JP2810840B2 - Pcmcia構造の通信カード用媒体コネクタ・インターフェース - Google Patents

Pcmcia構造の通信カード用媒体コネクタ・インターフェース

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JP2810840B2
JP2810840B2 JP5149517A JP14951793A JP2810840B2 JP 2810840 B2 JP2810840 B2 JP 2810840B2 JP 5149517 A JP5149517 A JP 5149517A JP 14951793 A JP14951793 A JP 14951793A JP 2810840 B2 JP2810840 B2 JP 2810840B2
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの分野に
関する。特に、本発明は、物理的/電気的媒体コネクタ
とラップトップあるいはノートブック・コンピュータに
おける5mmPCMCIA−構造(architect
ure)の通信カードとの間のインターフェースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】
(関連する技術) A.データ伝送 電話回線あるいはネットワーク・ケーブルによるデータ
伝送の分野は、急速に拡張しつつある分野である。特に
パーソナル・コンピュータのユーザは、このような用途
が大きな価値を持つものであることを見出しつつある。
【0003】例えば、データあるいはプログラムを記憶
する多数の公衆および専用ネットワークおよびデータベ
ースが存在する。モデムを介して電話回線上でデータを
送受する能力がなければ、ユーザは、そのコンピュータ
での使用に適するデータを受取るためにはディスクまた
はテープの交換に依存することを余儀なくされる。
【0004】同様に、統合化される仕事を遂行する会社
は、社員が電子的に検索可能なデータを交換することを
可能にするローカル・エリア・ネットワーク(LAN)
により支援される。電話回線上で1つのコンピュータか
ら他のコンピュータへデータおよび情報を自由に転送す
る能力は、著しく生産性を高めかつ全体的な生産時間を
短縮することができる。
【0005】コンピュータにより使用される2進コード
を電話回線上に送ることができる信号に変換するため
に、2進信号を電話回線上に送ることができるアナログ
信号へ変換し再構成するモデムが開発されている。信号
変換を行うためには、モデムは2進信号を生成するコン
ピュータと、アナログ信号を運ぶことができる電話回線
との間に置かれねばならない。
【0006】今日の慣例においては、典型的には、1つ
の電話回線の送信端部におけるモデムがコンピュータか
ら2進ディジタル・データを受取り、コンピュータから
受取ったこの2進コードをモデムの周波数信号へ変換す
る。これらのモデムの周波数信号は、次に電話回線を介
して受信側のコンピュータにおける受信モデムへ送られ
る。
【0007】受信側端部の受信モデムは、モデムの周波
数信号を2進ディジタル・データ文字へ再び変換して、
このデータ文字を受信側コンピュータの入力ポートへ入
力する。
【0008】今日のモデムは、電話回線とコンピュータ
間に共用し得るインターフェースを提供するよう働くた
め、米国連邦通信委員会(Federal Commu
nications Commission; FC
C)および電話会社は、電話回線に入力される全ての信
号即ちエネルギを加減するインターフェースを必要とし
ている。このインターフェースは、電話回線およびシス
テムを破壊から防護し、これにより電話回線上の送信の
保全および品質を保証する。
【0009】このインターフェースの必要部分は、デー
タ・アクセス配分(Data Access Arra
ngement;DAA)回路である。このDAA回路
は、インピーダンスの整合を提供し、またモデムとコン
ピュータを電話回線上に侵入する過渡信号および他の擾
乱から切離すように働く。DAAはまた、電話回線をコ
ンピュータまたはモデムから生じる不能状態にする作用
から保護する。
【0010】例えば、周波数信号を送る代わりにDC電
力が電話回線に送られたならば、公衆電話システムに破
損が生じることになる。モデムは直接電話回線に取付け
られるので、モデムは要求されるFCCインピーダンス
を内蔵しなければならず、また地方の電話会社により課
される要求に応じなければならない。
【0011】電話が広く存在すること、および世界中の
対話型システムの必要は、規格を電話システムの構成要
素に対して確立させることになった。規格化は、電話シ
ステムおよびこれらシステムを使用する諸装置を互換性
を持つものにする。最も完全に規格化される電話の構成
要素は、物理的/電気的な媒体コネクタである。
【0012】物理的/電気的媒体コネクタは、多くの用
途のため世界中の大半の電話会社によって使用されてお
り、その最も重要なことは電話の電話回線との相互接続
である。この理由から、互換性および対話性(inte
ractivity)が実現されるべきであれば、コネ
クタの厳密な規格化が必要とされる。
【0013】米合衆国において使用される1つの一般的
な物理的/電気的媒体コネクタは、RJ−11型6ピン
小型モジュラー・プラグである。このRJ−11型物理
的/電気的媒体コネクタは、電話回線と電話自体間を含
む多くの用途で使用される。
【0014】不都合にも、コンピュータの中央処理装置
と関連する周辺装置ポートの多数のピンとRJ−11の
6ピンとの間の物理的および電気的な非互換性の故に、
RJ−11をコンピュータに対して物理的あるいは電気
的に直接接続することは不可能である。
【0015】従って、コンピュータと電話回線間の通信
を行うためにはモデムあるいは類似の入出力デバイスあ
るいはカードの使用が必要であることが判った。モデム
は、多ピンの周辺装置ポートを介して受取られる如きコ
ンピュータの中央処理装置からの2進データを再構成す
る。この再構成されたデータは、アナログ形態でRJ−
11型物理的/電気的媒体コネクタを介して電話回線へ
送られる。
【0016】B.ローカル・エリア・ネットワーク 電話システムにおいて使用される伝送線の開発とは対照
的に、LANにおいて使用される伝送線は、特にコンピ
ュータ生成信号の伝送のために開発された。しかし、L
AN伝送線の最近の開発によって、コンピュータ間のコ
ンピュータ・データの伝送を行うため、これら伝送線に
対する様々な内部形態が開発されてきた。
【0017】1つの場所から他の場所へ符号化信号を送
る際、3つの基本的なケーブル・タイプ、即ち、(1)
同軸ケーブル、(2)ツイスト・ペア・ケーブル、およ
び(3)光ファイバ・ケーブルが使用可能である。各々
は、ある長所と短所とを有する。
【0018】1.同軸ケーブル 本来は、LANにおいて使用されるアクセス・プロトコ
ルがケーブル・タイプと関連付けられた。例えば、2つ
の最初のLANシステムであるEthernet(登録
商標)およびARCnet(登録商標)のみが、同軸ケ
ーブルに使用される時適正に機能した。これらのプロト
コルは略々最も長く使用されたものであったので、構築
されたLANの大半は同軸ケーブルを使用する。
【0019】同軸ケーブルは4つの構成要素を有する。
その第1は、内部導体即ち、中実の金属ワイヤである。
この内部導体は、絶縁層によって包囲されている。金属
網の薄い管状片からなる第3の層が、絶縁部を包囲して
いる。金属網の曲率軸心が内部導体の軸心と一致し、従
って、「同軸」なる用語が生じた。同軸ケーブルはま
た、ケーブル・テレビジョンの接続および自動車のラジ
オ装置における用途をも有する。同軸ケーブルのサイズ
は、大径のEthernet(約38mm(1.5イン
チ)もの太さ)からThinnet(登録商標、ケーブ
ル・テレビジョンのケーブルと類似)までの範囲があ
る。
【0020】同軸ケーブルの利点は、信号を高速度で搬
送することを可能にする高帯域幅、干渉を比較的受けに
くいこと、およびLANの設置者にとって熟知されてい
ることである。
【0021】同軸ケーブルの主な短所は、これをLAN
に接続することが難しいことである。標準的なEthe
rnet同軸ケーブルは、バンパイヤ(vampir
e)・タップおよびドロップ・ケーブルと一般に呼ばれ
る接続を必要とする。この接続は、かさ高であり、同軸
ケーブルの購入に掛かった既に大きな経費を更に増加す
る。
【0022】2.ツイスト・ペア・ケーブル 同軸ケーブルはLANにおいて他のケーブル・タイプよ
りも長く使用されてきたが、ツイスト・ペア・ケーブル
は、電話回線の如き他の用途においては同軸ケーブルよ
りも長い間通信業界で使用されている。ツイスト・ペア
・ケーブルにおける早期の実験では伝送速度が遅かった
ため、高い伝送速度を必要とするLANでの使用には同
軸ケーブルが選択された。LANのプロトコルにおける
最近の進歩は、ツイスト・ペア・ケーブルで可能な伝送
速度を同軸ケーブルに代え得るほどにまで増大した。
【0023】ツイスト・ペア・ケーブル使用の利点は、
電話サービスを提供するよう作られたほとんど全ての建
築物においてツイスト・ペア・ケーブルを利用し得るよ
うになった。電話回線用として建築物内に既に設置され
たツイスト・ペア・ケーブルを利用することにより、ツ
イスト・ペア・ケーブルは、改装された状態における同
軸ケーブルに勝る著しいコストの利点を享受している。
加えて、ツイスト・ペア・ケーブルは更に柔軟性に富
み、新築建物における設置が更に容易である。
【0024】ツイスト・ペア・ケーブルのサイズおよび
形態の故に、ケーブルを周辺装置に接続するため種々の
物理的/電気的媒体コネクタが使用し得る。RJタイプ
・コネクタの如きFCC規則68.500、細分類Fと
合致する物理的/電気的媒体コネクタは、ツイスト・ペ
ア・ケーブルと容易に共用される。その結果、ツイスト
・ペア・ケーブルの最も有利な特徴の1つはその接続し
やすいことである。
【0025】3.光ファイバ・ケーブル 光ファイバ・ケーブルは、電磁干渉を受けず、非常に大
きな帯域幅を有し、長大な距離にわたりデータを送り、
音声、ビデオおよびデータを送ることができる。光ファ
イバ・ケーブルの最も大きな短所は、価格とこれをLA
Nに接続する際の難しさである。光ファイバ・コネクタ
は、同軸コネクタよりも更に設置が困難である。
【0026】使用可能な種々の伝送線の内、遮蔽されて
ないツイスト・ペア・ケーブルは最も一般的な種々のコ
ンピュータ・データ伝送ケーブルとして抜きん出て見え
る。このような種々のケーブルの汎用性に少なくとも部
分的に寄与することは、広範囲の物理的/電気的媒体コ
ネクタに対するこのケーブルの互換性である。
【0027】4.LANの形態 典型的なローカル・エリア・ネットワークは、RJタイ
プの物理的/電気的媒体コネクタを用いて遮蔽されない
ツイスト・ペア・ケーブルと相互に接続された、建物内
の離れた場所における幾つかのコンピュータを含む。こ
のネットワークは、典型的にはファイル・サーバと接続
されている。ファイル・サーバは、ファイル・システ
ム、プリンタ、電子メール・サービスあるいはモデムに
対する共用アクセスを提供するコンピュータである。こ
のファイル・サーバは、LANと接続された全てのもの
により共用されるファイルを含むハードウエアおよびソ
フトウエアの組合わせである。
【0028】遮蔽されていないツイスト・ペア・ケーブ
ルを使用するLANが、電話回線を流れる信号よりも高
速で信号を伝送することができるため、その結果電話回
線に伝送するためコンピュータからの信号を変換して再
構成するために使用されるデバイスの要件は異なる要件
により開発されてきた。
【0029】電話通信におけるモデムの相手側は、LA
Nアダプタ・カードあるいはデータ通信カードである。
これらの通信カードは、モデムと似た方法において、コ
ンピュータにより生じた並列データを直列形式に、また
その逆方向に再構成する。これらのカードはまた、バッ
ファリング、符号化および復号、ケーブルのアクセス、
および伝送を行う。
【0030】LANの使用が増加するに伴い、携帯用コ
ンピュータのユーザにとっては異なる場所の幾つかのロ
ーカル・エリア・ネットワークと対話する能力を有する
ことが益々有利となってきた。例えば、1つの場所にお
ける情報を、出張中にユーザがデータを操作し、この操
作されたデータを目的地のネットワークに対してロード
することが可能な携帯用コンピュータへダウンロードす
ることができる。共通コネクタの使用により診断および
保守もまた更に容易になる。
【0031】ツイスト・ペア・ケーブルの汎用性が増す
に伴い、最も頻繁に使用される物理的/電気的媒体コネ
クタ、8ピン小型モジュラー・プラグの汎用性もまた増
してきた。8ピン小型モジュラー・プラグの汎用性のこ
のような増加は、モデムの開発時のRJ−11型物理的
