JP2828281B2 - 注腸造影用の腸内圧自動調整装置 - Google Patents
注腸造影用の腸内圧自動調整装置Info
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、大腸の注腸造影検査を行う際に、大腸内
の気圧の調整を自動的に行うようにした注腸造影用の腸
内自動調整装置に関するものである。
の気圧の調整を自動的に行うようにした注腸造影用の腸
内自動調整装置に関するものである。
[従来の技術] 大腸内にバリウム等の造影剤を注入してX線検査を行
う場合、肛門から大腸内に空気を注入して大腸の壁を伸
展させ、腸内の空気の量と造影剤の付着の割合とを調整
することにより精度の高い診断が可能となる。
う場合、肛門から大腸内に空気を注入して大腸の壁を伸
展させ、腸内の空気の量と造影剤の付着の割合とを調整
することにより精度の高い診断が可能となる。
そこで以前は、まず、肛門から大腸内に挿入したチュ
ーブを介して造影剤を腸内に注入し、その後、チューブ
に送気球(ブロア)を取着して、手動により腸内に送気
をして腸壁を伸展させ、腸壁の撮影対対象部位に造影剤
が付着してからX線撮影を行っていた。この間、腸壁の
伸展状態を術者がX線透視によって観察し、送気操作の
コントロールを行っていた。
ーブを介して造影剤を腸内に注入し、その後、チューブ
に送気球(ブロア)を取着して、手動により腸内に送気
をして腸壁を伸展させ、腸壁の撮影対対象部位に造影剤
が付着してからX線撮影を行っていた。この間、腸壁の
伸展状態を術者がX線透視によって観察し、送気操作の
コントロールを行っていた。
しかし、送気球による手動送気を行うと、多くの場合
腸内圧の上昇が急激となり、また、しばしば高圧となり
過ぎて患者に大きな苦痛を与える欠点がある。
腸内圧の上昇が急激となり、また、しばしば高圧となり
過ぎて患者に大きな苦痛を与える欠点がある。
そこで発明者らは、先端付近に開孔を有するチューブ
の基端側に膨縮自在なチャンバーを連通接続すると共
に、そのチャンバー内の気圧を所定の一定圧力に調整す
るための圧力調整装置を通気管を介してチャンバーに接
続した注腸造影用の腸内圧自動調整装置を発明して、先
に出願した(特開平1−164353号)。
の基端側に膨縮自在なチャンバーを連通接続すると共
に、そのチャンバー内の気圧を所定の一定圧力に調整す
るための圧力調整装置を通気管を介してチャンバーに接
続した注腸造影用の腸内圧自動調整装置を発明して、先
に出願した(特開平1−164353号)。
その装置によれば、チューブを先端側から大腸に挿入
し、大腸内圧を自動的に所定の一定圧力に調整して大腸
造影をすることができるので、患者の腸内に過多に空気
を送り込んで苦痛を与えるようなことがなくなるという
優れた効果を有する。
し、大腸内圧を自動的に所定の一定圧力に調整して大腸
造影をすることができるので、患者の腸内に過多に空気
を送り込んで苦痛を与えるようなことがなくなるという
優れた効果を有する。
[発明が解決しようとする課題] 上述のような、注腸器具であるチューブとチャンバー
とは一般に一体的に作られており、これらは使い捨て
(ディスポーザブル)にすべきものである。
とは一般に一体的に作られており、これらは使い捨て
(ディスポーザブル)にすべきものである。
また。医療用器具は薬事法などによる認可を受ける必
要があり、このような注腸用の器具についても、認可を
受けたものでないと使用することができない。
要があり、このような注腸用の器具についても、認可を
受けたものでないと使用することができない。
ところが一般に、肛門に挿入するための認可を受けた
注腸器具(チャンバー付きチューブ)には、チューブ内
からチャンバー内への逆流を防止するために、その間に
逆止弁が設けられている。これをそのまま注腸造影用の
腸内圧自動調整装置に用いようとすると、大腸内の圧力
が高くなり過ぎた時に逆止弁が閉じるので、大腸内の圧
力を下げることができず、腸内圧力を調整することがで
きない。
注腸器具(チャンバー付きチューブ)には、チューブ内
からチャンバー内への逆流を防止するために、その間に
逆止弁が設けられている。これをそのまま注腸造影用の
腸内圧自動調整装置に用いようとすると、大腸内の圧力
が高くなり過ぎた時に逆止弁が閉じるので、大腸内の圧
力を下げることができず、腸内圧力を調整することがで
きない。
また上述したように、チューブとチャンバーとは一般
に一体的に作られているので、その間に設けられた逆止
