JP2823736B2 - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JP2823736B2
JP2823736B2 JP4126290A JP12629092A JP2823736B2 JP 2823736 B2 JP2823736 B2 JP 2823736B2 JP 4126290 A JP4126290 A JP 4126290A JP 12629092 A JP12629092 A JP 12629092A JP 2823736 B2 JP2823736 B2 JP 2823736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロホンを備えた
各種オーディオ機器、AV機器等の音響装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に用いられているマイクロ
ホンを備えた音響装置は、図7に示すように、マイクロ
ホン57の出力信号を増幅させるためのマイクアンプ5
0、プリアンプ51、グラフィック・イコライザー5
2、フラットアンプ53等からなるマイクロホン増幅回
路を備えている。マイクロホン57にてピックアップさ
れた音は、マイクロホン57からオーディオ信号として
出力され、上述のマイクロホン増幅回路を介して適当に
増幅された後、たとえばボリューム54にて音量調整を
施され、パワーアンプ55を介してスピーカ56から出
力される。
【0003】上記マイクロホン57は、図8に示すよう
に、振動板40から垂下した状態で支持された図9に示
すボイスコイル60を備えており、このボイスコイル6
0がマグネット42とヨーク43の間のギャップ内を振
動板40の振動に伴って上下動することによりピックア
ップした音に応じたオーディオ信号を出力するようにな
っている。
【0004】上記マイクロホン57の周波数特性を図1
0の曲線62aに示す。尚、曲線62bと曲線62c
に、第2高調波歪及び第3高調波歪の周波数特性を併せ
て示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
音響装置では、マイクロホン57の周波数特性が図10
に示すように、起伏の激しい特性を有しているので、マ
イクロホン増幅回路にて増幅された信号もまたこのよう
な周波数特性を有することとなり、このため、このよう
な周波数特性を有したマイクロホン57にてピックアッ
プした音は、現音と懸け離れた音に再現されるという問
題が生じている。
【0006】また、マイクロホン57にハイレベルの音
が入ってくると、マイクロホン増幅回路にもまたハイレ
ベルな信号が入力されることとなり、この場合、マイク
ロホン増幅回路のリニアリティが少ないため、歪んだ音
に再現されるという問題も有している。
【0007】そこで、従来、マイクロホン増幅回路にハ
イレベルな信号が入力されないように、減衰器を設けて
入力レベルを下げる方法が提案されたが、大きな音に続
いて小さな音が入力された場合、レベルが下がったまま
となり小さな音の再現性が悪くなる、また、レベル調整
のアタックタイムとリカバリータイムとで不自然な音と
なる等、多くの問題点が指摘されている。
【0008】本発明の音響装置は、上記問題に鑑みなさ
れたもので、マイクロホンの周波数特性を補正すると共
に、歪レベル以内にレベルを抑えることにより、歪みが
なく、できうる限り現音に近い音をマイクロホン増幅回
路から出力することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の音響装置は、上
記課題を解決するために、マイクロホンにてピックアッ
プした音に対応する信号を、電子式の音量調整手段と電
子式の音質調整手段とからなるマイクロホン増幅回路に
て増幅する音響装置において、以下の手段を講じてい
る。
【0010】即ち、上記マイクロホンに、駆動時の駆動
電流に対応する駆動状況検出信号を発生するための検出
端子が備えられると共に、上記マイクロホン増幅回路
に、歪レベル及び上記マイクロホンの周波数特性を記憶
する記憶部と、上記駆動状況検出信号及びマイクロホン
増幅回路の出力信号をディジタル信号に変換し、これら
ディジタル信号の信号レベルと上記記憶部に記憶されて
いる歪レベルを比較することによりマイクロホン増幅
回路の出力信号が歪まないように音量調整手段を制御す
ると共に、これらディジタル信号の周波数特性と上記