/電気的媒体コネクタについて述べると同じLANに対
する問題および解決法をもたらした。
【0032】C.モデムの開発 1.外部モデム 今日使用される多くのモデムは、それ自体のケースに収
容されコンピュータに取付けられた外部付属装置として
構成される。このような従来技術のモデムは、図面の図
1に示される。モデム10は、電話の受話器14を支持
する電話ベース12付近に示される。モデム10は、各
終端における物理的/電気的媒体コネクタを用いて電話
内線(telephone extension li
ne)20により電話機と電気的に接続されている。離
れた場所におけるモデムにより送られた信号は、電話回
線16を介して受取られる。RJ−11型物理的/電気
的媒体コネクタ18を用いて、構内電話内線20を電話
回線16に物理的および電気的に接続する。別のRJ−
11型コネクタを用いて、内線20をモデム10と接続
する。
【0033】モデム10は、モデムの周波数信号を再び
2進ディジタル・データ文字へ変換する。このディジタ
ル文字は、多重化ケーブル22を介して受信側コンピュ
ータ24の入力ポートへ送られる。図1に示される従来
技術のシステムにおいては、DAA回路が、モデムが電
話内線20とインターフェースする地点におけるモデム
10内に設置される。この場所で、DAA回路がモデム
およびコンピュータを電話回線に侵入しあるいは電話回
線から生じる擾乱から隔離する。
【0034】モデム10の如き外部モデムは、パーソナ
ル・コンピュータのユーザによりしばしば使用される。
外部モデムは、これらが多数の電子回路即ちハードウエ
ア、ならびに実行可能なプログラム即ちソフトウエアを
容易に含み得るため、一般的になった。
【0035】しかし、他のコンピュータ構成要素におけ
るダウン・サイジング技術の到来により、比較的小型の
携帯コンピュータ(ラップトップあるいはノートブック
と呼ばれる)が多くのデスクトップ・モデルにとって代
わった。ラップトップあるいはノートブック・コンピュ
ータにより得られるこの新しく見出された携帯性によ
り、外部モデムのサイズは、外部モデムを邪魔なものと
し、これらの小型化したコンピュータの購入者が欲する
携帯性に合わなくした。
【0036】D.一体モデム 外部モデムの不便さおよび物理的制約を克服するため、
携帯用コンピュータのハウジング内に組付けるに充分に
小さい比較的小型のモデムが開発された。このようなモ
デムが図2に示されている。一体型内部モデム30は、
携帯用コンピュータ32のハウジング内の、構内電話内
線20へ接近できる位置に配置される。電話回線20と
モデム30間のインターフェースは、RJ−11型物理
的/電気的媒体コネクタおよび内部DAA34の使用に
よって達成される。このRJ−11型物理的/電気的媒
体コネクタは、2つの構成要素、即ちRJ−11ソケッ
ト36およびRJ−11プラグ38を有する。
【0037】RJ−11ソケット36は、コンピュータ
32のハウジング内に形成される。このソケットは、R
J−11型物理的/電気的媒体コネクタ・システムを用
いる多くのどんな電話回線のRJ−11プラグ38でも
収受することができる。
【0038】RJ−11型システムが広く存在するた
め、携帯用コンピュータのユーザに、モデムの如き媒体
アクセス装置に対する均一な標準的インターフェースを
提供する。モデムの製造者は、その製品が広い地域内で
使用できるという確信を以てRJ−11型媒体コネクタ
を受入れることができる製品を作ることができる。モデ
ムがRJ−11の均一規格に合うように作ることができ
るため、消費者は異なる製造者が作る製品に対するアダ
プタの必要もなく媒体アクセス装置を交換して相互に接
続する能力を享受する。
【0039】E.通信カード コンピュータ・ハウジングが小型化し続けるため、内部
空間の制約はコンピュータの内部付属品に対する規格の
確立を要求してきた。メモリー・カードに適用し得る1
組の規格が、パーソナル・コンピュータ・メモリー・カ
ード国際協会(PCMCIA)によって育成された。こ
の組織は、メモリー・カードおよび関連する周辺装置の
数百の製造者からなっている。PCMCIAは、小型化
されたコンピュータにおいて使用される全てのメモリー
・カードに対する空間的規格が、幅が約55mm、長さ
が85mmおよび奥行きが5mmの矩形状空間に制限さ
れるべきことを決定した。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】メモリー・カードに対
するPCMCIA規格に即して、内部モデムの製造者
は、それらの小型化された通信カードで使用される同じ
空間規格を採用した。メモリー・カードに対してPCM
CIAにより確立された規格を遵守することにより、通
信カード製造者は、新しいPCMCIA規格を用いるコ
ンピュータとの互換性および空間的一致を保証してい
る。
【0041】この新しいPCMCIA規格により課され
る制約は、「クレジット・カード」サイズの通信カード
の開発を結果としてもたらすことになった。モデム内に
これまで収容された構成要素の大半は、クレジット・カ
ードの大きさのウエーハ内に収められる。この新しいP
CMCIA規格に合致する1つの通信カードが、ExC
Aなる登録商標の下でIntel社により製造され、図
3に示される通信カード40と類似している。
【0042】図示した通信カードはモデムの諸機能を供
するものであるが、LANで使用される類似のカードが
考案されている。
【0043】図4は、コンピュータの回路板に取付けら
れた対応するプラグに対して押込まれた68ピン・ソケ
ット42を示している。このプラグおよびソケット構成
は、コンピュータで使用するためユーザが選択し得るカ
ード選択に多岐性を提供する。例えば、別のメモリー・
カードもまた同じPCMCIA構造規格を使用し、従っ
て、通信カード40で使用されるものと同じプラグに挿
入することができる。
【0044】図5は、PCMCIA通信カード40にお
ける周辺装置ソケット44を示す。68ピン・ソケット
42はPCMCIA構造において規格化された電気的イ
ンターフェースの一部をなすが、ソケット44は異なる
製造者により採用される種々のプラグと対応するように
通信カード40に組込まれている。例えば、ソケット4
4は、PCMCIA通信カード40内部に含まれなかっ
た一体化モデムの構成要素を含む外部媒体アクセス装置
とインターフェースするため使用される。
【0045】図5に示される通信カード内部に含まれな
かった構成要素は、RJタイプのコネクタ・インターフ
ェースおよびDAAを含む。図5に示されたシステムで
使用されるDAAおよびコネクタ・インターフェース
は、(しばしば、「中間物理的/電気的コネクタ」また
は「ポジュール(podule)」と呼ばれる)外部装
置に収容されている。68ピン・ソケット42はPCM
CIA構造の一部として規格化されているが、周辺装置
ソケット44の形状および構成は、外部の中間物理的/
電気的コネクタの製造者の必要に従って変化する。
【0046】図6は、図5に示された周辺装置ソケット
44と似た周辺装置ソケットの別の形態を示す。外部中
間物理的/電気的コネクタ・ソケット46は、モデム伝
送のためのポジュールに収容されたDAAおよびRJ−
11インターフェース、あるいはLANで使用される8
ピン・モジュラー・プラグ・インターフェースと使用さ
れる対応するプラグを収受することができる形状を有す
る。ソケット46は、特定の外部DAAおよびRJ−1
1インターフェース・ポジュールと使用される通信カー
ド40に作られる。その結果、RJ−11媒体コネクタ
は電話サービスを提供するほとんどの場所で入手可能で
あるが、ソケット46と対応する共用し得る外部DAA
およびRJ−11インターフェース・ポジュールが入手
できなければ、ユーザは依然として一体化モデムを使用
することができない。
【0047】図7は、小型化された即ちラップトップ・
コンピュータ内部の通信カード40を示している。外部
の中間物理的/電気的コネクタ・ソケット46が、通信
カード40に内蔵されかつこれと接続することができる
ように露出位置に延長した状態で示される。この中間の
物理的/電気的コネクタ・ポジュール48は、外部DA
A50およびRJ−11型内蔵ソケット36を収容す
る。ポジュール48は、外部の物理的/電気的コネクタ
・プラグ52およびコネクタ・コード54を介して通信
カード40と電気的に接続状態に置かれる。
【0048】使用においては、電話回線は、RJ−11
型内蔵ソケット36と物理的および電気的に接続され、
RJ−11プラグが通信インターフェースを形成する。
次に、到来する信号が、外部DAA50を通ってフィル
タされ、コネクタ・コード54を経て外部の物理的/電
気的コネクタ・プラグ52へ進む。第2の通信インター
フェースが、コネクタ・プラグ52とコネクタ・ソケッ
ト46間に形成される。先に述べたように、RJ−11
型通信インターフェースは広く入手可能であるが、コネ
クタ・プラグ52とコネクタ・ソケット46間の第2の
通信インターフェースは製造者特定のものである。
【0049】第2の通信インターフェースを通過した
後、信号はアナログ・モデム周波数からコンピュータと
共用し得る2進信号へ変換される。
【0050】PCMCIA規格通信カードの深さは5m
mに制限されている。しかし、RJタイプまたは8ピン
の小型モジュラー・プラグの如き媒体コネクタの深さ
は、約8乃至12mmである。その結果、RJ−11ま
たは他のモジュラー・コネクタは、内部のコンピュータ
構成要素に対するPCMCIA規格により課された深さ
制限を越える。物理的/電気的媒体コネクタの直接的な
内部接続は、ある製造者により提唱された試みである隣
接するカード空間にはみ出ることを必要とするが、更な
るメモリー容量を提供するため使用することができる空
間の犠牲を要する。
【0051】外部DAAおよびアダプタはコンピュータ
とモデムあるいはLAN間の非互換性の問題を解決する
が、この解決法は、モデムの使用が要求される時は常に
余分な部品(即ち、外部DAAポジュール)を伴うこと
を必要とする。小型化されたコンピュータによって得ら
れる容易な携帯性の利点は、余分なインターフェース・
デバイスを設ける必要によってやや減殺される。
【0052】外部DAAのユーザが遭遇する第2の問題
は、外部DAAの様々な製造者間に規格が存在しないこ
とである。その結果、中間の物理的/電気的コネクタ・
ポジュール48は幾つかの形態を取り得、1つとして異
なる製造者により作られた外部DAAの使用を許容する
形態はない。
【0053】従って、コンピュータが異なる場所へ運ば
れる時は常に、適当な外部DAAが一緒に携行されるこ
とが不可欠である。通信カードとの直接的なインターフ
ェースがアダプタを用いずに許容されないため、アダプ
タの使用を忘れると実質的に機能しない通信システムま
たはLANとなる。
【0054】PCMCIAメモリー・カード・サイズ制
限のあるRJ−11型コネクタの非互換性に対してある
製造者により提唱された別の解決策が図8に示される。
PCMCIA通信カード40は、内蔵ソケット44が通
常配置される場所に一体の物理的/電気的コネクタ56
が取付けられた状態で示される。小型のDAAが一体コ
ネクタ56内部に置かれて、これを通過する信号をフィ
ルタする。RJ−11コネクタ・ソケット36がコネク
タ56の自由端部に形成される。コネクタ56の高さは
約10mmであり、これによりRJ−11ソケット36
がそれに収まることを可能にする。一体コネクタ56の
内蔵により、8mmのRJ−11プラグが5mmの通信
カード40とインターフェースすることを可能にする。
【0055】図9は、ラップトップ・コンピュータに取
付けられた図8の通信カードおよびコネクタを示してい
る。68ピン・ソケット42は、コンピュータの回路ボ
ードと電気的に導通状態にある対応するプラグに対して
取付けられる。通信カード40は5mmのPCMCIA
のサイズ制限に従うが、10mmの一体コネクタ56は
そうではない。その結果、一体コネクタ56はコンピュ
ータ・ハウジングの外側に置かれるか、あるいは隣接ス
ロットにメモリー・カードを移さねばならない。
【0056】通信カードの使用は、RJ−11プラグを
RJ−11型内蔵ソケット36に接続するか、あるいは
LANに使用されるRJ−45または8ピン・モジュラ
ー・プラグを接続するだけでよい。遠くにあるモデムか
ら受信した信号は、内部DAAによりフィルタされ、通
信カード40によって変換される。
【0057】RJ−11型即ちLANのインターフェー
スの問題に対するこのような解決法は余分な構成要素を
付設する必要を排除してこれら構成要素の非互換性を排
除するが、一体の物理的/電気的コネクタに特有なある
問題が生じる。
【0058】例えば、コンピュータのハウジングからは
み出す一体コネクタ56の延長部は、コネクタが使用さ
れない時でもコネクタを破損する可能性を生じる。コン
