JP2802704B2 - 構築用ブロック - Google Patents
構築用ブロックInfo
- Publication number
- JP2802704B2 JP2802704B2 JP21511892A JP21511892A JP2802704B2 JP 2802704 B2 JP2802704 B2 JP 2802704B2 JP 21511892 A JP21511892 A JP 21511892A JP 21511892 A JP21511892 A JP 21511892A JP 2802704 B2 JP2802704 B2 JP 2802704B2
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- Japan
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- block
- sides
- building block
- building
- building blocks
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリートダムその他
の構造物の構築用ブロックに係るものである。
の構造物の構築用ブロックに係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の重力式ダム、アーチ式ダムは一体
構造となり、施工が煩雑で多大の時間を要した。
構造となり、施工が煩雑で多大の時間を要した。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような実
情に鑑みて提案されたもので、その目的とする処は構成
が簡単で、施工性がよく、無人化が図られ構造的に信頼
度の高い構築用ブロックを提供する点にある。
情に鑑みて提案されたもので、その目的とする処は構成
が簡単で、施工性がよく、無人化が図られ構造的に信頼
度の高い構築用ブロックを提供する点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る構築用ブロックは、平面が正６角形
で、３辺の外側面にはキー状の係合突隆条が配設され、
残り３辺の外側面には同突隆条の係合する係合凹条溝が
配設され、前記正６角形の中心と各頂点を結ぶ直線によ
って３分割された各菱形平面部の中心部表裏に夫々截頭
円錐状の係止凸部及び同凸部の係合する係止凹部を配設
して構成されている。
め、本発明に係る構築用ブロックは、平面が正６角形
で、３辺の外側面にはキー状の係合突隆条が配設され、
残り３辺の外側面には同突隆条の係合する係合凹条溝が
配設され、前記正６角形の中心と各頂点を結ぶ直線によ
って３分割された各菱形平面部の中心部表裏に夫々截頭
円錐状の係止凸部及び同凸部の係合する係止凹部を配設
して構成されている。
【０００５】
【作用】本発明に係る構築用ブロックは前記したように
構成されているので、上段の構築用ブロックを下段の構
築用ブロックに対して６０度回転させ、且つ上段の構築
用ブロックが下段の構築用ブロックに対して１／３づつ
載るように積み上げ、上下段の各構築用ブロックの截頭
円錐状凹部と凸部とを係合せしめるとともに相隣る前記
構築用ブロックのキー状の係合突隆条とキー状の係合凹
条溝とを係合させ、かくして前記構築用ブロックを組積
して所要の構造体を組立て構築する。
構成されているので、上段の構築用ブロックを下段の構
築用ブロックに対して６０度回転させ、且つ上段の構築
用ブロックが下段の構築用ブロックに対して１／３づつ
載るように積み上げ、上下段の各構築用ブロックの截頭
円錐状凹部と凸部とを係合せしめるとともに相隣る前記
構築用ブロックのキー状の係合突隆条とキー状の係合凹
条溝とを係合させ、かくして前記構築用ブロックを組積
して所要の構造体を組立て構築する。
【０００６】
【実施例】以下本発明をコンクリート式組立ダムに適用
した実施例について説明する。Ａは構築用ブロックで、
平面が一点鎖線で示す基準６角形ａに対して、３辺の外
側面にキー状の係合突隆条１、残りの３辺外側面に同係
合突隆条１の係合する係合凹条溝２が形成されている。
した実施例について説明する。Ａは構築用ブロックで、
平面が一点鎖線で示す基準６角形ａに対して、３辺の外
側面にキー状の係合突隆条１、残りの３辺外側面に同係
合突隆条１の係合する係合凹条溝２が形成されている。
【０００７】更に前記基準６角形ａの中心点と各頂点
ｐ，ｑ，ｒ，ｓ，ｔ，ｕを結ぶ直線によって３分割され
た各菱形平面部の中心部表裏に、夫々截頭円錐状の係止
凸部３及び係止凹部４が配設されている。而して前記構
築用ブロックＡの組立に際しては、相隣る同ブロックＡ
の係合突隆条１と係合凹条溝２とが互いに係合するよう
に配列して下段の構築用ブロックＡを並列し、続いて下
段の構築用ブロックＡ上に２点鎖線で示すように上段の
構築用ブロックＡ′を６０°回転し、同ブロックＡ′が
３分の１宛載るように、即ち前記のように３分割された
菱形平面部のうちの１個の菱形平面部が、下部構築用ブ
ロックＡの菱形平面部に装架し、且つ同下部構築用ブロ
ックＡの截頭円錐状の係止凸部３が上部構築用ブロック
Ａ′の截頭円錐状係止凹部４に係合するように積上げて
いき、（図４参照）かくして図５に示す如き堤体Ｂを構
築するものである。なお図４は図５の堤体の一部Ｃを取
出して示したものである。かくして構成された堤体Ｂは
前記構築用ブロックＡが立体的に組立てられ、あらゆる
水平方向からの力を分散して伝達し、構造的に信頼性の
高いブロック組積構造体を構築することができる。
ｐ，ｑ，ｒ，ｓ，ｔ，ｕを結ぶ直線によって３分割され
た各菱形平面部の中心部表裏に、夫々截頭円錐状の係止
凸部３及び係止凹部４が配設されている。而して前記構
築用ブロックＡの組立に際しては、相隣る同ブロックＡ
の係合突隆条１と係合凹条溝２とが互いに係合するよう
に配列して下段の構築用ブロックＡを並列し、続いて下
段の構築用ブロックＡ上に２点鎖線で示すように上段の
構築用ブロックＡ′を６０°回転し、同ブロックＡ′が
３分の１宛載るように、即ち前記のように３分割された
菱形平面部のうちの１個の菱形平面部が、下部構築用ブ
ロックＡの菱形平面部に装架し、且つ同下部構築用ブロ
ックＡの截頭円錐状の係止凸部３が上部構築用ブロック
Ａ′の截頭円錐状係止凹部４に係合するように積上げて
いき、（図４参照）かくして図５に示す如き堤体Ｂを構
築するものである。なお図４は図５の堤体の一部Ｃを取
出して示したものである。かくして構成された堤体Ｂは
前記構築用ブロックＡが立体的に組立てられ、あらゆる
水平方向からの力を分散して伝達し、構造的に信頼性の
高いブロック組積構造体を構築することができる。
【０００８】図６は前記構築用ブロックＡを使用して自
動的に堤体Ｂを構築する場合の概略を示しＰＣ工場Ｂ´
において製造養生された構築用ブロックＡのコンテナー
化し、コンテナ供給ベルトコンベヤＤを介してコンテナ
Ｅを自動昇降ヤードＦに供給する。前記構築用ブロック
Ａによって構築される堤体Ｂ挟んで両側に、同堤体Ｂの
長手方向に沿って所定間隔毎にクライミングマストＧが
列設され、同両マストＧ群に亘って配設された横方向ガ
ーダーＨ上を横行し、且つ横行位置検出器Ｉを具えた走
行ガーダーＪに、その長手方向に沿って自動組立ロボッ
トＫが走行自在に装架されている。
動的に堤体Ｂを構築する場合の概略を示しＰＣ工場Ｂ´
において製造養生された構築用ブロックＡのコンテナー
化し、コンテナ供給ベルトコンベヤＤを介してコンテナ
Ｅを自動昇降ヤードＦに供給する。前記構築用ブロック
Ａによって構築される堤体Ｂ挟んで両側に、同堤体Ｂの
長手方向に沿って所定間隔毎にクライミングマストＧが
列設され、同両マストＧ群に亘って配設された横方向ガ
ーダーＨ上を横行し、且つ横行位置検出器Ｉを具えた走
行ガーダーＪに、その長手方向に沿って自動組立ロボッ
トＫが走行自在に装架されている。
【０００９】同ロボットＫには走行位置検出器Ｌが装架
され、更に同ロボットＫには先端に前記構築用ブロック
Ａを掴持し、或いは掴持力を解放するマニピュレーター
Ｍが、下向きにセットされた多段ジャッキ、あるいは前
記ロボットＫに内蔵された歯車伝動機構等によって昇降
駆動される昇降桿Ｎの先端に装架されている。従って前
記コンテナ供給ベルトコンベヤＤ及び自動昇降ヤードＦ
を介して走行ガーダーＪに移送されたコンテナＥは、所
定位置にまで移動され、同走行ガーダーＪに沿って前記
ロボットＫが所定位置まで移動する。この際の走行ガー
ダーＪ及び前記ロボットＫの位置は前記各位置検出器
Ｉ，Ｌによって決められる。
され、更に同ロボットＫには先端に前記構築用ブロック
Ａを掴持し、或いは掴持力を解放するマニピュレーター
Ｍが、下向きにセットされた多段ジャッキ、あるいは前
記ロボットＫに内蔵された歯車伝動機構等によって昇降
駆動される昇降桿Ｎの先端に装架されている。従って前
記コンテナ供給ベルトコンベヤＤ及び自動昇降ヤードＦ
を介して走行ガーダーＪに移送されたコンテナＥは、所
定位置にまで移動され、同走行ガーダーＪに沿って前記
ロボットＫが所定位置まで移動する。この際の走行ガー
ダーＪ及び前記ロボットＫの位置は前記各位置検出器
Ｉ，Ｌによって決められる。
【００１０】次いで昇降桿Ｎ及びマニピュレーターＭを
作動してコンテナＥを堤体Ｂ上に下降し、前記構築用ブ
ロックＡを所定位置に設置し、空になったコンテナは空
コンテナ返送ベルトコンベヤＰを介してＰＣ工場に返送
するものである。
作動してコンテナＥを堤体Ｂ上に下降し、前記構築用ブ
ロックＡを所定位置に設置し、空になったコンテナは空
コンテナ返送ベルトコンベヤＰを介してＰＣ工場に返送
するものである。
【００１１】
【発明の効果】本発明に係る構築用ブロックは前記した
ように構成されているので、同ブロックの組立構造体は
接着剤等を使用することなく一体的に接合され、あらゆ
る水平方向からの力を分散して伝達することができ、組
立て時、及び地震等の外的要因によるブロック同士の位
置ずれが防止され、耐震強度が確保される。
ように構成されているので、同ブロックの組立構造体は
接着剤等を使用することなく一体的に接合され、あらゆ
る水平方向からの力を分散して伝達することができ、組
立て時、及び地震等の外的要因によるブロック同士の位
置ずれが防止され、耐震強度が確保される。
【図１】本発明に係る構築用ブロックの一実施例を示す
平面図である。
平面図である。
【図２】図１の立面図である。
【図３】前記ブロック上に載架される上部構築用ブロッ
クの部分平面図である。
クの部分平面図である。
【図４】本発明によって構築された堤体の斜視図であ
る。
る。
【図５】図４の部分Ｂ´における構築用ブロックの組立
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図６】前記構築用ブロックによる堤体の構築工程の一
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
１ 係合突隆条 ２ 係合凹条溝 ３ 係止凸部 ４ 係止凹部 Ａ 構築用ブロック Ａ′ 上段の構築用ブロック Ｂ 堤体 Ｃ 堤体の一部 Ｄ コンテナ供給ベルトコンベヤ Ｅ コンテナ Ｆ 自動昇降ヤード Ｇ クライミングマスト Ｈ 横方向ガーダー Ｉ 横行位置検出器 Ｊ 走行ガーダー Ｋ 自動組立ロボット Ｌ 走行位置検出器 Ｍ マニピュレーター Ｎ 昇降桿 Ｐ 空コンテナ返送ベルトコンベヤ
フロントページの続き (72)発明者 小貫 真孝 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 船津 和弘 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (56)参考文献 特開 昭54−48902（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−115503（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−135686（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E02B 7/00 - 7/02 E02B 3/14 E02D 29/02
Claims (1)
- 【請求項１】 平面が正６角形で、３辺の外側面にはキ
ー状の係合突隆条が配設され、残り３辺の外側面には同
突隆条の係合する係合凹条溝が配設され、前記正６角形
の中心と各頂点を結ぶ直線によって３分割された各菱形
平面部の中心部表裏に夫々截頭円錐状の係止凸部及び同
凸部の係合する係止凹部を配設してなることを特徴とす
る構築用ブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21511892A JP2802704B2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 構築用ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21511892A JP2802704B2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 構築用ブロック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657727A JPH0657727A (ja) | 1994-03-01 |
| JP2802704B2 true JP2802704B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=16667045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21511892A Expired - Fee Related JP2802704B2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 構築用ブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2802704B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-12 JP JP21511892A patent/JP2802704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0657727A (ja) | 1994-03-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |