JP2813982B2 - 癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素 - Google Patents
癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素Info
- Publication number
- JP2813982B2 JP2813982B2 JP1004476A JP447689A JP2813982B2 JP 2813982 B2 JP2813982 B2 JP 2813982B2 JP 1004476 A JP1004476 A JP 1004476A JP 447689 A JP447689 A JP 447689A JP 2813982 B2 JP2813982 B2 JP 2813982B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cancer
- present
- galactosyltransferase
- mab4880
- derived
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/10—Transferases (2.)
- C12N9/1048—Glycosyltransferases (2.4)
- C12N9/1051—Hexosyltransferases (2.4.1)
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/40—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against enzymes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Zoology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Immunology (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、癌患者に由来する新規なガラクトース転移
酵素に関する。本発明のガラストース転移酵素は癌患者
に多く検出されるので腫瘍マーカーとして使用すること
ができる。従って、本発明のガラクトース転移酵素に対
するモノクローナル抗体は癌診断薬として用いることが
でき、本発明のガラクトース転移酵素はこのモノクロー
ナル抗体を製造する際の試薬としての用途を有する。
酵素に関する。本発明のガラストース転移酵素は癌患者
に多く検出されるので腫瘍マーカーとして使用すること
ができる。従って、本発明のガラクトース転移酵素に対
するモノクローナル抗体は癌診断薬として用いることが
でき、本発明のガラクトース転移酵素はこのモノクロー
ナル抗体を製造する際の試薬としての用途を有する。
[従来の技術] ガラクトース転移酵素(ガラクトシルトランスフェラ
ーゼ(以下、GTと言うことがある))は、ウリジンジホ
スホガラクトース(UDP−ガラクトース)から種々の糖
蛋白質のオリゴ糖や単糖類の非還元残基へのガラクトー
ス転移を触媒する酵素であり、ほとんど全ての組織に存
在する。このGTの異常な活性が種々の悪性腫瘍で認めら
れ、腫瘍マーカーとしてのGTの研究が行なわれた。その
結果、GTのアイソザイムであるGT−IIの血清中の量が癌
の存在と密接な関係にあることが発見された。このGT−
IIは、Biochem.Biophys.Res.Common、65(2)、545−5
51、1975に記載されている通り、Native−PAGEにおいて
正常人に主として存在するGT−Iに比較して移動度の小
さい、GT酵素活性を有するバンドを定義したものであ
る。また、該GT−IIに対するモノクローナル抗体として
MAb3872が報告されている(Cancer Research、48、5325
−5334、1988)が、GT−IIの本質についてはいまだ明ら
かになっていない。
ーゼ(以下、GTと言うことがある))は、ウリジンジホ
スホガラクトース(UDP−ガラクトース)から種々の糖
蛋白質のオリゴ糖や単糖類の非還元残基へのガラクトー
ス転移を触媒する酵素であり、ほとんど全ての組織に存
在する。このGTの異常な活性が種々の悪性腫瘍で認めら
れ、腫瘍マーカーとしてのGTの研究が行なわれた。その
結果、GTのアイソザイムであるGT−IIの血清中の量が癌
の存在と密接な関係にあることが発見された。このGT−
IIは、Biochem.Biophys.Res.Common、65(2)、545−5
51、1975に記載されている通り、Native−PAGEにおいて
正常人に主として存在するGT−Iに比較して移動度の小
さい、GT酵素活性を有するバンドを定義したものであ
る。また、該GT−IIに対するモノクローナル抗体として
MAb3872が報告されている(Cancer Research、48、5325
−5334、1988)が、GT−IIの本質についてはいまだ明ら