ピュータの通常寸法を越える突起もまた、多くのラップ
トップ・コンピュータの携帯の際使用されるコンピュー
タの収納カバンと干渉する。
【0059】従って、小型モジュラー・プラグの物理的
/電気的媒体コネクタとの直接的な接続が可能である5
mmのPCMCIA構造の通信カードを提供することが
当技術における改善となろう。
【0060】当技術における別の改善は、隣接するメモ
リー・カードの移動を生じないラップトップおよびノー
トブック・コンピュータにおいて使用される直接的な媒
体コネクタ・インターフェースの提供であろう。
【0061】当技術における別の改善は、小型モジュラ
ー・プラグの物理的/電気的媒体コネクタとの直接的な
接続をも提供しながら、5mmのPCMCIAメモリー
・カードの空間形態制限と合致する通信カードの提供に
ある。
【0062】当技術における更に別の改善は、余分な突
起あるいは余分な外部装置のない設計形状をコンピュー
タ・ハウジングに与える通信カードの提供にある。
【0063】当技術における別の改善は、使用されない
時内部に保持することが可能な5mmのPCMCIA構
造の通信カード/媒体コネクタ・インターフェースの提
供にある。
【0064】当技術における更に別の改善は、内蔵され
た物理的/電気的媒体コネクタ・ソケットに依存しない
通信カード/媒体コネクタ・インターフェースの提供に
ある。
【0065】当技術における更なる改善は、外部のデー
タ・アクセス装置回路に依存しない通信カード接続シス
テムの提供にある。
【0066】当技術における更に別の改善は、コンピュ
ータの外部に付設されねばならない構成要素に依存しな
い通信カード接続システムの提供にある。
【0067】当技術における他の改善は、小型モジュラ
ー・プラグの物理的/電気的媒体コネクタとの直接的な
接続が可能なLANアダプタ・カードの提供にある。
【0068】当技術における更に他の改善は、使用され
ない時コンピュータ内部に保持することができるLAN
アダプタ・カードの提供にある。
【0069】当技術における更に他の改善は、携帯型コ
ンピュータに対して外部に付設されねばならない構成要
素に依存しないLANアダプタ・カード接続システムの
提供にある。
【0070】従って、本発明の一目的は、小型モジュラ
ー・プラグの物理的/電気的媒体コネクタと直接に接続
可能である5mmのPCMCIA構造通信カードの提供
にある。
【0071】本発明の別の目的は、隣接するメモリー・
カードを転置していないラップトップまたはノートブッ
ク・コンピュータにおいて使用される直接媒体コネクタ
・インターフェースの提供にある。
【0072】本発明の更に別の目的は、小型モジュラー
・プラグの物理/電気的媒体コネクタとの直結をも提供
しながら、5mmのPCMCIAメモリー・カードの空
間形態制限と合致する通信カードの提供にある。
【0073】本発明の更に別の目的は、コンピュータ・
ハウジングがその設計形状を余分な突起または余分な外
部装置のないことを許容する通信カードの提供にある。
【0074】本発明の更に別の目的は、使用されない時
に内部に保持することができる5mmのPCMCIA構
造の通信カード/媒体コネクタ・インターフェースの提
供にある。
【0075】本発明の更に別の目的は、内蔵された物理
的/電気的媒体コネクタ・ソケットに依存しない通信カ
ード/媒体コネクタ・インターフェースの提供にある。
【0076】本発明の更に別の目的は、外部のデータ・
アクセス装置回路に依存しない通信カード接続システム
の提供にある。
【0077】本発明の他の目的は、コンピュータに加え
て外部に保持されねばならない構成要素に依存しない通
信カード接続システムの提供にある。
【0078】本発明の更に他の目的は、小型モジュラー
・プラグの物理/電気的媒体コネクタとの直結が可能な
LANアダプタ・カードの提供にある。
【0079】本発明の他の目的は、使用されない時、コ
ンピュータ内部に保持することができるLANアダプタ
・カードの提供にある。
【0080】本発明の更に他の目的は、携帯用コンピュ
ータに加えて外部に保持されねばならない構成要素に依
存しないLANアダプタ・カードの提供にある。
【0081】本発明の他の目的および利点については、
以降の記述に記載され、また一部はこの記載から明らか
となり、あるいは本発明の実施により習得されよう。本
発明の目的および利点は、特に頭書の特許請求の範囲に
指摘される機器および組合わせによって具現され取得さ
れよう。
【0082】
【課題を解決するための手段】上記の諸目的を達成する
ため、本文に具現され広義に記載される如き発明に従っ
て、ラップトップおよびノートブック・コンピュータに
おいて使用される如き小型モジュラー・プラグの物理/
電気的媒体コネクタとPCMCIA構造の通信カードと
の間で使用されるインターフェースが提供される。
【0083】本発明で使用することができる媒体コネク
タは、偏倚された保持クリップ、接触ピン・ブロックお
よび接触ピンを有する。この保持クリップは、接触ピン
・ブロックの外面から突出する広い固定端部を含む幾つ
かの標準的な特徴を有する。この広い固定端部は、移行
切欠き(transition notch)において
狭い自由端部へ急激にテーパ状をなしている。ユーザ
は、この狭い自由端部を操作して媒体コネクタを通信カ
ードから取外す。
【0084】使用において、媒体コネクタ(RJ型の6
ピンまたは8ピン小型モジュラー・プラグの如き)は、
コンピュータと開口の両方と電気的に接続する複数の接
触ワイヤを有する通信カードにおける開口に対して直接
挿入される。この直接的な接続は、媒体コネクタの通信
カードに対する接続を容易にするアダプタの必要を無く
す。
【0085】前記開口は、媒体コネクタを収受できるよ
うなサイズおよび形態を呈する。通信カードに対する開
口の方位は、接触ワイヤが電気信号を適正に通すよう媒
体コネクタにおける接触ピンと電気的に接触状態になけ
ればならないため重要である。
【0086】本発明の一実施例は、媒体コネクタを開口
内に保持するため内部に挿入された媒体コネクタに対し
て開口の壁部を偏倚させる手段を使用する。この開口
は、媒体コネクタより僅かに小さく、媒体コネクタが内
部に位置されるように開口の大きさを拡張するため圧縮
アームを押圧することにより接近を生じる。圧縮アーム
を解放した後、開口の大きさは開口内に媒体コネクタを
保持するよう働く。
【0087】本発明の他の実施例は、色々な構造を用い
て媒体コネクタを内部に保持することができる開口の各
部を形成する。例えば、一実施例は、コンピュータのハ
ウジング内に引込めることができるベースと支持壁部を
用いる。
【0088】本発明の実施例は、通信カードに対して物
理的/電気的媒体コネクタを保持する保持クリップの移
行切欠き、あるいは接触ピン・ブロックの底部と係合し
得る種々の形状のスターラップ(stirrups)を
有する。
【0089】一実施例は、開口した保持溝を用いて通信
カードの表面と平行に挿入される媒体コネクタに対して
側方支持部を提供する。スターラップが、媒体コネクタ
を捕捉し、媒体コネクタを保持溝内に固定された露出し
た接触ワイヤと電気的に接触状態に保持する。
【0090】本発明の別の実施例は、通信カードの表面
と直角に形成された開口を使用する。この開口の完全な
通過は、開口内の完全な接触ピン・ブロックの移動を阻
止する下垂するスターラップにより阻止される。この現
在望ましい実施例は、通信カードの表面から測定して9
0°の角度を持つ開口を使用する。この実施例は、接触
ピン・ブロックを通信カードの下面で垂下するスターラ
ップにより捕捉されて更に移動しないようにする地点ま
で突出させることによりPCMCIA通信構造の深さ制
限を克服する。保持用凸条の如きこの開口内に形成され
る構造が偏倚された保持クリップを捕捉して、物理的/
電気的媒体コネクタを通信カードの引込み可能な接近部
分と電気的に導通状態に保持する。
【0091】必要に応じて、本発明の実施例は、通信カ
ードの一部をコンピュータ・ハウジング内部に保持する
ことによりコンピュータ・ハウジングに対して外部のカ
ードの引込み可能な接近部分を押圧することを偏倚手段
に許容する手段を解放する作動機構を操作することによ
り直接接近することができる通信カードの引込み可能な
アクセス部分を提供する。引込み可能なアクセス部分の
移動は、通信カードの引込み可能なアクセス部分が通信
カードの残部と電気的に接触状態に維持するように制限
される。
【0092】通信カードの引込み可能なアクセス部分の
露出の後、媒体コネクタは直接前記開口内へ挿入されて
電話線とコンピュータ間の電気的接続を容易にする。
【0093】使用された後、通信カードの引込み可能な
アクセス部分は、使用されない時コンピュータ・ハウジ
ング内へ保持されるよう再び挿入される。媒体コネクタ
・プラグが中間アダプタを用いずに通信カードの開口内
へ直接挿入されるため、内蔵されたRJ−11またはR
J−45コネクタ・ソケットは不要である。内蔵された
RJ−11またはRJ−45コネクタ・ソケットが無い
ことは、媒体コネクタ・インターフェースのため必要な
全高を減少する。
【0094】更なる高さの減少は、ある実施例において
開口を通信カードの上面に対して整合することにより達
成される。このような角度方向は、移行切欠きの捕捉を
可能にするため通信カードにおける開口が媒体コネクタ
に対してより長い実際の縦横形状を呈することを許容す
る。
【0095】内蔵されたRJタイプのコネクタ・ソケッ
トの必要を無くすことにより提供される高さの減少と組
合わせて、開口の角度方向は従来のRJ−11の媒体コ
ネクタをPCMCIA規格の通信カードと直接に接続す
ることを許容する。
【0096】本発明において使用されるPCMCIA通
信カードは、一体のDAAを有する。その結果、電話線
上でのデータ転送を容易にするため一切の余分な構成要
素をコンピュータと共に携行する必要がない。容易に入
手可能なRJ−11媒体コネクタを、通信カードの開口
に直接挿入することができる。
【0097】本発明はまた、ローカル・エリア・ネット
ワークで使用されるよう構成されたPCMCIA通信カ
ードを用いるLANアダプタ接続システムを提供する。
使用においては、物理的/電気的媒体コネクタが、PC
MCIA構造のLANアダプタ・カードの開口に直接挿
入される。この直接的な接続は、外部アダプタの必要を
無くして、LANアダプタ・カードに対するRJタイプ
の媒体コネクタの接続を容易にする。
【0098】本発明の上記および他の利点および目的が
達成される方法を知るためには、先に簡単に述べた本発
明の更なる記述を添付図面に示されるその特定の実施態
様に関して参照されたい。これらの図面が単に本発明の
典型的な実施例を示すものであり、従ってその範囲を限
定するものと見做さないものとして、本発明について更
に詳細に添付図面を用いて記述することにする。
【0099】
【実施例】本明細書において用いられる如く、用語PC
MCIA通信カードとは、小型モジュラー・ジャック物
理的/電気的媒体コネクタの厚さより小さな厚さを持つ
通信カードに対するパーソナル・コンピュータ・メモリ
ー・カード国際協会のメモリー・カードのパラメータに
該当する通信カードを意味する。
【0100】用語小型モジュラー・ジャックの物理的/
電気的媒体コネクタは、FCCの68部、サブパートF
に記載される物理的属性を持つコネクタの如き媒体コネ
クタを意味する。RJタイプ、RF−11、RF−4
5、6ピン小型モジュラー・プラグ、8ピン小型モジュ
ラー・プラグなどの如き特定の用語は全て、用語物理的
/電気的媒体コネクタのより広いパラメータに該当する
特定の例示的な物理的/電気的媒体コネクタを指するも
ので、本発明の範囲を特定のコネクタに限定するため使
用されるものではない。
【0101】図10は、引込み可能なアクセス部分72
と固定部分74とを有するPCMCIA標準通信カード
70を示している。
【0102】固定部分74は、コンピュータ(図示せ
ず)と電気的に導通状態にある。引込み可能なアクセス
部分72は、可撓性に富むワイヤ・リボン75を介して
固定部分74と電気的に導通状態にある。引っ込み可能
なアクセス部分72は、通信カード70内に形成された
スロット76に対して出入りするよう摺動する。引込み
可能なアクセス部分72は、ばね78によりスロット7
6から押出される。
【0103】本発明の一つの特質によれば、図10に示
される如き通信カードは、コンピュータ・ハウジングに
対して外方に通信カードの引込み可能アクセス部分を偏
倚させる手段が設けられている。
【0104】限定ではなく事例として、図10に示され
た実施例の偏倚手段は、ばね78および少なくとも1つ
のばね止め部(ramp)79を含む。偏倚されたレバ
ー82と組合わされる保持用切欠き80は、引込み可能
なアクセス部分72をコンピュータのハウジング内部に
保持する。
