JP2822206B2 - 信号別画像調整状態の記憶機能付映像機器 - Google Patents

信号別画像調整状態の記憶機能付映像機器

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JP2822206B2
JP2822206B2 JP10954689A JP10954689A JP2822206B2 JP 2822206 B2 JP2822206 B2 JP 2822206B2 JP 10954689 A JP10954689 A JP 10954689A JP 10954689 A JP10954689 A JP 10954689A JP 2822206 B2 JP2822206 B2 JP 2822206B2
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【発明の詳細な説明】 本発明信号別画像調整状態の記憶機能付映像機器を以
下の項目に従って詳細に説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 D.発明が解決しようとする課題[第6図] E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第5図] a.回路構成[第1図] b.動作[第2図乃至第5図] b−1.初期登録時[第3図] b−2.未登録時[第4図] b−3.登録済時[第5図] c.作用 G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規な信号別画像調整状態の記憶機能付映像
機器に関する。詳しくは、複数の映像ソース機器から送
られてくる各種各様の形態をもつ入力信号毎に画像調整
を行ない、そのときの調整データを記憶しておき、以後
は映像入力信号の特定を行なって該映像入力信号に対応
して既に記憶手段内に存在する調整用データを読み出し
て自動的に画像調整を行なうようし、これによって調整
作業の煩雑化を避けることができる新規な信号別画像調
整状態の記憶機能付映像機器を提供しようとするもので
あり、近時、多様化が著しい映像信号形態に対応して映
像信号毎に好適な画像調整を行なうことができるように
したものである。
(B.発明の概要) 本発明信号別画像調整状態の記憶機能付映像機器の第
1のものは、複数の映像信号入力端子を介して送られて
くる映像信号のうちの所望の信号を入力選択スイッチ手
段によって選択することができる信号別画像調整状態の
記憶機能付映像機器において、入力選択スイッチ手段に
よって選択された映像信号の形態を特定するための信号
特定手段と、画像調整を行うための調整操作手段と、信
号特定手段からの映像入力信号に関する信号分析データ
と、これに対応して調整操作手段から送出される調整用
データとを記憶するための記憶手段と、記憶手段の読み
出し及び書き込み制御や記憶されたデータの検索を行な
うための制御手段と、調整操作部又は記憶手段からの調
整用データを受けて、これに応じた画像表示上の調整を
行なう画像表示調整手段とを設け、信号特定手段による
入力信号の信号分析データと同一内容のデータが制御手
段が記憶手段内のデータから検索し、該データが既に記
憶手段内に存在する場合には該信号分析データに対応し
た調整用データを読み出してこれを画像表示調整手段に
送出し、該調整用データによって規定される画像調整状
態を現出させ、また、検索の結果信号分析データと同一
内容のデータが記憶手段内に存在しない場合には、制御
手段が調整操作手段により設定される調整用データを信
号分析データと共に記憶手段に書き込むようしたもので
あり、これによって、各種形態の映像信号に応じて各別
に画像調整用データを登録することができ、信号別画像
調整状態の記憶機能付映像機器の映像信号入力端子と映
像ソース機器の映像出力端子との接続状態を変更した時
や、信号別画像調整状態の記憶機能付映像機器と映像ソ
ース機器との間にセレクタ装置等の入力切換装置が介在
した場合における入力信号の切替の度毎に余儀なくされ
る再調整の煩わしさを解消することができるようにした
ものである。
また、本発明信号別画像調整状態の記憶機能付映像機
器の第2のものは、上記第1の発明の構成要素に加えて
さらに、信号特定手段又は記憶手段からの信号分析デー
タを文字信号に変換して表示手段に送出するための文字
信号発生手段を設け、映像入力信号の形態に関する信号
分析データを表示装置の画面上に文字表示することがで
きるようにしたものである。
