JP2801563B2 - 通信用無線機の送受信回路、半導体集積回路装置および通信用無線機 - Google Patents

通信用無線機の送受信回路、半導体集積回路装置および通信用無線機

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JP2801563B2
JP2801563B2 JP7198723A JP19872395A JP2801563B2 JP 2801563 B2 JP2801563 B2 JP 2801563B2 JP 7198723 A JP7198723 A JP 7198723A JP 19872395 A JP19872395 A JP 19872395A JP 2801563 B2 JP2801563 B2 JP 2801563B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信用の周波数及
び受信用の周波数として同一周波数を使用する通信用無
線機に適した送受信回路、該送受信回路を有する半導体
集積回路装置及び通信用無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信用無線機、例えば携帯電話無
線機においては、小型化、軽量化及び低価格化が進み、
その利用者数が急増している。従来の通信方式において
は、送信用の周波数と受信用の周波数とを分ける方式が
採られている。ところで、さらに多くの利用者に対応す
るために通信用無線機のデジタル化が進められており、
このデジタル方式の通信用無線機によると、従来1回線
当たり2つの周波数が必要であったものを、送信と受信
とを時分割することによって、同一周波数により送信と
受信とを行なうことができる。
【0003】また、デジタル方式の通信用無線機の送受
信回路における送信用増幅器、受信用低雑音増幅器、及
び送信と受信との切替えを行なう切替えスイッチには、
低電圧動作、高効率、低雑音特性及び高分離度特性を有
するガリウム砒素電界効果トランジスタ(以下、GaA
sFETと称する。)を有する回路がよく用いられてい
る。
【0004】また、最近では携帯用無線機の普及に伴っ
て小型軽量化に対する要求が増えつつあり、送信用電力
増幅器、切替えスイッチ、受信用低雑音増幅器及び整合
回路などを含む送受信回路をそのまま半導体集積回路化
しようとする試みも盛んである。
【0005】以下、図面を参照しながら、従来の送受信
回路の一例について説明する。
【0006】図8はFETを用いた従来のデジタル方式
の無線通信機の送受信回路の構成を示しており、図8に
おいて、10は送信用増幅器、20は受信用低雑音増幅
器、30は送信及び受信用のアンテナ、40は送信用増
幅器10とアンテナ30との接続と受信用低雑音増幅器
20とアンテナ30との接続とを切り替える切替えスイ
ッチ、51はアンテナ30と切替えスイッチ40とを接
続する特性インピーダンス50Ωの第1の配線、52は
送信用増幅器10と切替えスイッチ40とを接続する特
性インピーダンス50Ωの第2の配線、53は受信用低
雑音増幅器20と切替えスイッチ40とを接続する特性
インピーダンス50Ωの第3の配線、60Bは受信用低
雑音増幅器20の入力整合をとるための受信側の整合回
路、70Bは送信用増幅器10の出力整合をとるための
送信側の整合回路、81Bは送信用増幅器10の出力と
送信側の整合回路70Bの入力とをAC的に結合する第
1の結合容量、82Bは受信側の整合回路60Bの出力
と受信用低雑音増幅器20の入力とをAC的に結合する
第2の結合容量である。
【0007】また、図8において、12は送信用増幅器
10を構成する前段のFET、14は送信用増幅器10
を構成する後段のFET、15Bは送信用増幅器10の
電源端子、16,18は前段のFET12と後段のFE
T14との整合をとる整合回路13を構成する容量、1
7は整合回路13を構成するインダクタ、19Aは後段
のFET14のゲート端子とバイアス電圧電源Vg1との
間に接続されたインダクタ、19Bは前段のFET12
及び後段のFET14の各電源端子15Bと電源電圧V
dd1 との間に接続されたインダクタ、24Aは受信用低
雑音増幅器20の低雑音FET22のゲート端子とバイ
アス電圧Vg2との間に接続されたインダクタ、24Bは
受信用低雑音増幅器20の受信波出力端子23Bと電源
電圧Vdd2 との間に接続されたインダクタ、61,62
は受信側の整合回路60Bを構成するインダクタ、7
1,73は送信側の整合回路70Bを構成する容量、7
2は送信側の整合回路70Bを構成するインダクタであ
る。
【0008】以下、前記のように構成された送受信回路
の動作を説明する。
【0009】まず、受信時の動作について説明する。
【0010】受信時には、受信用低雑音増幅器20の低
雑音FET22にバイアス電圧Vg2が印加されると共に
受信波出力端子23Bに電源電圧Vdd2 が印加されるこ
とにより、受信用低雑音増幅器20に必要な電源電圧が
供給されて、アンテナ30より入力された微弱な受信信
号が増幅される。この場合、送信用増幅器10は動作さ
せる必要がないので、電池の節約のために電源電圧は印
加されない。
【0011】アンテナ30から入力された受信信号は特
性インピーダンス50Ωの第1の配線51を通って切替
えスイッチ40のアンテナ側入出力端子41Bに入力さ
れる。このとき、切替えスイッチ40の内部において
は、スイッチ制御信号入力端子42Bから入力された制
御電圧によって、送信側のシャントFETである第1の
FET43及び受信側のスルーFETである第3のFE
T45には例えば0Vが印加されてオンにされていると
共に、送信側のスルーFETである第2のFET44及
び受信側のシャントFETである第4のFET46には
例えば−5Vが印加されてオフにされている。このた
め、アンテナ側入出力端子41Bから入力された受信信
号はオン状態の第3のFET45を通って受信側に切り
替えられる。尚、送信側は、第2のFET44がオフ状
態であるためアンテナ側と電気的に切り放されており、
オン状態の第1のFET43によって短絡されている。
【0012】オン状態の第3のFET45を通過した受
信信号は、切替えスイッチ40の受信側端子47から特
性インピーダンス50Ωの第3の配線53及び第2の結
合容量82Bを介して受信側の整合回路60Bに入力さ
れる。受信側の整合回路60Bに入力された受信信号
は、2つのインダクタ61,62によってインピーダン
ス整合が行なわれた後、受信用低雑音増幅器20の入力
端子21に入力される。受信用低雑音増幅器20に入力
された受信信号は、低雑音FET22によって増幅され
た後、受信波出力端子23Bから出力される。
【0013】次に、送信時の動作について説明する。
【0014】送信時には、送信用増幅器10の前段のF
ET12及び後段のFET14に電源電圧Vdd1 が印加
されると共に、後段のFET14にバイアス電圧Vg1が
印加されて、送信用増幅器10に入力された変調信号は
アンテナ30に供給できるレベルまで電力増幅される。
この場合、受信用低雑音増幅器20は動作させる必要が
ないので、電池の節約のために電源電圧は印加されな
い。
【0015】変調を受けた送信信号は送信波入力端子1
1Bに入力され、入力された送信信号は、前段のFET
12によって第1段階の電力増幅がされた後、整合回路
13を介して後段のFET14に入力され、該後段のF
ET14によって所要の電力にまで第2段階の増幅が行
なわれる。増幅された送信信号は、第1の結合容量81
Bを介して送信側の整合回路70Bに入力され、該送信
側の整合回路70Bによってインピーダンス50Ωに変
換された後、特性インピーダンス50Ωの第2の配線5
2を介して切替えスイッチ40の送信側端子48に入力
される。このとき、切替えスイッチ40の内部において
は、スイッチ制御信号入力端子42Bから入力された制
御電圧によって、第2のFET44及び第4のFET4
6には例えば0Vが印加されてオンにされていると共に
第1のFET43及び第3のFET45には例えば−5
Vが印加されてオフにされており、送信側端子48から
入力された送信信号はオン状態の第2のFET44を通
ってアンテナ側に切り替えられる。アンテナ側に切り替
えられた送信信号は、特性インピーダンス50Ωの第1
の配線51を通ってアンテナ30に入力された後、該ア
ンテナ30から電波として出力される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成によると、送信用増幅器10及び受信用低雑音
増幅器20は特性インピーダンス50Ωの第2及び第3
の配線52,53を介して切替えスイッチ40にそれぞ
れ接続されているため、送信用増幅器10から出力され
る送信信号及び受信用低雑音増幅器20に入力される受
信信号は、それぞれ50Ωにインピーダンス変換される
必要がある。このため、送信用増幅器10、受信用低雑
音増幅器20及び切替えスイッチ40を1つのチップに
集積する場合、受信側の整合回路60B及び送信側の整
合回路70Bも前記のチップに集積しなければならない
ので、集積するインダクタなどの受動素子の占有する面
積が非常に大きくなる。このため、チップ面積が著しく
増加するので、通信用無線機の小型化及び低価格化が困
難であるという問題を有している。新しい通信方式に適
合した小型で且つ低価格な通信用無線機を実現する送受
信回路、及びこのような送受信回路を集積した半導体集
積回路装置の出現が望まれるところである。