【0105】本発明の別の特質によれば、図10に示さ
れる如き通信カードは、コンピュータ・ハウジング内に
通信カードの引込み可能なアクセス部分を選択的に保持
するための手段が設けられている。
【0106】限定ではなく事例として、図10に示され
た実施例の選択的保持手段は、保持用切欠き80と被偏
倚レバー82とを含む。制限用切欠き84は、通信カー
ドがコンピュータ・ハウジングから延長する時被偏倚レ
バー82によって係合される。
【0107】本発明の更に別の特質によれば、図10に
示された通信カードの如き通信カードは、通信カードの
引込み可能なアクセス部分の予め定めた距離に移動を制
限する手段が設けられている。
【0108】限定ではなく事例として、図10に示した
実施例の移動制限手段は、被偏倚レバー82と係止切欠
き84とを含む。被偏倚レバー82は、通信カードの引
込み可能なアクセス部分の露出あるいは引込みを開始す
る作動機構として働く。
【0109】限定ではなく事例として、複数の壁部88
を持つ開口86が、引込み可能なアクセス部分72の内
部に形成されている。開口86は、物理的/電気的媒体
コネクタを収受し得るような寸法および形状となってい
る。開口86の内部には、広い保持クリップ溝90と、
狭い保持クリップ溝92と、保持肩部(ridge)9
4とが形成されている。開口86内部の構造は、物理的
/電気的媒体コネクタのコネクタ・ピン・ブロックの保
持を行う。案内トラック96が、通信カード70の底部
から上方へ突出するように通信カード70に形成されて
いる。案内トラック96は、引込み可能なアクセス部分
72の底部に形成された対応する案内溝と相互に係合さ
せられる。
【0110】ユーザが電話回線を通信カードに接続する
ことを欲する時、被偏倚レバー82が保持用切欠き80
から抜けるように操作される。引込み可能なアクセス部
分72が被偏倚レバー82の把持状態から解放される
と、ばね78により加えられた張力が引込み可能なアク
セス部分72をスロット76から押出す。引込み可能な
アクセス部分72の進行運動は案内トラック96により
案内され、被偏倚レバー82が制限用切欠き84と係合
する時停止される。ユーザは次に物理的/電気的媒体コ
ネクタを開口86内に挿入すると、通信カード70と電
話回線との間に電気的接続を生じる。
【0111】本発明の一特質によれば、通信カード70
の如き通信カードは、コンピュータ・ハウジングから遠
去かる方向に通信カードの引込み可能なアクセス部分を
偏倚させる手段を提供する。
【0112】限定ではなく事例として、図10に示され
た実施例に使用された偏倚手段はばね状のワイヤ78を
含む。ユーザがこれ以上引込み可能なアクセス部分72
にアクセスすることを欲さない時、ユーザは単に引込み
可能なアクセス部分72をコンピュータ・ハウジングの
範囲内に押し戻して、保持用切欠き80がコンピュータ
・ハウジング外の引込み可能なアクセス部分72の不用
意な露出を阻止するように被偏倚レバー82により係合
される。
【0113】本発明の別の特質によれば、通信カード7
0の如き通信カードは、コンピュータ・ハウジング内に
通信カードの引込み可能なアクセス部分を選択的に保持
する手段が設けられる。限定ではなく事例として、図1
0に示された実施例における選択的な保持手段は、保持
用切欠き80と被偏倚レバー82と含んでいる。
【0114】使用後は、物理的/電気的媒体コネクタは
開口86から引出され、被偏倚レバー82は制限用切欠
き84から外される。次に、被偏倚レバー82が保持用
切欠き80と係合するまでばね78に抗する圧力が加え
られる。被偏倚レバー82の保持用切欠き80との係合
は、通信カードをコンピュータのハウジング内に固定
し、これにより通信カードをコンピュータの運搬中の破
損から保護する。通信カードに対する物理的/電気的媒
体コネクタの直接的な接続は、外部DAAの必要を無く
し、また囲まれた物理的/電気的媒体コネクタ・ソケッ
トの必要を無くす。
【0115】本発明の一特質によれば、図10に示され
た通信カードの如き通信カードは、通信カードの引込み
可能なアクセス部分がコンピュータ・ハウジングに対し
て出入りする時、通信カードの引込み可能なアクセス部
分と通信カードの固定部分74との間の電気的接続を維
持する手段が設けられる。
【0116】限定でなく事例として、図10に示された
実施例の電気的接続維持手段は可撓性ワイヤ・リボン7
5を含む。可撓性ワイヤ・リボン75は、一端部におい
て通信カード70と物理的ならびに電気的に接続されて
いる。可撓性ワイヤ・リボン75の他端部は、引込み可
能なアクセス部分72に対して物理的ならびに電気的に
接続されている。
【0117】図11のAは、案内溝100との案内トラ
ック96の相互作用により固定部分74と相互に係合さ
せられたPCMCIA通信カード70の引込み可能なア
クセス部分72を示している。
【0118】本発明の一特質によれば、図11のA乃至
Cに示される通信カード70の如き通信カードは、通信
カードの引込み可能なアクセス部分がコンピュータ・ハ
ウジングに対して出入りする時通信カードの引込み可能
なアクセス部分の移動を案内する手段を提供する。
【0119】限定ではなく事例として、図11のA乃至
Cに示される実施例の案内手段は、案内溝100と案内
トラック96とを含む。引込み可能なアクセス部分72
に対するアクセスが要求される時、ユーザは案内トラッ
ク96および案内溝100により案内されるコンピュー
タのハウジングのスロットを介して引込み可能なアクセ
ス部分72を操作する。
【0120】図11のBは、図11のAに示された案内
手段の別の実施例を示し、これにおいては案内トラック
96が固定部分74に形成され案内溝100が引込み可
能なアクセス部分72に形成されるように、案内トラッ
ク96および案内溝100が反対になっている。
【0121】図11のCは、図10の線11C−11C
に関する断面図であり、引込み可能なアクセス部分72
の通信カード70に対する相互作用を示している。引込
み可能なアクセス部分72は、引込み可能なアクセス部
分72がばね78によりスロット76から押出される時
案内トラック96が摺動する案内溝100を持つように
示される。案内トラック96は上方に突出するPCMC
IA通信カード70の底部に形成されるが、案内溝10
0は引込み可能なアクセス部分72の底部に形成されて
いる。
【0122】図12は、引込み可能なアクセス部分72
の露出および引込みの際作動軸104が移動するラチェ
ットを設けた溝102を含む本発明の別の実施例を示
す。
【0123】動作において、コンピュータから引込み可
能なアクセス部分が移動すると、山形ラチェット状の溝
102を介して前進する作動軸104の移動を結果とし
て生じる。この溝に形成された歯が、作動軸104の後
退即ち反時計方向運動を阻止するラチェット作用を与え
る。
【0124】引込み可能なアクセス部分72がコンピュ
ータ・ハウジングの外側へ露呈されると、作動軸104
は直線状に伸びる経路108に沿ってその終端に達する
まで強制的に押圧される。引込み可能なアクセス部分7
2のこれ以上の移動は、作動軸104と直線状に伸びる
経路108の端部との間の接触により停止される。ユー
ザが引込み可能なアクセス部分72の露呈を欲しない
時、作動軸104が直線状に伸びる経路108から出て
山形のラチェット状の溝102を介して時計方向運動を
継続するまで、引込み可能なアクセス部分72はスロッ
ト76を介して手で再び挿入することができる。
【0125】本発明の別の特質によれば、図12に示さ
れる通信カード70の如き通信カードが、コンピュータ
・ハウジング内の通信カードの引込み可能なアクセス部
分を選択的に保持する手段を提供する。限定ではなく事
例として、図12に示した実施例の選択的保持手段は、
ラチェット状の溝102と、作動軸104と、直線状に
伸びる経路108とを含む。
【0126】図13は、本発明の教示を用いた通信カー
ドの別の実施例を示す。引込み可能なアクセス部分72
は、ばね状のワイヤ110の使用によりコンピュータ・
ハウジングから露呈される。
【0127】本発明の別の特質によれば、通信カード7
0の如き通信カードは、通信カードの引込み可能なアク
セス部分をコンピュータ・ハウジングから出る方向に偏
倚する手段を提供する。限定ではなく事例として、図1
3に示した実施例で用いられる偏倚手段は、ばね状のワ
イヤ110を含む。ユーザが引込み可能なアクセス部分
72へのアクセスをもはや欲しない時、ユーザは、保持
用切欠き80が被偏倚レバー82により係合されて引込
み可能なアクセス部分72のコンピュータ・ハウジング
からの不用意な露呈を阻止するように、引込み可能なア
クセス部分72をコンピュータ・ハウジングの領域内へ
押戻すだけでよい。
【0128】本発明の別の特徴によれば、通信カード7
0の通信カードは、通信カードの引込み可能なアクセス
部分をコンピュータ・ハウジング内に選択的に保持する
手段が提供される。限定ではなく事例として、図13に
示した実施例の選択的保持手段は、保持用切欠き80と
被偏倚レバー82とを含んでいる。
【0129】図14は、アクセス穴(access t
unnel)123が形成されたコンピュータ・ハウジ
ングを示す。アクセス穴123は、通信カード70を移
動する必要なしにコンピュータの外側から通信カード7
0に直接アクセスすることを可能にする。媒体コネクタ
18は、アクセス穴123を介して直接通信カード70
に挿入されて、コンピュータと電話回線16との間に物
理的および電気的な接続を生じる。
【0130】図15は、物理的/電気的媒体コネクタ3
8と引込み可能なアクセス部分72間の本発明のインタ
ーフェースを示している。物理的/電気的媒体コネクタ
38は、接触ピン・ブロック112と、複数の接触ピン
114と、偏倚された保持クリップ116とを含む。偏
倚された保持クリップは、広い固定端部118と、狭い
自由端部120と、移行切欠き122とを含む。物理的
/電気的媒体コネクタ38の挿入と同時に、電話回線1
6と引込み可能なアクセス部分72との間に電気的接続
が行われる。
【0131】図15における通信カードもまた、通信カ
ードの開口を接触ピン・ブロックが完全に挿通すること
を阻止する手段が設けられる。事例として、図15に示
した実施例の挿通阻止手段は、突起(ledge)12
6を有する。
【0132】図16は、通信カード70の引込み可能な
アクセス部分72の付近に位置された従来のRJ−11
プラグ38を示す。挿入されると、RJ−11プラグ3
8は、接触ワイヤ124と接触ピン114との間に電気
的な接続を開始して、電話回線16からコンピュータへ
のデータ転送を可能にする。突起126は、RJ−11
プラグ38の通信カード70の引込み可能なアクセス部
分72への完全な挿通を阻止する。
【0133】角度を付した開口86へのRJ−11プラ
グ38の物理的な接続は、広い固定端部118の角度付
き開口86の広い保持クリップ溝90への挿入により案
内される。広い固定端部118の広い保持クリップ溝9
0への進入は妨げられない。しかし、偏倚された保持ク
リップ116の狭い自由端部120が一旦保持肩部94
を越えて押入れられると、RJ−11プラグ38は角度
付き開口86内に固着される。RJ−11プラグ38を
角度付き開口86から解放するためには、ユーザは、狭
い自由端部120における偏倚された保持クリップ11
6を接触ピン・ブロック112に向けて押し、角度付き
開口86からRJ−11プラグ38を引出すだけでよ
い。移行切欠き122は保持肩部94と相互に作用し
て、係合するとRJ−11プラグ38を角度付き開口8
6内に固着する。
【0134】PCMCIA型通信カード構造の制約に触
れることなく角度付き開口86の機能が囲まれたRJ−
11ソケットの機能を密接に反映することが判るであろ
う。このため、本実施例において角度付き開口86が引
込み可能なアクセス部分72に形成される角度は、PC
MCIA構造により課される制約によって制限される。
本実施例に示される本発明の教示を用いる開口は、その
表面に対する角度が約15°乃至約60°の範囲内に該
当するようにPCMCIA型通信カードに形成される。
図10および図12乃至図16に示される実施例におい
て用いられる開口は、通信カードの面と直角の線から測
定して20°である。
【0135】図17は、本発明の更に別の実施例を示
す。図17に示される本実施例は、角度付き開口は用い
ないが、その代わり通信カード40の引込み可能なアク
セス部分72に形成された直角の開口130を用いる。
このような構成は、クリップが通信カードの上方に突出
する時保持クリップ116を捕捉するか、あるいはピン
・ブロック112が通信カードの下方に突出するならば
このピン・ブロックの下端部を支持する別の構造を通信
カードに組込むことを要求する。PCMCIAの5mm
規格により課される5mmの制限の故に、8〜15mm
