JP2799726B2 - 注型式爆薬用組成物 - Google Patents
注型式爆薬用組成物Info
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- JP2799726B2 JP2799726B2 JP1091898A JP9189889A JP2799726B2 JP 2799726 B2 JP2799726 B2 JP 2799726B2 JP 1091898 A JP1091898 A JP 1091898A JP 9189889 A JP9189889 A JP 9189889A JP 2799726 B2 JP2799726 B2 JP 2799726B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C06—EXPLOSIVES; MATCHES
- C06B—EXPLOSIVES OR THERMIC COMPOSITIONS; MANUFACTURE THEREOF; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS EXPLOSIVES
- C06B25/00—Compositions containing a nitrated organic compound
- C06B25/34—Compositions containing a nitrated organic compound the compound being a nitrated acyclic, alicyclic or heterocyclic amine
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C06—EXPLOSIVES; MATCHES
- C06B—EXPLOSIVES OR THERMIC COMPOSITIONS; MANUFACTURE THEREOF; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS EXPLOSIVES
- C06B45/00—Compositions or products which are defined by structure or arrangement of component of product
- C06B45/04—Compositions or products which are defined by structure or arrangement of component of product comprising solid particles dispersed in solid solution or matrix not used for explosives where the matrix consists essentially of nitrated carbohydrates or a low molecular organic explosive
- C06B45/06—Compositions or products which are defined by structure or arrangement of component of product comprising solid particles dispersed in solid solution or matrix not used for explosives where the matrix consists essentially of nitrated carbohydrates or a low molecular organic explosive the solid solution or matrix containing an organic component
- C06B45/10—Compositions or products which are defined by structure or arrangement of component of product comprising solid particles dispersed in solid solution or matrix not used for explosives where the matrix consists essentially of nitrated carbohydrates or a low molecular organic explosive the solid solution or matrix containing an organic component the organic component containing a resin
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は注型式爆薬用組成物に関する。詳しくはシク
ロテトラメチレンテトラニトラミン（HMX）、シクロト
リメチレントリニトラミン（RDX）の爆薬成分を従来の
ものより多量に含有する注型式爆薬製造用組成物に関す
る。
ロテトラメチレンテトラニトラミン（HMX）、シクロト
リメチレントリニトラミン（RDX）の爆薬成分を従来の
ものより多量に含有する注型式爆薬製造用組成物に関す
る。
〈従来の技術〉 従来、注型式爆薬は高分子アルコール、イソシアネー
ト及び可塑剤を実質的主成分として含有するバインダに
RDX、HMX等の爆薬成分を混合し、得られたスラリー状組
成物を注型容器に減圧下で注型して製造されていた。
ト及び可塑剤を実質的主成分として含有するバインダに
RDX、HMX等の爆薬成分を混合し、得られたスラリー状組
成物を注型容器に減圧下で注型して製造されていた。
注型式爆薬のスラリー状組成物よりの製造性はスラリ
ー状組成物の粘度、流動性、ポットライフに影響され
る。即ち粘度、流動性の向上は混和温度、混合時間、爆
薬成分の粒度調整を行なうことにより、又ポットライフ
の調整は硬化触媒により実施されてきた。
ー状組成物の粘度、流動性、ポットライフに影響され
る。即ち粘度、流動性の向上は混和温度、混合時間、爆
薬成分の粒度調整を行なうことにより、又ポットライフ
の調整は硬化触媒により実施されてきた。
〈発明が解決しようとする課題〉 近年注型式爆薬の高威力化が要求されている。このた
めには組成物中の爆薬成分の割合を増加する必要があ
る。然し従来の組成物においては爆薬成分を増加する
と、スラリー粘度が高くなり、流動性も消失する。従っ
て従来の方式では高威力のある注型式爆薬の製造が困難
であり爆薬成分の量が限定され、通常、注型可能な爆薬
成分の量は70重量％が限界であった。
