JP2812182B2 - Method for manufacturing complementary thin film transistor - Google Patents
Method for manufacturing complementary thin film transistorInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一絶縁基板上にPチ
ャネル型薄膜トランジスタとNチャネル型薄膜トランジ
スタを集積化した相補型薄膜トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、絶縁基板上に薄膜トランジスタを
形成する技術の研究が活発に行われている。この技術
は、安価な透明絶縁基板を用いて高品質の薄型ディスプ
レイを実現するアクティブマトリックスパネル、あるい
は通常の半導体集積回路上にトランジスタなどの能動素
子を形成する三次元集積回路、あるいは安価で高性能な
イメージセンサ、あるいは高密度のメモリーなど、数多
くの応用が期待されるものである。
【0003】これらの応用では、薄膜トランジスタを単
なるデータのスイッチング素子として用いるのみではな
く、薄膜トランジスタでロジック回路を構成することが
要求される。
【0004】この場合、一般に素子数が多くなるため、
消費電力を低減させる上で相補構成(CMOS)化が必
要となる。例えばアクティブマトリックスパネルの周辺
回路を薄膜トランジスタで内蔵する場合、画素数に応じ
た数のシフトレジスタやバッファ、あるいはアナログス
イッチなどが必要となる、一般には500段以上のシフ
トレジスタを内蔵しなくてはならない。また、三次元集
積回路やイメージセンサ、あるいは高密度メモリーなど
の場合でも多数の素子が必要とされることは容易に類推
できる。このように素子数が多い場合、その消費電力を
低減させるためには、薄膜トランジスタを相補構成にす
ることが必須となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、相補型薄膜ト
ランジスタは、同一絶縁基板上にPチャネル型とNチャ
ネル型の双方を集積化するため製造方法が複雑になり、
従って製造コストが高いという問題点を有しており、こ
のため、従来、十分な検討が行われておらず、実用化レ
ベルに達していなかった。
【0006】本発明はこのような問題点を除去するもの
であり、その目的とするところは、相補型薄膜トランジ
スタを簡単な製造方法で安価に提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁基板上に
第1導電型薄膜トランジスタと第2導電型薄膜トランジ
スタとが形成される相補型薄膜トランジスタの製造方法
において、前記絶縁基板上に半導体薄膜を堆積する工程
と、堆積された前記半導体薄膜の、前記第1及び第2導
電型薄膜トランジスタのソース・ドレインとなる領域に
第1のドーパントをイオン注入法により導入する工程
と、前記第1導電型薄膜トランジスタの前記ソース・ド
レインとなる領域を被覆して、前記第2導電型薄膜トラ
ンジスタの前記ソース・ドレインとなる領域に前記第1
のドーパントとは異なるタイプの第2のドーパントをイ
オン注入法により導入する工程とを有し、前記第2のド
ーパントのドーズ量は、前記第1のドーパントのドーズ
量の等量よりも少なくとも多く3倍以下であり、且つ前
記第1ドーパントのドーズ量は略1×1015cm-2内で
あることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1〜請求項3記載の発明によれば、第1
導電型薄膜トランジスタのソース・ドレインが形成され
る領域には第1のドーパントが導入され、第2導電型薄
膜トランジスタのソース・ドレインが形成される領域に
は第1のドーパントと、第1のドーパントとはタイプの
異なる第2のドーパントとが導入され、かつ、第2のド
ーパントのドーズ量は、第1のドーパントのドーズ量の
等量より多く3倍以下であることにより、第2導電型薄
膜トランジスタのソース・ドレイン領域では、第2のド
ーパントは第1のドーパントの作用を相殺し、更に余剰
分は不純物として作用するため、簡単に相補型薄膜トラ
ンジスタを構成することが可能となる。 更に、第2のド
ーパントのドーズ量を第1のドーパントのドーズ量と等
量ないし3倍に抑えたことにより、第1導電型薄膜トラ
ンジスタのソース・ドレイン領域にドープされた第1の
ドーパントと、第1導電型薄膜トランジスタのソース・
ドレイン領域に存在する余剰分の第2のドーパントの量
に大差が生じることはない。従って、バランスの取れた
相補構成の相補型薄膜トランジスタを提供することがで
きる。
【実施例】以下、実施例に基づいて、本発明を詳しく説
明する。
【0009】図1は本発明による相補型薄膜トランジス
タの構造を示す断面図の1例である。101がPチャネ
ル型薄膜トランジスタ、102がNチャネル型薄膜トラ
ンジスタであり、相補型薄膜トランジスタを構成してい
る。103はガラス、石英、パシベーション膜を含む半
導体集積回路基板などの絶縁基板である。104、10
5はチャネル領域となる半導体薄膜、106、108は
ソース領域、107、109はドレイン領域である。1
10、111はゲート絶縁膜、112,113はゲート
電極、114はソース電極、116、118はドレイン
電極である。本発明の特徴は、ソース、ドレイン領域の
構成にあり、下記のいずれか一方の構成を取る。
【0010】(1)Pチャネル型薄膜トランジスタのソ
ース、ドレイン領域はアクセプタとドナーの双方を含有
し、Nチャネル型薄膜トランジスタのソース・ドレイン
領域はドナーのみを含有する。
【0011】(2)Pチャネル型薄膜トランジスタのソ
ース・ドレイン領域はアクセプタ蚤を含有し、Nチャネ
ル型薄膜トランジスタのソース・ドレイン領域はドナー
とアクセプタの双方を含有する。
【0012】すなわち、従来の相補型薄膜トランジスタ
ではPチャネル型のソース・ドレイン領域はアクセプタ
のみを、Nチャネル型のソース・ドレイン領域はドナー
のみを含有するのに対して、本発明ではいずれか一方の
ソース・ドレイン領域にドナーとアクセプタの双方を含
有せしめる。このような構成を取っても、半導体のP型
あるいはN型の制御は問題なく行うことができる。
【0013】図2は図1に示した本発明による相補型薄
膜トランジスタの製造方法を示す図である。まず図2
(a)のように、絶縁基板201上に半導体薄膜を堆積
させた後、所望のパターンを形成して、Pチャネル型薄
膜トランジスタのチャネル領域202およびNチャネル
型薄膜トランジスタのチャネル領域203を形成する。
その後、熱酸化法や気相成長法を用いてゲート絶縁膜2
04、205を形成し、更にゲート電極206、207
を形成する。次に、図2(b)のように、イオン打ち込
み法を用いてボロン208を1×1015cm-2打ち込
む。打ち込まれたボロンは後の熱処理で活性化してアク
セプタとなり、P型半導体を形成する。これにより、P
チャネル型薄膜トランジスタのソース・ドレイン領域2
09、210が形成される。この際、Nチャネル型薄膜
トランジスタのソース・ドレイン領域となるべき領域2
11、212にも同様にアクセプタが添加される。次
に、図2(c)のように、Pチャネル型薄膜トランジス
タを、例えばフォトレジスト213で被覆して、リンあ
るいはヒ素14を3×1015cm-2打ち込む。打ち込ま
れたリンあるいはヒ素は後の熱処理で活性化してドナー
となる。従って、領域211および212には、1×1
015cm-2に対応するアクセプタと、3×1015cm-2
に対応するドナーが含まれている。イオン打ち込みの条
件が最適化され、更に活性化率が十分に高ければ、この
領域は、2×1015cm-2に対応するドナーのみが含ま
れる場合とほぼ等価である。したがって、この領域の導
電型はN型となり、Nチャネル型薄膜トランジスタのソ
ース・ドレイン領域を形成することになる。最後に、図
2(d)のように、イオン打ち込み時のマスクとしたフ
ォトレジストを除去した後、層間絶縁膜215を堆積さ
せる。更にコンタクトホールを開口した後、ソース電極
216、218及びドレイン電極217、219を形成
して、本発明による相補型薄膜トランジスタは完成す
る。
【0014】図3は、このように構成された薄膜トラン
ジスタのON電流を示すグラフである。横軸は薄膜トラ
ンジスタのON電流であり、チャネル長10μm、チャ
ネル長10μmのトランジスタに、ゲート電圧16V、
ドレイン電圧5Vを印加したときのドレイン電流と定義
している。横軸は最初に全面に打ち込むボロンのドーズ
量である。2度目にNチャネル領域のみに打ち込むリン
の濃度は3×1015cm-2で一定である。
【0015】グラフから明らかなように、ボロンのドー
ズ量の増加とともに、Pチャネル型薄膜トランジスタの
ON電流は増加し、1×1015cm-2以上で飽和の傾向
が見られる。一方、Nチャネル型薄膜トランジスタのO
N電流は1×1015cm-2以下ではほとんど変化しない
が、1×1015cm-2以上で急激に減少する。
【0016】これらの現象はいずれも、ソース・ドレイ
ン領域の抵抗を考慮することによって説明できる。すな
わち、Pチャネル型薄膜トランジスタのソース・ドレイ
ン領域の抵抗はボロンのドーズ量の増大に伴って減少す
るためON電流は増加するが、1×1015cm-2以上で
は、ソース・ドレイン領域の抵抗よりもチャネル抵抗の
方が支配的になるため、これ以上ドーズ量を増してもO
N電流は変化しない。
【0017】一方、Nチャネル型薄膜トランジスタのソ
ース・ドレイン領域の禎子は、ボロンのドーズ量とリン
のドーズ量(3×1015cm-2)の双方で決定される。
ボロンのドーズ量が少ないならばリンが支配的になりソ
ース・ドレイン領域の抵抗は充分低くなるが、1×10
15cm-2以上になるとリン濃度を相殺してソース・ドレ
イン領域の抵抗が高くなり、ON電流は減少する。
【0018】図3からわかるように、Pチャネル型薄膜
トランジスタのソース・ドレイン領域には1×1015c
m-2のボロンがドーズされ、Nチャネル型薄膜トランジ
スタのソース・ドレイン領域には1×1015cm-2のボ
ロンと、3×1015cm-2のリンとがドーズされた場
合、双方のトランジスタは共に高いON電流を得ること
ができる。
【0019】図4は、本発明による相補型薄膜トランジ
スタの特性を示すグラフである。縦軸はドレイン電流の
対数値であり、横軸はゲート電圧である。便宜上、Pチ
ャネル型薄膜トランジスタのゲート電圧の極性をNチャ
ネル型薄膜トランジスタのものに揃えている。ドレイン
電圧は5Vである。ソース・ドレイン領域の抵抗も受け
ずに、良好なトランジスタ特性が得られる。
【0020】以上、Nチャネル型薄膜トランジスタのソ
ース・ドレイン領域に、ドナーとアクセプタの双方を含
む場合について説明したが、Pチャネル型薄膜トランジ
スタのソース・ドレイン領域に、ドナーとアクセプタを
含む場合についても本発明は全く同様に成立する。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、以下に述べる効果を有
することができる。
(a)第2導電型薄膜トランジスタのソース・ドレイン
領域には互いにタイプの異なる第1及び第2のドーパン
トが導入されるが、第2のドーパントは第1のドーパン
トの作用を相殺し、さらに余剰分は第2導電型薄膜トラ
ンジスタのソース・ドレイン領域内で不純物として作用
するため、工程を増やすことなく相補型薄膜トランジス
タを構成することが可能である。
(b)不純物の導入がイオン打ち込み法により行われる
ため、ドーパントが導入される半導体薄膜のチャネル
長、特に第1のドーパントと第2のドーパントとが導入
される半導体薄膜のチャネル長の制御が容易である。
(c)イオン打ち込み法により、第1ドーパントのドー
ズ量は略1×1015cm-2とすることにより、移動度の
高い高性能な相補型薄膜トランジスタを構成することが
できる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a complementary thin film transistor in which a P-channel thin film transistor and an N-channel thin film transistor are integrated on the same insulating substrate . 2. Description of the Related Art In recent years, techniques for forming a thin film transistor on an insulating substrate have been actively studied. This technology uses an active matrix panel that realizes a high-quality thin display using an inexpensive transparent insulating substrate, a three-dimensional integrated circuit that forms active elements such as transistors on a normal semiconductor integrated circuit, or an inexpensive high-performance Many applications are expected, such as simple image sensors or high-density memories. [0003] In these applications, it is required not only to use a thin film transistor as a mere data switching element, but also to constitute a logic circuit with the thin film transistor. In this case, since the number of elements generally increases,
In order to reduce power consumption, a complementary configuration (CMOS) is required. For example, when a peripheral circuit of an active matrix panel is built in a thin film transistor, shift registers, buffers, analog switches, and the like are required according to the number of pixels. Generally, 500 or more stages of shift registers must be built in . Further, it can be easily analogized that a large number of elements are required even in the case of a three-dimensional integrated circuit, an image sensor, a high-density memory, or the like. When the number of elements is large as described above, in order to reduce the power consumption, it is essential that the thin film transistors have a complementary structure. [0005] However, the complementary thin film transistor has a complicated manufacturing method because both a P-channel type and an N-channel type are integrated on the same insulating substrate .
Therefore, there is a problem that the manufacturing cost is high, and therefore, no sufficient study has been made so far, and it has not reached a practical use level. An object of the present invention is to eliminate such a problem, and an object of the present invention is to provide a complementary thin film transistor at a low cost by a simple manufacturing method. According to the present invention, there is provided a method of manufacturing a complementary type thin film transistor in which a first conductive type thin film transistor and a second conductive type thin film transistor are formed on an insulating substrate. Depositing a thin film, introducing a first dopant by ion implantation into regions of the deposited semiconductor thin film that will be the source and drain of the first and second conductivity type thin film transistors; Covering the region serving as the source / drain of the thin film transistor, and forming the first region in the region serving as the source / drain of the second conductivity type thin film transistor.
Introducing a second dopant of a type different from that of the first dopant by an ion implantation method, wherein the dose of the second dopant is at least 3 times greater than the equivalent of the dose of the first dopant. And a dose of the first dopant is within about 1 × 10 15 cm −2 . According to the invention described in claims 1 to 3, the first
The source and drain of the conductive thin film transistor are formed
The first dopant is introduced into the region of
In the region where the source / drain of the film transistor is formed
Are the first dopant and the first dopant is of the type
A different second dopant is introduced and the second dopant is
The dose of the punt is equal to the dose of the first dopant.
By being more than the equivalent and not more than three times, the second conductivity type thin
In the source / drain region of the film transistor, the second
Punts offset the effect of the first dopant, and
Since the component acts as an impurity, it can be easily
It becomes possible to constitute a transistor. In addition, the second domain
-The dose of the punt is equal to the dose of the first dopant.
By reducing the amount to three times, the first conductivity type thin film
The first doped source / drain region of the transistor
A dopant and a source of the first conductivity type thin film transistor;
The amount of surplus second dopant present in the drain region
There is no great difference between the two. Therefore, balanced
Complementary complementary thin film transistors can be provided.
Wear. DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS The present invention will be described below in detail based on embodiments. FIG. 1 is an example of a sectional view showing the structure of a complementary thin film transistor according to the present invention. 101 is a P-channel type thin film transistor, and 102 is an N-channel type thin film transistor, constituting a complementary type thin film transistor. Reference numeral 103 denotes an insulating substrate such as a semiconductor integrated circuit substrate including glass, quartz, and a passivation film. 104, 10
Reference numeral 5 denotes a semiconductor thin film serving as a channel region, reference numerals 106 and 108 denote source regions, and reference numerals 107 and 109 denote drain regions. 1
Reference numerals 10 and 111 are gate insulating films, 112 and 113 are gate electrodes, 114 is a source electrode, and 116 and 118 are drain electrodes. A feature of the present invention resides in the structure of the source and drain regions, and takes one of the following structures. (1) The source and drain regions of a P-channel thin film transistor contain both acceptors and donors, and the source and drain regions of an N-channel thin film transistor contain only donors. (2) The source / drain region of the P-channel type thin film transistor contains an acceptor, and the source / drain region of the N-channel type thin film transistor contains both a donor and an acceptor. That is, in the conventional complementary type thin film transistor, the P-channel type source / drain region contains only the acceptor, and the N-channel type source / drain region contains only the donor. The source / drain region contains both donor and acceptor. Even with such a configuration, P-type or N-type control of the semiconductor can be performed without any problem. FIG. 2 is a view showing a method of manufacturing the complementary thin film transistor according to the present invention shown in FIG. First, FIG.
As shown in (a), after depositing a semiconductor thin film on an insulating substrate 201, a desired pattern is formed to form a channel region 202 of a P-channel thin film transistor and a channel region 203 of an N-channel thin film transistor.
Thereafter, the gate insulating film 2 is formed by using a thermal oxidation method or a vapor growth method.
04, 205, and further, gate electrodes 206, 207
To form Next, as shown in FIG. 2B, boron 208 is implanted at 1 × 10 15 cm −2 by ion implantation. The implanted boron is activated by a later heat treatment to become an acceptor and form a P-type semiconductor. This allows P
Source / drain region 2 of channel type thin film transistor
09 and 210 are formed. At this time, the region 2 to be the source / drain region of the N-channel thin film transistor
Acceptors are similarly added to 11, 212. Next, as shown in FIG. 2C, the P-channel type thin film transistor is covered with, for example, a photoresist 213, and phosphorus or arsenic 14 is implanted at 3 × 10 15 cm −2 . The implanted phosphorus or arsenic is activated by a subsequent heat treatment and becomes a donor. Therefore, 1 × 1
Acceptor corresponding to 0 15 cm -2 and 3 × 10 15 cm -2
Are included. If the conditions for ion implantation are optimized and the activation rate is sufficiently high, this region is almost equivalent to the case where only the donor corresponding to 2 × 10 15 cm −2 is included. Therefore, the conductivity type of this region becomes N-type, and the source / drain region of the N-channel thin film transistor is formed. Finally, as shown in FIG. 2D, after removing the photoresist used as a mask at the time of ion implantation, an interlayer insulating film 215 is deposited. After opening the contact holes, source electrodes 216 and 218 and drain electrodes 217 and 219 are formed, and the complementary thin film transistor according to the present invention is completed. FIG. 3 is a graph showing the ON current of the thin film transistor configured as described above. The horizontal axis represents the ON current of the thin film transistor. The transistor having a channel length of 10 μm and a channel length of 10 μm has a gate voltage of 16 V,
It is defined as a drain current when a drain voltage of 5 V is applied. The horizontal axis is the dose of boron initially implanted over the entire surface. The concentration of phosphorus implanted only into the N channel region for the second time is constant at 3 × 10 15 cm −2 . As is clear from the graph, the ON current of the P-channel type thin film transistor increases with the increase in the dose of boron, and a saturation tendency is observed at 1 × 10 15 cm −2 or more. On the other hand, the N-channel type thin film transistor O
Although N current varies little in 1 × 10 15 cm -2 or less, it decreases rapidly at 1 × 10 15 cm -2 or more. All of these phenomena can be explained by considering the resistance of the source / drain regions. That is, the ON current increases because the resistance of the source / drain region of the P-channel type thin film transistor decreases with an increase in the dose of boron. However, at 1 × 10 15 cm −2 or more, the resistance of the source / drain region exceeds Also, since the channel resistance becomes more dominant, even if the dose is further increased, O
The N current does not change. On the other hand, Sadako in the source / drain region of the N-channel thin film transistor is determined by both the dose of boron and the dose of phosphorus (3 × 10 15 cm −2 ).
If the dose of boron is small, phosphorus becomes dominant and the resistance of the source / drain region becomes sufficiently low.
If it becomes 15 cm -2 or more, the resistance of the source / drain region is increased by offsetting the phosphorus concentration, and the ON current is reduced. As can be seen from FIG. 3, 1 × 10 15 c is formed in the source / drain region of the P-channel type thin film transistor.
When boron of m −2 is dosed and boron of 1 × 10 15 cm −2 and phosphorus of 3 × 10 15 cm −2 are dosed in the source / drain region of the N-channel type thin film transistor, both transistors are used. Can obtain a high ON current. FIG. 4 is a graph showing characteristics of the complementary thin film transistor according to the present invention. The vertical axis is the logarithmic value of the drain current, and the horizontal axis is the gate voltage. For convenience, the polarity of the gate voltage of the P-channel thin film transistor is set to be the same as that of the N-channel thin film transistor. The drain voltage is 5V. Good transistor characteristics can be obtained without being affected by the resistance of the source / drain regions. Although the case where the source / drain region of the N-channel type thin film transistor includes both the donor and the acceptor has been described above, the present invention is also applied to the case where the source / drain region of the P-channel type thin film transistor includes the donor and the acceptor. Holds exactly the same. According to the present invention, the following effects can be obtained. (A) The first and second dopants of different types are introduced into the source / drain regions of the second conductivity type thin film transistor. The second dopant cancels the action of the first dopant, and the excess Acts as an impurity in the source / drain region of the second conductivity type thin film transistor, so that a complementary type thin film transistor can be formed without increasing the number of steps. (B) Since the introduction of the impurity is performed by the ion implantation method, it is easy to control the channel length of the semiconductor thin film into which the dopant is introduced, particularly the channel length of the semiconductor thin film into which the first dopant and the second dopant are introduced. It is. (C) By setting the dose of the first dopant to approximately 1 × 10 15 cm −2 by ion implantation, a high-performance complementary thin film transistor with high mobility can be formed.
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による相補型薄膜トランジスタの構造。
【図2】本発明による相補型薄膜トランジスタの製造方
法。
【図3】本発明による相補型薄膜トランジスタのON電
流とアクセプタ濃度の関係。
【図4】本発明による相補型薄膜トランジスタの特性。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 shows the structure of a complementary thin film transistor according to the present invention. FIG. 2 shows a method of manufacturing a complementary thin film transistor according to the present invention. FIG. 3 shows the relationship between the ON current and the acceptor concentration of the complementary thin film transistor according to the present invention. FIG. 4 shows characteristics of a complementary thin film transistor according to the present invention.
Claims (1)
電型薄膜トランジスタとが形成される相補型薄膜トラン
ジスタの製造方法において、 前記絶縁基板上に半導体薄膜を堆積する工程と、 堆積された前記半導体薄膜の、前記第1及び第2導電型
薄膜トランジスタのソース・ドレインとなる領域に第1
のドーパントをイオン注入法により導入する工程と、 前記第1導電型薄膜トランジスタの前記ソース・ドレイ
ンとなる領域を被覆して、前記第2導電型薄膜トランジ
スタの前記ソース・ドレインとなる領域に前記第1のド
ーパントとは異なるタイプの第2のドーパントをイオン
注入法により導入する工程とを有し、 前記第2のドーパントのドーズ量は、前記第1のドーパ
ントのドーズ量の等量よりも少なくとも多く3倍以下で
あり、且つ前記第1ドーパントのドーズ量は略1×10
15cm-2であることを特徴とする相補型薄膜トランジス
タの製造方法。(57) [Claims] A method of manufacturing a complementary thin film transistor, wherein a first conductivity type thin film transistor and a second conductivity type thin film transistor are formed on an insulating substrate, comprising: a step of depositing a semiconductor thin film on the insulating substrate; The first and second conductivity type thin film transistors are provided with a first
Introducing the dopant of the first conductivity type thin film transistor by ion implantation, and covering the region serving as the source / drain of the first conductivity type thin film transistor, the first conductivity type thin film transistor in the region serving as the source / drain of the second conductivity type thin film transistor. Introducing a second dopant of a type different from the dopant by an ion implantation method, wherein the dose of the second dopant is at least three times as large as the dose of the first dopant. And the dose of the first dopant is approximately 1 × 10
A method for manufacturing a complementary thin film transistor, wherein the thickness is 15 cm -2 .
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1994
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