【0017】また、切替えスイッチ40における信号の
切り替えを低インピーダンスで行なうと、電圧が下が
り、送信−受信間のアイソレーションが向上するが、従
来は、前記のように50Ωのインピーダンスで信号の切
替えを行なっているため、アイソレーション特性が悪
く、アイソレーション特性の良いFETを使わなければ
ならないという問題を有している。尚、アイソレーショ
ンとは、切替えスイッチ40が送信用増幅器10からの
送信信号をアンテナ30に出力する状態にあるときに、
送信用増幅器10からアンテナ30に正しく流れる信号
と送信用増幅器10から受信用低雑音増幅器20に流れ
る信号との比であって、アイソレーションが良いという
ことは、送信用増幅器10から受信用低雑音増幅器20
に流れる信号が少ないことを意味する。ところが、実際
には、送信用増幅器10から受信用低雑音増幅器20に
流れる信号は若干存在する。
【0018】本発明は、前記の問題点を一挙に解決し、
通信用無線機の小型化を図ることができるようにすると
共に、送信−受信間のアイソレーション特性を向上させ
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1〜5の発明は、切替えスイッチよりも反ア
ンテナ側においては、送信用増幅器の出力インピーダン
スと受信用増幅器の入力インピーダンスとの整合のみを
とることにより切替えスイッチよりも反アンテナ側にお
ける特性インピーダンスを小さくし、切替えスイッチよ
りも反アンテナ側の特性インピーダンスと、切替えスイ
ッチとアンテナとを接続する配線の特性インピーダンス
との整合は切替えスイッチと配線との間に設ける整合回
路によってとるものである。
【0020】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、通信用無線機の送受信回路を、入力された送信信号
を増幅して出力する送信用増幅器と、入力された受信信
号を増幅して出力する受信用増幅器と、送信信号を所定
の特性インピーダンスを有する配線を介してアンテナに
出力すると共に受信信号をアンテナから前記配線を介し
て入力するためのアンテナ側入出力端子を有し、前記送
信用増幅器から出力された送信信号が整合回路を介する
ことなく入力され、入力された送信信号を前記アンテナ
側入出力端子に出力する第1の接続状態と前記アンテナ
側入出力端子から入力された受信信号を前記受信用増幅
器に出力する第2の接続状態との切替えを行なう切替え
スイッチと、前記切替えスイッチと前記受信用増幅器と
の間に接続され、前記受信用増幅器の入力インピーダン
スと前記送信用増幅器の出力インピーダンスとの整合を
とる受信側整合回路と、前記配線と前記切替えスイッチ
との間に接続され、前記配線の特性インピーダンスと前
記送信用増幅器の出力インピーダンスとの整合をとるア
ンテナ側整合回路とを備えている構成とするものであ
る。
【0021】前記の構成により、送信用増幅器から出力
された送信信号は整合回路を介することなく切替えスイ
ッチに入力される一方、切替えスイッチから出力された
受信信号は、受信側整合回路を介して受信用増幅器に入
力されるので、切替えスイッチの内部において、送信用
増幅器の出力インピーダンスと受信用増幅器の入力イン
ピーダンスとが一致している共に、切替えスイッチの内
部における前記の出力インピーダンス及び入力インピー
ダンスは共に小さい。
【0022】また、配線の特性インピーダンスと送信用
増幅器の出力インピーダンスとの整合はアンテナ整合回
路によってとられるので、受信側整合回路は受信用増幅
器の入力インピーダンスを送信用増幅器の出力インピー
ダンスに一致させる機能を持つだけでよい。
【0023】また、アンテナ側整合回路は配線と切替え
スイッチとの間に接続されているため、送信用増幅器、
受信用増幅器及び切替えスイッチを1チップ化する場
合、アンテナ側整合回路を前記チップの外部に設けるこ
とができる。
【0024】請求項2の発明は、請求項1の構成に、前
記送信用増幅器と前記切替えスイッチとの間に接続され
た第1の結合容量と、前記切替えスイッチと前記受信側
整合回路との間に接続された第2の結合容量とを備えて
いるという構成を付加するものである。
【0025】前記の構成により、送信用増幅器と切替え
スイッチとは第1の結合容量を介して接続されているた
め、送信用増幅器と切替えスイッチとの結合状態が安定
し、切替えスイッチと受信側整合回路とは第2の結合容
量を介して接続されているため、切替えスイッチと受信
側整合回路との結合状態が安定する。
【0026】請求項3の発明は、請求項1の構成に、前
記アンテナ側整合回路は前記アンテナ側入出力端子に直
接に接続されているという構成を付加するものである。
【0027】前記の構成により、アンテナ側整合回路
を、送信用増幅器、受信用増幅器及び切替えスイッチと
同一のチップに搭載することができる。
【0028】請求項4の発明は、請求項1の構成に、前
記切替えスイッチは、直列に接続された送信側スルーF
ET及び送信側シャントFETと、直列に接続された受
信側スルーFET及び受信側シャントFETとを有し、
前記送信用増幅器は、入力された送信信号を増幅する少
なくとも1つの増幅用FETを有し、前記送信用増幅器
の最終段の増幅用FETは、前記切替えスイッチの送信
側シャントFETを兼ねているという構成を付加するも
のである。
【0029】前記の構成により、送信用増幅器の最終段
の増幅用FETが切替えスイッチの送信側シャントFE
Tを兼ねているため、切替えスイッチの送信側シャント
FETを設ける必要がないので通信用無線機の送受信回
路が簡略になる。
【0030】請求項5の発明が講じた解決手段は、通信
用無線機の送受信回路を、入力された送信信号を増幅し
て出力する送信用増幅器と、入力された受信信号を増幅
して出力する受信用増幅器と、送信信号を所定の特性イ
ンピーダンスを有する配線を介してアンテナに出力する
と共に受信信号をアンテナから前記配線を介して入力す
るためのアンテナ側入出力端子を有し、前記送信用増幅
器から入力された送信信号を前記アンテナ側入出力端子
に出力する第1の接続状態と前記アンテナ側入出力端子
から入力された受信信号を整合回路を介することなく前
記受信用増幅器に出力する第2の接続状態との切替えを
行なう切替えスイッチと、前記送信用増幅器と前記切替
えスイッチとの間に接続され、前記送信用増幅器の出力
インピーダンスと前記受信用増幅器の入力インピーダン
スとの整合をとる送信側整合回路と、前記配線と前記切
替えスイッチとの間に接続され、前記配線の特性インピ
ーダンスと前記受信用増幅器の入力インピーダンスとの
整合をとるアンテナ側整合回路とを備えている構成とす
るものである。
【0031】前記の構成により、送信用増幅器から出力
された送信信号は送信側整合回路を介して切替えスイッ
チに入力される一方、切替えスイッチから出力された受
信信号は整合回路を介することなく受信用増幅器に入力
されるので、切替えスイッチの内部において、送信用増
幅器の出力インピーダンスと受信用増幅器の入力インピ
ーダンスとが一致している共に、切替えスイッチの内部
における前記の出力インピーダンス及び入力インピーダ
ンスは共に小さい。
【0032】また、配線の特性インピーダンスと受信用
増幅器の入力インピーダンスとの整合はアンテナ側整合
回路によってとられるので、送信側整合回路は送信用増
幅器の出力インピーダンスを受信用増幅器の入力インピ
ーダンスに一致させる機能を持つだけでよいと共に、ア
ンテナ側整合回路は配線と切替えスイッチとの間に接続
されているため、送信用増幅器、受信用増幅器及び切替
えスイッチを1チップ化する場合、アンテナ側整合回路
を前記チップの外部に設けることができる。
【0033】請求項6の発明は、送信用増幅器の出力イ
ンピーダンス及び受信用増幅器の入力インピーダンスを
それぞれ切替えスイッチに最適な特性インピーダンスに
整合させるものである。
【0034】具体的に請求項6の発明が講じた解決手段
は、通信用無線機の送受信回路を、入力された送信信号
を増幅して出力する送信用増幅器と、入力された受信信
号を増幅して出力する受信用増幅器と、送信信号を所定
の特性インピーダンスを有する配線を介してアンテナに
出力すると共に受信信号をアンテナから前記配線を介し
て入力するためのアンテナ側入出力端子を有し、前記送
信用増幅器から入力された送信信号を前記アンテナ側入
出力端子に出力する第1の接続状態と前記アンテナ側入
出力端子から入力された受信信号を前記受信用増幅器に
出力する第2の接続状態との切替えを行なう切替えスイ
ッチと、前記送信用増幅器と前記切替えスイッチとの間
に接続され、前記送信用増幅器の出力インピーダンスと
前記切替えスイッチに最適な特性インピーダンスとの整
合をとる送信側整合回路と、前記切替えスイッチと前記
受信用増幅器との間に接続され、前記受信用増幅器の入
力インピーダンスと前記切替えスイッチに最適な特性イ
ンピーダンスとの整合をとる受信側整合回路と、前記配
線と前記切替えスイッチとの間に接続され、前記配線の
特性インピーダンスと前記切替えスイッチに最適な特性
インピーダンスとの整合をとるアンテナ側整合回路とを
備えている構成とするものである。
【0035】前記の構成により、送信用増幅器から出力
された送信信号は送信側整合回路を介して切替えスイッ
チに入力される一方、切替えスイッチから出力された受
信信号は受信側整合回路を介して受信用増幅器に入力さ
れるので、切替えスイッチの内部において、送信用増幅
