JP2806504B2 - 温水管路の内張り方法 - Google Patents
温水管路の内張り方法Info
- Publication number
- JP2806504B2 JP2806504B2 JP1090062A JP9006289A JP2806504B2 JP 2806504 B2 JP2806504 B2 JP 2806504B2 JP 1090062 A JP1090062 A JP 1090062A JP 9006289 A JP9006289 A JP 9006289A JP 2806504 B2 JP2806504 B2 JP 2806504B2
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- JP
- Japan
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- layer
- lining
- hot water
- lining material
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- Pipe Accessories (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、温水管路の内張り方法に関するものであ
る。
る。
一般に病院やホテル、マンションなどの各種の施設に
おいて、空調設備や給湯システムが配備されている。こ
れらの設備においては、ボイラーで加熱した温水をポン
プで各部屋に供給するものであって、温調システムなど
においては、使用後の温水は循環して再度ボイラーに戻
るようになっている。
おいて、空調設備や給湯システムが配備されている。こ
れらの設備においては、ボイラーで加熱した温水をポン
プで各部屋に供給するものであって、温調システムなど
においては、使用後の温水は循環して再度ボイラーに戻
るようになっている。
ところでこれらの温水を供給する管路においては、温
水の熱や溶存気体によって管路に赤錆が発生し易く、こ
の管の内面を耐腐蝕性の材料で被覆することが検討され
ている。
水の熱や溶存気体によって管路に赤錆が発生し易く、こ
の管の内面を耐腐蝕性の材料で被覆することが検討され
ている。
従来の技術 一般に管路に内張りする方法として、筒状繊維層の内
面に気密層を形成してなるものを内張り材とし、その前
記筒状繊維層に反応硬化型樹脂液を含浸させ、これを流
体圧力で裏返しながら管路内をその一端から他端まで進
行させ、次いで前記反応硬化型樹脂液を硬化させ、この
内張り材を管路内面に接着して内張り層を形成すること
が行われている。
面に気密層を形成してなるものを内張り材とし、その前
記筒状繊維層に反応硬化型樹脂液を含浸させ、これを流
体圧力で裏返しながら管路内をその一端から他端まで進
行させ、次いで前記反応硬化型樹脂液を硬化させ、この
内張り材を管路内面に接着して内張り層を形成すること
が行われている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらこの方法を前記温水管路の内張り方法と
して適用した場合には、次のような問題が生じるのであ
る。
して適用した場合には、次のような問題が生じるのであ
る。
すなわち、内張り材内に温水を通すと、その温水の一
部が水蒸気となり、その水蒸気が気密層を透過して内張
り層内に侵入するのである。そして管路内の圧力の変動
により、内張り層内に浸入した水蒸気が膨張し、これが
気密層を内方に膨ませてブリスターを形成し、気密層を
局部的に剥離させるのである。
部が水蒸気となり、その水蒸気が気密層を透過して内張
り層内に侵入するのである。そして管路内の圧力の変動
により、内張り層内に浸入した水蒸気が膨張し、これが
気密層を内方に膨ませてブリスターを形成し、気密層を
局部的に剥離させるのである。
さらに長期間のうちには気密層の剥離部分が拡大し、
それが内方に大きく突出して温水の流路を狭めたり、さ
らには流路を閉塞してしまったりすることもある。
それが内方に大きく突出して温水の流路を狭めたり、さ
らには流路を閉塞してしまったりすることもある。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、温
水管路に内張りしてもブリスターなどが生じることのな
い内張り方法を提供することを目的とするものである。
水管路に内張りしてもブリスターなどが生じることのな
い内張り方法を提供することを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本発明は、筒状の繊維層の外面にゴム又は合成
樹脂よりなる気密層を形成してなる内張り材の、前記繊
維層に反応硬化型樹脂液を含浸せしめ、当該内張り材を
流体圧力で裏返しながら温水管路内をその一端から他端
まで進行させ、次いで前記反応硬化型樹脂液を硬化さ
せ、然る後前記気密層を剥離させて除去することを特徴
とするものである。
樹脂よりなる気密層を形成してなる内張り材の、前記繊
維層に反応硬化型樹脂液を含浸せしめ、当該内張り材を
流体圧力で裏返しながら温水管路内をその一端から他端
まで進行させ、次いで前記反応硬化型樹脂液を硬化さ
せ、然る後前記気密層を剥離させて除去することを特徴
とするものである。
前記繊維層の構造としては、筒状織布の内面にガラス
繊維のフィラメント糸を螺旋状に配置し、これを前記筒
状織布に接結してなるものとするのが好ましい。
繊維のフィラメント糸を螺旋状に配置し、これを前記筒
状織布に接結してなるものとするのが好ましい。
図面は本発明の方法を実施する状態を示すものであ
る。1は内張り材であって、繊維層2の外面にゴム又は
合成樹脂の気密層3が形成されている。なお図面におい
て繊維層2の内面に気密層3があるが、後に述べるよう
に内張り材は裏返しされるので、当初においては内外が
逆であって、繊維層2の外面に気密層3が設けられてい
る。以下に説明する繊維層2においても、内外の位置関
係は図面とは逆になる。
る。1は内張り材であって、繊維層2の外面にゴム又は
合成樹脂の気密層3が形成されている。なお図面におい
て繊維層2の内面に気密層3があるが、後に述べるよう
に内張り材は裏返しされるので、当初においては内外が
逆であって、繊維層2の外面に気密層3が設けられてい
る。以下に説明する繊維層2においても、内外の位置関
係は図面とは逆になる。
繊維層2において4は筒状織布であって、たて糸5と
よこ糸6とが筒状に織布されている。そしてその筒状織
布4の内面(図面における外面)にガラス繊維のフィラ
メント糸7が螺旋状に配置されており、前記筒状織布4
に接結されている。そしてこの筒状織布4とフィラメン
ト糸7とにより、繊維層2が構成されている。
よこ糸6とが筒状に織布されている。そしてその筒状織
布4の内面(図面における外面)にガラス繊維のフィラ
メント糸7が螺旋状に配置されており、前記筒状織布4
に接結されている。そしてこの筒状織布4とフィラメン
ト糸7とにより、繊維層2が構成されている。
またこの筒状織布4の組織としては、管路の曲がり部
において気密層3に皺が生じることがないよう、軸方向
に伸縮性を有するものであることが好ましい。
において気密層3に皺が生じることがないよう、軸方向
に伸縮性を有するものであることが好ましい。
気密層3は柔軟なゴム又は合成樹脂よりなるものであ
り、後述する反応硬化型樹脂液8との反応性に乏しいポ
リオレフィン系の合成樹脂を使用するのが好ましい。
り、後述する反応硬化型樹脂液8との反応性に乏しいポ
リオレフィン系の合成樹脂を使用するのが好ましい。
而して本発明においては、先ず内張り材1内に反応硬
化型樹脂液8を注入し、これを繊維層2に含浸させる。
このとき内張り材1内を減圧して、繊維層2を構成する
繊維の間隙に充分に浸透せしめる。
化型樹脂液8を注入し、これを繊維層2に含浸させる。
このとき内張り材1内を減圧して、繊維層2を構成する
繊維の間隙に充分に浸透せしめる。
次いでこの内張り材1の端末を管路9の一端部におい
て環状に固定し、その管状固定部分の後部に流体圧力を
作用させる。これにより内張り材1は管状固定部分にお
いて内側が外側となるように折返される。そしてこの内
張り材1は当該折返し部分において裏返されながら管路
9内を一端から他端まで進行する。
て環状に固定し、その管状固定部分の後部に流体圧力を
作用させる。これにより内張り材1は管状固定部分にお
いて内側が外側となるように折返される。そしてこの内
張り材1は当該折返し部分において裏返されながら管路
9内を一端から他端まで進行する。
そして裏返された内張り材1は図面に示すように繊維
層2が外側となり、その内側に気密層3が位置し、前記
流体圧力により膨まされて管路9の内面に圧着される。
そしてこのまま放置し、又は内張り材1内に加温流体を
送入することにより、反応硬化型樹脂液8を硬化させ、
当該反応硬化型樹脂液8を介して内張り材1を管路9内
面に接着する。
層2が外側となり、その内側に気密層3が位置し、前記
流体圧力により膨まされて管路9の内面に圧着される。
そしてこのまま放置し、又は内張り材1内に加温流体を
送入することにより、反応硬化型樹脂液8を硬化させ、
当該反応硬化型樹脂液8を介して内張り材1を管路9内
面に接着する。
然る後、図面に示すように気密層3を繊維層2から剥
離させ、取除くのである。気密層3を剥離する際には、
図面に示すように気密層3を管路9内を通して逆方向に
引張ることにより、引き剥がすことができる。
離させ、取除くのである。気密層3を剥離する際には、
図面に示すように気密層3を管路9内を通して逆方向に
引張ることにより、引き剥がすことができる。
作用 本発明においては、内張り材1に反応硬化型樹脂液8
を含浸させ、これを流体圧力で裏返しながら管路9内面
に圧着し、さらに反応硬化型樹脂液8を硬化させるまで
の工程は、従来の管路の内張り方法と全く同様に行うこ
とができる。すなわちこれらの工程においては、内張り
材1の外面(裏返し後の内面)に気密層3が設けられて
おり、内張り材1が気密性を有している。従って内張り
材1内を減圧しながら反応硬化型樹脂液8を含浸させる
ことができ、また内張り材1を流体圧力で裏返すことが
可能である。
を含浸させ、これを流体圧力で裏返しながら管路9内面
に圧着し、さらに反応硬化型樹脂液8を硬化させるまで
の工程は、従来の管路の内張り方法と全く同様に行うこ
とができる。すなわちこれらの工程においては、内張り
材1の外面(裏返し後の内面)に気密層3が設けられて
おり、内張り材1が気密性を有している。従って内張り
材1内を減圧しながら反応硬化型樹脂液8を含浸させる
ことができ、また内張り材1を流体圧力で裏返すことが
可能である。
また内張り材1を管路9内面に接着した後気密層3が
除去されるので、反応硬化型樹脂液8で固められた繊維
層2がそのまま内張り層を形成する。この内張り層にお
いては、反応硬化型樹脂液8が硬化する際には気密層3
があるため内面は平滑であり、また繊維層2が反応硬化
型樹脂液8を充分に含浸することができるので、内張り
層は十分な厚みを有するものとなる。さらに請求項2の
発明においては、繊維層2は筒状織布4とフィラメント
糸7とよりなるので、より大きな厚みを有するものとす
ることができる。
除去されるので、反応硬化型樹脂液8で固められた繊維
層2がそのまま内張り層を形成する。この内張り層にお
いては、反応硬化型樹脂液8が硬化する際には気密層3
があるため内面は平滑であり、また繊維層2が反応硬化
型樹脂液8を充分に含浸することができるので、内張り
層は十分な厚みを有するものとなる。さらに請求項2の
発明においては、繊維層2は筒状織布4とフィラメント
糸7とよりなるので、より大きな厚みを有するものとす
ることができる。
また請求項2の発明では、内張り層はガラス繊維のフ
ィラメント糸7によって補強されているので、内張り層
の引張り強度が大きく、熱により温水管路9が伸縮して
も、内張り層にクラックなどが生じ難い。また比較的湿
熱に弱いガラス繊維のフィラメント糸7は内張り層の外
面近くにあるので、温水の影響を受け難く、十分な耐久
性を有するものである。
ィラメント糸7によって補強されているので、内張り層
の引張り強度が大きく、熱により温水管路9が伸縮して
も、内張り層にクラックなどが生じ難い。また比較的湿
熱に弱いガラス繊維のフィラメント糸7は内張り層の外
面近くにあるので、温水の影響を受け難く、十分な耐久
性を有するものである。
而してこの内張り層内に温水を通すと、水蒸気が内張
り層内に浸入することがあり得るが、内張り層に気密層
3がないので、内圧が低下すると浸透した水蒸気は容易
に内部に放出され、気密層3にブリスターが生じたり、
気密層3が剥がれたりすることがない。
り層内に浸入することがあり得るが、内張り層に気密層
3がないので、内圧が低下すると浸透した水蒸気は容易
に内部に放出され、気密層3にブリスターが生じたり、
気密層3が剥がれたりすることがない。
発明の効果 従って本発明によれば、温水管路9に内張りして当該
管路9を有効に保護し、内面に腐蝕を防止することがで
きると共に、温水を通すことにより内張り層にブリスタ
ーが生じたり、気密層3が剥がれて流路を狭めたり閉塞
したりすることがなく、長期間に亙って管路9の保護効
果を持続させることができるのである。
管路9を有効に保護し、内面に腐蝕を防止することがで
きると共に、温水を通すことにより内張り層にブリスタ
ーが生じたり、気密層3が剥がれて流路を狭めたり閉塞
したりすることがなく、長期間に亙って管路9の保護効
果を持続させることができるのである。
図面は本発明の実施状態を示す中央縦断面図である。 1……内張り材、2……繊維層 3……気密層、4……筒状織布 7……フィラメント糸、8……反応硬化型樹脂液 9……管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 63/00 - 63/48 F16L 1/00 F16L 55/16 - 55/18
Claims (2)
- 【請求項1】筒状の繊維層(2)の外面にゴム又は合成
樹脂よりなる気密層(3)を形成してなる内張り材
(1)の、前記繊維層(2)に反応硬化型樹脂液を
(8)含浸せしめ、当該内張り材(1)を流体圧力で裏
返しながら温水管路(9)内をその一端から他端まで進
行させ、次いで前記反応硬化型樹脂液(8)を硬化さ
せ、然る後前記気密層(3)を剥離させて除去すること
を特徴とする、温水管路の内張り方法 - 【請求項2】前記繊維層(2)が、筒状織布(4)の内
面にガラス繊維のフィラメント糸(7)を螺旋状に配置
し、これを前記筒状織布(4)に接結してなるものであ
ることを特徴とする、請求項1に記載の温水管路の内張
り方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1090062A JP2806504B2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 温水管路の内張り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1090062A JP2806504B2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 温水管路の内張り方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02266917A JPH02266917A (ja) | 1990-10-31 |
| JP2806504B2 true JP2806504B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=13988076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1090062A Expired - Fee Related JP2806504B2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 温水管路の内張り方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2806504B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2736368B2 (ja) * | 1990-04-10 | 1998-04-02 | 芦森工業株式会社 | 管路の内張り材及び管路の内張り方法 |
-
1989
- 1989-04-10 JP JP1090062A patent/JP2806504B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02266917A (ja) | 1990-10-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |