JP2798884B2 - 濾過器 - Google Patents

濾過器

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JP2798884B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、濾過器の改良、より
詳しくは液体を容器内で渦巻き状に旋回させて濾過を行
うようにした濾過器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本願発明者は、この種の濾過器につい
て、特開昭62−114617号の発明を行った。この
発明に係る濾過器の基本構造を、図1により説明する。
尚、図1は本願発明の実施例を示すものであるが、基本
構造は同じであるため、この図1を用いて従来例を説明
する。従来の濾過器は、ステンレス製の濾籠1を内部に
有する容器2と、容器2の底部23から上方に延設され
て濾籠1の下方から上方に向けて嵌入された流出管3
と、容器2の上部に接続された流入管4と、少なくとも
容器2の下部に接続されたドレン管5とを備えるもので
ある。この濾籠1は、その底部(図1の符号13で示す
部分)にドーナツ状のステンレス製平板を配位し、その
平板の外周から上方にステンレス製の濾網やパンチンク
プレートからなる濾部を延設したもので、この平板の内
周に接触して、ステンレス製の流出管3が、上方に延び
ているものである。
【0003】この濾過器の作用は、流入管4からゴミを
含んだ液体が流入し、容器2内を渦巻き状に旋回し、こ
れにより生じた遠心力でゴミは渦の外周方向に追いやら
れて沈下すると共に、流体は濾籠1によって濾過され、
濾籠1内に嵌入された流出管3から流出するものであ
る。尚、容器2内に溜まったゴミは、ドレン管5を開放
することにより、外部に排出されるものである。
【0004】この濾過器は、腐食を防止するために、濾
籠1及び流出管3をステンレス製としていたが、長期の
使用、特に海水を濾過する際における濾籠1の腐食を避
けることができなかった。この濾籠1の腐食は、濾籠1
の目(濾過用の透孔)の間の金属部分が腐食して破れが
生じるものであり、濾過が不完全になると言った問題を
発生させるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、濾籠1の
腐食の発生を防止し、濾過の完全性を維持することので
きる濾過器の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上記の課
題を解決するために濾籠1の腐食の原因を探究したとこ
ろ、ステンレス製の濾籠1は、その下端においてステン
レス製の流出管3に接触しており、この流出管3は接地
状態で配設される結果、ステンレス製の濾籠1はアース
される結果となる。その結果、液体、特に海水を濾過す
る場合には、液体との間に電位差が生じ、電食によって
上記の腐食が生ずることが判明した。
【0007】本願発明は、かかる知見に基づき完成され
たもので、その第1の発明は、金属製の濾籠1を内部に
有する容器2と、容器2の底部から上方に延設されて濾
籠1の下方から上方に向けて嵌入された流出管3と、容
器2の上部に接続された流入管4と、少なくとも容器2
の下部に接続されたドレン管5とを備え、流入管4から
の液体が容器2内を渦巻き状に旋回しつつ濾過される濾
過器において、濾籠1に接触する容器2及び流出管3
と、濾籠1との間の接触箇所に、ゴムライニング等の絶
縁物を配位することを要旨とする。これにより、アース
状態となる容器2及び流出管3に対して絶縁され、濾籠
1はアースされない。その結果、海水との電位差がなく
なり、電食の発生が防止されるものである。
【0008】本願の第2の発明は、上記第1の発明にお
いて、濾籠1がステンレス製であり、容器2の内部の全
壁面にゴムライニングが施され、容器2内に位置する流
出管3の外壁及び内壁にゴムライニングが施され、濾籠
1に接触する流出管3の外壁が内・外層の2重のゴムラ
イニングにより被覆されている濾過器を提供するもので
ある。本願の第2の発明にあっては、容器2の内壁等の
液体に接触する部分に、ゴムライニングが施される結
果、これらの部分の腐食を防止し得る。濾籠1に接触す
る流出管3の外壁が内・外層の2重のゴムライニングと
されている結果、絶縁の確実性が高まるものである。
【0009】即ち、図5(A)に示すように、流出管3
の周囲には、ゴムライニングg1を1層施した場合、ゴ
ムライニングg1の両端を重ね合わせるようにして流出
管3の周囲に巻回するため、この重ね合わせ部分が、径
外方向に突出する突出部t1となる。この流出管3は濾
籠1の底部に嵌入させられるものであり、突出部t1を
有すると、濾籠1との間に隙間が開いてしまう。そのた
め、この突出部t1をグラインダー等で研削して突出部
をなくしてしまう必要があるが、研削の結果、ピンホー
ルが発生してライニングが不完全となるおそれがある。
そこで、図5(C)や(E)に示すように、内・外層の
2重のゴムライニングg1,g2により被覆することに
よって、グラインダー等で研削して突出部をなくした場
合にも、ゴムライニングを完全なものとすることがで
き、絶縁効果の維持、腐食の防止、ライニングの剥がれ
の防止を図ることが出来る。
【0010】さらに、濾過作業中には、この濾籠1は、
流体の渦巻き状の流れによって振動するが、2重のゴム
ライニングg1,g2が弾性を有する緩衝層として作用
し、振動を緩和することができる。
【0011】本願の第3の発明は、上記の第1又は第2
の発明に係る濾過器において、濾籠1が容器2に着脱可
能に取り付けられ、濾籠1の下端の内周に断面略円形の
丸棒13が配位され、この丸棒13の周面と流出管3の
外壁とが接触しているものを提供する。尚、丸棒13
は、中空のパイプ状のものを含むものとする。
【0012】濾籠1は、メンテナンスのため容器2に対
して着脱可能となっているが、従来では、この濾籠1の
底部にドーナツ状のステンレス製平板が配位され、この
平板の内周に接触して、ステンレス製の流出管3が嵌入
されていた。そのため、着脱の際に、平板の角部分で流
出管3を傷つけるおそれがあったが、本願の第3の発明
では、濾籠1の下端の丸棒13の周面と流出管3の外壁
とを接触させるようにしたため、従来のように角部分
で、流出管3の外周、特に、ゴムライニング等の絶縁物
を傷つけるおそれがなく、絶縁効果の維持、腐食の防
止、ライニングの剥がれの防止を図ることが出来る。
【0013】本願の第4の発明は、上記の第1又は第2
又は第3の発明に係る濾過器において、容器2が有底筒
状の容器本体21と、容器本体21の上部を閉じる蓋体
22とから構成され、濾籠1が、筒状部11と、筒状部
11の上端に設けられたフランジ部12とを有し、この
フランジ部12の外側にOリング7を配位し、容器本体
21と蓋体22との間にフランジ部12とOリング7を
挟んだ状態で、容器本体21と蓋体22と圧着したこと
を特徴とするものを提供するものである。
【0014】上記のように、Oリング7を用いることに
より容器2の密閉性が高まり、容器本体21と蓋体22
とを比較的小さな力で圧着させるだけで、充分な密閉性
が得られる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づき、本願発明の一実施例に
ついて説明する。図1は一実施例に係る濾過器の一部切
欠の正面図、図2は同濾過器の一部切欠の平面図、図3
は同濾過器の容器の断面図、図4は同濾過器の濾籠の断
面図、図5は図3のV−V線断面図に沿う施工方法の説
明図である。
【0016】まず、濾過器の基本構造は、前述の従来の
ものと同様であるが、図1及び図2に基づき、より詳細
に説明する。この濾過器は、金属製望ましくはステンレ
ス製の濾籠1を内部に有する容器2と、容器2の底部2
3から上方に延設されて濾籠の下方から上方に向けて嵌
入された流出管3と、容器の上部に接続された流入管4
と、少なくとも容器の下部に接続されたドレン管5とを
備えるものである。
【0017】容器2は、容器本体21と蓋体22とから
なる。容器本体21は、底部23と、底部から上方に延
設された円筒状の胴部24と、胴部24の上端から径外
方向に延設されたフランジ部25とを備える。蓋体22
は、フランジ部25の外径と略同一の外径を有する円板
状をなし、その適宜箇所には、蓋体22の上下を貫くエ
アー抜き管26が設けられている。
【0018】容器の胴部24の上端寄りには、流入管4
が配位されている。この流入管4は、円筒形の容器の接
線方向に配位され、流入管4から流入した流体が、容器
内を渦巻き状に旋回するように構成されている。容器の
胴部24の上端内周面には、フラップ27が設けられて
いる。このフラップは、胴部24の上端内周面から径内
方向に突出した板体からなり、その下辺は、径内方向に
向かうに従って漸次上昇する斜辺となっている。尚、こ
のフラップ27は、蓋体22の下面に取り付けて、容器
本体内に垂下するようにしてもよい。容器の胴部24の
下端には、ドレン管5が設けられ、容器の下端から流体
を外部に排出する。容器の底部23には、流出管3が配
位されている。この流出管3は、底部23を下方から上
方に向けて貫き、その上端は、ドレン管5よりも高い位
置、より好ましくは容器の中程まで達している。
【0019】濾籠1は、多数の小孔11aを有する筒状
部11と、筒状部11の上端に設けられたフランジ部1
2とを有し、容器本体のフランジ部25と蓋体22との
間にフランジ部12が挟まれ、容器本体と蓋体とが、締
付ボルト6等の適宜固定具によって圧着される。尚、こ
の締付ボルト6は、図1においてのみ図示し、図3には
図示しない。そして、図1及び図3に示すように、この
濾籠1のフランジ部12の外周には、Oリング7が配位
されている。このOリング7を配設することより、蓋体
22と容器本体21との気密性が高まり、Oリング7を
用いない場合に比して、締付ボルト6の締付トルクを比
して約10分の1に減少させても、使用に耐える気密性
が得られた。
【0020】尚、図4では、小孔11aを筒状部11の
一部にのみ描いたが、小孔11aは、全体に渡って設け
られている。この筒状部11は、パンチングプレートや
網状体等の濾過機能を有するステンレス等の金属により
構成される。上記の流出管3は、濾籠1の筒状部11の
下端から上方に向けて嵌入させられている。尚、フラン
ジ部12は、容器に対して濾籠1の上部を固定するため
に設けられたものであり、濾籠の上部から外方向に突出
した突起等の他の係止手段に変更することも可能であ
る。
【0021】そして、この実施例では、筒状部11の下
端の内周に、丸棒13が、溶接やねじ止め等の適宜固定
手段で設けられている。この丸棒13は、濾籠1の底部
の開口の内周面を構成し、平面視において、流出管3の
外形と略等しい形状の環状に配設され、この丸棒によっ
て構成された環状部内に、流出管3が下方から嵌入され
る。この丸棒13及び上記のフランジ部12は、ステン
レス等の金属製とすればよいが、ゴムや合成樹脂等の絶
縁性を有する素材によって形成してもよく、或いは、内
部をステンレス等の金属製として、その表面をゴムや合
成樹脂等の絶縁性を有する素材によって被覆してもよ
い。
【0022】尚、図4中の14は、筒状部11の強度を
高めるために設けられた補助材を示し、15は筒状部1
1の上端間に渡された引上げ板を示し、この引上げ板1
5を持って上方に引き上げることにより、容易に筒状部
11を容器2から取り出すことができる。
【0023】次に、この濾過器の作動状態を説明する
と、藻、貝、金属粉、ガラス繊維、砂、木の葉等々の各
種のゴミ等を含んだ海水、冷却水、工場廃液等の液体
は、流入管4から接線方向に容器2内に流入して、容器
内を渦巻き状に旋回しつつ下降し、濾籠1によって濾過
され、流出管3から外部に流出する。流体中のゴミは、
砂等の比重が大きく体積の小さなものは、渦巻き状の流
れの中を沈下して、容器の底部23に溜まる。そして、
ドレン管5を適宜開くことによって、ドレン管5から排
出される。また、比重の小さなゴミは、渦巻き状の流れ
のによって沈下と上昇とを繰り返す。特に、フラップ2
7を設けておくと、下方への流れが顕著に生じ、比重の
小さなゴミも沈下し易くなり、ドレン管5を適宜開くこ
とによって、比重の小さなゴミも、沈下中に、ドレン管
5から外部に排出し得る。
【0024】以上の構成の濾過器において、この実施例
では、図3に示すように、容器の内部の全壁面にゴムラ
イニングgが施されている。より具体的には、少なくと
も、蓋体22の下面と、容器本体の胴部24の内周面及
び底部23の上面と、流出管3の容器内に挿入されてい
る部分の内周面及び外周面とにゴムライニングgを施
す。フラップ27を設けた場合には、フラップ27の外
周面にもゴムライニングgを施し、そして、より好まし
くは、エアー抜き管26の内周面、流入管4の内周面、
ドレン管5の内周面、流出管3の容器外に位置する部分
の内周面とにゴムライニングgを施す。また、エアー抜
き管26、流入管4、ドレン管5、流出管3の各管の端
部にフランジを設けた場合には、このフランジの端面に
もゴムライニングgを施しておくことが好ましい。そし
て、容器本体のフランジ部25の上面と、蓋体22の下
面とにゴムライニングを施しておくことにより、濾籠1
のフランジ部12を金属製としても、両者間での絶縁を
なすことができる。
【0025】そして、排出管3の濾籠に接触する外壁に
は、内・外層の2重のゴムライニングg1,g2を施
す。このゴムライニングg1,g2の施工形態は自由で
あるが、濾籠1の底部に嵌入させることを考慮すると、
ゴムライニングg1,g2の外周面は、突起をなくした
円周面としておくことが望ましい。この方法の望ましい
加工例を図5に基づき説明すると、まず、図5の(A)
に示すように、排出管3の外周面に、1層目のゴムライ
ニングg1を施す。このとき、ゴムライニングg1の端
部同士の接合部分が重なり合って、突出部t1が形成さ
れるため、これをグラインダ等で研削した後、1層目の
ゴムライニングg1の上に2層目のゴムライニングg2
を施す(図5の(B)参照)。この2層目のゴムライニ
ングg2の端部同士の接合部分も重なり合って、突出部
t2が形成されるため、これをグラインダ等で研削し
て、突出部のない円周状の表面を得る(図5の(C)参
照)。ここで、1層目のゴムライニングg1の端部の接
合部分と、2層目のゴムライニングg2の端部の接合部
分との位置をずらしておくことが望ましい。このように
しておけば、研削によりピンホールが生じても、それは
1層目或いは2層目の何れか一方にのみ生ずるに止ま
り、ピンホールによる悪影響が排出管3の金属部分に至
ることはない。
【0026】他の方法としては、図5の(A)に示すよ
うに、排出管3の外周面に、1層目のゴムライニングg
1を施し、突出部t1が形成されるが、これをグライン
ダ等で研削せずに、2層目のゴムライニングg2を施す
(図5の(D)参照)。この2層目のゴムライニングg
2の端部同士の接合部分も重なり合って、突出部t2が
形成されるに加えて、1層目の突出部t1の影響による
突出部t3が形成される。尚、1層目のゴムライニング
g1の端部の接合部分と、2層目のゴムライニングg2
の端部の接合部分との位置をずらしておくことが望まし
い。これらの突出部t2、t3をグラインダ等で研削し
て、突出部のない円周状の表面を得る(図5の(E)参
照)。この場合も、研削によりピンホールが生じても、
それは1層目或いは2層目の何れか一方にのみ生ずるに
止まり、ピンホールによる悪影響が排出管3の金属部分
に至ることはない。
【0027】さらに他の方法としては、図示は省略する
が、1層目のゴムライニングの端部同士が重なり合わな
いようにして施し、その上に2層目のゴムライニングを
施す。この2層目のゴムライニングの端部同士も重なり
合わないようにして施す。尚、1層目のゴムライニング
の端部と、2層目のゴムライニングの端部の位置は、ず
らしておくものとする。このように、端部を重ね合わせ
ないことにより、端部同士の接合部分が不完全となるお
それはあるが、この不完全性は1層目或いは2層目の何
れか一方にのみ生ずるに止まり、その悪影響が排出管3
の金属部分に至ることはない。
【0028】さらに、上記の各方法を組み合わせること
もでき、1層目或いは2層目の何れか一方のゴムライニ
ングの端部同士を重ね合わせて突出部を研削し、1層目
或いは2層目の何れか他方のゴムライニングの端部同士
を重ね合わせずにライニングする方法を採ることもでき
る。
【0029】上記の2層のゴムライニングは、図3で
は、排出管3外周の一部分のみに施したが、容器内に突
出している排出管3外周の全部分に施してもよい。ま
た、ゴムライニングに代えてグラスライニング等の他の
防錆加工を施し、容器及び流出管と、濾籠との接触箇所
に、ゴムや合成樹脂等の絶縁物を別個に配位することも
可能である。
【0030】
【発明の効果】本願の第1の発明は、ステンレス製の濾
籠がアースされないようにし、液体、特に海水との間の
電位差の発生を防止して、電食によって濾籠の腐食が生
ずることを防止することができたものである。
【0031】本願の第2の発明は、上記第1の発明の効
果に加え、容器の内壁等の液体に接触する部分に、ゴム
ライニングが施される結果、これらの部分の腐食を防止
し得ると共に、濾籠に接触する排出管の外壁を内・外層
の2重のゴムライニングとすることにより、絶縁の確実
性を高め、腐食の発生防止の効果をさらに高めることが
でき、さらに濾籠の振動を吸収し得たものである。
【0032】本願の第3の発明は、上記の第1、第2の
発明の効果に加え、濾籠の着脱の際にゴムライニング等
の絶縁物を傷つけるおそれがなく、絶縁効果の維持、腐
食の防止、ライニングの剥がれの防止を図ることが出来
たものである。
【0033】本願の第4の発明は、上記の第1又は第2
又は第3の発明の効果に加え、容器本体と蓋体との間の
密閉性を高め、容器本体と蓋体とを比較的小さな力で圧
着させるだけで、充分な密閉性が得られるという効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る濾過器の一部切欠の正面図であ
る。
【図2】同濾過器の一部切欠の平面図である。
【図3】同濾過器の容器の断面図である。
【図4】同濾過器の濾籠の断面図である。
【図5】図3のV−V線断面図に沿う施工方法の拡大説
明図である。
【符号の説明】
1 濾籠 2 容器 3 流出管 4 流入管 5 ドレン管 7 Oリング g1 ゴムライニング(第1層) g2 ゴムライニング(第2層) 13 丸棒 21 容器本体 22 蓋体

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の濾籠(1) を内部に有する容器
    (2) と、容器(2) の底部から上方に延設されて濾籠(1)
    の下方から上方に向けて嵌入された流出管(3)と、容器
    (2) の上部に接続された流入管(4) と、少なくとも容器
    (2) の下部に接続されたドレン管(5) とを備え、流入管
    (4) からの液体が容器(2) 内を渦巻き状に旋回しつつ濾
    過される濾過器において、 容器(2) 及び流出管(3) と、濾籠(1) との接触箇所に、
    ゴムライニング等の絶縁物を配位したことを特徴とする
    濾過器。
  2. 【請求項2】 濾籠(1) がステンレス製であり、容器
    (2) の内部の全壁面にゴムライニングが施され、容器
    (2) 内に位置する流出管(3) の外壁及び内壁にゴムライ
    ニングが施され、濾籠(1) に接触する流出管(3) の外壁
    が内・外層の2重のゴムライニングにより被覆されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の濾過器。
  3. 【請求項3】 濾籠(1) が容器(2) に着脱可能に取り付
    けられ、濾籠(1) の下端の内周に断面略円形の丸棒(13)
    が配位され、この丸棒(13)の周面と流出管(3) の外壁と
    が接触していることを特徴とする請求項1又は2記載の
    濾過器。
  4. 【請求項4】 容器(2) が有底筒状の容器本体(21)と、
    容器本体(21)の上部を閉じる蓋体(22)とから構成され、 濾籠(1) が、筒状部(11)と、筒状部(11)の上端に設けら
    れたフランジ部(12)とを有し、 このフランジ部(12)の外側にOリング(7) を配位し、容
    器本体(21)と蓋体(22)との間にフランジ部(12)とOリン
    グ(7) を挟んだ状態で、容器本体(21)と蓋体(22)と圧着
    したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    濾過器。
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