器の出力インピーダンスと受信用増幅器の入力インピー
ダンスとが一致している共に、切替えスイッチの内部に
おける前記の出力インピーダンス及び入力インピーダン
スは共に小さい。
【0036】また、送信側整合回路は送信用増幅器の出
力インピーダンスを切替えスイッチに最適な特性インピ
ーダンスに一致させる機能を持つだけでよく、受信側整
合回路は受信用増幅器の入力インピーダンスを切替えス
イッチに最適な特性インピーダンスに一致させる機能を
持つだけでよい。
【0037】また、アンテナ側整合回路は配線と切替え
スイッチとの間に接続されているため、送信用増幅器、
受信用増幅器及び切替えスイッチを1チップ化する場
合、アンテナ側整合回路を前記チップの外部に設けるこ
とができる。
【0038】請求項7の発明は、送信用増幅器が少なく
とも1つの増幅用FETを有し、切替えスイッチが直列
に接続された送信側スルーFET及び送信側シャントF
ETと直列に接続された受信側スルーFET及び受信側
シャントFETとを有する場合に、送信用増幅器の最終
段の増幅用FETに切替えスイッチの送信側シャントF
ETを兼ねさせるものである。
【0039】具体的に請求項7の発明が講じた解決手段
は、通信用無線機の送受信回路を、入力された送信信号
を増幅する少なくとも1つの増幅用FETを有する送信
用増幅器と、入力された受信信号を増幅して出力する受
信用増幅器と、送信信号をアンテナに出力すると共に受
信信号をアンテナから入力するためのアンテナ側入出力
端子と、直列に接続された送信側スルーFET及び送信
側シャントFETと、直列に接続された受信側スルーF
ET及び受信側シャントFETとを有し、前記送信用増
幅器から入力された送信信号を前記アンテナ側入出力端
子に出力する第1の接続状態と前記アンテナ側入出力端
子から入力された受信信号を前記受信用増幅器に出力す
る第2の接続状態との切替えを行なう切替えスイッチと
を備え、前記送信用増幅器の最終段の増幅用FETは、
前記切替えスイッチの送信側シャントFETを兼ねてい
る構成とするものである。
【0040】前記の構成により、請求項4の構成と同様
に、送信用増幅器の最終段の増幅用FETが切替えスイ
ッチの送信側シャントFETを兼ねているため、切替え
スイッチの送信側シャントFETを特に設ける必要がな
い。
【0041】請求項8の発明が講じた解決手段は、半導
体集積回路装置を、半導体基板と、該半導体基板上に形
成されており、入力された送信信号を増幅して出力する
送信用増幅器と、前記半導体基板上に形成されており、
入力された受信信号を増幅して出力する受信用増幅器
と、前記半導体基板上に形成されており、送信信号を所
定の特性インピーダンスを有する配線及び該配線の特性
インピーダンスと前記送信用増幅器の出力インピーダン
スとの整合をとるアンテナ側整合回路を介してアンテナ
に出力すると共に受信信号をアンテナから前記配線及び
前記アンテナ側整合回路を介して入力するためのアンテ
ナ側入出力端子を有し、前記送信用増幅器から出力され
た送信信号が整合回路を介することなく入力され、入力
された送信信号を前記アンテナ側入出力端子に出力する
第1の接続状態と前記アンテナ側入出力端子から入力さ
れた受信信号を前記受信用増幅器に出力する第2の接続
状態との切替えを行なう切替えスイッチと、前記半導体
基板上に形成されており、前記受信用増幅器と前記切替
えスイッチとの間に接続され、前記受信用増幅器の入力
インピーダンスと前記送信用増幅器の出力インピーダン
スとの整合をとる受信側整合回路とを備えている構成と
するものである。
【0042】前記の構成により、一の半導体基板上に、
請求項1の送受信回路の送信用増幅器、受信用増幅器、
切替えスイッチ及び受信側整合回路が形成されているた
め、これら送受信回路の送信用増幅器、受信用増幅器、
切替えスイッチ及び受信側整合回路を確実に1チップ化
できる。
【0043】請求項9の発明は、請求項8の構成に、前
記アンテナ側整合回路は前記半導体基板上に形成されて
いるという構成を付加するものである。
【0044】前記の構成により、送受信回路の送信用増
幅器、受信用増幅器、切替えスイッチ、受信側整合回路
及びアンテナ側整合回路を1チップ化することができ
る。
【0045】請求項10の発明は、請求項8の構成に、
前記切替えスイッチは、直列に接続された送信側スルー
FET及び送信側シャントFETと、直列に接続された
受信側スルーFET及び受信側シャントFETとを有
し、前記送信用増幅器は、入力された送信信号を増幅す
る少なくとも1つの増幅用FETを有し、前記送信用増
幅器の最終段の増幅用FETは、前記切替えスイッチの
送信側シャントFETを兼ねている構成とするものであ
る。
【0046】前記の構成により、請求項4の構成と同様
に、送信用増幅器の最終段の増幅用FETが切替えスイ
ッチの送信側シャントFETを兼ねているため、切替え
スイッチの送信側シャントFETを特に設ける必要がな
い。
【0047】請求項11の発明が講じた解決手段は、半
導体集積回路装置を、半導体基板と、該半導体基板上に
形成されており、入力された送信信号を増幅する少なく
とも1つの増幅用FETを有する送信用増幅器と、前記
半導体基板上に形成されており、送信信号をアンテナに
出力すると共に受信信号をアンテナから入力するための
アンテナ側入出力端子と、直列に接続された送信側スル
ーFET及び送信側シャントFETと、直列に接続され
た受信側スルーFET及び受信側シャントFETとを有
し、前記送信用増幅器から入力された送信信号を前記ア
ンテナ側入出力端子に出力する第1の接続状態と前記ア
ンテナ側入出力端子から入力された受信信号を受信用増
幅器に出力する第2の接続状態との切替えを行なう切替
えスイッチとを備え、前記送信用増幅器の最終段の増幅
用FETは、前記切替えスイッチの送信側シャントFE
Tを兼ねている構成とするものである。
【0048】前記の構成により、請求項4の構成と同様
に、送信用増幅器の最終段の増幅用FETが切替えスイ
ッチの送信側シャントFETを兼ねているため、切替え
スイッチの送信側シャントFETを特に設ける必要がな
い。
【0049】請求項12の発明が講じた解決手段は、無
線用通信機を、アンテナと、前記アンテナに接続された
所定の特性インピーダンスを有する配線と、入力された
送信信号を増幅して出力する送信用増幅器と、入力され
た受信信号を増幅して出力する受信用増幅器と、送信信
号を前記配線を介して前記アンテナに出力すると共に受
信信号を前記アンテナから前記配線を介して入力するた
めのアンテナ側入出力端子を有しており、前記送信用増
幅器から出力された送信信号が整合回路を介することな
く入力され、入力された送信信号を前記アンテナ側入出
力端子に出力する第1の接続状態と前記アンテナ側入出
力端子から入力された受信信号を前記受信用増幅器に出
力する第2の接続状態との切替えを行なう切替えスイッ
チと、前記受信用増幅器と前記切替えスイッチとの間に
接続され、前記受信用増幅器の入力インピーダンスと前
記送信用増幅器の出力インピーダンスとの整合をとる受
信側整合回路と、前記配線と前記切替えスイッチとの間
に接続され、前記配線の特性インピーダンスと前記送信
用増幅器の入力インピーダンスとの整合をとるアンテナ
側整合回路とを備えている構成とするものである。
【0050】請求項13の発明が講じた解決手段は、無
線用通信機を、アンテナと、前記アンテナに接続された
所定の特性インピーダンスを有する配線と、入力された
送信信号を増幅して出力する送信用増幅器と、入力され
た受信信号を増幅して出力する受信用増幅器と、送信信
号を前記配線を介して前記アンテナに出力すると共に受
信信号を前記アンテナから前記配線を介して入力するた
めのアンテナ側入出力端子を有しており、前記送信用増
幅器から入力された送信信号を前記アンテナ側入出力端
子に出力する第1の接続状態と前記アンテナ側入出力端
子から入力された受信信号を整合回路を介することなく
前記受信用増幅器に出力する第2の接続状態との切替え
を行なう切替えスイッチと、前記送信用増幅器と前記切
替えスイッチとの間に接続され、前記送信用増幅器の出
力インピーダンスと前記受信用増幅器の入力インピーダ
ンスとの整合をとる送信側整合回路と、前記配線と前記
切替えスイッチとの間に接続され、前記配線の特性イン
ピーダンスと前記受信用増幅器の入力インピーダンスと
の整合をとるアンテナ側整合回路とを備えている構成と
するものである。
【0051】請求項14の発明が講じた解決手段は、無
線用通信機を、アンテナと、前記アンテナに接続された
所定の特性インピーダンスを有する配線と、入力された
送信信号を増幅して出力する送信用増幅器と、入力され
た受信信号を増幅して出力する受信用増幅器と、送信信
号を前記配線を介して前記アンテナに出力すると共に受
信信号を前記アンテナから前記配線を介して入力するた
めのアンテナ側入出力端子を有し、前記送信用増幅器か
ら入力された送信信号を前記アンテナ側入出力端子に出
力する第1の接続状態と前記アンテナ側入出力端子から
入力された受信信号を前記受信用増幅器に出力する第2
の接続状態との切替えを行なう切替えスイッチと、前記
送信用増幅器と前記切替えスイッチとの間に接続され、
前記送信用増幅器の出力インピーダンスと前記切替えス
イッチに最適な特性インピーダンスとの整合をとる送信
側整合回路と、前記切替えスイッチと前記受信用増幅器
との間に接続され、前記受信用増幅器の入力インピーダ
ンスと前記切替えスイッチに最適な特性インピーダンス
との整合をとる受信側整合回路と、前記配線と前記切替
えスイッチとの間に接続され、前記配線の特性インピー
ダンスと前記切替えスイッチに最適な特性インピーダン
スとの整合をとるアンテナ側整合回路とを備えている構
成とするものである。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。
【0053】(第1実施形態)図1(a)は従来の通信
用無線機の送受信回路の概略構成を示し、図1(b)は
第1実施形態に係る通信用無線機の送受信回路の概略構
成を示している。
【0054】図1(a)の構成においては、従来技術の
項においても説明したように、アンテナと切替えスイッ
チと、送信用増幅器と切替えスイッチと、及び受信用低
雑音増幅器と切替えスイッチとを特性インピーダンス5
0Ωの配線によってそれぞれ接続しているため、送信用
増幅器と特性インピーダンス50Ωの配線との間、及び
受信用低雑音増幅器と特性インピーダンス50Ωの配線
との間にそれぞれ整合回路を介在させている。
【0055】これに対して、図1(b)の構成において
は、アンテナと切替えスイッチとは特性インピーダンス
50Ωの配線によって接続されているが、送信用増幅器
と切替えスイッチと、及び受信用低雑音増幅器と切替え
スイッチとは特性インピーダンス50Ωの配線によって
接続されていない。また、受信用低雑音増幅器と切替え
スイッチとの間には受信側整合回路が介在しているが、
送信用増幅器と切替えスイッチとの間には整合回路は介
在していない。図1(b)の構成においては、送信用増
幅器と特性インピーダンス50Ωの配線と間のインピー
ダンス整合は特性インピーダンス50Ωの配線と切替え
スイッチとの間に設けられたアンテナ側の整合回路によ
ってとられており、送信用増幅器と受信用低雑音増幅器
との間のインピーダンス整合は受信側の整合回路によっ
てとられている。
【0056】以下、第1実施形態に係る通信用無線機の
送受信回路の具体的構成について図2を参照しながら説
明する。
【0057】図2において、10は送信用増幅器、20
は受信用低雑音増幅器、30は送信及び受信用のアンテ
ナ、40は送信用増幅器10とアンテナ30との接続
と、受信用低雑音増幅器20とアンテナ30との接続と
を切り替える切替えスイッチ、51はアンテナ30と切
替えスイッチ40とを接続する特性インピーダンス50
Ωの第1の配線、60Aは受信用低雑音増幅器20の入
力インピーダンスを送信用増幅器10の出力インピーダ
ンスに整合させる受信側の整合回路、70Aは受信側の
整合回路60Aによって送信用増幅器10の出力インピ
ーダンスに整合された受信用低雑音増幅器20の入力イ
ンピーダンス及び送信用増幅器10の出力インピーダン
スと、第1の配線51の特性インピーダンス50Ωとの
整合をとるアンテナ側の整合回路、81Aは送信用増幅
器10の出力と切替えスイッチ40の入力とを直接に結
合する第1の結合容量、82Aは受信側の整合回路60
Aと切替えスイッチ30とを直接に結合する第2の結合
容量である。図2において、13は前段のFET12と
後段のFET14との整合をとる整合回路であって、該
整合回路13は本発明のポイントとは直接に関係がな
い。
【0058】以上説明した、送信用増幅器10、受信用
低雑音増幅器20、切替えスイッチ40及び受信側の整
合回路60Aが1つの半導体基板1の上にそれぞれ形成
されている。
【0059】また、図2において、12は送信用増幅器
10を構成する前段のFET、14は送信用増幅器10
を構成する後段のFET、15Aは送受信一体回路1の
電源端子、16,18は前段のFET12と後段のFE
T14との整合をとる整合回路13を構成する容量、1
7は整合回路13を構成するインダクタ、19Aは後段
のFET14のゲート端子とバイアス電圧Vg1との間に
接続されたインダクタ、19Bは電源端子15Aと電源
電圧Vdd1 との間に接続されたインダクタ、23Aは送
受信一体回路1の受信波出力端子、24Aは受信用低雑
音増幅器20の低雑音FET22のゲート端子とバイア
ス電圧Vg2との間に接続されたインダクタ、24Bは受
信波出力端子23Aと電源電圧Vdd2 との間に接続され
たインダクタ、71,73はアンテナ側の整合回路70
Aを構成する容量、72はアンテナ側の整合回路70A
を構成するインダクタである。
【0060】以下、前記のように構成された通信用無線
機の送受信回路の動作を図2及び図3を参照しながら説
明する。
【0061】図3は、スミス図により表した送信用増幅
器10の出力整合状態及び受信用低雑音増幅器20の入
力整合状態を示すものであって、通常GaAsFETを
用いた受信用低雑音増幅器20の入力インピーダンスは
A点付近にあり、送信用増幅器10の出力インピーダン
スはB点付近(17−j8.8)Ωにある。
【0062】従来の送受信回路においては、図8に基づ
き説明したように、受信用低雑音増幅器20への入力を
受信側の整合回路60Bにより50Ωのインピーダンス
に整合させる共に、送信用増幅器10からの出力を送信
側の整合回路70Bにより50Ωのインピーダンスに整
合させていた。つまり、A点にある受信用低雑音増幅器
20のインピーダンスを受信側の整合回路60Bにより
C点に合わせると共に、B点にある送信用増幅器10の
インピーダンスを送信側の整合回路70BによりC点に
合わせていた。これは受信用低雑音増幅器20の入力イ
ンピーダンス及び送信用増幅器10の出力インピーダン
スを特性インピーダンス50Ωの配線のインピーダンス
に合わせるためであった。
【0063】ところが、第1実施形態においては、受信
用低雑音増幅器20の入力インピーダンスを受信側の整
合回路60Aによって送信用増幅器10の出力インピー
ダンス(B点)に合わせている。B点における抵抗は、
(17−j8.8)Ωであり、第1の配線51の特性イ
ンピーダンスである50Ωよりも著しく小さい。
【0064】そして、B点にある送信用増幅器10の出
力インピーダンス及び受信用低雑音増幅器20の入力イ
ンピーダンスをアンテナ側の整合回路70Aによって第
1の配線の特性インピーダンス(50Ω)に整合させて
いる。つまり、A点からB点への矢印が受信側の整合回
路60Aによる整合を表し、B点からC点(50Ω)へ
の矢印がアンテナ側の整合回路70Aによる整合を表し
ている。第1実施形態のポイントは、B点に合わされた
受信用低雑音増幅器20の入力インピーダンス及びB点
にある送信用増幅器10の出力インピーダンスを共にア
ンテナ側の整合回路70AによってC点に合わせている
ことである。
【0065】次に、受信時の動作について説明する。
【0066】アンテナ30から入力された受信信号は、
特性インピーダンス50Ωの第1の配線51を通った
後、アンテナ側の整合回路70Aによってインピーダン
ス変換されて、アンテナ側入出力端子41Aに入力され
る。このとき、切替えスイッチ40の内部においては、
従来技術の項で説明したのと同様に、スイッチ制御信号
入力端子42Aから入力された制御信号によって、送信
側のシャントFETである第1のFET43及び受信側
のスルーFETである第3のFET45がオンされてい
ると共に送信側のスルーFETである第2のFET44
及び受信側のシャントFETである第4のFET45が
オフされている。このため、アンテナ側入出力端子41
Aから入力された受信信号はオン状態の第3のFET4
5を通って受信側に切り替えられる。また、送信側は、
第2のFET44がオフ状態であるためアンテナ側と電
気的に切り放されており、オン状態の第1のFET43
によって短絡されている。
【0067】オン状態の第3のFET45を通過した受
信信号は、第2の結合容量82Aを介して受信側の整合
回路60Aに入力される。受信側の整合回路60Aに入
力された受信信号は、2つのインダクタ61,62によ
ってインピーダンス整合を行なわれた後、受信用低雑音
増幅器20の低雑音FET22によって増幅された後、
受信波出力端子23Aから出力される。
【0068】次に、送信時の動作について説明する。
【0069】変調を受けた送信波は送信波入力端子11
Aに入力される。入力された送信信号は、前段のFET
12によって第1段階の電力増幅がされた後、整合回路
13を介して後段のFET14に入力され、該後段のF
ET14によって所要の電力に第2段階の増幅が行なわ
れる。増幅された送信信号は、第1の結合容量81Aを
介して切替えスイッチ40の第2のFET44に直接入
力される。このとき、切替えスイッチ40の内部におい
ては、受信時と逆の動作が行なわれ、スイッチ制御信号
入力端子42Aから入力された制御信号によって第2の
FET44及び第4のFET46がオンされていると共
に第1のFET43及び第3のFET33がオフされて
おり、第1の結合容量81Aを通って入力された送信信
号はオン状態の第2のFET44を通ってアンテナ側に
切り替えられる。このとき、受信側は、第3のFET4
5がオフ状態であるため送信側と電気的に切り放されて
おり、オン状態の第4のFET46によって短絡されて
いる。そして、アンテナ側に切り替えられた送信信号
は、アンテナ側の整合回路70Aに入力され、該アンテ
ナ側の整合回路70Aによって特性インピーダンス50
Ωにインピーダンス変換された後、第1の配線51を通
ってアンテナ30に入力され、該アンテナ30から電波
として出力される。
【0070】以上のように第1実施形態によると、受信
側の整合回路60Aにより受信用低雑音増幅器20の入
力インピーダンスを送信用増幅器10の出力インピーダ
ンスに整合させることによって、送信用増幅器10と切
替えスイッチ40との間の整合回路を不要とし、送信用
増幅器10と切替えスイッチ40とを直結できるように
なったので、切替えスイッチ40における特性インピー
ダンスを50Ωよりも下げることが可能になった。この
結果、アンテナ側の整合回路70Aよりも切替えスイッ
チ40側の特性インピーダンスを50Ωよりも小さくで
きるので、切替えスイッチ40が送信用増幅器10とア
ンテナ30とを接続するように切り替わっているとき
に、送信用増幅器10から受信用低雑音増幅器20に漏
れてしまう信号が少なくなり、アイソレーション特性の
向上が図られることになる。また、切替えスイッチ40
により受信用低雑音増幅器20とアンテナ30とが接続
されているときに、受信用低雑音増幅器20から送信用
増幅器10に漏れてしまう信号も少なくなる。
【0071】また、アンテナ側の整合回路70Aをアン
テナ側入出力端子41Aよりもアンテナ30側に配置す
ることが可能になるため、アンテナ側の整合回路70A
を送受信一体回路1の外部にとり出すことができるの
で、集積するチップの面積が小さくなり、送受信回路の
小型化及び低コスト化が可能となる。
【0072】さらに、アンテナ側の整合回路70Aを送
信時及び受信時の両方で共用することによって、受信側
の整合回路60Aの大きさを小さくすることができるの
で、チップの小型化及び低コスト化を一層向上させるこ
とができる。
【0073】尚、第1の実施形態に代えて、アンテナの
整合回路70Aを送受信一体回路1と一体に設けてもよ
い。
【0074】(第2実施形態)以下、本発明の第2実施
形態に係る半導体集積回路装置について図面を参照しな
がら説明する。第2実施形態に係る半導体集積回路装置
は、第1実施形態に係る通信用無線機の送受信回路を実
現するものであって、その動作は第1実施形態と同様で
ある。
【0075】図3は第2実施形態に係る半導体集積回路
装置のレイアウトを示している。尚、図3においては、
図2に示す第1実施形態の送受信回路と同一の構成要素
については同一の符号を付すことにより説明を省略す
る。尚、送信用増幅器10の前段のFET12は、左側
から順次図示するドレイン、ゲート、ソース、ゲート及
びドレインによって構成されている。
【0076】図3において、101はグランド端子のパ
ッド、102は電源端子15Aのパッド、103はアン
テナ側入出力端子41Aのパッド、104は切替えスイ
ッチ40の第3のFET45に接続されたスイッチ制御
入力端子42Aのパッド、105はグランド端子及び送
信用増幅器10の前段のFET12のソース端子のパッ
ド、106は送信波入力端子11A及び送信用増幅器1
0の前段のFET12のゲート端子のパッド、107は
切替えスイッチ40の第2のFET44のゲート端子の
パッド、108は切替えスイッチ40の第1のFET4
3に接続されたスイッチ制御入力端子42Aのパッド、
109は切替えスイッチ40の第4のFET46に接続
されたスイッチ制御入力端子42Aのパッド、110は
グランド端子のパッド、111は受信波出力端子23A
のパッドである。
【0077】以上のように、送受信回路を構成するすべ
ての素子を1チップに集積する場合、第1実施形態の回
路構成をとることによって、従来ではチップ内に集積し
なければならなかったアンテナ側の整合回路70Aをチ
ップ外に配置することも可能になる。
【0078】また、アンテナ側の整合回路70Aを送信
時と受信時の両方で共用することによって、受信側の整
合回路60Bを構成するインダクタ61,62の大きさ
を小さくすることができるので、半導体集積回路装置の
小型化及び低価格化が実現できる。
【0079】尚、第1実施形態においては、送信用増幅
器10、受信用低雑音増幅器20及び切替えスイッチ4
0においては、GaAsFETを用いたが、これに代え
て、シリコンMOSFETを用いてもよい。
【0080】(第3実施形態)以下、本発明の第3実施
形態に係る通信用無線機の送受信回路について図面を参
照しながら説明する。
【0081】図5(a)は、第3実施形態に係る通信用
無線機の送受信回路の概略構成を示しており、第3実施
形態は、第1実施形態と異なって、送信用増幅器と切替
えスイッチとの間に送信側の整合回路が設けられている
一方、受信用低雑音増幅器と切替えスイッチとの間には
整合回路が設けられていない。
【0082】このような構成を採用するためには、受信
用低雑音増幅器にシリコンバイポーラトランジスタを用
いる一方、送信用増幅器にGaAsのFETを用い、前
記シリコンバイポーラトランジスタの入力インピーダン
スをGaAsのFETの入力インピーダンスよりも低く
する必要がある。そして、この場合には、送信用増幅器
の入力インピーダンスを、送信側側の整合回路によって
低くして、受信用低雑音増幅器の出力インピーダンスと
合わせる必要がある。
【0083】(第4実施形態)以下、本発明の第4実施
形態に係る通信用無線機の送受信回路について図面を参
照しながら説明する。
【0084】図5(b)は、第4実施形態に係る通信用
無線機の送受信回路の概略構成を示しており、第4実施
形態においては、送信用増幅器と切替えスイッチとの間
に送信側の整合回路が設けられ、受信用低雑音増幅器と
切替えスイッチとの間に受信側の整合回路が設けられて
いる。この構成は、一見すると、従来の送受信回路と同
様であるが、次の点で異なる。すなわち、第4実施形態
においては、アンテナ側の整合回路よりもアンテナ側に
おいては特性インピーダンスが50Ωであり、アンテナ
側の整合回路よりも切替えスイッチ側においては特性イ
ンピーダンスは切替えスイッチに最適な値に設定されて
いる。
【0085】このように、第4実施形態においては、ア
ンテナ側の整合回路よりも切替えスイッチ側を切替えス
イッチに最適なインピーダンスに設定し、この最適なイ
ンピダンスに合わせるために、送信用増幅器と切替えス
イッチとの間に送信側の整合回路を設けると共に、受信
用低雑音増幅器と切替えスイッチとの間に受信側の整合
回路を配置しているのである。
【0086】以下、アンテナ側の整合回路よりも切替え
スイッチ側を切替えスイッチに最適なインピーダンスに
設定する意義について、図6を参照しながら説明する。
【0087】図6において、10は送信用増幅器、20
は受信用低雑音増幅器、30は送信及び受信用のアンテ
ナ、40は切替えスイッチ、51はアンテナ30と切替
えスイッチ40とを接続する特性インピーダンス50Ω
の第1の配線、60Cは送信用増幅器10の出力インピ
ーダンスと切替えスイッチ40に最適な特性インピーダ
ンスとの整合をとる送信側の整合回路、60Dは受信用
低雑音増幅器20の入力インピーダンスと切替えスイッ
チ40に最適な特性インピーダンスとの整合をとる受信
側の整合回路、70Aは切替えスイッチ40に最適な特
性インピーダンスと第1の配線51の特性インピーダン
ス50Ωとの整合をとるアンテナ側の整合回路、81A
は送信側の整合回路60Cと切替えスイッチ40とを結
合する第1の結合容量、82Aは受信用低雑音増幅器2
0と切替えスイッチ30とを結合する第2の結合容量で
ある。
【0088】まず、切替えスイッチ30が送信用増幅器
10とアンテナ30とを接続している場合において、送
信側のスルーFETである第2のFET44の挿入損失
について検討する。
【0089】第2のFET44の挿入損失をLとする
と、 L=10×log ((2Z0 +Ron)/2×Z0 )2 dB……(1) 但し、Z0 は第2のFET44が挿入される配線54の
特性インピーダンス、Ronは第2のFET44のオン抵
抗である。
【0090】従来の構成においては、配線54の特性イ
ンピーダンスZ0 は、第1の配線51の特性インピーダ
ンスと同じく50Ωであるから、L=10×log ((1
00+Ron)/100)2 dBとなり、挿入損失:Lは
第2のFETの特性(Ron)によって決定される。
【0091】ところが、第4実施形態においては送信側
の整合回路60Cが設けられているため、配線44の特
性インピーダンスを切替えスイッチ40に最適な特性イ
ンピーダンスに設定することができる。具体的には、Z
0 を大きくすることにより、(2Z0 +Ron)/2×Z
0 )2 を小さくして、第2のFETの挿入損失:Lを小
さくすることができる。
【0092】また、第2のFETの挿入損失:Lを一定
にすると、第2のFET44のゲート幅を小さくするこ
とができる。すなわち、(1)式において、Z0 =50
Ωのときのオン抵抗をRon1 とし、Z0 =100Ωのと
きのオン抵抗をRon2 とし、第2のFETの挿入損失:
Lが一定であるとすると、L=10×log ((2×50
+Ron1 )/2×50)2=10×log ((2×100
+Ron2 )/2×100)2 となるから、Ron2 =2×
Ron1 となる。
【0093】FETのオン抵抗:Ronとゲート幅Wg と
は反比例するので、オン抵抗:Ronが2倍になるとゲー
ト幅:Wg は1/2になる。つまり、送受信回路におい
ては切替えスイッチ40が最も面積をとるので、切替え
スイッチ40の特性インピダンスを最適化して切替えス
イッチ40の第2のFET44を小さくすると、切替え
スイッチ40の面積を小さくすることができる。このた
め、送信用側の整合回路60C及び受信側の整合回路6
0Dの面積が若干大きくなっても、それ以上に切替えス
イッチ40の面積を小さくできるので、送受信回路の全
体面積が小さくなり、送受信回路の小型化を図ることが