(C.従来技術) モニタ装置等においては複数の映像ソース機器を接続
することができるように複数組の入力端子を有するもの
がある。
そして、この場合、映像ソース機器からの映像信号を
表示装置に映し出すに際して、映像ソース機器毎に画質
(輝度、色相等)や画サイズ等の画像調整を行い、その
結果をデータとして記憶しておくためのメモリが設けら
れている。
しかして、画像調整を行なった後はその内容を変更し
ない限り、その映像ソース機器を選択した場合には常に
上記調整状態での画像が表示装置上に映し出されること
になる。
(D.発明が解決しようとする課題)[第6図] ところで、上記したようなモニタ装置において、ある
映像信号入力端子に接続されていた映像ソース機器を別
の映像信号入力端子に接続し直して使用するような場合
には、その度に同じような画像調整を行なわねばなら
ず、全くの二度手間であり、調整項目が多枝に亘ると調
整作業が煩雑になってしまうという問題がある。
また、第6図に示す例aのように、複数の映像ソース
機器b、b、・・・の映像出力信号がセレクタ装置cを
介してモニタ装置aの一の入力端子dに入力されるよう
な構成とされている場合には、モニタ装置a側では、入
力端子dを介して送られてくる映像信号がどの映像ソー
ス機器からの信号かを判断することができないので、や
はり、セレクタ装置cにおける信号入力切替の操作の度
に調整を行うか、あるいは、予めいくつかの調整用デー
タの組をメモリに記憶しておき、選択した映像ソース機
器に好適なものを選んでその都度設定しなければならな
いことになる。
特に、近時においては映像信号の形態も現行のNTSC方
式の他、HDTV、ID(ED)TV、そして、各種の高解像度パ
ーソナルコンピュータにおける映像信号等、多様化の傾
向が著しく、このような多種の映像信号毎に画像調整を
行なおうとすると、その組合せの数も膨大なものとな
り、また、コンピュータ機器においては、「サイズシフ
ト」と称される画面のセンタリング(ディスプレイ画面
上における中央位置合せ)も各機器毎に行なう必要があ
り、これらに対して接続(又は切替)時に刹那的に調整
していたのでは対応し切れないといった背景がある。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本発明信号別画像調整状態の記憶機能付映像
機器は上記した課題を解決すべく、複数の映像ソース機
器から送られてくる各種形態の映像信号に応じて各別に
画像調整用データを登録することができるように、入力
選択スイッチ手段によって選択された映像の形態を特定
するための信号特定手段と、画像調整を行うための調整
操作手段と、信号特定手段からの映像入力信号に関する
信号分析データと、これに対応して調整操作手段から送
出される調整用データとを記憶するための記憶手段と、
記憶手段の読み出し及び書き込み制御や記憶されたやデ
ータの検索を行なうための制御手段と、調整操作部又は
記憶手段からの調整用データを受けて、これに応じた画
像表示上の調整を行なう画像表示調整手段とを設けたも
のである。
従って、本発明によれば、信号形態の異なる種々の映
像信号の特定と、これに対応した画像調整用データの登
録を行なうことができるので、信号別画像調整状態の記
憶機能付映像機器と映像ソース機器との間の接続状態の
如何に関係なく映像入力信号毎に好適な画像調整状態を
自動的に現出させることができ、よって各種形態の映像
入力信号毎に一度画像調整を行なってこの時の調整デー
タを信号分析データと共に登録しておけば、その後に本
機器と映像ソース機器との間の接続状態を変更したり、
両者間にセレクタ装置等を介在させても、その度に再調
整やメモリ内容のアドレス変更(番地換え)を行なう必
要がない。
(F.実施例)[第1図乃至第5図] 本発明信号別画像調整状態の記憶機能付映像機器の詳
細を図示した実施例に従って説明する。
尚、図示した実施例は本発明信号別画像調整状態の記
憶機能付映像機器を映像表示装置に適用した例1を示す
ものである。
(a.回路構成)[第1図] 図中2i(i=1、2、3、・・・)は映像信号入力端
子であり、その各々は、接続コード3i(i=1、2、
3、・・・)を介してVTRやパーソナルコンピュータ等
の映像ソース機器4i(i=1、2、3、・・・)の映像
信号出力端子5i(i=1、2、3、・・・)に各別に接
続されている。該映像信号入力端子2i(i=1、2、
3、・・・)は一の映像ソース機器につき通常の場合複
数設けられるが、以下では説明の簡略化のために複数の