コネクタは、通信カードの表面に対して直角方向に挿入
される時、この通信カードの少なくとも1つの面から突
出しなければならない。
【0136】従って、本発明の一特質によれば、図17
に示される開口の如き開口は、物理的/電気的コネクタ
を通信カードの開口内に固定するための手段が設けられ
る。限定ではなく事例として、図17に示した実施例の
固定手段は、偏倚された保持用スターラップ132を含
む。スターラップ132は、枢着ピン136の長手方向
軸心周囲のスターラップばね134により枢動自在に偏
倚される。スターラップばね134は、図17に示した
実施例ではスターラップ132を例えば時計方向に偏倚
させる。スターラップ132の常態時が仮想線で示され
る。
【0137】垂直の開口130の使用が要求される時
は、スターラップ132は開口130から凹部138内
へ枢動させられ、これによりプラグ38が開口130内
へ挿入されるとプラグ38に対する妨げを取除く。図1
7に示した実施例では、プラグ38の開口130内の移
動は、開口130内に突出するストッパ140により制
限される。プラグ38がストッパ140に当接すると同
時に、スターラップ132が解放されて、ばね134の
押圧作用により引込み可能なアクセス部分72の上面か
ら突出するプラグ38の部分と接触するように枢動する
ことができる。
【0138】スターラップ132は、プラグ38が開口
130内でストッパ140と当接する時に移行切欠き1
22と係合し得るよう、スターラップ132から突出す
る保持用タブ142を持つように構成される。ばね13
4は、プラグ38と開口130間に接続が行われる時、
移行切欠き122に対する保持用タブ142の係合状態
を維持する。
【0139】図18に示される実施例においては、本発
明の一特質により、図18に示される引込み可能なアク
セス部分72の如き通信カードの引込み可能なアクセス
部分は、通信カードの開口内に物理的/電気的コネクタ
を固定する手段が設けられる。限定ではなく事例とし
て、図18に示した実施例の固定手段は、偏倚された2
つの円弧状スターラップ144を含む。2つの円弧状ス
ターラップ144は、プラグ38に対して枢動自在に偏
倚される。プラグ38の開口130による保持は、2つ
の円弧状スターラップ144の2つの円弧形状により行
われる。
【0140】本明細書で用いられる如く、2つの円弧状
なる用語は、下垂する取付け脚部146と保持脚部14
8とを持つスターラップを意味し、2つの取付け脚部が
広い固定端部18と少なくとも同じ広さの距離だけ隔て
て配置され、この保持脚部は移行切欠き122と係合す
ることができる。
【0141】図18に示されるように、2つの円弧状ス
ターラップ144が凹部138に押込まれると、スター
ラップばね134により生じた張力が2つの円弧状スタ
ーラップ144を開口130内へ押圧する。2つの円弧
状スターラップ144は使用に先立ち開口130から引
出すことができるが、2つの円弧状スターラップがプラ
グ38の開口130への進入を阻止しないように収容さ
れることが望ましい。
【0142】本発明の一特質によれば、図18に示した
スターラップの如きスターラップは、開口を塞がないよ
うにスターラップを選択的に拘束する手段が設けられ
る。限定ではなく事例として、図18に示した拘束手段
は掛止ディスク150を含む。掛止ディスク150は、
2つの円弧状スターラップ144の如きスターラップと
選択的に係合して2つの円弧状スターラップ144が開
口130の如き開口内に枢動することを阻止する。
【0143】図19は、開口130とプラグ38間の相
互作用を特に示す図18の線19−19に関する断面図
である。2つの円弧状スターラップ144は、偏倚され
た保持クリップ116の移行切欠き122と係合された
状態で示される。2つの円弧状スターラップ144を介
して偏倚された保持クリップ116とスターラップばね
134間に生じる張力が、移行切欠き122に対する2
つの円弧状スターラップ144の係合状態を維持する。
プラグ38が開口130から引出される時、ユーザは、
プラグ38を開口130におけるストッパ140との当
接状態から引出しながら、2つの円弧状スターラップ1
44を凹部138内へ押圧することにより2つの円弧状
スターラップ144を移行切欠き122から切離す。プ
ラグ38が開口130内にない時、2つの円弧状スター
ラップ144はスターラップばね134により開口13
0内へ偏倚させられることになる。
【0144】開口130は、引込み可能なアクセス部分
72内に位置決めされて設けられ、接触ワイヤ124と
接触ピン・ブロック112に配置された複数の電気的接
触ピン114との間の電気的接触を許容する。掛止ディ
スク150は、2つの円弧状スターラップ144と選択
的に係合してこの2つの円弧状スターラップ144が開
口130内に枢動することを阻止する。
【0145】図20は、図19に示した如き垂直の開口
130が形成された通信カードの引込み可能なアクセス
部分72を示す。図20に示した本発明の実施例は、プ
ラグ38が開口130の壁部からの突出により停止され
ない代わりに引込み可能なアクセス部分72内に部分的
に挿通させられる点において、図19の実施例とは異な
る。引込み可能なアクセス部分72内のプラグ38の部
分的な挿通は、偏倚された保持クリップ116の移行切
欠き122が開口130内に形成された垂直の保持用肩
部152により係合されることを許容する。
【0146】プラグ38が開口130内に完全に挿通す
ることを阻止するため、本発明の一特質によれば、図2
0に示したものと類似する通信カードの引込み可能なア
クセス部分は、プラグが開口内に完全に挿通することを
阻止する手段が設けられる。限定ではなく事例として、
図20に示した実施例の挿通阻止手段は、枢動アーム1
54を含む。枢動アーム154は、枢動アームばね15
6により開口130内へ偏倚させられる。
【0147】プラグ38が開口130内へ導入される
と、プラグ38は枢動アーム154を開口130から引
込み可能なアクセス部分72の下面158の下方でこれ
と直角をなす位置へ強制的に押出す。図20に示される
この直角位置では、枢動アーム154の下垂アーム16
0が面158と直角をなす。当接アーム162が、下垂
アーム160に対して直角に突出する。枢動アーム15
4がプラグ38により開口130から押出されると、プ
ラグ38の運動は当接アーム162との当接と同時に停
止される。当接点で、移行切欠き122が保持用肩部1
52により係合されることにより開口130にプラグ3
8を固定する。複数の接触ピン114と接触ワイヤ12
4間の電気的接触もまたこの点で生じる。
【0148】プラグ38を開口130から引出すために
は、ユーザは、偏倚された保持クリップ116を接触ピ
ン・ブロック112に対して押圧し、プラグ38を開口
130から引出す。
【0149】図21は、本発明の現在望ましい実施態様
を示す。
【0150】プラグ38の開口130内への導入と同時
に、スターラップ174は下面158と平行な方向から
これと直角方向に枢動させられる。下垂状態に達すると
同時に、スターラップ174はプラグ38が開口130
内にこれ以上挿通することを阻止する。この点におい
て、プラグ38の充分な部分が、面158の下方に延在
して、開口130の壁部に形成された保持用肩部によ
り、偏倚された保持クリップ116の移行切欠きの捕捉
を可能にする。プラグ38内の充分な電気的接触部分が
開口130に維持されて、通信カードの引込み可能なア
クセス部分に形成された接触ワイヤとの電気的接触状態
を可能にする。
【0151】本発明の一特質によれば、図21に示した
ものと類似する通信カードの引込み可能なアクセス部分
は、プラグの開口への完全な挿通を阻止する手段が設け
られる。限定ではなく事例として、図21に示した実施
例の挿通阻止手段は、下垂する枢動スターラップ174
を含む。引込み可能なアクセス部分の引込みは、ばねを
必要とすることなくスターラップを開口130内に枢動
させるが、スターラップ174をばね176により開口
130内へ偏倚させることができる。
【0152】図22は、下面158と平行にこの面に形
成された長手方向軸心を持つ保持用溝を用いる本発明の
一実施例を示している。保持用溝170は、プラグ38
の側方の運動に抗するように働く。溝170は、この溝
170内へ完全に挿入される時プラグ38が当接する端
壁部172で終る。プラグ38は、引込み可能なアクセ
ス部分72に対して枢動自在に取付けられた支持用スタ
ーラップ174により前記溝170に保持される。ばね
176が支持用スターラップ174を溝170内へ偏倚
させる。
【0153】使用において、支持用スターラップ174
が溝170から出るように枢動させられ、プラグ38が
支持用スターラップ174内へ挿入される。プラグ38
は、接触ピン・ブロック112が端壁部172に当接す
るまで溝170に挿入され、これと同時に支持用スター
ラップ174が偏倚された保持クリップ116の移行切
欠き122と係合する。
【0154】プラグ38を溝170から切離すために、
ユーザは、偏倚された保持クリップ116を接触ピン・
ブロック112に対して押圧し、これにより支持用スタ
ーラップ174を移行切欠き122から切離す。
【0155】図23は、引込み可能なアクセス部分72
が接触ピン・ブロック112を支持する溝202を内部
に形成する本発明の一実施例を示している。溝202
は、接触ピン・ブロック112と一致するような形状で
ある。スターラップ204は、引込み可能なアクセス部
分72と実質的に平行な位置からこれと実質的に直角で
ある位置へ90°の円弧で枢動するように引込み可能な
アクセス部分72内に位置される。スターラップ204
は、ばね206により引込み可能なアクセス部分72と
実質的に平行な方向に偏倚させられる。
【0156】使用において、プラグ38が溝202の端
壁部208に当接するまで、スターラップ204は引込
み可能なアクセス部分72に対して直角位置に引張ら
れ、プラグ38は溝202に挿入させられる。次に、ス
ターラップ204は、その直角位置から解放され、ばね
206によりプラグ38の頂部と接触するように押圧さ
れる。
【0157】溝202の底部に配置された接触ワイヤ1
24は、プラグ38が端壁部208と当接するように配
置されると、接触ピン・ブロック112の接触ピン11
4と接触状態に置かれる。スターラップ204は、プラ
グ38と接触を生じるように湾曲しており、その内部に
偏倚された保持クリップ116の移行切欠き122と係
合するように接触点の上方に高くなったブリッジ210
が形成されている。接触ワイヤ124と接触ピン114
との間の電気的接触を維持するため、偏倚されたスター
ラップ204により溝204内のプラグ38に対して圧
力が及ぼされる。
【0158】RJ−11電話ジャックの接続が必要でな
くなると、スターラップ204は再び直角位置へ持上げ
られ、プラグ38を溝202から取外すことができる。
ばね206の偏倚により、スターラップ204を再び溝
202へ押圧し、引込み可能なアクセス部分72を引込
めることができる。
【0159】スターラップ204の形態は図24を参照
することにより最もよく理解され、同図ではスターラッ
プ204はブリッジ210と接点212を持つように示
される。スターラップ204の自由端部214は、引込
み可能なアクセス部分72に形成された開口(図示せ
ず)に係合する。
【0160】本発明の別の実施例が図25のAに示さ
れ、ここではプラグ38が開口216へ挿入された状態
で示される。図25のAに示される実施例では、保持ク
リップと係合する装置がないことが判るであろう。その
代わり、物理的/電気的媒体コネクタは、開口を持つ媒
体コネクタを保持するため、開口壁面をこれに挿入され
た媒体コネクタに対して偏倚させる手段により生じる摩
擦により所定位置に保持される。
【0161】限定としではなく事例として、図25のA
に示された実施例で使用される開口の壁部を偏倚する手
段は圧縮アーム217を含む。開口216を媒体コネク
タより僅かに小さく形成することにより、媒体コネクタ
を開口内に保持する摩擦が生成される。媒体コネクタが
不要になると、圧縮アーム217がユーザの指により相
互に偏倚させられる。この偏倚作用は開口の大きさを増
し、ことにより媒体コネクタを解放して媒体コネクタを
取除くことを可能にする。
【0162】摩擦を用いて媒体コネクタを開口内に保持
する本発明の別の実施例は図25のBに示される。ばね
218は偏倚された保持クリップ116と反対側の開口
216の壁部220内部に取付けられる。開口216
は、偏倚された保持クリップ116の形状と一致するよ
うに形成された凹部222が形成される。ばね218が
プラグ38を凹部222へ押圧すると、偏倚された保持
クリップ116が凹部222を有する開口の側からの圧
縮力をプラグ38に掛けることにより応答する。ばね2
18および偏倚された保持クリップ116の組合わされ
