JP2812289B2 - デバッグ装置およびそのデバッグ方法 - Google Patents

デバッグ装置およびそのデバッグ方法

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JP2812289B2
JP2812289B2 JP8041399A JP4139996A JP2812289B2 JP 2812289 B2 JP2812289 B2 JP 2812289B2 JP 8041399 A JP8041399 A JP 8041399A JP 4139996 A JP4139996 A JP 4139996A JP 2812289 B2 JP2812289 B2 JP 2812289B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデバッグ装置および
そのデバッグ方法に関し、特にデバッグを継続して実行
するためのデバック操作履歴機能を有するデバッグ装置
およびそのデバッグ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデバッグ操作履歴を有す
るデバッグ装置においては、プログラムの実行動作を確
認する上で、一度デバッグ操作が終了した場合に、再度
デバッグ装置を起動させて前回のデバッグ操作終了時点
からデバッグ操作が継続して実行される。このようなデ
バッグ操作履歴機能を有する従来のデバッグ装置として
は、「継続実行可能なデバッガ」として、特開平4ー3
70841号公報に、その機能および構成が開示されて
いる。以下、この特開平4ー370841号公報に記載
されているデバッガ(なお、以下においては、デバッガ
をデバッグ装置と云う)について図を参照して説明す
る。
【0003】図6は、当該従来例の構成を示すブロック
図である。図6に示されるように、本従来例は、コマン
ドを入力してデバッグ状態を表示する端末100と、コ
マンド列を解析して各デバッガ処理部(以下、デバッグ
処理部と云う)に操作情報を伝達するコマンド入出力処
理部101と、命令およびコマンドなどにより指定され
たシンボルおよびアドレス等を解析するシンボル/アド
レス処理部102と、指定されたイベントの状態が使用
可能状態/使用停止状態/削除等の何れの状態であるか
を管理するイベント管理部103と、エミュレータ/シ
ミュレータ部におけるプログラムの実行を制御する実行
制御部104と、コマンド操作履歴/実行結果記録を残
す操作履歴情報取得部105と、前記操作履歴を中間コ
ード化して保存する操作設定情報ファイル106と、各
デバッグ処理部とエミュレータ/シュミレータ部におけ
る実行動作を指示する通信制御インタフェース107と
を備えて構成される。
【0004】図7は、図6の構成要素であるコマンド入
出力処理部101および操作履歴情報取得部105にお
ける動作手順を主として示すフローチャートである。図
7において、デバッグ装置を再起動した後に、まず、ス
テップ200のコマンド解析処理においては、コマンド
入出力処理部101において継続実行指定のコマンドが
解析され、当該コマンドの切り分け処理が行われる。次
いで、ステップ201の操作履歴継続実行判定処理にお
いては、切り分けられたコマンドが継続実行指定である
か否かの判定が行われて、継続実行指定である場合に
は、ステップ202の操作履歴読み込み処理において、
操作履歴ファイルより実行履歴の読み込みが行われ、続
いて、ステップ203のコマンド実行変更処理におい
て、読み込まれた履歴情報をコマンドとして実行させる
ためのコマンド実行変更処理が行われて、全ての処理は
終了する。また、前記ステップ201の操作履歴継続実
行判定処理において、切り分けられたコマンドが継続実
行指定でない場合および操作履歴ファイルが存在しない
場合には、ステップ204の操作履歴作成処理におい
て、当該操作履歴ファイルの新規作成および追加作成が
行われて処理は全て終了する。
【0005】次に、図6および図7とを参照して、この
従来例の動作について敷延して説明する。なお、本従来
例の動作説明においては、デバッグ装置を継続実行させ
てから、過去の任意のイベント条件が成立(以下、ヒッ
トと云う)した直後に、プログラムの実行を戻す操作に
ついて説明するものとする。
【0006】まず、端末100によりデバッグ装置が起
動され、当該デバッグ装置の制御下において被デバッグ
・プログラムが起動される。端末100よりデバッグ装
置を起動する際に継続実行機能指定が行われると、前記
被デバッグ・プログラムが起動された後に、プログラム
開始点において実行待ち状態となり、コマンド入出力処
理部101により操作履歴情報取得部105が起動され
る。この状態で、ステップ200のコマンド解析処理に
おいて継続実行コマンド列の切り分けが行われ、続いて
ステップ201の操作履歴継続実行判定処理において、
操作設定情報ファイル106に操作履歴ファイルが存在
しない場合、または継続実行処理が終了している場合に
は“否実行”判定となり、操作履歴が中間コードに変換
されて、追加モードとして操作設定情報ファイル106
に記録するために、ステップ204の操作履歴作成処理
に移行する。一方、前記ステップ201の操作履歴継続
実行判定処理において、操作設定情報ファイル106に
操作履歴ファイルが存在しており、且つ継続実行の指示
がある場合には“実行”判定となり、ステップ202の
操作履歴読み込み処理において、中間コードにより表現
された操作履歴が、操作順に操作設定情報ファイル10
6に読み込まれる。そして、続くステップ203のコマ
ンド実行変更処理においては実行可能なコマンド列に生
成されて、コマンド入出力処理部101に制御作用が引
き渡される。次に、コマンド入出力処理部101によ
り、当該コマンド列の種類に応じて、プログラム・アド
レス取得のためのシンボル/アドレス処理部102、ブ
レーク/トレース・イベト設定のためのイベント管理部
103およびプログラムの実行を制御する実行制御部1
04に対する指令が出力されて、然る後に、通信制御イ
ンタフェース107を介して、プログラムを実際に動作
させるエミュレータおよび疑似動作させるシミュレータ
による動作が実行され、その実行結果および実行状況が
端末100に映し出される。
【0007】前記従来例においては、以上のようなデバ
ッガ処理/操作により、前回において終了したデバッグ
状態にまで復帰することができたことになる。そして、
次に、任意のイベント条件においてヒットした状態に戻
すために操作履歴を再度チェックして、マッチしたイベ
ント条件を捜し出し、且つイベント条件設定および実行
コマンドを操作することにより、目的とするプログラム
状態に戻すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデバッ
グ操作履歴機能を有するデバッグ装置およびそのデバッ
グ方法においては、プログラムの実行状態を、人為的に
継続実行機能により前回デバッグ処理の終了した時点の
プログラムの実行状態まで復旧させることはできるもの
の、任意の状態、即ち目的とするイベント条件がヒット
したプログラム実行状態であるデバッグ終了直前の状態
までに当該状態を復旧させるためには、手作業によるイ
ベント条件ヒットのチェックならびに再設定/再実行と
いう操作を繰返して行うことが必要となり、操作上に難
点があるという欠点がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明のデバッグ装
置は、テスト/デバッグ時に、少なくとも1つ以上のデ
バッグ処理部およびエミュレータ/シミュレータ部に対
する実行動作指示を行う、操作履歴機能を有するデバッ
グ装置において、所定のコマンド信号の入力を受けて、
デバッグ処理の実行状態を表示する端末と、デバッグ処
理のコマンド信号列を解析して、前記各デバッグ処理部
に対して操作情報を送出するコマンド入出力処理部と、
所定の命令/コマンド信号により指定されたシンボルお
よびアドレス等を解析するシンボル/アドレス処理部
と、指定されたイベントの状態を管理するイベント管理
部と、プログラムを実行する実行制御部と、コマンド操
作履歴/実行結果記録を格納保持する操作履歴情報取得
部と、デバック実行中におけるイベント・ヒットとイベ
ント条件とを対応付けるイベント判定処理部と、イベン
ト・ヒットした終了状態に所定のポイントを設定する実
行終了ポイント処理部と、前記コマンド操作履歴ならび
にイベント・ヒットの結果を中間コード化して保存する
操作設定情報ファイルと、前記各デバッグ処理部ならび
エミュレータ/シミュレータ部に対する実行動作指示を
伝達する通信制御部と、を備えて構成されることを特徴
としている。
【0010】第2の発明のデバッグ方法は、テスト/デ
バッグ時に、少なくとも1つ以上のデバッグ処理部およ
びエミュレータ/シミュレータ部等に対する実行動作指
示を行うように動作する、操作履歴機能を有するデバッ
グ方法において、デバッグ処理の再起動後において、継
続実行指定のコマンド信号を解析して当該コマンドを切
り分け処理する第1の処理ステップと、前記第1の処理
ステップにおいて切り分けられたコマンド信号が、継続
実行の指定命令であるか否かを判定する第2の処理ステ
ップと、前記第2の処理ステップにおいて継続実行指定
であるものと判定された場合に、所定の操作履歴ファイ
ルより実行履歴を読み込む第3の処理ステップと、所定
のイベント・ヒット状態の分類をピック・アップ表示す
るためのデータを分離処理する第4の処理ステップと、
前記第3の処理ステップにおいて読み込まれた履歴情報
をコマンド信号として前記各デバッグ処理部およびエミ
ュレータ/シミュレータ部等に対する実行指示出力する
第5の処理ステップと、前記第2の処理ステップにおい
て継続実行指定ではないものと判定された場合および操
作履歴ファイルが存在しない場合に、操作履歴ファイル
の新規作成/追加作成を行う第6の処理ステップと、当
該第6の処理ステップに続いて、イベント・ヒットした
イベント条件を検索して、デバッグ実行中のイベント・
ヒットと当該イベント条件との対応付けを行う第7の処
理ステップと、を少なくともデバッグ処理のコマンド信
号列を解析して、前記各デバッグ処理部およびエミュレ
ータ/シミュレータ部等に対して操作情報を送出し、且
つコマンド操作履歴/実行結果記録を格納保持する際の
処理手順として有し、前記第5の処理ステップの終了後
または前記第7の処理ステップの終了後に当該処理を終
了とすることを特徴としている。
【0011】なお、前記第2の発明において、前記第7
の処理ステップにおけるイベント・ヒットしたイベント
条件を検索して、デバッグ実行中のイベント・ヒットと
当該イベント条件との対応付けを行う処理手順として、
所定のコマンド操作履歴情報とイベント実行結果が保存
されているデータの読み込みを行う第8の処理ステップ
と、読み込まれた前記履歴情報を解析して、当該履歴情
報がヒットしたイベント条件であるか否かを判定する第
9の処理スデップと、前記第9の処理ステップにおいて
前記履歴情報がヒットしたイベント条件である場合に、
当該履歴情報に所定のイベント・ヒット情報のマーキン
グを行う第10の処理ステップと、前記第10の処理ス
テップに続いて、イベント・ヒット数をカウント・アッ
プして計数する第11の処理ステップと、イベント条件
実行位置/イベント・ヒット数/イベント要因情報等を
含むイベント情報を記録する第12の処理ステップと、
前記第9の処理ステップにおいて前記履歴情報がヒット
したイベント条件ではない場合には、前記第12の処理
ステップに移行する第13の処理ステップとを少なくと
も有するようにしてもよい。
【0012】また、第3の発明のデバッグ方法は、テス
ト/デバッグ時に、少なくとも1つ以上のデバッグ処理
部およびエミュレータ/シミュレータ部等に対する実行
動作指示を行うように動作する、操作履歴機能を有する
デバッグ方法において、前回のデバッグ操作履歴が読み
込まれた後に、イベント情報をピック・アップして所定
の画面に表示し、当該画面を介してイベント条件の選別
を行う第13の処理ステップと、前記第13の処理ステ
ップにおいて、所定の実行ポイントが指定されているか
否かを判定する第14の処理ステップと、前記第14の
処理ステップにおいて所定の実行ポイントが指定された
場合に、所定の実行終了ポイントのマーキングを行う第
15の処理ステップと、を少なくともイベント・ヒット
した終了状態に対して所定のポイントを設定する処理手
順として有し、前記第14の処理ステップにおいて所定
の実行ポイントが指定されていない場合、または前記第
15の処理ステップの終了後に当該処理を終了とするこ
とを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0014】図1は本発明の1実施形態を示すブロック
図である。図1に示されるように、本実施形態は、コマ
ンドを入力してデバッグ状態を表示する端末100と、
コマンド列を解析して各デバッガ処理部に対して操作情
報を送るコマンド入出力処理部101と、命令およびコ
マンドなどで指定されたシンボルおよびアドレス等を解
析するシンボル/アドレス処理部102と、指定された
イベントの状態を管理するイベント管理部103と、プ
ログラムの実行を行う実行制御部104と、コマンド操
作履歴/実行結果記録を残す操作履歴情報取得部105
と、デバッグ実行中のイベント・ヒットとイベント条件
を対応付けるイベント判定処理部108と、イベント・
ヒットした終了状態にポイントを設定する実行終了ポイ
ント処理部109と、前記操作履歴およびイベント・ヒ
ット結果を中間コード化して保存する操作設定情報ファ
イル106と、各デバッグ処理部とエミュレータ/シュ
