JP2801362B2 - 個人識別装置 - Google Patents

個人識別装置

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JP2801362B2
JP2801362B2 JP2134297A JP13429790A JP2801362B2 JP 2801362 B2 JP2801362 B2 JP 2801362B2 JP 2134297 A JP2134297 A JP 2134297A JP 13429790 A JP13429790 A JP 13429790A JP 2801362 B2 JP2801362 B2 JP 2801362B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、その歩行動画像を分析し、動画像に含まれ
る個人ごとの違いを利用して、個人認識や個人照合を行
う個人識別装置に関するものである。
〔従来技術〕
人間の歩行に見られる癖は、その人物の過去の体験や
その人物の体形、年齢、性別等によって異なることが知
られている。
従来、個人識別を行う装置には、画像情報を使用する
もの、画像以外の特殊な情報を利用するもの等が提案さ
れている。前者には、顔画像,筆跡,手の形状,指紋,
眼底写真などを利用する方式が、また、後者としては、
音声,筆記字の筆圧変化等を利用する方式が提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来のそれぞれの手法は、適用す
る環境によって長所短所がある。例えば、遠方から捉え
た画像しか利用できずに、手の形状や顔などがはっきり
確認できない場合などには、前記従来の手段の適用は困
難であった。
本発明は、前記問題点を解決するためになされたもの
であり、その目的は、歩行の動的な特徴を利用すること
により、個人を識別することが可能な技術を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は、遠方から捉えた画像しか利用で
きなくて顔や手などの細かい特徴が確認できない場合で
も、個人を識別することが可能な技術を提供することに
ある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであ
ろう。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明は、人間の歩行動
を捉えた動画像を利用して、入力された歩行者が予め登
録されている人物の中で誰であるかを判定する個人認
識、あるいは予め登録されている人物と一致するかどう
かを判定する個人識別装置において、入力された画像か
らシルエットを作成するシルエット作成手段と、この作
成されたシルエットの輪郭から特徴量を抽出する特徴抽
出手段と、予め個人情報が格納されている個人用辞書と
特徴抽出手段から送出された特徴とを比較する波形照合
手段とで構成されることを最も主要な特徴とする。
〔作用〕
前述の手段によれば、歩行の動的な特徴は個人により
異なる点に着目し、その動画像を分析することによって
入力された歩行者が予め登録されている人物の誰である
かを判定する個人認識、あるいは予め登録されている人
物と一致するかどうかを判定する個人照合を行うので、
例えば、遠方から捉えた画像しか利用できなくて顔や手
などの細かい特徴が確認できない場合でも、個人を識別
することができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明
する。
第1図は、本発明の一実施例の個人識別装置の概略構
成を示すブロック図、第2図は、本実施例の観測形態の
一例を示す図、第3図は、画素の濃度値のヒストグラム
の一例を示す図、第4図は、連続したシルエットの一例
を示す図、第5図は、個人の特徴抽出のためのスリット
型窓の一例を示す図、第6図は、個人の特徴波形の一例
を示す図、第7図は、個人の特徴波形切出し動作を説明
するための図である。
本実施例の個人識別装置は、第1図に示すように、画
像入力装置1、シルエット作成装置2、特徴抽出装置
3、切出し装置4、個人辞書作成装置5、個人用辞書
6、波形照合装置7から構成されている。
なお、本実施例の場合には、第2図が示すように、人
物10がカメラ(テレビカメラ)20に対して真横に横切る
方向に動く場合を仮定している。