た圧縮力は、プラグ38を開口216内に保持するよう
に働く。プラグ38が開口216内に完全に挿入される
と、壁部220に配置された接触ワイヤ124もまた接
触ピン・ブロック112の接触ピン114と電気的に導
通状態に置かれる。
【0163】ばね218が図25に示された実施例にお
ける偏倚された保持クリップ116と反対側に配置され
るが、1つ以上のばねが開口216を包囲する壁部22
0のどれかあるいは全てに配置されて保持作用力を生じ
ることが判るであろう。
【0164】図26に示される実施例においては、開口
216はプラグ38を収受し得るような大きさおよび形
状となっている。開口216は、引込み可能なアクセス
部分72に形成され、偏倚された保持クリップ116を
収受し得るような形状の凹部223を有する。保持アー
ム224は、引込み可能なアクセス部分72に枢着さ
れ、引込み可能なアクセス部分72に対する実質的に直
角となるように90°の円弧にわたり引込み可能なアク
セス部分72に形成された溝226から枢動することが
できる。使用しない時は、引込み可能なアクセス部分7
2が引込められるように保持アーム224は溝226に
向かって下方へ枢動される。
【0165】プラグ38が開口216に挿入されると、
保持アーム224は溝226から偏倚された保持クリッ
プ116を経て図26に示された位置へ枢動される。
【0166】本明細書に開示される他の実施例における
ように、プラグ38の接触ピン114と開口216の壁
部に固定された接触ワイヤとの間に電気的導通が生じ
る。
【0167】次に図27には本発明の別の実施例が示さ
れ、これにおいては、溝228が引込み可能なアクセス
部分72の底部に形成されている。溝228は、物理的
/電気的媒体コネクタの一部を収受することができるよ
うな大きさおよび形状となっている。枢動保持クリップ
230は、引込み可能なアクセス部分72と実質的に平
行な位置から引込み可能なアクセス部分72に対して直
角の位置へ枢動し得る。プラグ38が溝228へ挿入さ
れると、枢動保持クリップ230は引込み可能なアクセ
ス部分72から上方へプラグ38の後部にわたり枢動す
ることができ、これによりプラグ38を溝228に保持
する。
【0168】更に、ばね装填枢動ブロック232は、溝
228内の物理的/電気的媒体コネクタの保持を助ける
ように溝228内で動作する。枢動ブロック232は、
物理的/電気的媒体コネクタがこれにより挿入されるよ
うに枢動することができる。その後、このブロックをプ
ラグ38から最も遠い枢動しないブロックを持上げるこ
とにより、このブロックは上方へ強制的に押されること
により、物理的/電気的媒体コネクタを溝228から取
外すことを阻止する。物理的/電気的媒体コネクタを溝
228から取外すことが必要である場合、プラグ38に
最も近い枢動ブロック232の隅部を押して枢動ブロッ
ク232が再び溝228の底部と平坦になるようにす
る。
【0169】枢動ブロック232は、プラグ38が溝2
28にある時枢動ブロック232の枢動自在な運動を許
容する距離だけプラグ38の後方に置かれねばならない
ことが判るであろう。物理的/電気的媒体コネクタを溝
228から取外した後、保持クリップ230は引込み可
能なアクセス部分72に形成された溝(図示せず)へ枢
動させられる。次に、引込み可能なアクセス部分72は
保持クリップ230または枢動ブロック232から妨げ
られずに引込めことができる。プラグ38が溝228に
保持される時、プラグ38における接触ピン114は接
触ワイヤ124(図示せず)と電気的に導通状態に置か
れる。
【0170】次に図28に示される実施例について述べ
れば、上部枢動部材236と下部枢動部材238にそれ
ぞれ形成された複合開口を有する実施例が提供される。
両方の枢動部材236、238は共通の枢動接近部24
0を持ち、引込み可能なアクセス部分72が引込められ
る時引込み可能なアクセス部分72と実質的に平行な位
置へ置くことができ、また引込み可能なアクセス部分7
2に対して直角の位置へ枢動することもできる。
【0171】図29に示される直角位置にある時、複合
開口234は枢動部材236および枢動部材238に形
成される。開口234は、物理的/電気的媒体コネクタ
を内部に収受し得るような大きさおよび形状となってい
る。プラグ38が複合開口234へ挿入される時、プラ
グ38の接触ピン114は上部枢動部材236の内面に
形成された接触ワイヤ124と電気的に導通状態にな
る。開口234の入口近くに形成された保持条242
は、プラグ38の移行切欠きと係合して物理的/電気的
媒体コネクタを開口234内に保持する。
【0172】物理的/電気的媒体コネクタを解放するに
は、偏倚された保持クリップ116が接触ピン・ブロッ
クに向かう方向に偏倚され、物理的/電気的媒体コネク
タが取外される。上部枢動部材236は下部枢動部材2
38よりも幅が広く、両方とも共通の枢動軸部240で
枢動する。枢動ピン244は、両方の枢動部材236、
238を軸240で貫通し、引込み可能なアクセス部分
72を形成するアームに固定される。上部枢動部材23
6は、開口234の頂部のみを提供し、この開口の残部
は下部枢動部材238により提供される。
【0173】複合開口234の使用が必要でなくなる
と、下部枢動部材238が引込み可能なアクセス部分7
2と実質的に平行な位置へ枢動され、上部枢動部材23
6は下部枢動部材238上で引込み可能なアクセス部分
72と実質的に平行な位置へ枢動させられる。
【0174】次に図30において、部分的開口250の
一部を形成するよう3つの構造が共働する本発明の実施
例が示される。部分的開口250を形成するため共働す
る3つの構造部は、突起252と、角度を持つ保持バー
254、256とである付角保持バー254、256
は、水平案内ピン258により接合される。
【0175】垂直案内バー260は、突起252を付角
保持バー254、256に対して接合する。ばね262
が、付角保持バー254、256を別々に偏倚させるよ
う働く。ストッパ264は、付角保持バー254、25
6の移動を部分的開口250が物理的/電気的媒体コネ
クタを収受し得るような大きさと形状である地点に制限
するように配置される。接触ワイヤ124が突起252
に配置され、プラグ38における接触ピンと電気的な導
通状態を確立することができる。保持切欠き266が付
角保持バー254、256の内部に形成され、物理的/
電気的媒体コネクタを部分的開口250内に保持するた
め物理的/電気的媒体コネクタの構造部と係合すること
ができる。
【0176】図31は、プラグ38が挿入される図30
に示された実施例を示す。保持切欠き266が、偏倚さ
れた保持クリップ116の移行切欠き122を保持した
状態で示される。
【0177】図30および図31に示された実施例のよ
り完全な理解のため、次に図32を参照する。図32
は、部分的開口250をその後部から見た状態を示す。
部分的開口250を形成する構造部は、アンカー263
により通信カードの静止部に接合される。プラグ38の
底部は突起252により支持され、電気的な導通状態が
接触ワイヤ124に生じる。
【0178】図33は、図32の実施例の枢動要素を示
す線33−33に関する断面図である。垂直案内バー2
60は、図33における反時計方向で上方に枢動するこ
とができ、突起252は、通信カードの残部を部分的開
口へ引込めるに先立ち、垂直案内バー260間の領域に
折畳むことができる。突起252および垂直案内バー2
60が引込み可能なアクセス部分72と平行な位置へ枢
動された後、付角保持バー254、256が一緒に図3
4に示される形態に押し込まれる。突起252と折畳む
付角保持バー254、256とが一緒に押し込まれる
と、これらの構造部は次に通信カードの残部に引込める
ことができる。
【0179】本発明の別の実施例が図35に示され、こ
れにおいては、引込み可能なアクセス部分72が開口支
持構造268を収容している。開口支持構造268は、
支持壁部272をアクセス壁部274に接合するヒンジ
270を含む。アクセス壁部274に形成されているの
は、物理的/電気的媒体コネクタを収受し得るような大
きさおよび形状を有する開口276である。支持壁部2
72は、媒体コネクタが開口276に挿入される時、ア
クセス壁部274の最上部を支持するのみでなく、物理
的/電気的媒体コネクタ内部の接触ピンと電気的に導通
状態に置かれた接触ワイヤ124をも収容するよう働
く。
【0180】ベース278は、アクセス壁部274の下
縁部に形成されたガイド282を指向させるトラック2
80が形成されている。ガイド282は、トラック28
0内で摺動するのみでなく、ベース278に対してアク
セス壁部274の下縁部を保持するようにも働く形状を
有する。
【0181】ユーザが開口支持構造268を使用するこ
とを欲する時、ユーザによりアクセス壁部274の基部
に対して圧力が及ぼされてヒンジ270付近に圧縮状態
を生じる。図36に示されるように、このような圧縮状
態は支持壁部272とアクセス壁部274の両方の上昇
を生じる結果となる。
【0182】トラック280に配置されたストッパは、
ガイド282の進行を停止させ、これによりアクセス壁
部274を支持壁部272に対する適正な整合状態に置
いて物理的/電気的媒体コネクタの接触ピンと接触ワイ
ヤ124間に電気的な導通状態を生じる。
【0183】更に、ベース278とアクセス壁部274
と支持壁部272の組合わせは、適正に配置されると、
物理的/電気的媒体コネクタに対する支持部を提供して
これを保持する。例えば、ベース278は物理的/電気
的媒体コネクタの底縁部を支持するよう働くが、開口2
76は物理的/電気的媒体コネクタの側方の移動を制限
するように働く。切欠き284は、偏倚された保持クリ
ップの移行切欠きと係合することができるような大きさ
と形態となっている。
【0184】ユーザが開口支持構造から物理的/電気的
媒体コネクタを取外すことを欲する時、偏倚された保持
クリップが接触ピン・ブロックへ押付けられ、物理的/
電気的媒体コネクタが開口276から取外される。その
後、圧力がヒンジ270領域へ加えられて開口支持構造
268を平坦にする。平坦になると、開口支持構造26
8は通信カード内部に引込めることができる。
【0185】図37には、引込み可能なアクセス部分7
2が物理的/電気的媒体コネクタを収受し得る開口28
6を収容する本発明の望ましい実施例が示される。物理
的/電気的媒体コネクタが開口286に挿入される時物
理的/電気的媒体コネクタに配置された接触ピンと電気
的な導通状態を生じ得るように、接触ワイヤ124が開
口286内へ突出している。スターラップ288は、物
理的/電気的媒体コネクタの開口286を介して進行す
るのを制限する。
【0186】開口286に対するスターラップ288の
相互作用関係については、図34に示された実施例の断
面立面図が示される図38を参照することにより更によ
く理解されよう。スターラップ288は引込み可能なア
クセス部分72に枢動自在に係合させられてこれから下
垂する。スターラップ288が開口286の一部を挿通
するように配置される時、物理的/電気的媒体コネクタ
はこれを挿通できない。通信カードが使用される時、物
理的/電気的媒体コネクタはスターラップ288上に静
置する。
【0187】通信カードと物理的/電気的媒体コネクタ
との間の電気的な導通が必要でなくなると、物理的/電
気的媒体コネクタは開口286から取外され、引込み可
能なアクセス部分72が通信カード内へ再び引込められ
る。スターラップ288が引込め可能なアクセス部分に
枢動自在に取付けられると、引込み可能なアクセス部分
が引込められ時この引込め運動が通信カードとスターラ
ップ間の接触を開始する。スターラップ288は、引込
み可能なアクセス部分に対して枢動し、その引込め運動
を妨げない。引込み可能なアクセス部分が延長される時
は、スターラップ288は引込み可能なアクセス部分7
2から外れて枢動してこれから下垂する。
【0188】従来のRJ−タイプの物理的/電気的媒体
コネクタの通信カードに対する直接的な挿入を可能にす
ることにより、本発明は、外部のポジュールまたはコン
ピュータに加えて外部に保持されねばならない他の装置
を不要にする。携帯用コンピュータが移動されるなら
ば、電話回線および互換可能な物理的/電気的媒体コネ
クタを容易に切離すことができ、通信カードをコンピュ
ータのハウジング内へ引込めることができる。通信カー
ドを引込めることにより破損を防止し、コンピュータを
運搬するためのカバンがコンピュータ・ハウジングの側
部から突出する装置の妨げもなく通常の方法で機能する
ことを可能にする。
【0189】DAAがPCMCIA構造の通信カード内
部に構成される時、外部のDAAは不要である。内部D
AAを有する利点、およびRJ−11または他のRJタ
イプの物理的/電気的媒体コネクタを直接接続する能力