ミレータ部における実行動作を指示する通信制御インタ
フェース107とを備えて構成される。図7との対比に
より明らかなように、本発明においては、前述の従来例
の構成内容とは異なり、イベント判定処理部108およ
び実行終了ポイント処理部109が新たに付加されてい
る。
【0015】また、図2は、本実施形態の構成要素であ
るコマンド入出力処理部101および操作履歴情報取得
部105による動作手順内容を主体として示すフローチ
ャートである。
【0016】図2において、デバッグ装置を再起動した
後に、まず、ステップ200のコマンド解析処理におい
ては、コマンド入出力処理部101において継続実行指
定のコマンドが解析され、当該コマンドの切り分け処理
が行われる。次いで、ステップ201の操作履歴継続実
行判定処理においては、切り分けられたコマンドが継続
実行指定であるか否かの判定が行われて、継続実行指定
である場合には、ステップ202の操作履歴読み込み処
理において、操作履歴ファイルより実行履歴の読み込み
が行われ、続いて、ステップ206のイベント実行分離
処理においては、イベント判定処理部108において作
成されたイベント・ヒット状態の分類情報を、端末10
0にピック・アップ表示させるための図面表示と実行ポ
イントの設定を含むデータ処理が行われる。そして、ス
テップ203のコマンド実行変更処理においては、読み
込まれた履歴情報をコマンドとして実行させるためのコ
マンド実行変更処理が行われて、全ての処理は終了す
る。また、前記ステップ201の操作履歴継続実行判定
処理において、切り分けられたコマンドが継続実行指定
でない場合および操作履歴ファイルが存在しない場合に
は、ステップ204の操作履歴作成処理において、当該
操作履歴ファイルの新規作成および追加作成が行われ、
次いでステップ205において、イベント・ヒットした
イベント条件を検索して出力するイベント検索処理が行
われて全ての処理が終了する。
【0017】また、図3は、本実施形態の構成要素であ
るイベント判定処理部108における処理手順内容を主
体として示すフローチャートである。図3において、ス
テップ300の操作履歴読み込み処理においては、操作
履歴情報取得部105において、コマンド操作履歴とイ
ベント実行結果とを保存したデータを読み込むための操
作履歴読み込み処理が行われ、ステップ301の操作履
歴ファイル検索処理においては、ステップ300におい
て読み込まれた履歴情報が解析されて、ヒットしたイベ
ント条件(コマンド指定されている)があるか否かが判
定され、読み込まれた履歴情報にヒットしたイベント条
件が存在する場合には、ステップ302においてマーク
を付けるイベント・ヒット情報マーキング処理が行われ
て、ステップ303においては、当該ヒット数をカウン
トするヒット数カウントアップ処理が行われる。そして
ステップ304のイベント情報記録処理においては、イ
ベント情報(イベント条件実行位置/イベント・ヒット
数/イベント要因情報等)を記録する処理が行われて、
全ての処理が終了する。また、ステップ301の操作履
歴ファイル検索処理において、読み込まれた履歴情報に
ヒットしたイベント条件が存在しない場合には、ステッ
プ304のイベント情報記録処理に移行して、前記イベ
ント情報を記録する処理が行われて、全ての処理が終了
する。
【0018】図4は、同じく本実施形態の構成要素であ
る実行終了ポイント処理部109による処理手順内容を
主体として示すフローチャートである。図4において、
ステップ400においては、前回に操作履歴が読み込ま
れた以後において、対応するイベント情報をピックアッ
プして画面表示して、操作者に再実行範囲選択の判断を
させるイベント条件選別処理が行われ、次いでステップ
401の実行終了ポイント判定処理においては、前記ス
テップ400において操作者による実行ポイントが指定
されたか否かが判定されて、当該ステップ401におい
て指示ありと判定される場合には、ステップ402にお
いて実行終了ポイントをマークする処理が行われて、全
ての処理が終了する。また、ステップ401において、
指示なしと判定される場合には、その時点において全て
の処理が終了する。
【0019】なお、図5(a)および(b)に示される
のは、それぞれ上記の図3および図4に示される処理手
順により画面表示される、端末100における継続実行
画面の選択および実行結果を示す表示画面例である。図
5には、イベント条件とヒットした数をピックアップ表
示して、継続実行ポイントを指示待ちするイベント条件
ピックアップ画面500と、実際に選択指示された継続
実行ポイントまでを実行した状態を示すイベント条件再
実行画面501が示されており、これらのイベント条件
ピックアップ画面500とイベント条件再実行画面50
1により、端末100における継続実行画面の選択およ
び実行結果を示す表示画面が形成されている。
【0020】次に、図1に示される本発明の1実施形態
の動作について、上記の図1、図2、図3、図4および
図5を参照して説明する。なお、本実施形態の動作説明
においては、デバッグ装置を継続実行させてから、過去
の任意のイベント条件が成立(以下、ヒットと云う)し
た直後に、プログラム実行に処理を戻す操作について説
明するものとする。
【0021】まず、端末100よりデバッグ装置が起動
され、当該デバッグ装置の制御下において、被デバッグ
・プログラムが起動される。端末100よりデバッグ装
置を起動する際に継続実行機能指定が行われると、前記
被デバッグ・プログラムが起動された後に、プログラム
開始点において実行待ち状態となり、コマンド入出力処
理部101により操作履歴情報取得部105が起動され
る。この状態で、ステップ200のコマンド解析処理に
おいて継続実行コマンド列の切り分けが行われ、続いて
ステップ201の操作履歴継続実行判定処理において、
操作設定情報ファイル106に操作履歴ファイルが存在
しない場合、または継続実行処理が終了している場合に
は“否実行”判定となり、操作履歴およびイベント情報
が中間コードに変換されて、追加モードにおいて操作設
定情報ファイル106に記録するために、ステップ20
4の操作履歴作成処理に移行する。続いて、イベント・
ヒット情報を検索するために、制御作用がイベント判定
処理部108に移行して、ステップ205のイベント・
ヒット検索処理が行われる。即ち、前述のように記録さ
れたイベント情報(イベント条件実行位置/イベント・
ヒット数/イベント要因情報等)が、ステップ300の
操作履歴読み込み処理において読み込まれた後に、ステ
ップ301の操作履歴ファイル検索処理において、イベ
ント・ヒットが存在するか否かが判定されて“ヒット有
り”の場合には、ステップ302のイベント・ヒット情
報マーキング処理において、イベント・ヒットしたイベ
ント実行結果情報とイベント条件設定コマンドの対応お
よびコマンド実行位置をマーキングする処理が行われ
て、当該マーキング処理が行われると同時に、ステップ
303のヒット数カウントアップ処理において、イベン
ト条件のヒット数の計数が行われる。そして、全てのイ
ベント情報の対応付けおよびマーキングの処理が終了し
た時点において、ステップ304のイベント情報記録処
理において、継続実行のための履歴情報が中間コードに
変換されて、操作設定情報ファイル106に追加記録さ
れる。一方において、前記ステップ301の操作履歴フ
ァイル検索処理において、“ヒット無し”の判定の場合
には、イベント情報が何も得られないために、そのまま
履歴情報が中間コードに変換されて、操作設定情報ファ
イル106に追加記録される。以上までの処理手順によ
り、イベント情報が含まれた継続実行のための操作設定
情報ファイル106が作成されたことになる。
【0022】次に、前記ステップ201の操作履歴継続
実行判定処理において、操作設定情報ファイルが存在し
ており、且つ継続実行の指示があった場合には、“実
行”判定となり、ステップ202の操作履歴読み込み処
理において、中間コードで表現された操作設定情報ファ
イル106が操作順に読み込まれて、制御作用は実行終
了ポイント処理部109に移り、ステップ206のイベ
ント実行分離処理が実行される。ここにおいては、まず
ステップ400のイベント条件選別処理において、前記
ステップ302のイベント・ヒット情報マーキング処理
によりピック・アップされたイベント・ヒット操作履歴
(コマンド)が、図5(a)に示されるイベント条件ピ
ック・アップ画面500のように表示される。続いて、
ステップ401の実行終了ポイント判定処理において、
表示された画面より、継続実行されて終了するポイント
(イベント・ヒットしたコマンド実行ポイント)が指定
されたか否かの判定処理が行われて、当該ステップ40
1において、“指示有り”と判定される場合には、ステ
ップ402の実行終了ポイント・マーキング処理によ
り、指定された実行終了位置にマーキングが施される。
次に、ステップ203のコマンド実行変更処理により実
行可能なコマンド列に生成され、続いて、制御作用はコ
マンド入出力処理部101に引き継がれる。コマンド入
出力処理部101からは、コマンド実行終了をマーキン
グされた場所までを、コマンド列の種類に応じてプログ
ラム・アドレス取得のために作用するシンボル/アドレ
ス処理部102、ブレーク/トレース・イベント設定の
ためのイベント管理部103およびプログラム実行を司
る実行制御部104等に対する指令が出力され、然る後
に、プログラムを実際に動作させるエミュレータおよび
疑似動作させるシミュレータに対して、通信制御インタ
フェース107を介して実行動作が行われて、当該実行
結果および実行状況が端末100に表示される。
【0023】以上のデバッグ処理/操作により、図5
(b)に示されるイベント条件選択再実行画面501が
端末100において表示され、これにより、手作業によ
るイベント条件ヒットのチェックおよび再設定/再実行
という操作を行うことなしに、任意イベント条件におい
てヒットした状態(目的のプログラムの実行状態)に戻
すことが可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、デバッ
グを数度に分けて継続的に実施し、且つ指定する操作実
行履歴を任意のポイントまでを再実行する場合に、デバ
ッグ操作によりイベント条件によるデバッグ・ポイント
の絞り込みを行う際に、過去の実行履歴より当該デバッ
グ・ポイントを自動的に絞り込むことにより、従来行わ
れているように、一度継続実行させてから、手動動作に
よる継続実行位置の検索および再実行のためのコマンド
操作を行うという煩雑の人為操作の必要がなくなり、操
作上の難点が排除されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の機能構成を示すブロック
図である。
【図2】本実施形態におけるコマンド処理手順のフロー
チャートを示す図である。
【図3】本実施形態におけるイベント判定処理部の判定
処理手順のフローチャートを示す図である。
【図4】本実施形態における実行終了処理部の処理手順
のフローチャートを示す図である。
【図5】本実施形態における実行選択の表示画面を示す
図である。
【図6】従来例の機能構成を示すブロック図である。
【図7】従来例におけるコマンド処理手順のフローチャ
ートを示す図である。
【符号の説明】
100 端末 101 コマンド入出力処理部 102 シンボル/アドレス処理部 103 イベント管理部 104 実行制御部 105 操作履歴情報取得部 106 操作設定情報ファイル 107 通信制御インタフェース 108 イベント判定処理部 109 実行終了ポイント処理部 200 コマンド解析 201 操作履歴継続実行判定 202、300 操作履歴読み込み 203 コマンド実行変更 204 操作履歴作成 205 イベント検策処理 206 イベント実行分離 301 操作履歴ファイル検索 302 イベントヒット情報マーキング 303 ヒット数カウントアップ 304 イベント情報記録 400 イベント条件選別 401 実行終了ポイント判定 402 実行終了ポイント・マーキング 500 イベント条件ピックアップ画面 501 イベント条件選択再実行画面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テスト/デバッグ時に、少なくとも1つ
    以上のデバッグ処理部およびエミュレータ/シミュレー
    タ部に対する実行動作指示を行う、操作履歴機能を有す
    るデバッグ装置において、 所定のコマンド信号の入力を受けて、デバッグ処理の実
    行状態を表示する端末と、 デバッグ処理のコマンド信号列を解析して、前記各デバ
    ッグ処理部に対して操作情報を送出するコマンド入出力
    処理部と、 所定の命令/コマンド信号により指定されたシンボルお
    よびアドレス等を解析するシンボル/アドレス処理部
    と、 指定されたイベントの状態を管理するイベント管理部
    と、 プログラムを実行する実行制御部と、 コマンド操作履歴/実行結果記録を格納保持する操作履
    歴情報取得部と、 デバック実行中におけるイベント・ヒットとイベント条
    件とを対応付けるイベント判定処理部と、 イベント・ヒットした終了状態に所定のポイントを設定
    する実行終了ポイント処理部と、 前記コマンド操作履歴ならびにイベント・ヒットの結果
    を中間コード化して保存する操作設定情報ファアルと、 前記各デバッグ処理部ならびエミュレータ/シミュレー
    タ部に対する実行動作指示を伝達する通信制御部と、 を備えて構成されることを特徴とするデバッグ装置。
  2. 【請求項2】 テスト/デバッグ時に、少なくとも1つ
