JP2802585B2 - 着 物 - Google Patents

着 物

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JP2802585B2
JP2802585B2 JP10203794A JP10203794A JP2802585B2 JP 2802585 B2 JP2802585 B2 JP 2802585B2 JP 10203794 A JP10203794 A JP 10203794A JP 10203794 A JP10203794 A JP 10203794A JP 2802585 B2 JP2802585 B2 JP 2802585B2
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cloth
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成末龍彦
柴田ハツヱ
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増田株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真夏以外のスリーシー
ズンに安定して着用できる新規な着物に関する。
【0002】
【従来の技術】着物は、7、8月は絽、6、9月は単
衣、10月から翌年の5月末迄は袷というように、季節
に応じて衣替えすることが伝統的な習慣となっている
が、現在では、科学技術の進歩により、年中快適な生活
空間が得られるようになってきたため、着物も、年中軽
くて着易いものが求められるようになってきた。しか
し、従来の単衣を、冬に着用したり、逆に、袷を春秋に
着用すると、外観及び着心地いずれの点においても違和
感があり、実用できるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、外観及び着
心地いずれの点においても違和感なく、真夏以外のスリ
ーシーズンに安定して着用できる着物を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の着物は、襟先、
袖口布、衽八掛及び裾八掛ふきに、八掛生地を縫着した
着物であって、衽八掛が衽の幅の1/2〜2/3の幅
(好ましくは10〜16cm幅)であり、裾八掛ふきの幅
が4〜12cm(好ましくは5〜10cm)であり、衽八掛
が裾部で円弧状に裾八掛ふきに接続されるような形状と
なっていること、及び衽八掛が前見頃の布の端部に縫着
されており、衽が該縫着部分を覆って前見頃に縫着され
ていることを特徴とする。
【0005】このように、本発明の着物は、衽と裾に八
掛に相当する生地を縫着しているが、非常に狭い幅で使
用しているため、軽やかで、単衣とも袷とも見える状態
で着用でき、また、八掛地は、並幅、36〜38cm(鯨
尺で9寸5分〜9寸8分)幅で、1m33cm〜1m41
cm(鯨尺で3尺5寸〜3尺7寸)程度の長さで、襟先、
袖口布、衽八掛及び裾八掛ふきを全て裁つことができる
ため、非常に経済的である。
【0006】更に、この着物は、八掛の端部が衽の中央
部に位置するが、八掛の端部は前見頃の布の端部に縫着
され、衽がこの縫着部を覆って前見頃に直接縫着されて
いるため、衽の前半では、衽と八掛が、衽の後半では、
衽と前見頃布がそれぞれ二重になるだけで、非常に軽や
かで、美しい仕上がりとなる。
【0007】なお、この着物は、表裏異色に染色された
生地Aを用いて縫製される場合に特に効果的である。こ
の場合、襟先、袖口布、衽八掛及び裾八掛ふきに、表地
と同様の生地Aを、その裏面が裏側に露出するように使
用するのがよい。
【0008】この着物は、衽と裾に八掛に相当する生地
を縫着しているが、この生地は表地と同じ生地であり、
しかも該生地は表裏異色染の生地であり、着物本体の裏
面と同様の色が八掛に相当する生地の表に顕れるように
使用しているため、外観的に、全く違和感なく着用でき
るものとなる。
【0009】かかる着物は、生地Aを、並幅、36〜3
8cm(鯨尺で9寸5分〜9寸8分)幅で、13m78cm
〜14m15cm(鯨尺で3丈6尺5寸〜3丈7尺5寸)
程度の長さの反物とするだけで、安定して縫製できるも
のとなり、非常に経済的でもある。
【0010】
【実施例】次に本発明を図面に示す実施例に従って、更
に詳しく説明する。図1の着物は、絹布の表を朱色a、
裏面を淡い緑色bに表裏異色に染色した生地A(幅:約
37.2cm─鯨尺で9寸8分─、長さ:約12m33cm
─鯨尺で3丈2尺2寸)を使用して縫製されたものであ
る。襟先1、袖口布2、衽八掛3及び裾八掛ふき4に、
表地と同様の生地Aを、その裏面が裏側に露出するよう
に使用しており、衽八掛3は、図2の如く、前見頃6の
布の端部に縫着され、衽5は該縫着部分7を覆って、前
見頃6に縫着されている。この縫着部分は7’として示
すが、縫着部分7及び7’は共に二枚の生地からなるも
のであり、前見頃6の端が表地に縫い合わせられないた
め、非常に軽やかで、美しい仕立てとなる。
【0011】なお、襟先1、袖口布2、衽八掛3及び裾
八掛ふき4は、生地Aの端に形成された普通の反物より
長くなった部分(幅:約37.2cm、長さ:約127c
m)で、図3の如く裁ったものである。衽八掛3は幅1
1cm、長さ127cmで、裾が曲線状に広くなり、左右の
衽八掛3が布幅を2分割するように、実質的にJ字型に
裁ち、襟先1、袖口布2は、この左右の衽八掛3に挟ま
れた中間分で裁ち、裾八掛ふき4は生地Aの布幅を長手
方向として6cm幅に4本裁ったものである。
【0012】この着物は、表が全体に朱色aからなり、
裏が淡い緑色bに統一されたものとなり、しかも、襟先
1、袖口布2、衽八掛3及び裾八掛ふき4として、淡い
緑色bの面が二重にふくよかに積層されるため、全体に
上品な高級感ある製品に仕上がるものである。襟先1、
袖口布2、衽八掛3及び裾八掛ふき4には、表布と同一
の布を使用しているため、これらの存在が、着物に不当
な重量感を与えることなく、また、外観的に違和感を与
えることもなく、非常に着心地よく、一年を通じて着用
できるものとなる。
【0013】
【発明の効果】本発明の着物は、幅の狭い衽八掛3等の
存在により、季節に関係なく、上品で高級感ある着物と
して安定して着用できる。また、襟先1、袖口布2、衽
八掛3及び裾八掛ふき4は、非常に短い生地で裁つこと
ができるため、経済的で、しかも裏地の縫い合わせ部分
が少なく、縫製も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の着物の全体を示す説明図である。
【図2】図1の着物の衽部分の縫い合わせ方を示すもの
で、Aは裾部分の裏面図、Bはx−x断面図である。
【図3】図1の着物の襟先、袖口布、衽八掛及び裾八掛
ふきの裁ち方を示す平面図である。
【符号の説明】
1 襟先 2 袖口布 3 衽八掛 4 裾八掛ふき 5 衽 6 前見頃 7、7’縫着部分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 襟先1、袖口布2、衽八掛3及び裾八掛
    ふき4に、八掛生地を縫着した着物であって、衽八掛3
    が衽5の幅の1/2〜2/3の幅であり、裾八掛ふき4
    の幅が4〜12cmであり、衽八掛3が裾部で円弧状に裾
    八掛ふき4に接続されるような形状となっていること、
    及び衽八掛3が前見頃6の布の端部に縫着されており、
    衽5が該縫着部分7を覆って前見頃6に縫着されている
    ことを特徴とする着物。
  2. 【請求項2】 表裏異色に染色された生地Aを使用して
    縫製されたものであり、襟先1、袖口布2、衽八掛3及
    び裾八掛ふき4に、表地と同様の生地Aを、その裏面が
    裏側に露出するように使用しており、衽八掛3が衽5の
    幅の1/2〜2/3の幅であり、裾八掛ふき4の幅が4
    〜12cmであり、衽八掛3が裾部で円弧状に裾八掛ふき
    4に接続されるような形状となっていること、及び衽八
    掛3が前見頃6の布の端部に縫着されており、衽5が該
    縫着部分7を覆って前見頃6に縫着されていることを特
    徴とする着物。
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