めには組成物中の爆薬成分の割合を増加する必要があ
る。然し従来の組成物においては爆薬成分を増加する
と、スラリー粘度が高くなり、流動性も消失する。従っ
て従来の方式では高威力のある注型式爆薬の製造が困難
であり爆薬成分の量が限定され、通常、注型可能な爆薬
成分の量は70重量％が限界であった。
本発明の目的は、爆薬成分を多量に含有した注型式爆
薬製造可能な組成物、即ち注型に必要な流動性を有し減
圧下で注型可能な爆薬用組成物を提供することにある。
薬製造可能な組成物、即ち注型に必要な流動性を有し減
圧下で注型可能な爆薬用組成物を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 前記目的を達するための本発明は、7HMXまたはRDXが7
0〜90重量％と、高分子アルコール、イソシアネート及
び可塑剤とを実質的主成分とするバインダ成分が10〜30
重量％から成る組成物と、該組成物に対して更に0.1〜
２重量部の界面活性剤を含有することを特徴とする注型
式爆薬用組成物に関する。
0〜90重量％と、高分子アルコール、イソシアネート及
び可塑剤とを実質的主成分とするバインダ成分が10〜30
重量％から成る組成物と、該組成物に対して更に0.1〜
２重量部の界面活性剤を含有することを特徴とする注型
式爆薬用組成物に関する。
本発明に係る爆薬用組成物の製造方法は、爆薬成分に
対し界面活性剤を0.1〜２重量部を直接添加するか、あ
るいは界面活性剤を上記重量％のHMX又はRDXにコーティ
ングした爆薬成分を用いて、所要成分と混合する等、特
に限定されない。
対し界面活性剤を0.1〜２重量部を直接添加するか、あ
るいは界面活性剤を上記重量％のHMX又はRDXにコーティ
ングした爆薬成分を用いて、所要成分と混合する等、特
に限定されない。
本発明で用いる界面活性剤は、カチオン型アニオン型
が好ましい。
が好ましい。
カチオン型の界面活性剤としては次のような構造を持
つものが好ましい。
つものが好ましい。
アニオン型の界面活性剤としては次のような構造を持
つものが好ましい。
つものが好ましい。
界面活性剤が0.1重量％未満では流動性が不充分で効
果が出ず、２重量部を越えると爆薬の性能を低下させる
傾向にある。高分子アルコールは例えばポリオキシエチ
レングリコール、イソシアネートはトルイレン2,4ジイ
ソシアネート、可塑剤はビスジニトロプロピルアセター
ル／フォルマールである。尚、界面活性剤を加えた場合
も従来の注型方法で爆薬を製造できる。
果が出ず、２重量部を越えると爆薬の性能を低下させる
傾向にある。高分子アルコールは例えばポリオキシエチ
レングリコール、イソシアネートはトルイレン2,4ジイ
ソシアネート、可塑剤はビスジニトロプロピルアセター
ル／フォルマールである。尚、界面活性剤を加えた場合
も従来の注型方法で爆薬を製造できる。
〈発明の効果〉 本発明の注型式爆薬用組成物はRDX、HMXの爆薬成分を
多量に含有しているにもかゝわらず充分な流動性を有
し、容易に注型により爆薬を製造できるので、実用的な
価値がある。
多量に含有しているにもかゝわらず充分な流動性を有
し、容易に注型により爆薬を製造できるので、実用的な
価値がある。
〈実 施 例〉 次に本発明を実施例、比較例により詳細に説明する
（例中の部は重量部を表わす）。
（例中の部は重量部を表わす）。
実施例 １ ニトロ可塑剤（ビスジニトロプロピルアセタール／フ
ォルマール:BDNPA/F）を含有した活性剤バインダ20部
（BDNPA/F:ポリオシキエチレングリコール＃4000:トリ
メチロールプロパン＝7.6:2.2:0.2）に表１に示した陽
イオン界面活性剤１部でコーティングしたRDX75部（RDX
クラスA/E＝7/3）を添加し、60℃、１時間真空混合し、
次いでトルイレン2,4ジイソシアネート（TDI）５部添加
し、60℃、30分間真空混合し、本発明の注型式爆薬用組
成物を得た。該組成物100gを300mlのポリビーカに入
れ、組成物表面を平にして、加温し温度を60℃にする。
その後、ポリビーカを10分間直角に傾け、その流動速度
を測定した。その結果を表１に表わす。陽イオン界面活
性剤で最も流動速度に効果的であったのは硬化牛脂トリ
メチルアンモニウムクロライドであった。
ォルマール:BDNPA/F）を含有した活性剤バインダ20部
（BDNPA/F:ポリオシキエチレングリコール＃4000:トリ
メチロールプロパン＝7.6:2.2:0.2）に表１に示した陽
イオン界面活性剤１部でコーティングしたRDX75部（RDX
クラスA/E＝7/3）を添加し、60℃、１時間真空混合し、
次いでトルイレン2,4ジイソシアネート（TDI）５部添加
し、60℃、30分間真空混合し、本発明の注型式爆薬用組
成物を得た。該組成物100gを300mlのポリビーカに入
れ、組成物表面を平にして、加温し温度を60℃にする。
その後、ポリビーカを10分間直角に傾け、その流動速度
を測定した。その結果を表１に表わす。陽イオン界面活
性剤で最も流動速度に効果的であったのは硬化牛脂トリ
メチルアンモニウムクロライドであった。
実施例 ２ 実施例１の活性バインダ16部は表１に示した陽イオン
界面活性剤１部をコーティングしたHMX80部（HMXクラス
A/E＝7/3）を加え混合し、 次いでTDI4部を加え、実施例１と同様な方法で本発明
の組成物の製造し、同様な方法で流動速度を測定した。
その結果を表１に示す。ここで、流動速度の傾向は実施
例１と同様であった。
界面活性剤１部をコーティングしたHMX80部（HMXクラス
A/E＝7/3）を加え混合し、 次いでTDI4部を加え、実施例１と同様な方法で本発明
の組成物の製造し、同様な方法で流動速度を測定した。
その結果を表１に示す。ここで、流動速度の傾向は実施
例１と同様であった。
実施例 ３ 実施例１の活性バインダ20部に表２に示した陰イオン
界面活性剤１部をコーティングしたRDX75部を加え混合
し、次いでTDI5部を加え、実施例１と同様な方法で本発
明の組成物を製造し、同様な方法で流動速度を測定し
た。その結果を表２に示す。ここで、陰イオン界面活性
剤で最も流動速度に効果的であったのはラウリル酸カリ
ウムと牛脂メチルタウリン酸ナトリウムであった。
界面活性剤１部をコーティングしたRDX75部を加え混合
し、次いでTDI5部を加え、実施例１と同様な方法で本発
明の組成物を製造し、同様な方法で流動速度を測定し
た。その結果を表２に示す。ここで、陰イオン界面活性
剤で最も流動速度に効果的であったのはラウリル酸カリ
ウムと牛脂メチルタウリン酸ナトリウムであった。
実施例 ４ 実施例１の活性バインダ16部に表２の陰イオン界面活