映像信号入力端子群を一の符号によって表わすことにす
る。また、これら各部の符号に付した添付「i」は互い
に対応した関係にあることを意味し、このような符号の
使い方は後述する各部の説明についても同様とする。
6はマルチプレクサ構成とされた入力切替スッチであ
り、入力側端子7i(i=1、2、3、・・・)の各々が
映像信号入力端子2i(i=1、2、3、・・・)に各別
に接続されており、その出力側端子8がビデオ信号処理
回路9の入力端子に接続されている。
10は信号分析回路であり、その入力端子が上記入力切
替スイッチ6の出力側端子8に接続されており、入力切
替スイッチ6によって選択された映像ソース機器からの
ビデオ信号形態の特定を行うために設けられている。検
出項目としては、例えば、水平周波数や垂直周波数、水
平同期信号や垂直同期信号の有無及びその極性の他、コ
ンポジット信号において同期信号が映像信号の部分に重
畳されているか否か等を検出して、信号方式(NTSC、PA
L、SECAM、ID(ED)TV、HDTV等)の如何を判断したり、
あるいは、接続コードの映像信号入力端子2i(i=1、
2、3、・・・)への接続をスイッチ等によって機械的
に検出して信号伝送形態(コポジットビデオ信号、Y/C
分離コーポーネント信号、RGB信号やHDTVにおけるYPBPR
信号等)の判断を行ない、これに応じたデータを入力ポ
ート111に送出するようになっている。
12は受信部であり、リモコンコマンダ13からの信号を
受けて、これに応じた所定の信号データを入力ポート11
2に送出する。
そして、これら入力ポート111、112はCPU14からアド
レスバス15、制御バス16を介して送られるアドレス信号
や制御信号によって制御され、入力ポート111、112の受
けたデータはデータバス17を介して処理されることにな
る。
18は入力切替用コントローラであり、CPU14からの制
御信号が制御バス16を介して送られてくると、これに応
じて入力切替スイッチ6を所定の接続状態に切替えるよ
うに制御を行う。
19はメモリコントローラであり、CPU14からの指令を
受けてメモリ20のリード、ライト制御等を担当してい
る。尚、メモリ20には、例えば、EEPROMが用いられ、各
アドレス20j(j=0、1、2、3、・・・)には信号
分析回路10によって分析された入力信号に関する諸デー
タ(以下、「信号分析データ」という。)や、ユーザー
がリモコンコマンダ13によって映像ソース機器4i(i=
1、2、3、・・・)毎に設定できる各種の調整項目
(例えば、輝度、色の濃さ、色相、質感、鮮鋭度、画サ
イズ及びセンタリング色温度等)に関するデータ(以
下、「調整用データ」という。)を記憶するために設け
られている。
そして、これらの調整用データはメモリ20から読み出
されると出力ポート211を介してD/A変換回路22に送られ
て、アナログ信号に変換された後ビデオ信号処理回路9
内の調整部9aに設けられた電子アッテネータや電子ボリ
ュームに送られ、上記した調整項目毎に調整が行なわれ
るようになっている。また、信号分析データは出力ポー
ト212を介してキャラクタージェネレータ23に送られ
て、ここで文字信号に変換された後にビデオ信号処理回
路9に送られる。
24は表示装置、例えば、CRTやプロジェクタ等であ
り、ビデオ信号処理回路9からの出力信号を受けてこれ
を画像として映し出すためのものである。
(b.動作)[第2図乃至第5図] 次に、上記した映像表示装置1の動作を、第2図の動
作フローチャート図と第3図乃至第5図に従って説明す
る。
尚、第3図乃至第5図に示す説明図においては説明の
簡略化を図るために、便宜上メモリ20の各アドレス20j
(j=0、1、2、3、・・・)に対応してその左側に
付された数字はアドレス番号におけるの上位アドレスを
意味するものとし、0番地(200)には出荷時において
予めダミー用の信号分析データ(D0)と標準的な調整用
データ(A0)(以下、「標準データ」という。)が記憶
されているものとする。
そして、下位アドレスによって信号分析データの記憶
領域と調整用データの記憶領域との論理アドレス空間を
分かつことにし、Dj(j=1、2、3、・・・)を各々
一組の信号分析データとし、Aj(j=1、2、3、・・
・)を各々一組の調整用データとして、これらに付した
添字「j」が上位アドレスとの対応関係を表わすものと
する。また、「P」はポインタ、DPはポインタPで指定
される信号分析データ、APはポインタPで指定される調
整用データを表わしており、「n」はメモリ20内におい
てデータが存在する最大のアドレス番号を意味し、記号
「φ」はデータ不存在を意味している。そして、「DC
は現時点で検出された信号分析データを表わしている。
以下では、映像表示装置1を初めて使用する場合、即
ち、メモリ20内に標準データのみが存在する場合(以
下、「初期登録時」という。)と、信号分析データ及び
調整用データのいくつかが登録されてはいるが、検出さ
れた入力信号の信号分析データと同一内容のデータがメ
モリ20内のデータとして存在しない場合(以下、「未登
録時」という。)と、入力信号に関する信号分析データ
と同一内容のデータがメモリ20内のデータとして既に存
在する場合(以下、「登録済時」という。)とに場合分
けして説明する。
(b−1.初期登録時)[第3図] 初期登録時にはメモリ20のアドレス200には仮空のダ
ミー用データが信号分析データD0として記憶されると共
に、標準調整用データA0が予め記憶されされている。
a)「スタート」 映像信号入力端子2i(i=1、2、3、・・・)の各
々に所定の映像ソース機器4i(i=1、2、3、・・
・)を接続した後、映像表示装置1の電源スイッチを投
入することによってプログラムが開始される。
b)「ポインタPをnにセットし(P=n)、信号分析
データDPと調整用データAPを読み出す。」 即ち、この場合、メモリ20内においてデータの存在す
る最大番地はn=0であり、従って、ダミー用の信号分
析データD0と調整用データA0とが、CPU14の指令による
メモリコントローラ19の制御の下にメモリ20の0番地か
ら読み出される。
c)「調整用データAPを調整部にセットする。」 上記ステップb)において読み出された調整用データ
AP=A0がデータバス17を介して出力ポート211に送出さ
れた後、これがD/A変換回路22によってアナログ値に変
換されてビデオ信号処理回路9の調整部9aに対するコン
トロール信号として送られ、各種調整項目が予定された
標準値に設定される(第3図(A)参照)。
d)「映像ソース機器を選択し、その後映像入力信号を
分析する。」 リモコンコマンダ13のチャンネル選択キーによって所
望のチャンネル番号、例えば、チャンネル「A」を選択
すると、このときの発信信号が受信部12に到達し、ここ
でシリアル−パラレル変換後に2進値化されて入力ポー
ト112及びデータバス17を介してCPU14に送出される。す
ると、これによってCPU14から制御バス16を介して入力
切替用コントローラ18に所定の制御信号が送出されるた
め、該入力切替用コントローラ18から入力切替スイッチ
6に送られる信号によって、入力切替スイッチ6が第1
図に実線で示されるように切換わり、その入力側端子71
と出力側端子8とが接続された状態となる。
そして、その後、映像ソース機器41を作動させると、
これの送出する映像信号が接続コード31、映像信号入力
端子21及び入力切替スイッチ6を介して信号分析回路10
に入力される。そして、信号分析回路10による分析結果
として、一組の信号分析データDCが入力ポート111に送
出され、このデータDCがCPU14の制御下にCPU14の図示し
ないアキュムレータに取り込まれる。
e)「信号分析データDCはDPと同じか?」 CPU14は前記スイッチd)において取り込んだ信号分
析データDCが、信号分析データDP(=D0)と同じかどう
かを判断する。この場合、DCがダミー用の信号分析デー
タD0と一致することはなく、従って、異なると判断して
ステップf)に進む。
f)「メモリ内のデータD1〜Dnから信号分析データDC
一致するものを検索する。」 メモリ20内に既に記憶されているデータのうちDCに一
致するものを検索る。
g)「一致するものはあったか?」 今の場合、明らかにDC≠D0であり、一致しないと判断
してステップh)に進む。
h)「nに1を加える(n→n+1)。」 ポインタPの指定範囲をn+1に拡大し、新たなメモ
リ領域を確保する(第3図(B)参照)。つまり、nに
1を加え、n=0+1=1とする。
i)「n番地に信号分析データDCを書き込む。」 即ち、前記ステップh)においてポインタP(=1)
の指定する上位アドレスの信号分析データ記憶領域に新
たな信号分析データDCを書き込む。
j)「n番地に標準調整用データA0を書き込む。」 n(=1)番地における調整データ記憶領域に標準デ
ータとしての調整用データA0を書き込んだ後、次のステ
ップk)に進む。
k)「ポインタPをnにセットする(P=n)。」 即ち、ポインタをP=n=1にセットしたままの状態
でステップc)に戻る。
