JP2814307B2 - リポソーム組成物 - Google Patents

リポソーム組成物

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秀次 佐藤
巌 野沢
勝彦 秋山
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、リン脂質を主体として調製される脂質人口
膜の一種であるリポソーム(liposome)を形成するため
にリポソール組成物に関し、より詳細には、パイエル板
(Peyer's Patch)への生理活性物質の投与に有効なリ
ポソーム組成物に関するものである。
背景技術 パイエル板は、1677年にPeyerにより報告された空腸
あるいは回腸に存在する薄い上皮細胞で覆われたリンパ
小節の集合体であり、細菌などの外来抗原に対する防御
器官の一つである。消化管のこの防御機構は腸粘膜内で
生産分泌される分泌型IgA(免疫グロブリンA)が主体
となっており、この分泌型IgAの生産を司っているのが
パイエル板を含む腸リンパ組織である。この腸リンパ組
織は上述したパイエル板、腸間膜リパ節、粘膜固有層、
上皮細胞間のリンパ球および形質細胞で形成され、全身
性免疫とは独立した局所免疫を担っている。上皮細胞は
吸収上皮細胞に類似した絨毛上皮と微絨毛が太くて短い
M cell(マイクロホールドセル)とからなる。M cellは
1974年にOwenらにより報告されており、現在においては
消化管での外来抗原の進入口であると考えられている
(Gastroenterology,66,189〜203,1974)。
消化管内に存在する抗原のうち特定のものはM cellに
より選択的に取り込まれ、抗原提示細胞を経てT細胞に
その情報が伝えられる。T細胞はThが主体であり、種々
のサイトカインの作用を受けながらその機能が制御され
ている。抗原情報はさらにB細胞に伝えられ、抗体産生
形質細胞に分化する。一方、消化管内に大量の抗原が長
期にわたって存在した場合においては、パイエル板で誘
導された抑制性T細胞の働きを介して、全身免疫系にお
ける免疫寛容状態が誘導されされることが知られてお
り、パイエル板は局所免疫のみならず全身性免疫におい
ても重要な働きを担っているといえる。
上述したような機能を有し、リンパ系への直結したル
ートの入口と考えられるパイエル板は、免疫抑制剤や免
疫活性剤などの免疫調節物質、経口ワクチン、さらには
経口減感作(経口投与によって感作を減少させること)
を目的とした抗原物質の標的部位と考えることができ
る。
従来から知られたパイエル板への生理活性物質の投与
方法としては、生体内分解性ポリエステル類などの疎水
性生体内分解高分子を用いたものが知られている(特開
昭63−190833号公報)。この方法は、有機溶媒に溶解し
た高分子物質と生理活性物質の混合溶液から液中乾燥法
によってマイクロカプセルを調製する技術からなる。し
かしながら、上述した目的に使用する生理活性物質には
ポリペプチドなどの親水性物質が多く、上記公報に記載
されたような液中乾燥法ではかかる親水性物質を包含す
るものが調製しにくいといった欠点を有していた。
本発明は、疎水性並びに親水性の生理活性物質の封入
が可能で、しかも、パイエル板への高い移行性を有する
リポソール組成物を提供することを目的とするものであ
る。
発明の開示 本発明者らは、パイエル板への高い移行性と、生理活
性ペプチドなどの親水性薬物やステロイドなどの疎水性
薬物の封入性とを兼ね備えた薬物キャリアーについて鋭
意検討を重ねた結果、特定のリポソームにホスファチジ
ルイノシトールを添加するとパイエル板への移行性が向
上することを見い出した。更に、上記リポソームにホス
ファチジルイノシトールと共にホスファチジルセリンを
添加すると、それらの相乗作用によってさらに上記移行
性が向上することを見い出した。
本発明は、この知見に基づいてなされたものであり、
従来知られていた疎水性生体内分解性高分子小球体を用
いた生理活性物質のパイエル板への投与方法では困難で
あった親水性生理活性物質の封入性の問題を解決すると
共に、生理活性物質をパイエル板に効率良く投与可能と
するリポソーム組成物である。
本発明のリポソーム組成物は、ホスファチジルコリ
ン、コレステロールおよびホスファチジルイノシトール
を脂質組成として含有することを特徴とする、パイエル
板への高移行性を有するリポソーム組成物である。
本発明に使用する脂質組成のうち、ホスファチジルイ
ノシトール以外の基本脂質組成は基本的には特に限定さ
れないが、良好なリポソーム形成能を得るためにはホス
ファチジルコリンおよびコレステロールが好ましい。本
発明にかかるホスファチジルコリンは特に制限されず、
大豆ホスファチジルコリン、卵黄ホスファチジルコリ
ン、水添ホスファチジルコリン、ジパルミトイルホスフ
ァチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン
等が挙げられ、好ましくは水添ホスファチジルコリン、
ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイル
ホスファチジルコリンである。また、ホスファチジルコ
リン/コレステロールのモル比は7/0.5〜7/7が好まし
く、7/1〜7/3がより好ましい。
本発明のリポソーム組成物においては、上記基本脂質
に加えてホスファチジルイノシトール成分を脂質成分と
して含有することが必須である。ホスファチジルイノシ
トールを含有することによって、リポソーム組成物のパ
イエル板への移行性が向上する。上記ホスファチジルイ
ノシトールの含有量は、脂質組成中0.1〜50mol%にある
ことが好ましい。上記含有量が0.1mol%未満では添加効
果が充分に得られない傾向にあり、他方、50mol%を超
えるとリポソーム安定性が充分に得られない傾向にあ
る。また、本発明にかかるホスファチジルイノシトール
は特に制限されず、大豆ホスファチジルイノシトール、
牛脳ホスファチジルイノシトール等が挙げられ、またそ
れらのリン酸化体であるホスファチジルイノシトール4,
5−ジホスフェイト、ホスファチジルイノシトール4−
モノホスフェイト等も使用可能である。
さらに、本発明のリポソーム組成物は、上記ホスファ
チジルイノシトールに加えてホスファチジルセリンを脂
質組成として含有することが好ましい。ホスファチジル
イノシトールと共にホスファチジルセリンを含有する
と、それらの相乗作用によってリポソーム組成物のバイ
エル板への移行性がさらに向上する。ホスファチジルセ
リンの含有量は、脂質組成中0.1〜50mol%にあることが
好ましい。上記含有量が0.1mol%未満では添加効果が充
分に得られない傾向にあり、他方、50mol%を超えると
リポソームの安定性が充分に得られない傾向にある。
本発明のリポソーム組成物は、上記脂質組成からなる
ものであってもよいが、上記脂質組成に加えて他のリン
脂質、糖脂質、脂溶性ビタミンなどの脂質を添加しても
よく、またさらに脂質以外の添加成分を含有せしめても
よい。本発明のリポソーム組成物に上記脂質組成以外の
成分を含有させる場合、上記脂質組成の含有量が組成物
全量基準で50重量%以上であることが好ましい。上記脂
質組成以外の成分の含有量が50重量%を超えると、得ら
れるリポソームが不安定になる可能性がある。
上記本発明のリポソーム組成物を用いた場合、ステロ
イドなどの疎水性生理活性物質や生理活性ペプチドなど
の親水性生理活性物質を分け隔てなく容易に封入するこ
とが可能であり、それらの活性物質などの所望成分を含
有するリポソームを容易にかつ効率よく調製することが
可能である。
また、本発明のリポソーム組成物を用いてリポソーム
を調製する方法は特に限定されず、通常の方法でも容易
にリポソームを調製することができる。例えば、先ず、
所定量のホスファチジルコリン、コレステロールおよび
ホスファチジルイノシトール、また必要に応じてホスフ
ァチジルセリン、をクロロホルムに溶解してクロロホル
ム溶液を得る。また、疎水性生理活性物質をリポソーム
に封入する場合は、上記脂質と共に疎水生理性活性物質
をクロロホルムに溶解する。次に、上記のクロロホルム
溶液をナス型フラスコ中にて乾固させてフラスコ内壁を
コーティングした状態の脂質フィルムを得た後、フラス
コ中にトリス塩酸緩衝液を加える。また、親水性生理活
性物質をリポソームに封入する場合は、上記緩衝液中に
予め親水性生理活性物質を溶解させておく。続いて、上
記フラスコ内容物をボルテックスあるいは超音波処理す
ることによってリポソームを含有する溶液が得られ、さ
らに得られたリポソーム溶液をフィルタ濾過することに
よって所望粒径のリポソームを調製することが可能であ
る。
本発明のリポソーム組成物は、パイエル板に投与する
ことにより高い薬理効果の期待できるあらゆる生理活性
物質の投与(例えば経口投与)に応用可能である。例え
ば、本発明のリポソーム組成物を用いて経口減感作抗原
物質、経口ワクチンあるいは免疫調節物質を封入したリ
ポソームを得ることによって、パイエル板への投与を目
的とする経口減感作製剤、経口ワクチン製剤あるいは免
疫調節薬製剤を調製することが可能である。また、本発
明のリポソーム組成物は上述のように親水性生理活性物
質を封入することができるため、経口投与の際に難吸収
性および分解性を示す生理活性ペプチドの投与方法への
応用も可能である。本発明のリポソーム組成物を用いて
生理活性をペプチドを封入したリポソームを調製するこ
とによって、生理活性ペプチドの経口投与の際の吸収性
および分解性の改善が可能となる。なお、上記の経口減
感作とは、アレルゲンの経口投与により免疫寛容を誘導
し、過剰免疫反応であるアレルギー反応を抑制する方法
であり、消化管での局所免疫を司るパイエル板の機能が
深く関与している。
前述したように、本発明のリポソーム組成物に封入可
能な成分は特に制限されず、パイエル板に投与するため
の所望の生理活性物質が封入可能である。本発明のリポ
ソーム組成物に封入可能な経口減感作を目的としたアレ
ルゲンとしては、ハウスダストの主成分と言われるダニ
抽出エキスやダニ抗原、花粉症の抗原物質である杉花
粉、食物アレルゲンである卵白アルブミンなど、現在皮
膚科領域において減感作療法に用いられるあらゆる原因
アレルゲンが挙げられる。また、経口ワクチンにおいて
はワクチンがパイエル板を介して免疫する必要があると
予想され、本発明のリポソーム組成物は種々のワクチン
の投与に応用が可能である。また、本発明のリポソーム
組成物に封入可能な免疫調製物質としては、インターフ
ェロン、インターロイキン−2などのサイトカイン類
や、ムラミルジペプチドなどの免疫賦活剤、ステロイド
類などの免疫抑制剤が挙げられる。
(作用) 本発明のリポソーム組成物にあっては、ホスファチジ
ルコリンおよびコレステロールからなる基本脂質にホス
ファチジルイノシトールを添加していることにより、該
組成物を用いて得たリポソームはパイエル板への顕著な
移行性を示す。また上記組成物にさらにホスファチジル
セリンを添加することによって相乗作用が奏され、さら
に上記移行性が増大する。
図面の簡単な説明 図1は、ホスファチジルイノシトールがリポソームの
パイエル板移行性に及ぼす影響を示すグラフである。
図2は、ホスファチジルイノシトールおよびホスファ
チジルセリンがリポソームのパイエル板移行性に及ぼす
影響を示すグラフである。
発明を実施するための最良の形態 次に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明す
る。
実施例1〜5および比較例1〜3 各実施例および各比較例のリポソーム組成物の配合処
方を表1に示す。
[パイエル板移行性評価のための放射性ラベルリポソー
ムの調製] 50mlのナス型フラスコ中に、25μCiの3Hラベルコレス
テリルオレエートおよび表1に示した量の各脂質組成を
入れ、5mlのクロロホルムを添加して脂質組成を溶解さ
せた後、エバポレーターを用いてクロロホルムを飛散さ
せ、フラスコ内壁に脂質フィルムを作製した。その後、
10mlの0.01Mトリス塩酸緩衝液を添加し、超音波処理を
施すことにより再分散させてリポソームを含有する溶液
を得た。得られたリポソーム溶液を0.45μmのメンブラ
ンフィルターを用いて濾過することにより、試料リポソ
ームのサンプルを調製した。
得られたリポソームのゼータ電位測定結果を表2に示
す。
[パイエル板移行性評価のための生体試料の摘出] in vitroにおけるリポソームのパイエル板移行性評
価のためのウサギ小腸パイエル板サンプルを以下のよう
に調製した。ウレタン麻酔下、8週令の家兎(NZW,雄)
より小腸を摘出し、直径10mmのポンチを用いて1羽平均
5個のパイエル板およびその近傍の非パイエル板部位を
打ち抜いた。打ち抜いた組織を6mlのRPMI−1640倍地に
浮遊させ、パイエル板移行性評価のための試料とした。
[リポソームのパイエル板移行性in vitro実験] 摘出したパイエル板および非パイエル板組織の切片を
浮遊させた液に上述したリポソーム溶液を最終脂質濃度
が100nmol/mlとなるように添加し、CO2インキュベータ
ー中、2時間放置した。1000rpm、4℃にて遠心分離
後、上澄み液を取り除き、新しいRPMI−1640培地を加え
ることにより洗浄を行なった。同様の洗浄を再度行なっ
た後、組織を組織溶解剤で可溶化した。その後、シンチ
レーション液を添加して、液体シンチレーションカウン
ターにより直接放射活性を測定し、リポソーム取り込み
量の指標とした。得られた結果を図1および図2に示
す。
図1は、パイエル板移行性に及ぼすホスファチジルイ
ノシトールの効果について示す。比較例1のジパルミト
イルホスファチジルコリンおよびコレステロールのみか
らなるリポソームのパイエル板移行性は充分でなかった
が、ホスファチジルイノシトールをポリソームの膜構成
脂質として添加することにより大きく増加した(実施例
1)。また、脂質膜中のホスファチジルイノシトール含
有量を増やすことにより、パイエル板移行性は増加し
た。
他方、ホスファチジルイノシトールと同様に酸性リン
脂質であるジセチルホスフェイトを含むリポソームは、
ホスファチジルイノシトールを含むものよりも強い陰性
電荷を有する(表2)が、有意なパイエル板移行性が認
められなかった。このことから、ホスファチジルイノシ
トールを膜構成脂質とするリポソームの有する高いパイ
エル板移行性は、ゼータ電位以外の何らかの認識機構を
介して達成されていることが示唆された。
図2はホスファチジルイノシトールを脂質膜中に含む
リポソームにさらにホスファチジルセリンを添加した場
合に得られる相乗効果について示す。ホスファチジルセ
リンを含有しない実施例5及び比較例3のリポソームと
比較して、ホスファチジルイノシトールと共にホスファ
チジルセリンを含有する実施例4のリポソームは、パイ
エル板移行性が相乗的に増加した。
産業上の利用可能性 以上説明したように、本発明のリポソーム組成物は、
ホスファチジルコリンおよびコレステロールに加えてホ
スファチジルイノシトール、あるいはホスファチジルイ
ノシトールおよびホスファチジルセリンを含有するた
め、顕著なパイエル板移行性を奏する。また、本発明の
リポソーム組成物を使用すれば、疎水性並びに親水性の
生理活性物質の封入が可能となる。
そのため、本発明のリポソーム組成物を用いて生理活
性物質を封入したリポソームを利用することにより、パ
イエル板への投与を目的とする親水性の薬物を含有する
経口減感作製剤、経ワクチン製剤、免疫調節薬製剤を得
ることが可能となる。そして、これらの各種製剤を使用
することによって、顕著な薬理活性が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−236325(JP,A) 特表 平1−502590(JP,A) 「日本薬剤学会第6年会講演要旨集」 平成2年9月25日発行,第14−15頁 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 9/10,9/127 - 9/133 A61K 47/24 - 47/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ホスファチジルコリン、コレステロ
    ールおよびホスファチジルイノシトールを脂質組成とし
    て含有する、パイエル板への高移行性を有するリポソー
    ムと、(b)該リポソームに封入される生理活性物質と
    を含有することを特徴とする経口投与製剤。
  2. 【請求項2】ホスファチジルイノシトールの含有量が前
    記脂質組成中0.1〜50mol%である、請求項1記載の経口
    投与製剤。
  3. 【請求項3】(補正後)(a)ホスファチジルコリン、
    コレステロール、ホスファチジルイノシトールおよびホ
    スファチジルセリンを脂質組成として含有する、パイエ
    ル板への高移行性を有するリポソームと、(b)該リポ
    ソームに封入される生理活性物質とを含有することを特
    徴とする経口投与製剤。
  4. 【請求項4】(補正後)ホスファチジルイノシトールの
    含有量およびホスファチジルセリンの含有量がそれぞれ
    前記脂質組成中0.1〜50molおよび0.1〜50mol%である、
    請求項3記載の経口投与製剤。
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「日本薬剤学会第6年会講演要旨集」平成2年9月25日発行,第14−15頁

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