性剤１部をコーティングしたHMX80部を加え混合し、次
いでTDI4部を加え、実施例１と同様な方法で本発明の組
成物を製造し、同様な方法で流動速度を測定した。その
結果を表２に示す。ここで、流動速度の傾向は実施例３
と同様であった。
性剤１部をコーティングしたHMX80部を加え混合し、次
いでTDI4部を加え、実施例１と同様な方法で本発明の組
成物を製造し、同様な方法で流動速度を測定した。その
結果を表２に示す。ここで、流動速度の傾向は実施例３
と同様であった。
実施例 ５ 実施例１の活性バインダ16部に表１に示した陽イオン
界面活性剤１部及びRDX75部（RDXクラスA/E＝7/3）を加
え混合し、次いでTDI4部を加え実施例１と同様な方法で
本発明の組成物を製造し、同様な方法で流動速度を測定
した。その結果を表１に示す。
界面活性剤１部及びRDX75部（RDXクラスA/E＝7/3）を加
え混合し、次いでTDI4部を加え実施例１と同様な方法で
本発明の組成物を製造し、同様な方法で流動速度を測定
した。その結果を表１に示す。
ここで、流動速度は実施例１、実施例２とほゞ同程度
であった。
であった。
比 較 例 実施例１、２、３、４、５において界面活性剤を含有
しない組成物において同様な方法で流動速度を測定した
結果、流動速度は零であった。
しない組成物において同様な方法で流動速度を測定した
結果、流動速度は零であった。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−200886（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−56479（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−61971（ＪＰ，Ａ) 米国特許4289551（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C06B 25/34 C06B 23/00 ＣＡ（ＳＴＮ) ＲＥＧＩＳＴＲＹ（ＳＴＮ) ＷＰＩＤＳ（ＳＴＮ)
Claims (4)
- 【請求項１】シクロテトラメチレンテトラニトラミン又
はシクロトリメチレントリニトラミンが70〜90重量％と
高分子アルコール、イソシアネート及び可塑剤とを実質
的主成分とするバインダ成分が10〜30重量％とから成る
組成物と、該組成物に対して更に0.1〜２重量％の界面
活性剤を含有することを特徴とする注型式爆薬用組成
物。 - 【請求項２】界面活性剤はカチオン型及びアニオン型の
少なくとも一種である請求項第１項に記載の注型式爆薬
用組成物。 - 【請求項３】界面活性剤はカチオン型であり、 ｛ただしＲはCnH2n+1（ｎ＝12〜22）、ｘ＋ｙ＝２〜3
0｝の少なくとも一種である請求項第２項の注型式爆薬
用組成物。 - 【請求項４】界面活性剤はアニオン型でありRCOOM, ｛ただしＲはCnH2n+1（ｎ＝12〜22）、ＭはNaまたは
Ｋ｝の少なくとも一種である請求項第２項の注型式爆薬
用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1091898A JP2799726B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 注型式爆薬用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1091898A JP2799726B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 注型式爆薬用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02271987A JPH02271987A (ja) | 1990-11-06 |
| JP2799726B2 true JP2799726B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=14039387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1091898A Expired - Lifetime JP2799726B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 注型式爆薬用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2799726B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997042140A1 (en) * | 1996-05-03 | 1997-11-13 | Eastman Chemical Company | Explosive formulations |
| IL126664A0 (en) * | 1996-05-03 | 1999-08-17 | Eastman Chem Co | Explosive formulations |
| US5808234A (en) * | 1996-05-06 | 1998-09-15 | Eastman Chemical Company | Explosive formulations |
| AU3129097A (en) * | 1996-10-15 | 1998-05-11 | Eastman Chemical Company | Explosive formulations |
| CN101466653A (zh) * | 2006-04-19 | 2009-06-24 | 日本化药株式会社 | 炸药组合物和炸药组合物成形体、以及它们的制造方法 |
| GB0815936D0 (en) * | 2008-08-29 | 2009-01-14 | Bae Systems Plc | Cast Explosive Composition |
| US10227267B2 (en) * | 2014-05-02 | 2019-03-12 | Raytheon Company | Bonding agents for nitrogen-containing oxidizers |
-
1989
- 1989-04-13 JP JP1091898A patent/JP2799726B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02271987A (ja) | 1990-11-06 |
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