本実施例の個人識別装置の処理は、学習する段階と識
別する段階の2段階があり、前記画像入力装置1から切
出し装置4までの装置は2つの段階ともに共通に使用す
る。学習段階では切出し装置4から送出されたデータが
直接波形照合装置7に転送される。
次に、第1図に示す各装置について説明する。
画像入力装置1は、テレビ(TV)カメラとアナログ・
デジタル(A/D)コンバータなどから構成される装置で
一定時間間隔(例えば30分の1秒間隔)で2次元画像を
取り込み、これをディジタルデータに変換し、そのデー
タをシルエット作成装置2に送出する。この画像入力装
置1は公知の技術を用いて構成できる。
シルエット作成装置2は、画像入力装置1から送出さ
れてきた時間的に連続的な画像系列から各画像毎のシル
エットを作成する装置である。そのシルエット作成装置
2としては、入力した画像から予め撮影した背景画像を
引く手段や、画素の濃淡値などを利用して2値化する手
段など各種の手段が考えられるが、ここでは、その一つ
の具体例として2値化を利用する手段を示す。
また、ここでは、白い壁の前を人物が歩行する場合な
どのように、背景の濃度が人物の各部の濃度に比較して
明るい場合を想定する。
まず、濃度のヒストグラムを作成する。人物の濃度分
布と背景の濃度分布の2峰性の分布が得られる。その結
果の一例を第3図に示す。
次に、その分布から谷の部分を探しだし、その濃度値
をaとする。原画像の画素の値がaよりも暗い点をシル
エット(値1)とし、明るい点を背景(値0)とする。
その後、雑音除去を施して、最終的なシルエット画像を
作成する。
雑音除去としては、例えば、値1の画素の周囲が全て
値0の場合(値1の画素が画面上で孤立している場合)
は、それを0とし、逆に値0の画素の周囲が全て値1の
場合には、これを1とする処理などが適用できる。値1
の領域が最終的なシルエットである。第4図にシルエッ
ト(斜線を施した部分)の一例を示す。
抽出されたシルエットデータは、特徴抽出装置3に送
出される。
特徴抽出装置3は、シルエット作成装置2から送出さ
れたデータからシルエットの輪郭の時間的な変化を抽出
する装置で本発明の重要な箇所である。その実施例を以
下に示す。
まず、時系列的に複数枚得られたシルエット画像から
シルエットの平均的な高さを求める。その高さが一定値
になるようにシルエットの拡大縮小を行い大きさの正規
化を行う。
次に、シルエットの高さ方向をN分割して各スリット
状の窓に入りシルエットのx方向の最大値と最小値を求
める。その際、シルエットの重心を計算し、そのx座標
が原点に来るように位置の正規化を行う。スリット型の
窓を用いて特徴を抽出する例を第5図に示す。この例で
は分割数Nは8である。時間的に連続する各画像ごとに
この値を求め、これを時間方向につなぐと第6図に示す
ような各特徴量iの時間jに関する関数Fi(j)が得ら
れる。但し、第6図には特徴の一部(F3,F4,F7,F8…)
を示す。
上記の特徴抽出装置3の構成例では、スリット型の窓
を用いて特徴量を抽出したが、その方式以外にシルエッ
トの輪郭を形成する線分を複数の点で近似し、この点の
座標値を特徴量として利用する手段などもある。このデ
ータは切出し装置4に送出される。
切出し装置4は、時間方向に連続する特徴関数(以
下、特徴波形と呼ぶ)の中から必要な箇所を切出し、更
に時間方向に長さの正規化を行う装置である。切出し処
理は、次段階の照合処理において特徴波形の位相を揃え
るために行うものである。
時間方向の正規化処理は、歩行時の速度は個人内でも
変化しやすいために、それを吸収するために施す。例え
ば、脚部の動作に着目して2歩分を切出し、それを時間
方向に一定になるように特徴波形の拡大収縮を行う。そ
の際、左(右)足から出した場合と、特徴波形で1周期
遅らせた右(左)足から出した場合の2つの場合につい
て切出す。その理由は、シルエットを利用しているため
右と左の区別に関する情報がこの段階でなくなっている
ことと、それに加え人間の動作は左と右でかなり異なる
(例えば、ある人物は右手は大きく振るが左手はあまり
振らない)ため、対応付けの誤りをなくし、更にこの左
右の差をも識別に利用するためである。第6図の例では
F15等に着目すれば脚部の動作が分る。そこから、例え
ば、第7図のように各特徴について2波形分を切出す。
それぞれの特徴波形をf1i(t),f2i(t)と名付け
