を中心に表示する指示器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03293578A JPH03293578A (ja) | 1991-12-25 |
JP2828310B2 true JP2828310B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=14096744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2093951A Expired - Fee Related JP2828310B2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 監視対象とする船舶を中心に表示する指示器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2828310B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP5730565B2 (ja) * | 2010-12-28 | 2015-06-10 | 日本無線株式会社 | レーダ信号処理装置およびレーダ画像処理装置 |
Family Cites Families (4)
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JP2610473B2 (ja) * | 1988-04-04 | 1997-05-14 | 株式会社光電製作所 | レーダ装置 |
-
1990
- 1990-04-11 JP JP2093951A patent/JP2828310B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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