できる。
【0094】さらに、前記と同様の理由により、第2の
FET44のゲート幅:Wg を一定にすると、該第2の
FET44の挿入損失:Lを1/2にすることができ
る。
【0095】以上説明したように、切替えスイッチ40
の特性インピーダンスを最適化することにより、第2の
FETの挿入ロスを小さくでき、また、第2のFETの
挿入損失を一定にして第2のFETのゲート幅ひいては
第2のFETの面積を小さくすることが可能になる。
【0096】(第5実施形態)以下、本発明の第5実施
形態に係る通信用無線機の送受信回路について図7を参
照しながら説明する。
【0097】図7において、10は送信用増幅器、20
は受信用低雑音増幅器、30は送信及び受信用のアンテ
ナ、40は送信用増幅器10とアンテナ30との接続
と、受信用低雑音増幅器20とアンテナ30との接続と
を切り替える切替えスイッチ、60Aは受信用低雑音増
幅器20の入力インピーダンスを送信用増幅器10の出
力インピーダンスと同じ値に整合させる受信側の整合回
路、70Aは受信側の整合回路60Aによって送信用増
幅器10の出力インピーダンスと同じ値に整合された受
信用低雑音増幅器20の入力インピーダンス及び送信用
増幅器10の出力インピーダンスと、アンテナ30に接
続される配線の特性インピーダンス50Ωとの間の整合
をとるアンテナ側の整合回路、81Aは送信用増幅器1
0の出力と切替えスイッチ40の入力とを直接に結合す
る第1の結合容量、82Aは受信側の整合回路60Aに
よって送信用増幅器10の出力インピーダンスと同じ値
になった受信用低雑音増幅器20の入力と切替えスイッ
チ30の出力とを直接に結合する第2の結合容量であ
る。
【0098】以上説明した、送信用増幅器10及び切替
えスイッチ40が1つの半導体基板1の上に形成されて
いる。
【0099】第5実施形態の特徴として、切替えスイッ
チ30は、送信側シャントFETとして機能する送信用
増幅器10の後段のFET14と、送信側スルーFET
として機能する第2のFET44と、受信側スルーFE
Tとして機能する第3のFET45と、受信側シャント
FETとして機能する第4のFET46とから構成され
ている。
【0100】まず、送信時の動作について説明する。
【0101】送信時には、送信用増幅器10の前段のF
ET12及び後段のFET14のゲート端子にそれぞれ
バイアス電圧Vg1,Vg2が印加されると共に、前段のF
ET12及び後段のFET14のソース端子に電源電圧
Vddが印加され、送信用増幅器10に入力された変調信
号は、アンテナ30に供給できるレベルにまで電力増幅
される。また、切替えスイッチ40においては、送信側
がオン状態、受信側がオフ状態になるように制御電圧V
c1,Vc2が印加される。例えば、第2のFET44及び
第4のFET46のゲート端子には制御電圧Vc1として
0Vが印加され、第3のFET45のゲート端子には制
御電圧Vc2として−5Vが印加される。この際、受信用
低雑音増幅器20は動作させる必要が無いため該受信用
低雑音増幅器20には電源電圧は印加されない。
【0102】次に、受信時の動作について説明する。
【0103】受信時には、受信用低雑音増幅器20に必
要な電源電圧が印加され、アンテナ30より、アンテナ
側の整合回路70A、切替えスイッチ40、第2の結合
容量82A及び受信側の整合回路60Aを介して受信用
低雑音増幅器20に入力される微弱な受信信号を増幅で
きる状態となる。この際、受信用低雑音増幅器20に入
力される高周波信号は、第1実施形態で示したようにア
ンテナ側の整合回路70A及び受信側の整合回路60A
によってインピーダンス整合されていることは言うまで
もない。また、切替えスイッチ40においては、送信側
がオフ状態、受信側がオン状態になるように制御電圧V
c1,Vc2及びVg2が印加される。例えば、第2のFET
44及び第4のFET46には制御電圧Vc1として−5
Vが印加され、第3のFET45には制御電圧Vc2とし
て0Vが印加される。
【0104】また、送信側シャントFETとして機能す
る送信用増幅器10の後段のFET14には0Vが印加
される。受信時には送信用増幅器10は電池を節約する
ために電源電圧が印加されていないため、後段のFET
14を接地との間でオン状態としてもドレイン電流は流
れることがないので、高周波的には接地が可能となる。
このようにして、送信用増幅器10の後段のFET14
は切替えスイッチ40の送信側シャントFETとしての
役割を担うことが可能となる。すなわち、送信用増幅器
10の後段のFET14は、送信時には送信用増幅器1
0の最終段のFETとして機能するためゲート端子に例
えば−5Vのバイアス電圧Vg2が印加され、受信時には
切替えスイッチ40の送信側シャントFETとして機能
するためゲート端子に例えば0VのバイアスVg2が印加
されることになる。
【0105】このように、第5実施形態によると、通信
用無線機の送受信回路の構成を簡素化できるのみなら
ず、該送受信回路を半導体集積回路化した場合には、部
品点数の削減、通信用無線機の小型化、半導体集積回路
の小面積化、高周波部の無調整化、ひいてはコスト削減
に寄与することができる。
【0106】
【発明の効果】請求項1の発明に係る通信用無線機の送
受信回路によると、送信用増幅器から出力された送信信
号は整合回路を介することなく切替えスイッチに入力さ
れる一方、切替えスイッチから出力された受信信号は受
信側整合回路を介して受信用増幅器に入力されるため、
切替えスイッチの内部における送信用増幅器の出力イン
ピーダンス及び受信用増幅器の入力インピーダンスは小
さく、切替えスイッチの面積を小さくできると共に、受
信側整合回路は受信用増幅器の入力インピーダンスを送
信用増幅器の出力インピーダンスに一致させる機能を持
つだけでよく、受信側整合回路の面積を小さくできるの
で、送信用増幅器、受信用増幅器及び切替えスイッチを
有するチップひいては該チップを備えた通信用無線機の
小型化及び低コスト化を図ることができる。
【0107】また、前述したように、切替えスイッチの
内部における送信用増幅器の出力インピーダンス及び受
信用増幅器の入力インピーダンスを小さくできるので、
切替えスイッチにおけるアイソレーション特性を向上さ
せることができる。
【0108】さらに、配線の特性インピーダンスと送信
用増幅器の出力インピーダンスとの整合をとるアンテナ
側整合回路は配線と切替えスイッチとの間に接続されて
いるため、送信用増幅器、受信用増幅器及び切替えスイ
ッチを1チップ化する場合、アンテナ側整合回路をチッ
プの外部に設けることが可能になるので、チップひいて
は該チップを備えた通信機用無線機の小型化及び低コス
ト化を一層促進できる。
【0109】請求項2の発明に係る通信用無線機の送受
信回路によると、送信用増幅器と切替えスイッチとを第
1の結合容量を介して接続したため、送信用増幅器と切
替えスイッチとの結合状態を安定させることができ、ま
た、切替えスイッチと受信側整合回路とを第2の結合容
量を介して接続したため、切替えスイッチと受信側整合
回路との結合状態を安定させることができる。
【0110】請求項3の発明に係る通信用無線機の送受
信回路によると、アンテナ側整合回路を切替えスイッチ
のアンテナ側入出力端子に直接に接続したため、アンテ
ナ側整合回路を、送信用増幅器、受信用増幅器及び切替
えスイッチと同一のチップに搭載できるので、無線用通
信機をさらに一層小型化することができる。
【0111】請求項4の発明に係る通信用無線機の送受
信回路によると、切替えスイッチの送信側シャントFE
Tを特に設ける必要がないため、通信用無線機の送受信
回路が簡略になる。このため、部品点数が減少するの
で、通信用無線機の小型化が促進されると共に信頼性が
向上する。
【0112】請求項5の発明に係る通信機用無線機の送
受信回路によると、送信用増幅器から出力された送信信
号は送信側整合回路を介して切替えスイッチに入力され
る一方、切替えスイッチから出力された受信信号は整合
回路を介することなく受信用増幅器に入力されるので、
切替えスイッチの内部における送信用増幅器の出力イン
ピーダンス及び受信用増幅器の入力インピーダンスは小
さく、切替えスイッチの面積を小さくできると共に、送
信側整合回路は送信用増幅器の出力インピーダンスを受
信用増幅器の入力インピーダンスに一致させる機能を持
つだけでよく、送信側整合回路の面積を小さくできるの
で、送信用増幅器、受信用増幅器及び切替えスイッチを
有するチップひいては該チップを備えた通信用無線機の
小型化及び低コスト化を図ることができる。
【0113】また、請求項1の発明と同様に、切替えス
イッチの内部における送信用増幅器の出力インピーダン
ス及び受信用増幅器の入力インピーダンスを小さくでき
るので、切替えスイッチにおけるアイソレーション特性
を向上させることができると共に、配線の特性インピー
ダンスと受信用増幅器の入力インピーダンスとの整合を
とるアンテナ側整合回路は配線と切替えスイッチとの間
に接続されているため、送信用増幅器、受信用増幅器及
び切替えスイッチを1チップ化する場合、アンテナ側整
合回路をチップの外部に設けることができるので、チッ
プひいては該チップを備えた通信機用無線機の小型化及
び低コスト化を一層促進できる。
【0114】請求項6の発明に係る通信機用無線機の送
受信回路によると、送信用増幅器から出力された送信信
号は送信側整合回路を介して切替えスイッチに入力さ
れ、切替えスイッチから出力された受信信号は受信側整
合回路を介して受信用増幅器に入力されるので、切替え
スイッチの特性インピーダンスを該切替えスイッチに最
適なものにできるので、切替えスイッチの面積を小さく
したりスルーFETの挿入損失を小さくしたりできると
共に、送信側整合回路は送信用増幅器の出力インピーダ
ンスを切替えスイッチに最適な特性インピーダンスに一
致させる機能を持つだけでよく、受信側整合回路は受信
用増幅器の入力インピーダンスを切替えスイッチに最適
な特性インピーダンスに一致させる機能を持つだけでよ
いので、送信側整合回路及び受信側整合回路の面積を共
に小さくできるので、送信用増幅器、受信用増幅器及び
切替えスイッチを有するチップひいては該チップを備え
た通信用無線機の小型化及び低コスト化を図ることがで
きる。
【0115】また、請求項1の発明と同様に、切替えス
イッチの内部における送信用増幅器の出力インピーダン
ス及び受信用増幅器の入力インピーダンスを小さくでき
るので、切替えスイッチにおけるアイソレーション特性
を向上させることができると共に、配線の特性インピー
ダンスと切替えスイッチに最適な特性インピーダンスと
の整合をとるアンテナ側整合回路は配線と切替えスイッ
チとの間に接続されているため、送信用増幅器、受信用
増幅器及び切替えスイッチを1チップ化する場合、アン
テナ側整合回路をチップの外部に設けることができるの
で、チップひいては該チップを備えた通信機用無線機の
小型化及び低コスト化を一層促進できる。
【0116】請求項7の発明に係る通信機用無線機の送
受信回路によると、請求項4の発明と同様に、切替えス
イッチの送信側シャントFETを特に設ける必要がない
ため、通信用無線機の送受信回路が簡略になる。このた
め、部品点数が減少するので、通信用無線機の小型化が
促進されると共に信頼性が向上する。
【0117】請求項8の発明に係る半導体集積回路装置
によると、請求項1の発明に係る通信用無線機の送受信
回路における送信用増幅器、受信用増幅器、切替えスイ
ッチ及び受信側整合回路を確実に1チップ化することが
できる。
【0118】請求項9の発明に係る半導体集積回路装置
によると、送信用増幅器、受信用増幅器、切替えスイッ
チ、受信側整合回路及びアンテナ側整合回路を1チップ
化することができる。
【0119】請求項10の発明に係る半導体集積回路装
置によると、切替えスイッチの送信側シャントFETを
特に設ける必要がないため、通信用無線機の送受信回路
が簡略になるので、部品点数の削減を図ることができ、
従来多大の労力を要した送受信回路の調整を解消なくす
ことができ、通信用無線機の小型化の促進及び信頼性の
向上を図ることができると共に、送信用増幅器、受信用
増幅器、切替えスイッチ及び受信側整合回路を容易且つ
確実に1チップ化することができる。
【0120】請求項11の発明に係る半導体集積回路装
置によると、請求項10の発明と同様に、通信用無線機
の送受信回路が簡略になるので、部品点数の削減を図る
ことができ、従来多大の労力を要した送受信回路の調整
を解消なくすことができ、通信用無線機の小型化の促進
及び信頼性の向上を図ることができると共に、送信用増
幅器及び切替えスイッチを容易且つ確実に1チップ化す
ることができる。
【0121】請求項12〜14の発明に係る通信用無線
機によると、小型化及び低コスト化を図ることができる
と共に、切替えスイッチにおけるアイソレーション特性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は従来の通信用無線機の送受信回路の概
略構成図であり、(b)は本発明の第1実施形態に係る
通信用無線機の送受信回路の概略構成図である。
【図2】前記第1実施形態に係る通信用無線機の送受信
回路の具体的な構成を示す図である。
【図3】前記第1実施形態に係る通信用無線機の送受信
回路の動作を説明するためのインピーダンスの整合状態
を表したスミス図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る通信用無線機の送
受信回路の概略構成図である。
【図5】(a)は本発明の第3実施形態に係る通信用無
線機の送受信回路の概略構成図であり、(b)は本発明
の第4実施形態に係る通信用無線機の送受信回路の概略
構成図ある。
【図6】前記第4実施形態に係る通信用無線機の送受信
回路において、切替えスイッチに最適な特性インピーダ
ンスを説明する図である。
【図7】本発明の第5実施形態に係る通信用無線機の送
受信回路の具体的構成を示す図である。
【図8】従来の通信用無線機の送受信回路の具体的構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 10 送信用増幅器 11A 送信波入力端子 12 前段のFET 13 整合回路 14 後段のFET 15A 電源端子 20 受信用低雑音増幅器 22 低雑音FET 23A 受信波出力端子 30 アンテナ 40 切替えスイッチ 41A アンテナ側入出力端子 42A スイッチ制御信号入力端子 43 第1のFET(送信側シャントFET) 44 第2のFET(送信側スルーFET) 45 第3のFET(受信側スルーFET) 46 第4のFET(受信側シャントFET) 51 第1の配線 60A 受信側の整合回路 60C 送信側の整合回路 60D 受信側の整合回路 70A アンテナ側の整合回路 81A 第1の結合容量 82A 第2の結合容量
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/38 - 1/58 H01P 1/15 H03F 3/24

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された送信信号を増幅して出力する
    送信用増幅器と、 入力された受信信号を増幅して出力する受信用増幅器
    と、 送信信号を所定の特性インピーダンスを有する配線を介
    してアンテナに出力すると共に受信信号をアンテナから
    前記配線を介して入力するためのアンテナ側入出力端子
    を有し、前記送信用増幅器から出力された送信信号が整
    合回路を介することなく入力され、入力された送信信号
    を前記アンテナ側入出力端子に出力する第1の接続状態
    と前記アンテナ側入出力端子から入力された受信信号を
    前記受信用増幅器に出力する第2の接続状態との切替え
    を行なう切替えスイッチと、 前記切替えスイッチと前記受信用増幅器との間に接続さ
    れ、前記受信用増幅器の入力インピーダンスと前記送信
    用増幅器の出力インピーダンスとの整合をとる受信側整
    合回路と、 前記配線と前記切替えスイッチとの間に接続され、前記
    配線の特性インピーダンスと前記送信用増幅器の出力イ
    ンピーダンスとの整合をとるアンテナ側整合回路とを備
    えていることを特徴とする通信用無線機の送受信回路。
  2. 【請求項2】 前記送信用増幅器と前記切替えスイッチ
    との間に接続された第1の結合容量と、前記切替えスイ
    ッチと前記受信側整合回路との間に接続された第2の結
    合容量とを備えていることを特徴とする請求項1に記載
    の通信用無線機の送受信回路。
  3. 【請求項3】 前記アンテナ側整合回路は前記アンテナ
    側入出力端子に直接に接続されていることを特徴とする
    請求項1に記載の通信用無線機の送受信回路。
  4. 【請求項4】 前記切替えスイッチは、直列に接続され
    た送信側スルーFET及び送信側シャントFETと、直
    列に接続された受信側スルーFET及び受信側シャント
    FETとを有し、 前記送信用増幅器は、入力された送信信号を増幅する少
    なくとも1つの増幅用FETを有し、 前記送信用増幅器の最終段の増幅用FETは、前記切替
    えスイッチの送信側シャントFETを兼ねていることを
    特徴とする請求項1に記載の通信用無線機の送受信回
    路。
  5. 【請求項5】 入力された送信信号を増幅して出力する
    送信用増幅器と、 入力された受信信号を増幅して出力する受信用増幅器
    と、 送信信号を所定の特性インピーダンスを有する配線を介
    してアンテナに出力すると共に受信信号をアンテナから
    前記配線を介して入力するためのアンテナ側入出力端子
    を有し、前記送信用増幅器から入力された送信信号を前
    記アンテナ側入出力端子に出力する第1の接続状態と前
    記アンテナ側入出力端子から入力された受信信号を整合
    回路を介することなく前記受信用増幅器に出力する第2
    の接続状態との切替えを行なう切替えスイッチと、 前記送信用増幅器と前記切替えスイッチとの間に接続さ
    れ、前記送信用増幅器の出力インピーダンスと前記受信
    用増幅器の入力インピーダンスとの整合をとる送信側整
    合回路と、 前記配線と前記切替えスイッチとの間に接続され、前記
    配線の特性インピーダンスと前記受信用増幅器の入力イ
    ンピーダンスとの整合をとるアンテナ側整合回路とを備
    えていることを特徴とする通信用無線機の送受信回路。
  6. 【請求項6】 入力された送信信号を増幅して出力する
    送信用増幅器と、 入力された受信信号を増幅して出力する受信用増幅器
    と、 送信信号を所定の特性インピーダンスを有する配線を介
    してアンテナに出力すると共に受信信号をアンテナから
    前記配線を介して入力するためのアンテナ側入出力端子
    を有し、前記送信用増幅器から入力された送信信号を前
    記アンテナ側入出力端子に出力する第1の接続状態と前
    記アンテナ側入出力端子から入力された受信信号を前記
    受信用増幅器に出力する第2の接続状態との切替えを行
    なう切替えスイッチと、 前記送信用増幅器と前記切替えスイッチとの間に接続さ
    れ、前記送信用増幅器の出力インピーダンスと前記切替
    えスイッチに最適な特性インピーダンスとの整合をとる
    送信側整合回路と、 前記切替えスイッチと前記受信用増幅器との間に接続さ
    れ、前記受信用増幅器の入力インピーダンスと前記切替
    えスイッチに最適な特性インピーダンスとの整合をとる
    受信側整合回路と、 前記配線と前記切替えスイッチとの間に接続され、前記
    配線の特性インピーダンスと前記切替えスイッチに最適
    な特性インピーダンスとの整合をとるアンテナ側整合回
    路とを備えていることを特徴とする通信用無線機の送受
    信回路。
  7. 【請求項7】 入力された送信信号を増幅する少なくと
    も1つの増幅用FETを有する送信用増幅器と、 入力された受信信号を増幅して出力する受信用増幅器
    と、 送信信号をアンテナに出力すると共に受信信号をアンテ
    ナから入力するためのアンテナ側入出力端子と、直列に
    接続された送信側スルーFET及び送信側シャントFE
    Tと、直列に接続された受信側スルーFET及び受信側
    シャントFETとを有し、前記送信用増幅器から入力さ
    れた送信信号を前記アンテナ側入出力端子に出力する第
    1の接続状態と前記アンテナ側入出力端子から入力され
    た受信信号を前記受信用増幅器に出力する第2の接続状
    態との切替えを行なう切替えスイッチとを備え、 前記送信用増幅器の最終段の増幅用FETは、前記切替
    えスイッチの送信側シャントFETを兼ねていることを
    特徴とする通信用無線機の送受信回路。
  8. 【請求項8】 半導体基板と、 該半導体基板上に形成されており、入力された送信信号
    を増幅して出力する送信用増幅器と、 前記半導体基板上に形成されており、入力された受信信
    号を増幅して出力する受信用増幅器と、 前記半導体基板上に形成されており、送信信号を所定の
    特性インピーダンスを有する配線及び該配線の特性イン
    ピーダンスと前記送信用増幅器の出力インピーダンスと
    の整合をとるアンテナ側整合回路を介してアンテナに出
    力すると共に受信信号をアンテナから前記配線及び前記
    アンテナ側整合回路を介して入力するためのアンテナ側
    入出力端子を有し、前記送信用増幅器から出力された送
    信信号が整合回路を介することなく入力され、入力され
    た送信信号を前記アンテナ側入出力端子に出力する第1
    の接続状態と前記アンテナ側入出力端子から入力された
    受信信号を前記受信用増幅器に出力する第2の接続状態
    との切替えを行なう切替えスイッチと、 前記半導体基板上に形成されており、前記受信用増幅器
    と前記切替えスイッチとの間に接続され、前記受信用増
    幅器の入力インピーダンスと前記送信用増幅器の出力イ
    ンピーダンスとの整合をとる受信側整合回路とを備えて
    いることを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記アンテナ側整合回路は前記半導体基
    板上に形成されていることを特徴とする請求項8に記載
    の半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 前記切替えスイッチは、直列に接続さ
    れた送信側スルーFET及び送信側シャントFETと、
    直列に接続された受信側スルーFET及び受信側シャン
    トFETとを有し、 前記送信用増幅器は、入力された送信信号を増幅する少
    なくとも1つの増幅用FETを有し、 前記送信用増幅器の最終段の増幅用FETは、前記切替
    えスイッチの送信側シャントFETを兼ねていることを
    特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板と、 該半導体基板上に形成されており、入力された送信信号
    を増幅する少なくとも1つの増幅用FETを有する送信
    用増幅器と、 前記半導体基板上に形成されており、送信信号をアンテ
    ナに出力すると共に受信信号をアンテナから入力するた
    めのアンテナ側入出力端子と、直列に接続された送信側
    スルーFET及び送信側シャントFETと、直列に接続
    された受信側スルーFET及び受信側シャントFETと
    を有し、前記送信用増幅器から入力された送信信号を前
    記アンテナ側入出力端子に出力する第1の接続状態と前
    記アンテナ側入出力端子から入力された受信信号を受信
    用増幅器に出力する第2の接続状態との切替えを行なう
    切替えスイッチとを備え、 前記送信用増幅器の最終段の増幅用FETは、前記切替
    えスイッチの送信側シャントFETを兼ねていることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 アンテナと、 前記アンテナに接続された所定の特性インピーダンスを
    有する配線と、 入力された送信信号を増幅して出力する送信用増幅器
    と、 入力された受信信号を増幅して出力する受信用増幅器
    と、 送信信号を前記配線を介して前記アンテナに出力すると
    共に受信信号を前記アンテナから前記配線を介して入力
    するためのアンテナ側入出力端子を有しており、前記送
    信用増幅器から出力された送信信号が整合回路を介する
    ことなく入力され、入力された送信信号を前記アンテナ
    側入出力端子に出力する第1の接続状態と前記アンテナ
    側入出力端子から入力された受信信号を前記受信用増幅
    器に出力する第2の接続状態との切替えを行なう切替え
    スイッチと、 前記受信用増幅器と前記切替えスイッチとの間に接続さ
    れ、前記受信用増幅器の入力インピーダンスと前記送信
    用増幅器の出力インピーダンスとの整合をとる受信側整
    合回路と、 前記配線と前記切替えスイッチとの間に接続され、前記
    配線の特性インピーダンスと前記送信用増幅器の入力イ
    ンピーダンスとの整合をとるアンテナ側整合回路とを備
    えていることを特徴とする通信用無線機。
  13. 【請求項13】 アンテナと、 前記アンテナに接続された所定の特性インピーダンスを
    有する配線と、 入力された送信信号を増幅して出力する送信用増幅器
    と、 入力された受信信号を増幅して出力する受信用増幅器
    と、 送信信号を前記配線を介して前記アンテナに出力すると
    共に受信信号を前記アンテナから前記配線を介して入力
    するためのアンテナ側入出力端子を有しており、前記送
    信用増幅器から入力された送信信号を前記アンテナ側入
    出力端子に出力する第1の接続状態と前記アンテナ側入
    出力端子から入力された受信信号を整合回路を介するこ
    となく前記受信用増幅器に出力する第2の接続状態との
    切替えを行なう切替えスイッチと、 前記送信用増幅器と前記切替えスイッチとの間に接続さ
    れ、前記送信用増幅器の出力インピーダンスと前記受信
    用増幅器の入力インピーダンスとの整合をとる送信側整
    合回路と、 前記配線と前記切替えスイッチとの間に接続され、前記
    配線の特性インピーダンスと前記受信用増幅器の入力イ
    ンピーダンスとの整合をとるアンテナ側整合回路とを備
    えていることを特徴とする通信用無線機。
  14. 【請求項14】 アンテナと、 前記アンテナに接続された所定の特性インピーダンスを
    有する配線と、 入力された送信信号を増幅して出力する送信用増幅器
    と、 入力された受信信号を増幅して出力する受信用増幅器
    と、 送信信号を前記配線を介して前記アンテナに出力すると
    共に受信信号を前記アンテナから前記配線を介して入力
    するためのアンテナ側入出力端子を有し、前記送信用増
    幅器から入力された送信信号を前記アンテナ側入出力端
    子に出力する第1の接続状態と前記アンテナ側入出力端
    子から入力された受信信号を前記受信用増幅器に出力す
    る第2の接続状態との切替えを行なう切替えスイッチ
    と、 前記送信用増幅器と前記切替えスイッチとの間に接続さ
    れ、前記送信用増幅器の出力インピーダンスと前記切替
    えスイッチに最適な特性インピーダンスとの整合をとる
    送信側整合回路と、 前記切替えスイッチと前記受信用増幅器との間に接続さ
    れ、前記受信用増幅器の入力インピーダンスと前記切替
    えスイッチに最適な特性インピーダンスとの整合をとる
    受信側整合回路と、 前記配線と前記切替えスイッチとの間に接続され、前記
    配線の特性インピーダンスと前記切替えスイッチに最適
    な特性インピーダンスとの整合をとるアンテナ側整合回
    路とを備えていることを特徴とする通信用無線機。
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