    以上のデバッグ処理部およびエミュレータ/シミュレー
    タ部等に対する実行動作指示を行うように動作する、操
    作履歴機能を有するデバッグ方法において、 デバッグ処理の再起動後において、継続実行指定のコマ
    ンド信号を解析して当該コマンドを切り分け処理する第
    1の処理ステップと、 前記第1の処理ステップにおいて切り分けられたコマン
    ド信号が、継続実行の指定命令であるか否かを判定する
    第2の処理ステップと、 前記第2の処理ステップにおいて継続実行指定であるも
    のと判定された場合に、所定の操作履歴ファイルより実
    行履歴を読み込む第3の処理ステップと、 所定のイベント・ヒット状態の分類をピック・アップ表
    示するためのデータを分離処理する第4の処理ステップ
    と、 前記第3の処理ステップにおいて読み込まれた履歴情報
    をコマンド信号として前記各デバッグ処理部およびエミ
    ュレータ/シミュレータ部等に対する実行指示出力する
    第5の処理ステップと、 前記第2の処理ステップにおいて継続実行指定ではない
    ものと判定された場合および操作履歴ファイルが存在し
    ない場合に、操作履歴ファイルの新規作成/追加作成を
    行う第6の処理ステップと、 当該第6の処理ステップに続いて、イベント・ヒットし
    たイベント条件を検索して、デバッグ実行中のイベント
    ・ヒットと当該イベント条件との対応付けを行う第7の
    処理ステップと、 を少なくともデバッグ処理のコマンド信号列を解析し
    て、前記各デバッグ処理部およびエミュレータ/シミュ
    レータ部等に対して操作情報を送出し、且つコマンド操
    作履歴/実行結果記録を格納保持する際の処理手順とし
    て有し、前記第5の処理ステップの終了後または前記第
    7の処理ステップの終了後に当該処理を終了とすること
    を特徴とするデバッグ方法。
  3. 【請求項3】 前記第7の処理ステップにおけるイベン
    ト・ヒットしたイベント条件を検索して、デバッグ実行
    中のイベント・ヒットと当該イベント条件との対応付け
    を行う処理手順として、 所定のコマンド操作履歴情報とイベント実行結果が保存
    されているデータの読み込みを行う第8の処理ステップ
    と、 読み込まれた前記履歴情報を解析して、当該履歴情報が
    ヒットしたイベント条件であるか否かを判定する第9の
    処理スデップと、 前記第9の処理ステップにおいて前記履歴情報がヒット
    したイベント条件である場合に、当該履歴情報に所定の
    イベント・ヒット情報のマーキングを行う第10の処理
    ステップと、 前記第10の処理ステップに続いて、イベント・ヒット
    数をカウント・アップして計数する第11の処理ステッ
    プと、 イベント条件実行位置/イベント・ヒット数/イベント
    要因情報等を含むイベント情報を記録する第12の処理
    ステップと、 前記第9の処理ステップにおいて前記履歴情報がヒット
    したイベント条件ではない場合には、前記第12の処理
    ステップに移行する第13の処理ステップと、 を少なくとも有することを特徴とする請求項2記載のデ
    バッグ方法。
  4. 【請求項4】 テスト/デバッグ時に、少なくとも1つ
    以上のデバッグ処理部およびエミュレータ/シミュレー
    タ部等に対する実行動作指示を行うように動作する、操
    作履歴機能を有するデバッグ方法において、 前回のデバッグ操作履歴が読み込まれた後に、イベント
    情報をピック・アップして所定の画面に表示し、当該画
    面を介してイベント条件の選別を行う第13の処理ステ
    ップと、 前記第13の処理ステップにおいて、所定の実行ポイン
    トが指定されているか否かを判定する第14の処理ステ
    ップと、 前記第14の処理ステップにおいて所定の実行ポイント
    が指定された場合に、所定の実行終了ポイントのマーキ
    ングを行う第15の処理ステップと、 を少なくともイベント・ヒットした終了状態に対して所
    定のポイントを設定する処理手順として有し、前記第1
    4の処理ステップにおいて所定の実行ポイントが指定さ
    れていない場合、または前記第15の処理ステップの終
    了後に当該処理を終了とすることを特徴とするデバッグ
    方法。
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