憶部に記憶されている周波数特性とに基づいてマイクロ
ホン増幅回路の出力信号の周波数特性が平坦になるよう
に音質調整手段を制御する制御回路が備えられてい
る。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、制御回路が、予め記憶部
に記憶されている歪レベル及びマイクロホンの周波数特
性と、マイクロホンの駆動時に出力される駆動状況検出
信号のディジタル信号とを比較すると共に、マイクロホ
ン増幅回路にて増幅された後の出力信号のディジタル信
号とも比較して、これらの結果に基づいて、マイクロホ
ン増幅回路の出力信号が歪まないように音量調整手段を
制御すると共に、マイクロホン増幅回路の出力信号が平
坦な周波数特性を有するように音質調整手段を制御する
ので、たとえマイクロホンからハイレベルの信号が入力
されても、音が歪み難くなり、また、マイクロホンの周
波数特性が補正され、マイクロホンにてピックアップ
した音を現音に近い音で再現できる。
【0012】上記の記憶部に記憶される歪レベルには、
マイクロホン増幅回路の出力信号を歪ませる原因とな
る、マイクロホン増幅回路の有する歪レベルとマイクロ
ホンの有する歪レベルの両方が含まれる。
【0013】
【実施例】本発明の第1実施例について図1ないし図6
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0014】本実施例の音響装置は、図1に示すよう
に、マイクロホン33と、マイクアンプ24、電子グラ
フィック・イコライザー1(電子式の音質調整手段)、
電子ボリューム2(電子式の音量調整手段)、制御回路
23等からなるマイクロホン増幅回路と、パワーアンプ
3、スピーカー4から構成されており、マイクロホン3
3から入ってきた音を、適当に増幅させてスピーカー4
から出力させるようになっている。
【0015】上記マイクロホン33は、図3に示すよう
に、マイクロホンユニット33aの内部に、振動板4
0、マグネット42、ヨーク43、ボイスコイル34、
ピックアップ・コイル35、背気室44、背面音圧導入
口45等を備えている。上記ボイスコイル34は、マイ
クロホン33にてピックアップした音に応じたオーディ
オ信号である出力信号を発生させるためのもので、一
方、ピックアップ・コイル35(検出端子)は、マイク
ロホン33の動作状況を検出するためのものである。こ
れら両コイル34・35は、同軸に配置されており(図
4)、マグネット40とヨーク43の間のギャップ内に
振動板40から垂下した状態で、振動板40の振動に合
わせて上下方向に可動するように支持されている。そし
て、これら両コイル34・35の共通端子はグランドに
接続されている。
【0016】マイクロホン33が音をピックアップする
と、振動板40が振動し、この振動に合わせてボイスコ
イル34が上下してフレミングの左手の法則にしたがっ
て出力信号を出力する一方、電磁誘導により、ピックア
ップ・コイル35の両端に駆動電流に応じた電圧を発生
するようになっている。
【0017】上記制御回路23は、2個のアンプ5・
6、比較アンプ7、コントロールマイコン8、2個のロ
ーパスフィルタ9a・9b、2個のサンプルホールド回
路10a・10b、マルチプレックス回路11、A/D
コンバータ12、ディジタル信号処理回路13、クロッ
ク発生回路14、キースイッチ部15、表示部16とを
備えており、マイクロホン33にてピックアップされた
音を、ハイレベルな入力音は歪まないように、また、通
常レベルの入力音はより現音に近い音にてスピーカ4か
ら出力されるように、電子グラフィック・イコライザー
1と電子ボリューム2を制御するようになっている。
【0018】制御回路23に備えられている上記アンプ
5は、ピックアップ・コイル35に生じた駆動電流に応
じた電圧、即ち検出信号(駆動状況検出信号)を増幅す
るもので、アンプ6は、マイクロホン増幅回路の出力信
号を増幅するものである。
【0019】比較アンプ7は、アンプ5の出力とアンプ
6の出力を比較するもので、検出信号とマイクロホン増
幅回路の出力信号とを、ディジタル信号に処理する前の
アナログ信号の段階で両者を比較し、比較結果をコント
ロールマイコン8へと出力するようになっている。
【0020】ローパスフィルタ9a・9bは、それぞれ
アンプ5・6の出力信号から高周波のノイズ成分を除去
するもので、また、サンプル・ホールド10a・10b
は、ローパス・フィルター9a・9bの出力信号をそれ
ぞれサンプリングしてサンプリング電圧を保持するもの
で、さらに、マルチプレックス回路13は、サンプル・
ホールド回路10a・10bの出力信号を多重化するも
のである。
【0021】A/Dコンバーター12は、サンプリング
電圧を量子化する量子化回路12aと、量子化された電
圧を符号化する符号化回路12bから構成されており、
多重化されたサンプリング電圧をディジタル信号に変換
するものである。また、ディジタル信号処理回路13
は、A/D変換されたディジタル信号のタイミングを合
わせるためのものであり、ディジタル信号処理回路13
の出力はコントロールマイコン8に入力されている。
【0022】キースイッチ部15は、電子グラフィック
・イコライザー1と電子ボリューム2の設定や、マイク
ロホン33の周波数特性・歪レベルを予め後述する記憶
部に入力させるために用いられる。表示部16は、音量
及び音質等を表示するものである。クロック発生回路1
4は、水晶発振子14aを備えており、クロック発生回
路14から出力される基準クロックは、各サンプル・ホ
ールド回路10a・10b、量子化回路12a、符号化
回路12b及び、コントロール・マイコン8に入力され
ている。
【0023】そして、コントロールマイコン8は、図2
に示すように、主に、第1〜第4演算部18a〜18d
からなる処理部17と、第1〜第4記憶部19a〜19
dから構成されており、ディジタル信号処理回路13の
出力信号、比較アンプ7の出力信号等に基づいて電子グ
ラフィック・イコライザー1と電子ボリューム2の制御
を行うものである。
【0024】上記第1記憶部19aは、マイクロホン3
3の周波数特性を記憶するもので、第2記憶部19b
は、歪レベルを記憶するものである。第3記憶部19c
は、電子ボリューム2の音量設定値を記憶するもので、
第4記憶部19dは、電子グラフィック・イコライザー
1の周波数帯域毎の音質設定値を記憶するものである。
【0025】第1演算部18aはマイクロホン33の動
作レベルが歪レベルを越えていないかどうかを判定する
ようになっており、第2演算部18bは、マイクロホン
増幅回路の出力信号の周波数特性が平坦になるように電
子グラフィック・イコライザー1の周波数帯域毎の増幅
度(あるいは減衰度)を計算するようになっている。第
3演算部18cは第1演算部18aの判定結果に基づい
てマイクロホン増幅回路の出力信号のレベルが歪レベル
内となるように電子ボリューム2を制御し、第4演算部
18dは第2演算部18bの計算結果に基づいて電子グ
ラフィック・イコライザー1を制御するようになってい
る。
【0026】上記の音響装置を使用する際、キースイッ
チ部15を操作することにより、マイクロホン33の周
波数特性及び歪レベルの周波数特性を入力し、それぞ
れ、第1及び第2記憶部19a・19bに予め記憶させ
ておく。また、音量及び音質をキースイッチ部15を操
作することにより好みに応じて設定し、設定値をぞれぞ
れ第3及び第4記憶部19c・19dに記憶させてお
く。
【0027】マイクロホン33にて音がピックアップさ
れると、マイクロホン33からオーディオ信号が出力さ
れる。電子グラフィック・イコライザー1に入力された
オーディオ信号は、上記の設定値に応じて周波数帯域毎
に増幅される。グラフィック・イコライザー1の出力は
電子ボリューム2を介して設定値に応じてレベルアップ
されたマイクロホン増幅回路の出力信号は、パワーアン
プ3を介してスピーカー4から出力されると共に、モニ
ターされてアンプ6にて増幅される。アンプ6にて増幅
されたマイクロホン増幅回路の出力信号は、比較アンプ
7に入力される一方、ローパスフィルター9bに入力さ
れ、ローパス・フィルター9bで高周波のノイズ成分が
除去された後、サンプル・ホールド回路10bでサンプ
リングされ、サンプリング電圧が保持される。サンプリ
ング電圧は、後述する検出信号とマルチプレックス回路
11にて多重化され、A/Dコンバーター12でディジ
タル信号に変換された後、ディジタル信号処理回路13
にてタイミングを合わせてコントロール・マイコン8に
入力される。
【0028】一方、マイクロホン33にて音がピックア
ップされると、駆動時電圧は、検出信号としてピックア
ップ・コイル35でモニターされて、アンプ5で増幅さ
れる。アンプ5で増幅された検出信号は、比較アンプ7
に入力される一方、ローパス・フィルター9aに入力さ
れて高周波のノイズ成分が除去される。ローパス・フィ
ルター9aの出力はサンプル・ホールド回路10aでサ
ンプリングされ、サンプリング電圧が保持される。サン
プリング電圧は上述したように、マイクロホン増幅回路
の出力信号とマルチプレックス回路11にて多重化さ
れ、A/Dコンバーター12でディジタル信号に変換さ
れた後、ディジタル信号処理回路13にてタイミングを
合わせてコントロール・マイコン8に入力される。
【0029】コントロール・マイコン8の処理部17
は、これらのディジタル信号に基づいてマイクロホン増
幅回路の出力信号が歪まないように、電子グラフィック
・イコライザー1と電子ボリューム2の制御を行う。即
ち、ディジタル信号のレベルと第2記憶部19bに記憶
されている歪レベルとが第1演算部18aで比較され、
マイクロホン33の動作レベルが歪レベルを越えていな
いかどうかを判定する。この結果に基づいて、マイクロ
ホン増幅回路が歪レベル内で駆動されるように、第3演
算部18cは電子ボリューム2を制御する。また、処理
部17は、これらのディジタル信号に基づいてマイクロ
ホン増幅回路の出力信号の周波数特性が平坦になるよう
に、電子グラフィック・イコライザー1の制御を行う。
即ち、ディジタル信号の周波数特性を第1記憶部19a
に記憶されているマイクロホン33の周波数特性に基づ
いて第2演算部18bにて電子グラフィック・イコライ
ザー1の周波数帯域毎の増幅度を計算し、この計算結果
に基づいて、第4演算部18dがマイクロホン増幅回路
の出力信号の周波数特性が平坦になるように電子グラフ
ィック・イコライザー1を制御する。
【0030】また、比較アンプ7は、検出信号とマイク
ロホン増幅回路の出力信号をディジタル信号に変換する
前に比較することにより、歪レベルを越えるような過大
なハイレベルなオーディオ信号が電子グラフィック・イ
コライザー1に入力されたかどうかを即座に判定し、こ
の結果をコントロール・マイコン8に入力する。したが
って、コントロール・マイコン8は、検出信号及びマイ
クロホン増幅回路の出力信号をディジタル信号に変換す
るまでの期間、比較アンプ7の出力に基づいて、マイク
ロホン増幅回路の出力信号が歪まないように、電子ボリ
ューム2を制御することができる。これにより、モニタ
ーした信号をディジタル信号に変換するまでの期間も、
ハイレベルな信号が出力されることがなくなるので、マ
イクロホン33から入力された信号はさらに歪みにくく
なる。
【0031】図5の曲線29aは、本実施例の音響装置
を用いて再生した場合のマイクロホン33の周波数特性
を示しており、曲線30は従来の音響装置を用いて再生
したときのマイクロホン33の周波数特性を示してい
る。
【0032】曲線29aと曲線30とを比較すると、本
実施例の音響装置では、マイクロホン33の周波数特性
が大幅に改善されており、平坦な周波数特性が得られて
いることがわかる。
【0033】また、図6の曲線29bと曲線29cはそ
れぞれ本実施例の音響装置にて再生した場合のマイクロ
ホン33の第2高調波歪及び第3高調波歪の周波数特性
を示している。従来のものと比較すると(図10参
照)、第2高調波歪及び第3高調波歪成分のぞれぞれに
おいて減少していることがわかる。
【0034】このように、本実施例の音響装置は、マイ
クロホン33の後段に備えられたマイクロホン増幅回路
に、制御回路23を新たに付加することにより、マイク
ロホン33の周波数特性を補正し、歪レベル以内にレベ
ルを抑えるようになっている。
【0035】したがって、同じマイクロホン33にてピ
ックアップした音でも、本実施例の音響装置を用いた場
合、格段に現音に近い音に再現できると共に、たとえハ
イレベルな音がピックアップされたとしても、歪んだ音
で再現される恐れがない。
【0036】また、ユーザが電子ボリューム2や電子グ
ラフィック・イコライザー1を用いて、好みの音量、音
質に変化させた際にも、歪みの無い音量、音質で楽しむ
ことができ、昨今DSP等の音場補正を施した機器にお
いてもマイクロホン33の周波数特性を補正することが
できるので、より現音に近い音に再現できる。
【0037】尚、本実施例では、マイクロホン33の一
例として、マグネチック型の例を挙げたが、コンデンサ
ー型を用いてもかまわない。また駆動時の駆動状態を検
出するためのマイクロホンを別途設けた構成としてもよ
い。
【0038】また、本実施例では、第2記憶部19bに
記憶され、マイクロホン増幅回路の出力信号が歪まない
ように電子ボリューム2を制御する際に用いる歪レベル
としてマイクロホン33の歪みを例示したが、〔発明が
解決しようとする課題〕の項で述べたように、マイクロ
ホン増幅回路に歪みがあることは知られており、その場
合は、第2記憶部19bに記憶される歪レベルにはもち
ろんマイクロホン増幅回路の歪みも含まれる。
【0039】
【発明の効果】本発明の音響装置は、以上のように、マ
イクロホンに、駆動時の駆動電流に対応する駆動状況検
出信号を発生するための検出端子が備えられると共に、
上記マイクロホン増幅回路に、歪レベル及び上記マイク
ロホンの周波数特性を記憶する記憶部と、上記駆動状況
検出信号及びマイクロホン増幅回路の出力信号をディジ
タル信号に変換し、これらディジタル信号の信号レベル
上記記憶部に記憶されている歪レベルを比較するこ
とによりマイクロホン増幅回路の出力信号が歪まないよ
うに音量調整手段を制御すると共に、これらディジタル
信号の周波数特性と上記記憶部に記憶されている周波数
特性とに基づいてマイクロホン増幅回路の出力信号の周
波数特性が平坦になるように音質調整手段を制御する制
御回路が備えられている構成である。
【0040】それゆえ、たとえマイクロホンからハイレ
ベルの信号が入力されても、音が歪み難くなり、また、
マイクロホンの周波数特性が補正されるので、マイクロ
ホンにてピックアップした音を現音に近い音で再現でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、音響装置
の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のコントロール・マイコンの概略の構成を
示すブロック図である。
【図3】図1のマイクロホンの概略の構成を示す縦断面
図である。
【図4】図3のボイスコイルとピックアップ・コイルの
説明図である。
【図5】図3のマイクロホンを図1の音響装置で再生さ
せたときの周波数特性と、このマイクロホンを図7の従
来の音響装置で再生させたときの周波数特性とを示すグ
ラフである。
【図6】図3のマイクロホンを図1の音響装置で再生さ
せたときの周波数特性と、第2高調波歪及び第3高調波
歪の周波数特性を示すグラフである。
【図7】従来の音響装置の概略の構成を示すブロック図
である。
【図8】図7のマイクロホンの概略の構成を示す縦断面
図である。
【図9】図9のボイスコイルの説明図である。
【図10】図8のマイクロホンを図7の音響装置で再生
したときの周波数特性と、第2高調波歪及び第3高調波
歪の周波数特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 電子グラフィック・イコライザー(音質調整手
段) 2 電子ボリューム(音量調整手段) 3 パワーアンプ 4 スピーカー 5 アンプ 6 アンプ 7 比較アンプ 8 コントロール・マイコン 15 キースイッチ部 19a 第1記憶部(記憶部) 19b 第2記憶部(記憶部) 19c 第3記憶部(記憶部) 19d 第4記憶部(記憶部) 23 制御回路 33 マイクロホン 34 ボイスコイル 35 ピックアップ・コイル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロホンにてピックアップした音に対
    応する信号を、電子式の音量調整手段と電子式の音質調
    整手段とからなるマイクロホン増幅回路にて増幅する音
    響装置において、 上記マイクロホンに、駆動時の駆動電流に対応する駆動
    状況検出信号を発生するための検出端子が備えられると
    共に、 上記マイクロホン増幅回路に、歪レベル及び上記マイク
    ロホンの周波数特性を記憶する記憶部と、 上記駆動状況検出信号及びマイクロホン増幅回路の出力
    信号をディジタル信号に変換し、これらディジタル信号
    信号レベルと上記記憶部に記憶されている歪レベル
    を比較することによりマイクロホン増幅回路の出力信号
    歪まないように音量調整手段を制御すると共に、これ
    らディジタル信号の周波数特性と上記記憶部に記憶され
    ている周波数特性に基づいてマイクロホン増幅回路の
    出力信号の周波数特性が平坦になるように音質調整手段
    を制御する制御回路が備えられていることを特徴とす
    る音響装置。
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