かになっていない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、腫瘍マーカーとして感度良く測定す
ることができる新規なガラストース転移酵素を提供する
ことである。
ることができる新規なガラストース転移酵素を提供する
ことである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、GT−IIの本質について更に究明した結
果、癌に特異性を持つGTが存在し、GT−IIとして、Nati
ve−PAGEに認められるバンドはその一現像にすぎず、GT
−Iのバンド、原点にも一部この癌特異性を持つGTが混
在していることを見出し、本発明を完成した。すなわ
ち、本発明の新規GTは、これまで言及されてきたGT−II
としての性質を一部包含すると共に、下記に限定されて
いるようなその本質となる物性を有する。
果、癌に特異性を持つGTが存在し、GT−IIとして、Nati
ve−PAGEに認められるバンドはその一現像にすぎず、GT
−Iのバンド、原点にも一部この癌特異性を持つGTが混
在していることを見出し、本発明を完成した。すなわ
ち、本発明の新規GTは、これまで言及されてきたGT−II
としての性質を一部包含すると共に、下記に限定されて
いるようなその本質となる物性を有する。
すなわち、本発明者らは、鋭意研究の結果、癌患者腹
水から検出され、正常人からはほとんど検出されない、
正常人に主として存在するガラクトース転移酵素とは異
なる癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素を見出し本発
明を完成した。
水から検出され、正常人からはほとんど検出されない、
正常人に主として存在するガラクトース転移酵素とは異
なる癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素を見出し本発
明を完成した。
すなわち、本発明は、癌患者腹水よりα−ラクトアル
ブミンアガロースアフィニティクロマトグラフィーによ
り精製され、SDS−PAGE還元条件下電気泳動で約5万の
分子量を示し、ネイティブの状態でMAb4880と反応性が
あり、一部自己会合しており、加熱還元処理によりMAb4
880との反応性が増大すると共に自己会合が亢進してゲ
ルろ過クロマトグラフィーで分子量20万以上の分画に検
出される癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素を提供す
る。
ブミンアガロースアフィニティクロマトグラフィーによ
り精製され、SDS−PAGE還元条件下電気泳動で約5万の
分子量を示し、ネイティブの状態でMAb4880と反応性が
あり、一部自己会合しており、加熱還元処理によりMAb4
880との反応性が増大すると共に自己会合が亢進してゲ
ルろ過クロマトグラフィーで分子量20万以上の分画に検
出される癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素を提供す
る。
[発明の具体的説明] 本発明のガラクトース転移酵素は、下記実施例に詳細
に記載するように、癌患者の腹水、例えば卵巣癌患者の
腹水からCancer Research 48巻、5325頁、1988年に記載
の方法に従い、α−ラクトアルブミンアフィニティーク
ロマトグラフィーにより正常人のGTと同様にして精製す
ることができる。もっとも、本発明のガラクトース転移
酵素は、卵巣癌患者に限らず、子宮癌、大腸癌、肺癌、
膵臓癌、食道癌、肝臓癌等の癌患者にも存在し、また、
腹水に限らず、血清その他の体液中にも存在する。
に記載するように、癌患者の腹水、例えば卵巣癌患者の
腹水からCancer Research 48巻、5325頁、1988年に記載
の方法に従い、α−ラクトアルブミンアフィニティーク
ロマトグラフィーにより正常人のGTと同様にして精製す
ることができる。もっとも、本発明のガラクトース転移
酵素は、卵巣癌患者に限らず、子宮癌、大腸癌、肺癌、
膵臓癌、食道癌、肝臓癌等の癌患者にも存在し、また、
腹水に限らず、血清その他の体液中にも存在する。
本発明のガラクトース転移酵素は、下記実施例に具体
的に記載するように、2−メルカプトエタノール処理後
のSDS−PAGE還元条件下電気泳動で約5万の分子量を示
す。この分子量は正常人由来のガラクトース転移酵素と
同じである。
的に記載するように、2−メルカプトエタノール処理後
のSDS−PAGE還元条件下電気泳動で約5万の分子量を示
す。この分子量は正常人由来のガラクトース転移酵素と
同じである。
本発明のガラクトース転移酵素は、ネイティブの状態
で卵巣癌腹水から精製されたGTを抗原とするモノクロー
ナル抗体であるMAb4880(文献:Cancer Research、48
巻、5325頁、1988)と反応性を有する。MAb4800を産生
するハイブリドーマは工業技術院微生物工業技術研究所
に寄託され、その受託番号はBP−1758である。MAb4880
との反応性は、下記実施例に詳細に示すように標識した
MAb4880を用いたウェスタンブロット法により確認する
ことができる。
で卵巣癌腹水から精製されたGTを抗原とするモノクロー
ナル抗体であるMAb4880(文献:Cancer Research、48
巻、5325頁、1988)と反応性を有する。MAb4800を産生
するハイブリドーマは工業技術院微生物工業技術研究所
に寄託され、その受託番号はBP−1758である。MAb4880
との反応性は、下記実施例に詳細に示すように標識した
MAb4880を用いたウェスタンブロット法により確認する
ことができる。
また、本発明のガラクトース転移酵素はネイティブの
状態で一部自己会合している。すなわち、同一タンパク
質の分子間の相互作用によって結合している状態であ
り、分子量としては整数倍として検出される。その結合
はいわゆる共有結合ではなく特定の条件下では解離する
ことがある。このことは、上記したウェスタンブロット
法により確認することができる。
状態で一部自己会合している。すなわち、同一タンパク
質の分子間の相互作用によって結合している状態であ
り、分子量としては整数倍として検出される。その結合
はいわゆる共有結合ではなく特定の条件下では解離する
ことがある。このことは、上記したウェスタンブロット
法により確認することができる。
本発明のガラクトース転移酵素はまた、加熱還元処
理、例えば10mM 2−メルカプトエタノール処理により、
MAb4880との反応性が増大する。これは、下記実施例に
詳細に記載するように、還元処理後のSDS−PAGE及びMAb
4880を抗原として用いたウェスタンブロット法により確
認することができる。
理、例えば10mM 2−メルカプトエタノール処理により、
MAb4880との反応性が増大する。これは、下記実施例に
詳細に記載するように、還元処理後のSDS−PAGE及びMAb
4880を抗原として用いたウェスタンブロット法により確
認することができる。
また、本発明のガラクトース転移酵素は、上記加熱還
元処理により自己会合が亢進してゲルろ過クロマトグラ
フィーで分子量20万以上の分画に検出されるようにな
る。
元処理により自己会合が亢進してゲルろ過クロマトグラ
フィーで分子量20万以上の分画に検出されるようにな
る。
本発明のガラクトース転移酵素は、正常人由来の正常
ガラクトース転移酵素と基質及び作用が同じである。す
なわち、 UDPガラクトース+受容体−−→ ガラクトース−受容体+UDP (ただし、受容体は、N−アセチルグルコサミン又は非
還元末端にN−アセチルグルコサミンを有するオリゴ
糖、糖タンパク、糖脂質)の反応を触媒する。また、そ
の至適pH又は安定pH範囲も正常ヒトガラクトース転移酵
素と同じくpH6.0〜8.0である。
ガラクトース転移酵素と基質及び作用が同じである。す
なわち、 UDPガラクトース+受容体−−→ ガラクトース−受容体+UDP (ただし、受容体は、N−アセチルグルコサミン又は非
還元末端にN−アセチルグルコサミンを有するオリゴ
糖、糖タンパク、糖脂質)の反応を触媒する。また、そ
の至適pH又は安定pH範囲も正常ヒトガラクトース転移酵
素と同じくpH6.0〜8.0である。
本発明のガラクトース転移酵素は、癌患者に多く存在
するので、腫瘍マーカーとして用いることができる。従
って、本発明のガラクトース転移酵素に対するモノクロ
ーナル抗体は癌診断薬として用いることができ、本発明
のガラクトース転移酵素はこのモノクローナル抗体を製
造する際の試薬としての用途を有する。
するので、腫瘍マーカーとして用いることができる。従
って、本発明のガラクトース転移酵素に対するモノクロ
ーナル抗体は癌診断薬として用いることができ、本発明
のガラクトース転移酵素はこのモノクローナル抗体を製
造する際の試薬としての用途を有する。
[発明の効果] 本発明により、腫瘍マーカーとして用いることができ
る新規なヒトガラストース転移酵素が提供された。本発
明のガラクトース転移酵素を抗原として用いてモノクロ
ーナル抗体を作製することにより、新規な癌診断薬を提
供することができる。
る新規なヒトガラストース転移酵素が提供された。本発
明のガラクトース転移酵素を抗原として用いてモノクロ
ーナル抗体を作製することにより、新規な癌診断薬を提
供することができる。
[実施例] 本発明を下記実施例に基づいてより具体的に説明す
る。もっとも、本発明は下記実施例に制限されるもので
はない。
る。もっとも、本発明は下記実施例に制限されるもので
はない。
実施例1 卵巣患者腹水1及び正常人プール血清2をそれぞ
れCancer Research 48巻、5325頁、1988年に記載の方法
に従い、α−ラクトアルブミンアフィニティークロマト
グラフィーにより精製し、ガラクトース転移酵素1.1ml
及び0.8mlをそれぞれ得た。すなわち、腹水又は血清を
精製水で4℃一晩透析後、不溶物を遠心して取り除きト
リスバッファー(pH7.2)、マンガンクロライド(MnC
l2)、N−アセチルグルコサミンをそれぞれ20mM、10m
M、5mMになるように加えα−ラクトアルブミンアフィニ
ティカラム(2.5cm×50cm)に流した。上記バッファ−
1でカラムを洗浄した後、N−アセチルグルコサミン
を含まないバッファで溶出を行ないGT画分を得た。得ら
れたGT画分は更にα−ラクトアルブミンアフィニティー
カラムで同様に操作を行ないさらに精製した。こうして
得られたGT画分は免疫グロブリンを除去する為に抗−ヒ
トIgGアガロースカラム(0.5×3cm)を通した後濃縮し
た。得られた癌患者由来GT及び正常人由来GTのタンパク
質濃度はそれぞれ0.8mg/ml、0.5mg/mlであった。得られ
た癌患者由来ガラクトース及び正常人由来ガラクトース
それぞれ10μlは、ドデシル硫酸ナトリウム(以下SDS
と言う)及び2−メルカプトエタノールで処理後、10cm
×10cmのスラブゲル((株)第一化学薬品社製)を用い
て4〜20%SDS−PAGEを下記の条件で行ない銀染色し
た。
れCancer Research 48巻、5325頁、1988年に記載の方法
に従い、α−ラクトアルブミンアフィニティークロマト
グラフィーにより精製し、ガラクトース転移酵素1.1ml
及び0.8mlをそれぞれ得た。すなわち、腹水又は血清を
精製水で4℃一晩透析後、不溶物を遠心して取り除きト
リスバッファー(pH7.2)、マンガンクロライド(MnC
l2)、N−アセチルグルコサミンをそれぞれ20mM、10m
M、5mMになるように加えα−ラクトアルブミンアフィニ
ティカラム(2.5cm×50cm)に流した。上記バッファ−
1でカラムを洗浄した後、N−アセチルグルコサミン
を含まないバッファで溶出を行ないGT画分を得た。得ら
れたGT画分は更にα−ラクトアルブミンアフィニティー
カラムで同様に操作を行ないさらに精製した。こうして
得られたGT画分は免疫グロブリンを除去する為に抗−ヒ
トIgGアガロースカラム(0.5×3cm)を通した後濃縮し
た。得られた癌患者由来GT及び正常人由来GTのタンパク
質濃度はそれぞれ0.8mg/ml、0.5mg/mlであった。得られ
た癌患者由来ガラクトース及び正常人由来ガラクトース
それぞれ10μlは、ドデシル硫酸ナトリウム(以下SDS
と言う)及び2−メルカプトエタノールで処理後、10cm
×10cmのスラブゲル((株)第一化学薬品社製)を用い
て4〜20%SDS−PAGEを下記の条件で行ない銀染色し
た。
泳動用バッファー:25mMトリス、192mMグリシン0.1%SDS
(pH8.4) 泳動ミリアンペア:60mA定電流 泳動時間:1時間 その結果、癌患者由来ガラクトース及び正常人由来ガ
ラクトースは共に分子量48,000〜55,000に分布するバン
ドを有し、その他の不純物のバンドは見られなかった。
(pH8.4) 泳動ミリアンペア:60mA定電流 泳動時間:1時間 その結果、癌患者由来ガラクトース及び正常人由来ガ
ラクトースは共に分子量48,000〜55,000に分布するバン
ドを有し、その他の不純物のバンドは見られなかった。
一方、SDS−PAGE後、銀染色を行なう代わりにProc.Na
tl.Acad.Sci.USA 76,4350(1979)に記載されたウェス
タンブロットを行なった。このウェスタンブロットにお
いて、検出するための抗体としてMAb4880のホースラデ
ィッシュパーオキシダーゼ(HRP)標識体を用いた。そ
の結果、上記銀染色に相当するバンドのみが検出された
が、癌患者由来ガラクトース転移酵素は正常人由来ガラ
クトース転移酵素より非常に強く発色した。
tl.Acad.Sci.USA 76,4350(1979)に記載されたウェス
タンブロットを行なった。このウェスタンブロットにお
いて、検出するための抗体としてMAb4880のホースラデ
ィッシュパーオキシダーゼ(HRP)標識体を用いた。そ
の結果、上記銀染色に相当するバンドのみが検出された
が、癌患者由来ガラクトース転移酵素は正常人由来ガラ
クトース転移酵素より非常に強く発色した。
以上の結果、本発明のガラクトース転移酵素は正常人
のそれと同様α−ラクトアルブミンアフィニティクロマ
トマトグラフィーにより精製され、SDS−PAGE還元条件
下で約5万の分子量を有することが分かった。
のそれと同様α−ラクトアルブミンアフィニティクロマ
トマトグラフィーにより精製され、SDS−PAGE還元条件
下で約5万の分子量を有することが分かった。
実施例2 実施例1で精製された癌患者由来及び正常人由来のガ
ラクトース転移酵素それぞれ10μlを10cm×10cmスラブ
ゲル((株)第一化学薬品社製)を用いて4〜15%Nati
ve−PAGEを下記の条件で行ない銀染色した。
ラクトース転移酵素それぞれ10μlを10cm×10cmスラブ
ゲル((株)第一化学薬品社製)を用いて4〜15%Nati
ve−PAGEを下記の条件で行ない銀染色した。
泳動用バッファー:25mMトリス、192mMグリシン(pH8.
4) 泳動ミリアンペア:30mA定電流 泳動時間:2時間 その結果、癌患者由来ガラクトース転移酵素はRf値0.
3〜0.5のブロードなバンドと原点からRf値約0.3のテー
リングしたバンドが認められた。また、正常人由来ガラ
クトース転移酵素はRf値約0.3〜0.5に相当するバンドは
認められたが原点からRf値約0.3に及ぶバンドはトレー
ス量であった。
4) 泳動ミリアンペア:30mA定電流 泳動時間:2時間 その結果、癌患者由来ガラクトース転移酵素はRf値0.
3〜0.5のブロードなバンドと原点からRf値約0.3のテー
リングしたバンドが認められた。また、正常人由来ガラ
クトース転移酵素はRf値約0.3〜0.5に相当するバンドは
認められたが原点からRf値約0.3に及ぶバンドはトレー
ス量であった。
一方、上記電気泳動において、銀染色する代わりにゲ
ル(個々の試料レーン)を0.25cmの幅にカットし、それ
ぞれ1%ウシ血清アルブミンを含むリン酸緩衝溶液(以
下PBSと言う)100μlに4℃、1晩浸漬した。この浸漬
液50μlをMAb4880をコーティングしたポリスチレンビ
ーズ及びPBS200μlと37℃、2時間インキュベートした
後、ビーズをPBSで3回洗浄しHRPで標識してMAb4880
(以下MAb4880−HRPと言う)を加えて室温で2時間反応
させた。反応後、ビーズをPBSで4回洗浄し、基質とし
てo−フェニレンジアミンを加えて発色させ波長492nm
における吸光度を測定した(MAb4880サンドイッチアッ
セイ)。結果を図1に示す。
ル(個々の試料レーン)を0.25cmの幅にカットし、それ
ぞれ1%ウシ血清アルブミンを含むリン酸緩衝溶液(以
下PBSと言う)100μlに4℃、1晩浸漬した。この浸漬
液50μlをMAb4880をコーティングしたポリスチレンビ
ーズ及びPBS200μlと37℃、2時間インキュベートした
後、ビーズをPBSで3回洗浄しHRPで標識してMAb4880
(以下MAb4880−HRPと言う)を加えて室温で2時間反応
させた。反応後、ビーズをPBSで4回洗浄し、基質とし
てo−フェニレンジアミンを加えて発色させ波長492nm
における吸光度を測定した(MAb4880サンドイッチアッ
セイ)。結果を図1に示す。
以上の結果、本発明の8ガラクトース転移酵素は、Na
tive−PAGE下ではその一部が自己会合して高分子化した
状態にあることが分かった。
tive−PAGE下ではその一部が自己会合して高分子化した
状態にあることが分かった。
実施例3 実施例1で精製された癌患者由来及び正常人由来のガ
ラクトース転移酵素はそれぞれ10mM2−メルカプトエタ
ノールで80℃、3分間処理した後、実施例2と同様にし
て4〜15%Native−PAGEを行ない銀染色した。癌患者由
来ガラクトース転移酵素は実施例2で見られたような原
点からRf値0.3に及ぶテーリング域はほとんど消失し、
代わって原点付近にバンドが認められた。Rf値約0.3〜
0.5のブロードなバンドはやや銀染色濃度は低下したが
ほぼ実施例2と同様に認められた。正常人由来のガラク
トース転移酵素は、原点付近にトレース量のバンドを認
めたが実施例2と比べてほとんど変化はなかった。
ラクトース転移酵素はそれぞれ10mM2−メルカプトエタ
ノールで80℃、3分間処理した後、実施例2と同様にし
て4〜15%Native−PAGEを行ない銀染色した。癌患者由
来ガラクトース転移酵素は実施例2で見られたような原
点からRf値0.3に及ぶテーリング域はほとんど消失し、
代わって原点付近にバンドが認められた。Rf値約0.3〜
0.5のブロードなバンドはやや銀染色濃度は低下したが
ほぼ実施例2と同様に認められた。正常人由来のガラク
トース転移酵素は、原点付近にトレース量のバンドを認
めたが実施例2と比べてほとんど変化はなかった。
実施例2及び上記2−メルカプトエタノール処理後の
ゲルを、実施例1と同様にウェスタンブロットし、MAb4
880−HRPにより染色した。実施例2でのNative−PAGEか
らのブロットは、癌由来ガラクトース転移酵素、正常人
由来ガラクトース転移酵素共に銀染色と同様のパターン
を示した。2−メルカプトエタノール処理したサンプル
でのNative−PAGEからのブロットでは、癌由来ガラクト
ース転移酵素は原点からテーリングしたバンドのみ染色
された。正常人由来ガラクトース転移酵素は原点がわず
かに染色されただけであった。
ゲルを、実施例1と同様にウェスタンブロットし、MAb4
880−HRPにより染色した。実施例2でのNative−PAGEか
らのブロットは、癌由来ガラクトース転移酵素、正常人
由来ガラクトース転移酵素共に銀染色と同様のパターン
を示した。2−メルカプトエタノール処理したサンプル
でのNative−PAGEからのブロットでは、癌由来ガラクト
ース転移酵素は原点からテーリングしたバンドのみ染色
された。正常人由来ガラクトース転移酵素は原点がわず
かに染色されただけであった。
以上の結果から、本発明で得た癌患者由来ガラクトー
ス転移酵素は2−メルカプトエタノール処理により自己
会合により進み高分子化すること、またMAb4880との結
合反応性が著しく高くなり、一方正常人に主に存在する
ガラクトースとMAb4880との反応性は低下することが分
かった。
ス転移酵素は2−メルカプトエタノール処理により自己
会合により進み高分子化すること、またMAb4880との結
合反応性が著しく高くなり、一方正常人に主に存在する
ガラクトースとMAb4880との反応性は低下することが分
かった。
実施例4 実施例1で精製された癌患者由来及び正常人由来のガ
ラクトース転移酵素はそれぞれ10mM2−メルカプトエタ
ノールで80℃で3分間処理後、又は未処理のまま、10倍
ないし約7000倍に1%BSA・PBSで希釈し、MAb4880を用
いて実施例2と同様にしてサンドイッチアッセイを行な
った。
ラクトース転移酵素はそれぞれ10mM2−メルカプトエタ
ノールで80℃で3分間処理後、又は未処理のまま、10倍
ないし約7000倍に1%BSA・PBSで希釈し、MAb4880を用
いて実施例2と同様にしてサンドイッチアッセイを行な
った。
結果を図2に示す。図2中、曲線1は癌患者由来ガラ
クトース転移酵素、曲線2は2−メルカプトエタノール
加熱処理した癌患者由来ガラクトース転移酵素、曲線3
は正常人由来ガラクトース転移酵素、曲線4は2−メル
カプトエタノール加熱処理した正常人由来ガラクトース
転移酵素についての結果を示す。
クトース転移酵素、曲線2は2−メルカプトエタノール
加熱処理した癌患者由来ガラクトース転移酵素、曲線3
は正常人由来ガラクトース転移酵素、曲線4は2−メル
カプトエタノール加熱処理した正常人由来ガラクトース
転移酵素についての結果を示す。
以上の結果、2−メルカプトエタノール処理により本
発明のガラクトース転移酵素のMAb4880サンドイッチア
ッセイの検出感度は飛躍的に向上し、正常人血清中にも
僅かに存在するが、癌患者腹水中には多量に存在するこ
とが分かった。
発明のガラクトース転移酵素のMAb4880サンドイッチア
ッセイの検出感度は飛躍的に向上し、正常人血清中にも
僅かに存在するが、癌患者腹水中には多量に存在するこ
とが分かった。
実施例5 実施例4で得られたサンドイッチアッセイ用のサンプ
ル各100μlをFPLC super rose−12(ファルマシア社
製)でゲルろ過を行なった(溶媒:PBS、流量:0.5ml/mi
n)。2−メルカプトエタノール処理した癌患者由来GT
の溶出曲線を図3に示う。10〜30分までのフラクション
20本について、約2μlをニトロセルロース膜に直接プ
ロットしMAb4880−HRPと反応させ発色させた。その結果
を下記表1に示した。反応の程度は下記の記号を用いて
表わした。
ル各100μlをFPLC super rose−12(ファルマシア社
製)でゲルろ過を行なった(溶媒:PBS、流量:0.5ml/mi
n)。2−メルカプトエタノール処理した癌患者由来GT
の溶出曲線を図3に示う。10〜30分までのフラクション
20本について、約2μlをニトロセルロース膜に直接プ
ロットしMAb4880−HRPと反応させ発色させた。その結果
を下記表1に示した。反応の程度は下記の記号を用いて
表わした。
:強発色 +:弱発色 ±:微発色 −:無発色 下記表1からも明らかなように本発明の癌患者由来ガ
ラクトース転移酵素は、2−メルカプトエタノール処理
により自己会合が進み高分子化が起こりゲルろ過による
分離では分子量20万以上の分画で検出されることが分か
った。
ラクトース転移酵素は、2−メルカプトエタノール処理
により自己会合が進み高分子化が起こりゲルろ過による
分離では分子量20万以上の分画で検出されることが分か
った。
実施例6 Cancer Research 48巻、5352、1988に記載のGT−IIに
特異的なモノクローナル抗体MAb3872(ATCC HB 8945)
を臭化シアンにより活性化されたアガロースゲルに固定
し、MAb3872アフィニティクロマトカラム(2.5cm×10c
m)を作製した。該カラムに卵巣癌患者腹水約1を50m
l/hrの流速で通過させた後、500mlの0.5M NaClを含むリ
ン酸バッファー(pH7.3)で洗浄した、次に、0.5M NaCl
を含むグリシンバッファー(pH2.8)により溶出を行な
いMAb3872と反応性の画分をプールし、約1mlにまで濃縮
した。
特異的なモノクローナル抗体MAb3872(ATCC HB 8945)
を臭化シアンにより活性化されたアガロースゲルに固定
し、MAb3872アフィニティクロマトカラム(2.5cm×10c
m)を作製した。該カラムに卵巣癌患者腹水約1を50m
l/hrの流速で通過させた後、500mlの0.5M NaClを含むリ
ン酸バッファー(pH7.3)で洗浄した、次に、0.5M NaCl
を含むグリシンバッファー(pH2.8)により溶出を行な
いMAb3872と反応性の画分をプールし、約1mlにまで濃縮
した。
上記MAb3872アファニティクロマトグラフィーにより
精製されたサンプル及び実施例1でアフィニティクロマ
トグラフィーにより精製されたサンプルについて以下の
アッセイを行なった。MAb4880固定化ビーズ、MAb4880−
HRP標識体は実施例1に記載のもの、さらにMAb3872固体
化ビーズ、MAb3872−HRP標識体はMAb4880に準じて作製
した。α−ラクトアルブミン精製品を500倍に、及びMAb
3872精製品を100倍にそれぞれ1%BSA・PBSで希釈した
ものについて、以下の固定化ビーズ、標識体の組合わせ
によるサンドイッチアッセイを実施例2に従って行なっ
た。吸光度の値の結果を下記表2に示す。
精製されたサンプル及び実施例1でアフィニティクロマ
トグラフィーにより精製されたサンプルについて以下の
アッセイを行なった。MAb4880固定化ビーズ、MAb4880−
HRP標識体は実施例1に記載のもの、さらにMAb3872固体
化ビーズ、MAb3872−HRP標識体はMAb4880に準じて作製
した。α−ラクトアルブミン精製品を500倍に、及びMAb
3872精製品を100倍にそれぞれ1%BSA・PBSで希釈した
ものについて、以下の固定化ビーズ、標識体の組合わせ
によるサンドイッチアッセイを実施例2に従って行なっ
た。吸光度の値の結果を下記表2に示す。
下記表2から明らかなように、本発明の癌関連GTはMA
b3872と反応性を示すGT−IIとは一部共有する部分はあ
るが異なった物質であることが分かる。
b3872と反応性を示すGT−IIとは一部共有する部分はあ
るが異なった物質であることが分かる。
図1は、本発明のガラクトース転位酵素及び正常人由来
ガラクトース転位酵素についてのNative−PAGE後のゲル
断片浸漬液のMAb4880サンドイッチアッセイの結果を示
す図、 図2は、未処理又は2−メルカプトエタノール加熱処理
後の本発明のガラクトース転位酵素又は正常人由来ガラ
クトース転移酵素のMAb4880サンドイッチアッセイの結
果を示す図、 図3は、2−メルカプトエタノール加熱処理後の本発明
のガラクトース転位酵素のゲルろ過における溶出曲線を
示す図である。
ガラクトース転位酵素についてのNative−PAGE後のゲル
断片浸漬液のMAb4880サンドイッチアッセイの結果を示
す図、 図2は、未処理又は2−メルカプトエタノール加熱処理
後の本発明のガラクトース転位酵素又は正常人由来ガラ
クトース転移酵素のMAb4880サンドイッチアッセイの結
果を示す図、 図3は、2−メルカプトエタノール加熱処理後の本発明
のガラクトース転位酵素のゲルろ過における溶出曲線を
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 J.Natl.Cancer Ins t 75(2)p.237−248(1985) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12N 9/10 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG)
Claims (1)
- 【請求項1】癌患者腹水よりα−ラクトアルブミンアガ
ロースアフィニティクロマトグラフィーにより生成さ
れ、SDS−PAGE還元条件下電気泳動で約5万の分子量を
示し、ネイティブの状態でMAb4880と反応性があり、一
部自己会合しており、加熱還元処理によりMAb4880との
反応性を増大すると共に自己会合が亢進してゲルろ過ク
ロマトグラフィーで分子量30万以上の分画に検出される
癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1004476A JP2813982B2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素 |
EP19900100421 EP0378188B1 (en) | 1989-01-11 | 1990-01-10 | Cancer-related human galactosyltransferase, its use and diagnostics |
US07/911,273 US5308769A (en) | 1989-01-11 | 1992-07-09 | Cancer-related human galactosyltransferase GT-II |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1004476A JP2813982B2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02186984A JPH02186984A (ja) | 1990-07-23 |
JP2813982B2 true JP2813982B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=11585169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1004476A Expired - Fee Related JP2813982B2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0378188B1 (ja) |
JP (1) | JP2813982B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2888587B2 (ja) * | 1990-03-06 | 1999-05-10 | コニカ株式会社 | 癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素に特異的なモノクローナル抗体、それを産生するハイブリドーマ及びそれを用いた検体中の癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素の測定方法 |
US5308769A (en) * | 1989-01-11 | 1994-05-03 | Konica Corporation | Cancer-related human galactosyltransferase GT-II |
FR2751346A1 (fr) * | 1996-07-19 | 1998-01-23 | Inst Nat Sante Rech Med | Procede de preparation d'organes de mammiferes non humains transgeniques en vue de leur transplantation chez l'homme, et sequences nucleotidiques pour la mise en oeuvre de ce procede |
EP1137783A2 (en) * | 1998-12-10 | 2001-10-04 | ZymoGenetics, Inc. | Beta-1,3-galactosyltransferase homologs |
WO2002018556A2 (en) * | 2000-08-31 | 2002-03-07 | Millennium Pharmaceuticals, Inc. | 8797, a human galactosyltransferase and uses thereof |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4205129A (en) * | 1979-03-05 | 1980-05-27 | The Massachusetts General Hospital | Method for purifying galactosyltransferase isoenzymes and product |
US4797356A (en) * | 1985-12-02 | 1989-01-10 | Konishiroku Photo Industries, Co., Ltd | Monoclonal antibodies specific to glactosyltransferase isoenzyme II and their use in cancer immunoassays |
-
1989
- 1989-01-11 JP JP1004476A patent/JP2813982B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-01-10 EP EP19900100421 patent/EP0378188B1/en not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
J.Natl.Cancer Inst 75(2)p.237−248(1985) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0378188B1 (en) | 1996-07-31 |
EP0378188A1 (en) | 1990-07-18 |
JPH02186984A (ja) | 1990-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Lawler et al. | Isolation and characterization of a high molecular weight glycoprotein from human blood platelets. | |