る。但し、tは正規化された時間で0からTまで変化す
ることとする。また、iは特徴に付けた名前である。処
理結果は、学習段階では個人辞書作成装置5に、識別段
階では波形照合装置7に送出される。
個人辞書作成装置5は、切出し装置4から送出されて
きた特徴波形の個人毎の平均波形を計算し、個人用辞書
6を作成する装置である。その際、波形切出し装置4で
は2つの位相で切出した特徴波形を送出しているが、こ
こでは人間が介在することにより、例えば、右足から開
始するデータだけを使用する。もし、ある個人について
M回分のデータが入力された場合には、個人pのm番目
のデータの第i特徴をf pim(t)とすると、個人pの
第i特徴の平均波形gpi(t)は で計算される。計算された平均波形gpi(t)は個人毎
に分類されて個人辞書6に格納される。
このデータは識別段階で、波形照合装置7に送出され
る。
波形照合装置7は、切出し装置4から送出されてきた
入力波形と個人辞書6から送出されてきた標準波形との
間で照合をとる装置で照合結果を出力する。ここで入力
波形の位相kと個人pとの相異度Dk pは、 で計算される。もし前記波形照合装置7を個人認識に適
用するのならば、この相異度Dk pが最小となるpを認識
結果として出力する。また、もし波形照合装置7を個人
照合に適用するのならば、Dk pがあるいき値以下ならば
その人物が人物pとして許容されたと判定し、あるいき
値以上ならば棄却されたと判定し、その結果を出力し
て、処理は終了する。
以上の説明からわかるように、本実施例によれば、歩
行の動的な癖を利用して、個人を識別することができ
る。
また、予備実験では7名の歩行者に対して91.4%の識
別率が得られた。
この結果から本発明は、個人を遠方からとらえた顔や
手等の情報がはっきり確認できない場合などに適用でき
ることがわかる。
また、既在の個人識別技術との併用などを行えば個人
識別の精度を更に高めることが可能となる。
なお、本実施例の場合には、人物がカメラに対して真
横に横切る方向に動く場合を仮定したが、本発明は必ず
しもカメラに対して真横に横切る方向への歩行の場合に
限定されない。真横に横切る場合以外では特徴抽出装置
3と切出し装置4の構成を入力画像の性質に合せて修正
する必要がある。
以上、本発明を実施例にもとづき具体的に説明した
が、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である
ことは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によれば、歩行の動的
な癖を利用して、個人を識別することができる。
また、個人を遠方からとらえ顔や手等の情報がはっき
り確認できない場合などに適用できる。
また、既在の個人識別技術との併用などを行なえば個
人識別の精度を更に高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の個人識別装置の概略構成
を示すブロック図、 第2図は、本実施例の観測形態の一例を示す図、 第3図は、画素の濃度値のヒストグラムの一例を示す
図、 第4図は、連続したシルエットの一例を示す図、 第5図は、個人の特徴抽出のためのスリット型窓の一例
を示す図、 第6図は、個人の特徴波形の一例を示す図、 第7図は、個人の特徴波形切出し動作を説明するための
図である。 図中、1……画像入力装置、2……シルエット作成装
置、3……特徴抽出装置、4……切出し装置、5……個
人辞書作成装置、6……個人用辞書、7……波形照合装
置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人間の歩行動を捉えた動画像を利用して、
    入力された歩行者が予め登録されている人物の中で誰で
    あるかを判定する個人認識、あるいは予め登録されてい
    る人物と一致するかどうかを判定する個人識別装置にお
    いて、入力された画像からシルエットを作成するシルエ
    ット作成手段と、この作成されたシルエットの輪郭から
    特徴量を抽出する特徴抽出手段と、予め個人情報が格納
    されている個人用辞書と特徴抽出手段から送出された特
    徴とを比較する波形照合手段とで構成されることを特徴
    とする個人識別装置。
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