しかして、これ以降は上記と同様にステップc)→
d)→e)と進むことになるが、現時点では映像ソース
機器41を選択したままの状態であり、映像入力信号の形
態に変化はなく、よってステップe)において信号分析
データDcがDp(P=1)と同じであると判断され、ステ
ップl)に進む。
l)「調整がなされたか?」 現時点においてはビデオ信号処理回路9の調整部9aは
標準調整用データA0によって規定される画像調整状態と
されているので、この状態が常に入力信号に対して好適
な調整状態とは言えず、従って、ユーザーは現入力信
号、つまり信号分析データDCによって特定される信号に
対して調整を行う。この調整はリモコンコマンダ13の調
整キーの操作によって行われ、各調整項目に関する指令
信号はCPU14に仮保存される。そして、このような調整
操作後に意図した状態が実現されると、調整完了の指令
がリモコンコマンダ13から送られてくるので、これによ
って、調整の終了時点を判断し、終了したとき判断すれ
ば次のステップm)に進み、終了前や、調整の必要性の
ないときにはステップd)に戻る。
m)「P番地における調整用データを調整済データに書
き換える。」 前記ステップl)において最終的な調整がなされた時
点で一時的に保存されていた調整済データをポインタP
の指定番地における調整用データ記憶領域に書き込む。
今の場合、アドレス201には標準調整用データA0が書き
込まれているので、これが調整済データ(A1とする。)
に書け換えられることになる(第3図(C)参照)。そ
して、再びステップc)に戻り、今の調整済データA1
正式な調整用データとして調整部9aにセットされること
になる。
(b−2.未登録時)[第4図] 第4図は未登録時におけるメモリの内容を示してお
り、第4図(A)に示すようにその初期において上位ア
ドレス0〜m間には信号分析データDj(j=1、2、
3、・・・、m)が既に記憶されており、上位アドレス
m+1以降にはデータは存在していないものとする。
未登録時においても、前記と同様にステップa)〜
e)へと順を追って各々の手続きがなされ、この場合、
ポインタPはmにセットされており(p=m)、よっ
て、m番地における信号分析データDmと調整用データAm
とが読み出され、後者が、先ず調整部9aにセットされ
る。そしてステップd)において選択した映像ソース機
器からの映像信号が分析されて、ステップe)にてその
信号分析データDcとデータDmとの比較がされる。
信号分析データDcがデータDmと同じ場合についてはス
テップl)、m)と進み、前述した手続きがとらえるこ
とになるので、その説明は省略し、信号分析データはDc
≠Dmであるものとする。
この場合、ステップf)における検索の結果、ステッ
プg)にて信号分析データD1〜Dm中にはDcと一致するも
のが見当らないと判断され、ステップh)に進む(第4
図(B)参照)。
そして、ここで新規登録のためにメモリの新領域が確
保され、ステップi)、j)においてm+1番地の所定
領域に信号分析データDc及び調整用データA0が書き込ま
れ、ポインタPがm+1に変更された後ステップc)→
d)→e)→l)を経て最終的な調整がなされると、m
+1番地において調整用データの書き換えがなされ、調
整済データAm+1がメモリのm+1番地に記憶されること
になる(第4図(C)参照)。
(b−3.登録済時)[第5図] 第5図は登録済時におけるメモリの内容を示してお
り、その初期状態は第5図(A)に示すように前述した
未登録時におけるメモリ内容の初期状態(第4図(A)
参照)と同じものとし、また、ステップa)〜e)に至
る迄の説明の重複を避けるためにこれらについての説明
は省略し、ステップe)において信号分析データがDc
Dmと判断されたものとして、その以降の手続きを説明を
する。
ステップf)において、既に登録されている信号分析
データD1〜Dm中にDcと一致するものの検索がなされ、ス
テップg)において登録済であると判断されステップ
n)に進む。
n)「一致した信号分析データの存在するアドレス番号
にポインタPをセットする。」 例えば、第5図(B)に示すように、信号分析データ
Dcと同じものが、2番地に存在している(Dc=D2)とす
ると、ポインタPの値が2にセットされる。そして、そ
の後ステップc)に戻り、当該番地における調整用デー
タA2がメモリ20内から読み出されて、このデータが調整
部9aに設定されることになる。
この時に、映像信号の信号分析結果を知り度いときに
はリモコンコマンダ13に設けられている信号種類表示キ
ーを押圧すると、この時の信号分析データD2がメモリ20
内から読み出されて、これがCPU14の制御下に出力ポー
ト212を介してキャラクタージェネレータ23に送出され
て文字信号に変換されてビデオ信号処理回路9に送られ
る。従って、表示装置24上には、例えば、第5図(C)
に示すように分析結果が各項目毎に表示される。尚、第
5図(C)中25で示す右上の領域には、現在選ばれてい
るチャンネル番号が表示され、左寄りの領域26には入力
信号の水平周波数(fH)及び垂直周波数(fV)が表示さ
れる。そして、右寄りの領域27には水平同期信号(H−
SYNC)や垂直同期信号(V−SYNC)の有無や極性を表示
する。例えば、同期信号が存在する場合においてこれが
正極性のときには「POS」、負極性のときには「NEG」と
表示し、同期信号がないときには「NO」の表示を行な
う。また、同期信号がグリーン(G)の映像信号上に重
畳されているかどうを「SONG」で表示、重畳されている
場合には同期信号の極性を表示し、重畳されていなけれ
ば「NO」を表示する。領域26の下方に位置した領域28に
は、入力信号形態の表示(NTSC、PAL、SECAM、Y/C、RG
B、YPBPR等)がなされる。
このように入力信号の種別をその属性によって一目で
識別することができるようにすると、映像表示装置1に
複数種の映像ソース機器が接続されていても、現在どの
映像ソース機器から映像信号が送られてきているのかが
分かり、とくに映像表示装置1と映像ソース機器4i(i
=1、2、3、・・・)との接続作業後における接続状
態の確認が容易であり、映像表示装置1の映像信号入力
端子2i(i=1、2、3、・・・)から接続コード3
i(i=1、2、3、・・・)をたどってこれに接続さ
れた映像ソース機器4i(i=1、2、3、・・・)を確
認しなければならないといった面倒がない。
(c.作用) しかして、上記した映像表示装置1によれば、映像信
号を複数の検出項目に亘って細く分析して区別し、区別
された信号毎にユーザーの調整によって好適な画像表示
状態とされた調整済データを登録することができるの
で、映像ソース機器と映像表示装置との間にセレクタ装
置等が介在しても、入力信号を信号分析回路10によって
セレクタ装置内における信号の接続状態の如何には全く
関係なく直接に特定することができ、これに応じて予め
記憶された調整用データにより規定される調整状態での
画像が自動的に表示されることになる。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明信
号別画像調整状態の記憶機能付映像機器の第1のもの
は、複数の映像信号入力端子を有し、該映像信号入力端
子を介して送られてくる複数の映像信号から所望の映像
信号を選択するための入力選択スイッチ手段が設けられ
た信号別調整状態の記憶機能付映像機器において、入力
選択スイッチ手段によって選択された映像信号の形態を
特定するための信号特定手段と、画像調整を行うための
調整操作手段と、信号特定手段からの映像入力信号に関
する信号分析データと、これに対応して調整操作手段か
ら送出される調整用データとを記憶するための記憶手段
と、記憶手段の読み出し及び書き込み制御や記憶された
データの検索を行なうための制御手段と、調整操作部又
は記憶手段からの調整用データを受けて、これに応じた
画像表示上の調整を行なう画像表示調整手段とを設け、
信号特定手段により入力信号の信号分析データと同一内
容のデータを制御手段が記憶手段内のデータから検索
し、該データが既に記憶手段内に存在する場合には該信
号分析データに対応した調整用データを読み出してこれ
を画像表示調整手段に送出し、該調整用データによって
規定される画像調整状態を現出させ、また、検索の結
果、信号分析データと同一内容のデータが記憶手段内に
存在しない場合には、制御手段が調整操作手段により設
定される調整用データを信号分析データと共に記憶手段
に書き込むようしたことを特徴とする。
従って、これによれば、信号形態の異なる種々の映像
信号の特定と、これに対応した画像調整用データの登録
を行なうことができるので、信号別画像調整状態の記憶
機能付映像機器と映像ソース機器の間の接続状態の如何
に関係なく映像入力信号毎に好適な画像調整状態を自動
的に現出させることができ、よって各種形態の映像入力
信号毎に一度画像調整を行なってこの時の調整データを
信号分析データと共に登録しておけば、その後に本機器
と映像ソース機器との間の接続状態を変更したり、両者
間にセレクタ装置等を介在させても、その度に再調整や
メモリ内容のアドレス変更(番地換え)を行なう必要が
ない。
また、本発明信号別画像調整状態の記憶機能付映像機
器の第2のものは、上記第1の発明の構成要素に加えて
さらに、信号特定手段又は記憶手段からの信号分析デー
タを文字信号に変換して表示手段に送出するための文字
信号発生手段を設けたものであり、信号分析データを表
示装置の画面上に文字表示することによって、その信号
形態を一目で識別することができ、信号形態を異にする
複数の映像ソース機器が本機器に接続されている場合に
おける各々の接続状態の確認が容易となる。
尚、前述した実施例はあくまで本発明信号別画像調整
状態の記憶機能付映像機器の実施の一例を示すものであ
り、信号形態に関する分析項目としては、現時点での各
種信号形態を識別し、映像信号の詳細な特定を行う上で
有効と思われる項目をあえて示したにすぎず、本発明信
号別画像調整状態の記憶機能付映像機器に係る信号特定
手段の行なう分析項目がこのようなもののみを意味する
訳ではなく、このことは画像調整に関する各種項目につ
いても同様である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明信号別画像調整状態の記憶機
能付映像機器の実施の一例を示すものであり、第1図は
回路構成の要部を示す回路ブロック図、第2図は動作を
説明するためのフローチャート図、第3図乃至第5図は
メモリの内容を示す説明図であり、第3図は初期登録時
におけるメモリ内容の変化を(A)から(C)へ順を追
って示す説明図、第4図は未登録時におけるメモリ内容
の変化を(A)から(C)へ順を追って示す説明図、第
5図は登録済時におけるメモリ内容を(A)から(C)
へ順を追って示す説明図であり、第6図は従来の問題点
を説明するためのブロック図である。 符号の説明 1……信号別画像調整状態の記憶機能付映像機器、 2i(i=1、2、3、・・・)……映像信号入力端子、 6、18……入力選択スイッチ手段、 9a……画像表示調整手段、 10……信号特定手段、 12、13……調整操作手段、 14、19……制御手段、 20……記憶手段、 23……文字信号発生手段、 24……表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾鼻 修一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の映像信号入力端子を有し、該映像信
    号入力端子を介して送られてくる複数の映像信号から所
    望の映像信号を選択するための入力選択スイッチ手段が
    設けられた信号別調整状態の記憶機能付映像機器におい
    て、 入力選択スイッチ手段によって選択された映像信号の形
    態を特定するための信号特定手段と、 画像調整を行うための調整操作手段と、 信号特定手段からの映像入力信号に関する信号分析デー
    タと、これに対応して調整操作手段から送出される調整
    用データとを記憶するための記憶手段と、 記憶手段の読み出し及び書き込み制御や記憶されたデー
    タの検索を行なうための制御手段と、 調整操作部又は記憶手段からの調整用データを受けて、
    これに応じた画像表示上の調整を行なう画像表示調整手
    段とを設け、 信号特定手段による入力信号の信号分析データと同一内
    容のデータを制御手段が記憶手段内のデータから検索
    し、該データが既に記憶手段内に存在する場合には該信
    号分析データに対応した調整用データを読み出してこれ
    を画像表示調整手段に送出し、該調整用データによって
    規定される画像調整状態を現出させ、また、検索の結
    果、信号分析データと同一内容のデータが記憶手段内に
    存在しない場合には、制御手段が調整操作手段により設
    定される調整用データを信号分析データと共に記憶手段
    に書き込むようにした ことを特徴とする信号別画像調整状態の記憶機能付映像
    機器。
  2. 【請求項2】信号特定手段又は記憶手段からの信号分析
    データを文字信号に変換して表示手段に送出するための
    文字信号発生手段を設けたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の信号別画像調整状態の記憶機能付映像
    機器。
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