Lotan et al. | The purification, composition, and specificity of the anti-T lectin from peanut (Arachis hypogaea). | |
Timmann et al. | Two major serum components antigenically related to complement factor H are different glycosylation forms of a single protein with no factor H-like complement regulatory functions. | |
Weitzhandler et al. | Monosaccharide and oligosaccharide analysis of proteins transferred to polyvinylidene fluoride membranes after sodium dodecyl sulfate-polyacrylamide gel electrophoresis. | |
JP3290651B2 (ja) | 新規の蛋白質及びその製法 | |
US4894326A (en) | Monoclonal antibody defining oncofetal structure of fibronectin | |
Fujii et al. | Purification and characterization of rho-crystallin from Japanese common bullfrog lens. | |
Iacobelli et al. | Purification and characterization of a 90 kDa protein released from human tumors and tumor cell lines | |
Filipek et al. | Interaction of calcyclin and its cyanogen bromide fragments with annexin II and glyceraldehyde 3-phosphate dehydrogenase | |
JP2813982B2 (ja) | 癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素 | |
US5243029A (en) | Oncofetal structure of fibronectin | |
Koskelo | Isoelectric focusing of glutathione S-transferases: comparison of the acidic transferases from human liver, kidney, lung, spleen and placenta | |
Zhao et al. | Ribonucleases from rat and bovine liver: purification, specificity and structural characterization | |
Schulte et al. | UDP galactose: ceramide galactosyltransferase and glutamate/aspartate transporter: copurification, separation and characterization of the two glycoproteins | |
Fang et al. | Characterization of quail intestinal mucin as a ligand for endogenous quail lectin | |
Kobata et al. | The sugar chains of γ-glutamyl trans-peptidase | |
US4634763A (en) | Amylase inhibitor and preparation and use thereof | |
Koyama et al. | Partial breakdown of glycated alkaline phosphatases mediated by reactive oxygen species | |
Wang et al. | Purification and properties of Arthrobacter neuraminidase | |
Hořejší | Galactose oxidase. An enzyme with lectin properties | |
Shayiq et al. | [57] Constitutive and inducible forms of cytochrome P450 from hepatic mitochondria | |
JP2888587B2 (ja) | 癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素に特異的なモノクローナル抗体、それを産生するハイブリドーマ及びそれを用いた検体中の癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素の測定方法 | |
Corthésy et al. | The oxidation-state-dependent ATP-binding site of cytochrome c. Implication of an essential arginine residue and the effect of occupancy on the oxidation-reduction potential | |
Magnani et al. | Hexokinase type I multiplicity in human erythrocytes | |
Ritz et al. | Effects of trypsin treatment on the structure and function of solubilized coupling factor-latent ATPase from Mycobacterium phlei |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070814 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |