JP2809375B2 - シールド掘削機のテールパッキン - Google Patents

シールド掘削機のテールパッキン

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JP2809375B2
JP2809375B2 JP6000086A JP8694A JP2809375B2 JP 2809375 B2 JP2809375 B2 JP 2809375B2 JP 6000086 A JP6000086 A JP 6000086A JP 8694 A JP8694 A JP 8694A JP 2809375 B2 JP2809375 B2 JP 2809375B2
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tail packing
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吉宏 内山
太志 七瀬
豊 加納
慎二 安達
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド掘削機のテー
ルパッキンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シールド掘削機の概要を図4により説明
すると、1がシールド掘削機本体で、シールド掘削機本
体1の後部がシールドテールである。2がシールドジヤ
ッキ、3がセグメント、4a、4bがシールド掘削機本
体1のシールドテールに装着してセグメント3との間を
水密的にシールするNO1テールパッキン及びNO2テ
ールパッキンである。
【0003】シールド掘削機は、地中深くを掘削するも
のであり、掘削対象の地中には、地下水が豊富に存在し
ている。この地下水がシールド掘削機内に侵入してこな
いようにするために、テールパッキン4(NO1テール
パッキン4a及びNO2テールパッキン4b)を設けて
いる。従来のテールパッキン(溶接式テールパッキン)
を図5、図6により説明すると、1がシールド掘削機本
体、10が断面L字状のテールパッキン支持部、11が
テールパッキン固定部で、テールパッキン4とテールパ
ッキン支持部10とテールパッキン固定部11とが一体
的に組付けられて、テールパッキン固定部11がシール
ド掘削機本体1のシールドテールの内周面に溶接5によ
り固定されている。
【0004】なおテールパッキン4は、ワイヤブラシ1
6とその内外両側面を覆うブラシ挟持板17とにより構
成されている。ブラシ挟持板17自身には、水密部材で
はなく、2列あるいは3列に重ね合わされ、その間にシ
ール材例えばパテグリースが塗り込められ、これがワイ
ヤブラシ16に浸潤することにより、水密層が形成され
て、シールが行われるようになっている。材質は、ブラ
シ挟持板17がSK5材、ワイヤブラシ16がSUS3
04の金網である。
【0005】テールパッキン4(NO1テールパッキン
4a及びNO2テールパッキン4b)を交換するときに
は、 (1)図7に示すようにスプレッダ24と既設セグメン
ト3との間にスペーサ23を挿入し、数本のスラストジ
ャッキ22を伸長方向に作動し、シールド掘削機本体1
を前方に押し出して、NO1テールパッキン4aを既設
セグメント3前方のシールドテール内に露出させる。こ
のとき、シールド掘削機本体1を押し過ぎて、既設セグ
メント3がシールドテール内から外部に外れないように
する必要がある。 (2)チャンバ21内に土圧の無いことを確認してか
ら、図8に示すように各スラストジャッキ22を縮み方
向に作動して、スペーサ23を取り出す。このとき、全
てのスラストジャッキ22を縮み方向に作動して、チャ
ンバ21内の土圧によりシールド掘削機が後退するよう
であれば、チャンバ21内の土圧を零にする対策を施
す。 (3)カウジングによりNO1テールパッキン4aを取
り外して、新しいNO1テールパッキン4aを溶接5
(図5の5参照)により固定する。 (4)図9に示すようにシールド掘削機本体1のシール
ドテール内でセグメントの1リングを組み立てる。この
とき、(a)既設セグメント3のボルト位置と新しく組
み立てるセグメント3’のボルト位置とを合わせ、互い
のレベルとを合わせる。(b)シールド掘削機本体1の
シールドテール内で新しく組み立てるセグメント3’
は、既設セグメント3のバックアップがないため、横方
向の組立時には、スプレッダ24に倒れ防止ピース25
(図10参照)を溶接して、セグメント3’を倒れない
ようにする。 (5)数本のスラストジャッキ22を伸長方向に作動し
て、新しく組み立てるセグメント3’を後方にゆっくり
と移動させ、ボルトにより新しく組み立てるセグメント
3’を既設セグメント3に結合して、NO1テールパッ
キン4aの交換作業を完了する。 (6)NO2テールパッキン4bの交換も同じ要領で行
う。
【0006】図11、図12は、テールパッキン4の他
の従来例(ボルト式テールパッキン)を示している。6
が複数のボルト、10が断面L字状のテールパッキン支
持部、11がテールパッキン固定部で、テールパッキン
支持部10とテールパッキン固定部11とが溶接され、
テールパッキン4がテールパッキン支持部10とテール
パッキン固定部11との間に差し込まれ、ボルト6によ
りテールパッキン4とテールパッキン支持部10とテー
ルパッキン固定部11とがシールド掘削機本体1のシー
ルドテールに固定されている。
【0007】テールパッキン4を交換するときには、各
ボルト6を取り外して、テールパッキン4を取り外す一
方、新しいテールパッキン4を各ボルト6により再度取
付けるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記図5、図6、及び
図11、図12に示す従来のシールド掘削機のテールパ
ッキンには、次の問題があった。即ち、テールパッキン
4の交換は、掘削距離及び曲線施工の頻度、セグメント
3の組立方法、シールド掘削機の運転実績にもよるが、
テールパッキン4が損耗してくると、その箇所から裏込
め注入材などがシールド掘削機内に漏れ出し、そのまま
放置すれば、やがて水没状態に陥って、掘削不可能にな
る。これを防ぐためには、テールパッキン4の交換が必
須である。
【0009】しかし通常のシールド掘削機では、テール
パッキン4がシールド掘削機本体1のシールドテールの
円周方向内周面に120枚から200枚程度あり、これ
を図5、図6に示すテールパッキン4のように溶接部5
をはつり、テールパッキン4を取り外し、新しいテール
パッキン4を再度溶接して、交換したり、図11、図1
2に示すテールパッキン4のように各ボルト6を脱着し
て、テールパッキン4を取り外し、新しいテールパッキ
ン4を再度取付けて、交換したりするのでは、交換作業
に多くの時間を要する上に、費用が嵩む。
【0010】また図11、図12の場合には、止水性の
悪い箇所にある上に、ボルト6の挿入、引き抜きがやり
ずらいという問題があった。本発明は前記の問題点に鑑
み提案するものであり、その目的とする処は、交換作業
の工数と労力とを低減できて、作業者の負担を軽減でき
る。また交換作業を迅速に行うことができて、掘削能率
を向上できるシールド掘削機のテールパッキンを提供し
ようとする点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、シールド掘削機本体のシールドテール
に装着してセグメントとの間を水密的にシールするシー
ルド掘削機のテールパッキンにおいて、前記シールドテ
ールの内面に固定したスタッドボルト及び同スタッドボ
ルトに螺合するナットと、同スタッドボルトよりも後方
の前記シールドテールの内面に固定した受入部と、上記
スタッドボルトが貫通する貫通孔を前部に設け後部が上
記受入部に係合するテールパッキン固定部と、同固定部
のうち上記貫通孔よりも後方の部分に短辺側を固定して
同固定部との間にテールパッキンの差込み部を形成した
断面L字状のテールパッキン支持部とを具えている。
【0012】
【作用】本発明のシールド掘削機のテールパッキンは前
記のように構成されており、テールパッキンの交換時に
は、テールパッキンを既設セグメント前方のシールド掘
削機のシールドテール内に露出したときに、ナットを取
り外し、テールパッキンのテールパッキン固定部の前端
部の貫通孔をスタッドボルトから引き抜き、テールパッ
キン固定部の後端部を受入部から引き抜いて、テールパ
ッキンを取り外し、次いで新しいテールパッキンのテー
ルパッキン固定部の後端部を受入部に差し込み、同テー
ルパッキン固定部の前端部の貫通孔をスタッドボルトに
係合し、ナットをスタッドボルトにねじ込んで、新しい
テールパッキンをシールド掘削機本体のシールドテール
に固定する。
【0013】
【実施例】次に本発明のシールド掘削機のテールパッキ
ンを図1〜図3に示す一実施例により説明すると、1が
シールド掘削機本体、、14がシールド掘削機本体1の
シールドテールの内面にスポット溶接により固定した複
数のスタッドボルト、15がスタッドボルト14に螺合
するナット、12がスタッドボルト14よりも後方のシ
ールド掘削機本体1のシールドテールの円周方向内周面
に溶接等により固定した受入部、11がテールパッキン
固定部で、同固定部11は、上記各スタッドボルト14
が貫通する複数の貫通孔13を前部に設け、後部が受入
部12に係合するようになっている。
【0014】10が断面L字状のテールパッキン支持部
で、同テールパッキン支持部10は、テールパッキン固
定部11のうち、上記貫通孔よりも後方の部分に短辺側
が溶接等により固定されて、同固定部11との間にNO
1テールパッキン4a(及びNO2テールパッキン4
b)の差込み部が形成されている。このNO1テールパ
ッキン4a(及びNO2テールパッキン4b)は、ワイ
ヤブラシ16とその内外両側面を覆うブラシ挟持板17
とにより構成されている。
【0015】次に前記図1〜図3に示すシールド掘削機
のテールパッキンの交換要領を具体的に説明する。NO
1テールパッキン4aを既設セグメント3前方のシール
ド掘削機のシールドテール内に露出したときに、ナット
15を取り外し、NO1テールパッキン4aのテールパ
ッキン固定部11の前端部の貫通孔13をスタッドボル
ト14から引き抜き、テールパッキン固定部11の後端
部を受入部12から引き抜いて、NO1テールパッキン
4aを取り外す。
【0016】次いで新しいNO1テールパッキン4aの
テールパッキン固定部11の後端部を受入部12に差し
込み、同テールパッキン固定部11の前端部の貫通孔1
3をスタッドボルト14に係合し、ナット15をスタッ
ドボルト14にねじ込んで、新しいNO1テールパッキ
ン4aをシールド掘削機本体1のシールドテールに固定
する。NO2テールパッキン4bの交換も同じ要領で行
う。
【0017】
【発明の効果】本発明のシールド掘削機のテールパッキ
ンは前記のようにテールパッキンの交換時には、テール
パッキンを既設セグメント前方のシールド掘削機のシー
ルドテール内に露出したときに、ナットを取り外し、テ
ールパッキンのテールパッキン固定部の前端部の貫通孔
をスタッドボルトから引き抜き、テールパッキン固定部
の後端部を受入部から引き抜いて、テールパッキンを取
り外し、次いで新しいテールパッキンのテールパッキン
固定部の後端部を受入部に差し込み、同テールパッキン
固定部の前端部の貫通孔をスタッドボルトに係合し、ナ
ットをスタッドボルトにねじ込んで、新しいテールパッ
キンをシールド掘削機本体のシールドテールに固定する
ので、テールパッキンの交換作業がナットの脱着だけに
なり、交換作業の工数と労力とを低減できて、作業者の
負担を軽減できる。
【0018】またテールパッキンの交換作業がナットの
脱着だけになるので、交換作業を迅速に行うことができ
て、掘削能率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシールド掘削機のテールパッキ
ンの一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】図1の矢印a部分の拡大縦断側面図である。
【図3】図2の矢視A−A線に沿う底面図である。
【図4】シールド掘削機の概要を示す縦断側面図であ
る。
【図5】従来の溶接式テールパッキンを示す縦断側面図
である。
【図6】図5の矢視B−B線に沿う底面図である。
【図7】同溶接式テールパッキンの交換作業を示す説明
図である。
【図8】同溶接式テールパッキンの交換作業を示す説明
図である。
【図9】同溶接式テールパッキンの交換作業を示す説明
図である。
【図10】同溶接式テールパッキンの交換作業を示す説
明図である。
【図11】従来のボルト式テールパッキンを示す縦断側
面図である。
【図12】同ボルト式テールパッキンの矢視C−C線に
沿う底面図である。
【符号の説明】
1 シールド掘削機本体(シールドテール) 3 セグメント 4 テールパッキン 4a NO1テールパッキン 4b NO2テールパッキン 10 テールパッキン支持部 11 テールパッキン固定部 12 受入部 13 貫通孔 14 スタッドボルト 15 ナット 16 ワイヤブラシ 17 ブラシ挟持板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加納 豊 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (72)発明者 安達 慎二 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通7丁目1番 14号 西菱エンジニアリング株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘削機本体のシールドテールに
    装着してセグメントとの間を水密的にシールするシール
    ド掘削機のテールパッキンにおいて、前記シールドテー
    ルの内面に固定したスタッドボルト及び同スタッドボル
    トに螺合するナットと、同スタッドボルトよりも後方の
    前記シールドテールの内面に固定した受入部と、上記ス
    タッドボルトが貫通する貫通孔を前部に設け後部が上記
    受入部に係合するテールパッキン固定部と、同固定部の
    うち上記貫通孔よりも後方の部分に短辺側を固定して同
    固定部との間にテールパッキンの差込み部を形成した断
    面L字状のテールパッキン支持部とを具えていることを
    特徴としたシールド掘削機のテールパッキン。
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