弁だけをとり外すのは極めて困難である。
に一体的に作られているので、その間に設けられた逆止
弁だけをとり外すのは極めて困難である。
しかし現実には、そのような一般的に存在する器具を
用いないと、認可を受けたディスポーザブルの器具をコ
ンスタントに入手するのは難しい。
用いないと、認可を受けたディスポーザブルの器具をコ
ンスタントに入手するのは難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
り、認可を受けて一般に広く用いられている逆止弁付き
のディスポーザブルの注腸器具を用いて、大腸内の圧力
を自動調整することができる注腸造影用の腸内圧自動調
整装置を提供することを目的とする。
り、認可を受けて一般に広く用いられている逆止弁付き
のディスポーザブルの注腸器具を用いて、大腸内の圧力
を自動調整することができる注腸造影用の腸内圧自動調
整装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するため、本発明の注腸造影用の腸
内圧自動調整装置は、先端付近に開孔を有するチューブ
と、そのチューブの基端側に連通接続された膨縮自在な
チャンバーと、上記チューブ内から上記チャンバー内へ
の逆流を防止するために上記チューブと上記チャンバー
との間に設けられた逆止弁とを有するものにおいて、上
記チャンバー内の気圧を所定の一定圧力に調整するため
の圧力調整手段と、上記チャンバーと上記圧力調整手段
とを連通接続するために上記チャンバーに着脱自在に接
続される通気管とを設けると共に、上記通気管を上記チ
ャンバーに接続することによって上記通気管が上記逆止
弁の逆止機能を解除して、上記チューブ内と上記チャン
バー内とが常時連通するようにしたことを特徴とする。
内圧自動調整装置は、先端付近に開孔を有するチューブ
と、そのチューブの基端側に連通接続された膨縮自在な
チャンバーと、上記チューブ内から上記チャンバー内へ
の逆流を防止するために上記チューブと上記チャンバー
との間に設けられた逆止弁とを有するものにおいて、上
記チャンバー内の気圧を所定の一定圧力に調整するため
の圧力調整手段と、上記チャンバーと上記圧力調整手段
とを連通接続するために上記チャンバーに着脱自在に接
続される通気管とを設けると共に、上記通気管を上記チ
ャンバーに接続することによって上記通気管が上記逆止
弁の逆止機能を解除して、上記チューブ内と上記チャン
バー内とが常時連通するようにしたことを特徴とする。
[作用] 通気管をチャンバーに接続すると、逆止弁の逆止機能
が解除されてチューブ内とチャンバー内とが常時連通す
る。したがって、チャンバー内に造影剤を入れてその造
影剤をチューブ先端の開孔から押し出して大腸内に注入
した後、チャンバー内の気圧を圧力調整手段により自動
的に所定の一定圧力に調整することができる。
が解除されてチューブ内とチャンバー内とが常時連通す
る。したがって、チャンバー内に造影剤を入れてその造
影剤をチューブ先端の開孔から押し出して大腸内に注入
した後、チャンバー内の気圧を圧力調整手段により自動
的に所定の一定圧力に調整することができる。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第1図は実施例の全体的略示図である。図中、1は肛
門から大腸内に挿入されるチューブであり、その先端側
の側部には開孔2が形成されている。チューブ1の基端
側には、例えば弾力性ある合成樹脂薄膜により形成され
た膨縮自在なバルーンからなるチャンバー3が一体的に
連通接続されている。
門から大腸内に挿入されるチューブであり、その先端側
の側部には開孔2が形成されている。チューブ1の基端
側には、例えば弾力性ある合成樹脂薄膜により形成され
た膨縮自在なバルーンからなるチャンバー3が一体的に
連通接続されている。
チューブ1とチャンバー3との間には、逆止弁7が設
けられている。この逆止弁7は、チューブ1内からチャ
ンバー3内への一方向の流れを防止するものであり、例
えば第2図に示されるように、弾性のあるゴム材を球面
状に形成して、その中央部に刃物により切れ目7aを形成
したものである。
けられている。この逆止弁7は、チューブ1内からチャ
ンバー3内への一方向の流れを防止するものであり、例
えば第2図に示されるように、弾性のあるゴム材を球面
状に形成して、その中央部に刃物により切れ目7aを形成
したものである。
第3図は、チャンバー3に通気管5が接続されていな
い状態を示している。8は、チャンバー3の後端部に着
脱自在に取り付けられる栓である。この状態で、チャン
バーを握り込んで縮めれば、チャンバー3内の流体(造
影剤)はチューブ1内に押し出されるが、チューブ1内
からチャンバー3内への逆流は生じない。
い状態を示している。8は、チャンバー3の後端部に着
脱自在に取り付けられる栓である。この状態で、チャン
バーを握り込んで縮めれば、チャンバー3内の流体(造
影剤)はチューブ1内に押し出されるが、チューブ1内
からチャンバー3内への逆流は生じない。
第1図に戻って、チャンバー3の後端部側には、圧力
調整装置50に連通する通気管5が接続されている。この
通気管5は、先側では吸引管5aの内側に送気管5bが配置
された2重管構造になっており、第4図にも示されるよ
うに、吸引管5aの端部に接続された接続キャップ6を介
して、チャンバー3に着脱自在に接続される。このとき
栓8は取り外される。
調整装置50に連通する通気管5が接続されている。この
通気管5は、先側では吸引管5aの内側に送気管5bが配置
された2重管構造になっており、第4図にも示されるよ
うに、吸引管5aの端部に接続された接続キャップ6を介
して、チャンバー3に着脱自在に接続される。このとき
栓8は取り外される。
接続状態では、第1図及び第5図に示されるように、
送気管5bの先端部分が逆止弁7の切れ目7aを貫通する。
したがって、この状態では逆止弁7の切れ目7aが開かれ
てその逆止機能が解除され、チューブ1内とチャンバー
3内とが常時連通する状態になる。
送気管5bの先端部分が逆止弁7の切れ目7aを貫通する。
したがって、この状態では逆止弁7の切れ目7aが開かれ
てその逆止機能が解除され、チューブ1内とチャンバー
3内とが常時連通する状態になる。
このようにして、チューブ1及びチャンバー3は、い
わゆるスクリーニングコロノグラフィの認可を受けた市
販器具をそのまま使用することが可能であり、また、使
い捨てにすることもできるので衛生上も優れている。
尚、通気管5は必ずしも2重管構造にする必要はなく、
吸引管と送気管とを完全に別設してもよい。
わゆるスクリーニングコロノグラフィの認可を受けた市
販器具をそのまま使用することが可能であり、また、使
い捨てにすることもできるので衛生上も優れている。
尚、通気管5は必ずしも2重管構造にする必要はなく、
吸引管と送気管とを完全に別設してもよい。
圧力調整装置50は、チャンバー3内の気圧を所定の一
定圧力に自動調整するものである。
定圧力に自動調整するものである。
51は、送気管5bの基端部に接続された送気ポンプ(送
気手段)。52は、吸引管5aの基端部に接続された吸引装
置である。そして、吸引管5aが貯留ビン52bの上端に接
続されており、貯留ビン52bと吸引ポンプ52aとを連通す
る吸引管路52dの途中に、3方切換電磁弁52cが介装され
ている。これら52a〜52dによって吸引装置52が構成され
ている。そしてその貯留ビン52bと3方切換電磁弁52cと
の間で、吸引管路52dに分岐管53が接続されており、そ
の分岐管53の端部に圧力センサ55が設けられている。
気手段)。52は、吸引管5aの基端部に接続された吸引装
置である。そして、吸引管5aが貯留ビン52bの上端に接
続されており、貯留ビン52bと吸引ポンプ52aとを連通す
る吸引管路52dの途中に、3方切換電磁弁52cが介装され
ている。これら52a〜52dによって吸引装置52が構成され
ている。そしてその貯留ビン52bと3方切換電磁弁52cと
の間で、吸引管路52dに分岐管53が接続されており、そ
の分岐管53の端部に圧力センサ55が設けられている。
この圧力センサ55の信号出力端は、吸引制御手段であ
る比較器56の入力端に接続されており、比較器56のもう
一方の入力端には圧力値を任意に設定する圧力設定器57
の出力端が接続されている。そして、比較器56の出力端
は3方切換電磁弁52cに接続されている。必要に応じ
て、その間に駆動回路が設けられる。
る比較器56の入力端に接続されており、比較器56のもう
一方の入力端には圧力値を任意に設定する圧力設定器57
の出力端が接続されている。そして、比較器56の出力端
は3方切換電磁弁52cに接続されている。必要に応じ
て、その間に駆動回路が設けられる。
このように構成された実施例においては、貯留ビン52
bを介してチャンバー3内に気圧が圧力センサ55により
検出され、その出力と圧力設定回路57からの出力が比較
器56で比較されて、比較器56からの出力によって3方切
換電磁弁52aの動作が制御される。
bを介してチャンバー3内に気圧が圧力センサ55により
検出され、その出力と圧力設定回路57からの出力が比較
器56で比較されて、比較器56からの出力によって3方切
換電磁弁52aの動作が制御される。
本実施例の注腸造影用の腸内圧自動調整装置により注
腸造影を行う場合には、まず最初は、第3図に示される
ように、通気管5をチャンバー3から取り外しておき、
チャンバー3内に造影剤を入れて、その造影剤をチュー
ブ1先端の開孔2から押し出して大腸内に完全に注入す
る。この際、チャンバー3の基端側には栓8をしてお
く。この状態では、逆止弁7が機能している。
腸造影を行う場合には、まず最初は、第3図に示される
ように、通気管5をチャンバー3から取り外しておき、
チャンバー3内に造影剤を入れて、その造影剤をチュー
ブ1先端の開孔2から押し出して大腸内に完全に注入す
る。この際、チャンバー3の基端側には栓8をしてお
く。この状態では、逆止弁7が機能している。
次いで、チャンバー3から栓8を取り外して、チャン
バー3に通気管5を接続する。すると、第1図及び第5
図に示されるように、送気管5bの先端が逆止弁7の切れ
目を貫通して切れ目が押し開かれ、逆止弁7の逆止機能
が解除される。そこで、送気ポンプ51及び吸引ポンプ52
aを共にオンにし、その検査の状況に最も適した大腸内
圧に圧力設定回路57をセットする。
バー3に通気管5を接続する。すると、第1図及び第5
図に示されるように、送気管5bの先端が逆止弁7の切れ
目を貫通して切れ目が押し開かれ、逆止弁7の逆止機能
が解除される。そこで、送気ポンプ51及び吸引ポンプ52
aを共にオンにし、その検査の状況に最も適した大腸内
圧に圧力設定回路57をセットする。
すると、送気ポンプ51からはチャンバー3内に連続的
に送気が行われ、開孔2を通って大腸内まで空気が送り
込まれる。圧力センサ55で検出されるチャンバー3の内
圧が、設定された所定圧を越えると、比較器56からの出
力によって3方切換電磁弁52cが切り換わって、チャン
バー3内から吸引手段52に吸引が行われ、一定時間(例
えば0.2秒)後に元の状態に戻る。そして、送気ポンプ5
1からはチャンバー3内に常時送気されているので、す
ぐにチャンバー3内圧が上昇し、再び吸引手段52が作動
して、上述の動作を繰り返す。また、この間に大腸内か
ら一部の造影剤が逆流する場合があるが、逆流分の造影
剤はすべてチャンバー3内に溜り、通気管5内には流入
しない。
に送気が行われ、開孔2を通って大腸内まで空気が送り
込まれる。圧力センサ55で検出されるチャンバー3の内
圧が、設定された所定圧を越えると、比較器56からの出
力によって3方切換電磁弁52cが切り換わって、チャン
バー3内から吸引手段52に吸引が行われ、一定時間(例
えば0.2秒)後に元の状態に戻る。そして、送気ポンプ5
1からはチャンバー3内に常時送気されているので、す
ぐにチャンバー3内圧が上昇し、再び吸引手段52が作動
して、上述の動作を繰り返す。また、この間に大腸内か
ら一部の造影剤が逆流する場合があるが、逆流分の造影
剤はすべてチャンバー3内に溜り、通気管5内には流入
しない。
このようにして、チャンバー3内圧が常時一定になる
ように制御され、開孔2を介して、大腸内圧がチャンバ
ー3内圧に一致するように、大腸内に空気が送り込まれ
る。そして、圧力設定回路57の設定圧力値を変えること
よりチャンバー3の内圧、即ち大腸内圧がその設定圧力
に一致するように自動調整される。
ように制御され、開孔2を介して、大腸内圧がチャンバ
ー3内圧に一致するように、大腸内に空気が送り込まれ
る。そして、圧力設定回路57の設定圧力値を変えること
よりチャンバー3の内圧、即ち大腸内圧がその設定圧力
に一致するように自動調整される。
なお上記実施例において逆止弁はスリットを穿設した
方式のものを示したが、本発明は、どのような方式の逆
止弁のものに適用してもよい。
方式のものを示したが、本発明は、どのような方式の逆
止弁のものに適用してもよい。
[発明の効果] 本発明の注腸造影用の腸内圧自動調整装置によれば、
チューブとチャンバーとの間に設けられている逆止弁の
逆止機能を簡単に解除することができるので、認可を受
けて一般に広く用いられている逆止弁付きのディスポー
ザブルの注腸器具を用いて、大腸内の圧力を一定圧に自
動調整することができ、その結果、患者に苦痛を与えず
かつ安全な検査を一般的に広く実施することができる優
れた効果を有する。
チューブとチャンバーとの間に設けられている逆止弁の
逆止機能を簡単に解除することができるので、認可を受
けて一般に広く用いられている逆止弁付きのディスポー
ザブルの注腸器具を用いて、大腸内の圧力を一定圧に自
動調整することができ、その結果、患者に苦痛を与えず
かつ安全な検査を一般的に広く実施することができる優
れた効果を有する。
第1図は本発明の実施例の全体的構成を示す略示図、 第2図はその逆止弁の斜視図、 第3図は通気管が接続されていない状態の実施例の注腸
器具の側面略示断面図、 第4図はその通気管の先端部分の斜視図、 第5図は逆止弁の逆止機能解除状態の部分斜視図であ
る。 1……チューブ、2……開孔、3……チャンバー、5…
…通気管、5a……吸引管、5b……送気管、7……逆止
弁、7a……切れ目、50……圧力調整装置。
器具の側面略示断面図、 第4図はその通気管の先端部分の斜視図、 第5図は逆止弁の逆止機能解除状態の部分斜視図であ
る。 1……チューブ、2……開孔、3……チャンバー、5…
…通気管、5a……吸引管、5b……送気管、7……逆止
弁、7a……切れ目、50……圧力調整装置。
Claims (1)
- 【請求項1】先端付近に開孔を有するチューブと、その
チューブの基端側に連通接続された膨縮自在なチャンバ
ーと、上記チューブ内から上記チャンバー内への逆流を
防止するために上記チューブと上記チャンバーとの間に
設けられた逆止弁とを有するものにおいて、 上記チャンバー内の気圧を所定の一定圧力に調整するた
めの圧力調整手段と、上記チャンバーと上記圧力調整手
段とを連通接続するために上記チャンバーに着脱自在に
接続される通気管とを設けると共に、上記通気管を上記
チャンバーに接続することによって上記通気管が上記逆
止弁の逆止機能を解除して、上記チューブ内と上記チャ
ンバー内とが常時連通するようにしたことを特徴とする
注腸造影用の腸内圧自動調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1264220A JP2828281B2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 注腸造影用の腸内圧自動調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1264220A JP2828281B2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 注腸造影用の腸内圧自動調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03126467A JPH03126467A (ja) | 1991-05-29 |
JP2828281B2 true JP2828281B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=17400165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1264220A Expired - Fee Related JP2828281B2 (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 注腸造影用の腸内圧自動調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2828281B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100379734B1 (ko) * | 2000-12-15 | 2003-04-11 | 메딕스얼라인 주식회사 | 장중첩 치료장치 |
CN108652577A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-10-16 | 包头市中心医院(内蒙古自治区脑血管病研究所) | 一种仿真结肠镜检查的充气装置 |
-
1989
- 1989-10-09 JP JP1264220A patent/JP2828281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03126467A (ja) | 1991-05-29 |
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