は、ユーザが異なる場所間に携帯用コンピュータを頻繁
に運搬しなければならない時に最もよく発揮される。
【0190】LANと関連して本発明のインターフェー
スを使用する時に同様な利点が発揮される。FCCの6
8部、サブパートF仕様の8ピンの小型モジュラー・プ
ラグと物理的に互換性のあるプラグをPCMCIA型通
信カードに対して直接挿入することにより、LANを使
用される種々のケーブルに接続するため使用しなければ
ならない外部ポジュールあるいは他の装置の必要が無く
なる。8ピンの小型モジュラー・プラグの物理/電気的
媒体コネクタに対するLANを標準化することにより、
互換性および共用性の利点を具現することができる。8
ピンの小型モジュラー・プラグを収受し得るソケットの
組込みは、PCMCIA型通信カードに対する直接的な
接続を可能にして、ラップトップおよびノートブック・
タイプのコンピュータに対してLANの可用性を付与す
る。外部装置がコンピュータ・ハウジングから突出する
必要がないため、ラップトップまたはノートブック・コ
ンピュータの形状に合わせて設計されるカバンおよび類
似の装置が妨げとなることがない。
【0191】本発明は、本発明の趣旨および特徴から逸
脱することなく他の特定の形態で具現することができ
る。本文に述べた実施態様は、全ての観点において例示
であって限定と見做されるべきものではない。従って、
本発明の範囲は、本文の記述によるのではなく頭書の特
許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の意味
するところおよびその相等範囲に該当する全ての変更
は、その範囲内に含まれるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の外部モデムを示す斜視図である。
【図2】携帯用コンピュータに組込まれた従来技術の一
体型モデムを示す斜視図である。
【図3】PCMCIA構造の通信カードを示す部分破断
斜視図である。
【図4】図3に示したPCMCIA型通信カードと類似
する通信カードの68ピン・コネクタ端部を示す斜視図
である。
【図5】内部に製造者固有の周辺装置ソケットを形成し
た図3に示されたPCMCIA構造の通信カードの他端
部を示す拡大斜視図である。
【図6】異なるポジュール・プラグを用いる図5に示し
たものと類似する製造者固有の周辺装置ソケットを示す
拡大斜視図である。
【図7】中間の物理的/電気的コネクタに対して取付け
可能なPCMCIA構造の通信カードを内装した携帯用
コンピュータを示す部分破断斜視図である。
【図8】一体のDAAおよび物理的/電気的媒体コネク
タ・ソケットを用いるPCMCIA構造の通信カードを
示す斜視図である。
【図9】図8に示した通信カードの携帯用コンピュータ
への組付けを示す部分破断斜視図である。
【図10】カードがコネクタによる挿入の用意ができた
延長状態にある本発明の範囲内のPCMCIA型通信カ
ードの第1の実施例を示す平面図である。
【図11】Aは、通信カードの残部に取付けられた本発
明の通信カードの引込み可能なアクセス部分を示す断面
図である。Bは、同様にPCMCIA型通信カードに取
付けられたAに示された如き引込み可能なアクセス部分
の第2の実施例を示す断面図である。Cは、図10にお
ける線11C−11Cに関する通信カードを示す断面図
である。
【図12】通信カードの残部に取付けられた状態で示さ
れる通信カードの引込み可能なアクセス部分を示す部分
破断斜視図である。
【図13】コンピュータのハウジング内に完全に引込め
ることができるPCMCIA構造の通信カードを示す平
面図である。
【図14】内部に組込まれた通信カードを示すように描
かれたコンピュータ・ハウジングを示す斜視図である。
【図15】物理的/電気的媒体コネクタが挿入されたP
CMCIA型通信カードの引込み可能なアクセス部分を
示す一部破断断面図である。
【図16】物理的/電気的媒体コネクタが取外された状
態のPCMCIA構造の通信カードの引込み可能なアク
セス部分を示す一部破断斜視図である。
【図17】本発明の教示を盛込んだ物理的/電気的媒体
コネクタと5mmのPCMCIA型通信カードとの間の
インターフェースの一実施例を示す一部破断斜視図であ
る。
【図18】通信カードに対する物理的/電気的媒体コネ
クタの接続状態を示す斜視図である。
【図19】本発明のインターフェースを更に示す図18
における線19−19に関する断面図である。
【図20】本発明の教示を盛込んだインターフェースの
一実施例を示す断面図である。
【図21】本発明の教示を盛込んだインターフェースの
一実施例を示す断面図である。
【図22】本発明の教示を盛込んだ物理的/電気的媒体
コネクタと5mmのPCMCIA型通信カードとの間の
インターフェースの一実施例を示す一部破断斜視図であ
る。
【図23】引込み可能なアクセス部分に形成した溝と物
理的/電気的媒体コネクタと物理的/電気的媒体コネク
タを内部に保持するスターラップとの組合わせを用いる
本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図24】物理的/電気的媒体コネクタが内部に保持さ
れた図23に示した本発明の実施例を示す斜視図であ
る。
【図25】Aは、開口と圧縮アームを用いて媒体コネク
タを保持する本発明の一実施例を示す平面図である。B
は、物理的/電気的媒体コネクタを内部に保持すること
ができる側方に引込められたばねを有する縦方向開口を
用いる本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図26】縦方向開口を用いて、開口内に物理的/電気
的媒体コネクタを保持することを助けるためカードの引
込み可能なアクセス部分内で枢動し得る保持アームを有
する本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図27】引込み可能なアクセス部分の底部に形成され
た溝内に物理的/電気的媒体コネクタを保持することを
助ける図26に示されたものと類似する保持アームを用
いる本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図28】折畳んだ位置における本発明の一実施例を示
す斜視図である。
【図29】開放位置における図28に示されたものと類
似する本発明の一実施例を示す図である。
【図30】折畳み可能な突起および角度を付した保持バ
ーを用いて物理的/電気的媒体コネクタを挿入すること
ができる開口の各部を形成する本発明の一実施例を示す
斜視図である。
【図31】物理的/電気的媒体コネクタが内部に挿入さ
れた図30に示されたものと類似する一実施例を示す図
である。
【図32】図30および図31に示された実施例の後部
からみた斜視図である。
【図33】図32における線33−33に関する断面図
である。
【図34】コンピュータのハウジング内へ引込められた
状態で示される図31乃至図33に示された実施例を示
す斜視図である。
【図35】物理的/電気的媒体コネクタを保持するよう
機能するヒンジ付き支持壁部およびアクセス壁部を有す
る本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図36】開披された位置におけるアクセス壁部および
支持壁部を示す図35に示された実施例の斜視図であ
る。
【図37】物理的/電気的媒体コネクタが開口内を完全
に通過することを阻止する下垂スターラップを用いる本
発明を示す斜視図である。
【図38】物理的/電気的媒体コネクタに対するスター
ラップの相互作用を示す図37に示された実施例を示す
一部破断立面図である。
【符号の説明】
70 PCMCIA標準通信カード 72 引込み可能なアクセス部分 74 固定部分 75 可撓性ワイヤ・リボン 76 スロット 78 ばね 79 ばね止め部 80 保持用切欠き 82 被偏倚レバー 84 制限用切欠き 86 角度付き開口 88 壁部 90 広い保持クリップ溝 92 狭い保持クリップ溝 94 保持肩部 96 案内トラック 100 案内溝 102 山形のラチェット状溝 104 作動軸 108 直線状経路 110 ばね状ワイヤ 112 接触ピン・ブロック 114 接触ピン 116 偏倚された保持クリップ 118 広い固定端部 120 狭い自由端部 122 移行切欠き 123 アクセス穴 124 接触ワイヤ 126 肩部 130 垂直開口 132 スターラップ 134 スターラップばね 136 枢着ピン136 138 凹部 140 ストッパ 142 保持用タブ 144 2つの円弧を持つスターラップ 150 固定ディスク 152 垂直の保持用肩部 154 枢動アーム 156 枢動アームばね 160 下垂アーム 162 当接アーム 170 保持用溝 174 支持用スターラップ 176 ばね 202 溝 204 スターラップ 206 ばね 208 端壁部 210 ブリッジ 212 接点 214 自由端部 216 開口 217 圧縮アーム 218 ばね 220 壁部 222 凹部 223 凹部 224 保持アーム 226 溝 228 溝 230 枢動保持クリップ 232 枢動ブロック 234 開口 236 上部枢動部材 238 下部枢動部材 240 共通枢動アクセス部 242 保持肩部 244 枢動ピン 250 部分的開口 252 突起 254 付角保持バー 256 付角保持バー 258 水平案内ピン 260 垂直案内バー 262 ばね 263 アンカー 264 ストッパ 266 保持用切欠き 268 開口支持構造 270 ヒンジ 272 支持壁部 274 アクセス壁部 276 開口 278 ベース 280 トラック 282 ガイド 284 切欠き 286 開口 288 スターラップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06K 19/00 L (72)発明者 ガイ・エム・ダイク アメリカ合衆国ユタ州84093,サンディ ー,イースト・ガーマニア・サークル 3272 (72)発明者 ジェームズ・ビー・ヘンリー アメリカ合衆国ユタ州84321,ローガン, ユーエスユー・アジー・ヴィレッジ ナ ンバー10ジー (72)発明者 ディー・スコット・ベックハム アメリカ合衆国ユタ州84060,パーク・ シティ,エヴァーグリーン・ドライブ 130 (72)発明者 グレッグ・エイ・パットナム アメリカ合衆国ユタ州84084,ウエス ト・ジョーダン,ウエスト 6600 サウ ス 5398 (72)発明者 ロレイン・ボルト アメリカ合衆国ユタ州84058,オーラム, サウス 560 イースト 475 (72)発明者 ジョン・エイ・ネルソン アメリカ合衆国ユタ州84084,ソルト・ レイク・シティ,サウス・レッドウッ ド・ロード 7366,ナンバー107アイ (56)参考文献 特開 平3−30007(JP,A) 特開 昭58−78377(JP,A) 実開 平2−16636(JP,U) 実開 平4−73272(JP,U) 実開 昭63−194483(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/62 - 13/639 G06F 17/00 G06F 3/00 H01R 23/00 H01R 31/06

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体コネクタと小型化されたコンピュー
    タ間のインターフェースに使用されるPCMCIA通信
    カードにおいて、 a)上部の平坦面と、 b)前記上部平坦面と実質的に平行である下部の平坦面
    と、 c)前記通信カードの前記上部平坦面と下部平坦面間に
    引込めかつこれから引出すことができる引込み可能アク
    セス部分であって、当該引込み可能アクセス部分が移動
    する方向に沿って延在する上側面及び下側面を有する引
    込み可能アクセス部分と、 d)前記引込み可能アクセス部分の上側面及び下側面間
    を貫通するように形成された溝部であって、前記媒体コ
    ネクタの一部を収受することができる大きさと形態であ
    る底部と側部とを有する溝部と、 e)前記通信カードと電気的に導通状態にあり、かつ前
    記媒体コネクタと電気的に導通状態に置くことができ
    る、前記溝部の底部に固定される接触ワイヤとを備える
    PCMCIA通信カード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のPCMCIA通信カード
    において、該通信カードが更に、通信カードの引込み可
    能アクセス部分と枢動自在に結合されたスターラップを
    含み、該スターラップが前記引込み可能アクセス部分か
    らこの引込み可能アクセス部分と直角をなす位置へ枢動
    することができ、該スターラップは前記開孔内に前記媒
    体コネクタを保持するよう媒体コネクタと係合すること
    ができるPCMCIA通信カード。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のPCMCIA通信カード
    において、該通信カードがポリカーボネート樹脂から作
    られるPCMCIA通信カード。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のPCMCIA通信カード
    において、接触ワイヤが前記溝部の底部からその内部へ
    突起するPCMCIA通信カード。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のPCMCIA通信カード
    において、該通信カードが更に、前記溝部の底部に形成
    された樋部を含み、該樋部が、前記スターラップが通信
    カードの引込み可能アクセス部分へ枢動される時該スタ
    ーラップを収受することができるPCMCIA通信カー
    ド。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のPCMCIA通信カード
    において、前記スターラップがブリッジの形状に折曲げ
    られた部分を含み、該ブリッジが前記媒体コネクタの一
    部と係合することができるように形成されるPCMCI
    A通信カード。
  7. 【請求項7】 媒体コネクタと小型化されたコンピュー
    タ間のインターフェースに使用されるPCMCIA通信
    カードにおいて、 a)上部の平坦面と、 b)前記上部平坦面と実質的に平行である下部の平坦面
    と、 c)前記通信カードの前記上部平坦面と下部平坦面間の
    領域に引込めかつこれから引出すことができる引込み可
    能アクセス部分と、 d)前記通信カードの引込み可能アクセス部分に形成さ
    れた壁部を有する開口であって、該媒体コネクタと前記
    通信カード間に物理的および電気的な接続を生じるよう
    に媒体コネクタの一部を直接収受することができる大き
    さと形態である開口と、 e)前記開口の壁部に固定され、前記媒体コネクタと電
    気的に導通状態に置かれることができる接触ワイヤと、 f)前記媒体コネクタを開口内に保持するため前記開口
    の壁部を該開口に挿入された媒体コネクタに対して偏倚
    させる手段であって、前記媒体コネクタを収受するため
    前記開口の側部を外方へ強制することができる開口の側
    方に取付けられた圧縮アームを含む、偏倚させる手段と
    を備えるPCMCIA通信カード。
  8. 【請求項8】 媒体コネクタと小型化されたコンピュー
    タ間のインターフェースに使用されるPCMCIA通信
    カードにおいて、 a)上部の平坦面と、 b)前記上部平坦面と実質的に平行である下部の平坦面
    と、 c)前記通信カードの前記上部平坦面と下部平坦面間に
    引込めかつこれから引出すことができる引込み可能アク
    セス部分と、 d)前記通信カードの引込み可能アクセス部分に形成さ
    れた壁部を有する開口であって、該媒体コネクタと前記
    通信カード間に物理的および電気的な接続を生じるよう
    に媒体コネクタの一部を直接収受することができる大き
    さと形態である開口と、 e)前記引込み可能アクセス部分に対して枢着自在に結
    合され、前記引込み可能アクセス部分から前記通信カー
    ドの前記引込み可能アクセス部分と直角をなす位置へ枢
    動可能な保持アームであって、前記媒体コネクタがこれ
    を前記開口内に保持するように開口内にある時当該媒体
    コネクタと係合することができる保持アームとを備える
    PCMCIA通信カード。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のPCMCIA通信カード
    において、前記引込み可能アクセス部分が更にこれに形
    成された溝を有し、該溝は、前記保持アームが前記媒体
    コネクタの引込み可能アクセス部分へ枢動される時該保
    持アームを収受することができるPCMCIA通信カー
    ド。
  10. 【請求項10】 媒体コネクタと小型化されたコンピュ
    ータ間のインターフェースに使用されるPCMCIA通
    信カードにおいて、 a)上部の平坦面と、 b)前記上部平坦面と実質的に平行である下部の平坦面
    と、 c)前記通信カードの前記上部平坦面と下部平坦面間に
    引込めかつこれから引出すことができる引込み可能アク
    セス部分と、 d)前記引込み可能アクセス部分に形成され、前記媒体
    コネクタの一部を収受することができる大きさと形態で
    ある底部および側部を有する溝と、 e)前記引込み可能アクセス部分に対して枢着自在に取
    付けられ、前記媒体コネクタの一部と係合して該媒体コ
    ネクタを前記溝内に保持する保持クリップと、 f)前記溝の底部から枢動して、前記媒体コネクタが挿
    入されている時該媒体コネクタが前記溝から取外される
    のを阻止する枢動ブロックと、 g)前記溝の底部に固定され、前記媒体コネクタと電気
    的に導通状態に置かれることができる接触ワイヤとを備
    えるPCMCIA通信カード。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のPCMCIA通信カ
    ードにおいて、前記枢動ブロックが前記溝の底部と同一
    平面の位置へ枢動することができるPCMCIA通信カ
    ード。
  12. 【請求項12】 媒体コネクタと小型化されたコンピュ
    ータ間のインターフェースに使用されるPCMCIA通
    信カードにおいて、 a)上部の平坦面と、 b)前記上部平坦面と実質的に平行である下部の平坦面
    と、 c)前記通信カードの前記上部平坦面と下部平坦面間に
    引込めかつこれから引出すことができる引込み可能アク
    セス部分と、 d)前記引込み可能アクセス部分に対して取付けられ、
    前記引込み可能アクセス部分と平行な位置から引込み可
    能アクセス部分と直角をなす位置へ上方に枢動すること
    ができる上部枢動部材と、 e)前記引込み可能アクセス部分に対して枢着自在に取
    付けられ、前記引込み可能アクセス部分と平行な位置か
    ら該引込み可能アクセス部分と直角をなし、かつ前記上
    部枢動部材と平行な位置へ下方に枢動することができる
    下部枢動部材と、 f)前記上部枢動部材と前記下部枢動部材とに形成され
    た壁部であって、該上部枢動部材と該下部枢動部材とが
    平行である時、媒体コネクタを収受することができる開
    口を形成することができる壁部と、 g)前記開口の壁部に固定され、前記媒体コネクタと電
    気的に導通状態に置かれることができる接触ワイヤとを
    備えるPCMCIA通信カード。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のPCMCIA通信カ
    ードにおいて、前記下部枢動部材が前記上部枢動部材と
    共通の軸上で枢動するPCMCIA通信カード。
  14. 【請求項14】 請求項12記載のPCMCIA通信カ
    ードにおいて、前記下部枢動部材が、前記通信カードの
    引込み可能アクセス部分が引込められる時、前記上部枢
    動部材に入れ子状になることができるPCMCIA通信
    カード。
  15. 【請求項15】 媒体コネクタと小型化されたコンピュ
    ータ間のインターフェースに使用されるPCMCIA通
    信カードにおいて、 a)上部の平坦面と、 b)前記上部平坦面と実質的に平行である下部の平坦面
    と、 c)第1の角度を付した保持バーと、 d)前記第1の保持バーに対して水平案内ピンにより摺
    動自在に結合される第2の角度を付した保持バーと、 e)前記第1の角度保持バーを前記第2の角度保持バー
    から離すように偏倚させることができるばねと、 f)前記第1の角度保持バーと第2の角度保持バーに対
    して枢動自在に取付けられ、かつこれらから垂下する垂
    直案内バーと、 g)垂直案内バーに枢動自在に取付けられる突起部と、 h)前記突起部に固定され、前記媒体コネクタが前記第
    1の角度保持バーと第2の角度保持バーと前記突起部間
    に挿入される時、該媒体コネクタと電気的に導通状態に
    置かれることができる接触ワイヤとを備えるPCMCI
    A通信カード。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のPCMCIA通信カ
    ードにおいて、前記垂直案内バーは、その端部付近に、
    前記第1の角度保持バーの前記第2の角度保持バーから
    遠去かる方向の移動を制限することができるストッパが
    形成されるPCMCIA通信カード。
  17. 【請求項17】 媒体コネクタと小型化されたコンピュ
    ータ間のインターフェースに使用されるPCMCIA通
    信カードにおいて、 a)上部の平坦面と、 b)前記上部平坦面と実質的に平行である下部の平坦面
    と、 c)前記通信カードの前記上部平坦面と下部平坦面間に
    引込めかつこれから引出すことができるベースと、 d)前記ベースに枢動自在に取付けられるアクセス壁部
    と、 e)第1の端部と第2の端部とを有する支持壁部であっ
    て、該第1の端部が前記アクセス壁部に対して蝶着さ
    れ、該第2の端部が前記ベースに対して蝶着される支持
    壁部と、 f)前記アクセス壁部に形成される側部を有する開口
    と、 g)前記支持壁部に固定された接触ワイヤであって、前
    記媒体コネクタが前記アクセス壁部に形成された開口に
    挿入される時、該媒体コネクタと電気的に導通状態に置
    かれることができる接触ワイヤとを備えるPCMCIA
    通信カード。
  18. 【請求項18】 請求項17記載のPCMCIA通信カ
    ードにおいて、前記支持壁部およびアクセス壁部が、前
    記ベースと平行な位置へ枢動することができるPCMC
    IA通信カード。
  19. 【請求項19】 請求項17記載のPCMCIA通信カ
    ードにおいて、前記アクセス壁部が頂部と底部とを有
    し、該アクセス壁部がその頂部において前記支持壁部の
    第1の端部に蝶着され、前記アクセス壁部がそれに形成
    されたガイドによりその底部において案内されるPCM
    CIA通信カード。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のPCMCIA通信カ
    ードにおいて、前記案内が前記ベースに形成されたトラ
    ック内で摺動するPCMCIA通信カード。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のPCMCIA通信カ
    ードにおいて、前記トラックは、前記ガイドの前記トラ
    ックを介しての移動を制限するストッパが形成されたP
    CMCIA通信カード。
  22. 【請求項22】 媒体コネクタと小型化されたコンピュ
    ータ間のインターフェースに使用されるPCMCIA通
    信カードにおいて、 a)上部の平坦面と、 b)前記上部平坦面と実質的に平行である下部の平坦面
    と、 c)前記通信カードの前記上部平坦面と下部平坦面間に
    引込めかつこれから引出すことができる引込み可能アク
    セス部分と、 d)前記通信カードの引込み可能アクセス部分に形成さ
    れた壁部を有する開口であって、該媒体コネクタと前記
    通信カード間に物理的および電気的な接続を生じるよう
    に媒体コネクタの一部を直接収受することができる大き
    さと形態である開口と、 e)前記開口の壁部に結合され、前記媒体コネクタと電
    気的に導通状態に置かれることができる接触ワイヤと、 f)前記通信カードの引込み可能アクセス部分に枢動自
    在に結合されるスターラップであって、前記引込み可能
    アクセス部分から下方へ前記引込み可能アクセス部分と
    直角をなす位置まで枢動することができ、前記媒体コネ
    クタの前記開口内の完全な通過を阻止することができる
    スターラップとを備えるPCMCIA通信カード。
  23. 【請求項23】 請求項22記載のPCMCIA通信カ
    ードにおいて、前記スターラップが前記媒体コネクタの
    一部と係合することができるPCMCIA通信カード。
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